JPH065051Y2 - 流体輸送管切断機 - Google Patents

流体輸送管切断機

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JPH065051Y2
JPH065051Y2 JP1987091763U JP9176387U JPH065051Y2 JP H065051 Y2 JPH065051 Y2 JP H065051Y2 JP 1987091763 U JP1987091763 U JP 1987091763U JP 9176387 U JP9176387 U JP 9176387U JP H065051 Y2 JPH065051 Y2 JP H065051Y2
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群平 横山
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矢野技研株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水道管等の流体輸送管に迂回管を取り付けた
りバルブを介装したりする目的で、その途中箇所を切除
するための流体輸送管切断機に関する。
〔従来の技術〕
上述した流体輸送管切断機として、従来、次の[1],[2]
に示すような構成のものが知られている。
[1]第10図に示すように、内周面に切削バイト(2′)
を取り付けた環状の枠体(1′)を流体輸送管(P)の
長手方向に沿って間隔を隔てて2つ配設するとともに、
それら2つの枠体(1′)をともに二分割可能な構成に
したものである。そして、この流体輸送管切断機を用い
た流体輸送管(P)の途中箇所の切除に際しては、この
枠体(1′)を二分割した後に流体輸送管(P)に抱か
せて外嵌するとともに、この枠体(1′)の外周面に咬
合させたチェーン(3′)を連動機構を介してモータ(11)
に連動させ、このモータ(11)の駆動で枠体(1′)を流
体輸送管(P)の周囲に回転させることにより、その内
周面の切削バイト(2′)で流体輸送管(P)の外周壁
を長手方向に離隔した2ヶ所において切削することで行
われる。尚、図中の(15)は、この流体輸送管(P)の途
中箇所の切除を不断水で行うために流体輸送管切断機の
全体を覆う状態に設けられた不断水作業ケースである。
[2]第11図に示すように、円筒形のカッタ(2″)を、
モータ(11)の駆動軸(12)に取り付けたものである。そし
て、この流体輸送管切断機を用いた流体輸送管(P)の
途中箇所の切除は、この円筒形のカッタ(2″)をモー
タ(11)の駆動で回転させつつ、流体輸送管(P)の側方
からモータ(11)の駆動軸(12)方向に沿って移動させるこ
とで行われる。尚、図中の(15)は、同じく不断水作業ケ
ースである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来の流体輸送管切断機には、次のよ
うな問題があった。
まず、[1]の流体輸送管切断機は、流体輸送管の途中
箇所の切除作業を行うに際して、枠体を一旦二分割した
後流体輸送管に抱かせて組み立てるとともに芯出しを行
う必要があり、切除作業に先立つそれら前作業に手間を
取られがちで、作業性が悪かった。
また、枠体が、流体輸送管を抱く姿勢に取り付けられて
いるから、特に、切除作業を前述した作業ケースを用い
て不断水状態で行う場合に、切削バイトによる切削開始
後この作業ケース内に流体が充満した状態で故障等が生
じた場合、それへの対処が極めて困難であった。
一方、[2]の流体輸送管切断機は、カッタを駆動回転
させつつ流体輸送管に対して側方から押し当てていく作
業形態で流体輸送管の途中箇所の切除が行えるから、切
除作業に先立って前作業を行う必要が殆どなくて作業性
を向上できるとともに、不断水状態での切除作業時に切
除箇所からの出水後に故障が生じても装置を引き抜くだ
けで済むので対処が容易であるものの、切除作業の進行
に伴って円筒形のカッタが流体輸送管の切除箇所の端部
を塞ぐこととなるので、特に、流体輸送管の途中箇所の
切除を不断水状態で行う場合に、流体の流れが妨げら
れ、下流での減圧や流量減少を招く。
そのため、第11図中に二点鎖線で示すように、円筒形の
カッタの周壁に流体を通過させるための孔を形成するこ
とで流れの阻害を少なくすることが行われるが、この円
筒形のカッタの周壁には、カッタの刃の支持部材とそれ
への駆動伝達部材を兼ねるものであって強度が要求され
るから、前記孔を大径のものにしたり数多く設けたりす
ることができず、しかも、たとえ、そのように円筒形の
