JPH0650526A - 焼却炉 - Google Patents

焼却炉

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Publication number
JPH0650526A
JPH0650526A JP20467992A JP20467992A JPH0650526A JP H0650526 A JPH0650526 A JP H0650526A JP 20467992 A JP20467992 A JP 20467992A JP 20467992 A JP20467992 A JP 20467992A JP H0650526 A JPH0650526 A JP H0650526A
Authority
JP
Japan
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exhaust gas
white smoke
steam
heat boiler
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP20467992A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Watanabe
正彦 渡辺
Nobuyuki Nishiguchi
信幸 西口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0650526A publication Critical patent/JPH0650526A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排熱ボイラによる発生蒸気の白煙防止装置へ
の供給量を適正に制御することで発電効率の向上を可能
とする焼却炉の提供を目的とする。 【構成】 燃焼室1で発生した排ガスと熱交換する排熱
ボイラ12と、その排熱ボイラの発生蒸気により発電す
る発電装置13と、前記排熱ボイラ12を通過した排ガ
スを洗浄する洗浄装置15と、洗浄後の排ガスを前記排
熱ボイラ12の発生蒸気により再加熱する白煙防止装置
17と、その白煙防止装置17を通過した排ガスを排気
する煙突18とを備えて構成してある焼却炉であって、
前記洗浄装置15を通過した排ガスの湿度を検出する排
ガス湿度センサと、前記煙突18から排気される排ガス
温度を検出する排ガス温度センサと、大気温度を検出す
る大気温度センサとを設け、前記大気温度センサによる
検出大気温度と前記排ガス湿度センサによる検出排ガス
湿度とから目標排ガス温度を設定し、前記排ガス温度セ
ンサによる検出排ガス温度が目標排ガス温度となるよう
に前記白煙防止装置17への蒸気供給量を制御する蒸気
分配制御手段19を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼室で発生した排ガ
スと熱交換する排熱ボイラと、その排熱ボイラの発生蒸
気により発電する発電装置と、前記排熱ボイラを通過し
た排ガスを洗浄する洗浄装置と、洗浄後の排ガスを前記
排熱ボイラの発生蒸気により再加熱する白煙防止装置
と、その白煙防止装置を通過した排ガスを排気する煙突
とを備えて構成してある焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の焼却炉は、燃焼室で発生した排
ガスに含まれる熱を有効利用するために、排熱ボイラを
設けて蒸気発電する一方、排ガスから有害物質を除去す
る湿式の洗浄装置による洗浄後の排ガスを、前記排熱ボ
イラの発生蒸気により再加熱する白煙防止装置により、
煙突から水蒸気による白煙状態で排気されるのを防止し
ていた。そして、従来、排熱ボイラでの発生蒸気量の発
電装置と白煙防止装置への分配量を、煙突から白煙が排
気されない範囲で運転者の目分量により季節ごとに適宜
調節していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の焼却炉では、白煙防止装置へ蒸気が過剰供給されてい
る場合も多く、それだけ発電能力を充分に活用していな
いという欠点があった。本発明の目的は、上述した従来
欠点を解消する点にあり、排熱ボイラでの発生蒸気の効
率的利用を図る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明による焼却炉の特徴構成は、前記洗浄装置を通過
した排ガスの湿度を検出する排ガス湿度センサと、前記
煙突から排気される排ガス温度を検出する排ガス温度セ
ンサと、大気温度を検出する大気温度センサとを設け、
前記大気温度センサによる検出大気温度と前記排ガス湿
度センサによる検出排ガス湿度とから目標排ガス温度を
設定し、前記排ガス温度センサによる検出排ガス温度が
目標排ガス温度となるように前記白煙防止装置への蒸気
供給量を制御する蒸気分配制御手段を設けてある点にあ
る。
【0005】
【作用】図2に示すように、煙突排ガス中の含水率に対
して、結露による白煙の発生しない状態で排気される排
ガスの最低温度曲線が外気温度(月別の曲線)により定
まるので、その最低温度を満足するように白煙防止装置
への蒸気供給量を制御するのである。具体的には、大気
温度センサにより外気温度を検出するとともに、排ガス
湿度センサにより煙突排ガス中の含水率を検出して、該
当月の特性曲線に対して、それらの検出値の交点が下側
にあれば、上側、あるいは曲線上に位置するような煙突
出口排ガス温度となるように、排ガスの最低温度を目標
排ガス温度として設定し、蒸気分配制御手段により、排
ガス温度センサによる検出排ガス温度が目標排ガス温度
となるように前記白煙防止装置への蒸気供給量を制御す
るのである。
【0006】
【発明の効果】本発明の焼却炉によれば、白煙防止装置
へ蒸気が過剰供給されることなく適切に白煙防止しなが
らも、排熱ボイラでの発生蒸気を発電エネルギーとして
効率的に利用できる焼却炉を提供できるようになった。
これにより、白煙防止装置へ過剰に供給されていた蒸気
を効率的に発電装置に供給できるようになり、例えば、
夏季の電力需要の高い時期にも効果的に対応できるよう
になった。
【0007】
【実施例】以下に実施例を説明する。都市ゴミ用の焼却
炉は、図1に示すように、投入されたゴミを焼却する燃
