JPH06504196A - モルモシポ・アフリカヌスからの純化された熱安定性核酸ポリメラーゼ - Google Patents

モルモシポ・アフリカヌスからの純化された熱安定性核酸ポリメラーゼ

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JPH06504196A JP3518346A JP51834691A JPH06504196A JP H06504196 A JPH06504196 A JP H06504196A JP 3518346 A JP3518346 A JP 3518346A JP 51834691 A JP51834691 A JP 51834691A JP H06504196 A JPH06504196 A JP H06504196A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ther■osi ha Africanusがらの純化された熱安定性核酸ポ リメラーゼ 発明の分野 本発明は、好熱歯テルモシポ・アフリカヌス(7africanus) (Ta f)がら精製された精製熱安定性DNAポリメラーゼナらびにこの酵素を単離し 製造する方法に関する.熱安定性DNAポリメラーゼは、数多くの組換え型DN A技術特にポリメラーゼ連鎖反応(PCR)による核酸増幅において有用なもの である.背景技術 大腸菌(E. cadi)のごとき中温微生物からの[]NAポリメラーゼの単 順については、広範な研究が行なわれてきた.例えば、BesssanJi., 1957年、J. Biol. Ches. 223 : 171−177及び Buttin及びKornbery, 1966年J’. Biol. Che w. 241 : 5419−5427を参照のこと.−σのごとき好熱菌から のDNAポリメラーゼの単離及び精製について実施された研究は、はるかに少な いものであった, Kaledin他、1980年、胆α」創エL45 : 6 44−651は、テルムス・アクアチクス(Ther+wus鱈!匹国■) Y T−1菌株からのDNAポリメラーゼの6段階での分離及び精製手順を開示して いる.これらの段階には、粗抽出物の分H、DEAE−セルロースクロマトグラ イ、ヒドロキシアバタイトでの分別、DEAE−セルロースでの分別及び一本1 jDNAセルロースでのクロマトグラフィが関与している.精製された酵素の分 子量は、単量体単位あたり62000ダルトンと報告されている.テノレムス・ アクアチクス(Thersus 赳J工国u)がらのボリメラーゼのための第2 の精製スキーマはChienfi1976年、ムBactsriol.127  : 1550−1557によって記述されている.この方法においては、粗抽出 物が、Q[!AE−Sephadexカラムに適用される.透析されプールされ た分画は次にホスホセルロースカラム上での処理に付される.プールされた分画 は透析され、ポリメラーゼ活性の喪失を防ぐためウシ血清アルブミン(BSA) が添加される.得られる混合物は、DNAセルロースカラム上に付加される.カ ラムからのプールされた材料は透析され、約63000ダルトンの分子量を得る べくゲル濾過によって及び約68000ダルトンのシWIII勾配遠心によって 分析される.当初存在する量に比べて多い量で既存の核酸配列を増幅するために 米国特許第4,889,818号に記されているような熱安定性酵素を使用する ことは、PCR法を記述する米国特許第4683195号及び4,683.20 2号に記述されていた(この記述を引用により本明細書に組み入れる).標的D NAの変性、プライマのハイブリッド形成及び相補的鎖の合成が関与するPCR 法では、プライマ、鋳型、ヌクレオシド三リン酸、適切な緩衝液及び反応条件、 ならびにポリメラーゼが用いられる.各ブライマの延長生成物は、所望の核酸配 列の生産のための鋳型となる.2つの特許は、利用されるポリメラーゼが熱安定 性酵素であル場合、熱がポリメラーゼ活性を破壊することが無いため各々の変性 段階の後にポリメラーゼを付加する必要は無いことを開示している. 米国特許第4.889,818号、欧州特許公報第258.017号及びPC? 公報第89106691号(これらの記載を引用により本明細書に組み入れる) は全て、テルムス・アクアチクス(Thervus 剋」1匡■)からの〜94 kDaの熱安定性DNAポリメラーゼの単離及び組換え発現ならびにPCHにお けるこのポリメラーゼの利用について記述している, PCR及びその他の組換 え型DNA技術において用いるにはT.アクアチクス(T、 u購担工■) D NAポリメラーゼが特に好ましいが、その他の熱安定性ポリメラーゼに対する必 要性も残っている。 従って、当該技術分野には、上述のPCR法を改善するため及びDN^配列決定 、ニックトランスレーションさらには逆転写といったその他の組換え技術におい て熱安定性DNAポリメラーゼを用いる時に得られる結果を改善するために用い ることのできる精製された熱安定性DNAポリメラーゼを生産したいという要請 が存在する。本発明は、鼠からのDNAポリメラーゼのための組換え発現ベクタ ー及び精製プロトコルを提供することによってこの必要性を満たす一助となるも のである。 発明の要約 従って本発明は、核酸鋳型鎖に対する相補性をもつ核酸鎖を形成するためヌクレ オシド三リン酸の結合を触媒する精製された熱安定性酵素を提供する。精製され た酵素は、TafからのDNAポリメラーゼIを有する。好ましい−I!#!に おいては、酵素は二」閉株011−7(05M5309)から単離される。この 精製された材料は、配列を容易に操作し及び/又は分析できるように当初存在す る量に比べて多い量で一つの与えられた核酸配列から複数の核酸配列が生産され る温度循環増幅反応において使用されうる。 LσからのTaf DNAポリメラーゼI酵素をコードする遺伝子も同様に同定 されクローニングされ、本発明の熱安定性酵素を調製するさらにもう1つの手段 を提供する。l Taf酵素をコードする遺伝子の部分に加えて、Taf DN AポリメラーゼI活性をコードするこれらの遺伝子部分の誘導体も同様に提供さ れる。 本発明は又、1又は複数の非イオン重合体洗剤を含む緩衝液中に上述のような精 製熱安定性Taf酵素を含む安定した酵素組成物をも包含している。 最後に、本発明は、本発明の熱安定性ポリメラーゼの精製方法も提供している。 この方法には、Taf又は組換え宿主細胞からの粗抽出物を調製すること、[l NAポリメラーゼが抽出物内の核酸から解離するよう粗抽出物のイオン強度を調 整すること、疎水性相互作用クロマトグラフィ、DNA結合タンパク質アフィニ ティクロマトグラフィ、ヌクレオチド結合タンパク質アフィニティクロマトグラ フィ、及び陽イオン、陰イオン又はヒドロキシアパタイトクロマトグラフィの中 から選択された少な(とも1つのクロマトグラフィ段階に抽出物を付すことが含 まれる。好ましい態様においては、これらの段階は、上述の順序で順次行われる 。エンドヌクレアーゼタンパク質からDNAポリメラーゼを分離するためには、 ヌクレオチド結合タンパク質アフィニティクロマトグラフィ段階が好ましい。 図面の簡単な説明 図1は、さまざまなPCR特性を示す。 図2は、増幅に対するさまざまなPCR特性の効果を示す。 図3は、さまざまなPCR特性図を示している。 発明の詳細な説明 本発明は、Taf DNAポリメラーゼIをコードするDNA配列及び発現ベク タを提供する0発明を容易に理解できるようにするため、以下にいくつかの用語 を定義づけする。 「細胞」、「細胞系」及び「細胞培養物」という用語は、互換性ある形で使用で き、このような呼称は全て子孫を含むものである。 従って「形質転換体」又は「形質転換された細胞」という語には、トランスファ の数とは無間係にこの細胞から誘導された一次形質転換紬胞及び培養物が含まれ る。全ての子孫は、意図的の又は偶然の突然変異のため、DNAの内容に関し精 確に同一でなくてもよい。もとの形質転換細胞においてスクリーニングされるも のと同じ機能性をもつ突然変異体子孫が、形質転換体の定義の中に含まれる。 「制御配列Jという用語は、特定の宿主生物体の中で作動的(operably )に連鎖されたコード配列の発現のために必要なりNA配列を意味する。例えば 原核往動に適した制御配列には、プロモータ、場合によってはオペレータ配列、 リポソーム結合部位及びその他の配列が含まれる。真核細胞は、プロモータ、ポ リアデニル化シグナル及びエンハンサを利用することがわかっている。 「発現系」という語は、作動的連鎖の中で所望のコード配列及び制御配列を含み 、かくしてこれらの配列で形質転換された宿主がコードされたタンパク質を生成 することができるようになっているDNA配列を表わす、形質転換を行なうため には、発現系は1つのベクター上に含まれていてもよいが、宿主染色体中に関連 DNAが組込まれていてもよい。 「遺伝子」とは、回収可能な生物活性ポリペプチド又は前駆物質の生産のために 必要な制御配列及びコード配列を含むDNA配列である。ポリペプチドは、酵素 活性が保持されるかぎり、全長遺伝子配列によっても又コード配列のいずれの部 分によってでもコードされうる。 「作動的に連鎖されたJ (operably 1inked)というのは、# 御配列がコード配列によりコードされたタンパク質の発現を駆動するようにI! 能することになるようなコード配列の位1づげのことを意味する。かくして、制 御配列に対して「作動的に連鎖された」コード配列は、制御配列の指令の下でコ ード配列が発現されうる構成のことである。 Tafポリメラーゼを含む混合物に関して使われる「混合物Jという語は、Ta fポリメラーゼを含むがその他のタンパク質も同様に含むことのできる材料の集 合体を意味する。 Tafポリメラーゼが組換え宿主細胞から誘導される場合、 その他のタンパク質は通常宿主に関連するものである。宿主が細菌宿主である場 合、汚染タンノマク質は当然のことながら細菌性タンパク質となる。 「非イオン重合体洗剤」というのは、イオン電荷を全くもたず、本発明において は約3.5〜約9.5好ましくは4〜8.5のp)I範囲でTaf酵素を安定化 する能力によって特徴づけられる界面活性剤である。 本書で用いる「オリゴヌクレオチド」という語は、2つ以上好ましくは3つ以上 、通常は10以上のデオキシリボヌクレオチド又はリボヌクレオチドから成る分 子として定義される。正確なサイズは、それ自体オリゴヌクレオチドの究極的機 能又は用途によって左右される数多(の要因によって左右される。オリゴヌクレ オチドは、合成でも又はクローニングによっても誘導されうる。 ここで用いられる「プライマ」という語は、プライマ延長が開始される条件下に 置かれた時合成開始点として作用することのできるオリゴヌクレオチドを意味す る。オリゴヌクレオチド「プライマ」は、精製された制限消化物内のごとき天然 物でもよく、或いは又合成的に製造することもできる。核酸鎖に対して相補的で あるプライマ延長生成物の合成は、適当な温度で適切な緩衝液の中でTaf熱安 定性酵素及び4つの異なるヌクレオシド三リン酸が存在する中で開始される。「 緩衝液」は、望ましいpHに調整された(2価の金属イオンのごとき)補因子及 び(適切なイオン強度を提供するための)塩を含んで成る。Tafポリメラーゼ のためには、緩衝液は好ましくは1〜3txMのマグネシウム塩、好ましくは? IgC1,,50〜200 μMの各々のヌクレオチド及び0.2〜1μMの各 プライマならびに50mMのKCI、 lomMのトリス緩衝液(pH8,0〜 8.4)及び100μg/mlのゼラチンを含む(ただし、ゼラチンは必要条件 ではな(、DNA配列決定のごとき成る種の利用分野では回避すべきである)。 プライマは、増幅において最大の効率を得るためには1本鎖であるが、これに代 えて2本鎖であってもよい、2本鎖の場合、プライマはまず第1に、延長生成物 を調製するのに利用される前に、その鎖を分離するよう処理される。プライマは 通常オリゴデオキシリボヌクレオチドである。プライマは、ポリメラーゼ酵素の 存在下延長生成物の合成を起動させるべく充分に長いものでなくてはならない。 プライマの正確な長さは、プライマの供給源や望まれる結果などの数多くの要因 によって左右され、反応温度は、鋳型に対するプライマの適切なアニーリングを 確保するべくプライマの長さ及びヌクレオチド配列に応じて調整されなくてはな らない、標的配列の複雑性に応じて、オリゴヌクレオチドプライマは典型的には 15〜35個のヌクレオチドを含む、短かいプライマ分子は一般に、鋳型と充分 に安定な複合体を形成するべく比較的低い温度を必要とする。 プライマは、鋳型の特定の配列の鎖に対し「実質的」に相補的であるように選択 される。プライマは、プライマの延長が起こるよう鋳型饋とハイブリッド形成す るのに充分な相補性を有していなくてはならない、プライマ配列が鋳型の正確な 配列を反映している必要はない0例えば、プライマの5′末端に非相補性ヌクレ オチドフラグメントが付着させられていてよく、このときプライマ配列の残りは その鎖に対し実質的に相補的である。プライマ配列がハイプリント形成しかくし てプライマの延長生成物の合成のための鋳型プライマ複合体を形成するのに充分 な鋳型の配列との相補性を有することを条件として、非相補性塩基又は比較的長 い配列をプライマ中に点在させることが可能である。 「制限エンドヌクレアーゼ」及び「制限酵素」という語は、特定のヌクレオチド 配列で又はその近くで2本11DNAを切断する細菌性酵素を意味する。 「熱安定性ポリメラーゼ」及び「熱安定性酵素」という語は、熱に対し安定であ り、耐熱性があり、鋳型核酸鎖に対し相補的なプライマ延長生成物を形成するの に適切な要領でヌクレオチドの結合を触媒する(容易にする)ような酵素を意味 する。一般にプライマ延長生成物の合成はプライマの3′末端で始まり、合成が 終結するまで鋳型鎮に沿って5′方向に進む。 本発明の1熱安定性酵素は、ポリメラーゼ連鎖反応又はPCRとして知られてい る増幅反応における効果的な利用のための必要条件を満たすものである。L区酵 素は、PCRC中法中要な段階である2本鎖核酸の変性を行なうのに必要な時間 にわたり高温にさらされたとき不可逆的に変性(不活性化)された状態にはなら ない0本書において不可逆的な変性とは、酵素活性の永久的かつ完全な喪失のこ とである。核酸変性にとって必要な加熱条件は、例えば緩衝液塩濃度及び変性さ れるべき核酸の組成及び長さによって左右されるが、典型的には、主として温度 と核酸長によって異なり標準的に数秒から4分までである時間中、約90℃から 約105℃の範囲内である。緩衝液塩濃度及び/又は核酸のGC組成が増大する につれて比較的高い温度が必要となる可能性がある。 Taf酵素は、約90℃ 〜100℃の温度に対する比較的短かい露出中、不可逆的に変性された状態とな ることはない。 Taf熱安定性酵素は、約45℃よりも高い機能最適温度を有する。 45℃以下の温度は、鋳型に対するプライマのハイブリッド形成を容易にするが 、塩の組成及び濃度そしてプライマの組成及び長さに応じてプライマの鋳型に対 するハイブリッド形成は比較的高い温度(例えば45〜70°C)で起こること ができ、このことはプライマハイブリッド形成反応の特異性を促進しうる。Ta f酵素は約37℃〜90°Cの広い温度範囲にわたって活性を示す。 本発明は、Tafの熱安定性DNAポリメラーゼ1活性をコードするDNA配列 を提供する。コードされたアミノ酸配列は、テルムス(丁her*us )スペ ーシスz05 (TZO5)、テルモトガ・マリチマ(…肛肚蝕■*ari t ima) (Tea) + テルムス・アクアチフス(ThervusU」工匡 旦) (Taq)菌株YTI、 T、サーモフィルス(T、旦肛柱此旦旦)(T th)及びテルムス(Thermus )スペーシス5ps17(Tsps17 )の熱安定性[INAポリメラーゼの一部分に対する相同性を有している。 T afコード配列全体及び演鐸されたアミノ酸配列が以下に配列番号:lとして記 されている。アミノ酸配列は、配列番号:2としても列挙されている0便宜上、 この1ポリメラーゼのアミノ酸配列は、参考として番号づけされている。 Ta f DNAポリメラーゼ■遺伝子の5′及び3′非コード領域の一部分も同様に 示されている。 226 GAGGTTCAATAGT入AττCCTCA丁ττ入AGACGT GCTG丁τAAATTGC271TTGAGGATA?CAGGGAGATG CAAAAAAATGGGAAAGATGTTTC?AI MetGlyLys MeセPheL*u316 TT’rGATGGAACTGGATTAGTAT ACAGAGC入丁T丁TATGCTATAGA丁7 PheAspGlyTh rGlyLauValTyrArgAlaPheTyrAla工1eAsp35 2 ProValSerHisPheGlyAlaLysAsn工1eserL ysserLeulle1396 GATAAATTTCTAMACAAATT ’!TGC入入GAGAAGGA丁丁ATAATATC367AspLysPh eLeuLysGln工1eLeuGlnGluLysAspTyrAsnll e1441 GTTGGTCAG入Aττ丁入AA入丁丁TGACTATGAG ATTTrTAAAAGCATG382 ValGlyGlnAsnLeuLy sPheAspTyrGlullePhaLysSerMet412 TyrL euLeuAsnProAspGluLysArgPheASnLeuGluG luLeu1576 TCCTTAAAATAττ丁AGGTTATAAAAT GATCTCGTTTGATGA入丁TA421 SerLeuLysTyrL euGlyTyrLysMet工1eserPheAspGluLeu1621  GTAAATGAAAATGTACCATTGTTTGGAAATGACτl r’TT CGτATGτT442 ValAsnGluAsnValProL euPheGlyAsnASpPheSerTyrVa11666 CCACT AGAAAGAGCCGTTGAGT入丁TCCTGTGAAGATGCCGA TGTG457 ProLeuGluArgAlaValGluTyrSerC ysG工uAspAlaA5pVa11711 ACATACAGAATAττ τAGAAAGCττGGTAGGAAGATATATGAAAAT472 T hrTyrArg工lePheArgLysLeuGlyArgLyslleT yrGluAsn1756 GAGATGG入AAAGTTGττTTACGA AATTGAGATGCCC丁TAATTGAT487 GluMetGluL ysLeuPheTyrGlulleGluMetProLeu工1eAs。 532 エエeLysG工uLy!9ValPheGユU工1eAlaGlyG luThrPheAsnLeu1936 人ACTCTTC入ACTCAAGT AGCATATATACTATTTGAAAAATT入入AT547 Asn5 erSerThrGlnVal入1aTyr工1eLeuPheGluLysL euAsn2071 TTGTTGCTGGAGTATCGAAAGTATCA AAAATTAAAAAGTACATAT592 LeuLeuLeuGluT yrArgLysTyrGlnLysLeuLysSerThrTyz772  MetLysAspGluAlaArgLysLysGlyTyrVaLThr ThrLeuPhe4/186 C入ATGCτTMTG入AACATTTCA GGAGCτTτT視す五CGAG入AG入AT4231 TTGCACCAC TTTTATTTGGTGGGGCATTCGTTATGAAAAGTGGAC 4276ATTT’TGTAAAA 上述のヌクレオチド配列は、広い有効性をもち本発明の重要な一態様である「縮 重プライマ」法によって同定された。縮重プライマ法においては、既知の熱安定 性DNAポリメラーゼの保存されたドメインに対応するあらゆる熱安定性ポリメ ラーゼコード配列のDNAフラグメントを同定することができる。 縮重プライマ方法は、二狙、l防、 ??及び大腸菌(L匹旦)からのDNAポ リメラーゼIタンパク質のアミノ酸配列を比較することによって開発されたもの であり、ここでさまざまな保存領域が同定された。これらの保存領域に対応する プライマが次に設計された。本発明の結果、テルムス(Thersus )スペ ーシス5ps17 DNAポリメラーゼ■遺伝子(1991年9月30日付PC T公報第一号参照、引用により本明細書に組み入れる)及びテルモトガ・マリチ マ(…ermoto■waritima)DNAポリメラーゼ■遺伝子(199 1年8月13日付PCT公報第一号参照、引用により本明細書に組み入れる)、 ならびにテルムス(Thersus)スペーシスZO5DNAポリメラーゼ!遺 伝子(1991年9月30日付pcτ公報第一号参照、引用により本明細書に組 み入れる)のコード配列が可能であるように、工配列をその他の縮重プライマを 設計するのに使用することが可能である。縮重プライマ法の一般的な有用性は、 本書では、Tar DNAポリメラーゼ1遺伝子をクローニングするのに適用さ れるような方法を特に参照することによって例示されている。 Taf DNAポリメラーゼ■遺伝子をクローニングするためには、DNAポリ メラーゼ■酵素の保存されたアミノ酸配列の領域を、アミノ酸配列の各々を表わ す考えられるコドンの全てに変換させた。