JPH06504307A - エーロゾル供給装置 - Google Patents

エーロゾル供給装置

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 エーロゾル供給装置 技術分野 本発明はエーロゾルの供給装置に関する。別の態様において、本発明はシール部 材に関する。更に別の態様において、本発明はエーロゾルの供給装置に使用され るシール部材に関する。本発明は又熱可塑性ポリマーブレンドに関する。
関連技術の説明 従来のクロロフルオロカーボン推進剤を含むエーロゾル組成物の連続使用は、大 気オゾンの破壊に関与している疑いがあるために論議の対象になっている。従っ て、HFC−134a(1,1,1,2−テトラフルオロエタン)及びRFC− 227(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン)等の代替推進 剤が開発されて、大気オゾンの破壊に関与していると考えられているこれらの従 来の推進剤に代わりつつある。
エーロゾル組成物の容器は、通常、バルブの軸の往復運動は許容するが容器から の推進剤の漏洩を防ぐことを意図したゴム製のバルブシールを具えている。これ らのゴム製のバルブシールは、通常、ブチルゴム、ブタジェン−アクリロニトリ ル・ゴム(Buna) 、ネオブレン(ポリクロロイソプレン)等の熱硬化性の ゴムから作られ、バルブシールの形に成形される前に加硫剤と混ぜ合わされる。
本発明の概要 エーロゾルを供給する従来の装置は、RFC−134a及び/又はRFC−22 7と共に使用される場合、その性能が損なわれることが判明した。従って、本発 明は、バルブ軸と、ダイアフラム開口を規定する壁を有するダイアフラムと、ケ ーシング開口を規定する壁を有するケーシング部材とを具えたエーロゾルを供給 するための装置であって、前記バルブ軸が前記ダイアフラム開口とケーシング開 口を貫通し、且つ滑動可能にダイアフラム開口にシール係合し、前記ダイアフラ ムが前記ケーシング部材にシール係合するように構成され、前記ダイアフラムの 材料が、約80〜約95モル%のエチレンと、全体で約5〜約20モル%の、1 −ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンからなる群から選ばれた一つ又はそれ以 上の共重合体用単量体との共重合体(即ち、共重合体中の共重合体用単量体の全 体量が約5モル%〜約20モル%である)を含む熱可塑性エラストマーを含むエ ーロゾルを供給するための装置を提供するものである。
本発明は、更に、前記バルブ軸、ダイアフラム、及びケーシング部材の他に、更 に、タンクシール開口を規定する壁を育するタンクシールと、入口端、入口開口 及び出口端を有する所定容積の計量タンクとを具え、前記出口端がダイアプラム とシール係合し、バルブ軸が入口開口とタンクシール開口を貫通してタンクシー ル開口に滑動可能に係合し、該タンクシールが前記計量タンクの入口端にシール 係合し、バルブ軸が延びた閉鎖位置と圧縮された開放位置の間で変位可能であり 、前記閉鎖位置においては計量タンクの入口端が開放され、前記開放位置におい ては計量タンクの入口端が実質的にシールされ且つ出口端が周囲の大気に開放さ れているエーロゾル供給用の計量投与装置を提供するものである。
好適実施例においては、ケーシング部材は組成物チャンバを形成しており、更に 好適な実施例においては、該組成物チャンバは1,1゜1.2−テトラフルオロ エタン、1.1.1.2.3.3.3−ヘプタフルオロプロパン、又はそれらの 混合物を含む推進剤のエーロゾル組成物を内蔵している。
他の態様において、本発明は、例えばシールされたチャンバ内を所望の圧力に維 持し、又はシールされたチャンバからの1.1.1.2−テトラフルオロエタン 、1.1,1.2.3.3.3−ヘプタフルオロプロパン等の推進剤の漏洩を減 少させ及び/又は防止する熱可塑性エラストマーのシール部材を提供する。この シール部材は静的シール又は動的シールとして、加圧された系又は非加圧の系に 、及び液体の系又は乾燥した系にも好適に使用可能である。このシール部材は、 約80〜約95モル%のエチレンと、全体で約5〜約20モル%の、1−ブテン 、l−ヘキセン並びに1−オクチンからなる群から選ばれた一つ又はそれ以上の 共重合体用単量体との共重合体を含む熱可塑性エラストマーを含んでいる。好適 例においては、このシール部材は、エーロゾル供給装置からの1.1.1.2− テトラフルオロエタン、1.1.1.2.3.3゜3−ヘプタフルオロプロパン 等の組成物成分の漏洩を防止するために、加圧された系の動的シールに使用され る。
本発明は、少なくとも二つの熱可塑性共重合体を含む熱可塑性ポリマー・ブレン ドであって、各共重合体が約80〜約95モル%のエチレンと、全体で約5〜約 20モル%の、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンからなる群から選ばれ た一つ又はそれ以上の共重合体用単量体を含む熱可塑性ポリマー・ブレンドも提 供する。
