JPH10138011A - 切削工作機械のバイトおよび刃部用具、ならびにそれらを使用した刃先位置の調整方法 - Google Patents

切削工作機械のバイトおよび刃部用具、ならびにそれらを使用した刃先位置の調整方法

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JPH10138011A
JPH10138011A JP33269096A JP33269096A JPH10138011A JP H10138011 A JPH10138011 A JP H10138011A JP 33269096 A JP33269096 A JP 33269096A JP 33269096 A JP33269096 A JP 33269096A JP H10138011 A JPH10138011 A JP H10138011A
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cutting
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section
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Hiroyoshi Sakae
弘悦 寒河江
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械加工において、容易且つ確実に0.00
1mm単位での刃先位置の調整を可能とする新規な構造
のバイトおよび刃部用具、ならびにそれらを使用した新
規な刃先位置の調整方法を提供する。 【解決手段】 バイト2の基部23に前側主固定部24
と後側主固定部25とを形成し、同前後主固定部24,
25の間に断面欠損部26を形成し、ツールホルダー3
のバイト装着部31には、上記前後主固定部24,25
を押圧固定する締付ネジ締付ネジ33a,……と、断面
欠損部26を押圧して湾曲状に変形させることのできる
微調整ネジ34a,……とを設け、微調整ネジ34a,
……で断面欠損部26を湾曲変形することにより、バイ
ト2の刃部22を湾曲方向とは逆向きに移動させ、微調
整可能とする切削工作機械の刃部用具1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、切削加工機械に使用される
刃部用具に係り、そのバイトと、これを保持するツール
ホルダーとの装着構造、および、装着時の刃先位置の調
整構造と、その高精度な調整方法に関するものであり、
特に、切削加工機械の高性能化に相応しく、短時間に確
実な刃先位置の調整を完了することのできると共に、初
心者にも容易に高精度(1μm単位)での調整を可能と
することのできる、新規なバイトおよび刃部用具、なら
びにそれらを使用した刃先位置の調整方法を提供しよう
とするものである。
【0002】
【従来の技術】我が国の金属加工技術は、高精度な製品
を、高速且つ大量に加工することができるようにするタ
ーニングセンターやNC工作機械、マシニングセンター
に代表される自動工作機械の開発、および、それらのト
ランスファーマシン化やフレキシブル生産システム等へ
の適用が推し進められてきたことから、高品質製品の大
量生産化に大いに貢献し、世界的にも高い評価がなされ
ている。こうした実績の背景には、特公平3−6780
8号公報や特開平3−281112号公報等々に示され
るような金属加工関連技術の弛まぬ開発、研究がなされ
てきているという事実があり、我が国の置かれた立場か
らして、今後も、この傾向が継続されていくことに相違
はないであろう。
【0003】我が国で完成している現行の自動工作機械
は、0.001mm単位での切削加工を可能にする極め
て高性能なものとなっているが、こうした切削精度の確
保は、バイトやエンドミル等の刃先位置の調整精度如何
に掛かっている。特に、NC旋盤、マシニングセンタ
ー、および、中ぐり盤等に使用される中ぐり用のバイト
等は、その刃先のツールホルダーへの取り付け位置を高
精度に位置決めすることを必要としており、図5の従前
の刃部用具の要部を断面して示す側面図、および、図6
の同刃部用具の分解斜視図に示される刃部用具4は、工
作機械にチャッキングされるツールホルダー41に対し
てバイト5が装着、固定された構成から成り立っている
が、そのツールホルダー41のバイト装着部42に、バ
イト5のシャンク51の基部を装着し、該装着部42の
周面外側から螺着された前後の締付ネジ43,43を締
め付けて取着されるように構成されている。
【0004】この刃部用具で、バイト5の刃部52の先
端位置は、ツールホルダー41を準として、約0.1m
mの精度で調整することは可能なものの、それを越える
約0.05〜0.001mmの精度を要求される製品を