遺伝子コードの縮重性のため、一定の 与えられたアミノ酸は、いくつかの異なるコドンによって表わされうる。一定の 与えられたアミノ酸について1つのコドンの中に複数の塩基が存在しうる場合、 その配列は縮重であると言われる。 次に、プライマは、一定の与えられたアミノ酸配列をコードしうる考えられるD NA配列の全てのプールとして合成された。一定の与えられたプライマープール の縮重の量は、各位1における考えられるヌクレオチドの数を乗することによっ て決定することができる。 プライマプール内の個々のユニークプライマDNA配列の数が大きくなればなる ほど、ユニークプライマ配列のうちの1つが望ましい領域以外の標的染色体DN Aの領域に結合することになる確率も大きくなる;従って、得られる増幅の特異 性は小さくなる。m重プライマを用いて増幅の特異性を増大させるためには、サ ブセットのグループ全体が一定の与えられたアミノ酸配列をコードする考えられ る全てのDNA配列を含むが個々のサブセットは各々一部分のみを含むことにな るような形で、プールはサブセットとして合成される:例えば、成る位置におい て1つのプールがA又はTのいずれかを含んでいるのに対して、もう1つのプー ルが同じ位置でG又はCのいずれかを含んでいてもよい、ここで記述するように 、これらのサブブールは、DG番号で呼称される(ここで番号は99と200の 間にある)。 順方向プライマ(非コード鎖に対して相補的で遺伝子の5′領域から3′領域の 方に向けられたもの)及び逆方向プライマ(コード鎖に対して相補的で遺伝子の 3′領域がら3′領域に向けられたもの)の両方共が、保存領域の大部分につい てエボリメラーゼをクローニングするように設計された。これらのプライマは、 クローニングを容易にするためプライマの5′末端に制限部位を伴って設計され た。順方向プライマはhm制限部位(AGATCT)を含んでいたが、一方逆方 向プライマはEco R1制限部位(GAATTC)を含んでいた。 さらに、プライマは、制限部位での切断効率を増大するため5′端部で2つの付 加的なヌクレオチドを含んでいた。 次に、bσからの染色体DNAを増幅するべく PCR法において縮重プライマ を用いた。一連の温度特性と合わせて順方向及び逆方向プライマのプールの組合 せを用いたPCR法の生成物を比較した。 Taq染色体DNAを用いて生成さ れた生成物に類似のサイズをもつ特定の生成物が生産された時点で、PCRフラ グメントをゲル精製し、再増幅し、ベクターpBsM13+のH4nd m :  : Bgl n (pBsM13+のHindD1部位がhl■部位に変換さ れた、pBS+として現在市販されているStratagene”ベクターpB sM13 + ’)にクローニングした。PCRフラグメントをクローニングし 、配列決定した;すなわち、その他の既知のポリメラーゼタンパク質配列特にL qポリメラーゼ及びη1ポリメラーゼのアミノ酸に対するアミノ酸相同性をもつ 領域をコードする配列がフラグメントに含まれている場合、フラグメントは潜在 的な熱安定性DNAポリメラーゼコード配列として同定された。 次ニ、Taf DNAポリメラーゼ遺伝子の一部分をサザンプロット分析により Tafの染色体DNA中で同定した。 Taf染色体DNAをさまざまな酵素で 消化し、ニトロセルロースフィルタへ移送した。クローニンフサれりPCR生成 物から遺伝子のさまざまな領域について、sap又はビオチン−dUTPで標識 されたプローブが生成された。これらのプローブをニトロセルロース結合のゲノ ムDN^に対してハイブリッド形成させ、こうしてプローブに対しハイブリッド 形成する染色体DNAフラグメントの分子量の同定が可能となった。遺伝子の5 ′及び3′領域を覆うプローブの利用によって、DNAフラグメントはポリメラ ーゼについての全てのとは言わないまでも大部分の構造遺伝子を確実に包含する ことになる。クローニングを容易にするため、単一のDN^フラグメント又は複 数のDNAフラグメント内に構造遺伝子を含むフラグメントを生産するのに用い ることのできる制限酵素を同定することが可能である。 ひとたび同定された後、Taf ON^ポリメラーゼ遺伝子の染色体DNAコー ド部分がクローニングされた。同定された制限酵素で染色体DNAを消化し、そ してサイズで分別した。望ましいサイズ範囲を含む分画を濃縮し、脱塩し、pB sM13+Hindl[[:: BgllIクローニングベクタにクローニング した。前にクローニングされたPCR生成物から生成された標識されたプローブ を用いてのハイブリッド形成によりクローンを同定した。クローニングされたフ ラグメントを、制限酵素分析及びサザンプロット分析によって同定した。 上述のDNA配列及びアミノ酸配列ならびにこれらの配列をコードするDNA化 合物を用いて、広範な宿主細胞中でTaf DNAポリメラーゼ活性を発現させ るべく組換え型DNA発現ベクターを設計及び構成することができる。上に示し たDNA配列の全て又は一部をコードするDNA化合物も同様に、その他の生体 から熱安定性ポリメラーゼコードDNAを同定するためのプローブとして用いる ことができ、熱安定性ポリメラーゼを同定し精製するのに用いることのできる抗 体を調製するための免疫原として使用するようにペプチドを設計するために、上 に示したアミノ酸配列を用いることが可能である。 しかしながら、上述のアミノ酸配列をコードする組換えベクタによって生産され たにせよ又天然Tafii胞によって生成されたにせよ、Tar DNAポリメ ラーゼは典型的には、組換え型DNA技術において使用するに先立ち精製される 0本発明はこのような精製方法を提供する。 天然タンパク質を回収するためには、Huber!IL、1989年、釘u聾! !!J!J!−旧crobial、 12 : 32−37の方法を用いて細胞 を増殖させる。細胞増殖の後、酵素の単層及び精製は6つの段階で行なわれ、そ の各段階が、相反する記述のないかぎり室温以下の温度好ましくは約O°C〜約 4℃で行なわれる。 第1段階では、凍結されている場合に細胞を解凍し、超音波で破砕し、約pH7 ,5で緩衝液中に懸濁させ、遠心分離する。 第2段階では、上澄みを収集し、次に乾燥硫酸アンモニウムのごとき塩を添加す ることにより分別する。適切な分画(典型的には45〜75%飽和)を収集し、 好ましくはpH6,5で0.2Mのリン酸カリウム緩衝液中に溶解させ、同じ緩 衝液に対し透析する。 第3段階は、核酸及びいくつかのタンパク質を除去する。第2段階からの分画を 、上で使用されたものと同じ緩衝液で平衡化された[IEAEセルロースカラム に適用する0次にこのカラムを同じ緩衝液で洗浄し、2801鋤での吸光度によ って測定された流過タンパク質含有分画を収集し、好ましくは最初の緩衝液と同 じ成分を含むがpHは7.5である10−Mのリン酸カリウム緩衝液に対し透析 する。 第4段階は、ヒドロキシアパタイトクロマトグラフィがら成る:こうして収集さ れた分画を、第3段階で透析のために用いた緩衝液で平衡化されたヒドロキシア パタイトカラムに適用する0次に、カラムを洗浄し、10mMの2−メルカプト エタノールと5%のグリセロールを含むpH7,5で0.OIM〜0.5Mのリ ン酸カリウム緩衝液のごとき緩衝液の直線勾配で酵素を溶出させる。熱安定性D NAポリメラーゼ活性を含むプールされた分画を、第3段階で透析のために用い たものと同じ緩衝液に対して透析する。 第5段階は、陰イオン交換クロマトグラフィから成る:透析された分画を、第3 段階で透析のために用いた緩衝液で平衡化されたDEAEセルロースカラムに適 用する0次にカラムを洗浄し、第3段階で透析のために用いた緩衝液中で0.0 1〜0.6MのMCI といった緩衝液の直線勾配で酵素を溶出する0次に、適 当なあらゆる手順を用いて汚染しているデオキシリボヌクレアーゼ(エンド及び エキソヌクレアーゼ)について、熱安定性酵素活性をもつ分画をテストする。 例えば、過剰のDNAポリメラーゼと共に保温した後、ファージラムダDNA又 はスーパーコイルプラスミドDNAの分子量変化から電気泳動によってエンドヌ クレアーゼ活性を決定することができる。同様にして、DNAポリメラーゼ分画 での処理の後、制限酵素分割されたDNAの分子量の変化からエキソヌクレアー ゼ活性を電気泳動によって決定することが可能である。ポリメラーゼ活性を有し ているがデオキシリボヌクレアーゼ活性を全くもたないことが見極められた分画 をプールし、第3段階で用いたものと同じ緩衝液に対して透析する。 第6段階は、DNA結合タンパク質アフィニティクロマトグラフィから成る;プ ールされた分画を、設定されたベッド体積でホスフォセルロースカラム上に入れ る。カラムを洗浄し、pH7,5でリン酸カリウム緩衝液内で0.01〜0.8  Mのl[cIのごとき緩衝液の直線勾配で酵素を溶出する。 pH8,0の緩 衝液に対し、熱安定性ポリメラーゼ活性をもつがデオキシリボヌクレアーゼ活性 を全くもたないプールされた分画を透析する。 Tafから精製されたDNAポリメラーゼの分子量は、例えばタンパク質分子量 標識を用いる505−PAGE分析のごとくあらゆる技術により決定することが できる。Taf DNAポリメラーゼIのコード配列がら計夏された分子量は1 03,273ダルトンである。未変性Tar DNAポリメラーゼの精製プロト コルについては、例1に詳述されている0本発明の組換え型Tafポリメラーゼ の精製は、同様の方法で行なうことができる。 しかしながら、DNAポリメラーゼ活性を有する生物学的に活性の遺伝子生成物 を生産するためには、bσDNAポリメラーゼ遺伝子の全コード配列が必要とさ れるわけではない、、Taf DNAポリメラーゼ配列をコードするDN^が利 用可能であることは5、同様にDNAポリメラーゼ活性をもつミューティン(突 然変異体タンパク質)形態を生成するべくコード配列を修正する機会を提供する ことになる。−リポリメラーゼのアミノ(N)−末端部分はポリメラーゼ活性の ために必要であると考えられていない0組換え型DNA方法を用いて、Taf遺 伝子のN末端コード配列の最高約3分の1までを欠失させ、クローニングし、ポ リメラーゼ検定においてがなり活性である遺伝子を発現させることができる。ポ リメラーゼのいくっがのN末端短縮形態が活性であることから、これらのポリメ ラーゼの発現に用いられる遺伝子構成体は、コード配列の相応する短縮形態を含 存することができる。 N末端欠失に加えて、酸化、還元又はその他の誘導にょフてLσポリメラーゼの ペプチド鎖内の個々のアミノ酸残基を修正することが可能であり、活性を保持す るフラグメントを得るべくタンパク質を開裂させることができる。活性を破壊し ないこのような変更は、yポリメラーゼ活性をもつタンパク質の定義からタンパ ク質を排除せず、従って本発明の範囲内に特に含まれる。 翻訳の間にTaf DNAポリメラーゼ内に取り込まれるアミノ酸を変えるべ( 欠失、付加又は変更によりTaf DNAポリメラーゼの一次構造を修正するこ とは、タンパク質の高温DNAポリメラーゼ活性を破壊することなく行なえる。 このような置換又はその他の変更の結果、本発明で考慮されている範囲内に入る DNAによってコードされたアミノ酸配列をもつタンパク質が生み出される。同 様にして、Taf DN^ポリメラーゼ遺伝子のクローニングされたゲノム配列 又は相同性合成配列を用いて、Taf DNAポリメラーゼ活性をもつ融合ポリ ペブチ ・ドを発現させるか或いは又天然LσDNAポリメラーゼのものと同じ アミノ酸配列をもつタンパク質を発現させることができる。さらに、このような 発現は、LσDNAポリメラーゼを発現させるのにいかなる宿主が選ばれようと その宿主の中で機能する制御配列によって誘導されうる。 従って、本発明は、さまざまな宿主系に対して適用可能な発現ベクターを構成し コード配列を発現させるもととなるTaf DNAポリメラーゼのためのコード 配列を提供する。η区ポリメラーゼコード配列の一部分は同様に、さまざまな種 の中でその他の熱安定性ポリメラーゼコード配列を検索するためのプローブとし ても役立つ。従って、少なくとも4〜6個のアミノ酸をコードするオリゴヌクレ オチドプローブを合成し、熱安定性ポリメラーゼをコードする追加のDNAを検 索するのに用いることが可能である。L区の熱安定性DNAポリメラーゼ遺伝子 のヌクレオチド配列とその他の種の対応する遺伝子の間には完全な対合が無い場 合があるため、偽陽性を排除するのに充分なストレンジエンシーの条件の下での ハイブリッド形成を得るためには、通常、12〜18個のヌクレオチド(4〜1 oのアミノ酸配列をコードするもの)を含むオリゴマが必要である。このような プローブについては、6つのアミノ酸をコードする配列が豊富な情報を提供する 。 従って本発明は、Taf DNAポリメラーゼのためのアミノ酸配列及びコード 配列を提供することにより、その他の熱安定性ポリメラーゼ酵素及びこれらの酵 素のコード配列の単離を可能にする。TafDNAポリメラーゼ■タンパク質の 演鐸されたアミノ酸配列は、例えばm及び7thからのもののようなその他の熱 安定性DNAポリメラーゼのためのアミノ酸配列に類似している(PCT公報第 91109950号を参照のこと、その記載を引用により本明細書に組み入れる )。 しかしながら、熱安定性DNAポリメラーゼのコード化配列の間の非類似領域も 同様に、1つの既知の熱安定性ポリメラーゼのいくつかの特性及び恐らくは異な る特性をもつ酵素をコードするその他の熱安定性ポリメラーゼコード配列を同定 するためのプローブとして使用することができる0例えばLiのいくつかの特性 及びTafのその他の発散特性をもつ熱安定性ポリメラーゼのためのコード配列 を、mとも」の間の非類似領域を含むプローブを用いることによって同定するこ とが可能である。 天然Taf DNAポリメラーゼと同じ酵素又はこの酵素の誘導体又は相同体の いずれを生産したいと考えているにせよ、里ポリメラーゼのAl1換え体形態の 生産には典型的には、発現ベクターの構成、このベクターによる宿主細胞の形質 転換、及び発現が起こるような条件下での形質転換された宿主細胞の培養が関与 してくる。 発現ベクタを構成するためには、成熟(ここでは全てのミニ−ティンを包含する )酵素又は、活性を破壊しない付加的配列へのTafポリメラーゼの融合又は活 性タンパク質を得るべく制御された条件(例えばペブチターゼでの処理)下で開 裂可能な付加的な配列へのTafポリメラーゼの融合をコードするDNAが得ら れる。ベクターは、宿主細胞内で自律的に複製するか又は宿主細胞の染色体DN A内に組込まれるように設計されうる。ベクターは適切な宿主を形質転換するの に用いられ、形質転換された宿主は、組換え型Tafポリメラーゼの発現に適し た条件の下で培養される。 Tafポリメラーゼは、培地から又は細胞から単離 されるが、場合によってはタンパク質の精製は必要でないこともある。 上述の段階は各々さまざまな方法で行なうことができる0例えば、望ましいコー ド配列をゲノムフラグメントから得、適切な宿主中で直接使用することも可能で ある。さまざまな宿主中で作動可能な発現ベクタの構成は、−aに以下に記され るように適切なレプリコン及び制御配列を用いて行なわれる。望まれるコード配 列及び制御配列を含む適当なベクタの構成は、当該技術分野において充分に理解 されている標準的な連結及び制限技術を利用する。単離されたプラスミド、[l NA配列又は合成オリゴヌクレオチドが開裂され、変更され、所望の形に再連結 される。適切な制限部位が通常利用可能でない場合には、以下で例示するように 発現ベクターの構成を容易にするためコード配列の末端にこれを付加することが できる。 当該技術分野において一般に理解されており市販の制限酵素のメーカーが規定す る条件下で適切な制限酵素(1又は複数)により処理することによって、部位特 異的ON^開裂が行なわれる0例えばNewEngland Biolabs製 品カタログを参照のこと、一般に、約20μj!の緩衝液中で1単位の酵素によ って約1μgのプラスミド又はその他のDNAが開裂される;以下の例において は、DNAの完全消化を確保するため一般に余分の制限酵素が用いられる。標準 的な保温時間は約37°Cで約1〜2時間であるが、変動も許容可能である。各 保温の後、フェノールとクロロホルムでの抽出によってタンパク質を除去する。 この抽出の後にはエーテル抽出及びエタノールでの沈降による水性分画からのD NAの回収が続いていてもよい、望ましい場合には、標準的技術を用いてポリア クリルアミドゲル又はアガロースゲル電気泳動により、開裂されたフラグメント のサイズ分離を行なうことができる0例えばMaxawi、Methods i n Enz 5olo + 1983年、麟: 499−560を参照のこと。 一本領「突出」末端を伴う制限開裂されたフラグメントを、501のトリス、p H7,6,50mMのNaC1,105MのMgCb 、 10aMのDTT及 び5〜LOuMのdNTPの中で20°C〜25℃で約15〜25分の保温時間 を用いて4つのデオキシヌクレオシド三リン酸(dNTP)が存在する中で大腸 菌(E、 coli) DNAポリメラーゼIの大フラグメント(Klenow )で処理することによって、平滑末端(2本鎖末端)にすることができる。 Klenowフラグメントは5′の突出する末端を満たすが、たとえ4つのdN TPが存在していても突出する3′一本領をチューハックする。 望ましい場合には、突出末端の性質によって課せられる制限条件内でdNTPの 1つすなわち選択されたdNTPのみを供給することによって、選択的修復を行 なうことができるa Klenowでの処理の後、混合物はフェノール/クロロ ホルムで抽出されエタノール沈殿される。SLヌクレアーゼでの適切な条件下で の処理は核酸のあらゆる一本鎖部分の加水分解をもたらすから、S1ヌクレアー ゼを用いても類似の結果を達成することができる。 Matteucci 血、1981年J、 Am、 Che+s、 Soc、  103 : 3185−3191のトリエステル法又は自動合成方法を用いて、 合成オリゴヌクレオチドを調製することができる。アニーリングに先立っての又 は標識のための一本鎖のキナーゼ付加は、50鵬Hのトリス、pH7,6、1軸 −のMgC1冨。 5i+Mのジチオトレイトール(DTT)及び1〜2μMのATPの存在下で0 .5μMの基質に対して例えば約10単位のポリヌクレオチドキナーゼ過剰分を 使用して達成される。キナーゼの添加がプローブの標識のためである場合、AT Pは32Pで標識される。以下の標準的条件及び温度の下で15〜30μiの体 積中で連結が行なわれる:すなわち(相補的一本鎖末端を有するフラグメントの 連結については)0℃で、20−Hのトリス−C1,pH7,5,10wMのM gC1□10−MのIITT、 33μg/mlのBSA、 10mM−50m MのNaC1及び40uMのATP及び0.01〜0.02(Weiss)単位 の74DNAリガーゼ、或いは又(「平滑末端」連結についてはH4℃で1mM のATP及び0.3〜0.6単位の74DNAリガーゼ)、相補的末端を有する フラグメントの分子間連結は通常、33〜100μg/mlの合計[INA濃度 (5〜100 nMの合計末端濃度)で行なわれる0分子間平滑末端連結(場合 によって、通常20〜30倍のリンカ−モル過剰を使用する)は、1μMの合計 末端濃度で行なわれる。 ベクター構成において、ベクターフラグメントは一般に、5′リン酸を除去しベ クタの再連結及び再構成を防ぐため細菌又は子ウシ腸アルカリ性ホスファターゼ (RAP又はCIAP)で処理される。 BAP及びCIAP消化条件は当該技 術分野において周知のものであり、市販のRAP及びCIAP酵素には通常公表 されたプロトコルが付随してくる。 核酸フラグメントを回収するためには、ホスファターゼを除去しDNAを精製す るべく調製物をフェノールクロロホルム及びエタノールで抽出する。あるいは、 適切な制限部位が利用可能である場合、望まれないベクターフラグメントの再連 結を、連結前又は後の制限酵素消化によって防ぐことができる。 配列の修正を必要とするベクター又はコード配列の一部分については、さまざま な部位特異的プライマ誘導変異誘発方法が利用可能である。部位特異的変異誘発 を行なうのにポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を使用することができる。現在当 該技術分野において標準的であるもう1つの技術においては、変異誘発プライマ の延長生成物の構成のための鋳型として役立つpBsM13+誘導体といった一 本鎖ベクターの内含された相補的核酸配列の合成を導くためのプライマとして、 望まれる変異をコードする合成オリゴヌクレオチドが用いられる。変異誘発され たDNAは、宿主細菌に形質転換され、形質転換された細菌の培養が行なわれ同 定される。修正されたベクターの同定には、ニトロセルロースフィルタ又はその 他の膜への選択された形質転換体のDNAの移送及び、正確な整合の修正配列へ のハイブリッド形成を可能にするが当初の変異誘発された鎖でのハイブリッド形 成を妨げるような温度でキナーゼ付加された合成変異誘発プライマと共にハイブ リッド形成されたrリフト」が関与する可能性がある0次にプローブとハイブリ ッド形成するDNAを含む形質転換体が培養され(DNAの配列は一般に配列分 析によって確認される)、これは修正DNAの溜めとして役立つ。 