JPH0650513Y2 - 光ファイバ用母材の脱水焼結炉 - Google Patents

光ファイバ用母材の脱水焼結炉

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JPH0650513Y2
JPH0650513Y2 JP12330788U JP12330788U JPH0650513Y2 JP H0650513 Y2 JPH0650513 Y2 JP H0650513Y2 JP 12330788 U JP12330788 U JP 12330788U JP 12330788 U JP12330788 U JP 12330788U JP H0650513 Y2 JPH0650513 Y2 JP H0650513Y2
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JP
Japan
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muffle
gas
optical fiber
pressure
sintering furnace
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JP12330788U
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JPH0246824U (ja
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光一 原田
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、光ファイバ用母材の中の水分を除去する脱水
処理と焼結処理とを行う脱水焼結炉に関するものであ
る。
「従来の技術」 第2図は、従来の光ファイバ用母材の脱水焼結炉を示し
ており、光ファイバ用母材1が収容される石英ガラス製
のマッフル2と、その中に脱水剤を含むガスを供給する
ガス供給系3と、マッフル2内に収容された光ファイバ
用母材1を加熱するヒータ4とから構成されている。ま
た、ガス供給系3は、脱水剤として塩素ガスを供給する
塩素ガス供給流路3aと、その濃度調整および熱伝導の向
上のためのヘリルムガスを供給するヘリウムガス供給流
路3bとを有しており、これらを合流させてマッフル2の
下部に供給する構成とされている。そして、このガス供
給系3から供給されたガスは、マッフル2内を上昇した
後、マッフル2の蓋部2aに形成した貫通孔2bから流出さ
せられるようになっている。
また、ヘリウムガス供給流路3bには流量コントローラ5
が設けられるとともに、マッフル2の上側部には差圧計
6が取り付けられており、ヘリウムガスの供給量を一定
に維持して、炉内圧力を差圧計6を見ながら設定するよ
うにしている。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、ヘリウムガスの供給量を一定に維持して
いるため、マッフル2内の温度を変化させると、内圧も
変化してしまうことになる。また、マッフル2に供給さ
れたガスがヒータ4の部分で一度膨張し、その後マッフ
ル2の上部で収縮するというガスの局部的な膨張収縮現
象が原因となって、内圧が脈動し易く、過大な圧力変動
が生じるとマッフル2の機能を損なうおそれがある。
本考案は前記課題を有効に解決するもので、マッフル内
の圧力変動を抑制して、その内圧を安定させ、マッフル
の損傷等を防止することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本考案の脱水焼結炉は、マッフルの中に供給されたガス
の圧力によって容積が変化させられる風船バッファを取
り付けたことを特徴とする。
「作用」 本考案の脱水焼結炉にあっては、マッフルの中に供給さ
れたガスに圧力上昇が生じると、その圧力によって風船
バッファが膨張させられ、該風船バッファによって生じ
る空間にガスの一部が導かれて、ガスの体積が増加する
ことにより、その圧力上昇が抑えられる。一方、ガスに
圧力降下が生じる場合は、風船バッファが収縮して、ガ
スの体積を減少させる。
また、ガスの局部的な膨張収縮現象により脈動が起きる
場合は、その脈動に応じて風船バッファが膨張収縮を繰
り返して、圧力変動を緩和するものである。
「実施例」 以下、本考案の脱水焼結炉の一実施例を第1図に基づい
て説明する。なお、前記従来例と同一構成部分には同一
符号を付して説明を簡略化する。
第1図中符号10が風船バッファであり、該風船バッファ
10は、耐熱性のゴムや四ふっ化エチレン等の袋によって
構成され、マッフル2の上側部に突設した枝管2aに、該
マッフル2の内部空間と連通させられた状態に取り付け
られているものである。
このように構成した脱水焼結炉では、マッフル2内に供
給されたガスの圧力が炉温の変化により上昇すると、そ
の圧力が風船バッファ10にも作用して、該風船バッファ
10を第1図の鎖線で示すように膨らませる。そして、こ
の風船バッファ10の膨張によって生じる空間にガスの一
部が導き出されることにより、ガスの体積が増大し、そ
の圧力上昇が抑制される。一方、ガスに圧力降下が生じ
る場合には、風船バッファ10が収縮させられて、ガスの
体積が減少させられ、圧力降下が抑制される。つまり、
風船バッファ10の膨張収縮によってマッフル2の全体の
内容積を実質的に増減して、その中のガスの体積を圧力
変動に応じて変化させているものである。
また、マッフル2へ供給したガスがヒータ4の部分で一
度膨張しその後マッフル2上部で収縮する局部的な膨張
収縮現象によって脈動が生じる場合は、その圧力変動に
応じて風船バッファ10が膨張収縮を繰り返して脈動の一
部を吸収し、過度の圧力変動を防止することができる。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案の光ファイバ用母材の脱水
焼結炉によれば、マッフル内の圧力に変化が生じる場合
であっても、その圧力が変化した分、風船バッファが膨
張あるいは収縮して、マッフルの実質の内容積、つまり
その中のガスの体積を増減し得るので、その圧力変化を
抑制することができる。また、局部的な圧力変動によっ
て脈動が生じる場合でも、その脈動を吸収するように風
船バッファが膨張収縮を繰り返して、圧力変動を抑える
ことができる。したがって、マッフルの内圧をほぼ一定
に維持するとともに、マッフルの損傷等を有効に防止す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の光ファイバ母材の脱水焼結炉の一実施
例を示す概略構成図、第2図は従来の脱水焼結炉を示す
概略構成図である。 1…光ファイバ用母材、2…マッフル、3…ガス供給
系、3a……塩素ガス供給流路、3b……ヘリウムガス供給
流路、4…ヒータ、10……風船バッファ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバ用母材(1)が収容されるマッ
    フル(2)と、その中に脱水剤を含むガスを供給するガ
    ス供給系(3)と、マッフル内の光ファイバ用母材を加
    熱するヒータ(4)とを備えるとともに、前記マッフル
    に、その中に供給されたガスの圧力によって容積が変化
    させられる風船バッファ(10)を取り付けたことを特徴
    とする光ファイバ用母材の脱水焼結炉。
JP12330788U 1988-09-20 1988-09-20 光ファイバ用母材の脱水焼結炉 Expired - Lifetime JPH0650513Y2 (ja)

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JP12330788U JPH0650513Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20 光ファイバ用母材の脱水焼結炉

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Publication Number Publication Date
JPH0246824U JPH0246824U (ja) 1990-03-30
JPH0650513Y2 true JPH0650513Y2 (ja) 1994-12-21

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ID=31372042

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JP (1) JPH0650513Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1323044C (zh) * 2003-12-08 2007-06-27 株式会社藤仓 一种脱水烧结炉、用这种炉生产光纤预制坯的方法以及用这种方法生产的光纤预制坯
CN100337953C (zh) * 2003-12-08 2007-09-19 株式会社藤仓 脱水烧结炉

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1323044C (zh) * 2003-12-08 2007-06-27 株式会社藤仓 一种脱水烧结炉、用这种炉生产光纤预制坯的方法以及用这种方法生产的光纤预制坯
CN100337953C (zh) * 2003-12-08 2007-09-19 株式会社藤仓 脱水烧结炉
US7849714B2 (en) 2003-12-08 2010-12-14 Fujikura Ltd. Dehydration-sintering furnace

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JPH0246824U (ja) 1990-03-30

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