加工する場合には、バイト5とツールホルダー41との
接合部分の嵌合精度等、位置決め精度に係わる各部の精
度を全て見直し、工具製作時に溯って再度設計、製作し
直すことが必要になる等、特別な配慮をした高価な工具
を使用せざるを得なかった。
【0005】さらに、高精度に製作されたバイト5およ
びツールホルダー41を使用した場合であっても、2本
の締付ネジ43,43を締め付けながら、同時に刃先位
置の調整をするという、複合的な作業となり、締め付け
強度を確保し、且つ、締め付け時に最適な刃先位置に固
定されるように作業を進めなければならず、仮令熟練者
であったとしても、そう簡単には調整できず、締付ネジ
43,43の締め付けバランスを調節することにより、
刃部52の先端位置を移動させるようにしたり、バイト
5自体に締付ネジ43,43が食い込む程に強力な締め
付けを施し、微妙に変形させてしまうことにより、殆ど
偶然に近い確立で位置決めされるまで何回も調整作業を
繰り返して行わなければならない等、非常に効率の悪い
作業を強いられることとなる。
【0006】このように、刃部52の正確な位置決めに
は、極めて高い技能と共に、長い経験と勘とを必要とし
ていて、昨今の極めて厳しい経済環境の中での熟練者の
育成、維持は、製造業界にとって大きな負担となってお
り、機械の性能アップと、ツールチェンジャーやクイッ
クチェンジツール等の採用による周辺機器の充実とによ
る切削加工効率の改善等によって、それらのマイナス面
を補い、製造コストのアップを押さえ、海外製品に対す
る競争力の低下を来さないようにする努力が懸命に続け
られている。
【0007】本願発明者は、上述のように、熟練技能に
裏打ちされ、経験と勘とに頼らざるを得なかった従前ま
での刃部用具の心出し作業、特に0.001mm単位で
の心出し作業を、効率的且つ正確に実施可能とする刃部
用具の実用化の必要性に着目し、逸早く開発、研究に着
手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作実験とを繰り返
してきた結果、今回、後述する如く、一通りの作業手順
を知得してしまえば、仮令、僅かな作業経験しかもたな
い者であったとしても、高精度の心出しを、短時間で確
実に実施することのできる、新規な切削工作機械のバイ
トおよび刃部用具、ならびにそれらを使用した刃先位置
の調整方法を完成、実用化することに成功した。以下で
は、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その
構成を詳述することとする。
【0008】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する実施例か
らも明確に理解されるように、この発明に包含される切
削工作機械のバイトは、基本的に次のような構成から成
り立っている。即ち、バイトのシャンク基部をツールホ
ルダーのバイト装着部挿入穴に内接状に嵌合可能とし、
挿入穴の穴断面と深さとに応じた断面と長さとに形成
し、該シャンク基部のバイト装着部挿入穴の入り口辺り
に相当する長さ方向の所定巾部分と奥部所定巾部分との
それぞれには、該挿入穴断面の形状に応じた断面をもつ
前側主固定部と、後側主固定部とを形成しており、これ
ら前側主固定部と後側主固定部との間の長さ方向の所定
長さ部分は、当該挿入穴の穴断面形状よりも小さな断面
形状とし、微量な曲げ変形を可能にして、断面欠損部と
なした切削工作機械のバイトである。
【0009】また、より具体的な構成によって示すと、
バイトのシャンク基部を、ツールホルダーのバイト装着
部装着穴に内接状に嵌合するように、当該挿入穴の穴断
面と深さとに応じた断面と長さとに形成し、当該シャン
ク基部の上記バイト挿入穴の入り口近傍に位置する所定
巾部分と、奥部分所定巾部分とに、奥行穴断面に応じた
断面の、前側主固定部と、後側主固定部とを形成し、こ
れら、前側主固定部と後側主固定部との間の軸方向所定
長さ部分に、バイト刃部の切り込み方向に面する側面
を、所定厚さ殺ぎ落として、上記挿入穴断面形状よりも
小さく形成し、微量な曲げ変形を可能とする断面欠損部
とした切削工作機械のバイトとなる。
【0010】
【関連する発明1】更に、この発明のバイトに関連し、
それを保持するツールホルダーにも相応の構成が加えら
れ、それらを組み合わせてなる以下のような構成の刃部
用具も、この発明に含まれる。即ち、バイトのシャンク
基部に、ツールホルダーのバイト装着部挿入穴に内接状
に嵌合する如く、バイト装着部挿入穴の入り口辺りに相
当する所定巾部分と奥部所定巾部分とにそれぞれ、前側
主固定部と後側主固定部とを形成し、これら前側主固定
部と後側主固定部との間には、上記バイトの何れかに記
載されたように軸方向所定長さに渡って、断面欠損部を
