JPH06503712A - アシルオキシアシルヒドロラーゼの製造方法 - Google Patents

アシルオキシアシルヒドロラーゼの製造方法

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JPH06503712A
JPH06503712A JP3516055A JP51605591A JPH06503712A JP H06503712 A JPH06503712 A JP H06503712A JP 3516055 A JP3516055 A JP 3516055A JP 51605591 A JP51605591 A JP 51605591A JP H06503712 A JPH06503712 A JP H06503712A
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オハラ,パトリック ジェイ.
ハゲン,フレデリック エス.
ジェイ. グラント,フランシス
マンフォード,ロバート エス.
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ザイモジェネティクス,インコーポレイティド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 42、前記アシルオキシアシルヒドロラーゼは、番号35のロイシンから番号5 75のヒスチジンまでの第1図のアミノ酸配列:番号35のロイシンから番号5 75のヒスチジンまでの第2図のアミノ酸配列:番号35のロイシンから番号5 75のヒスチジンまでの第3図のアミノ酸配列または番号35のロイシンから番 号575のヒスチジンまでの第4図のアミノ酸配列を含んでなる、請求項36に 記載の真核生物の細胞。
43、前記細胞か培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求項36に 記載の真核生物の細胞。
44.前記DNA配列かさらに、小さいサブユニットと大きいサブユニットとの 間においてアミノ酸配列(R1)、−R2−R2(ここでR1゜R2およびR1 はLysまたはArgてあり、そしてn=o、I、2゜3または4である)を特 徴とする請求項36に記載の真核生物の細胞。
45、アシルオキシアシルヒドロラーゼの大きいサブユニットの発現を指令する ために必要な情報を含有する第1 DNA構成体およびアシルオキシアシルヒド ロラーゼの小さいサブユニットの発現を指令するために必要な情報を含有する第 2 DNA構成体で形質転換またはトランスフェクションされた真核性宿主細胞 。
46、前記細胞が培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求項45に 記載の真核生物の細胞。
47、アシルオキシアシルヒドロラーゼの大きいサブユニットの発現を指令する ために必要な情報を含有する第1 DNA構成体およびアシルオキシアシルヒド ロラーゼの小さいサブユニットの発現を指令するために必要な情報を含存する第 2 DNA構成体を含有する真核生物の宿主細胞。
48、前記細胞は培養しだ哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求項47に 記載の真核生物の細胞。
49、次の工程: (a)アシルオキシアシルヒドロラーゼの発現を指令するために必要な情報を含 有する第2 DNA構成体で形質転換またはトランスフェクションされた培養さ れた真核性宿主細胞を増殖させ:そして(b)前記細胞からアシルオキシアシル ヒドロラーゼを単離する、を含んでなる、アシルオキシアシルヒドロラーゼを生 産する方法。
50 前記真核性細胞が培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求項 49に記載の方法。
51、次の工程。
(a)アシルオキシアシルヒドロラーゼの分泌を指令するために必要な情報を含 有する第2 DNA構成体で形質転換またはトランスフェクションされた真核性 宿主細胞を増殖させ:そして(b)前記細胞からアシルオキシアシルヒドロラー ゼを単離する、を含んでなる、アシルオキシアシルヒドロラーゼを生産する方法 。
52、前記真核性細胞か、培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求 項51に記載の方法。
53、次の工程: (a)アシルオキシアシルヒドロラーゼの大きいサブユニットの発現を指令する ために必要な情報を含有する第1 DNA構成体およびアシルオキシアシルヒド ロラーゼの小さいサブユニットの発現を指令するために必要な情報を含有する第 2 DNA構成体で形質転換またはトランスフェクションされた真核性宿主細胞 を増殖させ:そして(b)前記細胞からアシルオキシアシルヒドロラーゼを単離 する、を含んでなる、アシルオキシアシルヒドロラーゼを生産する方法。
54、前記真核性細胞が、培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求 項53に記載の方法。
55、次の工程: (a)アシルオキシアシルヒドロラーゼの大きいサブユニットの分泌を指令する ために必要な情報を含有する第1 DNA構成体およびアシルオキシアシルヒド ロラーゼの小さいサブユニットの分泌を指令するために必要な情報を含有する第 2 DNA構成体で形質転換またはトランスフェクションされた真核生物の宿主 細胞を増殖させ:そして (b)前記細胞からアシルオキシアシルヒドロラーゼを単離する、を含んでなる 、アシルオキシアシルヒドロラーゼを生産する方法。
56 前記真核性細胞か培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求項 55に記載の方法。
57、@乳動物に治療的に有効量の組み換えアシルオキシアシルヒドロラーゼを 投与することからなる、グラム陰性バクテリアのセプシスをもつ哺乳動物を処置 する方法。
明細書 アシルオキシアシルヒドロラーゼの製造方法技術分野 本発明は、アシルオキシアシルヒドロラーゼをコードするDNA配列、アシルオ キシアシルヒドロラーゼの発現を指令することかできるDNA構成体およびアシ ルオキシアシルヒドロラーゼを生産する方法に関する。
発明の背景 血流または組織の中へのグラム陰性バクテリアの侵入の臨床的結局であるグラム 陰性敗血症は、米国において毎年71.000〜300.000の症例の頻度で 起こる。敗血症の症例のほぼ40%は、敗血症の重大でありかつ急速に発生する 合併症である敗血性ショックに関連する。
敗血性ショックは、低血圧、凝固欠乏、呼吸不全および死亡により特徴づけられ る。
グラム陰性バクテリアにより誘発される動物における炎症の応答の複雑な配列は 、これらのバクテリアの外膜の中に存在するリポ多糖類(LPS)により誘発さ れる。典型的には、LPS分子は0多糖、R−コアのオリゴ糖および脂質Aから 成る。脂質Aの構造は、広範囲のバクテリアの属で高度に保存され、そして一般 にLPSの生物学的活性の大部分の原因となると信じられる。LPSはある数の 毒性および育苗な炎症性の応答を誘発すると信じられ、そしてマクロファージ、 好中球および内皮細胞を包含するターゲット細胞とバクテリアとに相互作用の原 因となると信じられる。毒性の応答は低血圧、凝固欠乏および死亡を包含するか 、育苗な応答は抗体合成の増加、食細胞の移動および急性期タンパク質の合成を 包含する。
現在のところ、敗血症の危険な状態の集団を免疫化するワクチンは存在しない。