カッタの周壁に孔を形成した場合であっても、この周壁
はカッタによる切除作業に伴って回転するものであるか
ら、孔以外の残りの周壁が流体輸送管内の流体に対して
抵抗になることは避けられず、結果として、切除箇所の
下流における減圧や流量減少を充分に防止することはむ
つかしかった。
本考案の目的は、上記実情に鑑み、作業性に優れ、しか
も、不断水状態で切除作業を行うにあたって、切除箇所
からの出水後の故障等への対処を容易に行えるととも
に、切除箇所の下流における減圧や流量減少をできるだ
け少なくすることのできる流体輸送管切断機を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による流体輸送管切断機の特徴構成は、切断対象
の流体輸送管に対する受入空間を備えた機枠に、前記受
入空間の入口を間隔を隔てた2箇所で横断するように索
状体を回動自在に取り付け、この索状体に、切断刃を、
前記横断箇所において前記受入空間からの流体輸送管の
抜出し方向に突出する状態で取り付けるとともに、前記
機枠には、前記索状体の上方側への逃げ出しを規制する
押えガイドを設け、その押えガイドの厚みを前記切断刃
による切断幅と同程度以下に設定し、かつ、その機枠の
前記押えガイドよりも上方側の前記受け入れ空間の管軸
線方向の両側を、受け入れ空間に位置する切断管部分の
管内流路が前後の流体輸送管の管内流路と連通するよう
に開放し、さらに、前記機枠には、前記索状体を回動さ
せるための駆動機構と、切断された管部分を受け止めて
その落下を防止する脱落防止機構とを備えたことにあ
る。
〔作用〕
上記特徴構成による作用は次の通りである。
a.流体輸送管に対して、それの受入空間を備えた機枠
を側方から進ませつつその受入空間の入口を間隔を隔て
た2カ所で横断するように機枠に取り付けられた索状体
を回動させることによって、この索状体に取り付けられ
た切断刃が、流体輸送管を間隔を隔てた2箇所で切断を
開始し、切断された流体輸送管部分が機枠の受入空間に
次第に受け入れられることで、機枠の引続く進行が許容
されて切断刃による流体輸送管の切断が続行される。
b.流体輸送管の途中箇所の切除を、その切除対象管の
側方から、切断刃を備えた索状体を駆動回転させつつ機
枠を進行させる作業形態で行えるから、切除作業に先立
つ前作業を殆ど不要にでき、しかも、不断水状態での切
除作業時に切除箇所からの出水後に故障等が生じた場合
であっても、機枠を切除作業時の進行方向とは反対方向
に引き抜くだけで装置の全体を切除箇所から外すことが
でき、その故障等への対処を容易かつ迅速に行える。
c.流体輸送管を切断する切断刃が、流体輸送管の断面
積に対して流体輸送管の横断面視における所要面積を小
さくすることのできる索状体に取り付けられ、かつ、機
枠も、押えガイドよりも上方側の受け入れ空間の管軸線
方向の両側を、受け入れ空間に位置する切断管部分の管
内流路が前後の流体輸送管の管内流路と連通するように
開放してあるから、流体輸送管の途中箇所の切除作業を
不断水状態で行う場合に、索状体の周囲に充分な流体通
過スペースを残した状態で作業でき、それにより、切除
箇所の下流における減圧や流量の減少を少なくできる。
d.索状体の上方側への逃げ出しを規制する押えガイド
を備えているので、切断刃に対する接触が部分的でしか
ない管体の切除でありながら、索状体の屈曲を規制し、
その屈曲に起因した切断刃の姿勢変化を抑制でき、切断
性能の低減を抑制し得る。
e.流体輸送管の一部を部分的に切除して得られる管部
分を、切断後に外部に取り出すに際して、前記機枠に、
切断された管部分を受け止めてその落下を防止する脱落
防止機構を備えているので、簡単に外部に取り出すこと
ができる。
〔考案の効果〕
上記a.〜e.に記載の作用による効果は次の通りであ
る。
すなわち、流体輸送管の側方から機枠を進める作業形態
をとれることで、切除作業に先立つ前作業を不要にでき
るとともに不断水状態での作業時のトラブルへの対処が
容易に行え、しかも、不断水状態で切除作業をするにあ
たって下流での減圧や流量の減少が発生することを少な
くでき、全体として、作業性に優れ、特に不断水状態で
の切除作業、及び、切断後の管部分の取り出し作業を含
めて、流体輸送管の切断関連作業全体を効率よく行える
流体輸送管切断機を得られたものである。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて、本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図に示すように、機枠(1)の両側に、
切断刃(2)を備えた一対のチェーン(3)を夫々回動