形成し、該ツールホルダーの前側主固定部と後側主固定
部に対応する部分にはバイトを固定するサイドロック部
を形成し、シャンク基部の断面欠損部の略中心辺りに対
応し、バイト装着部の軸心に交差する直線上で相対して
進退自在とするようにした微調整ネジ部を形成し、上記
バイトと、ツールホルダーと、を組み合わせて完成され
る切削工作機械の刃部用具である。
【0011】バイトは、炭素工具鋼や合金工具鋼を始め
とする既存の工具用の金属素材からなるものや、工具用
に新たに開発されるであろう新素材からなるものも、勿
論適用可能であり、従前までのバイトがそうであるよう
に、シャンク、およびツールホルダーに装着されるシャ
ンク基部は、一体構造のものとして形成される。バイト
の刃部は、一般に使用される素材からなり、ろう付けに
よりシャンクと一体化したものや、スローアウェイチッ
プ等であってもよく、例えば、その素材は、高速度工具
鋼、超硬合金、コーティング高速度工具鋼、コーティン
グ超硬合金、サーメット、セラミックス、焼結ダイヤモ
ンド等が挙げられる。
【0012】バイトのシャンク基部は、その前側主固定
部および後側主固定部の装着方向の断面形状が、ツール
ホルダーの挿入穴に略密着、嵌合状に挿入可能な形状に
形成され、且つ、締付ネジの先端を当接される周壁面の
面積を充分に確保出来る巾寸法に設定されていなければ
ならず、さらに、上記前側主固定部と後側主固定部との
間に設けられた断面欠損部は、微調整ネジの先端が当接
される部分を殺ぎ落としたような形状となる如くに、当
該前側主固定部および後側主固定部の断面形状よりも小
さな断面に形成されており、前側主固定部と後側主固定
部との間の略中央部分に対応する断面欠損部に微調整ネ
ジが当接されるように構成することを必要としている。
【0013】ツールホルダーのバイト装着部は、上記し
たバイトを取り付け、固定する機能を果たす装置部分で
あり、バイトのシャンク基部を装着するための挿入穴、
例えば、円柱形状、楕円柱状、四角柱形状、または台形
柱状等の形状の穴に形成され、バイトの前側主固定部お
よび後側主固定部が、略密着、嵌合状に挿入可能とする
ものでなければならない。また、ツールホルダーの工作
機械への取着部分は、工作機械に連結可能な構造であれ
ばよく、したがって、テーパ状をなすものの外、クイッ
ク・チェンジ・ツール等に採用されるアリ溝状の連結構
造を成して、刃物台のドローバーの先端を該アリ溝状の
連結部分に嵌合して引き付け、クランプされるようなカ
セットツールと称される構成のもの等であってもよい。
【0014】締付ネジは、ツールホルダーのバイト装着
部に穿設されたサイドロック部に螺着され、その先端部
を、バイト装着部の挿入穴に差し込んである先のバイト
のシャンク基部の前側主固定部と後側主固定部とに圧接
させ、バイト装着部にバイトを固定する機能を果たすも
のであり、必ずしも、バイトの軸心に向かうように構成
される必要はなく、充分な押圧力によって前側主固定部
と後側主固定部とを挿入穴の内周壁にバランスさせて押
圧できる配置であれば、個々の配置はバイトの軸心を外
すものであっても差支えはない。そして、必要に応じて
公知の緩み止め構造を採用し、切削加工時の振動等によ
って該締付ネジが不用意に緩んでしまうことがないよう
にしたものとすることもできる。
【0015】微調整ネジは、ツールホルダーの断面欠損
部に対応する部位に形成された微調整ネジ部に螺着さ
れ、先端部をバイトのシャンク基部の断面欠損部の略中
央に圧接可能に構成されることを必要とするものであ
り、刃部の切り込み方向に進退調節できるように構成さ
れるべきであり、この微調整ネジもまた、締付ネジと同
様に既存の緩み止め構造を採用して、不用意に刃部の調
整位置のズレが防止される構造とするのが望ましい。ま
た、バイトのシャンク基部とツールホルダーのバイト装
着部とには、上記微調整ネジと断面欠損部の刃部切り込
み方向に面する側面とを正確に直交状とする装着時の位
置合わせのために、キー溝や位置表示のための刻印等の
表示部を設けたものとすると極めて好都合のものとな
る。なお、この刃部用具が装着される工作機械として
は、例えば、中ぐり盤や旋盤、ターニングセンター、マ
シニングセンター等が挙げられる。
【0016】
【関連する発明2】上記したバイト、ツールホルダー、
および、それらを組み合わせた刃部用具に関連し、この
発明には、その刃部用具を使用する時の刃先位置の調整
方法をも包含されており、その要旨は、基本的に次のと
おりのものである。即ち、上記何れかのバイトのシャン
ク基部をツールホルダーの装着部に完全に挿入し、嵌合
した後に、サイドロック部の締付ネジを締め付けること
によって、バイトをツールホルダーに一体的に装着して
刃部用具を構成し、この刃部用具を切削工作機械の工具
装着部に装着、固定した後に、切削工作機械側を調節操