敗血症の現在の処置は、初期の診断および引き続く抗生物質治療に大きく頼って いる。敗血性ショックは、グラム陰性敗血症に関連する症状の急速な開始および 深刻さのために、同時的抗生物質治療で症状的に処置される。現在の処置は、最 良と推定される抗生物質の最初の投与および引き続く血液培養による同定および 抗生物質治療の調整から成る:しかしなから、処置の養生法は毒性作用を誘発し 続けるLPSを不活性化しない。
グラム陰性敗血症のための処置として免疫治療が示唆されている。
Zieglerら(New Eng、J、Med、、 307:1225−12 30)は、ヒト抗コアLPS抗血清を使用してランダム化され、コントロールさ れた実験を実施し、免疫血清か菌血性致死率を減少することを証明した。ヒトポ リクローナル抗血清は有意な欠点を有する。さらに、このような調製物の標準化 は困難であり、そしてウィルスの感染、例えば、旧■または肝炎を移す危険が存 在する。モノクローナル抗体調製物を使用して敗血症を処置してきているが、こ のような処置の前動性は明白ではない。
好中球は酵素アシルオキシアシルヒドロラーセ(AOAH)を含有することか示 され、この酵素は第2脂肪酸アシル鎖を除去することによってサルモネラ・ティ フィムリウム(Salmonella typhimurium)のLPSの詣 質A部分を部分的に脱アシル化する(HallおよびMunford。
Proc、Natl、Acad、Sci、USA、 80:6671−6675 . 1983) 。AOAHは50.000および14.000〜20.000 の見掛けの分子量をもつ2つのジサルファイト結合したサブユニットを含有する ことか示された(MunfordおよびAOAI(処理したLPSを皮肉注射し 、そして引き続いて未処理LPSの静脈内注射でチャレンジしたとき、皮膚の皮 肉の注射部位において出血の壊死はほとんどあるいはまったく存在しなかった。
対照的に、未処理しPSを最初に注射したウサギは壊死を示した。AOAH処理 したLPSは、LPSの毒性を100倍減少するか、β−リンパ球の前糸分裂誘 発の刺激をわずかに12倍だけ減少することが発見された。Munfordおよ びHall (米国特許第4.929.604号)は、AOAHかグラム陰性バ クテリアにより引き起こされた敗血性ショックの処置/防止において有用である 有能性かあることを示唆した。
MunfordおよびHall(J、Biol、Chem、 、前掲)により報 告されるような好中球からのAOAHの精製はある数の欠点を有する。AOAH は培養したヒト前骨髄法(premyetacyt ic)細胞系HL−60、 並びに末梢血液の単球および好中球から精製されたか、それはほんの微量のタン パク質であり、細胞リゼイトの中でタンパク質の0.001%より少ない量であ る。この晴製法は労力を必要とする多工程のプロトコルであり、それ自体商業的 に大規模化することができない。もとの活性の7.8%に相当する9、5μgの AOAHの調製物か、150リツトルの培地の中で2月の期間にわたって増殖し たほぼ5X10”細胞から精製された(MunfordおよびHall、前掲) 。さらに、すべてのHL−60細胞系を誘発してAOAHを生産することができ るわけでなく、そしてAOAHの比活性は細胞の継代培養のとき2〜3倍変動す る。末梢血液の好中球および単球からのAOAHの精製は、感染性因子、例えば 、肝炎ウィルス、I([V−1および他のウィルス性因子を同時に精製する危険 を有し、そして大量の血液の入手可能性は常に保証されるわけはない。
したかって、なかでも、敗血性ショックの処置における治療剤としておよびLP Sのワクチンの生産のために有用である、比較的大量のAOA)Iの純粋な調製 物を製造する方法かこの分野において必要とされている。本発明は、組み換えD NA技術を使用し、これによりウィルスの汚染の問題を俳除しそして商業的に可 能な量の生物学的に活性な組み換えAOAI(を提供することによって、これら のおよび他の関係する必要1’jを満足する。
発明の要約 簡単に述へると、本発明はアシルオキシアノルヒドロラーセ(AOAH)をコー トする単離されたDNA配列を開示する。本発明の1つの態様において、DNA 配列はcDNA配列である。本発明のある種の態様は、ヌクレオチド354から ヌクレオチド1976まての第1図または第3図のDNA配列、ヌクレオチド3 89からヌクレオチド2011まての第3図のDNA配列、またはヌクレオチド 120からヌクレオチド1742まての第4図のDNA配列を含んでなるDNA 配列を包含する、AOA)Iをコードする代表的なりNA配列を開示する。本発 明の態様の範囲内において、AOAHをコードする代表的なりNA配列は、第1 図、第2図、第3図または第4図の番号35のロイシンから番号575のヒスチ ジンまでアミノ酸配列をコードする。他の態様において、DNA配列はさらにア ミノ酸配列(R,)−−R,−R,(ここでR1,R2およびR3はリジン(l ys)またはアルギニン(arg)であり、そしてn=0.1゜2.3または4 である)をコードする。
本発明のなお他の態様において、DNA配列はAOAHの小さいサブユニットを コートする。ある種の面において、AOAHの小さいサブユニットをコードする DNA配列は、第1図または第2図のヌクレオチド354からヌクレオチド71 9まてのDNA配列、第3図のヌクレオチド389からヌクレオチド748まて のDNA配列、または第4図のヌクレオチド+20からヌクレオチド479まで DNA配列によりコートされることかできる。他の態様の範囲内において、AO AHの小さいサブユニットをコートするDNA配列は、第1図、第2図、第3図 または第4図の番号35のロイシンから番号154のアルギニンまてのアミノ酸 配列をコードする。
本発明の池の態様は、AOAHの大きいサブユニットをコードするDNA配列に 関する。本発明のある種の態様において、AOAIIの大きいサブユニットは、 ヌクレオチド720からヌクレオチド1976までの第1図または第2図のDN A配列、ヌクレオチド755からヌクレオチド2011までの第3図のDNA配 列、またはヌクレオチド486からヌクレオチド1742までの第4図のDNA 配列によりコードされることかできる。
本発明の他の態様は、第1図、第2図、第3図または第4図の番号157のセリ ンから番号575のヒスチジンまでのアミノ酸配列を含んでなるAOAHの大き いサブユニットをコードするDNA配列を開示する。
本発明はある種の態様において、AOAHの発現を指令するために必要な情報を 含有するDNA構成体を開示する。本発明の1つの態様において、分泌シグナル のペプチドをコードするDNA配列はこのDNA構成体の中に含まれる。ある種 の好ましい態様において、シグナルのペプチドはアミノ酸配列: Met−Glu−Ser−Pro−Trp−Lys−[1e−Leu−Thr− Val−Ala−Pro−Leu−Phe−Le u−Leu−Leu−3e  r−P ro −G I y −A Ia−Tr p−A Ia−5er−Pr o −A 1a−As 氏|As p−As p− Gln−9erp−Gln−9er−ArまたはMet−Glu−Ser−Pr o−Trp−Lys−11e−Leu−Thr−Va l−A 1a−Pro− Leu−Phe−Leu−Leu−Leu−3er−Pro−G 1y−A l a−Tr p−A I、 a である。
本発明は1つの態様の範囲内において、AOAHの発現に必要な情報を含有する DNA構成体を含有する真核性宿主細胞を開示する。本発明の他の実施態様にお いては、真核性宿主細胞を、AOAHの大きいサブユニットの発現を指令するた めに必要な情報を含有する第1 DNA構成体およびAOAHの小さいサブユニ ットの発現を指令するために必要な情報を含有する第2 DNA構成体で形質転 換またはトランスフェクションする。ある種の好ましい態様の範囲内において、 真核性宿主細胞は培養した鴫乳動物細胞または酵母菌細胞である。