自在に取り付けて、流体輸送管切断機(X)を構成して
ある。
機枠(1)は、正面視逆U字状の枠部材(1A)の一対を、
所定間隔を隔てて配設し、それら一対の枠部材(1A)どう
しを、連結部材(1B)によって連結固定することによって
構成されている。
そして、第1図に示すように、夫々の枠部材(1A)におい
て、その一対の腕部(1a)の先端に夫々掛張輪体であるス
プロケット(4)が軸支されており、それら一対のスプ
ロケット(4)と、枠部材(1A)の基端部分に軸支された
駆動スプロケット(5)とに亘って、前述した切断刃
(2)付のチェーン(3)が咬合する状態に架設支持さ
れている。また、一対のスプロケット(4)どうしに亘
って、チェーン(3)の弛みと横ブレとを防止するため
の押えガイド(6)が一対の腕部(1a)どうしの間のチェ
ーン(3)の背部に位置する状態に取り付けられてい
る。
切断刃(2)はハイスから構成され、第3図及び第4図
に示すように、索状体の一例であるチェーン(3)の長
手方向に沿って適当間隔おきに、その刃先(2a)がチェー
ン(3)の幅方向の左右に互い違いに位置する状態で、
かつ、チェーン(3)から図中下方に突出する状態で、
アタッチメント(7)を介してチェーン(3)に取り付
けられている。
尚、切断刃(2)の設置個数、設置間隔、および、チェ
ーン(3)への設置構造等は適宜変更可能である。
また、第4図に示すように、チェーン(3)、アタッチ
メント(7)、及び、押えガイド(6)は、何れも、複
数の切断刃(2)の互い違いに位置する左右の刃先(2a)
どうしの間、即ち、複数の切断刃(2)による切断幅内
に収まるように構成されている。
第2図に示すように、一対の駆動スプロケット(5)ど
うしは、伝動軸(8)によって連結され、この伝動軸
(8)に固着されたベベルギヤ(8a)が、入力軸(9)に
固着されたベベルギヤ(9a)に咬み合っている。
そして、この入力軸(9)は、カップリング部(10)にお
いて、モータ(11)の駆動軸(12)に咬み合っており、この
モータ(11)の駆動で、一対の枠部材(1A)に取り付けられ
たチェーン(3)が、夫々、3つのスプロケット(4),
(5)に亘って回動されるように構成されている。
即ち、モータ(11)、及び、モータ(11)から駆動スプロケ
ット(5)に至る伝動機構が、索状体の一例であるチェ
ーン(3)を回動させる駆動機構(DM)を構成している。
この流体輸送管切断機を用いた流体輸送管(P)の途中
箇所の切除は、チェーン(3)を回動させつつ切断対象
となる流体輸送管(P)の側方から、この流体輸送管切
断機を押し付けながら機枠(1)を進行させることによ
って行われる。
即ち、機枠(1)の進行に伴って、チェーン(3)から
第1図中下方に突出する姿勢の切断刃(2)が、流体輸
送管(P)の周壁に当接して切断が開始される。
機枠(1)の一対の枠部材(1A)において、腕部(1a)どう
しの間隔(D)は、切断対象となる流体輸送管(P)の
外径(d)よりも大に形成されている。一方、先に述べ
たようにチェーン(3)及び押えガイド(6)等は切断
刃(2)による切断幅内に収まるように構成されてい
る。
従って、機枠(1)の進行に伴って、流体輸送管(P)
は、機枠(1)の一対の腕部材(1A)の夫々の腕部(1a)ど
うしの間に形成される受入空間(V)内に受け入れら
れ、それに伴って、チェーン(3)に取り付けられた切
断刃(2)が回動しつつ、その受入空間(V)の入口を
間隔を隔てた2箇所で横断することによって、流体輸送
管(P)がその長手方向の2箇所で切断されることとな
る。
つまり、切断刃(2)のチェーン(3)からの突出方向
は、この受入空間(V)からの流体輸送管(P)の抜出
し方向となっている。
また、この流体輸送管切断機には、流体輸送管(P)の
切除部分の脱落を防止するための脱落防止機構が設けら
れている。次に、その構成を説明する。
第4図に示すように、押えガイド(6)に、流体輸送管
(P)の切除部分を下方から受け止めるための切欠部(6
a)を形成してある。また、第2図に示すように、受止部
材となるこの押えガイド(6)に対して相対回転のみ自
在に取り付けられたボス部(6b)を取付軸(13)に螺合させ
るとともに、このボス部(6b)と、スプロケット(4)と
の間に、ワンウェイクラッチ(14)を介装してある。
そして、このワンウェイクラッチ(14)は、モータ(11)の
正転で切断刃(2)による切断が行える方向にチェーン
(3)を回動させたときには、スプロケット(4)とボ
ス部(6b)とを非連動状態にして、チェーン(3)の切断
刃(2)による流体輸送管(P)の切断を位置ズレする
ことなく行えるようにし、一方、モータ(11)を逆転させ