以下に記す構成においては、まず大腸菌(Lcolt)菌株DGIOI(ATC C47043)又はもう1つの適当な宿主を連結混合物で形質転換することによ って、プラスミド構成のための適正な連結が確認される。 成功した形質転換体を、当該技術分野で理解されているように、プラスミド構成 の様式に応じて、アンピシリン、テトラサイクリン又はその他の抗生物質に対す る耐性又は感受性によってか或いは又その他の標識を用いることによって選択す る0次にC1e@ell 、11.1969年、廊、 Natl、紅封、ジ江0 里62 : 1159の方法に従って、又任意にはクロラムフェニコール増幅( Clewell、 1972.ムBacteriol。 ill : 667)に従って、形質転換体からのプラスミドを調製する。 Bethesda研究所の刊行物他旦赳、第5巻、第2号の11ページにおし) て「塩基−酸」抽出方法として、プラスミドDNAを得るためのもう1つの方法 が記述されており、プロトコルの8.階12〜17をl)N^のCsC1/臭化 エチジウム超遠心分離と置き換えることによって非常に純粋なプラスミドDNA を得ることができる。単離されたDN^は制限酵素消化により分析されそして/ 又はMessiB !IL、 1981年黒氏0睡Res、 9 : 309に よりさらに記述されているSangerlll、1977年、Proc、 Na 且、紅且、凪、居iA 74 : 5463のジデオキシ方法によってか又はM axas @、 1980年、Methods in EnZ −olo 65  : 499の方法によって配列決定される。 制御配列、発現ベクター及び形質転換方法は、遺伝子を発現させるのに用いられ る宿主細胞のタイプにより左右される。一般に、原核生物、酵母菌、昆虫又は哺 乳類の細胞が宿主として用いられる。 原核生物宿主は一般は、組換え型タンパク質の生産にとって最も効率良く便利で あり、従って一迂ボリメラーゼの発現のために好まし組換え型タンパク質を発現 させるのに最も頻繁に用いられる原核生物は、大腸菌(E、 coli)である 、クローニング及び配列決定及び大部分の細菌プロモータの制御下での構成の発 現のためには、大腸I (IL colt)遺伝材料センタからGCSC@61 35として得られた大腸菌(E、 coli) N12菌株聞294を宿主とし て用いることができる。 PLN□、又はPLT?ll!制御配列を有する発現ベクターについては、大腸 菌(E、皿)N12菌株MC100Oラムダ溶原株、λNJssCI857Su sPso、 ATCC39531を用いることができる。 1987年8月7日 にATCCに寄託された(ATCC53606) E、罠!■llG116及び 1985年3月29日にATCCに寄託されたE、 coliにB2 (ATC C53075)も同様に、有用な宿主細胞である。 M13ファージ組換え体のためには、大腸菌(影響遠旦)N12菌株DG98の ごときファージ感染を受ける可能性のある大腸菌(E、 colt)株が使用さ れル、 DG981株は、1984年7月13日付テATccニ寄託サレテする (ATCC39768)。 しかしながら、かん菌例えばバシルス・ズブチリス(Bacillussubt ilis) 、さまざまな種のシュードモナス及びその他の細菌株のコトき大R AW (E、芯匪u)以外の微往動株も、Taf DNAポリメラーゼの組換え 体発現のために用いることができる。このような原核生物系においては、宿主又 は宿主と適合性ある種に由来する制御配列及び複製部位を含むプラスミドベクタ ーが典型的に用いられる。 例えば、大腸菌(E、 coli)は典型的にはBolivar 血、1977 年、Gene g : 95によって記述されているpBR322の誘導体を用 いて形質転換される。プラスミドpBR322は、アンピシリン及びテトラサイ クリン耐性のための遺伝子を含んでいる。これらの薬物耐性標識は、所望のベク タを構成する際に保持されてもよいし或いは又破壊されてもよく、こうして所望 の組換え体の存在を検出する一助となる。一般に使用される原核生物制御配列す なわち任意にはリポソーム結合部位配列と共にオペレータを伴う転写開始のため のプロモータとしては、β−ラクタマーゼ(ペニシリナーゼ)及びラクトース( 1ac)プロモータ系(Chang fi1977年、hh■1lfi : 1 056)、トリプトファン(trp)プロモータ系(Goeddel弛4.19 80年、Nuc、 Ac1dsRes、 8 : 4057)及びラムダ誘導P tプロモータ(Shisatake 血、1981年、Nature 292  : 12B)並びにN−遺伝子リボゾーム結合部位(N□、)が含まれる。ポー タプル式制御系カセットが、1987年12月8日付発行の米国特許第4,71 1.845号に記述されている。このカセットは、N11m配列から6つのbp a’内での開裂を可能にする少なくとも1つの制限部位を有する第3のDNA配 列の上流にそれ自体位置づけされているN。、に作動的に連鎖されたPLプロモ ータを含んでいる。同様に有用なのは、1986年10月8日に公示された欧州 特許公報第196.864号中でCbang 血が記述したホスファターゼA( phoA)系である。しかしながら、本発明のTaf発現ベクターを構成するた め、原核生物と適合性ある利用可能な全てのプロモータ系を利用することが可能 である。 細菌に加えて、酵母のごとき真核微生物も同様に組換え宿主細胞として用いるこ とができる。パンの酵母であるサツカロミセス・セレビシェ−(釦三加嬰1匹競 carevisiae)の実験用菌株が最も頻繁に用いられるが、その他の数多 くの菌株も一般に利用可能である。 2ミクロン複製起点を用いるベクターが一般的であるが(Broach。 1983年ム旦、シrz、 H■: 307) 、酵母発現に遺したその他のプ ラスミドベクタも知られている(例えば、5tinchcosbi、 1979 年、Nature 282 : 39 ; Tschespei、1980 G ene 10、: 157 i及びC1arke、i、 、 1983年、Me th Enz、 LQI : 300を参照のこと)、酵母ベクタのための制御 配列は、解糖系酵素の合成のためのプロモータを含んでいる(Hess@、、  1968年、J、 Adv、 国uuReg、ヱ: 149 ;Ho1land  [1,1978年、Bio techno旦[17: 4900 ;及び1( alland血、1981年、ム紅旦、釦叩、 256 : 1385)、当該 技術分野において知られている追加のプロモータとしては、3−ホスフォグリセ リン酸キナーゼのプロモータ(Hitzemanll、1980年、ムBio1 . Chew。 255 ; 2073)及びグリセルアルデヒド3−リン酸デヒドロゲナーゼ、 ヘキソキナーゼ、ピルビン酸デカルボキシラーゼ、ホスフォフルクトキナーゼ、 グルコース−6−リン酸イソメラーゼ、3−ホスフォグリセリン酸ムターゼ、ピ ルビン酸キナーゼ、トリオースリン酸イソメラーゼ、ホスフォグルコースイソメ ラーゼ及びグルコキナーゼといったその他の解糖系酵素のプロモータが含まれて いる。 増殖条件によって制御される転写という追加の利点をもつその他のプロモータは 、アルコールデヒドロゲナーゼ2、イソサイトクロームC1酸性ホスファターゼ 、窒素代謝と関連する分解性酵素及びマルトース及びガラクトースの利用の原因 である酵素(flolland 、前出)のためのプロモータ領域である。 コード配列の3′末端に置かれたとき発現を強化するため、ターミネータ配列も 使用することができる。このようなターミネータは酵母誘導遺伝子内のコード配 列に続く3′非翻訳領域内に見られる。 酵母結合性プロモータ、複製起点及びその他の制御配列を含むあらTar遺伝子 は、多細胞生体に由来する真核生物宿主細胞培養物中でも発現されうる0例えば Ti5sue Cu1ture (組織培II) 、Acade+wicPre ss+ Cruz及びPatterson 、 編(1973年)を参照のこと 、有用な宿主細胞系としては、CO3−7,C05−A2. CV−1、?ウス 骨髄腫N51及びνEROなとのマウス細胞、HeLa細胞及びチャイニーズハ ムスター卵巣(C)10)細胞が含まれる。このような細胞のための発現ベクタ ーは通常、シミアンウィルス40 (SV40)からの一般に用いられる初期及 び後期プロモータ(Fiers 血、1978年、Nature vl: 11 3)のごとき哺乳類の細胞と適合性あるプロモータ及び制御配列、又はポリオー マ、アデノウィルス2、ウシ乳頭腫ウィルス(BPV)又は鳥類肉腫ウィルスに 由来するプロモータのごときその他のウィルス性プロモータ又は免疫グロブリン プロモータ及びヒートシラツクプロモータを包含する。 BPVベクター系を用 いた哺乳動物系内でDNAを発現させるための系は、米国特許第4,419,4 46号に開示されている。この系の変形態様は米国特許第4,601,978号 に記されている。哺乳動物の細胞宿主細胞系の形質転換の概要は、Axelの米 国特許第4.399,216号によって記述されてきた0発現を最適化する上で 「エンハンサ」領域も同様に重要である;これらは一般に、プロモータ領域の上 流に見られる配列である。複製起点が必要な場合、これはウィルス源から得るこ とができる。しかしながら、染色体内への取込みは、真核生物内のDNA複製の ための一般的メカニズムである。 宿主として植物細胞も同様に使用でき、ツバリンシンターゼプロモータ及びポリ アデニル化シグナル配列のごとき植物細胞と適合性の制御配列(Depicke r弛1.1982年、J、 Mo1. 紅鮭、 Gen、 1 : 561)が 利用可能である。バキエロウイルスベクターにより提供される制御系を用いた昆 虫細胞を利用する発現系も同様に記述されている(Millerfi、、 Ge netic En 1neerin 内(1986年)、5etlol&iii 、Plenus Publishing 、第8巻、p277〜p297) 、 昆虫細胞に基づく発現は、スボドブテラ・フルギペイダ(シ剋ヨ違狙自刃1組蛙 組)内で達成されうる。これらの系は同様に組換え型1ポリメラーゼを生産する 上でも成功している。 使用される宿主細胞に応じて、このような細胞に適した標準的な技法を用いて形 質転換が行なわれる。 Cohen、 1972年、ヒ匹、肺Acad、 Sc i、 ll5A、 69 ; 2110によって記述されているように塩化カル シウムを用いたカルシウム処理は、実質的な細胞壁バリヤを含む原核生物又はそ の他の細胞のために用いられる。いくつがの植物細胞については、アグロバクテ リウム・チュメファシェンス(robacteriu tusefaeiens )(Shawi、 1983年、 Gene 23 : 315)での感染が用 いられる。Ii!II乳動物細胞のためには、Grahamand vande rEb、 1978年、nn士IL52 : 546のリン酸カルシウム沈降方 法が好ましい、酵母への形質転換は、νan Soligen th、 197 7年、ム打±130 : 946、及び旧sao fi1979年、Proc  Natl、 Acad、 Sci。 USA 76 : 3829の方法に従って行なわれている。 Taf DNAポリメラーゼが組換え宿主細胞内でひとたび発現されたならば、 タンパク賀の精製が望ましいであろう0本発明の組換え型熱安定性ポリメラーゼ を精製するには種々の精製手順を使用することができるが、等しい純度の酵素調 製物を生成するのにより少ない段階が必要であろう、大腸it (E、 col t)宿主タンパク質は熱感受性を有するから、組換え型熱安定性Taf DNA ポリメラーゼは、粗溶菌液を不活性化する熱によって著しく富化されうる。この 段階は、宿主DNAからのTaf DNAポリメラーゼの解離を確実に行ないそ の他の細胞溶菌液タンパク質とのTaf DNAポリメラーゼのイオン相互作用 を減少させるのに充分な量の塩(典型的には0.3Mの硫酸アンモニウム)が存 在する中で行なわれる。 さらに、0.3Mの硫酸アンモニウムの存在は、フェニルセファロースカラムと の疎水性相互作用を促進する。疎水性相互作用クロマトグラフィは、疎水基を含 む未負荷のベッド材料との疎水性相互作用の強度の差を基にして物質が分離され る分離技術である。典型的には、カラムはまず、高イオン強度のごとき疎水性結 合にとってを利な条件下で平衡化される。次に試料を溶出するため下降塩勾配を 用いることができる。 本発明に従うと、フェニルセファロース(Pharvacia製/又はフェニル ↑SK (Toyo 5oda製)のごとき比較的強い疎水性ゲルを含むカラム の上に、水性混合物(天然の又は組換え型のTaf DNAポリメラーゼを含む )が負荷される。フェニルセファロースカラムとの疎水性相互作用を促進するた め、例えば0.3M以上の硫酸アンモニウムを含む溶剤が用いられる。カラム及 び試料は、同じ< 0.5−Mの[]TTを含む50i+Mのトリス(pH7, 5)及び5mHのEDTA (「TEJ )緩衝液中0.3Mの硫酸アンモニウ ムに調整され、試料が、カラムに適用される。カラムを0.3Mの硫酸アンモニ ウム緩衝液で洗浄する0次に、下降塩勾配又は増加勾配又はエチレン又はプロピ レングリコール又は尿素の付加のごとき疎水性相互作用を低下させる溶剤で酵素 を溶出させることができる。天然り区DNAポリメラーゼについては、好ましい 態様には、TE−DTT中20%エチレングリコールの洗浄液中2Mの尿素を用 いてカラムを洗浄することが含まれる。 長期の安定性を得るためには、1又は複数の非イオン性重合体洗剤を含む緩衝液 中にTaf DNAポリメラーゼ酵素を保存することができる。このような洗剤 は一般に、約100〜250000ダルトン、好ましくは4000〜20000 0ダルトンの範囲内の分子量を有し約3.5〜約9.5好ましくは約4〜8.5 の9Hで酵素を安定化させる洗剤である。このような洗剤の例としては、Mc  Cutcheon Division of MCPublishingCo、 、 175 Rock Road、 Glen Rock、 NJ (USA) によって刊行されたMcCutcheonのEmulsi工1ers & De ter ents (乳化剤と洗剤)のp295〜298に規定されているもの がある。 好ましくは、洗剤はエトキシル化脂肪アルコールエーテル及びラウリル、エトキ シル化アルキルフェノール、オクチルフェノキシポリエトキシエタノール化合物 、改質オキシエチル化及び/又はオキシプロピル化直鎖アルコール、ポリエチレ ングリコールモノオレイ7 酸化合物、ポリソルビン酸化合物及びフェノール脂 肪アルコールエーテルを含むグループの中から選択される。さらに特に好まれる のは、ICI Americas Inc、 Washington D、E、 がらのポリオキシエチル化(20)ソルビタンモノラウリン酸塩であるTwee n20及びBASFWyandotte Corp、 Parsippany、  NJからのエトキシル化アルキルフェニル(ノニル)であるIconol N P−40である。 本発明の熱安定性酵素は、このような酵素活性が必要又は望まれるあらゆる用途 のために用いることができる。特に好ましい態様においては、この酵素はPCR として知られている核酸増幅反応の触媒として作用する。核酸配列を増幅するた めのこの方法は、1987年7月28日付の米国特許第4,683,202号中 に開示され特許請求されており、この特許の開示を引用により本明細書に組み入 れる。PCR核酸増幅方法は、1つの核酸又は複数の核酸の混合物中に含まれた 少なくとも1つの特定の核酸配列を増幅することを包含しており、最も一般的な 態様においては、2本gDNAを生成する。 論述を容易にするため、以下に規定されているプロトコルでは、増幅すべき特定 の配列が2本鎖核酸中に含まれていることが仮定されている。しかしながらこの プロセスは霧RNAのごとき1本鎖核酸を増幅する上でも同様に有用である。た だし、好ましいa様において、究極的生成物はなお2本1[DNAである。1本 M核酸の増幅において、第1の段階には、相補的鎖の合成(この目的のため2つ の増幅プライマのうちの1つを用いることができる)が関与しており、次に続く 段階は、以下に記す2本領増幅プロセスの場合と同様に進行する。 この増幅プロセスは、以下のような段階を含む:(a)特定の配列の各鎖につい て1つのオリゴヌクレオチドプライマ及び4つの異なるヌクレオシド三リン酸と 各々の核酸鎖を接触させる段階;なおここで、各プライマは特定の配列の異なる 鎖に対し実質的に相補的となるように選択されており、かくして1つのプライマ から合成された延長生成物はその相補体から分離された際にもう1つのプライマ の延長生成物の合成の鋳型として役立つことができるものであり、この接触は、 相補的核酸鎖に対する各プライマのハイブリッド形成を可能にする温度で行なわ れる;(b)段階(a)と同時にか又は段階(a)の後で、特定の核酸配列の各 鎖に対し相補的なプライマ延長生成物を形成するためヌクレオシド三リン酸の詰 合せを可能にするL」からのDNAポリメラーゼと各々の核酸鎖を接触させる段 階; (c)酵素の活性を促進しかつ各核酸鎖鋳型に相補的である各プライマの延長生 成物を増幅中の異なる各配列について合成するのに有効であるが各延長生成物を 相補的鎖鋳型から分離させるほどには高くない温度及び時間で、段階(b)から の混合物を維持する段階;(d)1本鎖分子を生成するためプライマ延長生成物 がその上で合成された鋳型から該延長生成物を分離するのに有効であるが酵素を 不可逆的に変性するほどは高くない温度で、且つこのように有効な時間にわたり 、段階(c)からの混合物を加熱する段階;(e)段階(d)で生成された1本 鎖分子の各々に対するプライマのハイブリッド形成を促進するのに有効な時間に わたり、有効な温度まで段階(d)からの混合物を冷却する段階;及び(f)酵 素の活性を促進し段階(d)で生成された各核酸鋳型に対し相補的である各プラ イマの延長生成物を増幅中の異なる各配列について合成するのに有効であるが相 補的鎖鋳型から各々の延長生成物を分離するほど高くはない温度で、かかる有効 な時間にわたり、段階(e)からの混合物を維持する段階、なお段階(e)及び (f)のを効な時間及び温度は一致していてよく、かくして段階(e)と(「) は同時に行なうことができる0段階(d)−(f)は望ましいレベルの増幅が得 られるまで反復される。 増幅方法は、既知の配列の特定的核酸配列を大量に生産するためのみならず、存 在することがわかっているが完全に特定されていない核酸配列を生産するために も有用である。1つのプライマから合成された延長生成物が鋳型(相補体)から 分離された際に他方のプライマの延長のための鋳型として役立つことができるよ うに配列に沿って相対的な位Iで所望の配列の異る鎖に対しハイブリッド形成す ることになる2つのオリゴヌクレオチドプライマが調製されうるように充分詳細 に配列の両端における充分な数の塩基のみ知られていることが必要であるにすぎ ない、配列の両端における塩基に関する知識が多ければ多いほど、標的核酸配列 のためのプライマの特異性は大きいものとなりうる。 いずれにせよ、増幅すべき配列の初期コピーが利用可能でなくてはならないが、 配列が純粋な又は分離された分子である必要はない。 一般に、増幅法には、(a)標的配列の末端はそれらにハイブリッド形成するオ リゴヌクレオチドが合成されうるほと充分詳しく知られていること、及び(b) 連鎖反応を開始するため少量の配列が利用可能であることを仮定して、「標的」 配列と呼ばれる少なくとも1つの特定の核酸配列を生成するための連鎖反応が含 まれる。生成物は、関与する反応段階の数との関係において指数的に蓄積する。 連鎖反応の生成物は、使用された特定のプライマの端部に相応する末端を有する 分離された核酸2本鎖である。 所望の特定の核酸配列を含むか又は含んでいると思われる核酸配列であれば、精 製された形又は精製されていない形のあらゆる核酸配列を出発核酸として使用す ることが可能である。増幅すべき核酸は、あらゆる供給源、例えばpBI!32 2などのプラスミド、クローニングされたDNA又はRNA 、細菌、酵母、ウ ィルス、オルガネラ、及び植物や動物のごとき高等生物を含むあらゆる供給源か らの未変性DNA又はI?N^、或いは又生体外で作られた核酸調製物から得る ことができる。さまざまな技術により、血液絨毛膜絨毛などの繊成材料例えば羊 膜細胞からDNA又はRNAを抽出することができる。例えば、Maniati si、1982年、Mo1ecular 7; $ Manual(分子クロー ニング:実験室便覧) (Cold Spring HarborLabora tory、 Co1d Spring Harbor Ne@York)p28 0〜p281を参照のこと、従って、この方法は、例えばメツセンジャーRN^ を含むRNA又はDNAを利用することができ、このDNA及びRNAは1本鎖 であっても2本鎖であっても良い、さらに、各饋を1本含むDNA−RNAハイ ブリッドを使用することができる。これらの核酸のいずれかの混合物も、(同じ 又は異なるプライマを用いて)前の増幅反応から生成された核酸と同様に使用す ることができる。