本発明の装置、シール部材及び熱可塑性ポリマー・ブレンドは、推進剤としての HFC−134a又は)IFc−227を含むエーロゾル組成物と共に使用され 、同じくクロロフルオロカーボン等の他の推進剤と共に使用されるのが好ましい 。ネオブレン(ポリクロロプレン)、ブチルゴム、ブタジェン・アクリロニトリ ル「ブナ」共重合体の熱硬化性ダイアフラムを具えた従来型の装置は、時間の経 過と共に組成物中からRFC−134a及びRFC−227の過剰な漏洩を許し てしまう。特に、吸入治療に使用される少量の薬学的組成物等においては、この 漏洩は該組成物中の活性成分の濃度の実質的増加をもたらし、不適当な投与量と なってしまう。更に、成る組成物の場合には、ネオブレンやブタジェン・アクリ ロニトリル「ブナ」のダイアフラムを使用すると、作動サイクルの際に、バルブ 軸が粘着し、停止し、又は引っ掛かる等の傾向がある。従来型のダイアフラム材 料を使用した同様の装置に比して、本発明の装置の漏洩と作動の円滑性は改善さ れている。従って、本発明は、推進剤がRFC−134a、 RFC−227又 はその混合物を含んでいるエーロゾル組成物と共に使用されることが特に好まし い。その上、本発明のシール部材に使用される、本発明の熱可塑性ポリマー・ブ レンドを含む熱可塑性エラストマーは加硫剤とは配合されておらず、従って、加 硫剤の浸出による汚染等の厄介な問題の生じる恐れはない。
図面の簡単な説明 図面は第1図と第2図によって表現されている。第1図は、バルブ軸が延びた閉 鎖位置にある、本発明の一実施例の一部断面図である。
第2図は、バルブ軸が圧縮された開放位置にある第1図の実施例の一部断面図で ある。
発明の詳細な説明 特に別の指定がない限り、ここで共重合体とはランダム共重合体を指し、即ち各 モノマー単位が実質的にランダムに共重合体内で分布している。
冷媒、推進剤その他の組成物、特にシールされたチャンバからの1.1,1.2 −テトラフルオロエタン及び1. l、 1.2.3.3.3−へブタフルオロ プロパン等の推進剤の漏洩を少なくし及び/又は防止するために、本発明は、約 80〜約95モル%のエチレンと、全量で約5〜約20モル%の、l−ブテン、 l−ヘキセン、1−オクテンの群から選ばれた一つ又はそれ以上の共重合体用単 量体を含む熱可塑性エラストマーのシール部材を提供する。この熱可塑性エラス トマーは、少量の処理助剤、着色剤、潤滑剤、滑石等の通常の高分子添加剤をも 含有していてもよい。
好適な熱可塑性エラストマーは、当業者に公知の方法を使用して用意することが できる。好適な熱可塑性エラストマーの一つは商標FLEXOMERDFDA  1137 NT7ボリオレフイン(ユニオン・カーバイドから入手可能)で、約 91モル%のエチレンと約9モル%の1−ブテンを含む熱可塑性エラストマーで ある。この共重合体は、0.905 g/cm”(ASTM D−1505)の 密度と、1.0 g/10 min (ASTM D−1238)のメルトイン デックスを有するものと言われている。商標FLEXOMERDFDA 113 8NTポリオレフイン(ユニオン・カーバイドから入手可能)も好適であり、0 .900 g/cm” (ASTM D−1505)の密度と、0.4 g/1 0 min(ASTM D−1238)のメルトインデックスを有する。 更に 別の好適な熱可塑性エラストマーは、約88モル%のエチレンと約12モル%の 1−ブタンを含む共重合体である。この熱可塑性エラストマーの一例は、商標F LEXOMBRDEFD 8923 NTポリオレフィン(ユニオン・カーバイ ドからの実験的基礎に基づいて得られる)である。このエラストマーは0.89 0 g/cm’ (ASTM D−1505)の密度と、1.Og/10 mi n(ASTM D−1238)のメルトインデックスを有するものと言われてい る。
その他の好適な熱可塑性エラストマーの例には次のものが含まれる。
約80モル%のエチレンと約20モル%の1−ブテンからなる共重合体を含み、 0.884 g/cm3(ASTM D−1505)の密度と、0.8 g/1 0 min(ASTM D−1238)(7) / ルトインデックスヲ有スル 商標FLEXOMEI? GER51085NTポリオレフィン(ユニオン・カ ーバイド);約95モル%のエチレンと約1モル%の1−ブテンと約4モル%の 1−ヘキセンからなる共重合体を含み、0.910 g/cm” (ASTM  D 1238)の密度と、0.5 g/IQ ll1in (ASTM D 1 238)のメルトインデックスを存する商標PLEXOMERDFDA 116 3 NT7 ポリオレフィン(ユニオン・カーバイド);約94モル%のエチレ ンと約1モル%の1−ブテンと約5モル%の1−ヘキセンからなる共重合体を含 み、0.910 g/cm”(ASTMD 1505)の密度と、約1.0 g /10 min (ASTM D 1238)のメルトインデックスを有する商 標FLEXOMERDFDA 1164 NT7 ポリオレフィン(ユニオン・ カーバイド)。
約90モル%のエチレンと約10モル%のドブテンからなる共重合体を含み、0 .900 g/cm’ (ASTM D 1505)の密度と、約1.0 g/ 10 min(ASTM D 1238)(7) メルトインデックスを有する 商標FLEXOMER1491NT7ボリオレフイン(ユニオン・カーバイト) ;約92モル%のエチレンと約8モル%の1−ブテンからなる共重合体を含み、 0.905 g/cm” (ASTM D 1505)の密度と、約0.85  g/10 min(ASTM 01238) (7)メルトインデックスを有す る商標FLEXOMER902ONT7ボリオレフイン(ユニオン・カーバイト );約80モル%のエチレンと約20モル%の1−ブテンからなる共重合体を含 み、0.900 g/cm” (ASTM D 1505)の密度と、約5.0  g/10 min(ASTM D 1238)(7) メルトインデックスを 有する商標FLEXOMER9042NT7ボリオレフイン(ユニオン・カーバ イド)。
約90モル%のエチレンと約10モル%の1−オクチンからなる共重合体を含み 、0.912 g/cm” (ASTM D 792)の密度と、約3.3 g /10 min(ASTMD1238)ノメルトインテックスを有する商標AT TANE 4602ポリオレフイン(ダウ); 約92モル%のエチレンと約8モル%の1−オクテンからなる共重合体を含み、 0.912 g/cm3(ASTM D 792)の密度と、約1.0 g/1 0 min(ASTM D 1238)ノメルトインデックスを有する商標AT TANE 4701ポリオレフイン(ダウ)。
