JPH0650392U - 同軸ケーブルクランプ構造 - Google Patents

同軸ケーブルクランプ構造

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JPH0650392U
JPH0650392U JP7233192U JP7233192U JPH0650392U JP H0650392 U JPH0650392 U JP H0650392U JP 7233192 U JP7233192 U JP 7233192U JP 7233192 U JP7233192 U JP 7233192U JP H0650392 U JPH0650392 U JP H0650392U
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JP
Japan
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clamp
coaxial cable
housing
teeth
clamp structure
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Pending
Application number
JP7233192U
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English (en)
Inventor
健史 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性に優れ、しかも少ない部品点数で確実
に同軸ケーブルにEMI対策を施すことのできる同軸ケ
ーブルクランプ構造を提供すること。 【構成】 導電性の筐体7に接地固定される同軸ケーブ
ル10のクランプ構造において、クランプ1は筐体7に
穿設された所定の穴8に係止された状態で嵌合される形
状を有する。また、クランプ1はヒンジ構造で開閉する
構造を有するとともに、内接面には導電性材料の複数の
歯5bが形成される。さらに、筐体7に接する外接面5
aにはこの歯5bと導通する導電部材を有する。クラン
プ1が筐体7に嵌合されると、歯5bが同軸ケーブル1
0のシース部10aを破ってアース編組線10bに達
し、外接面5aを介して筐体7と導通する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は同軸ケーブルクランプ構造、より具体的には電子機器に接続される同 軸ケーブルの固定装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の同軸ケーブルクランプ構造例を示す要部の斜視図であるが、後述 する実施例と共通する部位については同一符号を用いる。同図に示すように従来 技術では同軸ケーブル10を分割型クランプ12にて挟み込み、筐体7に固定し ていた。たとえば、同軸ケーブル10が接続されている電子機器はその電子回路 部分から発生する高周波ノイズを同軸ケーブル10に伝導し、これが輻射源とな って外部に無用な輻射ノイズを発生させる。
【0003】 従って、従来はこの電磁波妨害(EMI:Electro−magnetic Interference)対策(以下EMI対策という)として、同軸ケーブ ル10のシース部10aを部分的に除去して編組線10bを露出させ、これを導 電性の押え板13にて押え、導電性の筐体7にビス14を用いて固定して接地( アース)する方法がとられていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術ではEMI対策を施すために、同軸ケーブル10 からのシース部10aの除去作業及び押え板13等による筐体7への固定作業を 行わなければならず、作業性が悪いものであった。また、EMI対策を施すため にいくつかの部品を必要とし、部品点数の増大を招いていた。
【0005】 本考案はこのような従来技術の欠点を解消し、作業性に優れ、しかも少ない部 品点数で確実に同軸ケーブルにEMI対策を施すことのできる同軸ケーブルクラ ンプ構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は導電性の筐体に接地固定される同軸ケーブルのクランプ構造において 、クランプは筐体に穿設された所定の穴に係止された状態で嵌合される形状を有 し、クランプはヒンヂ構造で開閉する構造を有するとともに、内接面には導電性 材料の複数の歯が形成され、筐体に接する外接面にはこの歯と導通する導電部材 を有し、クランプが筐体に嵌合されると、歯が同軸ケーブルのシース部を破って アース編組線に達し、外接面を介して筐体と導通する。
【0007】
【作用】
本考案によれば、同軸ケーブルがクランプに挟まれると、クランプの内接面に 形成された導電性材料の歯は、同軸ケーブルのシース部を破り、アース編組線に 達する。クランプの内接面に形成された歯は筐体に接するクランプの導電部材の 外接面と導通しているため、クランプが筐体に嵌合されるとアース編組線と筐体 とが電気的に接続され、同軸ケーブルの接地が行われる。また、クランプは、筐 体に穿設された所定の穴に係止された状態で嵌合され、他動的要因によりクラン プ自体が回転することがないように筐体に取り付けられる。
【0008】
【実施例】
次に添付図面を参照して本考案による同軸ケーブルクランプ構造の実施例を詳 細に説明する。
【0009】 図1は本考案による同軸ケーブルクランプ構造の実施例の装着手順を示す斜視 図である。図示の如く、クランプ1はクランプ上片1aとクランプ下片1bに2 分割され、ヒンヂ3によって結合されている。クランプ1はゴム製であるが合製 樹脂等を素材として作ることも可能である。そしてクランプ1の内部には銅製の 金属片5がこの製造段階で埋設され、クランプ1が同軸ケーブル10を挟持する 内接面には上記金属片5の歯5bが突出し、歯5bの反対側の外接面5aはクラ ンプ1の嵌合溝2の底となり筐体への外接面を形成している。
【0010】 以上の如く分割構成されたクランプ1は同軸ケーブル10を挟み込んで閉じら れ、筐体7に設けられた取付穴8に圧入され、クランプ1は同軸ケーブル10と 共に固定され筐体7に支持される。図2はその状態を表している。そして筐体7 の取付穴8には回り止め溝9が設けられており、この溝に前述した金属片5の外 接面5aに設けた突起(図示せず)が嵌合する。同図において矢印はクランプの 開閉方向及び圧入の方向を表している。
