JPH07136981A - パイプの切断装置 - Google Patents

パイプの切断装置

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JPH07136981A
JPH07136981A JP28490393A JP28490393A JPH07136981A JP H07136981 A JPH07136981 A JP H07136981A JP 28490393 A JP28490393 A JP 28490393A JP 28490393 A JP28490393 A JP 28490393A JP H07136981 A JPH07136981 A JP H07136981A
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JP
Japan
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suction
cutting
pipe
chips
tool
Prior art date
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JP28490393A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Fukuda
義▲隆▼ 福田
Hiroshi Ura
洋 浦
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KONAN SEKKEI KOGYO KK
Original Assignee
KONAN SEKKEI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプの切断と面取り加工等とを同時に連続
して行うことができ、切屑をパイプ等に巻き付くことな
く排出できる切断装置を提供する。 【構成】 パイプ挿通用の貫通孔9を備えた回転体3
に、中心に向かって揺動する刃物台13、14を取付
け、刃物台13、14の先端に取付けたバイト22、2
3の取付位置近傍に吸引ガイド17、18を取付け、切
屑を吸引口21より強制的に吸引する。吸引ガイド1
7、18と集塵ケース24に設けた吸引通路25との接
続部に、相対回転する固定刃30と回転刃を設け、吸引
した切屑を細かく切断して排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂製等のパイ
プを連続的に切断し、その切断端面に対して同時に面取
り等の加工を行なうための切断装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】水道管等に使用される合成
樹脂製のパイプは、押出機で製造された直径の異なるも
のを合わせて1系列の設備で成形加工されており、加工
としては、一定の長さに単に切断する場合と、切断とそ
の切断したパイプ端面の面取り加工などを同時に行なう
場合とがある。
【0003】従来のパイプ切断装置は、バイト式切削機
や、ナイフ刃式切断機、鋸刃式切断機のように単独の機
能をもった機械が使用されており、パイプの切断とその
切断端面の面取り加工を同時に施すには、必要に応じて
切断方式の異なる機械を設置換えして行なっていた。
【0004】しかし、ナイフ刃や鋸刃によるパイプの切
断だけでは、刃物が切削作用を行わずにパイプに喰い込
み、細かい鋸屑等が発生するだけであるが、バイト式切
断機等を用いてパイプ端面に面取り加工等の切削を行っ
た場合、切屑が薄く幅広いものとなり、破断せずに連続
的に延びた状態になる。このため、面取りによる切屑が
パイプや切断用刃物に巻き付き、連続した切断作業を阻
害する問題があった。
【0005】そこで、この発明は、上記の問題を解決
し、複数の機械の設置換えを行なわずに1台の機械でパ
イプの切断と面取り等の端面加工を同時に連続して行な
うことができ、しかも加工中の切屑の巻き付き等がない
パイプの切断装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、中心にパイプが挿通する貫通孔を設け
た回転体に、その中心に向かって揺動する複数の刃物台
を取付け、この各刃物台に、回転体の回転とともに回転
体の中心に向かって刃物台を揺動させる手段を連結し、
上記各刃物台の自由端部に刃物を取付けると共に、この
刃物の取付け位置近傍に吸引ガイドを取付け、上記各吸
引ガイドの内部と固定部材に設けた吸引通路とを回転体
の回転状態において連通するように構成したのである。
【0007】また、この発明の第2の手段は、上記の構
造において、吸引ガイドと吸引通路との接続部に、固定
部材に取付けた固定刃と、回転体と一体に回転する回転
刃を対向して設け、この相対回転する固定刃と回転刃の
間で切屑の切断刃を形成したのである。
【0008】
【作用】上記の構造においては、回転体に対して刃物台
が中心に向かって揺動し、刃物がパイプに喰い込んで加
工を行うと、発生した切屑は吸引ガイドに沿って吸引さ
れ、強制的に吸引通路を通って排出される。
【0009】また、第2の手段では、切屑が破断せずに
連続した形状になった場合、相対回転する固定刃と回転
刃の間で切屑が吸引される途中で切断され、処理しやす
い長さとなって排出される。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。図1及び図2において、1は、走行車輪2
を備えるハウジング、3は回転体であり、この回転体3
は、ハウジング1の内部に軸受7によって回転自在に支
持される円筒状スリーブ4と、そのスリーブ4の先端の
フランジ部5に複数の支柱8により一体に取付けられる