上述の熱可塑性エラストマーの二つ又はそれ以上を任意の割合でブレンドするこ とも好適である。本発明の熱可塑性エラストマーの好適なブレンドは、それぞれ が約80〜95モル%のエチレンと約5〜約20モル%の1−ブテンを含む二つ 又はそれ以上の熱可塑性共重合体のブレンドを含んでいる。更に好ましいのは、 (i)約91モル%のエチレンと約9モル%の1−ブテンからなる共重合体(例 えば商標FLEXOMERDFDA 1137 ポリオレフィン)、及び(]i )約80%ル%のエチレンと約20モル%の1−ブテンからなる共重合体(例え ば商標FLEXOMERGER31085NTポリオレフィン)を含むブレンド である。1重量部の成分(i)と約0.25〜約4重量部の成分(11)を含む ブレンドが、ダイナミックシール用及び加圧された系例えば計量供給器での使用 に特に好ましい。
本発明のポリマーブレンドには、処理助剤、着色剤、潤滑剤、滑石等の少量の通 常のポリマー添加剤が含まれていてもよい。
下の表に示されているように、本発明のシール材料及びシール部材の成るものは 、加圧されたエーロゾル容器のダイナミックシール用に使用される他のものに比 して優れている。例示されている系での使用において最適とは言えないこれらの シール材料は、それでもなお、加圧された系やダイナミックシールを有する非加 圧系におけるスタティックシールとして、別のタイプの従来の薬品や例示された ものとは異なるバルブ軸と共に使用可能である。下記の表には、場合により、他 のデータと幾分能れたデータ(例えば表17のように、一つだけ非常に高い標準 偏差)が含まれている。これらの常軌を逸した結果は、通常、テストグループ内 の一つか二つの管びんの失敗に帰するものである。
本発明の装置を図面を参照して説明する。第1図は、バルブ軸12、ケーシング 部材14. ダイアフラム16を具えた装置1oを示す。ケーシング部材はケー シング開口18を規定する壁を有し、ダイアフラムはダイアフラム開口17を規 定する壁を有する。バルブ軸はこのダイアフラム開口を通ってこれと滑動可能に シール的な保合をなしている。このダイアフラムはケーシング開口ともシール的 な係合をなしている。ダイアフラムI6は本発明の熱可塑性エラストマーのシー ル部材を表している。
図示の例は薬学的組成物用に使用される装置である。図示の例において、ダイア フラムはケーシング部材に対して有効なシールを行うのに充分な厚さ、好ましく は約o、 oosインチから0.050インチの範囲の厚さを有する。該ダイア フラムは約0.340インチの外径を有すると共に、バルブ軸に対して有効なシ ールを行うのに充分な内径を存する。約0.110インチの外径を有するバルブ 軸が通常は使用されているので、好適なダイアフラム内径は約o、 osoイン チから約0、105インチである。他の一般的なタイプの装置と共に使用される のに適したダイアフラム寸法は、当業者であれば容易に選定可能である。
バルブ軸12はダイアフラム開口17に滑動可能に係合している。
第1図に示すように、螺旋スプリング2oがバルブ軸を伸びた閉鎖位置に保持し ている。バルブ軸12は、バルブ軸12の出口チャンバ24に通じるオリフィス 22を規定する壁を有する。バルブ軸はチャンネル26を規定する壁も具えてい る図示の例においては、ケーシング部材14は取付はカップ28と缶本体30を 有し、組成物チャンバ32を形成している。図示の例は更にタンクシール開口3 5を規定する壁を有するタンクシール34と、入口端38、入口開口40及び出 口端42を有する計量タンク36とを具えている。この計量タンクは所定容量( 例えば50μm)の計量チャンバ44を規定する壁をも有している。計量タンク 36の出口端42はダイアフラム16とシール的に係合し、バルブ軸12は入口 開口40を通過してタンクシール34に滑動可能に係合している。
この装置10か懸濁状エーロゾル組成物と共に使用されることを意図している場 合には、更に、取付はカップ28に固定されて保持チャンバ48と開口50とを 規定する壁を有する保持カップ46を具えている。溶液状エーロゾル組成物と共 に使用されることを意図している場合は、この保持カップ46は設けなくてもよ い。装置10には0リングの形のシール部材52か示され、取付はカップ28と 缶本体30とで形成された組成物チャンバ32を実質的にシールしている。この シール部材52は上述のエラストマー共重合体を含んでいることが好ましい。
装置10の作用が第1,2図に示されている。第1図において、この装置は伸び た閉鎖位置を占めている。開口50によって保持チャンバ48と組成物チャンバ 32との間が通じ合い、エーロゾル組成物が保持チャンバに入ることが可能にな る。チャンネル26によって保持チャンバと計量チャンバ44との間か通じ合い 、入口開口40を通じて所定量のエーロゾル組成物が計量チャンバ内に入ること か可能になる。ダイアフラム16は計量タンクの出口端42をシールしている。
第2図は装置10が圧縮された開放位置を占めている状態を示している。バルブ 軸12が押し下げられているので、チャンネル26はタンクシール34に対して 、入口開口40とタンクシール開口34とが実質的にシールされるように移動し 、計量された組成物の一定量を計量チャンバ44内に孤立させる。更にバルブ軸 を押し下げると、オリフィス22が開口18を通過して計量チャンバ内に入り、 それと同時に計量された一定量の組成物が大気圧に曝される。推進剤の急速な蒸 発によって、計量された一定量の組成物はオリフィスを通じて押し出され、出口 チャンバ24内に入る。装置IOは、通常、患者による得られたエーロゾルの吸 入を助けるアクチュエータと組み合わせて使用される。