本発明のなお他の態様において、AOAHの発現を指令するために必要な情報を 含有する第2 DNA構成体で、あるいはAOAHの大きいサブユニットの発現 を指令するために必要な情報を含有する第1 IINA構成体およびAOAHの 小さいサブユニットの発現を指令するために必要な情報を含有する第2 DNA 構成体で形質転換またはトランスフェクションされた真核性宿主細胞を使用して 、AOAHを生産する方法を記載する。次いで、そのように形質転換またはトラ ンスフェクションされた真核生物の細胞を、AOAHの発現を誘発する条件下に 培養し、次いでこれを細胞または培養物から単離する。
図面の簡単な説明 第1図は、AOAHをコードする代表的なヌクレオチド配列および推定されたア ミノ酸配列、C/26 AOAHcDNAを示す。小さい矢印は小さいサブユニ ットの推定上の開始点を意味する。大きい矢印は大きいサブユニットの推定上の 開始点を意味する。
第2図は、AOAHをコードする代表的なヌクレオチド配列および推定されたア ミノ酸配列、4−33 AOAHcDNA、を示す。使用した記号は第1図にお ける通りである。
第3図は、コンセンサスAOAHのヌクレオチド配列および推定されたアミノ酸 配列を示す。使用した記号は第1図における通りである。
第4図は、AOAHI cDNAのヌクレオチド配列および推定されたアミノ酸 配列を示す。使用した記号は第1図における通りである。
第5図は、プラスミドpVEGの構成を示す。使用した記号は次の通りである:  T7pro 、T 7プロモーター:T1およびT2、それぞれ、合成および 天然T7ターミネーター、M2S、M13遺伝子間領域である。
第6図は、プラスミド9VEG’の構成を示す。使用した記号は第5図における 通りであり、そして括弧はベクターの作製中に破壊された制限部位を示す。
第7図は、プラスミドpVEGT ’の構成を示す。使用した記号は第1図にお ける通りであり、そしてpAはアスペルギルス・ニガー(Aspergi ll usniger)のポリアデニル化配列である。
第8図および第9図は、それぞれ、プラスミドVAPDxRおよびpDVEG  ’の構成を示す。使用した記号は次の通りである:ori、アデノウィルス50 −■のマツプ単位の配列;E、 SV40のエンハンサ−: MLP 、アデノ ウィルスの主要後期プロモーター;アデノウィルス2のトリパルタイト(tri partite)プロモーター;SS、l系列のRNAスプライス部位:および pA、 SV40のポリアデニル化配列。
第1O図は、プラスミドpR3431の構成を示す。使用した記号は次の通りで ある: SV40prom、 40プロモーター; DHPR、ジヒドロフオレ ートリダクターゼ遺伝子: SV40term、 、 SV40ポリアデニル化 配列:MT−1、メタロチオネイン−1プロモーター; 4−33AOAHcD NA、 4−33AOAHcDNAクローンから誘導された断片; AOAHI  cDNA、 AOAHI cDNA。
発明の詳細な説明 本発明を記載する前に、以後使用するある種の用語の定義を記載することは本発 明の理解において助けとなるであろう。
DNA構成体、 DNA分子、またはこのような分子のクローンであって、ヒト の介在によりそれ以外は天然に存在しない態様で配置された配列を含有するよう に構成されたもの。
分泌シグナル配列:分泌ペプチドをコードするDNA配列。分泌ペプチドは、細 胞からの成熟ポリペプチドまたはタンパク質の分泌を指令するように作用するア ミノ酸配列である。分泌ペプチドは疎水性アミノ酸のコアにより特徴づけられ、 そして典型的には新しく合成されたタンパク質のアミノ末端に見いだされる。非 常にしばしば、分泌ペプチドは分泌の間に成熟タンパク質から切断される。プロ セシング部位は分泌ペプチド内にコードされるか、あるいは、例えば、リンカ− 配列のin vitro突然変異誘発または結合により分泌ペプチドに付加され ることかできる。ある種の分泌ペプチドは共同させて使用して、ポリペプチドお よびタンパク質の分泌を指令することかできる。他の分泌ペプチドと組み合わせ て使用することかできる1つのこのような分泌ペプチドは、酵母菌のノくリアー (Barrier)プロテアーゼの第3ドメインである。ここで使用するとき、 用語「分泌ペプチド」は、少なくとも天然に存在する分泌ペプチドの機能的部分 を含む。
分泌ペプチドはプロペプチドを包含してもよく、あるいは包含しなくてもよい。
一般に、プロペプチドはペプチドの翻訳後の修飾を促進するか、あるいはタンパ ク質を特定の細胞小器官にターゲ・ソティングする。ここで使用するとき、分泌 経路はリゾソームおよび液胞の中へのタンパク質の輸送経路、ペリブラスミ・ツ ク空間の中への輸送経路および培地への中へのタンパク質の輸出経路を包含する と理解されたい。
発現ベクター・問題のポリペプチドをコードするDNA配列の転写および翻訳を 指令する要素を包含するDNA構成体。このような要素は、プロモーター、エン ハンサ−1転写ターミネータ−およびポリアデニル化シグナルを包含する。DN A構成体内にこれらの要素か含まれているので、生ずる発現ベクターはコードさ れたポリペプチドの発現および/または分泌を指令するために必要な情報を含有 する。
発現ベクターはさらに、自律的複製によるか、あるいは宿主のゲノムの中への組 み込みにより、肝細胞の中でそれらの複製を提供する遺伝情報を含有する。組み 換えDNAのために普通に使用されている発現ベクターの例は、プラスミドおよ びある種のウィルスであるか、それらは両者の要素を含有することができる。そ れらは、また1または2以上の選択可能なマーカーを含むことかできる。
トランスフェクションまたは形質転換:精製されたDNAの導入によりレセプタ ー細胞または微生物の遺伝子型を安定にかつ遺伝的に変更する方法。これは典型 的にはレセプター生物体の表現型の変化により検出される。用語「形質転換」は 一般に微生物に適用されるが、「トランスフェクション」は一般に多細胞の生物 体から誘導される細胞におけるこの方法を記載するために使用される。
培養した細胞:液体または固体の培地中である数の世代にわたって増殖すること ができる細胞。多細胞の生物体から誘導された細胞の場合において、培養した細 胞はその生物体から単細胞、組織または組織の一部分として分離された細胞であ る。
前述したように、AOAHはほぼ50kDの大きいサブユニットおよび14〜2 0kDの小さいサブユニットから構成された、ジサルファイド結合した2量体で ある。本発明の一部分として開示するように、AOAHは現在のAOAH精製手 順を時間を消費するかつ費用のかかるものとする微Iタンパク質である。(Mu nfordおよびHall、 J、Biol、Chem、、前掲、は、はぼ25 .000分子/細胞か存在することを示唆する。) AOAHは、nW W A の3−ヒドロキシテトラデカノイル残基のヒドロキシル基に結合した第2脂肪酸 アシル基鎖を除去する。
本発明はAOAHをコードする代表的なりNA配列およびアミノ酸配列を開示す る。AOAHをコードする配列は、アミノ酸配列の中に小さい変動を生ずる配列 、例えば、遺伝学的多形性、種間の差のためのもの、およびタンパク質の生物学 的活性を実質的に変更しないてアミノ酸のブロックか付加、欠失または置換され ているものを包含する。
他の場合において、組み換えAOAI(の配列におけるこのような変化を使用し て、調製物の意図する用途に依存して、AOAHの生物学的活性を実質的に減少 または増加することができる。用語「生物学的活性」はLPSから第2脂肪酸ア シル基を除去する能力を意味する。