作することにより、被加工物加工面に刃部用具のバイト
刃部の加工位置が可能な限り正しく配置されるように位
置調節を行ない、ツールホルダーのバイト装着部に設け
られた微調整ネジ部を操作して、バイトの軸心に直交す
る向きに微調整ネジを加圧し、前側主固定部と後側主固
定部とを支持点として、断面欠損部に微量の曲げ変形を
発生させ、バイト刃部を、該曲げ変形の方向とは反対側
に0.05〜0.001mm単位で変移させ、最終的に
刃部の加工位置を決定する上記刃部用具を使用する刃先
位置の調整方法である。
【0017】バイト、ツールホルダー、刃部用具、切削
工作機械相互の組み合わせ、装着手順は、表現上、ツー
ルホルダーの装着部にバイトを装着して刃部用具を完成
した後に、切削工作機械の工具装着部に装着するとして
いるが、切削工作機械の工具装着部に所定のバイトが装
着、固定された状態を取り敢えず実現されれば足りるこ
とであって、ツールホルダーのみを始めに切削工作機械
の工具装着部に装着し、その後に、このツールホルダー
に対して所定のバイトを装着するようにした手順であっ
てもよく、このように手順を変えた調整方法について
も、当然にこの発明に包含されている。以下では、上記
までのこの発明の基本的な構成が、より明確に把握され
るようにするため、図面と共に、この発明を代表する構
成によって具体化されたバイトおよび刃部用具の幾つか
の事例について説明することとする。
【0018】
【実施例1】図1の要部を断面して示す刃部用具の側断
面図、および、図2の刃部用具の分解斜視図に示される
事例は、この発明に包含される刃部用具を代表する一実
施例であり、刃部用具1は、先端に刃部22を備えたバ
イト2と、このバイト2の基部を装着され、中ぐり盤や
マシニングセンター等の切削工作機械に接続されるツー
ルホルダー3とを備えている。
【0019】バイト2は、炭素工具鋼または特殊工具鋼
等の素材からなり、切削加工に耐える充分な剛性を備え
た幹部を形成するシャンク21と、このシャンク21の
先端部に着脱可能に固着され、必要に応じて脱着し交換
やメンテナンスを行うことのできるように構成された、
特殊工具鋼、超硬合金、または工業用ダイヤモンド等か
らなり、切削対象物に切り込まれることにより、被削物
を切削加工する刃部22を設けており、該シャンク21
の基部23は、ツールホルダー3の前部に円筒状に開口
されたバイト装着部31の挿入穴32に嵌合状に装着さ
れるように長さおよび断面形状を設定されており、同基
部の前側および後側部分に対応する部位には、それぞ
れ、上記挿入穴32の内径形状に略一致して内接状に嵌
合する輪郭に形成された、所定巾の前側主固定部24、
および後側主固定部25を形成してなり、シャンク21
の基部23を、挿入穴32に挿入することにより、基部
23の前後がバイト装着部31内に同心状に配置される
如くに案内され、バイト2の軸心とツールホルダー3の
軸心を略一致することのできるように構成されている。
【0020】また、上記シャンク21の基部23の前側
主固定部24と後側主固定部25との間の部分は、軸方
向の所定長さ部分を、挿入穴32の穴断面よりも小さく
して微量な曲げ変形を可能とする断面欠損部26、即
ち、上記刃部22の切り込み方向Xに直交する平面を形
成する平板状の断面欠損部26に形成されており、シャ
ンク21の先端側を除外視した場合の基部23のみの平
面視断面形状では、略「I」字状を構成するような構造
に形成されており、この断面欠損部26の略中央部に上
記切り込み方向Xに向かう押圧力を加えることによっ
て、前側主固定部24と後側主固定部25とを支持部と
して微量な曲げ変形を発生し、この断面欠損部26と一
体構造となっているシャンク21の先端側は、結果とし
て、シャンク21の先端側を、切り込み方向であるX方
向に微小移動されるように構成されている。
【0021】上述のように構成されたバイト2を装着す
るツールホルダー3は、先端部に上記バイト装着部31
が形成され、基部には切削工作機械側に取着される取着
部35が形成されており、上記筒状を成して形成された
バイト装着部31の周壁部分には、バイト基部23の前
側主固定部24および後側主固定部25のそれぞれに対
応すると共に、挿入穴32の中心に向かう2つのサイド
ロック部33,33を同一の向きに穿設し、同サイドロ
ック部33,33の内周壁面には雌ネジが刻設されてい
て、これに六角穴付きボルトからなる締付ネジ33a,
33aを螺着し、その先端をバイト2の前側主固定部2
4および後側主固定部25の外周壁面に、それぞれ当接
する如く構成されている。
【0022】2つのサイドロック部33,33の中間位
置には、同一線上に配置され、同一の向きに向かって、
微調整ネジ部34が穿設されており、さらに、挿入穴3
2の中心を通って、該微調整ネジ部34に対峙するバイ
