JPH0650441Y2 - 巻取紙重ね部検出装置 - Google Patents

巻取紙重ね部検出装置

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JPH0650441Y2
JPH0650441Y2 JP1987195944U JP19594487U JPH0650441Y2 JP H0650441 Y2 JPH0650441 Y2 JP H0650441Y2 JP 1987195944 U JP1987195944 U JP 1987195944U JP 19594487 U JP19594487 U JP 19594487U JP H0650441 Y2 JPH0650441 Y2 JP H0650441Y2
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JP
Japan
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paper roll
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JP1987195944U
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JPH01103653U (ja
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俊夫 島田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、巻取紙の自動仕立作業の一環として行われる
紙端部分の損紙切断において、その前提となる巻取紙重
ね部検出装置に関するものである。
(従来の技術) 前記巻取紙重ね部検出装置の従来例を第3,4図によって
説明すると、第3図に示すように巻取紙(a)は、製紙
工場あるいは所定の工程において紙前端部分を山形状に
折曲げて紙前端重ね部(a1)とし、該紙前端重ね部
(a1)を中央タブ(b)や粘着テープ(c)(c)で巻
取紙(a)の外周面に貼着して、紙前端部分のほぐれを
防止し仕立作業場に搬入されている。
仕立作業場に搬入された前記巻取紙(a)には、輸送途
上などにおいて汚れ(g1)が付着したり、傷(g2)、シ
ワ(g3)が生じたものが多く、仕立作業の初期工程とし
て損紙(表皮層の不良紙部)の切断除去が行われ、損紙
切断装置における切断位置は、通常よりも確実な切断が
必要であって紙前端重ね部(a′)を避けた場所に設定
され、該設定に当って巻取紙の回転制御の前提となる紙
前端重ね部(山形状部分)の検出が必要になっている。
巻取紙重ね部検出装置の従来例は、第4図に示すように
巻取紙(a)の外周面に近接させて1個の反射光電セン
サ(d)等を配置して、該反射式光電センサ(d)によ
って紙前端重ね部(a1)の折曲縁部(a′1)、即ち紙
重なりに伴う起状の変化を検出し、紙前端重ね部の位置
検出信号を基準として例えばパルスモータ(図示省略)
を駆動し巻取紙(a)を所定角度回転して紙前端重ね部
(a1)を避けた位置に切断位置を設定し切断している構
造になっている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の前記巻取紙重ね部検出装置は、巻取紙の外周面に
近接させて配置した1個の検出器(反射式光電センサ)
によって紙前端重ね部の位置検出をする構造になってい
るため、紙重ね部であっても検出ミスをし、検出信号を
発信しなかったり、逆に紙前端重ね部以外の箇所、例え
ば外周面の汚れ、傷、シワ等を誤検出して、所定位置以
外の場所で検出信号を発信するなどの不確性を有し、検
出性能、信頼性に問題があり、次工程の損紙切断に当っ
て巻取紙回転方向の切断位置設定が確実に行われず、紙
前端重ね部あるいは接着テープ部を切断することが多
く、これに伴うトラブルが発生し易いなどの問題点があ
る。
(問題点の解決手段) 本考案は、前記のような問題点に対処するために開発さ
れた巻取紙重ね部検出装置であって、巻取紙の外周面に
近接して、シリンダと該シリンダのロッド先端の圧縮バ
ネとを介して前記巻取紙の周方向に指向して操作配置さ
れるブラケットを設け、該ブラケットに前記外周面に当
接するガイドローラと、該ガイドローラの前記外周面に
当接時に前記外周面と間隔を存して対向する複数の検出
器とを列設し該検出器は前記ブラケットの前面に突出す
る軸を介して回動可能に取付けられる取付板に、長孔と
該長孔に係合するピンとを介して角度調整可能に取付け
