JPH06505809A - 表示システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 表示システム 本発明は新規の表示システムに関し、更に詳しくは照光表示看板に関する。

本来、照光表示看板は、例えば複数の照明灯をもった看板のように、本質的に光 源を外部にもった表示板であった。小さい表示などは一般に素朴で照明すら行わ れなかった。

市場が拡大し広告の需要も増大するにつれ、洗練されているが単純な表示システ ムの需要が同様に増大している。

半透明プラスチックの出現に伴い、バック照明の看板やディスプレイが大変もて はやされるようになってきた。本質的にこの種のシステムは一般に表示画像を形 成した半透明シートと組み合わせた電灯、普通は蛍光灯の列からなっている。

シートへの画像表示は塗布またはエツチングなどの方法が用いられる。看板の全 表面を照明するには、しばしば、電灯を多数並べなければならない。このような バック照明の看板は電灯を数多く要し、また電灯を頻繁に取り替える必要も生じ るので経費と維持費がかさむという不都合がある。更に、１個の電灯を取り替え る必要が生じると通常は看板全体を分解しなければならない。看板が大きくなる とこの不便さは増大する。

表面に直接画像を形成した透明シート材が最近使用されている。しかしながら、 この種の看板／表示に伴う問題は、バック照明看板の場合、看板を十分に照明す るには多数の電灯が要るということである。この場合、照光表示は画像が照明さ れるようにシートの各端に沿って光源が要る。そしてそのようにしてもなお、デ ィスプレイの中央部分は端部と同じ程度の明るさには照明されない。

従来技術では半透明媒体や透明媒体の照明度を増すように色々な試みがなされて きた。一般に、これらの試みでは看板の例にしばしば見られるように特に面積が 大きいところでは良い結果が得られていない。通常、小さい面積の照明のほうが 、はるかに易しい。小さい面積の照度を向上させる試みが米国特許第３，２４１ ，２５６号に論じられている。この米国特許は一般にサイズが小さいもの、例え ば器具の文字盤、目盛り、計器のテープなどに均等な明るさを与えることに関す るものである。光を送るブロックの裏面にだけ点模様が形成されており、その部 分でブロックは１枚の板によって支えられている。前述したシステムがそうでお るように、大きな面積の看板の照明が必要となった場合、看板の全面積を十分に 明るくするためには多数の光源が要る。

本発明は同じサイズのディスプレイを照明するのに必要な電灯の数を減らし、更 に従来技術の他のいくつかの問題点を解消した新規の表示システムを提供する。

本発明は相対向する２つの面を有する少なくとも１つの透明シートを包含し、数 面を実質的に覆う複数点マトリックス（ｉ　ｍａｔｒｉｘ　ｏｒ　ｄｏｔｓ）を 数面の少なくとも片方が有していることを特徴とする照光表示システムを提供す る。数面のそれぞれが、数面を実質的に覆う複数点マトリックスを有することが 最も好ましい。

本発明はまた相対向する２つの面を有する透明シートを包含し、数面を実質的に 覆う複数点マトリックスを数面の少なくとも片方が有していることを特徴とする 照光表示システムに使用するためのシステム用品を提供する。数面のそれぞれが 、該面を実質的に覆う複数点マトリックスを有することが最も好ましい。

本発明は更に照光表示システムに使用される透明シートに固定される用品であっ て、複数点マトリックスが形成されている透明フィルムよりなる用品を提供する 。

驚くべきことに、また有利なことに、透明シートの両面に複数点マトリックスを 形成した本発明の照光表示システムは、より明るくより均等な看板の照明を提供 する。このことはまた大きい看板についてもいえる。従来技術はこの重要な発見 を論じていない。また、従来技術の理論は両面に複数点マトリックスを形成する ことによって照度が著しく向上するということを予言していない。また、このシ ステムを使用することによって、電力の使用量ばかりでなくメンテナンスも少な くてすむ。