ト装着部31の壁面には、同様の微調整ネジ部34がも
う一つ穿設されており、2つの微調整ネジ部34は,互
いに挿入穴32の中心を通る径方向の同一線上に配置さ
れるように配置され、互いに先端を求心状に配置される
ように微調整ネジ34a,34aを螺着され、その先端
は,バイト2の断面欠損部26の中央部に当接するよう
に構成されている。
【0023】
【実施例2】図3の要部を断面化して示す刃部用具の側
断面図に示される事例は、既に説明済みの上記実施例1
に示された、この発明に包含される刃部用具の代表的な
刃部用具の構造を,さらに変更してなる応用例であっ
て、主な変更点は、締付ネジ33a,33a、および、
微調整ネジ34a,34aのそれぞれに、緩みを防止す
る固定ナット33b,33b,34b,34bを設け、
また、挿入穴32の内周面にはキー溝32aを刻設し、
且つ、これに対応する前側主固定部24および後側主固
定部25のそれぞれの外周壁面に、上記キー溝32aに
嵌合する凸条24a,25aを形成しており、該キー溝
32aおよび凸条24a,25aの配設位置は、バイト
2の基部23をツールホルダー3の挿入穴32に装着し
たときには、必ず、断面欠損部26の押圧面が、微調整
ネジ34a,34aの先端に、略垂直に対峙する如くに
配置されるようになっている。
【0024】
【実施例3】図4の刃部用具の分解斜視図に示される事
例は、この発明の刃部用具の他の実施例を示すものであ
り、刃部22の切り込み方向Xと、これに直交する方向
Yとに、それぞれ刃部22の先端位置を調整可能にする
ようにした刃部用具1の構成を示すものである。バイト
2の基部23に形成された断面欠損部26は、刃部22
の切り込み方向Xに向かう側面と、同方向Xに直交する
方向Yに向かう側面とに形成されており、それぞれの断
面欠損部26に対応する向きの締付ネジ33a,33
a,……および、微調整ネジ34a,34a,……が設
けられている。
【0025】ツールホルダー3の挿入穴32に挿入され
るバイト2のシャンク基部23は、その前側および後側
に、それぞれ柿入穴32に内接する如くに嵌合される断
面形状の前側主固定部24および後側主固定部25とを
形成してなり、前側主固定部24と後側主固定部25と
の間には、同前側主固定部24および後側主固定部25
よりも断面形状を小さく設定され、且つバイト2の装着
方向に長い略四角柱形状に形成された断面欠損部26が
一体的に設けられている。一方、ツールホルダー3の筒
状に形成されたバイト装着部31には、装着時の前側主
固定部24と後側主固定部25とのそれぞれに対応する
前後部位に対応して、合計4本の締付ネジ33a,33
a,……が螺着されるよう、サイドロック部33,3
3,……が、略90゜の開き角度をもって設けられ、バ
イト2の刃部22の切り込み方向Xと、これに直交する
方向Yとに向けて、上記締付ネジ33a,33a,……
を進退自在に螺着し、挿入穴32の内壁面に前側主固定
部24と後側主固定部25とを押し付けることにより、
バイト2を強固に固定するように構成されている。
【0027】さらに、前後に配された締付ネジ33a,
33a,……の中間位置には、上記切り込み方向Xと、
これに直交する方向Yとに向け、合計4本の微調整ネジ
34a,34a,……が、挿入穴32の軸心に向けて求
心状に螺着されるよう、微調整ネジ部34,34,……
が穿設されており、微調整ネジ34a,34a,……
は、一対毎に先端部を対峙して断面欠損部26の中央部
に向けて螺着されるように構成されている。
【0028】
【作 用】この発明の刃先位置の調整方法について実施
例1を事例として説明すれば、ツールホルダー3のバイ
ト装着部31に対して、バイト2の基部23を挿入し、
後側主固定部25の後端面を挿入穴32の最深部に到達
させると共に、前側主固定部24の外周面を挿入穴32
の前縁部内側まで、引き込まれるように配置して、完全
に挿入された状態にて、サイドロック部33の締付ネジ
33a,33a,……を締め付けることにより、バイト
2をツールホルダー3に一体的に固定し、刃部用具1と
して完成した後に、該刃部用具をマシニングセンターに
併設されたツールチェンジャーの調整用刃物台(図示せ
ず)に装着固定して、該刃物台に支持された図示しない
ダイヤルゲージをシャンク21の切り込み方向Xに垂直
な壁面の何れか一方に当接させ、バイト2の変移量を計
測可能な状態とする。
【0029】ツールホルダー3に対する刃部22の先端
位置を計測し、所望する刃部22の位置までの必要変移
量を求め、その変移量をゼロにすべく微調整ネジ34
a,34aを螺合または螺解操作して、バイト2の断面
欠損部26を、前側主固定部24と後側主固定部25と
を支持点として湾曲状に変形させ、同断面欠損部26の
曲げ変形方向とは反対側に、刃部22が0.05〜0.