増幅すべき特定の核酸配列は単に大きい分子の1部分でもよく 、或いは又最初から別個の分子と存在して特定の配列が核酸全体を構成していて もよい。 増幅すべき配列は、純粋な形で当初存在している必要はない:すなわち、配列は 、ヒトDNA全体の中に含まれているβ−グロビン遺伝子の一部分(Saiki fi、1985年、5cience 230 : 1530−1534内で例示 されているような)又は、特定の生物学試料のきわめてわずかな1部分しか構成 しないものでありうる特定の一徹生物の核酸配列の一部分のごとき、複雑な混合 物のわずかな一部分であってもよい。 細胞間成分の分散及び細胞溶解が発生するまでの(一般に1〜15分)高張性緩 衝液内での懸濁及び約90°〜100°Cでの熱処理の後、これらの細胞を直接 増幅法で使用することが可能である。加熱段階の後、増幅試薬を直接溶解した細 胞に付加することができる。出発核酸配列は所望の特定の核酸配列を複数含んで いてよい。増幅法は、1つの特定の核酸配列を大量に生産するためのみならず、 同じ又は異なる核酸分子上にある複数の異なる特定の核酸配列を同時に増幅させ るためにも役立つ。 プライマはRCR法において主要な役割を果たす。増幅プロセスを記述する上で 用いられる「プライマ」という語は、特に増幅すべきフラグメントの末端配列に 関する情報において何らかのあいまいさがある場合に、複数のプライマを指す場 合がある0例えば、核酸配列がタンパク質配列情報から推定される場合、遺伝子 コードの縮重に基づく可能な全てのコドン変動を表わす配列を含むプライマコレ クションが各々の鎖について用いられる。このコレクションのうちの少なくとも 1つは、増幅のために役立つものとなるに充分なほどの相同性を増幅すべき所望 の配列の末端に対して有する。 さらに、適当な数の異なるオリゴヌクレオチドプライマが利用されるかぎり、第 1の核酸又は核酸混合物から複数の特定の核酸配列を増幅することが可能である 。例えば、2つの異なる特定の核酸配列が生成されなくてはならない場合には4 つのプライマが使用される。プライマのうちの2つは、特定の核酸配列の1つに 対して特異的であり、その他の2つのプライマは第2の特定の核酸配列に対して 特異的である。このようにして2つの異なる特定の配列の各々は、当該方法によ って指数的に生産されうる。しかしながら多重遺伝子族の異なるメンバー又は対 立遺伝子変異体を増幅しなくてはならない場合には、単一組のプライマでいくつ かの異なる配列を増幅できることが多い。 少なくとも1回の増幅サイクルの後で、増幅すべき配列の(末端部にない)内部 配列に相補的な一組のプライマを添加することによって反応のより高い特異性を 得るため、一定の与えられた数の増幅の後に、一定の与えられた配列内の1つの 配列を増幅させることができる。このようなプライマはあらゆる段階で付加でき 、さらに短かい増幅されたフラグメントを提供することになる。あるいは、非相 補的5′末端を有するが増幅において以前に利用されたプライマの5′末端との いくつかの3′オーバーラツプをもつプライマを用いることによって、さらに長 いフラグメントを調製することができる。 プライマは同様に、生体外変異誘発のために増幅法が用いられる場合にも主要な 役割を果たす、利用されるプライマかもとの鋳型と正確に相補性をもたない増幅 反応の生成物は、鋳型よりもむしろプライマの配列を含むことになり、従って生 体外変異を導入する。変異誘発プライマと標的の間の誤対合のため初期サイクル はいく分か効率が悪いものであるかもしれないが、その後のサイクルにおいては 、それ以上の誤対合起動が必要とされないことから変異は効率の低減無く増幅さ れることになる。上述のような変更したDNA配列を作成する方法を、さらなる 配列変化を誘発すべく異なるプライマを用いて変更DNAについて反復すること が可能である。このようにして、一連の変異配列を漸進的に生産することができ 、ここで一連の配列に対する新たな付加は各々最後のものかられずかに異なって いるにすぎないかもとのDNA原始配列からは増々大きく異なっていく。 増幅すべき鎖に対し相補的な配列を充分な量でプライマが含有していることを条 件として、プライマはその配列の一部として非相補性配列を含有しうろことから 、他の数多くの利点を実現することが可能である0例えば、(プロモータ、リン カ−、コード配列などの)鋳型配列に対し非相補的なヌクレオチド配列をプライ マの1つ又は両方の5′末端に付着させ、かくして増幅法の生成物に付属させる ことができる、延長プライマが付加された後、非相補的ヌクレオチドインサート を音響する望ましい量の新しい鋳型を達成するため充分なサイクルが実行される 。これにより、単純な技術を用いて比較的短かい時間(例えば2時間以下)で大 量の組合せフラグメントの生産が可能となる。 例えばホスフォトリエステル及びホスフォジエステル方法又はその自動化された 1!欅といったあらゆる適当な方法を用いてオリゴヌクレオチドプライマを調製 することが可能である。ホスフォトリエステル方法は、Narangi、197 9年、Meth、 ムシ1社、 68 : 90及び米国特許第4.356,2 70号に記述されている。ホスフォジエステル方法については、Brown 頂 、1979年、Meth、 ハ」!1.68 : 109内に記述されている。 このような自動化された態様の1つにおいては、出発材料としてジエチルホスフ ォラミシトが用いられ、これはBeancageljl、1981年、Tetr ahedron Letters 22 : 1859−1862により記述さ れているように合成されうる。修飾された固体支持体上でオリゴヌクレオチドを 合成するための1つの方法が、米国特許第4.458,066号に記述されてい る。同様に生物学的供給源(例えば制限エンドヌクレアーゼ消化物)から単離さ れたプライマを使用することも可能である。 PCRを用いて特定の核酸配列を生産するためには、この配列を含む核酸が鋳型 として用いられる。第1段階には、増幅又は検出されるべき各特定の核酸配列の 各類について1つのオリゴヌクレオチドプライマ及び4つの異なるヌクレオシド 三リン酸と各々の核酸鎖を接触させることが含まれる。増幅又は検出すべき核酸 がDNAである場試合、ヌクレオシド三リン酸は通常dATP、 dCTP、  dGTP及びdTTPであるが、さまざまなヌクレオチド誘導体もこの方法にお いて使用することが可能である。ヌクレオシド三リン酸の濃度は大幅に変化しう る。標準的には濃度は、増幅のための緩衝液中の各dNTPについて50〜20 0μMであり、ポリメラーゼを活性化し反応の特異性を増大させるため緩衝液中 1〜3mMの量でMgCl□が存在している。しかしながら、高い比活性でのP CII生成物の標識材は又はDNA配列決定といったいくつかの利用分野につい ては、1〜20μMのdNTP濃度が好ましい場合がある。 標的核酸の核酸鎖は、プライマの延長生成物である追加の核酸鎖の合成のための 鋳型として役立つ、この合成は、あらゆる適切な方法を用いて行なうことができ るが、一般に好ましくはpHが7〜9、最も好ましくは約8の緩衝水溶液内で起 こる0合成を容易にするため、鋳型鎖を含む緩衝液に対して2つのオリゴヌクレ オチドプライマのモル過剰が添加される。実際問題として、添加されるプライマ の量は一般に、増幅すべき配列が複雑な長連類の核酸鎖の混合物中に含まれてい る場合、相補的鎖(鋳型)の量に対するモル過剰状態にある。方法の効率を改善 するため、大モル過剰が好ましい、従って、クローニングされたDNA鋳型のた めには一般に約1000:1のプライマ:鋳型比が使用され、複雑なゲノム試料 からの増幅のためには約10” : 1のプライマ:鋳型比が一般に用いられる 。 次に増幅又は検出中の核酸が2本鎖であるが1本鎖であるかに応して、鋳型、プ ライマ及びヌクレオシド三リン酸の混合物が処理される。核酸が1本鎖である場 合には、いがなる変性段階も利用の必要が無く反応混合物はその相補的標的(鋳 型)配列に対するプライマのハイブリッド形成を促進する温度に保持される。こ のような温度は、一般に数秒から5分好ましくは30秒〜1分の有効時間に対し 、一般に約35℃〜65℃以上、好ましくは約37〜60”Cである。35〜8 0”Cのハイプリント形成温度がTaf DNAポリメラーゼについて用いるこ トカテキ、又プライマハイブリッド形成の特異性を増大させるためには15−s et以上のプライマが用いられる。プライマが短かくなると、低いハイブリッド 形成温度又は2本11[DNAを安定化させる製剤が必要となる。 もとの1本鎖核酸に対する相補体は、適切な緩衝液、dNTP及びl又は複数の オリゴヌクレオチドプライマの存在下でTaf DNAポリメラーゼを添加する ことによって合成できる。適当な単一のプライマが添加される場合、プライマ延 長生成物は1本鎖核酸に対し相補的となり、等しい又は等しくない長さくプライ マが鋳型上のどこでハイブリッド形成するかによる)の2本鎖の形に核HMとハ イブリッド形成することになり、この2本鎖はその後上述のように1本鎖に分離 されて2つ単一の分離された相補的饋を生成することができる。 あるいは、2つ以上のプライマ(そのうちの1つは、もう1つのプライマの延長 生成物を鋳型として用いて合成を起動する)を1本鎖核酸に添加し、反応を行な うことができる。 2零鎖標的の増幅又は1本M!l的の第2サイクルの増幅の場合のように核酸が 2つの鎖を含む場合、核酸の鎖はプライマがハイブリッド形成される前に分離さ れなくてはならない。この鎖分離は、物理的、化学的又は酵素的手段を含む適切 なあらゆる変性方法にょって達成することができる。核酸の鎖を分離する1つの 好ましい物理的方法には、完全な(〉99%)変性が起こるまで核酸を加熱する ことが含まれる。標準的な熱変性には、核酸の組成及びサイズに応じて一般に約 数秒から4分までの時間にわたり約901から105℃の温度が含まれる。好ま しくは有効変性温度は数秒から1分の間で90℃〜100℃である。[分離は同 様に、へりカーゼとして知られる酵素のクラスからの1つの酵素又はへりカーゼ 活性を有しATPの存在下でDNAを変性するものとして知られている酵素Re cAによっても誘発されうる。ヘリカーゼで核酸の鎖を分離するのに適した反応 条件は、Kuhn tloffsann−1erling+ 1978年、 C 3R−QuantitatineBiolo 43 :63によって記述されて おり、Rec^を用いるための技法は、Radding。 1982年Ann、 Rev、 Genetics 16 : 405−437 の中で総説されている。 変性は、等しい又は等しくない長さの2つの分離された相補的鎖を生産する。 2本鎖核酸が熱によって変性される場合、反応混合物は、相補的標的(鋳型)配 列に対する各プライマのハイブリッド形成を促進する温度まで冷却させられる。 この温度は通常試薬に応じて約35℃〜65℃であり、好ましくは37℃〜60 ℃である。一般に30秒から5分好ましくは1〜3分の有効時間中ハイブリッド 形成温度が維持される。 実際には、温度は単純に約95℃から37℃の低さまで低下させられ、ハイブリ ッド形成はこの範囲内の温度で起こる。 核酸が1本鎖又は2本鎖のいずれであれ、変性段階で又は温度が低下しているか 又はハイブリッド形成を促進する範囲内にあるときに、TafからのDNAポリ メラーゼを添加することができる。 Tafポリメラーゼの熱安定性はいつでも 反応混合物に対してTafポリメラーゼを添加することができるようにしてくれ るが、混合物がストリンた時点で反応混合物にポリメラーゼを添加することによ り非特異的増幅を実質的に抑制することが可能である。ハイブリッド形成の後、 反応混合物は次に、酵素の活性が促進されるか又は最適化される温度すなわちハ イブリッド形成されたプライマ及び鋳型からのプライマ延長生成物の合成を容易 にする上で酵素の活性を増大させるのに充分な温度まで加熱され又この温度に維 持される。この温度は実際には、各々の核酸鋳型に対し相補的な各プライマの延 長生成物を合成するのに充分なものでなくてはならないが、各々の延長生成物を その相補的鋳型から変性させるほど高いものであってはならない(すなわち温度 は一般に約80”〜90℃未満である)。 使用される核酸に応じて、この合成反応に有効な標準的温度は一般に約40℃〜 80℃好ましくは50℃〜75°Cである。この温度は、さらに好ましくはTa f DNAポリメラーゼについて約65℃〜75℃である。 この合成に必要な時間は、主として温度、核酸の長さ、酵素及び核酸混合物の複 雑性に応じて、数秒から40分以上であってよい、拡張時間は通常約30秒から 3分である。核酸がさらに長い場合、一般に、相補的鎖合成のためにはより長い 時間が必要とされる。新たに合成された鎖及び相補体核酸鎖は、増幅法の次に続 く段階で用いられる2本鎖分子を形成する。 次の段階では、2本鎖分子の鎖は、分子を変性するのに有効であるが熱安定性酵 素が完全に又は不可逆的に変性又は不活性化されるほどには長くない時間又それ ほどには高くない有効温度での熱変性によって分離される。この鋳型の変性の後 、温度は、上述のように前段階から生成された相補的な一本鎖分子(鋳型)に対 するプライマのハイブリッド形成を促進するレベルまで低下させられる。 このハイブリッド形成段階の後又はこの段階と同時に、温度は、新しく合成され た鎖ともとの鎖の両方を鋳型として用いたプライマ延長生成物の合成を可能にす るため熱安定性酵素の活性を促進するのに有効な温度に調整される。ここでも又 、温度は上述のとおり、延長生成物をその鋳型から分II(変性)させるほど高 いものであってはならない、ハイブリッド形成はこの段階で起こってもよく、従 って変性後の冷却という前の段階は必要なくなる。このような場合、同時的段階 を用いて、好ましい温度は50℃〜70″Cである。 1サイクルの鎖分離、ハイブリッド形成及び延長生成物合成に関与する加熱及び 冷却段階は、特定の核酸配列を望まれる量だけ生成するのに必要な回数反復する ことができる。唯一の制限条件は、存在するプライマ、熱安定性酵素及びヌクレ オシド三リン酸の量である0通常、15〜30サイクルが完全に行なわれる。増 幅されたDNAの診断検出のためには、サイクルの回数は試料の性質及び増幅後 に用いられる検出プロセスの感度によって左右される。試料が核酸の複合混合物 である場合、検出のために充分にシグナルを増幅するには通常より多くのサイク ルが必要となる。一般的な増幅及び検出のためには、プロセスは約15回反復さ れる。標識された配列特異的プローブで検出すべき配列を生成するのに増幅が用 いられる場合及びヒトのゲノムDNAが増幅の標的である場合、明らかに検出可 能なシグナルが生成されるように、すなわちバックグラウンドノイズが検出を妨 害しないように充分に配列を増幅するため、プロセスは通常15〜30回反復さ れる。 初期添加の後いかなる追加のヌクレオチド、プライマ、又は熱安定性酵素も添加 する必要は無い、ただし主要試薬が使い果たされたり酵素が変性状態又は不可逆 的不活性状態になった場合には、反応が続行するよう追加のポリメラーゼ又はそ の他の試薬を添加しなくてはならない、望まれる量の特定の核酸配列を生成する のに適当な回数のサイクルを完全に行なった後、反応を通常のやり方例えばED TA、フェノール、SO5もしくはCHCIzを添加して酵素を不活性化するこ とによって、又は反応の構成成分を分離することによって停止させることができ る。 増幅法を連続的に行なうこともできる。自動化法の1つの態様においては、反応 混合物を、一定の時間一定のレベルで制御されるべく温度がプログラミングされ るように温度循環させることができる。 この目的のためのこのような器具の1つは、Perkin−Elmer Cet usIns trumen tsが開発し市販している増幅反応を取り扱うため の自動機械である。器具を購入した時点で、これを用いてPCRを行なうための 詳細な説明書が入手できる。 Taf DNAポリメラーゼは、ポリメラーゼ連鎖反応による核酸配列の増幅が 有用であるさまざまなプロセスにおいて非常に役に立つ。 米国特許第4800159号に記されているように、適当な発現ベクターへの挿 入のための特定の核酸配列をクローニングするのに増幅方法を利用することが可 能である。このベクターは、組換えDNA技術の標準的方法によって配列の遺伝 子生成物を生成するため、適切な宿主生体を形質転換するのに用いることができ る。このようなりローニングには、平滑末端連結を用いたベクター中への直接連 結、又は増幅された標的配列又はプライマ内に含まれた部位にて開裂するための 制限酵素の利用が含まれよう、 Tafポリメラーゼに適したその他のプロセス としては、米国特許第4,683.194号、 4,683,195号及び4, 683,202号ならびに欧州特許公報第229,701号、237,362号 及び258,017号に記述されているものがある;これらの特許及び公報を引 用により本明細書に組み入れる。さらに、当該酵素は、非対称PCR(Gyll ensten & Er1ich、1988年Proc、 Natl、 Aca d、 Set、 LISA。 85 : 7652−7656を参照;引用により本明細書に組み入れる);逆 PCR(Ochsanlll、1988年、Genetics 120 ; 6 21参照;引用により本明細書に組み入れる);及びDNA配列決定(Innf s 、fl、1988年、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 L ISA 85 : 9436−9440、及びMcConlogue弛1.19 88年、影副、紅違垣シ狙、 16 (20) : 9869参照)のために有 用である。 Tafポリメラーゼは同様に、逆転写酵素活性(PCT公報−09 1109944を参照;引用により本明細書に組み入れる)及び5′→3′エキ ソヌクレアーゼ活性(構造依存型1本鎖エンドヌクレアーゼ(SO5SE)活性 としても知られている)をもつものと信じられている。 Taf DNAポリメラーゼの逆転写酵素活性のためこの酵素はRNAを転写し て増幅させるための方法において使用できる。このような方法の改良は、これま での方法が複数の酵素を必要としたのに対して単一の酵素しか使用しないという 点にある。 改良された方法には、(a)プライマが対応するRNA鋳型にアニーリングする 条件の下で、適切なプライマとRNA鋳型を組合わせる段階;及び(b ) R NA鋳型の配列に対して相補的なりNA配列を形成するためデオキシリボヌクレ オチド三リン酸の重合をDNAポリメラーゼが触媒するのに充分な条件の下でT af DNAポリメラーゼとアニーリングされたプライマー[INA鋳型混合物 を保温することによってRNA鋳型を逆転写させる段階が含まれている。 上述の方法のもう1つの態様においては、RNA鋳型に対しアニーリングするプ ライマは、RC[I増幅において使用するのにも適したものであろう、 PCH において、逆転写されたcC1NA鎖に対し相補的である第2のプライマは、延 長生成物の合成の開始のための部位を提供する。すでに上で論述したように、T af DNAポリメラーゼは、cDNA鋳型上のこの延長反応を触媒することが できる。 Taf DNAポリメラーゼによるRNA分子の増幅において、第1の延長反応 は逆転写であり、DNA [1はRN^/CDNAハイブリッド分子として生成 される。DNA [を鋳型として用いる第2の延長反応は、2本鎖DNA分子を 生成する。かくして、Taf DNAポリメラーゼでのRNA鋳型からの相補的 DNA 鎖の合成は、PCHによる増幅のための出発材料を提供する。 RIIA鋳型からの逆転写のためにTaj DNAポリメラーゼが用いられる場 合、Mn”を含む緩衝液はM g I ゛を含む逆転写緩衝液に比べて改善され たハL逆転写酵素活性刺激を提供しうる。その結果、これらの方法からcDNA 収量の増加がもたらされうる。 上述のとおり、Taf DNAポリメラーゼによるRNA逆転写の生成物は、R NA/cDNAハイブリッド分子である。 RNAは、熱変性によってか又はア ルカリ、熱又は酵素処理を含むその他の既知の方法をい(つでも用いてcDNA から除去又は分離されうる。このとき残りのcDNAIIは、相補的鎖の重合の ための鋳型として役立ち、かくして増幅又はその他の操作に遺した2本[cDN Aを得るための手段を提供する。第2の鎖合成には、配列特異的プライマ及びT af DNAポリメラーゼが必要とされる。 第2のcDNA鎖の合成に続いて、得られた2重鎖cDNA分子は、DNA配列 決定、PCRによる増幅又は特定の核酸配列の検出を含む数多くの目的に役立つ ことができる。逆転写にひき続いて、cDNAの1セグメントの増幅に役立つ特 異的プライマを添加することができる。同様に、特異的cDNA分子を合成する ために第1の組のプライマを利用し、望まれるcDNAセグメントを増幅するた めに第2の入れ子型のプライマ組を用いることが望ましい場合もある。これらの 反応の全てが、Taf DNAポリメラーゼによって触媒される。 試料中のRNA標的分子の検出のための方法を単純化し改良するためにも、Lσ DNAポリメラーゼを用いることができる。