円板6とから形成される。上記スリーブ4の中心には、
パイプAが挿通する貫通孔9が設けられ、スリーブ4の
外周面には差動歯車10が形成されている。
【0011】上記スリーブ4のフランジ部5とハウジン
グ1との間には、カムリング11が回転自在に組込ま
れ、そのカムリング11の外周面に差動歯車12が形成
されている。このカムリング11と回転体3の差動歯車
10、12は、その歯車がわずかに異なるものとされ、
この両歯車10、12が同時に入力用歯車36と噛み合
って回転駆動されることにより、その歯数の差によって
カムリング11と回転体3がわずかに異なる回転数で差
動回転するようになっている。
【0012】なお、上記入力用歯車36には、駆動伝達
軸37を介して図示略した駆動手段が連結しており、任
意に駆動されるようになっている。
【0013】上記回転体3のフランジ部5の前側端面に
は、それぞれ支点軸16を介して3個の刃物台13、1
4、15が取付けられている。この各刃物台13、1
4、15は、端部に取付けた支点軸16を支点として回
転体3の中心に向かって揺動可能に取付けられ、2個の
刃物台13、14の自由端部には、バイト22、23が
着脱自在に取付けられている。また、残りの刃物台15
は、ダミーであり、その端部に案内ローラ19が取付け
られている。
【0014】上記各刃物台13、14には吸引ガイド1
7、18が取付けられ、その各吸引ガイド17、18
に、それぞれ吸引室20と連通する吸引口21が形成さ
れている。
【0015】また、上記刃物台13には、パイプ切断用
の突切りバイト22と案内ローラ19が取付けられ、他
方の刃物台14には、面取り加工用の面取りバイト23
と案内ローラ19が取付けられている。
【0016】一方、上記ハウジング1の先端には集塵ケ
ース24が取付けられ、その集塵ケース24の内部に吸
引通路25が設けられている。この吸引通路25は、ホ
ース26を介して空気吸引器(図示略)に接続してい
る。
【0017】また、集塵ケース24の後面には、図4乃
至図6に示すように、吸引通路25に開口するリング状
の空気取入口27が形成され、その空気取入口27に、
回転体3の円板6が摺接している。さらに、上記円板6
には、空気取入口27の位置に対応して2個の連結口2
8、29が形成され、この各連結口28、29にそれぞ
れ上記吸引ガイド17、18内部の吸引室20が接続し
ている。
【0018】また、空気取入口27には、円周方向に所
定の間隔をおいて複数の固定刃30が取付けられ、それ
に対向する円板6の連結口28、29には、回転体3と
一体に回転する回転刃31が取付けられている。この回
転刃31と固定刃30は、回転体3が回転するとわずか
なすき間を介して相対回転し、連結口28、29から空
気取入口27に向かって切屑が移動した場合、その切屑
を切断する切断刃を形成している。
【0019】上記各刃物台13、14、15の中央部に
は、図3及び図6に示すように、スリーブ4のフランジ
部5に設けた孔32を貫通するカム軸33が取付けら
れ、そのカム軸33の先端に取付けたカムフォロア34
が、カムリング11の端面に形成した円弧状のカム溝3
5に嵌まり込んでいる。このカム溝35は、一端から他
端に向かうに従って中心方向へわん曲するように形成さ
れており、カムリング11と回転体3が差動回転する
と、カム溝35とカム軸33の案内により各刃物台1
3、14、15は、回転体3と一体に回転しながら支点
軸16を支点として中心方向に揺動する。
【0020】なお、ここでは、回転体3とカムリング1
1を回転駆動する駆動手段について図示を省略し、詳し
い構造の説明を省いているが、この駆動手段には、適宜
のクラッチ機構を組込み、バイト22、23に過大な重
荷が加わった時やカム軸33がカム溝35の終点に達し
た時に、回転体3又はカムリング11を空回りさせて正
常な状態に復帰させる機能を持たせておくようにする。
【0021】この実施例のパイプ切断装置は上記のよう
な構造であり、次にその作用を説明する。ハウジング1
がパイプAと一体に走行し、回転体3の貫通孔9に連続
的に送り込まれるパイプAが、クランプ装置により所定
位置にクランプされると、駆動手段に連結した入力用歯
車36が回転し、差動歯車10、12が回転する。
【0022】このように差動歯車10、12が回転する
と、回転体3とカムリング11が異なる回転数で回転す
るため、その差動回転によりカム軸33がカム溝35に
沿って移動し、各刃物台13、14、15が回転体3の
中心に向かって移動する。
【0023】これにより、刃物台13、14に取付けた
突切りバイト22と面取りバイト23は、回転体3と共
に回転しながらパイプAに向かって接近し、パイプの切
断加工と面取り加工を行なう。この場合、突切りバイト
22は面取りバイト23より先行してパイプAに切込む
ように位置決めし、突切りバイト22で切断したパイプ
端面を、面取りバイト23が加工するように設定する。
【0024】上記のバイト22、23による切削加工
中、吸引通路25を介して各吸引ガイド17、18の内
部を空気吸引状態にしておくと、各バイト22、23に
より形成される切屑は、吸引ガイド17、18の吸引口
21から吸引され、吸引ガイド17、18と吸引通路2
5の内部を通って強制的に排出される。この状態では、
各吸引ガイド17、18が突切りと面取り加工するバイ
ト22、23と同一に回転し、また、吸引口21からの
吸引作用により、空気が貫通孔9の両端開口から吸入さ
れ、バイト22、23の切削位置を通って吸引口21に
吸い込まれる。このため、切屑は吸引口21に向かって
誘導されることになり、パイプAやバイト22、23に
巻き付くことなく吸引される。
【0025】また、吸引ガイド17、18に吸引された