001mm単位で変移され、その位置を微動調節する。
図1中に示されるように、バイト2の背面側を調節ネジ
34aによって二点鎖線で示されるように押圧湾曲する
ことによって、バイト2の刃部22は、その先端部を、
切り込み方向Xに対して後退される。また、図示しない
が、断面欠損部26を、上述とは逆向きに湾曲すること
によって、刃部22の先端部分を、切り込み方向Xの切
り込み側に前進して調整される。
【0030】以上のように、刃部22の位置を所望する
位置に調整された後には、断面欠損部26を押圧する微
調整ネジ34aに対峙する他方の微調整ネジ34aも、
螺合操作して断面欠損部26に圧接させ、切削中に不要
な振動が発生しないように押さえ込む。調整を終えた刃
部用具1は、調整用刃物台より取り外し、ツールチェン
ジャーに装着することによって、必要に応じて自動的に
マシニングセンターに供給され、切削加工を行うことが
できる。
【0031】また、実施例2に示される刃部用具1に代
表されるように、この発明の刃部用具1では、ツールホ
ルダー3とバイト2との互いの接合部分に、キー溝構造
24a,25a,32aを設けることによって、刃部2
2の向きと微調整ネジ34a,34aによる押圧の方向
とを高精度で一致することを可能とするように構成さ
れ、その結果、断面欠損部26の中央部を正確に押圧す
ることを可能とし、より精度の高い調整を可能とすると
共に、バイト2の不要な変形や破損を防止するようにし
ている。
【0032】さらに、締付ネジ33a,33a、およ
び、微調整ネジ34a,34aのそれぞれに、固定ナッ
ト33b,33b,34b,34bを設けたことによ
り、それぞれのネジ33a,33a,34a,34aの
緩みを防止して、バイト2の締付固定力と刃部22の調
整位置とを確実に保持するようにし、不用意にバイト2
が振動したり、刃部22の位置がずれる等して、加工精
度や加工面の仕上がりを劣化させてしまうことがないよ
うにしている。
【0033】一方、実施例3の刃部用具1に代表される
この発明の刃部用具1は、バイト2の刃部22を、その
切り込み方向Xと、これに直交する方向Yとに、調整方
向の成分を分離して、各々の微調整を可能にしたもので
あり、略四角柱状に形成された断面欠損部26の切り込
み方向Xに直交する壁面と、これに直交する方向Yの壁
面とのそれぞれに、微調整ネジ34a,34a,……を
設けることによって構成され、該微調整ネジ34a,3
4a,……により、該断面欠損部26を、直交する二方
向X,Yに向けて湾曲変形させ、同断面欠損部26の曲
げ変形方向と反対側に、刃部22を0.05〜0.00
1mm単位で変移させ、その位置を二次元的に微調整す
ることのできるものとしている。
【0034】ツールホルダー3のバイト装着部31に形
成された挿入穴32に対して、バイト2のシャンク基部
23を挿入し、その前側主固定部24および後側主固定
部25を挿入穴32に略密着、嵌合状となし、且つ、刃
部22の切り込み方向Xと、これに直交する方向Yとの
それぞれの向きに、微調整ネジ34a,34a,……の
軸方向が一致するよう配置した後、締付ネジ33a,3
3a,……を締め付けることによって一体的に固定す
る。
【0035】バイト2を固定したツールホルダー3を、
図示しない切削工作機械の刃物台に装着し、同刃物台に
基部を固定した2つのダイヤルゲージのそれぞれの測定
部を、バイト2のシャンク21の切り込み方向X、およ
び、これに直交する方向Yよって当接し、刃部22の変
移量をX,Y成分として測定可能な状態とし、さらに、
設定すべき原点位置からの刃部22までの距離をX,Y
成分として測定した後に、それぞれの2方向の微調整ネ
ジ34a,34aを締め付け、断面欠損部26を、三次
元的に湾曲変形させ、前側主固定部24および後側主固
定部25を支点として刃部22を変移させ、位置調整を
行い、調整を終了した後に、対をなす微調整ネジ34
a,34aを締め付け、調整を完了する。調整を終えた
刃部用具1は、周辺のダイヤルゲージ等を排除した後
に、工作機械を起動して、そのまま中ぐり切削加工を行
うことができる。
【0036】
【効 果】以上のとおりの構成からなるこの発明の刃部
用具は、従前までの特別な刃部調整機能を全く備えてお
らず、切削加工前の段取りに際して、熟練者の高等技術
と勘に頼る、時間をかけた調整によっても、精々0.1
mm単位での調整を行うことができる程度であり、切削