これらの方法においては、Taf  DNAポリメラーゼは、(a)逆転写; (b)第2の鎖cDNAの合成;及び 望まれる場合には(c ) PCRによる増幅を触媒する。上述の方法における Taf DNAポリメラーゼの使用は、各段階についての異なる酵素の使用のた め必要であった2&IIの保温条件というこれまでの必要条件を除去する。−σ DNAポリメラーゼの使用は、以前のRNAクローニング及び診断方法に比べて 少ない段階でかつ高められた特異性で、RNA逆転写及び得られる相補DNAの 増幅を提供する。これらの方法は、実験室又は臨床分析での使用のために適合さ せることができ、又、このような分析を実施しやすいものにするためのキットが 本発明の1つの重要な態様である。 上述の方法において逆転写され増幅されるRNAは、数多(の供給源から誘導で きる。 RNA鋳型は、ウィルス又は細菌の核酸調製物のごとき生体からの核酸 調製物中に含まれることができる。この調製物は、細胞砕片及びその他の構成要 素、精製された全RNA又は精製された5RNAを含むことができる。 RNA 鋳型は又、試料中の異種性RNA分子の集団でもありうる。さらに、標的RN^ は生物試料の中に含まれていてよく、又試料はRNAがその小部分でしかない異 種性試料である場合もある。このような生物試料の例としては、血液試料及び生 検組織試料などがある。 上述の方法の逆転写段階で用いられるプライマは一般にRNA鋳型と完全な相補 性を有しているが、そうである必要はない、PCHの場合と同様に、逆転写が起 こるためには、プライマの全てのヌクレオチドが鋳型に対して相補的である必要 はない0例えば、プライマの5′末端に非相補性ヌクレオチド配列が存在し、残 りのプライマ配列がRNAに相補的であってもよい、あるいは、ハイブリッド形 成が起こり相補DNA鎖の合成を可能にするのに充分なRNA鋳型との相補性を プライマ配列が有することを条件として、プライマ中に非相補性塩基が点在して いてもよい。 LυDNAポリメラーゼ■の構造依存型−末鎖エンドヌクレアーゼ(SO5SE )活性は、PCHによって生成される生成物の量を制限する可能性があり、かく して、通常は指数的な生成物蓄積におけるプラトー減少を生み出す。5O3SE 活性は同様に、生成されるPCR生成物のサイズ及びGCの豊富な標的鋳型から PCR生成物を生成する能力をも制限しうる。しかしながら、5OSSE活性が 助けとなる点もある:すなわち、1991年8月6日付PC?出願第91105 591号に基づ< PCT公報第一を参照のこと(引例により本明細書に組み入 れる)。5O5SE活性は、ホスフォジエステル結合の加水分解に関係する。5 O5SE活性は一般に、2末鎖DNAの5′末端領域を切除し、かくして5′− モノ及びオリゴヌクレオチドを解放する。 5DSSE活性のための好ましい基 質は、除去された(displaced) 1本1jDNAであり、除去された (displaced) 1本1111DNAと2本g[)NAの間にはホスフ ォジエステル結合の加水分解が発生する。開裂部位は、2本g8!域内のホスフ ォジエステル結合である。 5O5SE活性をもつポリメラーゼのこのような活性を除去するためには、部位 特異的変異誘発又は欠失変異誘発が利用できる0例えば、T、HDNAポリメラ ーゼコード配列内の残基46のGlyのコドンの第2の位置でのGからAへの部 位特異的変異は、ポリメラーゼの活性(プロセシング可能性(process  i v i ty) )又は拡張速度の明らかな変化が全く無い状態で配列によ りコードされたタンパク質中の5DSSE活性の約1000分の1以上の減少を もたらすことが見出された。このT、B OX八へリメラーゼヌクレオチド配列 の部位特異的変異誘発は、Gly(46)からAspのアミノ酸変化をもたらす 、グリシン46はテルモシボ・アフリカヌス(7africanus) DNA ポリメラーゼ中に保存されているが、コドン37にあり、同じGlyからAsp への変異がTaf 5DSSE活性に対してもM4uの効果をもつ。 GIy46は、L狙DNAポリメラーゼにおいて、保存されたAVYGF配列ド メインの中に見られる。配列AVYGLはTaf DNAポリメラーゼのGuy (37)を含む。この保存された配列ドメイン内でのグリシンからアスパラギン 酸への変化は、5O5SE活性を減少するか又は除去する。 さらに、^VYGF/L ドメイン中のグリシンを含むこのドメインまでの全て のアミノ末端アミノ酸の欠失も同様に、−VのDNAポリメラーゼを含むこの配 列ドメインを有するあらゆる熱安定性DNAポリメラーゼの5O5SE活性を減 少又は除去する。 Tar DNAポリメラーゼには見られるが天然り瓜DNAポリメラーゼ及び天 然7th DNAには欠如している1つの特性は、3′→5′エキソヌクレアー ゼ活性である。この3′→5′エキソヌクレアーゼ活性は一般に、合成された核 酸配列の誤取り込み又は非対合の塩基がこの活性によって除去されることから、 成る種の利用分野において望ましいものと考えられている。従って、3′→5′ エキソヌクレアーゼ活性を育するポリメラーゼ(例えばTaf DNAポリメラ ーゼ)を用いるPCHの忠実度を増大することができる。 Taf DNAポリ メラーゼに見られる3′→5′エキソヌクレアーゼ活性は同様にPCRにおける プライマ/二量体の複合体の形成確率も減少させる。実際、3′→5′エキソヌ クレアーゼ活性は、非鋳型依存様式で付着しているあらゆるヌクレオチドを除去 することによって、非鋳型依存様式で余分ないかなるdNTPもプライマの3′ 末端に付着するのを妨げる。 3′→5′エキソヌクレアーゼ活性は、プライマ又は1本鎖鋳型のごとき1本l DNAを除去することができる。基本的に1本鎖プライマ又は鋳型の全ての3′ ヌクレオチドはこの酵素により未対合として処理され、従って分解される。PC Rにおけるプライマの分解を避けるためには、プライマの3′末端にホスホロチ オエートを加えることができる。ホスホロチオエート修飾ヌクレオチドは、3′ →5′エキソヌクレアーゼによる除去に対し、さらに耐性がある。 r熱安定性キメラDNAポリメラーゼjの「ドメインシャフリング」すなわち構 成を、新しい特性と含む熱安定性DNAポリメラーゼを提供するために用いるこ とができる0例えば、テルムス・アクアチフス(b」1u剋」1匡■)DNAポ リメラーゼIコド7289−422の代りに3′→5′エキソヌクレアーゼドメ インを含むTaf DNAポリメラーゼコード配列を用いることにより、T33  DNAポリメラーゼの5′→3′エキソヌクレアーゼドメイン(1−289) 、Taf DN^ポリメラーゼ3′→5′エキソヌクレアーゼドメイン及びTA DNAポリメラーゼのDNAポリメラーゼドメイン(423−832)を含む新 しい熱安定性DNAポリメラーゼが生成される。あるいは、Taf DNAポリ メラーゼの5′→3′エキソヌクレアーゼドメイン及び3′→5′エキソヌクレ アーゼドメインをTgg DNAポリメラーゼのDNAポリメラーゼ(dNTP 結合及びプライマ/鋳型結合ドメイン)部分およそコドン423−832)に融 合させることもできる。ドナー及び受容体は、m及びL区DIIAポリメラーゼ に限る必要はない、 7th DNAポリメラーゼは、T33 DNAポリメラ ーゼと類領のドメインを提供する。さらに、7th DNAポリメラーゼの強化 された/好ましい逆転写酵素特性は、上述のような3′→5′エキソヌクレアー ゼドメインの付加によりさらに強化されうる。 キメラDNAポリメラーゼコード配列(新しい特性を有する)を生成するのにさ まざまな手段のうちのいずれでも使用できるが、好ましい方法では「オーバーラ ツプ、 PCRが用いられる。この方法では、意図された接合部配列は、PCR プライマ中に設計される(その5′末端で)0個々のドメインの初期増幅に続い て、さまざまな生成物は希釈され(およそ100〜1000分の1)、組合わさ れ、アニーリングされ、延長され、その後最終的順方間及び逆方向プライマがそ の他の点では標準的なものであるPCRのために添加される。 かくして、Taf DNAポリメラーゼの3′→5′エキソヌクレアーゼ活性を コードする配列を岨換えDNA方法によりTaf DNAポリメラーゼから除去 したり又はこの活性が欠如しているその他のポリメラーゼに付加することができ る。さらには、非熱安定性DNAポリメラーゼの中で3′→5′エキソヌクレア ーゼ活性ドメインをTafポリメラーゼの熱安定性3′→5′エキソヌクレアー ゼドメインで置き換えることさえ可能である。同様にして、非熱安定性DNAポ リメラーゼの3′→5′エキソヌクレアーゼ活性ドメインを用いて、 TafD NAポリメラーゼ(又はその他のあらゆる熱安定性ポリメラーゼ)の3′→5′ エキソヌクレアーゼドメインを置換して本発明の有用なポリメラーゼを作り上げ ることも可能である。当業者であれば、上述のキメラポリメラーゼが組換えI) NA技術によって最も容易に構成できるということを認識することだろう。1つ のDNAポリメラーゼの5′→3′エキソヌクレアーゼドメインをもう1つのも のへ移動させることによって又は欠失させることによって、類似のキメラポリメ ラーゼを構成することができる。 以下の例は、例として提供されているにすぎず、いかなる形であれ、本発明の請 求の範囲を制限するものではない。これらの例において、全ての百分率は、相反 する規定の無いかぎり固体については重量百分率又液体については体積百分率で あり、全ての温度は摂氏温度で示されている。 ■上 一ルモシボ・アフiカヌス Ther■ost ho africanus ( Taf DNAポリメラーゼIの この例は、TafからL区DNAポリメラーゼ■の単離について記述する。 胞の培養物を、湿潤重量で0.2g〜0.3g/lの細胞密度での後期対数増殖 期における培養後の遠心分離によって収穫する。5抛門のトリスIIcI pH 7,5,0,1−一のHDTAを含んで成る緩衝液80++1の中に20グラム の細胞を再懸濁させる。細胞を溶菌し、溶菌液は4℃でBeckmanT145 のローター内で3500Orpmで2時間遠心分離する。上澄みを収集しく分画 A)、硫酸アンモニウムの45〜75%飽和で沈降するタンパク質分画を収集し 、0.2Mのリン酸カリウム緩衝液pH6,5,10+wMの2メルカプトエタ ノール及び5%のグリセロールから成る緩衝液の中に溶解させ、最後に同し緩衝 液に対し透析して分IiBを得る。 上述の緩衝液で平衡化されたDEAEセルロースの2.2X30cmのカラムに 対して分!jBを適用する0次に同じ緩衝液でカラムを洗浄し、タンパク質を含 む分1ii(280nMでの吸光度で決定される)を収集する。 0、OIMのリン酸カリウム緩衝液、pH1,5,10m’Hの2−メルカプト エタノール及び5%のグリセロールを含む第2の緩衝液に対して一緒にしたタン パク質分画を透析し、分画Cを得る。 第2の緩衝液で平衡化されたヒドロキシアパタイトの2.6X21c曽のカラム に対して、分画Cを適用する0次にカラムを洗浄し、酵素をlO園Hの2メルカ プトエタノール及び5%のグリセロールを含むpH7,5のリン酸カリウム緩衝 液0.01〜5Mの直線勾配で溶出する。 DNAポリメラーゼ活性を含む分画 を一緒にし、Am1con攪拌セルとYMIO膜を用いて4倍濃縮し、第2の緩 衝液に対して透析して分11Dを得る。 第2の緩衝液で平衡化されたDEAEセルロースの1.6X28cmのカラムに 分画りを適用させる。カラムを洗浄し、第2の緩衝液中で0.O1〜0.5Mの リン酸カリウムの直線勾配でポリメラーゼを溶出させる。 (エンドヌクレアーゼについては)過剰のDNAポリメラーゼと共に保温の後そ して(エキソヌクレアーゼについては) DNAポリメラーゼ分画による制限酵 素開裂DNAの処理の後、ファージλDNA又はスーパーコイルプラスミドDN Aの分子量変化を電気泳動で検出することによって汚染エンドヌクレアーゼ及び 非特異的エキソヌクレアーゼについて分画を検定する。最小の非特異的ヌクレア ーゼ汚染をもつDNAポリメラーゼ分画のみがプールされる。このプールに対し 、250Mg/■1の量で加圧滅菌されたゼララチンを添加し、第2の緩衝液に 対し透析を行なって分画Eを得る。 ホスフォセルロースカラムに分画Eを適用し100+wl勾配(pH7,5の2 05Mのリン酸カリウム緩衝液中0.01〜0.8M KCI勾配)で溶出する 。 上述のような汚染エンド/エキソヌクレアーゼならびにポリメラーゼ活性につい て分画を検定しくKaledin他の方法)、次にプールする。 プールされた分画を第2の緩衝液に対して透析し、次に50%のグリセロールと 第2の緩衝液に対する透析により濃縮して目的とする〜100キロダルトンのポ リメラーゼを得る。 ■1 11匹り起勉 表1は、各々についての配列番号と共に例2及び3で用いられるプライマの一覧 表を提供している。 例全体を通して、Aはアデニン、Cはシチジン;Gはグアニジン;Tはチミジン ;YはC+T (pYri閤1dine) ; SはG+C(Strongin teraction ; 3個の水素結合);WはA+T (Weak 1nt eraction ;2個の水素結合)iNはA+C+G+T(any)そして RはG+A(puRine)である。 l土 工立エヱMu DG144 配列番号: 3 5 ’ −CGGAATTCC:NGGYARR TTATC[lG145 配列番号: 4 5 ’ −CG[;AA↑↑CCN GGYARRTTGTCDG146 配列番号: 5 5 ’ −CGGAAT TCCNGGRAGRTTATCDG147 配列番号: 6 5 ’ −CG GAATTCCNGG[IAGRTTIl;TCDG148 配列番号: 7  5 ’ −CGGAATTCGCNGTYTTYTCWCCDG149 配列番 号: 8 5’ −CGGA^ττCGCIIGTYTTYTC3CCDG15 2 配列番号: 9 5 ’ −CGAGATCTGARGCNGAYGATG TDG153 配列番号: 10 5 ’ −CGAGATCTGARGCIi GAYGACGTDG154 配列番号: 11 5 ’ −CGAGATCT ACNGCNACWGGDG155 配列番号: 12 5 ’ −CGAGA TCTACNGCNAC5GGDG156 配列番号: 13 5 ’ −CG AGATCTCARAAYAfHCCWGTDG157 配列番号: 14 5  ’ −CGAGATCTCARAAYATIICC5GTDG160 配列番 号: 15 5 ’ −CGGAATTC1?TCRTGWACCTGDG16 1 配列番号: 16 5 ’ −CGGAATTCIITCRTGWACTT GDG162 配列番号: 17 5 ’ −CGGAATTC[1TCRTG SACCTGDG163 配列番号: 18 5 ’ −CGGAATTCRT CRTGSACTTGDG164 配列番号: 19 5 ’ −CGAGAT CTGGNTAYGTWGAAACDG165 配列番号: 20 5 ’ − CGAGATCTGGNTAYG什GAGACDG166 配列番号: 21  5 ’ −CGAGATCTGGNTAYGTSGAAACDG167 配列番 号: 22 5 ’ −CGAGATCTGGNTAYGTSGAGACl)G 168 配列番号: 23 5 ’ −CGGAATTCGTYTCNACII TAWCCDG169 配列番号: 24 5 ’ −CGGAATTCGTY TCNA(:RTASCCDG173 配列番号: 25 5 ’ −CGGA ATTCATYCKYTC3GC[lG174 配列番号: 26 5 ’ − CGGAATTCATRCGYTC5GCDG175 配列番号: 27 5  ’ −C[;GAATTCATYCKYT(JGCDG176 配列番号: 2 8 5 ’ −CGGAATTCATRCGYTCWGCDG181 配列番号 : 29 5 ’ −CGGAATTCNGCNGCNGTSCCYTGDG1 82 配列番号: 30 5 ’ −CGGAATTCNGCNGCNGTWC CYTG口G126 配列番号: 60 5 ’ −CGGAATTCGCCC ACATWGGYTCDG127 配列番号: 61 5 ’ −CGGAAT TCGCCCACATSGGYTCDG12B 配列番号:62 5’−CGA GATCTGGNGAYGAYCCWATGDG129 配列番号:63 5’ −CGAGATCTGGNGAYGAYCC5ATGDG130 配列番号:  64 5 ’ −CGGAATTCAT!IGGSITCRTIJCCDG13 1 配列番号:65 5’−CGGAATTCATNGGRTC[ITC3CC 口G137 配列番号: 66 5 ’ −CGAGATCTGA[1GGSG ARGADG140 配列番号: 67 5 ’ −CGAGATCTGCNC AVATGGAAGCDG141 配列番号: 68 5 ’ −CGAGAT CTGCNCAYATGGAGGCDG150 配列番号:69 5’−CGA GATCTGTNTTYGAYGCWAADG151 配列番号: 70 5  ’ −CGAGATCTGTNTTYGAYGC3AA 。 DG158 配列番号: 71 5 ’ −CGGAATTCACNGG[1A TRTTTTGDG159 配列番号: 72 5 ’ −CGGAATTCA CNGGDATRTTCTGDG183 配列番号: 73 5 ’ −CAA TTCCTAATTGCAAATTCGAAAT−TGACTGGCGCGCG GCCCGGGCGGCCCCMK131 配列番号: 74 5 ’ −CC CGGATCAGGTTCTCGTCMK143 配列番号: 75 5 ’  −CCGCTGTCCTGGCCCACATGA、ンパク の 本発明の縮重PCR起動方法の力を協調するため、熱安定性DNAポリメラーゼ 間のアミノ酸及びDNA配列の相同性に関する情報を以下に提供する。111性 及び同一性はライスコンシン大学の配列分析プログラムを用いて決定される(D evereuxi、1984年、Nuc Ac1dsRes、 、1(2) :  387−395)。 ヱAノ」灯旧吐さ TA!1100 100 60.8 41太緩tX全且) 60.8 41 1 00 100川市 91.4 B4.1 62.5 41.9助4列l二箪 B、ガ!コ111 1層は、鋳型の半分がプライマから解離される温度として定義することができる 。TIIの計算のために用いられる等式は、次の熱力学等式から誘導されるニ ーRTIn(kd) = H” −TΔS0なお、式中Rは定数、Tは温度(ケ ルビン度単位)、kdは解離定数、HoとSoはBreslauer Ill、 1986年すμ−勤工り、 Acad、 Sci。 USA 83 : 3746−3748から採用された熱力学値である0等式を 再整理すると、 T−H’ / (ΔS” −2,3Rlog、。(kd)プライマ過剰の存在下 でT−は以下のように定義づけされる:Tm= H” / (S @ 2.3  R1og+。 CP))。 なお式中CP)はプライマの濃度である。 Breslauer @から採用したHo及びS@の値は、IMのNaC1の存 在下でのTmを定義する。 PCI+緩衝液(50@)lの塩)の条件を補正す るために、以下の補正が行なわれる(Dove!IL、 J、M、B、5 :  359(1966年)から採用したもの): Ts(わ)−TI(μ+) =18.511og+。(μ2/μl)+なお式中 、μ、とμ8は、μ=1/2sus(@z”)という等式で定義される緩衝液の イオン強度である。 上述の等式を用いて、m又はTafのいずれかのDNAポリメラーゼ■遺伝子配 列に関して縮重起動において用いられるプライマブールについてT−を計算する ことができる。さまざまなプールについてのT−が以下に示されている; 「全 」というのは、250nHの濃度での合計プライマブールのことであり、一方「 正確」というのはプール内のほとんどの完全に相補的なプライマの正確な濃度を 考慮に入れている。はとんどの相補的プライマの濃度は、合計濃度をプールの縮 重によって割ったものである。小文字はLi配列に関連する塩基対の誤対合を示 している。プライマは、下線ある領域に対して相補的になるよう設計された;5 層配列は増幅されたフラグメントのクローニングを容易にするべく制限部位を取 り込んでいる。 