光源は通常、透明シートの１端だけに取りつけられる。非常に大きな看板の場合 だけは、他端にもう１つの光源を設置しなければならないことがある。

更に、光源が取りつけられるその１端から遠ざかる方向の透明シートに沿って点 の密度を増やすことが好ましい。

点の密度を増やすためには、点の数を増やしたり、更に点と点との間の隙間を縮 めたり、又はその隙間をそのままにして点のサイズを大きくすることによって密 度を増やす。

明細書ならびに請求項に使用されている「点」の形はどのようなものでもよい。

例えば、正方形、円形、矩形、または三角形などそのいづれでもよく、また実際 には不規則な形でもよい。点は半透明または不透明で、薄い着色のもの、例えば 、白がさらに好ましい。

複数点を透明シートに形成する方法はエツチング、塗布、スクリーン印刷などあ るが、そのいづれの方法でもよい。または媒体を透明シートに形成する他の如何 なる手段を使ってもよい。また、複数点マトリックスを透明フィルムに形成して 、そのフィルムを透明シートに付着させてもよい。

透明シートはガラスでもよいしプラスチックでもよいがアクリル樹脂が好ましい 。

一般に看板を形成するには、単側面の看板の場合、通常は不透明で薄い着色のも の、好ましくは白色の裏当板を取りつける。

両側面看板の場合には、薄い着色の、好ましくは白色面を有するもう１枚の別シ ートを透明シートの複数点マトリックスに向き合わせて取りつける。この別シー トは無地のものでもよいし又は反対側に画像をもったものでもよい。この別シー トは光の１部を通過させて看板を照明するに十分な半透明性のものでなければな らない。この別シートはプラスチックや紙を含め如何なる材料で作ってもよい。

光源は、透明シートの支持体の役目もするキャリヤーの中に保持することが出来 る。光源は１個の蛍光灯又は画像表示の大きさに応じて多くの蛍光灯を用いるの が好ましい。

図１は本発明の照光表示システムの好ましい１つの態様を示す。

図２８は単側面看板の好ましい１つの態様を示す。

図２ｂは両側面看板の好ましい１つの態様を示す。

物品１０は表面１１に複数点マトリックス１３を形成させた透明シート１０を示 す。複数点マトリックス１３はまた反対側１２にも形成されている。

キャリヤー２０の中に透明シート１０を装着固定することが出来る。キャリヤー ２０はまた光源（図示されていない）も格納している。ここで注意すべき事柄は もし光源が実質的に透明シート１０の端にあるという条件ならば、その光源を交 互式にとりつけてもよいということである。

図２８は本発明に従った単側面看板の構造を示す。透明シート１０は面１１と１ ２の両方に形成された複数点マトリックス１３を有している。不透明で、かつ好 ましくは白色の裏当シート１４が透明シート１０に取りつけられている。図では 各層の間に隙間があるがこれは説明がよく分かるように入れたに過ぎず、実際に は各層はお互いに実質的に接触している。シート１５の表側には看板画像が印刷 されている。透明シート１０と実質的に接触しているシート１５の側面は薄い着 色面であり通常は白色である。シート１５は光の１部を通過させて看板を照光さ せるに十分な半透明性シートである。

十分な半透明性をもつことがわかっている材料として、紙（例えばポスター）な らびにプラスチック材料がある。

図２ｂは本発明に従う両側面看板の構造を示す。両側面看板の場合、複数点マト リックスが形成されている透明シート１０に十分半透明なシート１６が固定され ている。該シート１６は無地であってもよいし又はシートの外側面に看板画像を 設けてもよい。少なくとも透明シート１０に接触している面は薄い着色面であり 好ましくは白である。同様にもしシート１６が無地であるならば、シートは薄い 着色のものが好ましく、さらに好ましくは白である。シート１６が無地の場合、 さらにその上にシート１７を看板システムの中に組み込んでもよい。組み込んだ 場合には看板画像はシート１７に形成する。ここでも又、シート１７は光の１部 を通過させて看板を照光させるに十分な半透明性のシートである。単側面看板で も同様にシート１５は無地であってもよい。そしてもう１枚の半透明シート（図 示されていない）を無地のシート１５の面上に重ねて取りつけることが出来る。

