JPH0650712U - 工具保持具 - Google Patents

工具保持具

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JPH0650712U
JPH0650712U JP9092592U JP9092592U JPH0650712U JP H0650712 U JPH0650712 U JP H0650712U JP 9092592 U JP9092592 U JP 9092592U JP 9092592 U JP9092592 U JP 9092592U JP H0650712 U JPH0650712 U JP H0650712U
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JP
Japan
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tool
holder
collet
tool holder
joint
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Pending
Application number
JP9092592U
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English (en)
Inventor
和彦 加藤
卓史 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Corp filed Critical Okuma Corp
Priority to JP9092592U priority Critical patent/JPH0650712U/ja
Publication of JPH0650712U publication Critical patent/JPH0650712U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 把持工具の芯出し調整可能なストレートシャ
ンク工具用のコレット内蔵型工具保持具を提供する。 【構成】 工具保持具2の分割されたコレットホルダ5
とテーパシャンク3の接合部のいんろう3b,5bに、
僅かに隙間を設け、接合端面5cを押圧するジャッキボ
ルト7をコレットホルダ5側の鍔部に設け、取付ボルト
6を仮締め状態にして把持工具Tにダイヤルゲージ12
を当て、振れが最小になるまでに芯出し調整を行い、取
付ボルトを締め切り、接合端面の隙間に凝固剤を注入し
て固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は工作機械の主軸テーパ穴に装着されるストレートシャンク工具用コレ ットを内蔵する芯出し調整可能な工具保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マシニングセンタ等工作機械の主軸にATC等により装着されるドリル,エン ドミル等ストレートシャンク工具用コレットを内蔵する工具保持具は、テーパシ ャンクと一体の本体内にコレットチャックを内蔵する一体型が一般的であるが、 中にはテーパシャンク部とコレットチャック部等が分離可能な組合せ形工具ホル ダもある。このものは例えばSANDVIK・COROMANT社製MAS型工 具ホルダで図3に示すようにベーシックホルダ(テーパシャンク)101に、コ レットチャック102を内蔵するアダプタ103等を選択的に組合せ可能にした もので、テーパシャンクとアダプタは隙間なく嵌合するいんろう部101a,1 03aにより同心度を保ち、回り止めキー104を介してボルト105により互 いに固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた組合せ形工具ホルダは、最小のホルダ数で多品種少量生産 に対応するためのもので、一体型と同様ホルダ製作時の機械加工精度により決ま る把持工具の振れを調整する機能はない。従って特に振れの小さい高精度の工具 ホルダが所望の場合には高精度ホルダを特別注文するより方法がなく、特注して も所望の精度の工具ホルダが得られる保証はないという問題点を有している。 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは芯出し調整可能なテーパシャンクとコレットホルダが分割 された工具保持具を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために本考案における工具保持具は、ストレートシャンク 工具用のコレットを内蔵するコレットホルダとテーパシャンクが分割された工具 保持具において、前記コレットホルダとテーパシャンクとの接合部のいんろうに 僅かに隙間を設け、接合端面を押圧するジャッキボルトを円周上ほぼ等間隔に設 けて工具の芯出し調整を可能にしたものである。 また芯出し調整後に接合部の隙間に凝固剤を注入して固定したものである。
【0005】
【作用】
主軸に工具保持具を装着し、取付ボルトを仮締めにして、コレットに把持する 工具の外周にダイヤルゲージ等測定具を当て、主軸をゆっくり回転して振れを測 定し、コレットホルダの鍔部を木ハンマ等で叩いて芯ずれ調整を行い、測定具の 計測位置を変えて再び振れを測定し、ジャッキボルトにより芯折れを修正する。 この芯ずれ調整と芯折れ修正を振れが無くなるまで繰り返し、芯出し調整が完了 したあと、接合部の隙間に凝固剤を注入して硬化させて固定する。
【0006】
【実施例】
第1実施例について図1を参照して説明する。 マシニングセンタ等工作機械の主軸1のテーパ穴1aにATC等により自動装 着される工具保持具2は、根元に工具交換アーム用の把持溝3aを有するテーパ シャンク3と、コレットブッシュ4の嵌合するテーパ穴5aを同心に有するコレ ットホルダ5が分離可能な組み付け構造とされており、テーパシャンク3の接合 部にはいんろう穴3bが同心に穿設され、コレットホルダ5の接合部の鍔部先端 にはこのいんろう穴3bが僅かな隙間を有して嵌合するいんろう軸5bが形成さ れている。