工作機械の高性能に対応するためには、極めて高価な高
精度に加工されたバイトおよびツールホルダーを必要と
するものであったのに対して、特に、高精度な部品加工
を必要とせず、一般工具と同等の加工精度で製作可能で
あり、微調整ネジが設けられていて、0.05〜0.0
01mm単位の微調整を極めて正確に行うことを可能と
するものであり、熟練者でなくとも、簡単な調整方法を
予め知得することによって、容易に段取り時間の短縮化
を図ることを可能にするという大きな特徴を有してい
る。
【0037】また、バイト基部の前後に前側主固定部と
後側主固定部とを設けることによって、ツールホルダー
の挿入穴内に嵌合状に装着し、これを締付ネジによって
固定すると共に、該前側主固定部と後側主固定部との間
に、上記挿入穴の断面形状よりも小さな断面欠損部を設
け、この断面欠損部に先端を圧接可能な微調整ネジを設
けることによって、同微調整ネジを螺挿、螺解調節する
ことにより、当該断面欠損部を、前側主固定部と後側主
固定部とを支持点として、刃部の切り込み方向に湾曲状
に変形させてしまうことによって、バイト先端の刃部
を、該湾曲の向きとは反対側に変移する如くに構成され
ているので、極めて容易な作業により、高精度微調整を
確実に行うことを可能としたものであり、その構造も極
めて、簡素なものであり、製造コストを低く抑えること
も可能なので、低廉でありながら、快適な調整作業を可
能にする刃部用具を提供することができる。
【0038】特に、実施例2に示すものでは、上記した
特徴のある刃部用具をより効果的に実現する上で極めて
有効なものであり、バイトとツールホルダーとの間にキ
ー溝構造を設け、装着ミスを防止し、且つ締付ネジと微
調整ネジに固定ナットを設けることにより、ネジの不用
意な緩みを防止して、切削加工中にあっても、刃先が移
動してしまうことを防止することを可能とするものであ
り、段取り作業を、一段と確実に行うことができ、この
発明の刃部用具および、刃先位置の調整方法の普及、浸
透に大いに威力を発揮するものである。また、実施例3
によるものでは、刃部位置を調整するための、微調整ネ
ジを、刃部の切り込み方向と、これに直交する方向の、
二方向に向けて配設されており、二次元的に刃部調整を
行うことを可能としたので、極めて自由度の高い調整を
可能とし、従前には全く得ることのできなかった、調整
作業の高効率を獲得することに成功したものである。
【0039】叙上の如く、この発明の切削工作機械のバ
イトおよび刃部用具、ならびにそれらを使用した刃先位
置の調整方法は、従前までであれば、単純な作業手順を
踏んだだけでは到底不可能とされていた高精度の刃先位
置調整を、特に熟練者でなくとも、容易且つ確実に実施
可能とするものであり、高性能化の進んだ最近の切削工
作機械にあって、加工作業に入る前段階での段取りだけ
が遅れを取り、思うような作業効率を上げることができ
ず、コスト削減に窮していた我が国の機械加工業界にと
って、極めて重要且つ実用的な技術として受け入れら
れ、大いにその威力を発揮するものと予想され、今後の
需要拡大に期待が掛かるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の切削工作機械のバイトおよび刃部用
具、ならびにそれらを使用した刃先位置の調整方法を具
現化した代表的な幾つかの実施例と、これらを比較する
従来例とを示すものである。
【図 1】一部断面を含む実施例1の刃部用具の側面図
である。
【図 2】同刃部用具の分解斜視図である。
【図 3】一部断面を含む実施例2の刃部用具の側面図
である。
【図 4】実施例3の刃部用具の分解斜視図である。
【図 5】従来の刃部用具の側断面図である。
【図 6】図5の刃部用具の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 刃部用具 2 バ イ ト 21 同 シャンク 22 同 刃部 23 同 シャンクの基部 24 同 前側主固定部 24a 同 凸条 25 同 後側主固定部 25a 同 凸条 26 同 断面欠損部 3 ツールホルダー 31 同 バイト装着部 32 同 挿入穴 32a 同 キー溝 33 同 サイドロック部 33a 同 締付ネジ 33b 同 固定ナット 34 同 微調整ネジ部 34a 同 微調整ネジ 34b 同 固定ナット 35 同 取着部 X 刃部の切り込み方向 Y 切り込み方向に直交する方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツールホルダーのバイト装着部挿入穴へ