AOAHの生物学的活性は、例えば、米国特許第4.929.604号(これを ここに引用によって加える)に記載されているように、 3H−アシル、14C −グルコサミン標識したLPSからのトリチウム化脂肪酸の加水分解を測定する ことによってアッセイすることができる。AOAHコード配列の中の変化は、天 然AOAI(の生物学的活性の保持に関して、充分に重複的なポリペプチドを生 ずるであろう。
AOAHの小さいサブユニットの推定されたアミノ酸配列に基づいて、小さいサ ブユニットとスフィンゴ脂質アクチベータータンパク質(SAP)の前駆体との 間に部分的相同性か見いだされる。SAPは、SAP前駆体を4つの小さいサブ ユニットにタンパク質分解的にプロセシングすることによって生産され、スフィ ンゴ脂質の分解においてリソソームのヒドロラーゼの活性のために要求されるコ ファクターである。SAP前駆体およびSAPと共に働くリソソームのヒドラー ゼは異なる遺伝子によりコードされている。AOAHの小さいサブユニットはま た、硫酸化糖タンパク質l、ヒト肺表面プロティンBおよびイフ姉表面ブ1コテ インBに対する顕著な相同性を示す。AOAHの小さいサブユニットの配列とこ れらの他のタンパク質との整列は、6つのSAPシスティンのうちの4つかAO AH配列の中て相手を有することを示す。
AOAHの大きいサブユニットの推定されたアミノ酸配列の比較は、大きいサブ ユニットと膵臓リパーゼのコンセンサス必須セリン配列との間の部分的相同性を 説明した。膵臓リパーゼは必須のセリンのいずれかの側の6つの残基に及ぶ必須 のセリン付近における相同性を共有する(Mickel ら1.J、Biol、 Chen+、、 264:12895−12901.1989およびしoweら 、J、Biol、Chem、、 264:20042−20046. 1989 )。
本発明の目的は、アシルオキシアシルヒドロラーセ(AOAH)をコードするD NA配列を提供することである。本発明の追加の目的は、AOAHの大きいサブ ユニットおよびAOAHの小さいサブユニットをコードするDNA配列を提供す ることである。また、本発明の目的は、組み換え宿主細胞からAOAHを製造す る方法を提供することである。本発明の1つの面は、AOAHの発現を指令する ことかできるDNA構成体である。本発明の他の面は、AOAHの発現を指令す ることができるDNA構成体を含有する真核性宿主細胞を得ることである。本発 明は、AOAHが好中球の中に見いだされるより実質的に高いレベルで生産され るという利点を提供する。さらに、本発明は、組み換え細胞からAOAHかいっ そう容易に単離される培地の中へ輸送されるAOAHを生産するという利点を提 供する。こうして、組み換えAOAHはそれか好中球の中で、典型的には関連す る分子と別に生産され、これにより、後述するように、実質的に純粋な組み換え AOAHの調製を促進することかできる。本発明の他の利点は、培養した組み換 え細胞からAOAHを生産し、こうしてウィルスの感染の伝播の危険を排除する と同時に、生物学的に活性なAOAHまたは活性化することかできるAOAHを 大量に生産する方法を提供するということである。
AOAHをコードするDNA配列はcDNAおよび/またはゲノムのライブラリ ーから単離することができるが、AOAHに対するモノクローナル抗体またはA OAHのアミノ酸配列のためのコードに基づくプローブの混合された族を使用し て、AOAHのcDNA配列を単離しようとする本発明者らによる最初の試みは 不成功に終わった。開示されたアミノ酸配列のための遺伝コードの高い重複およ び細胞の中に存在するAOAHか微1であることは、伝統的なcDNAスクリー ニング法の失敗に寄与すると信しられる。
本発明の1つの面において、AOAIIをコードするポリヌクレオチド配列、ど くにDNA配列は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を使用して増幅されたe  D N A配列から単離される。cDNAの調製のためのRNAを単(ATCC CRL 2.壜O)、培養したリンパ腫細胞系、例えば[J−937(ATCC CRL+593) 、末梢血液の単球または好中球、ウサギ、ニワトリ、ブタ、 マウスおよびウソの末梢血液白血球U−937細胞がとくに好ましい。
AOAHをコードするDNA配列を単離する代表的な方法は、PCR増幅の使用 を包含する。既知のAOAHのDNA配列の不存在下に、合成オリゴヌクレオチ ドブライマーを、コア配列と表示する、AOAHの大きいサブユニットのアミノ 末端に由来するアミノ酸配列から設計した。
遺伝コードの高い重複のために、コア配列はAOAHをコードするDNAの直接 の増幅のためのプライマーの設計のために不適当であった。
この問題を克服するために、高度に縮重性のオリゴヌクレオチドのプライマーを 、コア配列のアミノ末端およびカルボキシ末端の部分から設計した。増幅された DNA配列のレスキュー(rescue)を促進するために、フランキングクロ ーニング配列、例えば、制限部位をプライマーの中に含めた。これらの縮重性プ ライマーを使用して、Leeら(Science、 239:1288−129 1.1988、その開示をここに引用によって加える)により記載されている方 法を使用して、U−937のmRNAから調製した、ランダムプライムドcDN AからのAOAHをコードする配列を増幅した。生ずる増幅されたDNA配列を クローニングベクター中にサブクローニングして、コア配列の配列分析を促進し た。適当なりローニングベクターは+1tJC型プラスミドを包含する(Mar shら、Gene、 32:481−485. 1984:Messing、  Methods Enzymol、、+01:2t−77゜+983; Yan isch−Perronら、Gone、 33:103. +985) 、好ま しいクローニングベクターはバクテリオファージラムダのクローニングベクター である。とくに好ましいラムダクローニングベクターはλZAP(Stratg ene Cloning Systems、カリフォルニア州うジョラ)および λHG−3(下に記載する)である。
コア配列に相当するオリゴヌクレオチドプローブを合成し、そして1(L−60 細胞からのmRNAから調製したランダムプライムドcDNAをブロービングす るために使用した;しかしなから、はぼ800および9oobpの2つのみの部 分的cDNAのクローンか7.2X10@フアージのクローンから単離された。
配列の分析は、2つのクローンかオーバーラッピングしているか、異なる5′末 端を有することを示し、メツセージの異なるスプライシングを示唆した。クロー ンの配列の分析は、AOAHの両者のサブユニットか単一の遺伝子によりコード されることを示唆した;しかしなから、cDNAは不完全であり、そしてAOA Hのコード配列の3′末端を含有しなかった。
λGTII cDNAライブラリーから部分的のみのcDNAを得た後、PCR 増幅を使用してヒトAOAHをコードする完全なりNA配列をクローニングした 。簡単に述べると、5′および3 ’ AOAH配列をコードするcDNAをU −937ポリ(A) ” RNAから独立に単離した。3 ’ AOAHDNA 配列の増幅のために鋳型として使用するために相補的cDNAを調製し、ここで 、クローニング配列、例えば、オリゴ−d (T) )ラクト(tract)に 対して5′に位置する種々の制限部位をコードする配列を含存するオリゴ−d  (T)プライマーを使用してサブクローニングを促進した。コア配列の一部分に 相当する配列をコードするプライマーを使用して第2鎖を合成することによって 、オリゴ−d (T)プライムトcDNAから3 ’ AOAHDNAを増幅す るための鋳型として二本鎖cDNAを調製することか好ましいことかある。