順方向 TAQ CGGGCTACGAGGCGGACGACG↑DG152 CGaG aTctGARGCNGAyGAtGTDG153 CGaGaTctGARG CNGAyGACGTコンセンサス CGaGaTctGARGCNGA GA  GT計算されたTs ± コ 筆 73”C65℃ Taf 56℃ 47℃ 順方向 TAQ CTTGACCCCGGGAAGGTTGTCDG144 CggaA ttCCNGGyARRTTaTCDG145 CggaAttCCNGGyA RI?TTGTCDG146 CggaAttCCNGGrAGRTTaTCD G147 CggaAttCCNGGrAGRTTGTCコンセンサス Cgg aA t tCCNGGnARRTTrTCTAF TTTAACTCCTGG GATATTATC計算されたT− T!!;L68℃ 57℃ Taf 53℃ 42℃ 順方向 TAQ GGAGGCGGGGGTACGTGGAGACDG 164 cGA Ga tc tGGNTAyGTwGAaACDG165 cGAGatctG GNTAyGTwGAGACDG166 cGAGatctGGNTAyGTS GAaACDG167 cGAGatctGGNTAyGTSGAGACコンセ ンサス cGAGatctGGNTA GTNGATAC計算されたTm 逆方向 TAQ ACCAGCTCGTCGTGGACCTGDG160 cggAat TCRTCRTGwACCTGDG161 cggAatTCRTCRTGw^ CtTGDG162 cggAa tTcRTcRTGsAccTGDG163  cggAa tTcRTcRTGsAc tTGコンセンサス cggAat TcRTcRTGNAcYTGTAF ACTAACTCGTCATGAACC TG計夏されたT− 順方向 TAQ AGACGGCCACGGCCACGGGDG154 cGAgatC tACNGCNACwGGDG155 cGAgatCtACNGCNAC3G Gコンセンサス cGAga tc tACNGCNACNGGTAF AAA CAGGAACTTCTACTGG計算されたT− 逆方向 TAQ ATGAGGTCGGCGGCGGTGCCCTGDG181 cgG Aa tTCNGCNGCNGTSCCyTGDG182 cgGAa tTc NGcNGcNGTwccyTGコンセンサス cgGAatTCNGCNGC NGTNCCTGTAF ATTATATCAGCTGCTGTTCCTTG計 夏されたTm 金 U T!L!189℃ 78℃ Taf 71℃ 58℃ C・ffl析汰 TZO5及び丁5ps17に対する縮重プライマをスクリーニングするためには 標準的な2−及び3一温度プロフィールが用いられた(1990年9月28日付 出願の米国特許出願第590.213号及び1990年9月28日付出願の米国 特許出願第590,466号を参照のこと;これらの両者を引用により本明細書 に組み入れる)、ただし、Tafでの研究の初めに標準プロフィールが不適当で あることが指摘された0図1は、さまざまな温度プロフィールを示している0図 2は、精製されたDNAフラグメントの増幅に対する温度プロフィールの効果を 示す0w!重プライマブール1)G154−DG155及び[1G160−DG 164を用いの一迂染色体DNAの増幅は、レーン4に示されるパターンを生成 した(図2)、高分子量のバンドは、目的とするフラグメントである(後にクロ ーニング及びDNA配列分析によって確認される)、低い方の分子量のバンド及 び一般的臭化エチジウム染色バンクグラウンドは、特異的増幅生成物をマスキン グし目的とするバンドのクローニングと著しく妨害する可能性のある非特異的増 幅を表わす。 目的とするバンドをアガロースゲルから精製し、温度プロフィール2−5(図1 、及び図2のレーン5〜8)を用いて再度増幅した。 標準2一温度プロフィール(レーン5及び6)は、精製されたノくンドの増幅を 生じさせる上で不適当であった。少量の汚染低分子量/Nlンドの増幅が支配的 であるように思われた。これとは対照的に、低い方の温度での標準プラトーが低 い方の温度と75℃の間に延びる5分の傾斜によって置き換わっている温度プロ フィール5(図3)は、支配的な生成物として目的とするバンドを生じさせた。 図1に示されるように、シシ染色体DNAでの縮重プライマプールのスクリーニ ングには、複合温度プロフィールが適用された。一般に多くのプライマ対で5シ リーズの増幅が行なわれた。プロフィール1及び2については、低温度点がプロ グラミングされた(それぞれ40℃と45℃)初期5サイクルの増幅が行なわれ 、それに続いて低温度が50℃にプログラミングされた25サイクルが行なわれ た。プロフィール3においては、低温度が50℃にプログラミングされた状態で 30サイクルが行なわれた。プロフィール4.5及び6は低温度点を各々5°C だけ上昇させ、サイクル数を5又はlOサイクルだけ増加した。管内温度の測定 は、管内の温度が低温度設定値よりも1〜2℃上に達したことを示した。 0、!!iJ− 以下に列挙するプライマを用いてTaf DNAのPCR増幅から増幅生成物を 得た。各々の増幅は、同じ縮重プライマを用いて一狼DNAの増幅から得られた ちの以上の分子量をもつ生成物を生じさせた。L区配列と縮重プライマの間の誤 対合が、プライマの3′末端から数えて示されている。 DG152−DG153並びにDG144−[lG147−2(DG152−D G153)および−7(DG144−DG147)DG152−DG153並び にDG148−DG149−2(DG152−DG153)および−4(DG1 48−DG149)DG154−DGL55並びにDG160−DG163−8 (DG154−ロG155) DG154−DG155並びにDG173−DG176−8 (DG154−D G155)および−2,−12(DG173−DG176)DG154−DG1 55並びにDG181−DG182−8 (DG154−DG155) DG156−DG157並びに[1G168−DG169−1.−2.−8(D G156−DG157)DG164−DG167並びにDG160−DG163 −4.−5(DG164−DG167)マグネシウム濃度は、増幅効率に影響を 与えることが知られてし)る、最適なマグネシウム濃度は、使用されている鋳型 及びプライマセットの両方によって左右されていた。 DG144−DG147 及びDG152−DG153の場合、最適なマグネシウム濃度は、−1,染色体 1)N^で3mMであった。−佳DNAでDG154−DG155及びDG16 0−DG163のセットの場合、最適濃度は2mMであった。最終緩衝液につい ては、2mMが標準的に用いられた。 ■ユ 一ルモシボ・アフリカヌス Thersosi ho africanus D NAボIメー−ゼ■ コード るDNAフーグメントのこの例は、Taf DN Aポリメラーゼ■をコードするDNAフラグメントを単離するのに用いられる縮 重プライマ方法を提示する。この方法においては、ポリメラーゼ連鎖反応でさま ざまな順方向及び逆方向プライマセットが用いられた。これらのプライマは、既 知のアミノ酸配列大腸菌(Lcoli) T 7、及びモu)の5′→3′ヌク レアーゼドメイン、鋳型/プライマ結合ドメイン、dNTP結合ドメイン又は− 末鎖鋳型DNA結合ドメインを含むさまざまな保存されたモチーフに合わせて設 計された。プライマ配列は、配列リストの節で与えられている;表1は各々のプ ライマのための識別番号を提供する。 例2に記載されているように、修正された5分勾配プロフィールを伴う6つのプ ロフィールのセットを用いて、縮重プライマ対をスクリーニングした。増幅にお けるマグネシウムの量は、増幅されたPCR生成物の量に影響を与えることがわ かった。マグネシウムの最適値は、選ばれたプライマ対ならびに鋳型の両方によ り左右された。 b工染色体ON^に対する縮重プライマプールをスクリーニングするために、平 均マグネシウム濃度(2sM)が選択された。 かくしてPCR条件は10−Mのトリス、pf18.3.505MのMC1,2 mMの?1gC1,、各々200 u Mのd!ITP、 10ngの染色体0 14^(ゲノム1つあたり4.7X10’ (7)塩基対又ハ5.2X10−”  g/ケ/ムチ、3.2 X 10− ”Mゲノムと等価であった)、各々50 0nMのオリゴプライマセット及び2.5−5単位のLはポリメラーゼで構成さ れていた。ポリメラーゼI遺伝子のコード配列の5′及び3′末端を増幅するた めセフ)上に集中する合計16対のプライマブールが用いられた。スクリーニン グされた16セツトのうち、7セツト(DG152−DG153とDG144− [lG147゜DG152−DG153 とDG14B−[lG149. DG 154−DG155とDG173−DG176、 DG154〜DG155 と DG181−[lG182. DG154−DG155とDG160−DG16 3. DG156−[lG157とDG168−DG169. DG164−D G167とDG160−DG163)が−5生成物の分子量と同じか又はそれよ り大きい分子量の個別のバンドを生成した。 PCR生成物のうち4つが選択されクローニングされた(DG152−DG15 3 とDG148−DG149. DG154−DG155とDG181−DG 182. DG154−IIG155とDG160−DG163.0G164− DG167と[1G160−DG163)、クローニングのために、目的とする 生成物の量を富化した。 PCR反応生成物は油状物を除去するためクロロホル ムで抽出され、論ポリメラーゼを除去するためフェノール/クロロホルムで抽出 され、残留フェノールを除去するためエーテル抽出され、旧ogel P −4 スピンカラム(BethssdaResearch Laboratories により市販されている)上で濃縮され脱塩された。iI製物を3%の低融点Nu Sieve ”GTGアガロースゲル上で電気泳動させ、望ましいバンドを切り 取った0反復したフェノール抽出、エーテル抽出及びBiogel P −4ス ピンカラム上での脱塩によってDNAフラグメントをアガロースから単離した。 次に、プロトコル3(図3)を用いた初期生成で用いられたものと同じプライマ セットで再度生成物を増幅した。ここで初期低温度は50度であった。クロロホ ルム抽出により反応物から油状物を除去し、ポリメラーゼをフェノール抽出によ り、又残留フェノールをエーテル抽出により除去した。バイオゲルP−4スピン カラム上での脱塩に続いて、メーカーの仕様書に従って調製物をEcoRI及び Fxmで制限酵素処理した。これらの部位は、表2に示されているように、ひき 続くクローニングを可能にすべく取込まれたプライマ配列内に含有された。制限 酵素をフェノール抽出によって除去し、試料を濃縮して3%の低融点NuSie ve ”GTGアガロースゲル上で電気泳動した。I的バンドを上述のように分 離した。 ハ■及びEcoRIでプラスミドを制限酵素処理し細菌性アルカリホスファター ゼで脱リン酸化することによって、ベクターpBsM13 +Hind m :  : jll Ifを調製した。フェノール/クロロホルムでの抽出によってタ ンパク質を除去し、調製物をBiogel P −4スピンカラム上で脱塩した 。ベクターpBsM13+を制限酵素Hind IIIで消化し、消化したベク タの末端をKlenow処理で平滑末端化し1.ilI[[リンカ−(5’ C AにATCTG)を連結し、宿主細胞を形質転換し、但nd m部位の欠如及び BIL1m部位の存在を別にしてpBsM13+と同じプラスミドを含んだ形質 転換体を選択することにより、ベクターpBsM13 +)1ind m :  : jll (lを作るのにベクターpBsM13 + (Sけa tagen eから購入)を用いた。 精製されたフラグメントの試料と調製されたベクタを15時間10°Cで連結し 、DG98に形質転換し、形質転換された細菌の試料をアンピシリン含f寒天平 板で培養した。アンピシリン耐性コロニーを分離し、粗プラスミドを調製した。 EcoRI及びqlllでの粗プラスミドの制限酵素処理の後のインサートのサ イズと初期PCR生成物のサイズを比較し、両方のクローニングされたインサー トの消化パターンと初期PCR生成物の消化パターンをさまざまな制限エンドヌ クレアーゼを用いて比較することにより、正しいクローンを同定した。選択され たクローンから1本11DNAを調製し、標準的ジデオキシ配列決定方法によっ て配列を決定した。DNA配列から演躍したアミノ酸配列は既知のポリメラーゼ 配列に対し著しい相同性を含み、このことはPCR生成物が実際に一シポリメラ ーゼ遺伝子から誘導されたことメラーゼ遺伝子のさまざまな領域の増幅とクロー ニングの成功をもたらした。プライマは、示されているアミノ酸配列をコードす る配列に相補的であるように設計された:上流の配列は、増幅生成物のクローニ ングで用いられる制限部位を取り込んでいる0表2において、逆プライマのため のDNA配列の下に示されているアミノ酸配列はカルボキシ→アミノ方向に与え られており、配列の相補体によってコードされる。表2内に示されるプライマは 以下のように特徴づけられる。 合成オリゴデオキシリボヌクレオチドDG148及びDG149は、熱安定性D NAポリメラーゼの5′→3′エキソヌクレアーゼドメイン(最3′の14のヌ クレオチド)内のモチーフの1つに対する「逆方向」プライマとして設計された 2つの異なる32重の縮重(各々)22−erブールである。プライマは、モチ ーフGly−Gln−Lys−Thr−Alaをコードし、加、 DNAポリメ ラーゼアミノ酸200〜204及びTth DNAポリメラーゼアミノ酸201 〜205に同一で一致する(+)−1iDN^配列を相補するように設計されて いる。このモチーフは全てのテルムス(Therwus )の種内のDNAポリ メラーゼ遺伝子の中に発見される。組合されたプライマブールは64重の縮重で あり、プライマはその5′末端では遼R1認識配列をコードする。 合成オリゴデオキシリボヌクレオチドDG152及びDG153は、熱安定性D NAポリメラーゼの5′→3′エキソヌクレアーゼドメイン(最3′の14のヌ クレオチド)内のモチーフの1つに対する「順方向」プライマとして設計された 2つの異なる16重の縮重(各々)23merブールである。このモチーフはア ミノ酸配列Glu−Ala−^5p−Asp−Valであり、T3 DNAポリ メラーゼアミノ酸117〜121及びTth DNAポリメラーゼアミノ酸11 8〜122に同一で一致する。このモチーフは全てのテルムス(Thermus  )の種内のDNAポリメラーゼ遺伝子内に見い出される0組換え型プライマブ ールは32重の縮重であり、プライマはその5′末端でufLII+認識配列を コードする。 合成オリゴデオキシリボヌクレオチドDG154及びDG155は、熱安定性D NAポリメラーゼのプライマ:鋳型結合ドメイン(最3′の11のヌクレオチド )内のモチーフの1つに対する「順方間」プライマとして設計された2つの異な る32倍縮重(各々) 19merブールである。このモチーフはテトラペプチ ドアミノ酸配列Thr−Ala−Thr−Glyであり、T33 DNAポリメ ラーゼアミノ酸569〜572及びnl及びテルムス(Thermus )スペ ーシス205 DNAポリメラーゼアミノ酸571〜574に同一で一致する。 このモチーフは、全てのテルムス(Thermus )の種においてDNAポリ メラーゼ遺伝子内に見い出される。組合されたプライマブールは64重縮重であ り、プライマはその5′末端でqlU認識配列をコードする。 合成オリゴデオキシリボヌクレオチドDG160〜[1G163は、熱安定性D NAポリメラーゼの鋳型結合ドメイン(最3′の14のヌクレオチド)内のモチ ーフの1つに対する「逆方向」プライマとして設計された4つの異なる8重縮重 (各々) 20werプールである。プライマは、モチーフGin−Val−H is−Asp−Gluをコードし、Tgq DNAポリメラーゼのアミノ酸78 2〜786 、並びにυ1及びテルムス(Theyvus)スペーシスZ05  DNAポリメラーゼのアミノ酸784〜788に同一で一致する(+)−鎖DN A配列を相補するように設計されている。このモチーフは、全てのテルムス(T herIlus )の種内のDNAポリメラーゼ遺伝子の中に見い出される。組 合されたプライマブールは32重縮重であり、プライマはその5′末端でEco RI認識配列をコードする。 合成オリゴデオキシリボヌクレオチドDG164〜DG167は、熱安定性DN Aポリメラーゼの鋳型結合ドメイン(最3′の14のヌクレオチド)内のモチー フの1つに対するr順方向Jプライマとして設計された4つの異なる16重縮重 (各々)22■erプールである。このモチーフは、ペンタペプチドアミノ酸配 列Gly−Tyr−Val−Glu−Thrであり、T33 DNAポリメラー ゼのアミノ酸718〜722、並びにυ1及びテルムス(Thers+us ) スペーシスZO5DNAポリメラーゼのアミノ酸720〜724に同一で一致す る。このモチーフは、はとんどのテルムス(Ther+mus )の種内のDN Aポリメラーゼ遺伝子の中に見い出される。 組合わされたプライマブールは、64重縮重であり、プライマはその5′末端で B111r認識配列をコードする。 合成オリゴデオキシリボヌクレオチドDG181−DG182は、熱安定性DN ^ポリメラーゼの鋳型結合ドメイン(最3′の17個のヌクレオチド)内のモチ ーフの1つに対する「逆方向」プライマとして設計された2つの異なる256重 縮重(各々) 23merプールである。プライマは、モチーフGin−Gly −Thr−Ala−Ala−Aspをコードし、T!ADNAポリメラーゼのア ミノ酸754〜759、並びに7th DNAポリメラーゼのアミノ酸756〜 761に同一で一致する(+)−t!oNa配列を相補するように設計されてい る。このモチーフは、全てのテルムス(Thermus )の種内のDNAポリ メラーゼ遺伝子の中に見い出される。 組合されたプライマブールは512重の縮重であり、プライマはその5′末端で は遼R+認識配列をコードする。 ト11 1 次に、Tafポリメラーゼのための全コード配列を同定した。メーカーの仕様書 に基づいてTaf染色体[INAを膣旧、坦畦■、すA1゜EcoRI、 Hi nd [II+ KB It Pstl、 5acl、及びSal Iで消化し 、0.7%のアガロースゲル上で電気泳動した(分子量標識として放射能標識さ れたHind IIIで消化されたラムダDNAを用いる)、ゲルを0.25N HCI内で酸ニックしく30分)、19時間0.4NのNa1ll内での毛管作 用によりHybond N+”ナイロン膜(Amersha■により市販されて いるもの)へと移送した。 5tratalinker”1800 (Stra tageneにより市販されているもの)により50mジュールで照射すること によってDNAを膜に架橋させ、予備ハイブリッド形成緩衝液で処理した。 プライマ対DG160−DG163及びDG164−DG167と、DG144 −DG147〜D(d52−DG153の間にコードされた領域から放射性プロ ーブを生成した。初期PCR生成物を生成し、制限分析により確認し、上述のと おり精製した。次に、精製されたPCR生成物の試料を鋳型として用い、増幅に おけるdGTPを50μMのα−” P−dGTPで置き換えることにより、増 幅を反復した。クロロホルム抽出によって油状物を除去し、フェノール/クロロ ホルムでの抽出によってポリメラーゼを除去し、試料を濃縮して、取込まれなか った標識をBtogel P 4スピンカラム上での脱塩によって除去した。t I製物を3%の低融点NuSieve ”GTGアガロースゲル上で電気泳動し 、上述のとおり、標的の放射線標識されたバンドを単離した。 ポリメラーゼ遺伝子のコード配列の3′末端を、17時間50℃で3.6X10 hcp−のプローブTaf DG160−DC163〜DG164−DG167 で染色体プロットをハイブリッド形成することによって同定した。プロットを、 まずは10〜25分間23℃で2 X5SPE、 0.1%SDSでそして次に 20分間52°CでI X5SpE、 0.1%SDSで2回洗浄し、オートラ ジオグラフィに付した。プローブに対しハイプリント形成した別個の7マンドを 同定し、放射線標識されたラムダ標識(マーカー)との比較によってその分子量 を測定した。かくして以下のフラグメント内で遺伝子の3′末端が位置づけされ た。 jL! 3′ r A゛フラグメント b)現υ)If 6,000または21 ,000]11 2,330 リユI 8,100 腕R14,900または6,800 肛Bdl11 5,350.3,000または1,680拘■1 19.500 旦り 1,410またはis、 oo。 シ匹I >23,000 星I >23.000 次にポリメラーゼ配列の5′末端をコードする遺伝子の部分を同定した。0.5 %のSDS中でプロットを無溝することによって3′プローブを除去し、22時 間66℃で3.0xlO’ CpHのTafプローブGD152−DG153〜 DG148−DG149に対して膜をハイプリント形成させた。膜を10分間2 3°Cで2 X5SPE、 0.1%SOS中及び30分間65℃でI X5S PE。 0.1%SDS中で2度洗浄し、オートグラフィに付した。従って、ポリメラー ゼ遺伝子の5′末端をコードする配列を含むものとして、以下のフラグメントと 同定した: u 5’r”゛フラグメントの b) −に 6,8■ 2つのハイブリッド形成パターンから、遺伝子がBa1I[及びH4nd1部位 の両方を含むことを確認した。さらに6800bp EcoRIフラグメントは 、ポリメラーゼ配列の3′末端及び5′末端の両方をコードする配列を含んでい る。 次に、遺伝子全体を含む6800bp [EcoRIフラグメントを染色体から クローニングした。メーカーの仕様書に従ってEcoR[でTaf染色体口N^ (20μg)を消化した。消化の完了は、0.7%アガロースゲル上での試料の 電気泳動、酸ニラキング、0.4NのNaOH中でのHybond N+”への 移送及び[1G160−GD163と[1G164−[)G167の間に延びる 放射能標識されたTaf PCR生成物でのプローブ探査によって確認した。完 全な消化物を、TEA中0.5%のSeakem”アガロースゲルゲル上での電 気溶出によってサイズ分画し、分画を収集した。