たときには、スプロケット(4)とボス部材(6b)とを連
動状態にして、スプロケット(4)とボス部(6b)とを取
付軸(13)への螺合でネジ送りし、押えガイド(6)を、
その切欠部(6a)が流体輸送管(P)の切除箇所を受け止
める位置に達するまで移動させることができるように構
成されている。
次に、この流体輸送管切断機(X)を用いた流体輸送管
(P)の途中箇所の切除作業を説明する。尚、以下の説
明は、本考案による流体輸送管切断機(X)を用いるに
有用な不断水状態での作業を例にとって行うが、勿論、
本考案による流体輸送管切断機(X)は、断水状態での
作業をも何ら支障なく行うことができる。
第5図(イ)は、切除作業開始前の状態を示している。図
中(15)は、流体輸送管(P)の途中箇所の切除作業を不
断水状態で行うための不断水作業ケースであり、上下に
二分割可能な構成となっている。
上部ケース(15A)は、先に説明した流体輸送管切断機
(X)を収容可能な内容積を有しているとともに、仕切
弁装置(16)を備えている。また、下部ケース(15B)は、
切断対象の流体輸送管(P)と流体輸送管切断機(X)
とを合わせて収容するとともにその状態で内部を密閉空
間にできるように構成されている。
この不断水作業ケース(15)を用いた流体輸送管(P)の
途中箇所の切除作業を工程順に説明する。
第5図(イ)に示す状態から、機枠(1)を図中下方に進
行させ、先に説明したように、流体輸送管(P)の側方
からの切除作業を行う。
切除作業が終了すれば、第5図(ロ)に示すように、先程
説明した脱落防止機構によって脱落を防止した状態の切
除部分(P′)を、機枠(1)とともに持ち上げて、上部
ケース(15A)内に収容する。
この状態で、第5図(ハ)に示すように、仕切弁装置(16)
を作動させて、上部ケース(15A)下部ケース(15B)との連
通を断ち、その後、第5図(ニ)に示すように、上部ケー
ス(15A)を下部ケース(15B)から離脱させて作業が完了す
る。
そして、その後、流体輸送管(P)の切除箇所に、例え
ば、第6図に示すように分岐用エルボ管(Q)や第7図
に示すようにバルブ(R)が取り付けられる。
〔別実施例〕
次に、本考案による流体輸送管切断機の別の実施例を列
記する。
〈1〉第8図に示すように、先の実施例では正面視逆U
字状に形成していた機枠(1)の一対の枠部材(1A)を、
何れも正面視逆T字状に形成し、その下端をチェーン
(3)の背面に当接させて押えガイドの機能を持たせる
とともに、この枠部材(1A)の厚みを、チェーン(3)に
取り付けた切断刃(2)による切断幅内に収まるように
構成してある。
この構成の場合、切断対象の流体輸送管(P)に対する
受入空間(V)は、一対の枠部材(1A)どうしの間に形成
されることとなる。尚、他の部分の構成は、先の実施例
とほぼ同一であるので、同一番号を付すのみとし、構成
及び動作の説明は省略する。
〈2〉第9図(イ)に示すように、先の実施例とほぼ同様
に正面視逆U字状に形成した枠部材(1A)の遊端に、スプ
ロケット(4)を、図中上下方向に軸芯周りで回転する
ように取り付け、一対の枠部材(1A)の各遊端に設けられ
た合計4つのスプロケット(4)に亘って、切断刃
(2)を図中下方に突設した索状体である1本の有歯ベ
ルト(3)を架設してある。
そして、各枠部材(1A)の遊端に設けられた一方のスプロ
ケット(4)を伝動軸(17)を介してその枠部材(1A)の上
部に設けた伝動用ベルト車(18)に連動し、さらに、第9
図(ロ)に示すように、一対の伝動用ベルト車(18)を、有
歯ベルト(19)を介して、入力軸(9)に連設の駆動用の
ベルト車(20)に連動してある。
他の構成は、先に説明した実施例のものとほぼ同一であ
るので、説明は省略する。そして、この実施例において
は、モータ(11)の駆動で、切断刃(2)を備えた有歯ベ
ルト(3)が第9図(ロ)中の[A]ないし[D]の経路に沿っ
て矩形状に回動し、[A]の経路及び[C]の経路の、間隔を
隔てた2箇所で、機枠(1)の一対の枠部材(1A)の間に
形成される受入空間(V)の入口を横断することとな
る。
また、この構成においては、流体輸送管(P)の切除部
分に対する脱落防止機構を、第9図(イ)に示すように、
入力軸(9)に連動する位置決め用のセンタードリル(2
1)を設け、第9図(ハ)に示すように、このセンタードリ
ル(21)の先端部分の周壁に、遠心力により外方に倒伏し
て切除部分を下方から受け止める受止部材(22)を収容す
ることで構成してある。
尚、センタードリル(21)を位置決め用に設け、そのセン
タードリル(21)に上述のように脱落防止機構を設ける構