【0011】 図3は(a)が本例要部の横断面図、(b)は(a)図におけるb−b線断面 図である。同図は上記した本例のクランプ1の構造を詳細に示した図である。即 ち、上下に分割されたクランプ1a,1bは、内蔵した金属片5の歯5bがクラ ンプ1a,1bの内接面に突出し、クランプの閉鎖により突出した歯5bは同軸 ケーブル10のシース部10aを突き破り編組線10bの位置まで侵入している 。そして、その反対側外接面5aはクランプの外接面を形成している。
【0012】 クランプ1に埋め込み前の金属片5を表したのが図4である。この金属片5は (a)図における歯5bの根元の破線位置で直角に折曲げられ、更に全体が半円 形に曲げられて(b)図のように形成したものである。そしてこの状態で2分割 したクランプ1a及び1bの夫々に埋め込まれている。
【0013】 このような構造のクランプ1は同軸ケーブル10に噛み入れた歯5bは歯自体 の反力やクランプ1の弾性により、反対側の外接面5aは筐体7の組付穴8の内 面8aに圧接される。したがって、同軸ケーブル10の編組線10bと筐体7は 金属片5を介して確実に導通させることができる。
【0014】 更にクランプ上片1a側の金属片5の外接面5aには突起5cが設けられてお り、この突起5cが筐体7の回り止め溝9に嵌合している。したがって、振動そ の他により同軸ケーブル10又は筐体7が回転方向へ摺動する力が生じても回転 することはなく、不用意なこれら双方の回転に伴う歯5bによる同軸ケーブル1 0の破損を防止している。
【0015】 このような本例のクランプ構造により、同軸ケーブル10を確実に固定できる と共に、同軸ケーブル10のアース機構たる編組線10bは金属片5を介して筐 体7に確実に接地することが可能となる。
【0016】 以上、本考案の実施例について説明したが本考案の構造及び形状等は本例に限 定されるものではない。例えば回り止め対策として筐体とのクランプの結合部を 多角形にすることも可能である。図5はその変形の1例で全体が矩形を帯びたク ランプ11である。勿論これも上下2分割されて11aと11bにより構成され 、内部には金属片が埋込まれている。
【0017】 回り止めとしてはこれ以外にも各種の方法を採ることが可能である。また、金 属片を本例は銅製を用いているが、これ以外に導電性のある他の金属を使用する ことも可能であり、これらは全て本考案の範疇に含まれる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、内部に歯を持った金属片を埋設したクラ ンプ構造により、同軸ケーブルの編組線と筐体とが確実に導通されて接地される 。したがってケーブルからの不要輻射を押え、確実なEMI対策が得られる。ま た、この構造により従来の技術に比べ部品数の減少による部品費の低減と組立工 数の簡素化が図られ生産コストの低減が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による同軸ケーブルクランプ構造の実施
例の装着手順を示す斜視図である。
【図2】本考案による同軸ケーブルクランプ構造の実施
例の斜視図である。
【図3】本考案による同軸ケーブルクランプ構造の実施
例の断面図で、(a)は要部の横断面図、(b)は
(a)図におけるb−b線断面図である。
【図4】本考案による同軸ケーブルクランプ構造の実施
例の金属片の斜視図である。
【図5】本考案による同軸ケーブルクランプ構造の変形
例の斜視図である。
【図6】従来例による同軸ケーブルクランプ構造要部の
斜視図である。
【符号の説明】
1,11 クランプ 2 嵌合溝 3 ヒンヂ 4 内接面 5 金属片 6 回り止め 7 筐体 8 取付け穴 9 回り止め溝 10 同軸ケーブル 10a シース部 10b 編組線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性の筐体に接地固定される同軸ケー
    ブルのクランプ構造において、 前記クランプは前記筐体に穿設された所定の穴に係止さ
    れた状態で嵌合される形状を有し、 前記クランプはヒンジ構造で開閉する構造を有するとと
    もに、内接面には導電性材料の歯が形成され、前記筐体
    に接する外接面にはこの歯と導通する導電部材を有し、 前記クランプが前記筐体に嵌合されると、前記歯が前記
    同軸ケーブルのシース部を破ってアース編組線に達し、
    前記外接面を介して前記筐体と導通することを特徴とす
    る同軸ケーブルクランプ構造。
JP7233192U 1992-10-16 1992-10-16 同軸ケーブルクランプ構造 Pending JPH0650392U (ja)

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JP7233192U JPH0650392U (ja) 1992-10-16 1992-10-16 同軸ケーブルクランプ構造

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JPH0650392U true JPH0650392U (ja) 1994-07-08

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ID=13486204

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013165059A1 (ko) * 2012-05-03 2013-11-07 극동일렉콤(주) 전자파 차폐용 인서트 블록
KR101412028B1 (ko) * 2013-02-18 2014-06-26 극동일렉콤주식회사 전자파 차폐용 인서트 블록
WO2019124175A1 (ja) * 2017-12-22 2019-06-27 原田工業株式会社 車両用アンテナ装置に用いるケーブル接続構造

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