特に好ましい本発明の装置は、実質的に上述し且つ図面に示されたような、計量 された定量構造のものである。本発明に属する他の計量された定量構造又はその 他の構造は、当業者には周知のものであり、本発明のシール部材と共に好適に使 用される。例えば、米国特許第4.819.834号(Thiel)、 4,4 07.481 (Bolton)、 3,052,382(Gawthrop) 、 3,049.269 (Gawthrop)、 2,980,301 (D eGorter)。
2.968.427 (Meshberg)、 2,892.576 (War d)、 2,886,217 (Thief)。
2.721,010 (Meshberg) (すべてここに参考のために書き 入れられている)には、ここに述べられた一般的な関係のバルブ軸、ダイアフラ ム、ケーシング部材が含まれている。通常、上述のような組立体からの組成物、 特に推進剤の漏洩を少なくし及び/又は防止する機能を有するいずれのシール部 材(ダイアフラム、シール、ガスケット等)も、上述の熱可塑性エラストマーで 作ることができる。
本発明の装置、シール部材、ポリマー・ブレンドは、フルオロトリクロロメタン 、ジクロロジフルオロメタン、1.2−ジクロロテトラフルオロエタン等の推進 剤を含むエーロゾル組成物に関連して使用可能である。しかし、本発明は、特に 、RFC−134a又はRFC−227を含むエーロゾル組成物と共に使用する のに適している。このようないずれの組成物も使用可能である。薬学的組成物が 好ましいものである。
好ましい薬学的組成物は、一般に、RFC−134a、 RFC−227、エー ロゾル推進剤として機能するのに有効な量を含んだそれらの混合物。
局所的な又は全身的な作用を存し吸入によって使用するのに適した薬剤、及び任 意の組成物賦形剤を含む。肺の局所的な効果を有する薬剤の例としては、アルブ チロール(albuterol) 、フォルモチロール(formoterol )、ピルブチロール(pirbuterol)、サルメチロール(salmet erol)等の気管支拡張剤、薬学的に受け入れ可能なその塩類及び誘導体、及 びベクロメタゾン(beclomethasone)、 フルチカゾン(f 1 uticasone)、フルニソライド(flunisolide)等のステロ イド及び薬学的に受け入れ可能なその塩類、誘導体、溶媒化物及びクラスレート (clathrates)等を含む。全身的効果を有する薬剤の例としては、イ ンシュリン(insulin)、カルシトニン(calcitonin)、イン ターフェロン(interferon)、コロニー刺激因子及び成長因子等を含 む。
この薬剤は、組成物の中に所定量の吸入治療有効投与量を提供するのに充分な量 で存在している。この量は、当業者であれば組成物中の特定の薬剤を考慮して容 易に決定可能である。任意の賦形剤には、共溶媒(例えばエタノール、水)、界 面活性剤(例えばオレイン酸、ソルビタンエステル類、ポリオキシエチレン類、 グリコール類)及びその他の当業者に公知の物質が含まれる。
特に好ましい組成物は、重量比で0.40%のアルブテロールサルフエイト、0 .48%のすレイン酸、14.2696の無水エタノール、84.86%のRF C−134aとを含んでいる。別の好ましい組成物は、重量比で0、337%の ベクロメタゾンジブロビオネート、8.0%の無水エタノール、91.663% のRFC−134aとを含んでいる。更に別の好ましい組成物は、重量比で0. 084%のベクロメタゾンジブロビオネート、8.0%の無水エタノール、91 .916%のRFC−134aとを含んでいる。
ブレンドの調製 本発明のシール部材を製造可能な本発明のポリマー・ブレンドは、当業者にとっ て周知の従来のポリマー・ブレンド技術によって調製することが可能である。例 示されたこれらのブレンドは次のようにして調製された。
小規模配合 選定された量のブレンド成分が、高剪断混合シャフトを具えたブラベンダ(商標 BRABENDER)実験室ミキサの加熱された100−のボウル内に投与され る。これらの成分はブレンドの成分の特性に応じて選定された温度、速度、時間 の条件の下で混合される。混合された後、ミキサのヘッドは逆方向に作動して加 熱・混合されたブレンドを押出す。これは以下に述べるように圧縮成形される。
大規模配合 押出し速度に適応するように較正されたAPV Model 2030 TC型 の二軸押出し機内に、室温で、選定された量のブレンド成分が供給される。
スクリュー速度と押出し温度はブレンド成分の特性に応じて選定される。溶融物 は二つの孔を有する0、63an (0,25インチ)のストランドダイを通じ て押し出される。これらのストランドは水浴に導かれ、乾かされ、そして商標B ERLYN Model Pe 112型チヨツパーによってベレット化される 。ベレットはトレー中で約50℃で1〜3日乾かされ、以下に述べるようにシー ト状に押し出される。
ダイアフラムの製造 本発明のダイアフラムは、圧縮成形、押出し成形及び射出成形等の当業者にとっ て周知の従来技術によって製造可能である。ここに例示されているダイアフラム は、次に述べる一般的な方法で作られた。