た構成とし、ブラケツトの巻取紙外周面への近接した操
作配置と、ガイドローラの前記外周面への当接による各
検出器の前記外周面に対する正確な配置、および各検出
器の軸方向間隔をおいた配置によって、紙前端重ね部の
検出性能、信頼性を向上させている。
(作用) ブラケツトを巻取紙の外周面に対し軸方向に指向させて
近接させると、ブラケツトの前面に突設されたガイドロ
ーラが前記外周面に当接して、ブラケツト前面に配設さ
れた複数の検出器が前記外周面に近接し軸方向間隔をお
いた配置になって、各検出器による紙前端重ね部の複数
箇所の位置検出によって同位置検出が正確となり信頼性
が得られる。
(実施例) 第1図および第2図に本考案の一実施例を示し、図中
(a)は巻取紙、(a1)は紙前端重ね部、(a′1)は
折曲げ縁部、(1)はブラケツト、(2)はガイドロー
ラ、(3)は反射式光電センサ等の検出器であって、巻
取紙(a)の外周面に近接し巻取紙(a)の軸方向に指
向して操作配置されるブラケツト(1)と、ブラケツト
(1)の前面に突設され前記外周面に当接されるガイド
ローラ(2)(2)と、ブラケツト(1)の前面に前記
軸方向の間隔をおき突設され前記当接によって前記外周
面に対し近接した配置になって紙前端重ね部(a1)の位
置を複数箇所で検出する複数の検出器(3)を具備した
巻取紙重ね部検出装置になっている。
前記ブラケツト(1)は、移動台(10)下のスライド軸
受(11)(11)で摺動可能に嵌装されたガイド棒(12)
(12)の先端部に固設され、移動台(10)下に配設した
エアシリンダ(13)のロツド端に装着されて、エアシリ
ンダ(13)の伸縮によって該ブラケツト(1)は巻取紙
(a)の外周面に対して軸方向に指向された状態で進退
操作される。さらに、巻取紙(a)の架設用アーム(1
8)に固設されたブラケツト(16)に配設されているガ
イド棒(15)(15)に移動台(10)が摺動可能に装着さ
れ、ブラケツト(16)側のエアシリンダ(17)の伸縮に
よって移動台(10)とともにブラケツト(1)が巻取紙
(a)の軸方向に移動され、巻取紙(a)に対するブラ
ケツト(1)の軸方向位置が調節される。図中(14)は
圧縮バネである。
前記ガイドローラ(2)は、ブラケツト(1)の前側
左、右部にボルト等で取付けられたローラホルダー(2
1)(21)に軸(22)(22)で装着され、巻取紙(a)
の外周面に軸方向の間隔をおき1対配設されて同外周面
に当接される。
前記検出器(3)は、ブラケツト(1)の前面に軸(2
5)で突設されている取付板(26)に装着され、取付板
(26)と検出器(3)を長穴(27)とピン(28)等から
なる連結機構で装着し、該検出器(3)は取付板(26)
に対し回動調節可能になっており、光軸方向への移動調
整、巻取紙(a)表面に対する光軸角度の調整が可能に
なっている。第1図(B)に示すように巻取紙(a)の
外周面に対し軸方向の間隔をおき複数(図示では3個)
配設されている。
本考案の実施例は、前記のような構成になっており作用
について詳述すると、先ずエアシリンダ(17)を伸縮作
動し移動台(10)を介しブラケツト(1)、各ガイドロ
ーラ(2)、各検出器(3)を巻取紙(a)の軸方向に
移動調節する。次に、エアシリンダ(13)を伸長作動す
るとブラケツト(1)、各ガイドローラ(2)、各検出
器(3)が巻取紙(a)に向って半径方向に進出し、各
ガイドローラ(2)が巻取紙(a)の外周面に当接し、
ブラケツト(1)が巻取紙(a)の外周面に対し所定位
置に配置操作されるとともに、各検出器(3)が巻取紙
(a)の外周面に対し近接した所定配置となり、各検出
器(3)が巻取紙(a)の軸方間間隔をおき配置され
る。エアシリンダ(13)のエア圧および圧縮バネ(14)
によってガイドローラ(2)の巻取紙(a)外周面への
押圧力が所望値に設定され、巻取紙(a)の直径の変動
はエアシリンダ(13)のストローク内で吸収されて、巻
取紙(a)外周面に対する各検出器(3)の配置は近接
した配置となり配置誤差は極く僅かなものとなる。
複数の検出器(3)と巻取紙(a)の紙前端重ね部
(a1)の位置関係は第1図(B)に示しようになり、検
出器(反射式光電センサ)(3)の個数と配置、巻取紙
(a)の前端山形状(a′1)(折曲げ縁部)、巻取紙
(a)の径、およびパルスモータ(図示省略)で回転制
御される巻取紙の回転速度でコントロールされる巻取紙
周速度(v)によって、図中(2S)間を移動する時間
(T=2S/v)が決定され、該時間内に2個あるいは3個
の検出信号が発信されて紙前端重ね部(a1)であること
が検知されて判断される。
