JPH06507165A - スーパーオキシドジスムターゼとホスホン酸誘導体とを基剤とする抗フリーラジカル局所用組成物 - Google Patents

スーパーオキシドジスムターゼとホスホン酸誘導体とを基剤とする抗フリーラジカル局所用組成物

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 スーパーオキシドジスムターゼとホスホン酸誘導体とを基剤とする抗フリーラジ カル局所用組成物 本発明は、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)を、金属錯形成剤としての ホスホン酸誘導体と組合わせて含有する化粧料又は医薬組成物を主題とするもの である。
これらの組成物は、特に皮膚の老化防止及び光(irradiations)か らの皮膚の保護を目的として局所投与される。
スーパーオキシドジスムターゼが、下記の反応:202 + 2 H” ””  Hz02 + 02に従ってスーパーオキシドイオンの不均化(dismuta tion)を誘導し得る酵素であることは知られている。
牛の赤血球から抽出されたスーパーオキシドジスムターゼ[Markovltz 、 J、 Biol、 Chet、234.40(1959) )及び大腸菌か ら抽出されたスーパーオキシドジスムターゼ(Keele及びFr1dovlc h、 J、 Biol。
Chew、、 245,6176(1970) )がすてに報告されている。
1973年4月16日付けて出願された仏国特許出願第73.13670号明細 書には、海洋細菌(bacterle marines)株から抽出されたスー lく一オキシドジスムターゼ及びその製造法が記載されている。
スーパーオキシドジスムターゼは例えば仏国特許出願第75.31354号明細 書に記載されているように、天然ケラチン構造を完全に維持しながら皮膚及び毛 髪を保護することを特に可能にする。この保護はケラチンの酸化現象の抑制に基 づくものであり得る。スーパーオキシドジスムターゼは、皮膚細胞の呼吸を向上 させ、皮膚の諸性質:すなわち手触りのなめらかさ、柔軟性及び弾力性を維持又 は向上させる。また、スーパーオキシドジスムターゼを毛髪用組成物中に存在さ せると、該組成物を施用する人の手の皮膚を保護しながら頭皮の状態を維持又は 向上させる。
さらにまた、スーパーオキシドジスムターゼは、紫外線によって引き起こされる 炎症現象から及び同様の刺激によって生じる皮膚の老化から皮膚を保護する。
これら種々の性質によって、スーパーオキシドジスムターゼは、皮膚用又は毛髪 用の化粧料組成物に使用し得、しかもまた皮膚科又は眼科用の医薬組成物にも同 様に使用し得る。
実際に、スーパーオキシドイオン01(活性酸素)はフリーラジカルであり、そ の不安定性及び反応性により、生体の場合には該イオンは毒性化合物になる。そ の理由は、該イオンが、金属イオンの存在下で高毒性のヒドロキシルラジカル( 011)を生成するからである。
SODは、スーパーオキシドイオンを捕捉することによって保護効果を発揮し、 従って前記酸素の毒性効果に対する生物学的防御手段(systeme)となる 。
錯形成剤すなわち金属の不活性化剤が、ある場合には毒性のOHラジカルの生成 を低減させることが明らかにされた。
今般、金属錯形成剤の中あるものはさらにまたラジカル反応の活性化剤でもあり 、従って前記フリーラジカルの生成の抑制に反して作用するという理由から、金 属錯形成剤の中の全てが必ずしも適当なものであると限らないということが全く 意外にも確認された。
従って、本発明は、スーパーオキシドジスムターゼを、フリーラジカルの生成を 同時に促進させない特別に選択された金属錯形成剤、特にホスホン酸誘導体好ま しくはポリホスホン酸誘導体の少なくとも1種を組合わせて含有することを特徴 とする抗ラジカル組成物を主題とするものである。上記とは反対に、前記誘導体 はSODによって発揮される保護作用を相乗的な方法で高める。
特に、本発明は、スーパーオキシドジスムターゼの少なくとも1種を、金属錯形 成剤としてのホスホン酸誘導体の少なくとも1種と組合わせて含有してなること を特徴とする局所用の化粧料組成物を主題とするものである。
前記のSODとホスホン化合物の間の相乗効果は、SODとホスホン化合物(1 種又は複数)の重量比(1θrapport)が2〜25、好ましく・ はlO 〜25である場合に特に顕著である。
“SOD″という用語は、スーパーオキシドジスムターゼ活性を有する全てのも の、すなわち前記の不均化反応を触媒し得る全ての酵素、及び前記活性をもつ別 の化合物であって特にポリアルキレンオキシド、ポリエチレングリコール、多糖 又はアシル基でグラフト化することによって修飾されたSODを含んだ化合物、 並びにこれらの化合物を含有する物質を意味する。これに関しては、欧州特許出 願第223,257号明細書が挙げられる。