標的EcoRIフラグメントを 含む分画を、0.7%のアガロースゲル上での電気泳動により同定し、次にこれ をニックし、0.4MのNaOH中でHybond N+”へと移送し、DG1 60−DG163とDG164−[lG167の間に延びる放射能標識されたT af PCR生成物に対しハイブリッド形成させた。 6800bpのEcoR Iフラグメントを含む分画をプールし、濃縮し、Biogel P 4スピンカ ラム上で脱塩した。 EcoRIでpBR322,pUc13及びpBsMl:3+旧ndll[:  : Bgl IIを消化し、細菌性アルカリホスファターゼで脱リン酸化し、フ ェノール/クロロホルムそして次にエーテルで抽出し、Biogel P −4 スピンカラム上で脱塩することによって、3つのベクターを調製した。 6800bp EcoRI フラグメントを含む、サイズ分画された材料をベク ターへに連結し、DG98に形質転換し、形質転換混合物をアンピシリン含有寒 天平板上で培養した。 16 時間37°Cでの増殖に続いて、ニトロセルロースフィルタにコロニーを リフトし、トリトン溶菌緩衝液で溶菌し、0.5MのNaOH。 IMのNaC1を用いてDNA変性し、0.5Mのトリス、p)18.0.1. 0MのNaClで中和し、0.3MのNaC1,10dのトリス、pH7,6, 1+*MのEDTA。 pH8,0で洗い流し、3時間80°Cで乾熱した。一時間65°Cで予備ハイ ブリッド形成緩衝液と共にフィルタを保温し、50°Cで15時時間G160− DG163とD[;164−DG167の間で延びる放射線で標識されたTaf  PCR生成物4.4 X 10’CPMでハイブリッド形成させた。16分間 23°Cにて5XSSC,0,1%SDSるより、又30分間23℃にて2 X 5Sc、 o、t%SDSによりフィルタを洗浄し、オートラジオグラフィに付 した。 プローブ陽性コロニーを、アンピシリン及びメチシリンを含む培地へ接種した。 プラスミドDNAを単離しそれに続いて制限酵素分析を行なうことにより適正な コロニーを同定した。 EcoRIでの制限酵素処理によって6.8kbインサ ートを含むクローンを同定した。染色体マツピングにおいてポリメラーゼ遺伝子 がH4nd m及びI11部位の両方を含んでいることが確認されたことから、 適正なりローンをさらに)find iff、 H4nd I[[とEcoRI 又はIIIでの制限分析によって同定した。 さらに確認のため、示唆されたクローンの制限消化物を0.7%のアガロースゲ ル上で電気泳動し、DNAバンドをHybond N+”に移送し、DG160 −DG163とI]G164−DG167の間に延びる放射能標識されたb区P CR生成物そして次に前述のとおりDG144−DG147と[1G152−D G153の間に延びる放射能標識されたTaf PCRでプローブ探査した。適 正なものとして複数のクローンを確認した(52−1.52−2.52−3.5 2−6゜52−7及び52−9)。 発現ベクターの構成のためのポリメラーゼ遺伝子の配列決定及びその後の操作を 容易にするため、大きい方の6800b[) EeoRIフラグメントから小さ い方の3000bp EcoRVフラグメントをサブクローニングした。 68 00EeoRIフラグメントを含むクローン52−1をメーカーの仕様に従って EcoRVで消化し、濃縮し、Biogel P −4スピンカラム上テ脱塩し 1%の低融点NuSieve ”GTGアガロースゲル上で電気泳動した。次に 、前述のとおり標的バンドを精製した。 ベクターについては、pBsM13+H4nd[[I : : Bgl IIを Sea Iで制限酵素処理し、細菌性アルカリホスファターゼで脱リン酸した。 フェノール/クロロホルム抽出によりタンパク質を除去し、Biogel P  −4スピンカラム上で調製物を脱塩した。 ベクタ及び精製されたフラグメントの試料を7時間23℃でT 4 DNAリガ ーゼ及びT 4 RNAリガーゼにより連結し、DG98に形質転換し、形質転 換混合物をアンピシリン含有寒天平板上で培養した。アンピシリン耐性コロニー を選択し液体培地で培養し、粗プラスミド調製物を単離した。 インサートのサイズは、それを含むSea 1部位の両側でベクタを切断するE coRI及びBag旧での制限酵素処理によって決定した。インサートの同一性 は、(以下に記されている)染色体のマツピングから遺伝子内にあるものとして 以前に決定された部位であるBa1lI、影遼R1とり11、及びEcoRIと カッIによる制限酵素処理により確認された0両方の方向にポリメラーゼ遺伝子 を含むクローンを同定した。 里プロモータからの発現のためコード配列を所定の位置に置く方向を、pBsM  : Taf Eco RVと呼称された。 例」ユ テルモシボ・アフリカヌス Ther+l03iho africanus D N^ポリメー−ゼ へ の 五 約3kbのEcoRVフラグメント上のTafゲノムDNAから全Taf DN Aポリメラーゼコード配列を単離することができる。このEco RVフラグメ ントを単離し、まず制限酵素違υIで消化されていたStratageneT+ ″ヘクタpBsM13+にクベクニングした。得られたベクタはpBSM :  TafEco RVと呼称された。 Taf遺伝子Eco RV DNAフラグ メントの方向は、185M13+ベクタからのヘーターガラクトシダーゼのコー ド配列のためのATG出発コドン、リポソーム結合部位(RBS )及び連プロ モータがTaf DNAポリメラーゼ■コード配列の発現のために位置づけされ ることになるようなものである。Taf DNAポリメラーゼ■コード配列のA TG出発コドンは、それ自体ベータガラクトースコード配列のATGから約84 bpのところにあるEco RV制限酵素認識部位から約20bpのところにあ る。 次に、プラスミドpBSM : Taf Eco RV内のTaf DN^ポリ メラーゼIコード配列のカルボキシ末端コード領域を変更するために、オリゴヌ クレオチド部位特異性変異誘発を用いた。ヘルパーファージR408によってプ ラスミドを宿すDG98の対数増殖期培養物を感染させることによって一本領プ ラスミドDNAを調製した。一本$JjDNAを回収し電気溶出を介して精製し た。ベクターpBsM13+の大きなハ1■フラグメントと1末鎖pBsM :  Taf Eco RVの間にキャン12重鎖DNAを形成し、次にDG233 又はDG234のいずれかの変異誘発性オリゴマと、キャン12重鎖とをアニー リングした。キャン12重鎖に対してアニーリングされた変異誘発性オリゴマを 含む反応物の延長及び連結を行ない、混合物をDGIOIに形質転換した。ニト ロセルロースフィルタ上の形質転換されたコロニーをT−32p標識されたオリ ゴマDG235でのハイブリッド形成によってスクリーニングした。正の(陽性 )単一コロニーから調製されたミニ−スクリーンDNAを、新しいBa+s旧部 位の存在、hJI[部位の欠失及び適切なPvu I[パターンを確認する目的 で制限分析によって分析した。DNA配列分析では、突然変異誘発が確認された 。 変異誘発性及びプローブオリゴマの配列を以下に示す。 DG233 配列番号: 31 5 ’ −GCGAATTCGAGCTCGG TACCGGATCCTCATTCCCACTCTTTTCCDG234 配列 番号: 32 5 ’ −CCTTTACCCCAGGATCCTCATTCC CACTCTTTTCC DG235 配列番号: 33 5 ’ −GATCCTCATTCCCACT CDG233による変異誘発は、TAA停止コドンを丁GAに変え、新しいTG A停止コドンのすぐ後にBag旧制限部位を作り出し、ベクタのポリリンカー内 のj副■部位までT訂及びベクタ配列を欠失させた。 これは213bpの欠失に当たる、 DG233変異からの適正な変異体の1つ をpTafolと呼称した。 DG234による変異誘発は、TAA停止コドンをTGAに変え、TGA停止の すぐ下流に新しいBas+ H1部位を作り出したが、Bag 11部位の下流 のいかなるTaf又はベクター配列も欠失させなかった。DG234変異誘発か らの適正な変異体の1つをpBsM : Taf RV 3 ’ と呼称した。 これは以下にpTafolについて示されているように発現ベクターを構成する のに用いることができる。 pTaf01内のTaf DNAポリメラーゼI遺伝子の5′末端を変更するた めには、オリゴヌクレオチド部位特異的変異誘発を用いた。変異誘発は、Taf  DNAポリメラーゼIコード配列のATG出発点におし)て%co I制限部 位を挿入し、そしてベクタ及びTaf配列を欠失させて1acZATG出発コド ンをTaj DNAポリメラーゼlコード配列のための出発コドンにするために 変異誘発性オリゴマヌクレオ千ドDG248を用いて、上述の通りであった。ニ トロセルロースフィルタ上の形質転換されたコロニーを、γ−122[2された オリゴヌクレオチドDG237とハイブリッド形成によってスクリーニングした 。変異誘発性及びプローブオリゴマの配列を以下に示す。 DG248 配列番号: 34 5 ’ −CAAATAGAAACATCTT TCCCATGGCTGTTTCCTGTGTGAAATTGDG237 配列 番号: 35 5 ’ −GAAACAGCCATGGGAAAG陽性コロニー から調製されたミニスクリーンDNAを、新しいNco 1部位の存在及び欠失 を確認するため制限分析に付した。適正な配列が得られたことを確認するためD NA配列分析も行なった。適正なプラスミドを、pTaf02と呼称した。ρT af02を宿したIPTG−誘導性培養物は、粗抽出タンパク質1+*gにつき 24単位で熱安定性ポリメラーゼ活性を発現した(ここで983M13+対照培 養物は粗抽出タンパクW1−gにつき0.04単位であり、pBSM : Ta f Eco RV培養物は粗抽出タンパクf1mgにつき6.5単位であった。 )pTaf02内のL区DNAポリメラーゼ■コード配列を含む2.7kbの籾 !2T −Baa II DNAフラグメントを、連速1及びBaa旧で消化さ れた4つのPL発現プラスミドpDG182〜pDG185にクローニングした 。プラスミドρDG182及びρDG184はpDG160の誘導体であり、そ してpDG183及びpDll;185はρDG161の誘導体である。プラス ミドpDG160及びp[1G161の構成については、1989年12月22 日付出願の米国特許出願第455.967号の例6に記されている(この記載を 引用により本明細書に岨み入れる)。このような発現ベクタのための好ましい宿 主は大腸菌(E、 5匪1i) K12菌株DG116であり、宿主細胞の培養 及び発現の誘導は、前記第455.967号の例7に記述されている通りに行な われる。 発現ベクターpDG182〜PDG185を構成するためには、制限酵素Mro  1及びj副IでプラスミドpDG160及びpDG161を消化し、得られた フラグメントのうち小さい方を2重鎮アダプタリンカーFL42/FL43又は FL44/FL45のいずれかと置換し、ベクターを連結によって再環化した。 2重鎮アダプタリンカーFL42 (配列番号: 36) ; FL43 (配 列番号: 37) ; FL44 (配列番号:38)、及びFL45 (配列 番号:39)を以下に示す。 3−TrCTTCCTCmTATGGTACCCGGC+C−5’以下の表はプ ラスミド90GL82〜pDG185の特性を記している。 Amp”又は ATGにお pDG160又はpDG161に丘U二 はTet ” RBS 状i部位 クローニング た のpDG182 A■、 T7 ル 夕I FL42/FL43−pDG160ρロG184 Amp N N旦o  I FL44/FL45−pDG160pDG183 Tet T 7 Nco  I FL42/FL43−pDG161pDG185 Tet N Nco  I FL44/FL45−pDG161上に表示した特徴に加えて、pDG18 2〜pDG185ベクターは同様に、バチルス・チュリンジエンシス(Baul +us thurin 1ensis)からのδ−トキシン陽性レトロレギュレ ーター及び、プラスミドをコピー数について温度感応性のものにするRNA I f遺遺伝円内点変異をも含んでいる。 2.7kbのNco I−Bag旧フラグメントを含むpD01B2〜pDG1 85の誘導体はpTaf03 (pDG182から)、pTaf04 (p[1 G183から)、pTaf05 (+1DG184から)及びpTaf06 ( pD0185から)である。これらのプラスミドは、発現が誘発されたとhTa f DNAポリメラーゼI活性を生成する。 ■工 Taf DNAボ1メー−ゼ いたPCR例1で精製された約1.25単位のT af DNAを用いてTthゲノムDNAからの配列を増幅する。反応量は50 μ!であり、反応混合物は、50pmo IのプライマDG73.10’ 〜1 0’コピーのTthゲノム(DNA 1 ngにつき〜2X10’ゲノムコピー )、50pmolのプライマDG74.200μMずつの各dNTP、2 mM のMgCIz、10mMのトリス−MCI、 pH8,3,50mMのMCI及 び100μg/腸Iのゼラチン(場合によってはゼラチンを省略することができ る)を含む。 反応は、Perkin−Elmer Cetus rnstrus+ents社 のDNAサーマルサイクラ−で行なわれる。15分間96°Cで;30秒間50 ℃で又30秒間75℃で20〜30サイクルを行なう、20サイクル目で、臭化 エチジウム染色ゲル上に増幅生成物(サイズ160bp )がかすかに見え、3 0サイクル目で生成物は臭化エチジウム染色ゲル上で容易に見える(紫外線の下 で)。 Taf DNAポリメラーゼの使用単位数が少ない場合(すなわち50ai!の 反応につき0.31単位) 、PCRが生み出す非特異的生成物はさらに少なく なる可能性がある。さらに、1%という最終濃度まで反応混合物に対してIau reth−12といった非イオン性洗浄剤を添加すると、PCR生成物の収量を 改善することができる。 プライマ0G73及びDG74は以下に示されている:DG73 配列番号:  40 5 ’ −TACGTTCCCGGGCCTTGTACDG74 配列番 号: 41 5 ’ −AGGAGGTGATCCAACCCTCA■旦 Tarボリメー−ゼの 発現レベルを増大させようとして、(1)コード配列のコドン2〜6の予想され たヘアピン構造を除去するため及び(2)天然配列内に存在するコドンよりも大 腸i1i (E、 coli)内でより一般的に用いられているコドンにコドン 2,5,6.7.9及び11を変えるために、部位特異的変異誘発が行なわれた 。各々修正された配列を含む突然誘発プライマFR404又はFR405を合成 し、リン酸化した。修正されたコドン9及びコドン10はKpn 1部位を形成 する。S tra tageneから市販されているヘルパーファージR408 により、プラスミドを含有するDGIOIの対数増殖期培養物を同時感染させる ことによって、1本111pTaf02を調製した。1本[pTaf02及びp BsM13+のpvu II消化からの大きいフラグメントの「ギャップ211 ]IJを、2つのプラスミドを混合し2分間沸とうするまで加熱し5分間65℃ まで冷却させることによって作り出した0次に、混合し2分間80°Cまで加熱 しゆっくりと室温まで冷却させることによって、変異誘発性プライマFR404 又はFR405を「ギヤフジ2重鎮」とアニーリングさせた。残ったギャップを l!1eno−の延長によって充たし、フラグメントをT4DNA リガーゼに より連結した。なおここで両方の反応は共に、30分間37℃で標準塩の中の2 00 tt Mの各dNTP及び40t!MATP中で行なわれた。 得られた環状フラグメントを、ニトロセルロースフィルター上の平板形質転換に よりDGIOI宿主細胞に形質転換した0重複フィルタを作製し、適正なプラス ミドの存在を、T2tp−リン酸化プローブでの探査によって検出した。FR4 04による変異誘発の生成物についてスクリーニングするにはFR401を用い 、FR405による変異誘発生成物についてスクリーニングするにはFR399 を使用した。 pTaf02からの(1部位及び導入された獅1部位の存在を確 認するため、陽性コロニーから調製されたミニスクリーンDNAを制限酵素分析 に付し、その後[INA配列を確認した。上述のプロトコルにより2つの発現ベ クタを生産した: FR404を用いて生成したベクタをpTaf07と呼称し FR405を用いて生成したベクタをpTafo&と呼称した。 この例で用いたオリゴヌクレオチド配列を以下に列挙する。 ±エヱ SEQ 10 NO: yA FR399配列番号: 42 5 ’ −TAAGATGTTCTTGTTCF R401配列番号: 43 5 ’ −TAAGATGTTCCTGTTCFR 404配列番号: 44 5 ’ −ATACTAAACCGGTACCATC GAACAGGAACATCTTACCCATGGCFR405配列番号: 4 5 5 ’ −ATACTAAACCGGTACCATCGAACAAGAAC ATCTTACCCATGGC勇ユ 末端笠念TafボIメー−ゼの 遺伝子の5′末端に欠失を導入することにより、5′→3′エキソヌクレアーゼ 活性が欠如したTafポリメラーゼのミューティン形態を構成した。以下のプロ トコルを用いて279及び417塩基対欠失を生み出した:すなわち、望ましい フラグメントを切除すべく制限酵素で発現プラスミドを消化し、フラグメント端 部をKlen。−及び4つのdNTP全てで修復して平滑末端を生成し、生成物 を連結して目的とする欠失をもつ新しい環状プラスミドを生成した。93キロダ ルトンのIポリメラーゼの5′→3′エキソヌクレアーゼ欠失形態を発現するた め、アミノ酸2−93を含む279bpの欠失を生成させた。88キロダルトン のLσポリメラーゼの5′→3′エキソヌクレアーゼ欠失形態を発現するために は、アミノ酸2〜139を含む417bpの欠失を生成させた。 コドン2−93が欠失したプラスミドを作るために、Nco I及び陰1でρT af03を消化し、Kleno−処理により末端を修復した。消化及び修復した プラスミドを5μg/mlまで希釈し、平滑末端条件下で連結した。希プラスミ ド濃度は、分子間連結に有利に作用する。連結されたプラスミドをDG116に 形質転換した。ミニスクリーン[1lJA調製物を制限酵素分析に付し、DNA 配列分析により適正なプラスミドを確認した。pTaf03からのセグメントを 欠失させることによって生成した発現ベクトルをpTaf09と呼称した。pT af05から生成した類似のベクターをpTafloと呼称した。 コドン2−139が欠失した状態の発現ベクタも同様に作り出した。 最初の制限消化がNco I及び地α■で行なわれるという点を除いて、同しプ ロトコルを用いた。 pTaf03から生成した発現ベクタをpTafllと呼 称し、pTaf05から生成した発現ベクタをpTaf12と呼称した。 五l T7プロモー る ヘク 発現ベクター内でプロモータ及び/又はリポソーム結合部位(RBS)を変化さ せることによつて発現効率を変化させることが可能である。 T7遺伝子10プロモータ及びRBSを用いて発現ベクタpTaf13における TafDNAポリメラーゼの発現を制御し、T7遺伝子lOプロモータ及び遺伝 子NRBSを用いて発現ベクタpTaf14内の−tf DNAポリメラーゼの 発現を制御した。これらのベクタの構成には、pTaf05内に存在ユニーク制 限部位すなわち、プロモータの下流のAfl I[部位、RII5の下流のNc o I部位及びプロモータとRBSの間の影徂E1部位が活用゛される。前述の 例で記したものに類似の技術を用いて既存のプロモータをpTaf05から切除 し、合成T7遺伝子10プロモータで置換した。 合成インサートを2つの重複合成オリゴヌクレオチドから生成した。 pTaf 13を形成するため、FR414及びFR416を等しい分量混合し、沸とうす るまで加熱し、ゆっくりと室温まで冷却した。ハイブリッド形成されたオリゴヌ クレオチドをKleno−で延長して全長2本鎖インサートを生成させた。次に 延長したフラグメントをAft II及びNCQ Iで消化し、適当な粘着末端 を残した。Aft II及びNco Iで消化したプラスミドρTaf05にイ ンサートをクローニングした。得られたプラスミドでDG116宿主細胞を形質 転換し、目的とするプラスミドについて形質転換体をスクリーニングした。 FR4L4及びFI?418を用いるという点を除いて、pTaf14の生成に は同し手順を用い、Afl n及び地組EIで延長フラグメントを消化した。 このDNAフラグメントを、Afl n及び地組EIで消化されたプラスミドp Taf05内でPLプロモータと置換させた。 誘導性T7RNAポリメラーゼ遺伝子を含有するように修飾された大腸菌(E、  coli)宿主細胞を形質転換するためにプラスミドpTaf13及びpTa f14を用いる。しかじから、T7RN^ポリメラーゼはプラスミドベクター内 に存在するδ−トキシンレトロレギュレーターターミネータ配列を認識しない可 能性があるため、T7遺伝子1oターミネイタ配列をpTaf13又はpTaf  14にクローニングすることが望ましい場合がある。 