即ち、検出器(3)数をn、巻取紙周速度をv(mm/
S)、巻取紙(a)周方向の検出位置間隔をS(mm)、
単位時間をT、信号間隔をtとすると、 T=(n−1)S/v (sec) t=S/v (sec) の関係が成立ち、巻取紙周速度(v)によって決定され
る単位時間(T)当りの検出信号数、信号間隔等、発信
状況によって巻取紙(a)の紙前端位置が判断される。
基本的には所定時間内に発信される各検出器の全検出信
号をもって重ね部と判断すべきであるが、重ね部の状態
(例えばほぐれ防止の接着テープが検出箇所に貼られて
いる場合)により一部の検出信号が入らない場合でも、
他の検出信号によって前記判断が可能であり、3個の検
出器(3)のいずれかが、検出ミスをして作動しない場
合、あるいは巻取紙外周面の汚れ、傷、シワ等を誤検出
して検出信号を発振しても、他の検出信号で補整されて
確実な検出、判断が可能である。
従って、次工程においても必要とする巻取紙の回転方
向、切断位置が正確に設定されて、損紙切断の安定性が
著しく高められトラブル発生が防止される。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、巻取紙の外周面に
近接して、シリンダと該シリンダのロッド先端に圧縮バ
ネとを介して巻取紙の周方向に指向して操作配置される
ブラケットを設け、該ブラケットに、前記外周面に当接
するガイドローラと、該ガイドローラの前記外周面に当
接時に前記外周面と間隔を存して対向する複数の検出器
とを列設したものであるからブラケット上のガイドロー
ラは、圧縮バネを介して巻取紙の外周面に当接するため
ブラケット上の検出器は巻取紙外周面の変動に対し敏速
な追従応答性が得られて巻取紙の紙面状態を正確に検出
可能となり、而も検出器はブラケットの前面に突出する
軸を介して回動可能に取付けられる取付板に、長孔と該
長孔に係合するピンとを介して角度調整可能に取付けた
ものであるから検出器の角度調整によって薄紙端部でも
容易に検出されると共に複数の検出器はその検出信号を
基に設定されたタイミングで2ケ以上の入力があれば、
紙端であると判定するため紙面上の傷,シワ,よごれ等
で入力される検出信号は除去され、確実に紙端部を特定
可能となる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)(B)は本考案の一実施例を示す側面図と
底面図、第2図は第1図(A)のII−II部分の断面図、
第3図は巻取紙の斜視図、第4図(A)(B)は従来例
を示す側視図と正面図である。 1:ブラケツト、2:ガイドローラ 3:検出器、a:巻取紙 a1:紙前端重ね部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取紙の外周面に近接して、シリンダと該
    シリンダのロッド先端の圧縮バネとを介して前記巻取紙
    の周方向に指向して操作配置されるブラケットを設け、
    該ブラケットに前記外周面に当接するガイドローラと、
    該ガイドローラの前記外周面に当接時に前記外周面と間
    隔を存して対向する複数の検出器とを列設し該検出器は
    前記ブラケットの前面に突出する軸を介して回動可能に
    取付けられる取付板に長孔と該長孔に係合するピンとを
    介して角度調整可能に取付けたことを特徴とする巻取紙
    重ね部検出装置。
JP1987195944U 1987-12-25 1987-12-25 巻取紙重ね部検出装置 Expired - Lifetime JPH0650441Y2 (ja)

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JPH01103653U JPH01103653U (ja) 1989-07-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50129634U (ja) * 1974-04-09 1975-10-24
JPS5993293A (ja) * 1982-11-19 1984-05-29 株式会社日立製作所 視覚装置
JPS61100809A (ja) * 1984-10-22 1986-05-19 Toshiba Corp ロボツトの三次元テイ−チング装置

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JPH01103653U (ja) 1989-07-13

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