成は、先の実施例の構成においても採用することができ
る。
〈3〉索状体(3)として、チェーンや有歯ベルトの
他、ワイヤや平ベルト等を用いてもよいが、切断作業時
の負荷が大きいことを考慮すると、チェーンや有歯ベル
ト等のすべりのない伝動が可能な索状体(3)が好まし
い。
〈4〉切断刃(2)の材質としては、ハイスの他、粉末
ダイヤモンドや超硬チップであってもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案に係る流体輸送管切断機の
実施例を示し、第1図は正面図、第2図は断面図、第3
図はチェーン部分の正面図、第4図はチェーン部分の横
断面図、第5図(イ)ないし(ニ)は切除作業の工程を示す概
略図、第6図は切除箇所への分岐用エルボ管の取付状態
を示す断面図、第7図は切除箇所へのバルブの取付状態
を示す断面図である。第8図および第9図は夫々本考案
に係る流体輸送管切断機の別実施例を示し、第8図は正
面図、第9図(イ)は正面図、第9図(ロ)は平面図、第9図
(ハ)は要部の断面図である。第10図および第11図は夫々
従来例を示す正面図である。 (1)……機枠、(2)……切断刃、(3)……索状
体、(4)……掛張輪体、(6)……押えガイド、(11)
……モータ、(14)……ワンウェイクラッチ、(P)……
流体輸送管、(V)……受入空間、(DM)……駆動機構。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体輸送管(P)の途中箇所を切除するた
    めの流体輸送管切断機であって、 切断対象の流体輸送管(P)に対する受入空間(V)を
    備えた機枠(1)に、前記受入空間(V)の入口を間隔
    を隔てた2箇所で横断するように索状体(3)を回動自
    在に取り付け、この索状体(3)に、切断刃(2)を、
    前記横断箇所において前記受入空間(V)からの流体輸
    送管(P)の抜出し方向に突出する状態で取り付けると
    ともに、 前記機枠(1)には、前記索状体(3)の上方側への逃
    げ出しを規制しながら索状体(3)を摺接案内する押え
    ガイド(6)を設け、その押えガイド(6)の厚みを前
    記切断刃(2)による切断幅と同程度以下に設定し、か
    つ、その機枠(1)の前記押えガイド(6)よりも上方
    側の前記受け入れ空間(V)の管軸線方向の両側を、受
    け入れ空間(V)に位置する切断管部分(P′)の管内
    流路が前後の流体輸送管(1)の管内流路と連通するよ
    うに開放し、 さらに、前記機枠(1)には、前記索状体(3)を回動
    させるための駆動機構(DM)と、切断された管部分
    (P′)を受け止めてその落下を防止する脱落防止機構
    とを備えている流体輸送管切断機。
  2. 【請求項2】前記索状体(3)が、前記横断箇所におい
    て、切断対象の流体輸送管(P)の外径よりも大なる間
    隔を隔てて前記機枠(1)に軸支された一対の掛張輪体
    (4)間に架設支持されたものであり、それら一対の掛
    張輪体(4)が、何れも、前記駆動機構(DM)を構成する
    モータ(11)の正転で前記索状体(3)を回動させるよう
    に、かつ、前記モータ(11)の逆転で前記機枠(1)に取
    り付けられた螺軸に螺合する押えガイド(6)をネジ送
    りして前記流体輸送管(P)の切除部分に対する落下防
    止位置に移動させるように、この押えガイド(6)に、
    ワンウェイクラッチ(14)を介して、その回転軸芯方向へ
    の移動不能に取り付けられたものである実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の流体輸送管切断機。
JP1987091763U 1987-06-15 1987-06-15 流体輸送管切断機 Expired - Lifetime JPH065051Y2 (ja)

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JP1987091763U Expired - Lifetime JPH065051Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15 流体輸送管切断機

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JP (1) JPH065051Y2 (ja)

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