まず、ATCC37254(Yanische−Perron他、1985年、 這払王33 : 103−119参照)として入手できる小形の高コピー数大腸 菌(E、 coli)クローニングベクタpUc19にT7遺伝子10ターミネ ータをクローニンクシタ。Hind m粘着末端により挟まれた(フランキング )T7J伝子10ターミネイタ配列を提供するため合成オリゴヌクレオチドH− 73及びH−75をアニーリングした。 pUc19プラスミドをHind m で消化し、Hh173/HW752MMと連結した。pTi166と呼称された 得られたプラスミドをDGIOIに形質転換し、制限酵素消化及びDNA配列分 析により方向についてスクリーニングした。 T7プロモータ配列を挿入することによってpUc19から第2のベクターを作 製した。Bag H1粘着末端に挟まれた(フランキング)T7ブロモータ配列 を提供するため合成オリゴヌクレオチドH−71及びHW72をアニーリングし た。、ptlc19プラスミドをBag Hl で消化し、HH71/HW72 2重鎮と連結した。ρTW64と称する得られたプラスミドをDGIOIに形質 転換し、制限分析及び配列分析により、方向についてスクリーニングした。 T7ブロモータを含む95bpフラグメントを、Eco R1及びHind m での消化及びゲル電気泳動による制限フラグメントの分離により1丁−64から 分離させた。pTW66ブラスミドをEco R1及び坦nd I[[で消化し 、pTW64の消化からの精製フラグメントと連結した。得られたpTW67と 称するベクタは、T7ブロモータ配列と遺伝子10タ一ミネータ配列の両方を含 む。 Xho I及び5allでの消化により、T7遺伝子10ターミネータ配列をp TW67から切除する。ベクターは、バックグラウンドを減少させるためにPv u I[によってもカットされる。 pTaf13ベクタは既存のターミネータ のちょうど下流にあるユニーク部位で開裂する5allで切断される。Xhol 及び5ailでの消化は、連結のため同じ粘着末端を残す、開裂されたpTaf 13で、17遺伝子10タ一ミネータ配列を含むフラグメントが連結される。得 られたpTaf16と称するプラスミドはMM294に形質転換され、方向につ いてスクリーニングされる。 T7遺伝子10プロモータ、RBS 、及びT7遺伝子lOターミネータを含む 発現プラスミドpTaf16を、誘導性T7RNAポリメラーゼ遺伝子を含有す るべく修飾された大腸菌(E、 coli)宿主細胞に形質転換する。 これらのベクタの構成に用いられたオリゴヌクレオチドを以下に列挙する。 FR414配列番号:46 5’−TCAGCTTAAGACTTCGAAAT TAATACGACTCACTATAGGGAGACCACAACGGTTTC CCTCFR416配列番号: 47 5 ’ −TCGACCATGGG丁A TATCTCCTTCTTA^^GTTAAACAAAATTATTTCTAG AGGGAAACCGTTGFR418配列番号:48 5’−TCAGTCC GGATAAACAAAATTATTTCTAGAGGGAAACCGTTG H−71配列番号:49 5’−GATCACTTCGAAATTAATACG ACTCACTATAGGGAGACCG H−72配列番号:so 5’−GATCCGGTCTCCCTATAGTGA GTCGTATTAATTTCGAAGT H−73配列番号: 51 5 ’ −AGCTTTAAAGATCTAATA ACTAGCA丁^ACCCCTTGGGGCCTCTAAACGGGTCTT GAGGGGTTTTTTGCTGACTCGAG H−75配列番号:52 5’−AGCTCTCGAGTCAGCAAAAAA CCCCTCAAGACCCGTTTAGAGGCCCCAAGGGGTTAT GCTAGTTATTAGATCTTTAA 廻」− 1隻J−じφL乙区 Tafポリメラーゼ遺伝子の翻訳を行なうために、L区発現ベクターの翻訳カッ プリングされた誘導体を構成した。短かいコード配列のための停止コドンが−V 遺伝子コード配列のためのATG出発コドンとカップリングする、すなわち重複 するように、Taf遺伝子コード配列のちょうど上流に2次翻訳開始シグナル及 び短かいコード配列を存する発現ベクターを構成した。短かいコード配列の翻訳 は、リポソームをL区遺伝子翻訳開始部位に非常に近ずけ、Taf遺伝子の翻訳 を強化する。 yコード領域の上流に1かれた大腸菌(E、 co旦) Trp E遺伝子の最 後の6つのコドンにフレームを合わせて融合されたT7バクテリオフアージ主要 カプシドタンパク質(遺伝子10)の最初の10のコドン及び翻訳開始シグナル を有する翻訳カップリングされたLμ発現ベクタを構成した。Trp EのTG A (停止)コドンは、Taf遺伝子のATG (出発)コドンと「カップリン グ」され、大腸菌(E、 coli)染色体上のTrp DのATG(出発)コ ドンとカップリングされたものとして配列TGATGを形成する。短かいコード 配列の翻訳と二■コード配列の翻訳の間には1つの塩基フレームシフトが必要と される。 以下の例では、予め存在するプラスミドから、T7遺伝子1〇−大腸菌(E、  coli) Trp E/Trp D融合生成物を含むフラグメント(Trp  DからのオーバーラツプするATG出発コドンを伴うTrp EからのTGA停 止コドンと最後の6つのコドン)が得られた。当業者であれば、翻訳カップリン グされた発現ベクタの構成において用いられるT7遺伝子10−大腸菌(E、  coli) Trp E/Trp D融合生成物を合成オリゴヌクレオチドから 構成できるということが認識できることだろう。 挿入されたフラグメントのための配列を、以下に列挙する。 T7遺伝子1〇−大腸菌(E、 co旦) Trp Eパrp D融合生成物を 、psYc1868並びにプライマFL48及びFL50を用いて増幅した。  ATG出発コドンからATG出発コドンの下流の1■部位までのpTaf02中 のTaf Pol I遺伝子の5′末端を増幅するためFL52及びFL54を 用いた。 プライマFL50及びFL52は、部分的に相補的になるよう設計した。従って FL48の延長生成物は、FL54の延長生成物にハイブリッド形成することが できる。2つの増幅生成物を混合し、95℃まで加熱し、アニーリングするべく 室温までゆっくりと冷却させた。FL48とFL54の生成物の間で形成された ハイブリッドを二5ポリメラーゼで延長し、全長2本鎖分子を形成した。 延長されたインサートをプライマFL48とFL54で増幅し、次にMro 1 及び1■で消化した。プラスミドρTaf03をMro l及びBgl■で消化 し、次に、再連結を防ぐべく仔ウシ腸内アルカリホスファターゼで処理した。消 化されたpTaf03をインサートで連結した。得られた構成物でDG116宿 主細胞を形質転換し、形質転換体を目的とするプラスミドDNAについてスクリ ーニングした。得られたベクターをpTaf15と呼称した。 オリゴヌクレオチドプライマ及びT7遺伝子1〇−大腸菌(E、 coli)T rp E/Trp D融合生成物(遺伝子IOインサート)を以下に列挙する。 五刊 とL■uL坐光ユ コドン利用のパターンはテルモシボ・アフリカヌス(Tharμm匡胚afri canus)と大腸II (E、 coは)の間で異なっている。 Tafコー ド配列においては、AGAコドンによって最も頻繁にアルギニンがコートサレる が、一方、大腸菌(E、 coli)宿主細胞においてはこのコドンは、低い頻 度でしか使用されない、対応するArg UtRNAは、大m菌(E、 col i)において低い濃度で現われる。 AGAコドンを用いたArg tRNAの 宿主細胞内の低い濃度は、yポリメラーゼ遺伝子の翻訳効率を制限する可能性が ある。大腸菌(E、 coli)宿主内のTafコード配列の翻訳効率は、’A rg U J tRNAのための遺伝子を含む第2の発現ベクタを用いて宿主細 胞にtRNA遺伝子の多重コピーをクローニングすることにより、このtRNA 種の濃度を増大させることによって改善させることができる。 Arg [ItRNA遺伝子を、プライマDG284及びDG2F35を用いて 大腸閑(E、 coli)ゲノム[lNAからPCRで増幅した。増幅された生 成物を5all及びBag HIで消化した。Ne1w England Bi olabsから市販されているCot El適合性ヘベクターAcY184を鉢 口及び影υ旧で消化し、その後Arg U遺伝子フラグメントを消化されたベク ターで連結した。 DGIOI細胞を形質転換し、連結されたベクタをpARGOlと呼称した。 最後に、pARGOlとpTaf03でDG116宿主細胞を同時形質転換した 。 この例で用いたオリゴヌクレオチドプライマを、以下に列挙する。 プライマ ■月1号 ■ DG284 配列番号: 58 5 ’ −CGGGGATCCAAAAGCC ATT−GACTCACAGCAAGG DG285 配列番号: 59 5 ’ −GGGGGTCGACGCATGC GAG−GAAAATAGACG 五U え Tafボ1メー−ゼの 以下のプロトコルを用いて、上の例4で記述した発現ベクタの1つを含む大腸菌 (E、 co旦)菌株DG116のごとき、記述された発現宿主/ベクター組合 せから、組換え型Taf DNAポリメラーゼを精製することが可能である。 10Lの発酵のための種母フラスコは、トリプトン(20g/jり、酵母抽出物 (Log//り、NaC1(Log/ jり、グルコース(Log/42)、ア ンピシリン(50mg/ l )及びチアミン(long/ 1 )を含有する 。 種母フラスコに、寒天平板からのコロニーを接種する(凍結されたグリセロール 培養を用いることもできる)。種母を30°Cで0.5〜2.000(Aas。 )まで増殖させる。発酵槽の中へ接種された種母培養物の看を、細菌濃度が乾燥 重量で0.5町/リツトルとなるように計蒐する。101Jノトルの増殖培地は 25mMのにHzPOa、 lOa+M(NHa)zSO4,4mMのクエン酸 ナトリウム、0.4mMのFeC11,0,041MのZnC1z+ 0.03 +*MのCoCl、、 0.03mMのHJ(hを含む0次の貴国成分を添加す る:4+mMのMg5On、 20g/ lのグルコース、20tag/lのチ アミン及び50mg/j!のアンピシリン、 NaOHでpl+を6.8に調整 し、発酵中、N)1.OHを添加することによって制御する。NH,OHの添加 に連係させることによりグルコースをつねに付加する。消泡剤として必要に応じ てプロピレングリコールを添加することにより、発泡を制御する。溶存酵素濃度 は、40%に維持する。 上述のとおりに発酵槽に接種し、0.5〜1.OXl01011胞/mlの細胞 密度(光学密度〔A、6゜〕15)まで30℃で培養物を増殖させる。 増殖温度は、Taf DNAポリメラーゼの合成を誘導するべく37°Cと41 ℃の間で移動させられる。温度移動は発現プラスミドのコピー数を増加させると 同時に、宿主内の欠損プロファージ溶原によってコードされた温度感応性cl抑 制因子の不活性を通して修飾Taf DNAポリメラーゼ遺伝子の転写を制御す るラムダPLプロモータを抑制解除する。 細胞を6時間37 (Also )という光学密度まで増殖させ、遠心分離によ って収穫する。 50mMのトリス−CI、 pH7,6,205MのEDTA 及び20%(w/v)のグリセロールを含む等量の緩衝液の中に細胞(約95g /jりを再度懸濁させる。「ビーズ」又は小さなペレントとして懸濁液を凍結さ せるため、液体窒素の中にゆっくりと懸濁液を滴下する。凍結細胞を一70″C で保存する。 200gの凍結ビーズ(100gの湿潤重量の細胞を含む)に対して1001の I XTE (50IIMのトリス−CI、 pH75,10+eMのEDTA ) 、およびジチオトレイトール(DTT)を0.3mMまで、フェニルメタン スルフォニルフルオリド(PMSF)を2.4mMまで、ロイペプチンをltI g/mlまで、そしてL−1−クロロ−3−(1−)シルアミド〕−7−アミノ −2−へブタノン−HCl (TLCに)(最後の3つはタンパク質分解酵素抑 制因子)を0.2mMまで、添加する。試料を氷上で解凍し、低速で混合装置内 で均質に再懸濁させる。細胞懸濁液を、20000ps iでAm1ncoフレ ンチプレスセル内で溶菌させる。粘性を減少させるため、溶菌した細胞試料を、 各々50%のデエーテイサイクル、70%の出力で3分間4回音波処理する。I IIMのDTT、 2.4mMのPMSF、I IIg/鵬lのロイペプチン及 び0.2+sMのTLCKを含むIXTEで550m1になるまで音波処理物を 調整する(分画I)。0.3Mになるまで硫酸アンモニウムを添加した後、粗溶 菌液を沸とう水内で急、速に75゛Cにし、大腸菌(E、 coli)宿主タン パク質を変性し不活性化するため、15分間75°Cの水浴へ移送する。熱処理 した試料を急速に0°Cまで冷やし、20分間氷上で保温する。沈降したタンパ ク質及び細胞膜を、5°Cで30分間20000 XGでの遠心分離によって除 去し、上澄み(分画■)を保存する。 熱処理された上澄み(分画■)をポリエチレンイミン(PEI)で処理してほと んどのDNA及びRNAを除去する。急速に攪拌しながらOoCで分画I[43 7s+1に対してゆっくりとポリミンP(10%(w/v :l 。 pH7,5を34.96m1 )を加える。0°Cで30分分間−た後、試料を 30分間20000 xc;で遠心分離する。50■Hのトリス−CI、 pH 7,5,0,3Mの硫酸アンモニウム、1hMのEDTA及びIIIMのDTT 内で平衡化された100+*1のフェニルセファ0−スカラム(3,2X 12 .5cn)に対して80m/時の速さで上澄み(分画■)を通用する。カラムを まず同じ緩衝液約200m1 (基準線に対しAzso)で、次に150mの5 0MMのトリス−CI。 pH7,5,100■hのE[lTA及び1mMのDTTで洗浄する。次にL迂 DNAポリメラーゼを、50dのトリス−CI、 pH7,5,2Mの尿素、2 0%(W/V)のエチレングリコール、10鋼dのEDTA及び11のDTTを 含む緩衝液でカラムから溶出させ、DNAポリメラーゼ活性を含む分画をプール する(分画■)。 50剛Hのトリス−CI、 pH7,5,1m−のEDTA及び1−一のDTT 内で50sHのMCIに等価の伝導率に、分画■を調整する。試料を同じ緩衝液 内で平衡化された15+*lのヘパリン−セファロースカラムに通用する(9− 1X時の速さで)。約14a+1/時で同じ緩衝液(3,5力ラム体積)でカラ ムを洗浄し、同じ緩衝液中150m1 O,05〜0.75M KCI勾配で溶 出させる。 Taf DNAポリメラーゼを含む分画をプールし、濃縮し、2. 5×保存緩衝液(5011Mのトリス−CI、 pH8,0,250+iMのK CI、 0.25mMのEDTA。 2.5mMのDTT及び0.5%のTween20)に対してダイアフィルトレ ージョンし、次に1.5体積の無菌80%(w/v)のグリセロールと混合し、 −20’Cで保存する。 場合によっては50mMのトリス−CI、 pH7,5,1mMのDTT、 1 −門のIl、DTA及び0.2%のTween20の中で505MのKCIに等 価の伝導率まで、ヘパリンセファロース溶出されたDNAポリメラーゼ又はフェ ニルセファロース溶出されたDNAポリメラーゼを透析するか又は調整し、ヌク レオチド結合タンパク質アフイニテイクロマトグラフイに付すことができる。ポ リメラーゼ含有抽出物を、同じ緩衝液内で平衡化されたアフィゲルプローカラム に適用する(1−gのタンパク質/1−1の樹脂)、同じ緩衝液3〜5力ラム体 積でカラムを洗浄し、同じ緩衝液で10カラム体積のMCI勾配(0,05〜0 .8M)で溶出する。DNAポリメラーゼ活性を含む分画をプールし、濃縮し、 ダイアフィルトレージ町ンし、上述のとおり保存する。 場合によっては、プールした分画を陽イオン交換クロマトグラフィに付すことが できる。 25mMの酢酸ナトリウム、20mMのNaC1,0,1sHのED TA、1 mMのDTT及び0.2%のTween20 (pH5,0)から成 る緩衝液で平衡化された2mlのCM−トリス−アクリルM(IJB)カラムに 分画を適用する。カラムを、4〜5力ラム体積の同し緩衝液で洗浄し、酢酸ナト リウム緩衝液内で線形勾配形20〜40(lsMのNaClで酵素を溶出する。 活性分画をプールし、濃縮し、ダイアフィルトレージョンし、上述のとおり保存 する。 社 以下の寄託が示された日付にて行なわれた。 1抹 !圧年及旦 扛四1号 Taf02 この寄託は、特許手続き上の微生物の寄託の国際的認知及びそれに基づく規則に 関するブタペスト条約(「ブタペスト条約」)の規定要件の下で行なわれた。こ れは、寄託年月日から30年間の生存可能な培養の維持を保証する。生体はブタ ペスト条約の規約に基づき、又、関連する米国特許の発行又は何らかの米国又は 外国の特許出願の公示のうちのいずれかが先に発生した時点で公衆に対して培養 の後代を永久かつ無制限に入手可能な状態にししかも35U、S、C,I 12 2及びそれに関連する特許局長の規則37C,F、R111,14特に886[ lG638 ヲ含むに従って米国特許商標局局長が責格有りと決定した決定した 者に対する後代の利用可能性を確保する申請者とATCCの間の契約に基づいて 、ATCCから入手可能となる。当該出願の譲受人は、寄託中の培養が適切な条 件下で培養中に死亡する又は喪失又は破壊した場合、これを通知の上同じ培養の 生存可能な標本で滞りなく置換することに同意する。寄託された菌株の入手可能 性は、いずれかの政府の権限下でその特許法に従って付与された権利を侵害して 本発明を実施する許可としてみなされるべきものではない。 プロフィールl: 染色体DNA上 DG+54−CG+55中DG+6O−DG+63FIG、 1 プロフィールI −98@C 11゜ 、;98ゝ 手続補正書 平成5年5月2S日

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.核酸鋳型鎖に対して相補的な核酸鎖を形成するべくヌクレオシド三燐酸の結 合を触媒する精製された熱安定性DNAポリメラーゼI酸素であって、真正細菌 テルモシポ・アフリカヌス(Thermosiphoafricanus)に由 来する酵素。
  2. 2.逆転写酵素活性を有する、請求項1に記載の酵素。
  3. 3.5′→3′エキソヌクレアーゼ活性を有する請求項1に記載の酵素。
  4. 4.3′→5′エキソヌクレアーゼ活性を有する、請求項1に記載の酵素。
  5. 5.テルモシポ・アフリカヌス(Thermosipho africanus )DNAポリメラーゼIを精製するための方法において、(a)前記ポリメラー ゼを生成する細胞からの組細胞抽出物を調製する段階、 (b)前記ポリメラーゼが前記抽出物中のあらゆる核酸から解離するように前記 抽出物のイオン強度を調整する段階、及び(c)疎水性相互作用、DNA結合タ ンパク質アフィニティ、ヌクレオチド結合タンパク質アフィニティ、陰イオン交 換、陽イオン交換及びヒドロキシアバタイトクロマトグラフィ段階から成るグル ープの中から選択された少なくとも1つの段階に抽出物を付す段階、を含む方法 。
  6. 6.Taf DNAポリメラーゼI活性をコードするヌクレオチド配列から本質 上成る組換えDNA。
  7. 7.アミノ末端からカルボキシ末端に【配列があります】で表わされるアミノ酸 配列をコードする、請求項6に記載のDNA。
  8. 8.配列番号:3に示す【配列があります】【配列があります】である、請求項 7に記載のDNA。
  9. 9.請求項6に記載のDHA配列を含む組換え型DNAベクター。
  10. 10.【配列があります】及びpBSM:Taf Eco RVから成る群の中 から選ばれたプラスミドである、請求項9に記載の組換え型DNAベクター。
  11. 11.配列番号:2のアミノ酸1及び94〜892から成るアミノ酸配列をコー ドするヌクレオチド配列から木質上成る組換えDNA。
  12. 12.配列番号:2のアミノ酸1及び140〜892から成るアミノ酸配列をコ ードするヌクレオチド配列から本質上成る組換えDNA。
  13. 13.請求項11のDNAを含んで成る組換えDNAベクター。
  14. 14.請求項12のDNAを含んで成る組換えDNAベクター。
  15. 15.pTaf09及びpTaf10から成る群から選択された、請求項13に 記載の組換えDNAベクター。
  16. 16.pTaf11及びpTaf12から成る群から選択されている、請求項1 4に記載の組換えDNAベクター。
  17. 17.請求項9に記載のベクターで形質転換された組換え宿主細胞。
  18. 18.大腸菌(E.coli)である、請求項17に記載の組換え宿主細胞。
  19. 19.得られるポリメラーゼ活性が5′→3′エキソヌクレアーゼ活性を失なう ように変異した、請求項7に記載のDNA。
  20. 20.前記変異が位置37におけるGlyコドンからAspコドンヘの置換であ る、請求項19に記載のDNA。
  21. 21.前記変異が、位置37におけるGIyコドンまで(GIyコドンを含めて )の欠失である、請求項19に記載のDNA。
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