【0007】 更にコレットホルダ5の鍔部には軸心と同心円上ほぼ同間隔に軸心と平行に取 付ボルト6用のばか穴と、ジャッキボルト7用のねじ穴が交互に穿設されており 、いんろう3b,5bの隙間と取付ボルト6とばか穴の隙間だけ芯ずれ調整可能 で、更にジッキボルト9により接合端面3c,5c間の隙間分布量を変えてコレ ット把持工具Tと、テーパシャンク又は主軸の中心線の平行度の調整(芯折れ修 正)可能とされている。 コレットホルダ5には先端にコレット締付用ナット8が螺設されており、コレ ットブッシュ4の把持穴4aにドリル又はエンドミル等ストレートシャンク工具 Tが把持されている。
【0008】 続いて第1実施例の作用について説明する。 主軸テーパ穴1aに装着された工具保持具2は、工具引上げ用コレット9を介 して図示しない工具引込み装置により引込まれ、ロケットピン11により位相決 めされた状態でクランプされている。コレットブッシュ4の把持穴4aに把持さ れている工具Tの外周にダイヤルゲージ12を当て、取付ボルト7を仮締め状態 として、主軸1をゆっくり回転して振れを測定し、コレットホルダ5の鍔部外周 を木ハンマ等で叩いて芯ずれを調整する。次いでダイヤルゲージ12の測定位置 を変えて再び振れを測定し、振れが認められた場合は、ジャッキボルト7により 振れの無くなるまで芯折れ修正を行う。こうして芯ずれ調整と芯折れ修正を交互 に行い主軸1に対して工具Tが同心になった状態で固定ボルト6を締めて固定す る。
【0009】 次に第2実施例について図2を参照して説明する。 第1実施例と異なるところはテーパシャンク3のいんろう穴3bの奥の端面と コレットホルダ5のいんろう軸5の先端面の間に洩れ防止用パッキン13を入れ 、注入穴5dよりいんろう3b,5bの隙間及びジャッキボルト7により生じた 端面3c,5cの隙間に液状の凝固剤14を、エア抜き穴3dより凝固剤がはみ 出るまで注入し、はみ出た凝固剤を拭き取って硬化させ固定したところであり、 他は同一のため重複を避けるため同一個所には同一符号を付して説明を省略する 。
【0010】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので次に記載する効果を奏する。 分割されたコレットホルダとテーパシャンクの接合部のいんろうに僅かに隙間 を設け芯ずれ調整可能とし、更に接合端面にジャッキボルトを設けて芯折れ修正 可能として、工具の芯出し調整を行うようにしたので、製造過程で決まる工具保 持具自体の精度に関係なく工具の振れを最小にすることが可能となり、工具の振 れが加工精度に大きな影響を及ぼす高精度加工が可能となる。 また調整時に必要な接合部の隙間に凝固剤を注入して固定したので、調整によ り得た同心精度を長時間維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の工具保持具の断面図である。
【図2】第2実施例の工具保持具の断面図である。
【図3】従来の技術の工具保持具の断面図である。
【符号の説明】
1 主軸 2 工具保持具 3 テーパシャンク 3b いんろう
穴 3c,5c 接合端面 4 コレットブ
ッシュ 5 コレットホルダ 5b いんろう
軸 6 取付ボルト 7 ジャッキボ
ルト T 工具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストレートシャンク工具用のコレットを
    内蔵するコレットホルダとテーパシャンクが分割された
    工具保持具において、前記コレットホルダとテーパシャ
    ンクの接合部のいんろうに僅かに隙間を設け、接合端面
    を押圧するジャッキボルトを円周上ほぼ等間隔に設けて
    工具の芯出し調整を可能にしたことを特徴とする工具保
    持具。
  2. 【請求項2】 芯出し調整後に接合部の隙間に凝固剤を
    注入して固定したことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の工具保持具。
JP9092592U 1992-12-11 1992-12-11 工具保持具 Pending JPH0650712U (ja)

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JP9092592U JPH0650712U (ja) 1992-12-11 1992-12-11 工具保持具

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JP9092592U JPH0650712U (ja) 1992-12-11 1992-12-11 工具保持具

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JPH0650712U true JPH0650712U (ja) 1994-07-12

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ID=14012016

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JP9092592U Pending JPH0650712U (ja) 1992-12-11 1992-12-11 工具保持具

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015171750A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 牧野フライス精機株式会社 工作機械の保持装置
JP2019048377A (ja) * 2017-09-07 2019-03-28 ハイマー・ゲーエムベーハー 取り付け具を備えるコレットチャック用アダプタ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5139898U (ja) * 1974-09-20 1976-03-25
JPS62203701A (ja) * 1986-03-03 1987-09-08 デイハイト アーゲー ドウリケン ツールホルダー
JPH0354810U (ja) * 1989-09-28 1991-05-27

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