全てのシート層を一緒に固定するために枠組（図示されていない）又は類似物な どを使用することが出来る。同様にキャリヤーならびに光源収納箱２０も半透明 看板シートを保持することが出来る。

本発明を更に明確に説明するために、サイズの異なる看板を使ってテストをおこ なった。最初のテスト例では複数点マトリックスを透明媒体の片側だけに形成さ せた。この好ましい態様では複数点マトリックスを透明材、この場合はパースベ クス（ｐｅｒｓｐｅｘ）に直接、複数の白い点をスクリーン印刷することにより 形成する。前にも述べたように、複数点マトリックスの密度を光源から離れるに 従って増大させている。

第２のテスト例では、透明媒体の両側面に単側面のときと同じように複数点マト リックスを形成させる。

いづれの例においても、看板の１端のみに照明手段を取りつけ、蛍光灯を使用し た。更にまた、単側面だけの看板を複数個つくり不透明の白色裏当シートを試験 的に使用した。

各看板上の２カ所の光度、即ち、光源からの中間点ならびに光源の反対側の端部 の光度を光度計を使用して測定した。

テスト結果は下記の通りである。

表１ テスト結果は、複数点マトリックスを透明媒体の両面に形成すると看板の照度が 著しく向上することを示している。照明されるべきメツセージの大部分が存在す る看板の中央部において特に改善がみられる。尚、複数点マトリックスの効果は 看板サイズが大きくなっても依然として良好である。

本発明に従った表示システムは、小さい表示にも非常に大きな表示にも使用可能 であり、従来要求されていた多数の電灯を使用することなく良好な照度を有利に 提供する。看板の製作ならびにメンテナンスは時間が短縮され、また従来よりも 簡単にすむ。

図１ 補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法１８４条の８）平成５年３月１９日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．相対向する２つの面を有する少なくとも１つの透明シートを包含し、該面を 実質的に覆う複数点マトリックスを少なくとも片方の該面が有していることを特 徴とする照光表示システム。 ２．上記の面のそれぞれが、該面を実質的に覆う複数点マトリックスを有してい る請求項１に記載の照光表示システム。 ３．上記の複数点が半透明または不透明である請求項１または２に記載の照光表 示システム。 ４．少なくとも１つの薄い着色面を有するところの少なくとも１つの十分に半透 明のシートを更に包含することを特徴とする請求項１〜３のいづれかに記載の照 光表示システム。 ５．少なくとも１つの十分に半透明の該シートが１つの薄い着色面を有し、更に この面が複数点マトリックスを有する上記少なくとも１つの透明シートの１つの 面と接触している請求項４に記載の照光表示システム。 ６，１つの十分に半透明のシートと１つの薄い着色不透明シートを有し、この薄 い着色不透明シートが複数点マトリックスを有する少なくとも１つの透明シート の他の面と接触している請求項５に記載の照光表示システム。 ７．複数点密度が数及び／又はサイズにおいて、光源から離れるに従って増大す るように該複数点マトリックスが構成されている請求項１〜６のいづれかに記載 の照光表示システム。 ８．相対向する２つの面を有する透明シートを包含し、該面を実質的に覆う複数 点マトリックスを少なくとも１つの該面が有していることを特徴とする照光表示 システムに使用するためのシステム用品。 ９．エッチング、塗布、又はスクリーン印刷によって、複数点マトリックスが透 明シートに形成されているか、又は複数点マトリックスを形成した透明フィルム が透明シートに付着されている請求項８のシステム用品。 １０．照光表示システムに使用される透明シートに固定される用品であって、複 数点マトリックスが形成されている透明フィルムよりなる用品。