JPH0650390A - クラッチ装置 - Google Patents

クラッチ装置

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JPH0650390A
JPH0650390A JP22516192A JP22516192A JPH0650390A JP H0650390 A JPH0650390 A JP H0650390A JP 22516192 A JP22516192 A JP 22516192A JP 22516192 A JP22516192 A JP 22516192A JP H0650390 A JPH0650390 A JP H0650390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flywheel
clutch
clutch plate
crankshaft
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP22516192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tenjiku
茂 天竺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP22516192A priority Critical patent/JPH0650390A/ja
Publication of JPH0650390A publication Critical patent/JPH0650390A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラッチ機構のクラッチプレート内側の閉空
間で浮遊している摩耗粉を積極的に外部に放出する。 【構成】 クランクシャフト2に取付けられたフライホ
イール4の一面にクラッチプレート5を対向させた乾式
クラッチ機構1において、フライホイール4に、クラッ
チプレート5が当接する位置より内側で各クランクピン
16がピストン上死点の位置にあるときに対応してほぼ真
下方向に位置するところに複数個の孔15を穿設し、か
つ、クランクシャフト2とフライホイール4との結合部
にノックピン14を介装した。ノックピン14で位置決めす
るので、クランクピン16と孔15との位置関係が組付け時
に確認できる。クラッチが接続されているときは摩擦粉
17が孔15から外部に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、オートバイ等
に使用される乾式のクラッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のクラッチ機構には、MT車に装
備されているようにフライホイールと組み合わされたも
のがある。図2に示すクラッチ機構1はこの種のもので
あり、クランクシャフト2にフライホイールボルト3で
フライホイール4を取付け、このフライホイール4の一
面に対向させてクラッチプレート5を設け、このクラッ
チプレート5を、クランクシャフト1と同一軸線上に設
けたインプットシャフト6のスプライン加工部6aに結合
したものである。インプットシャフト6は、クランクシ
ャフト2の中心部に設けたインプットシャフトベアリン
グ7に軸支してある。
【0003】フライホイール4には環状のクラッチカバ
ー8が、ノックピン9とボルト10によって取付けられて
いる。クラッチカバー8の内側には、クラッチプレート
5と、このクラッチプレート5に当接するプレッシャー
プレート11とが設けられている。プレッシャープレート
11のクラッチプレート5と反対側の部分は、クラッチカ
バー8に取付けられたダイヤフラムスプリング12に接触
させてある。また、フライホイール4の外周にはリング
ギア13が設けられている。
【0004】このように構成したものは、フライホイー
ル4の慣性の機能と、エンジンからの動力すなわち回転
力を伝達するクラッチの機能を有している(特開昭62-3
5134号公報参照)。また、フライホイール4とプレッシ
ャープレート11の間はクラッチが接続されていれば閉空
間となる。このような構成において、内部の空気が長時
間の稼動で発熱するのを防止するため、冷却用通し孔が
フライホイールの中心付近に環状に配設されているもの
がある(実開平2-146252号公報参照)。
【0005】エンジンを始動するときのクラッチを切る
作動は、クラッチペダルからの力でダイヤフラムスプリ
ング12を介してプレッシャープレート11を作動させ、ク
ラッチプレート5をインプットシャフト6のスプライン
加工部6a上を摺動させて、フライホイール4から切り離
す。エンジンが回転した後、クラッチプレート5を摺動
させフライホイール4と連結させると、トランスミッシ
ョンが作動する。このように、クラッチプレート5はス
プライン加工部6aを摺動し、フライホイール4と摺動す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クラッチの
断続等によりクラッチプレート5の摩耗粉が発生する
が、この摩耗粉の大部分は外部に落ちる。しかしなが
ら、外部に落ちず、フライホイール4とプレッシャープ
レート11とに囲まれた閉空間に入り込むと内部で浮遊
し、外部にわずかずつしか放出されないので、フライホ
イール4とクラッチプレート5との間に挟まることもあ
る。これを長期に亙って放置すると、クラッチプレート
を傷めることにもなりかねない。そこで一定期間ごとに
点検整備を行なう必要がある。
【0007】本発明は、クラッチプレートの摩耗粉を積