圧縮成形 所望の厚さの圧縮成形シートが得られるのに充分な量の選定されたエラストマー が、商標CARVERLaboratory Press Model 269 6 (FredS、 Carver、 Inc、、 Menomonie Fa lls、 Wisconsin)の適当な間隔で設けられたアルミニウムのプレ ス・プレートの間で、高温(例えば約150°C)と高圧(例えば170 kP a)の下で成形シートを形成するのに充分な時間で圧縮成形される。次にプレス は、成形プレートが取り扱えるようになるまで冷却される。圧縮シートは型から 取り出され、所望のサイズのダイで打ち抜かれて本発明のダイアフラム選定され たエラストマーのサンプルが、商標Haake RHEMIXの三区域型押出し ヘッドと3:l ピッチと25=1の長さ/直径比を有する1、9゜a+1(0 ,75インチ)直径のスクリューを具えた商標Haake RHEOCORTの 単一スクリユー型押出し機の供給口内に供給される。選定されたエラストマーの 特性に応じて、適当なスクリュー速度と作業温度が選ばれる。溶融物は所望の開 口を与えるように間隙調整板を具えたフラットフィルム・ダイを通じて冷却され たクローム・ローラの上に押し出される。得られたシートの厚さは、スクリュー 速度と冷却ローラ速度を適当に調整することによって制御される。本発明のダイ アフラムは、このシートから適当なサイズのダイによって手動で裁断される。
射出成形 選定されたエラストマーが、5オンスのバレルを具えたVan Dorn75ト ン型射出成形機の供給口に供給される。選定されたエラストマーの特性に応じて 作業条件が選ばれる。溶融物は、所望のシール部材を得るのに適したキャビティ 寸法を有する型内に注入される。
型を冷却し開放すると、シール部材が得られる。
エーロゾル缶本体(1θ−)がエーロゾル組成物で充填され、選ばれたサイズと 材料のダイアフラムを具えた実質的に上述され図示されたような計量投与バルブ が取付けられる。機能を確認するために、このバルブを数回作動させる。充填さ れた装置全体の重量が測定される。この充填された装置は、一定時間、指示され た条件(別の指示がない限り30°C)で直立位置に置かれ、その時間経過後に 再び重量が測定される。時間経過による重量の損失は1年間分に外挿され、■/ 年を単位として報告される。
バルブの排出量 充填された装置の重量が測定される。次にこの装置は逆に転倒されて1回作動さ せられる。再び重量が測定され、バルブ排出量かその差として記録される。
本発明を示すために以下の表で使用されている組成物は次の通りであり、すべて の部及び%は重量を基準としている。
商標FLEXOMERDEFD 8923 NTポリオレフィンが実質的に上述 され図示されたような装置内に組み込まれ、ネオブレンのダイアフラムとブタジ ェン/アクリロニトリル「ブナ」樹脂のダイアフラムを具えた装置と共にテスト された。結果は次に示す表1に示されている、ここでrRH」は相対湿度を表し ている。
表1の結果によれば、HFC−134aを使用した指定組成物を推進剤とした場 合には、本発明のダイアフラムを具えた装置における漏洩速度は、市販されてい る計量投与型エーロゾル装置に普通に使用されている材料製のダイアフラムを具 えた装置における漏洩速度よりも低い。熱応力下(40°C185%RH)の場 合だけ、本発明の装置は、30°Cでテストした時の比較例装置の漏洩速度と同 程度の漏洩速度となった。更に、本発明の装置の場合のバルブ排出量は、従来型 の比較例装置よりも正確で且つ一定である。その上、比較例装置のバルブは作動 の際にしばしば粘着したり、停止したり、遅れたりしたが、本発明の装置は、テ ストの期間中はぼ円滑に作動した。
特定組成を有し、0.035インチの厚さと0.34インチの外径及び種々の内 径を有する本発明のダイアフラムが、ステンレス鋼(“SS”)か商標DELR INアセタール樹脂(Dupont、 rプラスチック」)の0゜110インチ の直径を有するバルブ軸を具えた装置に充填されたHFC−134a単独及びモ デル的組成物(RFC−134a、エタノール、界面活性剤含有)によってテス トされた。その結果は以下の表2(商標FLEXOMERDEFD8923 N Tポリオレフィン)、表3(商標FLEXOMERDFDA 1137 ポリオ レフィン)及び表4(商標FLEXOMERDFDA 1138 ポリオレフィ ン)に示されている。各記入数字は7個の独立したデータの平均を表す。
表2. 3. 4の結果は、種々の内径を有する本発明のダイアフラムによれば 、指定された組成物を使用した場合に、ステンレス鋼(S S)及びデルリン( 商標DELRIN)アセタール樹脂(プラスチック)製のバルブ軸によって、低 い漏洩速度と再現性の良いバルブ排出量か得られることを示している。エタノー ルを含む組成物を用いた場合の漏洩速度の結果は、RFC−134aのみの場合 のように低くはないが、ブナとネオブレンのダイアフラムに関する表1のデータ に匹敵し得るのである。
更に、本発明の装置のバルブは、テストの期間中、はぼ円滑に作動した。
商標FLEXOMERDEFD 8923 NTポリオレフィンで作られ、0. 090インチの内径と種々の厚さを有する本発明のダイアフラムが、ステンレス 鋼(SS)か、デルリンアセタール樹脂(プラスチック)製のバルブ軸を有する 装置内のRFC−134a単独又はモデル組成物(RFC−134a、エタノー ル、及び界面活性剤を含む)を用いてテストされた。結果を以下の表5に示す。
各記入数字は7個の独立データの平均からめられたものである。
表5の結果は、指定組成物の漏洩速度は、ブナやネオブレンのダイアフラムを具 えた、前記表1に関連してテストされた漏洩速度より低いことを示している。表 5は、比較的薄いダイアフラムでも僅かな性能損失があるだけで使用可能である ことも示している。
次の表においては、ダイアフラムの内径(ID)が1000分の1インチ単位で 与えられており、“pl“は0.110インチ直径のデルリン・アセタール樹脂 (Dupont)製のバルブ軸を表し、“N”は漏洩速度とバルブ排出量を計算 する場合に使用された独立データの数を表す。