また、本発明で使用するSODは、特にIl、 MORIMOTOの論説、“1 nternatlonal Con[erence on Medical、  Blochcvical and Chesical^5pects of F ree Radicals (フリーラジカルの医学的、生化学的及び化学的な 面に関する国際会議)“ (4月、p、9−13.1988年、京都)第317 頁の教示及びMr、 YUKIOAndo、(上記と同一文献)第318頁の教 示、又はJP 01250304 (鐘紡)に従って修飾し得る。
さらにまた、本発明で使用するSODは、既知の方法例えば仏間特許第2.63 4.125号(Nlppon)に記載されたような、アルカリ金属塩化物及びサ ッカロースの存在下でホスフェートを用いて安定化された形態て使用し得る。
前記のスーパーオキシドジスムターゼの全部、並びに当業者がこの文献から推測 し得る変種及び均等物が、本発明のsoDとして使用するのに適している。
本発明で使用し得るSODは、種々の起源のものであり得る。
特に、動物(例えば、牛、豚、・・・・・・・・)、人間(例えば、胎盤、血液 、・・・・・・・・・)、細菌、酵母、植物〔例えば、キノコ類(cha■pi gn。
ns) 、藻類、ホウレンソウ、・・・・・・・・・・・・〕又は生物工学(例 えば、遺伝子工学・・・・・・・・・)起源のSODを挙げ得る。
牛起源のSODの例の中から、特に均質になるまで精製され且つ臨床用途用に認 可されているCu−Zn型のSOD (Nev Trends In^Iler gy(アレルギーの最近の傾向)、 1. R1ngらの編集、Sprlnge r Verlag発行、1986年)が挙げられる。
生物工学的方法、特に、細菌、酵母、動物細胞などの培養によって得られるSO Dの例の中から、宇部興産株式会社によって製造された組換えヒトSOD Cu −Znを挙げ得る。
細菌から抽出されたSODの例の中から、特に大腸菌から抽出されたものが挙げ られる;キノコ類から抽出されたスーパーオキシドジスムターゼの中から、特に ヒラタケ(PleuroLus olearlus)がら抽出されたものが挙げ られる;血液から抽出されたスーパーオキシドジスムターゼの中から、エリトロ クプリンが挙げられる。
海洋細菌株、例えばフォトバクテリウム・ホスホレウム(Photobacte rlus phosphoreus)、フォトバクテリウム・レイオグナチ(P hotobacterlum Ieiognathi)又はフォトバクテリウム ・セピア(Photobacterlum 5epia)の菌株から抽出される スーパーオキシドジスムターゼが挙げられる。
使用し得る種々の菌株の中から、フォトバクテリウム・ホスホレウム(Phot obacterlus phosphoreug+) No、ATCC1104 0,フォトバクテリウム・レイオグナチ(Photobacterlum Ie lognaLhi) No、^TCC25521、フォトバクテリウム・セピア (Photobacterlum 5epia)No、ATCC15709、大 腸菌No、ATCC15224及びヒラタケ(Pleurotusoleari us G11let) (バリ所在の隠花植物研究所(CryptogamVし aboratory) )の各菌株を挙げ得る。
載の方法を適用することにより調製し得る。
海洋細菌株から抽出されるスーパーオキシドジスムターゼは、前記の仏間特許出 願第73..13870号明細書に記載の方法に従って調製し得る。
本発明に従って使用し得るSODの幾つかの型、すなわち鉄、マンガン、又は銅 −亜鉛を含有するSODがあり、後者が好ましい。
本発明で使用し得る金属錯形成剤は、分子中にホスホン官能基を少なくとも1個 有する化合物、好ましくはホスホン官能基を複数個有する化合物である。
この種のポリホスホン誘導体は、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸 )、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリア ミンペンタ(メチレンホスホン酸)、l−ヒドロキシエチリデン 1.1−ジホ スホン酸、アミノトリ(メチレンホスホン酸)及びこれらの塩類特にアンモニウ ム塩又はアルカリ金属塩の中から選択されるのが好ましい。
本発明の特に好ましい態様に使用し得るポリホスホン誘導体は、特にエチレンジ アミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレン ホスホン酸)及びこれらのナトリウム塩である。特に、モンサント社からDEQ UEST 2041.204B 、2081及び2066という名称で市販され ている化合物を使用し得る。
本発明の抗フリーランカル2成分配合物は、皮膚の老化防止及び光からの皮膚又 は毛髪の保護を意図する化粧料化合物に主として使用し得るものであり、従って 、本発明はまたこれらの化粧料又は皮膚用組成物を主題とするものでもある。
本発明の局所用組成物中に、SODは一般的に0.001〜4重量%、好ましく は0.75〜1.7重量%の割合で存在させ:前記ホスホン酸誘導体は一般的に 0.005重量%〜2重量%、好ましくは0.05重量%〜0.1重量%の割合 で存在させる。