5 ’ AOAHDNA配列の増幅のための鋳型として使用する二本@cDNA を、U−937ポリ(A) ” RNAから、コア配列の一部分に相当する配列 をコードするアンチセンスプライマーを使用して調製した。生ずるcDNAを、 Maniatisら(Molccular Cloning:A Labora tory Manual。
Co1d Spring Harbor、 1982)により本質的に記載され た方法を使用して、G−ティリングした。G−ティルトcDNAの第2鎖を合成 し、ここでクローニング配列例えばポリ−d(C)トラックに対して5′の種々 の制限部位をコードする配列を含有するポリ−d (C)プライマーを使用して サブクローニングを促進する。
AOAHメツセージは稀であるので、5′および3′鋳型を、5′および3 ’  AOAHコード配列をコードするcDNAについて濃縮した。cDNA調製物 をまず1%の低融点のアルカリ性アガロースゲル上で分別した。3 ’ cDN Aを含有するレーンを12個の0.5cmの断片に切断し、そして5 ’ cD NAを含有するレーンを8個のlc[11の断片に切断した。
cDNAを溶出し、そして増幅した。コア配列の一部分をコードするセンスプラ イマーおよびオリゴ−d (T)プライマーの一部分をコードするプライマーを 使用して、3 ’ AOAHcDNAを増幅した。アンチセンスコア配列をコー ドするプライマーおよびオリゴ−d (C)プライマーの一部分をコードするプ ライマーを使用して、5 ’ AOAHcDNAを増幅した。オリゴ−d (T )およびオリゴ−d (C)のプライマーかクローニング配列を含有する場合、 好ましいプライマーはクローニング配列をコードするであろう。Maniati sら(前掲)に本質的に記載されている方法を使用するスロットプロット分析を 、プローブとしてアンチセンスプライマーを使用して各PCR反応の一部分につ いて実施した。サザン分析からの証拠は、適当なcDNAを、3′AOAHコ一 ド配列の増幅のためのゲル断片#3および5 ’ AOAHコード配列の増幅の ために断片#4に狭くした。
5′および3 ’ AOAHコード配列をコードするDNA配列の増幅のための プライマーは、Hagen(同時係属米国特許出願環07/320.191号、 これをここに引用によって加える)により本質的に記載されているように設計し た。簡単に述べると、「プライム配列」と呼ぶ配列を含有するプライマーを使用 して、方向的方法で、クローニングベクターの中への増幅されたDNA配列のサ ブクローニングを促進した。
オリゴヌクレオチドブライマーを式XITアN、を使用して設計し、ここでX、 は3〜約25ヌクレオチドの長さ、好ましくは約12〜約15ヌクレオチドの長 さのデオキシチミジンモノホスフェート(d (T) )以外のデオキシヌクレ オチドモノホスフェートの配列であり、モしてTアは1または2以上、好ましく は2または3以上のデオキシチミジンモノホスフェートである。N、は末端のc DNA配列と同一であるか、あるいはそれに対して相補的であるオリゴデオキシ ヌクレオチドである。3′プライム配列、X、Tアを3′プライムプライマーの 3′配列として使用するために設計し、そして5′プライム配列X、T、を5′ プライムプライマーの5′配列として使用するために設計し、ここでXIおよび X、の配列は異なりかつ十分に非相補的であって、効率よいクローニングのため に必要であるようにそれらが互いにアニーリングするのを防止する。さらに、X lおよびX2は非回文的である。
2つのプライムプライマー、X、T、N、およびX、T、N、を3 ’ AOA H配列の増幅のために設計し、そして2つのプライムプライマーX+TアN、お よびX、TアN4を5 ’ AOAH配列の増幅のために設計し、ここでX、、 X、およびTアは上に定義した通りである;N、はオリゴ−d (T)プライマ ーの一部分をコードするオリゴデオキシヌクレオチドである;N2はコア配列の センス鎖に相当するオリゴデオキシヌクレオチドである;N、はコア配列のアン チセンス鎖に相当するオリゴデオキシヌクレオチドである:N4はオリゴ−d  (C)プライマーの一部分をコードするオリゴデオキシヌクレオチドである。濃 縮された5′および3′鋳型cDNAを、Frohma口ら(Proc、Nat l、Acad、Sci、USA 85:8998−9002.1988)により 本質的に記載されているように、プライムプライマーを使用して増幅した。
dATPの存在下に74DNAポリメラーゼで処置することによって、増幅され たcDNA上に付着末端をつくった。処理したcDNAをゲル精製し、そして増 幅されたcDNAによりコードされたプライム配列に対して相補的な付着末端を 含有するベクターの中にサブクローニングした。
DNAインサートを制限分析およびDNA配列の分析により分析した。
式X、T、N、およびX、T、N、に従う5′プライムプライマーおよび3′プ ライムプライマーを使用して、全長のcDNAを増幅した。ここでX、、X、お よびTア上に定義した通りであり;N、はAOAHの5′非翻訳配列のセンス鎖 に相当するオリゴヌクレオチド配列であり;そしてN、はAOAHの3′非翻訳 配列に相当するアンチセンスオリゴヌクレオチド配列である。プライマーを使用 して断片#3からcDNAを増幅した。生ずるPCR生成物を前述したようにク ローニングベクター中にサブクローニングした。PCRインサートを制限分析お よびDNA配列の分析により分析した。PCR増幅およびcDNAライブラリー のスクリーニングにより発生した全長のAOAHcDNAおよび部分的AOAH cDNAの比較は、PCR反応は突然変異を全長のcDNAの中に組み込んだ。
突然変異は正しい配列を有する鋳型DNAの断片のPCR増幅により補正された 。
第1図、第2図および第3図は、AOAHをコードする代表的なヌクレオチド配 列を開示している。cDNAは2277bl)にわたりそして34残基の推定上 のpre−pro領域および7つのシスティンを含む575残基をコードする。
推定されたアミノ酸配列の分析は、残基36における大きいサブユニットと小さ いサブユニットとの間の推定上の切断部位を示す。
ここにおいて提供されるヒトAOAHのヌクレオチドおよび推定されたアミノ酸 配列を使用すると、AOAHをコードするゲノムまたはcDNAの配列をよく知 られている手順に従い他の哺乳動物種から調製されたライブラリーから得ること ができる。例えば、一般に少なくとも約14ヌクレオチドおよび25またはそれ 以上のヌクレオチドの長さの、ヒトAOAHからのオリゴヌクレオチドプローブ を使用して、他の哺乳動物種、例えば、ウサギ目、鳥類、ウシ、ブタ、ネズミな どのAOAHをコードするDNA配列を得ることができる。部分的クローンが得 られる場合、エンドヌクレアーゼの切断、結合およびループアウト突然変異誘発 のような技術を使用して、それらを適切なリーディングフレームで接合して全長 のクローンを生成することが必要である。
AOAHをコードするDNA配列を適当な発現ベクターの中に挿入し、次いでこ れを使用して真核生物の細胞をトランスフIクションした。
本発明の実施において使用するための発現ベクターは、クローニングされたDN Aの転写を指令するプロモーターおよび転写ターミネータ−を含んでなるであろ う。大きいサブユニットおよび小さいサブユニットをコードするDNA配列はま た、同一であるか、あるいは異なるプラスミド上で独立に発現させることができ る。