切屑が長く連続した状態で吸引通路25に送られようと
した場合、その両者の接続部で相対回転する回転刃31
と固定刃30の間を通過するため、その回転刃31と固
定刃30により切屑が切断される。このため、切屑は、
細かく切断されて吸引通路25に送り込まれ、吸引通路
25や吸引ガイド17、18の内部に詰まることなくス
ムーズに排出される。
【0026】なお、上記の例では、1個の刃物台15を
ダミーとし、案内ローラ19だけを取付けるようにした
が、この刃物台15に切削用の刃物を取付け、両バイト
22、23と共にパイプAを加工するようにしてもよ
い。
【0027】また、各刃物台13、14、15を回転体
3の中心に向かって揺動させる機構は、上述のようにカ
ムを利用した差動機構に限定されず、他の任意の送り機
構を用いることができる。
【0028】
【効果】以上のように、この発明は、中心に向かって揺
動する刃物台に刃物を取付け、刃物による加工で生成し
た切屑を吸引ガイドを通して強制的に吸引するため、切
屑はパイプや刃物に巻き付くことなく排出され、パイプ
の切断と面取り加工等とを連続的に安定して行なうこと
ができる。
【0029】また、この発明の第2の手段では、吸引す
る途中で切屑を回転体の回転を利用して切断するので、
切屑が短く細断されて吸引されることになり、詰まりの
ない切屑の排出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の切断装置を示す縦断正面図
【図2】図1のII−II線の断面図
【図3】図1のIII −III 線の断面図
【図4】図1のIV−IV線の断面図
【図5】図1のV−V線の断面図
【図6】図5のVI−VI線の断面図
【符号の説明】
1 ハウジング 3 回転体 4 スリーブ 6 円板 9 貫通孔 10、12 差動歯車 11 カムリング 13、14、15 刃物台 17、18 吸引ガイド 20 吸引室 21 吸引口 22 突切りバイト 23 面取りバイト 24 集塵ケース 25 吸引通路 27 空気取入口 28、29 連結口 30 固定刃 31 回転刃 33 カム軸 35 カム溝 36 入力用歯車 A パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心にパイプが挿通する貫通孔を設けた
    回転体に、その中心に向かって揺動する複数の刃物台を
    取付け、この各刃物台に、回転体の回転とともに回転体
    の中心に向かって刃物台を揺動させる手段を連結し、上
    記各刃物台の自由端部に刃物を取付けると共に、この刃
    物の取付け位置近傍に吸引ガイドを取付け、上記各吸引
    ガイドの内部と固定部材に設けた吸引通路とを回転体の
    回転状態において連通するように構成したパイプの切断
    装置。
  2. 【請求項2】 上記吸引ガイドと吸引通路との接続部
    に、固定部材に取付けた固定刃と、回転体と一体に回転
    する回転刃を対向して設け、この相対回転する固定刃と
    回転刃の間で切屑の切断刃を形成した請求項1に記載の
    パイプの切断装置。
JP28490393A 1993-11-15 1993-11-15 パイプの切断装置 Pending JPH07136981A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28490393A JPH07136981A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 パイプの切断装置

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JP28490393A JPH07136981A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 パイプの切断装置

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JPH07136981A true JPH07136981A (ja) 1995-05-30

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JP28490393A Pending JPH07136981A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 パイプの切断装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010006421A1 (fr) * 2008-07-18 2010-01-21 Hydro -Québec Tête de coupe à récupération de projections pour sectionner un objet tubulaire
WO2010113360A1 (ja) 2009-03-31 2010-10-07 株式会社富士機械工作所 管体切断装置及び管体切断方法
US10059017B2 (en) 2007-07-20 2018-08-28 Fuji Machine Works Co., Ltd. Tube cutting apparatus

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US8813618B2 (en) 2009-03-31 2014-08-26 Fuji Machine Works Co., Ltd. Tube cutting apparatus and tube cutting method

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