局所施用を意図した本発明の組成物は、特にローション又は漿液(seru■) 型の溶液又は分散液、乳液型の液状又は半液状の稠度(consistance )を有するエマルジョンであって水相中に油相を分散させる(0/w)か又はそ の逆に油相中に水相を分散させる(wlO)ことによって得られるエマルジョン 、あるいはクリーム又はゲル型の柔らかい稠度を有する懸濁物又はエマルジョン 、あるいはイオン又は非イオン型の微小球、微細粉粒又は小胞分散物である。
これらの組成物は常用の方法により調製される。これらの組成物は、特に顔、手 又はボディー(全身)用のクレンジングクリーム、保護用クリーム、スキンケア クリーム(例えば、ディ又はナイトクリーム、クレンジングクリーム、ファンデ ーションクリーム、日焼は止めクリーム)、液状ファンデーション、クレンジン グ乳液、保護又はケア用のボディー乳液、日焼は止め乳液;クレンジングローシ ョン、日焼は止め用ローション、人工日焼は用ローション、浴用組成物、あるい は殺菌剤含有のデオドラント組成物からなる。
また、本発明の組成物は、石鹸又はクレンジングケーキからなる固体調剤を含有 し得る。
液体型の組成物は、加圧下で噴射剤をさらに含有するエアゾールの形態で提供し 得る。
本発明の皮膚用組成物は、本発明の2成分配合物のほかに、前記の製剤に常用さ れる活性成分又は賦形剤、例えば界面活性剤、着色剤、香料、防腐剤、乳化剤、 液状ビヒクル例えば水、油性物質例えば乳液又はクリームの油相を構成すること を意図した天然油又は合成油、樹脂類など・・・・・・・・・を含有する。油相 を構成することを意図した化合物は、例えば鉱油、動物油、植物油又は合成油、 ロウ類、脂肪アルコールあるいは脂肪酸である。
鉱油の中から、例えば液状ワセリンが挙げられ、そして合成油の中から、バルミ チン酸エチル及びイソプロピル、ミリスチン酸アルキル例えばイソプロピル、ブ チル及びセチル、ステアリン酸ヘキシル、オクタン酸及びデカン酸のトリグリセ リド(例えば、DYNAMIT−NOBEL社から“MIGLYOL”という名 称で販売されている製品)、リシノール酸セチル、オクタン酸ステアリル(pl rCel I in油)及びヒドロキシル化ポリイソブチンオクタノエートが挙 げられる。
植物油の中から、例えばアーモンド油、アボカド油、ヤシ油、小麦胚芽油、コー ン油、ヒマシ油、オリーブ油、パーム油、胡麻油、大豆油、アルガン(arga n)油、待宵草油、ルリヂサ油、精油、及び植物ロウ例えば密ロウ並びに合成ロ ウが挙げられる。
脂肪アルコールの中から、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ミリスチ ルアルコール、ヒドロキシステアリルアルコール、オレイルアルコール、イソス テアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、リシルイ ルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール及び2−オクチルドデ カノールが挙げられる。
脂肪酸の中から、ステアリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸、オレイン酸、リ ルン酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、リルン酸、 リシノール酸、アラキン酸、ベヘン酸、エルカ酸及びラノリン酸が挙げられる。
本発明の毛髪用組成物は、水性、アルコール性もしくは水性アルコール溶液の形 態、又はクリーム、ゲル、エマルジョン、フオーム(mousse)の形態で、 又は加圧下で噴射剤を含有するエアゾールの形態で提供し得る。
本発明の毛髪用組成物は、慣用の活性成分のほかに、毛髪用組成物中に通常的に 存在させる種々の添加剤、例えば液状ビヒクル又はゲルの形態のビヒクル、香料 、着色剤、防腐剤、増粘剤などを含有し得る。
本発明の毛髪用組成物は、例えば皮膚ケア用のクリーム、ローション、ゲル、漿 液又はフオーム、シャンプー、毛髪セツト用ローション、トリートメントローシ ョン、ヘアドレッシング用のクリーム又はゲル、染毛組成物(特に、酸化染色剤 )例えば着色シャンプーの形態の染毛組成物、再構成ローション(lotion s restructurantes)、バー・マネント組成物(特に、パーマ ネントの初期工程用組成物)、あるいは脱毛防止用のローション又はゲルからな る。
本発明の組成物としては、例えばニ ー スーパーオキシドジスムターゼ及びポリホスホン誘導体のほかに、カチオン 性、アニオン性又は非イオン性の洗浄剤を含有するシャンプー; −前記の着色剤又は着色剤先駆体、例えば−ジアミノアニソール、0−1■−も しくはp−アミノフェノール、ニトロパラフェニレンジアミン、バラフェニレン −ジアミン、p−トルエンジアミン、5.6−シヒドロキシインドールなど・・ ・・・・の各硫酸塩を含有する着色シャンプーを含有してなる染毛組成物; −毛髪のパーマネント変形の初期工程(還元工程)用の組成物であって還元性誘 導体例えばメルカプタン、亜硫酸塩など・・・・・・・・・を含有する組成物; −毛髪の脱毛の鈍化用及び毛髪の再生促進用の組成物であって、化合物例えば“ Mlnoxjdll”(2,4−ジアミノ−6−ピペリジノ−ピリミジンー3− オキシド)及びその誘導体、ジアゾキシド(Dlazoxide)(7−クロロ −3−メチル−1,2,4−ベンゾチアジアジン1.1−ジオキシド)並びに“ Phenytoin ” (5,5−ジフェニルイミダシリン−2,4−ジオン )を含有する組成物: が挙げられる。