本発明のタンパク質を宿主細胞の分泌経路に向けるために、少なくとも1つの分 泌シグナル配列を問題のDNA配列に作用可能に連鎖する。好ましい分泌シグナ ルは、次のものを包含する: AOAHの分泌シグナル(prc−pro配列) 、アルファ因子のシグナル配列(pre−pro配列:KurjanおよびHe rskowitz、 Ce1l 30:933−943. 1982;Kurj anら、米国特許第4.546.082号; Brake 、欧州特許(EP) 第116,201号)、P)105シグナル配列(Beckら、WO36100 637)、BARIシグナル配列(Mackayら、米国特許第4.613.5 72号: MacKay、 WO37/ 002670)、5UC2シグナル配 列(Carlsonら、Mo1.Ce1l Biol、 3 :439−447 .1983)、α−1−抗トリプシンのシグナル配列(Kurachiら、Pr oc、 Nat 1. Acad。
よび組織のプラスミノゲンアクチベーターのシグナル配列(Pennicaら、 Nature、 301:214−221.1983)。あるいは、分泌シグナ ル配列は、例えば、He1nje (Fur、J、Bioche 、、 133 :17−21.1983:J、Mo1.Biol。
184+99−105.1985:Nucl、Ac1ds Res、、 14: 4683−4690.1986)により確立されたルールに従い合成することが できる。
分泌シグナル配列は単一に使用することができるか、あるいは組み合わせること ができる。例えば、第1分泌シグナル配列を単一に使用するか、あるいはBar rierの第3ドメインをフードする配列(同時係属の普通に譲渡された米国特 許出願第104,316号、その全体をここに引用によて加える)と組み合わせ て使用することができる。Bar口erの第3ドメインは、問題のDNA配列の 3′またはDNA配列に対して5′の適切なリーディングフレームの中にかつ分 泌シグナル配列および問題のDNA配列の両者と適切な制限断片で配置する、二 とができる。
本発明を実施するとき使用する宿主細胞は、哺乳動物、鳥類、植物、昆虫および 菌類の細胞を包含する。菌類の細胞は、酵母菌(例ルス(Aspergi l  1us)種、ニューロスポラ(Neurospora)種)の種を包含し、本発 明の範囲内の宿主細胞として使用することかできる。
酵母菌サツカロミセス・セレビシアエ(Saccharomyces cere visiae)の菌株がとくに好ましい。
本発明における使用に適当な酵母菌のベクターは、次のものを包(Kawasa ki ら、米国特許第4.931.373号、これをここに引用によって加える ) 、pJDB249およびl)JDB219(Beggs、 Nature  275:104−108゜l978)およびそれらの誘導体。このようなベクタ ーは一般に、選択マーカーを含み、このマーカーは形質転換体の選抜を可能とす る表現型のアッセイが存在する優性の表現型を示す任意の数の1つであることが できる。好ましい選択マーカーは、宿主細胞の栄養要求性を補完し、抗生物質耐 性を提供し、あるいはある細胞か特定の炭素源を利用できるようにするものであ り、そしてLEU2(Broachら、前掲) 、URA3(Botsteir +ら、Gene 8 :17.1979)(Struhl ら、前掲)またはP OTI(Kawasakiら、前掲)を包含する。他の適当な選択マーカーはC AT遺伝子であり、これは酵母の細胞にクロランフェニコール耐性を与える。
酵母中での使用に好ましいプロモーターは、次のものを包含する=1:419− 434.1982:Kawasaki、米国特許第4.599.311号)また はアルこれに関して、とくに好ましいプロモーターは、TP11プロモーター( にawasaki 、米国特許第4.599.3l1号、1986)およびAD H2−4cプロモーター(Russel ら、Nature 304:652− 654゜1983:[raniおよびKilgore 、米国特許出願第183 .130号、これをここに引用によって加える)Tある。発現単位は、また、転 写ターミネータ−を含むことかできる。好ましい転写ターミネータ−はTPII プロモーター(Albe「およびKawasak i、前掲)である。
酵母に加えて、本発明のタンパク質は糸状菌類、例えば、菌類アスペルギルス属 (Aspergillus)の菌株(McKnightら、米国特許第4、93 5.345号、これをここに引用によって加える)中で発現させることができる 。有用なプロモーターの例は、アスペルギルス・ニガー (Aspergill us niger)の解糖系遺伝子に由来するもの、例えば、ADH3プロモー ター(McKnight ら、EMBOJ、4:2093−2099.1985 )およびtpiAプロモーターを包含する。適当なターミネータ−の例はADH 3ターミネータ−(McKnight ら、前掲)である。このような成分を利 用する発現ユニットは、アスペルギルス属(Aspergillus)の染色体 DNAの中に挿入することかできるベクターの中にクローニングする。
菌類を形質転換する技術は文献においてよく知られており、そして、次の文献に 記載されている: Beggs(前掲) 、Hinnenら(Proc。
Natl、Acad、Sci、USA 75:1929−1933.1978) 、 Ycltonら(Proc、 Natl。
Acad、Sci、USA 81:1740−1747.1984)、およびR u5sell(Nature 301:167−169.1983)。宿主細胞 の遺伝子型は、一般に、発現ベクター上に存在する選択マーカーにより補足され る遺伝的欠陥を含有するであろう。特定の宿主および選択マーカーの選択は、当 業者によく知られている。
好ましい実施態様において、糖タンパク質のアスノくラギン連鎖グリコジル化の ために要求される少なくとも1つの遺伝子の中に遺伝的欠陥を含有する酵母宿主 細胞を使用する。好ましくは、酵母の宿主細胞はMNN9遺伝子の中に遺伝的欠 陥を含存する(係属中の米国特許出願第116.095号および同第189.5 47号、これらをここに引用によって加えるに記載されている)。最も好ましく は、酵母の宿主細胞はMNN9遺伝子の中断を含有する。このような欠陥を育す る酵母宿主細胞は、突然変異および選抜の標準的技術を使用して調製することか できる。Ba11ouら(J、Biol、Chem、255:5986−599 1. 1980)は、アスパラギン連鎖グリコジル化に影響を与える遺伝子の中 に欠陥をもつ、マンノタンパク質の生合成突然変異体の単離を記載している。
簡単に述べると、突然変異誘発した酵母細胞を、野生型酵母上に存在する外部の マンノース鎖に対して向けられた蛍光化抗体を使用してスクリーニングした。抗 体と結合しなかった突然変異体細胞をさらに特性決定し、そしてこれらの細胞は アスパラギン連鎖したオリゴ糖成分の付加において欠陥を有することが発見され た。異種タンとが好ましく、これはタンパク質分解活性を減少する。
菌類細胞に加えて、培養した哺乳動物細胞を本発明において宿主細胞として使用 できる。本発明における使用に好ましい培養した哺乳動物細胞は、CO5−1( ATCCCRL 1650)、 B)IK 、および293(ATCCCRL1 573 ;Grahamら、J、Gen、Virol、36:59−72.19 77)細胞系を包含する。
好ましいBHK細胞系はBHK 570細胞系である(アメリカン・タイプ・カ ルチャー・コレクション(American Type Cu1ture Co 11ection)に受け入れ番号CRL 10314で寄託された)。さらに 、ある数の他の哺乳動物細胞を本発明において使用することができ、これらは次 のものを包含する:ラットHep [(ATCCCRL 1600)、ラットH ep II(ATCCCRL 1548)、 TCMK(ATCCCCL 13 9) 、ヒト肺(ATCCCCL 75.1) 、ヒトへパトーム(ATCCH TB−52)、 Hep G2(ATCCHB 8065) 、?ウス肝臓(A TCCCCL 29.1)、 NCTC1469)(ATCCCLL 9.1) およびDUKX細胞(lJrlaubおよびChasin、 Proc、Nat l、Acad、Sci、USA 77:4216−4220.1980)。