極的に排除するようにしたクラッチ装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、クランクシャフトに取付けられたフライホ
イールの一面にクラッチプレートを対向させ、該クラッ
チプレートを前記クランクシャフトと同一軸線上に設け
たインプットシャフトの軸線に沿って移動するように支
持し、前記クラッチプレートをプレッシャープレートで
フライホイール側に押圧するようにした乾式クラッチ機
構において、前記フライホイールに、クラッチプレート
が当接する位置より内側で各クランクピンがピストン上
死点の位置にあるときに対応してほぼ真下方向に位置す
るところに複数個の孔を穿設し、かつ、クランクシャフ
トとフライホイールとの結合部にノックピンを介装した
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は上記のように構成するものであるか
ら、クランクシャフトとフライホイールとの取付け時に
ノックピンのガイドによってこれらを連結することがで
きる。これにより、いずれかのクランクピンがピストン
上死点の位置にあるときにフライホイールに開けたこれ
に対応する孔がほぼ真下方向に位置することになる。そ
こで、エンジンを停止した際にクランクシャフトが高い
確率で同じ条件、すなわち、いずれかのクランクピンの
ピストン上死点のプラスマイナス10度付近で停止するこ
とを利用することになる。クランクシャフトが停止した
ときはクラッチプレートの摩擦粉が円弧面を下方に滑落
し、孔から外部に排出される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。なお、従来の技術で示した部材と同一のもの
は同一符号を付してある。図1に示すように、クラッチ
機構1に設けたフライホイール4は、クランクシャフト
2にフライホイールボルト3およびノックピン14で位置
決めされて固定されている。インプットシャフト6はク
ランクシャフト2の中心部に設けたインプットシャフト
ベアリング7に軸支され、インプットシャフト6のスプ
ライン加工部6aに位置してクラッチプレート5が摺動自
在に取付けられている。
【0011】フライホイール4とクラッチプレート5と
は環状の面で当接しており、クラッチが接続されている
ときはこの2つが合わさって閉空間を形成するようにな
っている。環状の面の内側には面に近接して外部と連通
する複数個の孔15がフライホイール4に開けられてい
る。この各孔15は、それぞれに対応するクランクピン16
がピストン上死点の位置にあるときにほぼ真下方向にく
るように配設されている。
【0012】クラッチプレート5の摩耗粉17はフライホ
イール4とクラッチプレート5とが摺動して発生するも
ので、内部の閉空間に浮遊することがある。エンジンの
停止時には浮遊している摩耗粉17が内部側面を滑落して
下方に落ちるが、さらに、クランクピン16がピストン上
死点の位置で止まると、孔15がほぼ真下方向に位置する
ので、この孔15から摩耗粉17が外部に排出されることに
なる。なお、摩耗粉17は自然落下やあるいは遠心力によ
っても孔15に到達する。
【0013】なお、フライホイール4に開ける孔15を追
加することにより、材料の削減となり、また、できるだ
け回転中心付近に孔15を設けることにより、慣性モーメ
ントをあまり減らすことなく軽量化ができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるから、クラッチプレートの摺動により発生した摩擦
粉は、フライホイールに開けた孔から外部に排出される
ので、クラッチプレートの摺動面の摩耗が減少する。こ
れによってクラッチ調整が楽になるとともに、その期間
を延長することができる。また、摩擦粉の発生に起因す
るクラッチ板の交換は行わないで済むようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例のクラッチ装置を示す断面
図である。
【図2】従来のクラッチ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 クラッチ機構 2 クランクシャフト 4 フライホイール 5 クラッチプレート 6 インプットシャフト 11 プレッシャープレート 14 ノックピン 15 孔 16 クランクピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトに取付けられたフライ
    ホイールの一面にクラッチプレートを対向させ、該クラ
    ッチプレートを前記クランクシャフトと同一軸線上に設
    けたインプットシャフトの軸線に沿って移動するように
    支持し、前記クラッチプレートをプレッシャープレート
    でフライホイール側に押圧するようにした乾式クラッチ
    機構において、前記フライホイールに、クラッチプレー
    トが当接する位置より内側で各クランクピンがピストン
    上死点の位置にあるときに対応してほぼ真下方向に位置
    するところに複数個の孔を穿設し、かつ、クランクシャ
    フトとフライホイールとの結合部にノックピンを介装し
    たことを特徴とするクラッチ装置。
JP22516192A 1992-07-31 1992-07-31 クラッチ装置 Pending JPH0650390A (ja)

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JP22516192A JPH0650390A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 クラッチ装置

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