本発明の化粧料組成物は、すぐ使用できる組成物及び使用する前に希釈すべき濃 厚物の両方を包含することが認められるべきである。
これらの組成物は、例えばシャンプー又は浴用組成物である形態の濃厚物の形態 で提供し得る。
本発明の組成物は、主活性成分として又は他の成分の酸化からの保護剤として、 SODとホスホン酸誘導体とを含有する。
保護すべき被酸化性成分が、ケラチン繊維及び/又は皮膚の存在下で促進された 分解を受ける場合には、SODとホスホン酸誘導体とはそれ自体、希釈された水 性溶液又は濃厚水性溶液として、あるいはFM会合体coaplexe)又は凍 結乾燥体の形態で保存し得、しかも使用の際に該組成物の他の成分をさらに添加 し得る。
同様に、SODとホスホン酸誘導体とを皮膚又は毛髪の特性を保持又は向上させ る目的で使用する場合には、これらの物質は組成物中に使用する際に添加し得る 。
従って、本発明の組成物は、一方にはSODとホスホン酸誘導体とを入れ、他方 には組成物の他の成分を入れたマルチ包装物の形態で提供し得る。前記のように 、SODとホスホン誘導体は、例えば水溶液、複合体又は凍結乾燥体の形態で保 存し得る。
さらにまた、本発明は、少なくとも1種のSODを少なくとも1種のホスホン酸 誘導体と組合わせて含有する組成物を毛髪又は皮膚に施用することを特徴とする 化粧処理を主題とするものである。
本発明の化粧処理方法は、前記の衛生用組成物又は化粧料組成物を、これらの組 成物に常用される方法に従って施用することによって実施し得る。例えば:クリ ーム、ゲル、漿液、ローション、クレンジング乳液又は日焼は止め組成物の皮膚 又は毛髪への施用、ヘアローションの濡れた毛髪への施用、洗髪・・・・・・・ ・・。
本発明の化粧処理方法は、SOD及びホスホン酸誘導体の有効量、すなわち所望 の保護効果を得るために十分な量を施用するようにして実施し得る。
この化粧処理方法は、皮膚又は毛髪のケラチン構造を維持するか、それとも皮膚 の諸特性(なめらかさ、柔軟性、弾力性)を維持するか又は向上させるか、それ とも紫外線の有害な影響から皮膚を保護することを意図する。
活性の調査検討 本発明のホスホン酸誘導体によるSODの性質の相乗作用を、別の型の金属錯形 成剤、すなわちEDTA (エチレンジアミン四酢酸)と比較した。エチレン生 成の測定に基づいてフリーラジカルの補足を評価する方法を使用して生体外(i n vitro)で明らかにした。
この方法は、ヒドロキシラジカルによるメチオニンの酸化によって生成されるエ チレンをガスクロマトグラフィー(chromatographieen ph ase gazeuse)て測定することからなる。
操作方法は、調査検討すべき活性成分を、酸素の還元種(02、Ht02、OH )を生成する酸化性“ストレス(stress)” (アスコルビン酸及び硫酸 銅)と、標識すなわちメチオニンとを用いてフラスコの“上部空間(head  5pace)”で混合することからなる。上記媒質(si I 1eu)を37 ℃で1時間インキュベートした。次いで、生成されたエチレンの量をガスクロマ トグラフィーを使用して算出した。
EDTAを単独で及びSODと組合わせて、本発明によるホスホン酸誘導体、す なわち下記においてモンサント社の商品名でDEQUEST 2041と呼ばれ るエチレンジアミンンテトラ(メチレンホスホン酸)についての方法と同様の方 法で調べた。
次いで、このようにして生成されたエチレンを、前記セル(フラスコ)の内部雰 囲気の試料を一部分採取することによって、ガスクロマトグラフィーで定量した 。このようにして、生成したエチレンの量に対応するクロマトグラムのピーク高 さを得た。活性成分の不存在下で得られた最大高さは0%の阻止率を表わす。
DEQUEST 2041について得られた結果を表1に示し、EDTAについ て得られた結果を表2に示す。
表1 (DEQUEST 2041) 従って、SODとDEQUEST 2041とを一緒に0.05 mg/mlよ りも低い活性物質全体濃度で使用すると、SODを単独で0.05−g/mlの 濃度で使用して得られたラジカル阻止率よりもはるかに大きいラジカル阻止率を 可能にし、従ってフリーラジカルの産生を相乗的に阻止することが証明されるこ とが認められるであろう。
表2 (EDTA) 従って、SODとEDTAとを一緒に使用すると、フリーラジカルの産生につい て7%の阻止率を生じることが認められるであろう。従って、この阻止率はSO Dを単独で使用して得られた阻止率よりも小さく、相乗効果を示さない。
本発明の化粧料組成物の複数の例を、実施例として且つ限定することなく以下に 示す。