本発明の実施において使用するための哺乳動物の発現ベクターは、クローニング した遺伝子またはcDNAの転写を指令することができるプロモーターを包含す るであろう。好ましいプロモーターはウィルス性プロモーターおよび細胞性プロ モーターを包含する。ウィルス性プロモーターは直接前期(imo+ediat e early)サイトメガロウィルスプロモーター(Boshartら、Ce 11.41:521−530.1985)およびSV40プロモーター(Sub ramaniら、Mo1.Ce1l Biol、1:854−864.1981 )を包含する。細胞性プロモーターは、マウスのメタロチオネイン−1プロモー ター(Palmi terら、米国特許第4.579.821号)、マウスVk プロモーター(Bermanら、Proc、 Nat 1. Acad、 Sc i、 USA 81 ニア041−7045゜好ましいプロモーターは、アデノ ウィルス2からの主要後期プロモーター(Kaufmanおよび5harp、  Mo1.Ce1l Biol、2:1304−13199.1982)である。
このような発現ベクターはまた、プロモーターから下流および問題のペプチドま たはタンパク質をコードするDNA配列から下流に位置する1組の有るRNAス プライス部位を包含することができる。好ましいRNAスプライス部位は、アデ ノウィルスおよび/または免疫グロブリンの遺伝子から得ることができる。また 、問題のコード配列の下流に位置するポリアデニル化シグナルが発現ベクターの 中に含有されている。ポリアデニル化シグナルは、SV40からの前期または後 期のポリアデニル化シグナル(Kaufmanおよび5harp 、前掲)、ア デノウィルス5 EIB領域およびヒト成長ホルモンの遺伝子のターミネータ− からのポリアデニル化シグナル(DeNotoら、Nucl。
Ac1ds Res、9:3719−3730.1981)を包含する。実施態 様は、プロモーターとRNAスプライス部位との間に位置する、非コードウィル スリーダー配列、例えば、アデノウィルス2のトリパルタイトリーダーを含むこ とかできる。好ましいベクターはまた、エンハンサ−配列、例えば、SV40エ ンハンサ−およびマウスμエンハンサ−(Gillies。
Ce1l、 33ニア17−728.1983)を包含するであろう。発現ベク ターはまた、アデノウィルスVA RNAをコードする配列を含むことができる 。
AOAHの成熟した2本鎖形態へのプロセシングは、AOAHの大きいサブユニ ットおよび小さいサブユニットの間の切断部位を修飾して、前駆体の2本鎖形態 への切断を増強することによって増強することができる。AOAI(のための修 飾された切断部位は、AOAHの大きいサブユニットおよび小さいサブユニット の間に位置する。式(R,) 。
−Ri−R’aのアミノ酸配列を含み、ここでR,、R,およびR8はりジン( Lys)またはアルギニン(Arg)であり、そしてn=0〜4の整数である。
2塩基性ジペプチド、例えばArg−Lysの後の切断および引き続くこれらの アミノ酸の除去によるAOAHのプロセシングは、サツカロミセス・セレビシア エ(S 、 cerevisiae)KEXIおよび/またはKEX2遺伝子を 宿主細胞の中に導入することによって増強することができる(係属中の米国特許 出願第07/317.205号;同第130.370号;および同第144.3 57号、および公開された欧州特許(EP)第319.944号(これらをここ に引用によって加える)に記載されているように)。
KEX2遺伝子は、2塩基性アミノ酸配列の後で切断するエンドペプチダーゼを コードしくFullerら、Leive編、Microbiology:198 6.273−278.1986);KEXI遺伝子の発現(Dmochowsk aら、Ce1l 50:573−584゜1987)はこれらの2塩基性アミノ 酸の引き続く除去を生ずる。KEX2をコードするDNA配列はATCC(マリ イランド州20850ツクビレ、パークロラン叶、 12301)に受け入れ番 号67569で寄託されている。こうして、これらの遺−伝子の一方または双方 で形質転換された培養した真核生物の細胞系は、大きいサブユニットおよび小さ いサブユニットの間の修飾された切断部位を有するAOAHを発現するために有 用である。プロセシング部位は、例えば、in VitrO突然変異誘発により 、大きいサブユニットおよび小さいサブユニットをコードする配列の間に挿入す ることかできる。
クローニングしたDNA配列は、例えば、リン酸カルシウム仲介トランスフェク ション(Wiglerら、Ce1l 14ニア25.1978;Corsaro およびPearson、 Somatic Ce1l Genetics 7: 603.1981; GrahamおよびVan der Eb、 Virol ogy 52:456.1973)により、培養した哺乳動物細胞の中に導入す ることができる。クローニングしたDNA配列を哺乳動物細胞の中に導入する他 の技術、例えば、エレクトロボレイション(Neumannら、EMBOJ、1 :841−845.1982)を使用することもできる。
クローニングしたDNAを組み込んだ細胞を同定するために、選択マーカーを一 般に細胞の中に問題の遺伝子またはcDNAと一緒に導入する。培養した哺乳動 物細胞において使用するために好ましい選択マーカーは、薬物、例えば、ネオマ イシン、ヒグロマイシンおよびメトトレキセートに対する耐性を与える遺伝子を 含む。選択可能なマーカーは増幅可能な選択マーカーであることができる。好ま しい増幅可能な選択マーカーはDHPR遺伝子である。選択マーカーはThil ly(Mammalian Ce1l Tecnology、 Butterw orth Publishers 、 vサチュセッツ州ストーンハム、これを ここに引用によって加える)により概観されている。選択マーカーの選択はこの 分野においてよく知られている。
選択マーカーは細胞の中に別々のプラスミド上で問題の遺伝子と同時に導入する ことができ、あるいは同一プラスミド上で導入することができる。同一のプラス ミド上である場合、選択マーカーおよび問題の遺伝子は異なるプロモーターまた は同一のプロモーターのコントロール下に存在することができ、後者の配置はジ ンストロニック(dicistronic)メツセージを生成する。この型の構 成体はこの分野において知られている(例えば、LevinsonおよびSim onsen1米国特許第4.713.339号)。また、「キャリヤーDNA  J として知られている追加のDNAを細胞の中に導入する混合物に添加するこ とは育利であることがある。
トランスフェクションした哺乳動物細胞をある期間の間、典型的には1〜2日間 増殖させて、問題の1または2以上のDNA配列の発現を開始する。次いで薬物 選択を適用して、安定な態様で選択マーカーを発現している細胞の増殖について 選択する。増殖可能な選択マーカーでトランスフェクションされた細胞について 、薬物の濃度を段階的に増加して、クローニングした配列のコピー数の増加につ いて選択し、これにより発現レベルを増加することができる。