本発明のダイアフラムは、圧縮成形、射出成形、及び押出し成形によってFLE XOMER商標GERS 1085 NTポリオレフィンから作られ、下の表6 〜8に示される組成物と共にテストされた。
表6〜8の結果は、本発明のこれらのダイアフラムは、指定された組成物と共に 使用された場合には、製造方法やバルブ軸の材質には無関係に受け入れ可能な漏 洩速度とバルブ排出量を示すことを明らかにしている。
本発明のダイアフラムは、商標FLEXOMERDFDA 1137 NT 7 ポリオレフインから射出成形及び圧縮成形によって作られ、表9Aと9Bに示さ れた組成物と共にテストされた。
表9Aと9Bの結果は、本発明のこれらのダイアフラムが、指定された組成物と 共に使用された場合には、受は入れ可能な漏洩速度(時間経過と共に増加する) とバルブ排出量変動を示すことを明らかにしている。バルブ軸のタイプの間又は 射出成形ダイアフラムと圧縮成形ダイアフラムとの間には殆ど差が見られない。
圧縮成形された商標FLEXOMERDFDA 1138 NTポリオレフィン がダイアフラム材料として使用され、組成物A4.B3と共に使用された場合、 同じように時間経過と共に漏洩速度が増加することが観察された。
本発明のダイアフラムは商標FLEXOMERDFDA 1163 NT 7ボ リオレフインで作られ、表1Oに指定されている組成物と共にテストされた。
表10の結果は、本発明のこれらのダイアフラムは、指定された組成物と共に使 用された場合には、バルブ軸のタイプに関係無く、高いけれども一般に受け入れ 可能な漏洩速度とバルブ排出量変動を示すことを明らかにしている。しかし、内 径が増加すると、プラスチックのバルブ軸の場合には漏洩速度が増加している。
本発明のダイアフラムは商標FLEXOMERDFDA 1163 NT 7ボ リオレフインで作られ、表11〜13に指定されている組成物と共にテストされ た。
表11〜13結果は、本発明のダイアフラムは、指定された組成物と共に使用さ れた場合、高いけれどもほぼ適当な漏洩速度とバルブ排出量とを示すことを明ら かにしている。圧縮成形ダイアフラムのバルブ排出量は変動が最も少ない。押出 し成形ダイアフラムの場合には、プラスチック製のバルブ軸を使えばベクロメタ ゾン・ジプロピオネート組成物に対する漏洩速度が改善される。
本発明のダイアフラムは商標FLEXOMERDEFD 1491 NT 7ボ リオレフインで作られ、表14に指定されている組成物と共にテストされた。
表14の結果は、本発明のダイアフラムは、指定された組成物と共に使用された 場合には、受は入れ可能な漏洩速度とバルブ排出量の変動を示すことを明らかに している。
本発明のダイアフラムlt商標FLEXOMERDFDA 9020 NT 7 ポIJ 才+zフィンで作られ、表15〜16に指定されている組成物と共にテ ストされた。
表15.16の結果は、押出し及び圧縮成形ダイアフラムは極性イオン化薬剤( アルブテロールサルフェ−1・)と共に使用されるのに特に好適であり、一方、 フラスチックのバルブ軸と共に使用される圧縮成形ダイアフラムは、ステロイド 組成物(ベクロメタゾンジブロビオネ−1−)に使用するのに特に適しているこ とを示している。
本発明のダイアフラムは商標PLEXOMERDEFD 9042 NTポリオ レフィンで作られ、表17〜19に指定されている組成物と共にテストされた。
表17〜19の結果は、この例の圧縮及び押出し成形ダイアフラムは、これらの 組成物と共に使用された場合、射出成形ダイアフラムよりも一般にほぼ良好に機 能していることを示している。
本発明のダイアプラムは表20〜25(部及び%は重量を基準とする)に述べら れた本発明のポリマー・ブレンドで作られ、数表に指定されている組成物と共に デストされた。
表20〜25の結果は、指定されたブレンドは、指定された組成物を含存する計 量投与吸入器と共に使用されるのに適したシール材料であることを示している。
更にデータによれば、すべての割合のブレンドが好適であることを示している。
本発明のダイアフラムは商標ATTANE 4602ポリオレフイン及び商標A TTANE 4701ポリオレフインで作られ、表26と27に指定されている 組成物と共にテストされた。
表26と27の結果は、これらの材料のダイアフラムは好適であるが、特にプラ スチック製のバルブ軸を用いて前記アルブチロールサルフェート及びベクロメタ ゾンジプロピオネートと共に使用されると良好に機能しことを示している。
比較のために、ダイアフラムがrブチJゴムとブチル・ゴムから作られた。両材 料共市販の計量投与型の吸入器に普通に使用されている材料である。これらのダ イアフラムは表28と29に示された組成物と共にテストされた。
表28.29の結果は、指定された組成物と共に使用された場合、「ブナ」ダイ アフラムは300■/年より高い漏洩速度とほぼ受け入れ可能なバルブ排出量の 変動とを示すことを明らかにしている。
更に、この結果によれば、ブチル・ゴムのダイアフラムは、指定された組成物と 共に使用された場合に受け入れ可能な漏洩速度を示すが、バルブ排出量の変動は 受け入れ不可能であることを明らかにしている。
本発明のダイアフラムは表30と31に述べられている材料から作られ、指定さ れた組成物と共にテストされた。数表において、バルブAは、使用されたバルブ が実質的にここに説明され図示されているようなステンレス鋼製のバルブ軸を有 するバルブであることを示す。バルブBは使用されたバルブが50μL商標SP RAYM[5TERエーロゾル・バルブ(Neotechnic Enginn ering Ltd、)であることを示す。