実施例1:O/Wエマルジョン SOD Cu−Mn・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・(活性物質) 0.08エチレンジアミンテトラ(メチレン ホスホン酸)(DEQIJEST 2041) =−(活性物り 0.005( 11μモル)オキシエチレン化ポリエチレングリコール50 1.5ステアリン 酸モノジグリセリル・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1,5液状ワセリ ン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・川・・・・・ 旧・・ 24セチルアルコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ 2.5トリエタノールアミン pH−7にする のに必要な量水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・全体を100にするのに必要な量SOD Mn・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(活性物質 > 0.026エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)5ナトリウム塩 (DEQUEST 204B)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・(活性物質) 0.013(24μモル)ポリ グリセリルセスキイソステアレート・・・・・ 4.0白色蜜ロウ・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ 0.5ステアリン酸マグネシウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  1.5ステアリン酸アルミニウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  1工チレンオキシド7モルを用いて オキシエチレン化した水素化ヒマシ油・・・・・ 3パルミチン酸イソプロピル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10ベルヒトロスクワラ ン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15水・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全体を1.00 にするのに必要な量実施例3: 0/vエマルジヨン SOD Cu−Zn・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (活性物質) ■ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)7ナトリ ウム塩(DEQUEST 20BB)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(活性物質) 0.1(50μモル) ポリエチレングリコールの セテアリル(cetearyl 1que)エーテル・・・・・・・・・ 5セ チルアルコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・ 1ステアリン酸グリセリル・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ l液状ワセリン・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6ミリスチン酸イソプロピル・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3ジメチコン・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1グリセリ ン・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・ 5p−ヒドロキシ安息香酸メチル・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・ 03水 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・全体を100にするのに必要な量大豆レシチンIpikuron 200( Lucas MEYIER社から販売されているもの)・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ 0.75コレステロール・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.20アンルグルタミ ン酸ナトリウムll321(味の素株式会社から販売されているもの) 0.0 5クリセリン・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ l5OD Cu−Zn・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・(活性物i) 0.04エチレンジアミンテトラ (メチレン ホスホン酸)(DEQUEST 2041)・・・(活性物質) 0.008( 