JPH0650396U - 電子部品の放熱構造 - Google Patents

電子部品の放熱構造

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JPH0650396U
JPH0650396U JP8817192U JP8817192U JPH0650396U JP H0650396 U JPH0650396 U JP H0650396U JP 8817192 U JP8817192 U JP 8817192U JP 8817192 U JP8817192 U JP 8817192U JP H0650396 U JPH0650396 U JP H0650396U
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JP
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heat dissipation
electronic component
heat
wiring board
printed wiring
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Application number
JP8817192U
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Inventor
井 清 文 寺
Original Assignee
船井電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、電子部品の放熱構造に関し、発熱
する電子部品の一面に接し、上下方向に空気の流通する
複数のフィンを設けることにより、上下に流通する空気
により放熱効率を向上させると共に設計の自由度を向上
させることを目的とする。 【構成】 立設されたプリント配線基板5に取り付けら
れた電子部品7の発生する熱を放熱する放熱部材を備え
た電子部品の放熱構造において、放熱部材8は前記電子
部品7の一面に接触して、前記プリント配線基板の側表
面に取り付けられた基部9と、該基部から前記プリント
配線基板の側方に突出すると共に、上下方向に空気の流
通可能な複数のフィン部10とを備えることを特徴とす
るものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子部品の放熱構造に関し、例えば、テレビ、ビデオ、アンプなど の電子機器に取り付けるプリント配線基板上の電子部品の放熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、テレビなどの電子機器20は、これを作動させるために、図4に示す ようなプリント配線基板21が設けられ、この配線基板21にはハイブリッド集 積回路、電力用トランジスタや駆動電源用のトランジスタなどの電子部品22を 備えている。そして、これが作動するとこれらの電子部品22の内部抵抗から熱 を発生し、熱の発生源となる。これらの電子部品22は放置すると、温度が極端 に上昇し、誤動作や画像や音声の乱れとなり、故障発生の原因にもなる。 このため、これら電子部品22は図5,6に示すように、プリント配線基板2 1に固定された放熱板24の下側の表面に接触するように配置してプリント配線 基板21に取付、電子部品22の発生する熱を主に放熱板24を介して放熱する ようにしている。
【0003】 従来の放熱板24は図5,6に示す構造のものが用いらている。放熱板24の 上側は上方に突出した複数のフィン24aが設けられ、上と横方向に空気が流通 できるようにし、放熱板24の下面25は図5に示すように板状となっており、 電子部品22の発生する熱を板状の放熱板24により上側のフィン24aに伝達 し逃がすようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の放熱構造では、放熱板24の下側に取りけられた電子部 品22より発生する熱は、放熱板24の上側に一部伝達されるものの、大部分は 空気の流れが平面で遮断されてしまい放熱板24の下面25によって反射される 。このため放熱板24からの放熱効率が良くないという問題点があった。 このため、放熱板24の下側に取り付ける電子部品22は発熱量の少ないもの に限られ、また数も制限され設計の自由度が少ないという問題点があった。
【0005】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、電子部品の上 面に接し、プリント配線基板の側方に突出し、かつ上下方向に空気の流通可能な フィンを有する放熱部材を設けることにより、空気を放熱板のフィンの下側から 上側に流通させ、熱の放熱効率が良く、かつ、電子機器の設計の自由度が大きい 放熱構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の電子部品の放熱構造は、立設されたプリント配線基板に取り付けられ た電子部品の発生する熱を放熱する放熱部材を備えた電子部品の放熱構造におい て、前記放熱部材は前記電子部品の一面に接触して、前記プリント配線基板の側 表面に取り付けられた基部と、該基部から前記プリント配線基板の側方に突出す ると共に、上下方向に空気の流通可能な複数のフィン部とを備えることを特徴と するものである。
【0007】
【作用】
本考案では、電子部品から発生した熱は電子部品の一面に接触する放熱部材の 基部に伝達し、基部から突出したフィンに伝達しフィンの温度を上昇させる。フ ィンの上下は開放され、フィンの上下方向には、空気の流通が可能であり、フィ ンの近傍の空気は加熱されて上昇しフィンの下方から電子部品の近傍を通り複数 のフィンの間の空間を通ってフィンの上方に空気の流通が発生する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。 図1〜図3は本考案に係る電子部品の放熱構造の一実施例を示す図である まず、構成を説明する。 図1において、100はテレビ受信装置であり、テレビ受信装置100は本考 案に係る電子部品の放熱構造101を適用したものである。テレビ受信装置10 0はキャビネット3内に図示していないが、受信部、映像部、音声部、電源部等 が配置されている。キャビネット3の側板3aには前記受信部、映像部、音声部 及び電源部の主要な電子部品を取り付けたプリント配線基板5がガイド板6上に 立設され、摺動自在に取り付けられている。プリント配線基板5の側表面5aに は前記電子部品の内発熱の多い電子部品7、例えばハイブリッド集積回路7a、 電力用トランジスタ7b、電源用トランジスタ7cがほぼ水平方向に並んで設け られ、これら電子部品7の上面に接触して放熱部材である放熱体8の基部9が設 けられている。