表30と31の結果は、本発明のこれらのダイアフラムが、RFC−227を含 む組成物を内蔵している計量投与型吸入器の動圧シールに使用されるシール材料 として機能することを示している。更に、これらデータから、組成物成分として 少量のエタノールの存在と薬剤物質の性質に応じて、バルブ排出量の変動に劇的 な差異があることが判る。バルブAとバルブBとの違いは特に表31に明らかで あり、バルブAは不満足なバルブ排出量変動を与え、一方、バルブBは非常に低 い変動を示す。同じタイプのバルブ、例えばバルブBの場合は、ダイアフラムを 構成している材料も重要な影響をもたらす。この影響は、GERS 1.085  NTと数種のブレンド並びに商標ATTANE 4602と商標ATTANE に対する結果によって示されている。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成5年6月IS日

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.バルプ軸と、ダイアフラム開口を規定する壁を有するダイアフラムと、ケー シング開口を規定する壁を有するケーシング部材とを具えた、エーロゾルを供給 するための装置であって、前記バルプ軸が前記ダイアフラム開口とケーシング開 口を貫通し、且つ滑動可能にダイアフラム開口にシール係合し、前記ダイアフラ ムが前記ケーシング部材にシール係合するように構成され、前記ダイアフラムの 材料が、約80〜約95モル%のエチレンと、全体で約5〜約20モル%の、1 −プテン、1−ヘキセン、1−オクテンからなる群から選ばれた一つ又はそれ以 上の共重合体用単量体との共重合体を含む熱可塑性エラストマーを含むエーロゾ ルを供給するための装置。
  2. 2.単一の前記共重合体用単量体が1−プテンである請求項1に記載の装置。
  3. 3.単一の前記共重合体用単量体が1−ヘキセンである請求項1に記載の装置。
  4. 4.単一の前記共重合体用単量体が1−オクテンである請求項1に記載の装置。
  5. 5.前記熱可塑性エラストマーが、約91モル%のエチレンと約9モル%の1− プテンとの共重合体を含む請求項1に記載の装置。
  6. 6.前記熱可塑性エラストマーが、約88モル%のエチレンと約12モル%の1 −プテンとの共重合体を含む請求項1に記載の装置。
  7. 7.前記熱可塑性エラストマーが、約80モル%のエチレンと約20モル%の1 −プテンとの共重合体を含む請求項1に記載の装置。
  8. 8.前記熱可塑性エラストマーが、約90モル%のエチレンと約10モル%の1 −プテンとの共重合体を含む請求項1に記載の装置。
  9. 9.前記熱可塑性エラストマーが、約92モル%のエチレンと約8モル%の1− プテンとの共重合体を含む請求項1に記載の装置。
  10. 10.前記熱可塑性エラストマーが、約90モル%のエチレンと約10モル%の 1−オクテンの共重合体を含む請求項1に記載の装置。
  11. 11.前記熱可塑性エラストマーが、約92モル%のエチレンと約8モル%の1 −オクテンの共重合体を含む請求項1に記載の装置。
  12. 12.前記熱可塑性エラストマーが、約95モル%のエチレンと約1モル%の1 −オクテンと約4モル%の1−ヘキセンとの共重合体を含む請求項1に記載の装 置。
  13. 13.前記熱可塑性エラストマーが、約94モル%のエチレンと約1モル%の1 −プテンと約5モル%の1−オクテンとの共重合体を含む請求項1に記載の装置 。
  14. 14.前記熱可塑性エラストマーが、少なくとも二つの熱可塑性共重合体を含む 熱可塑性ポリマー・ブレンドであって、各共重合体が、約80〜約95モル%の エチレンと、全体で約5〜20モル%の、1−プテン、1−ヘキセン、1−オク テンからなる群から選ばれた一つ又はそれ以上の共重合体用単量体とを含む請求 項1に記載の装置。
  15. 15.単一の前記共重合体用単量体が、1−プテンである請求項14に記載の装 置。
  16. 16.熱可塑性ポリマー・ブレンドが、(i)約91モル%のエチレンと約9モ ル%の1−プテンとの共重合体と、(ii)約80モル%のエチレンと約20% の1−プテンとの共重合体とを含む請求項14に記載の装置。
  17. 17.熱可塑性ポリマー・ブレンドが、1重量部の前記成分(i)と約0.25 〜約4重量部の前記成分(ii)とを含む請求項16に記載の装置。
  18. 18.更に、タンクシール開口を規定する壁を有するタンクシールと、入口端、 入口開口及び出口端を有する所定容積の計量タンクとを具え、前記出口端がダイ アフラムとシール係合し、バルプ軸が入口閉口とタンクシール開口とを貫通して タンクシール開口に滑動可能に係合し、該タンクシールが前記計量タンクの入口 端にシール係合し、バルプ軸が伸びた閉鎖位置と圧縮された開放位置の間で変位 可能であり、前記閉鎖位置においては計量タンクの入口端が開放され、前記開放 位置においては計量タンクの入口端が実質的にシールされ且つ出口端が周囲の大 気に開放されている請求項1に記載の装置。
  19. 19.前記ケーシング部材が組成物チャンバを形成している請求項1に記載の装 置。
  20. 20.前記組成物チャンバが、推進剤としての機能を果たすのに有効な量の1, 1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフル オロプロパン、又はそれらの混合物を含むエーロゾルを内蔵している請求項19 に記載の装置。
  21. 21.前記組成物が、推進剤としての機能を果たすのに有効な量の1,1,1, 2−テトラフルオロエタン、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロ パン、又はそれらの混合物と、薬学的に有効な所定回数分の吸入用投与量の薬剤 とを含む薬学的組成物である請求項20に記載の装置。