18μモル)p−ヒドロキシ安息香酸メチル・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・ 0.2ビニル力ルボン酸混合物“CARBOPOL 940”(GOO DRICH社から販売されているもの)・・・ 0.1トリエタノールアミン・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・pH−7にするのに必要な量水・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 全体を100にするのに必要な量弁イオン型両親媒性試薬ゝ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ 0.9アシルグルタミン酸ナトリウムH32 1(味の素株式会社から販売されているもの)0.1グリセリン・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ 3.00SOD Cu−Zn ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・(活性物質) 0.08エチレンジアミンテトラ(メチレン ホスホン酸)(DEQUEST 2041)・・・・・・・・・・・・・・・・ ・ 0.005(11μモル)ベルヒトロスクワラン・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ l0p−ヒドロキシ安息香酸メチル・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.2ビニル力ルボン酸混合物“CA RBOPOL 940”(GOODRICH社から販売されているもの) −0 ,4トリエタノールアミン・・・・・・・・・・・・・・・・・pH−7にする のに必要な量水・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・全体を100にするのに必要な量(*)非イオン型両親媒 性試薬は次の式:%式%) 〔式中の一〇〇 〇 (R)−は下記の基:の混合物からなり: 式中の−C3tls(011)−0−は下記の基:の混合物からなり; 式中、n−6であり;且つ 式中のRは基Cl4H29とC,6H,3の混合物である〕を有する。
SOD Cu−Zn・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・(活性物質) 0.05エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)5 ナトリウム塩(DEQUEST 204B)(活性物質) 0.07(129p モル)プロピレングリコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ 5“CARBOPOL 934“ (ビニルカルボン酸混合物 )0.5M1noxldil (前記のもの)・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ 1トリエタノールアミン・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・pi−yにするのに必要な量防腐剤・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  必要量水 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・全体を100にするのに必要な量セチルステアリルアルコー ル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.633EOオキシエチレ ン化 セチルステアリルアルコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.6液 状ワセリン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ 6ミリスチン酸イソプロピル・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ 3ステアリルアルコール・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.5ジtert−ブチル−4−ヒド ロキシトルエン・・・・・・ 0.025p−メチルヘンジリデンカンファ−・ ・・・・・・・・・・・・・・ 2.5p−メトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル ・・・・・・・・・・・・ 4グリセロール・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1.2SOD Cu−Zn ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(活性物質)0.2 エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)5ナトリウム塩(DEQUES T 204B)(活性物質) 0.015(28μモル)防腐剤・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 必要量香料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 必要量 水 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・全体を100にするのに必要な量フロントページの続き (51) Int、 C1,5識別記号庁内整理番号A 61 K 7/42  7252−4C31/66 ADS 8314−4C 37150ADA 8314−4C I