焼室1と、その燃焼室1への投入ゴミを一時的に溜める
ホッパ3と、燃焼室1で焼却された灰を集める灰ピット
4等を備えて構成してある。
【0008】ホッパ3の下部には、ゴミを燃焼室1へ少
量づつ投入するプッシャ2を備えてあり、燃焼室1に
は、固定火格子に対して移動火格子を油圧シリンダ(図
示せず)で斜め上下方向に往復摺動して、投入されたゴ
ミを乾燥させる乾燥帯A、燃焼させる燃焼帯B、灰化す
る後燃焼帯Cへと攪拌搬送しながら搬送する搬送手段5
と、その左右側壁の下部に搬送手段5の幅方向中央部に
向かい送風することで火炎を前記側壁から遠ざけて側壁
を冷却する送風手段7と、搬送手段5の下方から燃焼用
の空気を供給する燃焼空気供給手段8とを設けてある。
【0009】前記燃焼室1の上方に設けた煙道9の下流
には廃熱ボイラ12を設けてあり、燃焼室1で発生した
燃焼熱エネルギーが蒸気の形で取り出され蒸気タービン
を用いた発電機13のエネルギーに供される。さらに、
排ガスは電気集塵機や、湿式の洗浄装置等からなる排ガ
ス処理設備16によりばいじんや有害ガスが除去された
後、白煙防止装置17を経て煙突18から排気される。
【0010】前記白煙防止装置17は、前記洗浄装置を
通過した過湿の排ガスから水分を吸収する減湿吸収部1
7aと、減湿吸収部17aからの排ガスに高温の空気を
混入する空気ガス混合器17bと、前記混入空気や空気
混合ガスを加熱する加熱器17c,17d等で構成して
ある。前記煙突18の出口部には、排ガスの湿度を検出
する排ガス湿度センサS1と、前記煙突から排気される
排ガス温度を検出する排ガス温度センサS2と、大気温
度を検出する大気温度センサS3とを設けてある。図1
に示すように、前記廃熱ボイラ12による発生蒸気を、
前記蒸気タービンと前記白煙防止装置17に分流する分
流器19aとその分流比を可変制御する制御部19bと
からなる蒸気分配制御手段19を設けてあり、前記大気
温度センサによる検出大気温度と前記排ガス湿度センサ
による検出排ガス湿度とから排ガスが煙突近傍で結露し
ない目標排ガス温度を、図2に示すように、予め季節毎
の気象条件により定められた白煙防止線図に基づき設定
し、前記排ガス温度センサによる検出排ガス温度が目標
排ガス温度となるように前記白煙防止装置への蒸気供給
量を自動制御する。以て、蒸気エネルギーを無駄なく発
電と白煙防止に利用する。
【0011】以下に別実施例を説明する。先の実施例で
示した白煙防止線図はこれに限定するものではなく、地
域ごとに異なる気象条件により適宜作成できる。先の実
施例では温度センサや湿度センサについて特に指定して
いないが、熱電対等、適宜使用できる。又、その配置位
置は、煙突18の出口部に限るものではなく、入口部そ
の他の箇所であってもよい。先の実施例では、前記蒸気
分配制御手段19は、廃熱ボイラ12による発生蒸気
を、前記蒸気タービンと前記白煙防止装置17に分流す
る例を示したが、これに限定するものではなく、蒸気タ
ービンと前記白煙防止装置17以外の装置に分配するよ
うに構成してあってもよい。この場合の蒸気量の分配制
御は、白煙防止装置17関連以外の装置にもセンサ等を
配して過剰供給を抑えるように構成してもよい。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】焼却路の概略構成図
【図2】白煙防止線図
【符号の説明】
1 燃焼室 12 排熱ボイラ 13 発電装置 15 洗浄装置 17 白煙防止装置 18 煙突 19 蒸気分配制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室(1)で発生した排ガスと熱交換
    する排熱ボイラ(12)と、その排熱ボイラの発生蒸気
    により発電する発電装置(13)と、前記排熱ボイラ
    (12)を通過した排ガスを洗浄する洗浄装置(15)
    と、洗浄後の排ガスを前記排熱ボイラ(12)の発生蒸
    気により再加熱する白煙防止装置(17)と、その白煙
    防止装置(17)を通過した排ガスを排気する煙突(1
    8)とを備えて構成してある焼却炉であって、 前記洗浄装置(15)を通過した排ガスの湿度を検出す
    る排ガス湿度センサと、前記煙突(18)から排気され
    る排ガス温度を検出する排ガス温度センサと、大気温度
    を検出する大気温度センサとを設け、 前記大気温度センサによる検出大気温度と前記排ガス湿
    度センサによる検出排ガス湿度とから目標排ガス温度を
    設定し、前記排ガス温度センサによる検出排ガス温度が
    目標排ガス温度となるように前記白煙防止装置(17)
    への蒸気供給量を制御する蒸気分配制御手段(19)を
    設けてある焼却炉。
JP20467992A 1992-07-31 1992-07-31 焼却炉 Pending JPH0650526A (ja)

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JP20467992A JPH0650526A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 焼却炉

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JPH0650526A true JPH0650526A (ja) 1994-02-22

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006189195A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Takuma Co Ltd 白煙防止方法
US20130062883A1 (en) * 2011-09-12 2013-03-14 Hitachi, Ltd. Heat Recovery System of the Boiler with CO2 Capture System
JP2019155333A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 三菱重工業株式会社 排ガス処理装置及び排ガス処理装置の運転方法

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