  22. 22.前記薬剤が気管支拡張剤又はステロイドである請求項21に記載の装置。
  23. 23.前記薬剤がアルブテロールサルフエートである請求項21に記載の装置。
  24. 24.前記薬剤がベクロメタゾンジプロピネートである請求項21に記載の装置 。
  25. 25.前記薬剤がピルブテロールアセテートである請求項21に記載の装置。
  26. 26.組成物が更にエタノールを含む請求項20に記載の装置。
  27. 27.組成物が更にオレイン酸を含む請求項26に記載の装置。
  28. 28.エーロゾルを供給するための装置からの組成物の漏洩を減少させ及び/又 は防止する熱可塑性エラストマーのシール部材であって、該シール部材が、約8 0〜約95モル%のエチレンと、全体で約5〜約20モル%の、1−プテン、1 −ヘキセン並びに1−オクテンからなる群から選ばれた一つ又はそれ以上の共重 合体用単量体との共重合体を含む熱可塑性エラストマーを含んでいるシール部材 。
  29. 29.前記エラストマーが約91モル%のエチレンと約9モル%の1−プテンと を含み、各単量体単位が共重合体内で実質的にランダムに分布している請求項2 8に記載のシール部材。
  30. 30.前記エラストマーが約88モル%のエチレンと約12モル%の1−プテン との共重合体を含む請求項28に記載のシール部材。
  31. 31.単一の前記共重合体用単量体が1−プテンである請求項28に記載のシー ル部材。
  32. 32.単一の前記共重合体用単量体が1−ヘキセンである請求項28に記載のシ ール部材。
  33. 33.単一の前記共重合体用単量体が1−オクテンである請求項28に記載のシ ール部材。
  34. 34.前記熱可塑性エラストマーが、約80モル%のエチレンと約20モル%の 1−プテンとの共重合体を含む請求項28に記載のシール部材。
  35. 35.前記熱可塑性エラストマーが、約90モル%のエチレンと約10モル%の 1−プテンとの共重合体を含む請求項28に記載のシール部材。
  36. 36.前記熱可塑性エラストマーが、約92モル%のエチレンと約8モル%の1 −プテンとの共重合体を含む請求項28に記載のシール部材。
  37. 37.前記熱可塑性エラストマーが、約90モル%のエチレンと約10モル%の 1−オクテンとの共重合体を含む請求項28に記載のシール部材。
  38. 38.前記熱可塑性エラストマーが、約92モル%のエチレンと約8モル%の1 −オクテンとの共重合体を含む請求項28に記載のシール部材。
  39. 39.前記熱可塑性エラストマーが、約95モル%のエチレンと約1モル%の1 −プテンと約4モル%の1−ヘキセンとの共重合体を含む請求項28に記載のシ ール部材。
  40. 40.前記熱可塑性エラストマーが、約94モル%のエチレンと約1モル%の1 −プテンと約5モル%の1−オクテンとの共重合体を含む請求項28に記載のシ ール部材。
  41. 41.前記熱可塑性エラストマーが、少なくとも二つの熱可塑性共重合体を含む 熱可塑性ポリマー・ブレンドであって、各共重合体が、約80〜約95モル%の エチレンと、全体で約5〜20モル%の、1−プテン、1−ヘキセン、1−オク テンからなる群から選ばれた一つ又はそれ以上の共重合体用単量体とを含む請求 項28に記載のシール部材。
  42. 42.単一の前記共重合体用単量体が、1−プテンである請求項41に記載の装 置。
  43. 43.熱可塑性ポリマー・ブレンドが、(i)約91モル%のエチレンと約9モ ル%の1−プテンとの共重合体と、(ii)約80モル%のエチレンと約20% の1−プテンとの共重合体とを含む請求項41に記載の装置。
  44. 44.熱可塑性ポリマー・ブレンドが、1重量部の前記成分(i)と約0.25 〜約4重量部の前記成分(ii)とを含む請求項43に記載の装置。
  45. 45.更に滑石を含む請求項28に記載のシール部材。
  46. 46.ダイアフラムの形の請求項28に記載のシール部材。
  47. 47.Oリングの形の請求項28に記載のシール部材。
  48. 48.ガスケットの形の請求項28に記載のシール部材。
  49. 49.タンクシールの形の請求項28に記載のシール部材。
  50. 50.少なくとも二つの熱可塑性共重合体を含む熱可塑性ポリマー・ブレンドで あって、各共重合体が、約80〜約95モル%のエチレンと、全体で約5〜約2 0モル%の、1−プテン、1−ヘキセン、1−オクテンからなる群から選ばれた 一つ又はそれ以上の共重合体用単量体とを含む熱可塑性ポリマー・ブレンド。
  51. 51.単一の前記共重合体用単量体が、1−プテンである請求項50に記載のポ リマー・ブレンド。
  52. 52.熱可塑性ポリマー・ブレンドが、(i)約91モル%のエチレンと約9モ ル%の1−プテンとの共重合体と、(ii)約80モル%のエチレンと約20% の1−プテンとの共重合体とを含む請求項50に記載のポリマー・ブレンド。
  53. 53.熱可塑性ポリマー・ブレンドが、1重量部の前記成分(i)と約0.25 〜約4重量部の前記成分(ii)とを含む請求項52に記載のポリマー・ブレン ド。
  54. 54.シール部材の形の請求項50に記載のポリマー・ブレンド。
  55. 55.ダイアフラム、Oリング又はガスケットの形の請求項50に記載のシール 部材。
  56. 56.シール部材によってチャンバをシールする方法であって、請求項41のシ ール部材で前記チャンバをシールするシール方法。
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