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.スーパーオキシドジスムターゼの少なくとも1種を、ホスホン酸誘導体の少 なくとも1種又はその塩類の1種と組合わせて含有してなることを特徴とする局 所用の化粧料又は医薬組成物。
  2. 2.前記のスーパーオキシドジスムターゼとホスホン酸誘導体とを2〜25%の 重量割合で存在させることを特徴とする請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. 3.前記スーパーオキシドジスムターゼを前記組成物の重量全体に対して0.0 01〜4重量%、好ましくは0.75〜1.7重量%の割合で存在させることを 特徴とする請求の範囲第1項又は第2項記載の組成物。
  4. 4.前記ホスホン酸誘導体を前記組成物の重量全体に対して0.005〜2重量 %、好ましくは0.05〜0.1重量%の割合で存在させることを特徴とする請 求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 5.前記スーパーオキシドジスムターゼが動物、人間、細菌、酵母、植物又は海 洋起源のものであるかあるいは生物工学によって得られるものであることを特徴 とする請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 6.前記スーパーオキシドジスムターゼが鉄、マンガン、又は銅一亜鉛を有する ものであることを特徴とする請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項に記載の 組成物。
  7. 7.前記ポリホスホン酸誘導体が、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン 酸)、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリ アミンペンタ(メチレンホスホン酸)、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジ ホスホン酸及びアミノトリ(メチレンホスホン酸)、好ましくはエチレンジアミ ンテトラ(メチレンホスホン酸)及びジエチレントリアミンペンタ(メチレンホ スホン酸)、並びにこれらの塩類の中から選択されるものであることを特徴とす る請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 8.前記塩類がアンモニウム塩及びアルカリ金属塩好ましくはナトリウム塩の中 から選択されるものであることを特徴とする請求の範囲第1項〜第7項のいずれ か1項に記載の組成物。
  9. 9.ローション、エマルジョン、乳液、微小球、微細粉粒、クリーム、ゲル、軟 膏又はエアゾールスプレー、あるいはイオン型又は非イオン型の小胞の形態であ ることを特徴とする請求の範囲第1項〜第8項のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 10.界面活性剤、青色剤、香料、防腐剤、乳化剤、液状ビヒクル、脂肪、樹脂 及びロウの中から選択される化粧料配合成分の少なくとも1種をさらに含有する ことを特徴とする請求の範囲第1項〜第9項のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 11.皮膚トリートメント用の化粧料組成物の調製における、ホスホン酸誘導体 好ましくはエチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチレンジ アミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレン ホスホン酸)、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸及びアミノト リ(メチレンホスホン酸)並びにこれらの塩類の中から選択されるホスホン酸誘 導体の少なくとも1種と組合わせた少なくとも1種のスーパーオキシドジスムタ ーゼの使用。
  12. 12.請求の範囲第1項〜第10項の化粧料組成物を皮膚に施用することを特徴 とする皮膚の美的外観を高めるための化粧処理方法。
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