【0009】 放熱体8はアルミニウム部材からなり、電子部品7の上面に接してプリント配 線基板5の側表面5aに平行に設けた板状の基部9と、基部9からプリント配線 基板5の側表面5aに垂直な側方向にくし状に突出する複数のフィン部10とを 有している。フィン部10は板状で、板面10aが垂直になるようにかつ、ほぼ 等間隔に配置されている。フィン部10の上下は空間を形成し、空気はフィン部 10の上下に自由に流通できるようになされている。 放熱体8の基部9の両端のプリント配線基板5側には切り込み9aが設けられ 、プリント配線基板5にビス12によりネジ止めされている。 また、電子部品7は放熱体8の基部9の凹部9bにネジ止めされ、電子部品7 の上面が放熱体8に密着されるようになされている。
【0010】 次に、作用について説明する。 本考案の放熱構造では、放熱体8は、電子部品9の上面に接触し、かつプリン ト配線基板5上に配置され取り付けられた基部9とフィンプ部10とからなるの で、電子部品7(7a,7b,7c)の作動により発生した熱は電子部品7の上 面に接触する放熱体8の基部9に伝達し、さらにフィン部10に伝達して、放熱 体8の温度は上昇する。フィン部10に接触する空気は加熱されて板面10a間 を上昇し、フィン部10の近傍にはフィン部10の下方から電子部品7の近傍及 びフィン部の板面10a間を通って、フィンの上方に多量の空気の流通が発生す る。空気は電子部品7から直接に、又は、放熱体8の基部9及び特に表面積が広 いフィン10の表面より多量の熱を効率よく吸収する。このため、電子部品7の 熱は放出され、電子部品7は低温度に保持される。従って、誤動作や映像や音声 の乱れもなく、故障の発生もない。更に、電子部品7が多数存在した場合でも電 子部品(7d)を放熱体8の他方側面に設けることで狭いスペースで放熱を行え る。
【0011】 この実施例では放熱板の材質としてアルミニウムを用いたが、これに限定され るものではなく熱伝導性の良い材料例えば真鋳でも良い。また、放熱体のフィン 部は板状で等間隔としたが、フィン部は上下方向に空気の流通ができるものであ れば、断面局面であっても良い。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、放熱板は上下方向に空気の流通する複 数のフィンを備えているので、放熱板の下側に設けられた電子部品より発生する 熱は上方に流通する空気により、効率よく放熱され、放熱効率が大幅に向上でき 、電子部品の温度上昇が防止される。また、従来のように発熱を考慮して電子部 品の種類や数を制限する必要がなくなるので設計に自由度が大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電子部品の放熱構造の一実施例を
適用したテレビ受信装置の概略斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の放熱構造の下面図である。
【図3】図1に示す実施例の放熱構造の側面図である。
【図4】従来の電子部品の放熱構造の概略斜視図であ
る。
【図5】図4の放熱構造の下面図である。
【図6】図5の放熱構造の側面図である。
【符号の説明】
5 プリント配線基板 7(7a,7b,7c,7d) 電子部品 8 放熱体(放熱部材) 101 電子部品の放熱構造

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設されたプリント配線基板に取り付け
    られた電子部品の発生する熱を放熱する放熱部材を備え
    た電子部品の放熱構造において、前記放熱部材は前記電
    子部品の一面に接触して、前記プリント配線基板の側表
    面に取り付けられた基部と、該基部から前記プリント配
    線基板の側方に突出すると共に、上下方向に空気の流通
    可能な複数のフィン部とを備えることを特徴とする電子
    部品の放熱構造。
JP8817192U 1992-11-30 1992-11-30 電子部品の放熱構造 Pending JPH0650396U (ja)

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JP8817192U JPH0650396U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 電子部品の放熱構造

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JP8817192U JPH0650396U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 電子部品の放熱構造

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JPH0650396U true JPH0650396U (ja) 1994-07-08

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ID=13935476

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JP8817192U Pending JPH0650396U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 電子部品の放熱構造

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