    内接状に嵌合できるよう、当該挿入穴の穴断面と深さと
    に応じた断面と長さとに形成されるバイトのシャンク基
    部が、バイト装着部挿入穴の入り口辺りに相当する所定
    巾部分と奥部所定巾部分とだけを当該挿入穴の穴断面に
    応じた断面で、一方は前側主固定部、他方は後側主固定
    部に形成され、これら前側主固定部と後側主固定部との
    間の軸方向所定長さ部分を、当該挿入穴の穴断面よりも
    小さくして微量な曲げ変形を可能とする断面欠損部に形
    成されてなるものとしたことを特徴とする切削工作機械
    のバイト。
  2. 【請求項2】 ツールホルダーのバイト装着部挿入穴へ
    内接状に嵌合できるよう、当該挿入穴の穴断面と深さと
    に応じた断面と長さとに形成されるバイトのシャンク基
    部が、バイト装着部挿入穴の入り口辺りに相当する所定
    巾部分と奥部所定巾部分とだけを当該挿入穴の穴断面に
    応じた断面で、一方は前側主固定部、他方は後側主固定
    部に形成され、これら前側主固定部と後側主固定部との
    間の軸方向所定長さ部分であって、バイト刃部の切り込
    み方向に面する側を、所定厚殺ぎ落として当該挿入穴の
    穴断面よりも小さくして微量な曲げ変形を可能とする断
    面欠損部に形成されてなるものとしたことを特徴とする
    切削工作機械のバイト。
  3. 【請求項3】 ツールホルダーのバイト装着部挿入穴へ
    内接状に嵌合できるよう、当該挿入穴の穴断面と深さと
    に応じた断面と長さとに形成されるバイトのシャンク基
    部が、バイト装着部挿入穴の入り口辺りに相当する所定
    巾部分と奥部所定巾部分とだけを当該挿入穴の断面に応
    じた断面で、一方は前側主固定部、他方は後側主固定部
    に形成され、これら前側主固定部と後側主固定部との間
    の軸方向断定長さ部分を断面欠損部に形成されてなる請
    求項1または2何れか記載のバイトと、該バイトのシャ
    ンク基部を挿入、嵌合可能とする挿入穴の形成されたバ
    イト装着部を有し、且つ、該バイト装着部の側面には、
    嵌合したバイトのシャンク基部の前側主固定部と後側主
    固定部とに対応させたサイドロック部と共に、同シャン
    ク基部の断面欠損部の略中心辺りに対応し、バイト装着
    部の軸心に交差する直線上で相対して進退自在とするよ
    うにした微調整ネジ部が形成されてなるツールホルダー
    との組合せからなることを特徴とする切削工作機械の刃
    部用具。
  4. 【請求項4】 シャンク基部が、前側主固定部と後側主
    固定部、およびその間の断面欠損部に形成されてなる請
    求項1または2何れか記載のバイトの当該シャンク基部
    を、予めサイドロック部と微調整ネジ部とが形成されて
    なるツールホルダーのバイト装着部に完全に挿入、嵌合
    した上、サイドロック部の締付ネジによってバイトをツ
    ールホルダーに一体化して刃部用具としてから、該刃部
    用具を切削工作機械の工具装着部に装着、固定し、更
    に、切削工作機械側の操作で、被加工物加工面に刃部用
    具のバイト刃部の加工位置が可能な限り正しくなるよう
    位置合わせをした後、ツールホルダーのバイト装着部に
    組み込まれている微調整ネジ部を操作してバイト軸心に
    直交する方向に加圧し、前側主固定部と後側主固定部と
    を支持点として断面欠損部に微量の曲げ変形を生じさせ
    ることにより、バイト刃部を、曲げ変形方向と反対側に
    0.05〜0.001mm単位の変移量を発生させ、最
    終的な加工位置に決定することを特徴とする、請求項3
    記載の刃部用具を使用した刃先位置の調整方法。
JP33269096A 1996-11-08 1996-11-08 切削工作機械のバイトおよび刃部用具、ならびにそれらを使用した刃先位置の調整方法 Pending JPH10138011A (ja)

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