AOAHをコードする発現ベクターを植物、鳥類および昆虫の細胞の中に導入す るためのプロモーター、ターミネータ−および方法はこの分野においてよく知ら れている。昆虫細胞中で異種DNA配列を発現するベクターとして、例えば、バ キュロウィルスを使用することは、AtkinSOnら(Pestic、Sci 、28:218−224.1990)により概観されている。植物細胞中で遺伝 子を発現するためのベクターとしてアグロバクテリウム・リゾゲネス(Agro bacterium rhizogenes)を使用することは、5inkar ら(J、Biosci、(Banglaore)11:47−58.1987)  +:より概観されている。
次いで、本発明のDNA構成体を含有する宿主細胞を培養してAOAHを生産す る。標準的方法に従い、哺乳動物または酵母宿主細胞の増殖のために要求される 栄養を含有する培地の中で細胞を培養する。
種々の適当な培地がこの分野において知られており、そして一般に炭素源、窒素 源、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルおよび成長因子を含む。一般に、増殖培 地は、例えば、薬剤選択、又はDNA構成体上の選択マーカーにより補完される か又は該DNA構成体と同時トランスフェクションされた必須栄養の欠乏により 、該DNA構成体を含有する細胞について選択するであろう。
例えば、酵母細胞は、好ましくは、アミノ酸以外の窒素源、無機塩類、ビタミン および必須アミノ酸の補助物質を含んでなる、化学的に定められた培地の中で培 養される。培地のpHは好ましくは2より大きくかつ8より小さいpH1好まし くはpi(6,5に維持される。安定なp[(を維持する方法は、緩衝化および 、好ましくは水酸化ナトリウムの添加による、一定のpHのコントロールを包含 する。好ましい緩衝化剤はコハク酸およびビス−トリス(Bis−Tris)( Sigma ChemicalCo、 、ミゾリー州セントルイス)を包含する 。アスパラギン連鎖グリコジル化のために要求される遺伝子の中に欠陥を育する 酵母細胞は、好ましくは、浸透圧安定剤を含有する培地の中で増殖する。好まし い0、IM−1,5M、好ましくは0.5Mまたは1.0Mの濃度で培地の中に 補助されたソルビトールである。培養した哺乳動物細胞は一般に、商業的に入手 可能な血清含有または血清不含の培地の中で培養する。使用する特定の細胞系の ために適当な培地の選択は当業者のレベルの範囲内である。
本発明により生産されたAOAHは、AOAHに対して向けられた抗体を使用す る抗体カラムアフィニティークロマトグラフィーにより精製する、:とかできる 。追加の精製は、普通の化学的精製手段、例えば、なかでも、液体クロマトグラ フィー、勾配遠心分離およびゲル精製により達成することができる。タンパク質 の精製法はこの分野において知られており(一般に、5copes、 R,、P rotein Purifica、tion。
Springer−Verlag 、ニューヨーク(1982)を参照のこと、 これを、二二に引用によって加える)、そしてここに記載する組み換えAOA+ (の精製に適用することかできる。さらに、米国特許第4.929.604号に 記載されている精製のプロトコルを参照のこと。少なくとも約50%の実質的に 純粋な組み換えAOAHが好ましく、少なくとも約70〜80%がより好ましく 、そして95〜99%またはそれ以上の均質性はとくに製剤学的使用のために最 も好ましい。必要に応じて、いったん部分的にまたは均質に精製されると、次い で組み換えAOAHを治療学的に使用することができる。
本発明の組み換えAOAH分子またはその医薬組成物は、ヒトを包含する哺乳動 物に投与して、グラム陰性バクテリアの感染の毒性に関連する種々の状態を処置 するために有用である。例えば、グラム陰性バクテリアの感染はそれ自体普通の 抗生物質で処置することができるが、ここに記載するAOAH調製物を使用して 、散在性脈管内の凝固および前述したような他の感染のごとき感染に関連するL PS毒性を処置または防止することができる。
医薬組成物は、予防的および/または治療的処置のために、非経口的、局所的、 経口的または局所的投与が意図される。好ましくは、医薬組成物は非経口的に、 すなわち、静脈内、皮下にまたは筋肉内に投与される。こうして、本発明は、許 容される担体、好ましくは水性担体中に溶解した組み換えAOAH分子の溶液を 含んでなる、非経口的投与のための組成物を提供する。種々の水性担体、例えば 、水、緩衝化された水、0.4%の生理食塩水、0.3%のグリシン、20〜3 0%のグリセロールなどを使用することができる。これらの組成物は普通のよく 知られた滅菌技術により滅菌することができる。生ずる水溶液を使用のために包 装するか、あるいは無菌的条件下に濾過および凍結乾燥することができ、凍結乾 燥した調製物を投与前に無菌の水溶液と組み合わせる。組成物は生理的条件に近 似させるために要求される、医薬として許容される補助物質、例えば、pH調節 剤および緩衝剤、浸透圧調節剤なと、例えば、酢酸す(・リウム、乳酸す1・1 1ウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウムなとを9存する、−と かできる。、=わらの配合物中の組み換えAOAHの濃度は、広(:、4″なわ ち、約0.05%から、通常少なくとも約1重1%より低くから、15または2 5重量06まで変化する、二とができ、そして特定の選択し、た投与のモードに 従い、主として流体の体積、粘度なとにより選択されるでちろう。非経口的に投 与可能な化合物を調製する実際のブラ法は既知であるか、あるいは当業者にとっ て明らかであり、そして、例えば、Remington’ s Pharmac eutical 5cience 、第16版、Mack Publishin g Company、ペンシルベニア州イートン(1982) (これをこ−に 引用によって加える)より詳細に記載されている。
組み換えAOAH分子を含有する組成物は予防的および/または治療的処置のた めに投与することができる。治療的適用において、組成物は既にグラム陰性バク テリアの病気に悩む患者に、その病気および合併症を治癒するか、あるいはそれ らに関連するLPSの毒性の作用を少なくとも部分的に阻止するために十分な量 で投与される。これを達成するために適切な量は「治療的有効な投与量」と定義 される。この使用のために有効な量は、グラム陰性の感染のひどさおよび患者の 全体的状態に依存するであろうが、一般に約lμg〜約IOμgの組み換えAO AH/70kgの体重の範囲である。本発明の物質は一般に重大なバクテリア性 の病気の状態、すなわち、生命を脅かすか、あるいは潜在的に生命を脅かす場合 において使用することができることを心に留めなくてはならない。このような場 合において、本発明により可能とされた外来性物質の最小化および組み換えAO AHの特異性にかんがみて、実質的に過剰のこれらの組み換えAOAH組成物を 投与することが可能でありかつ処置する医者は望ましいと感するであろう。
予防的適用において、組み換えAOAHを含有する組成物はグラム陰性の病気に 対して感受性であるか、あるいはそうでなければその危険にある患者に投与して 、患者自身の抗バクテリア/抗1、PSの能力を増強する。このような量は「予 防的に有効投与量」であると定義される。この使用において、正確な量は再び患 者の健康状態に依存する。
組成物の1回まt:は多数回の投与は、処置する医者により選択される投与量の レベルおよびパターンで実施することかできる。いずれの場合においても、医薬 配合物は患者を有効に処置するために十分な量の本発明の組み換えAOAHを提 供する。
以下の実施例を要約すると、実施例1はクローニングベクターおよび発現の構成 を記載する。実施例2はヒトAOAHをコードするDNA配列のクローニングを 記載する。実施例3は哺乳動物細胞の中のAOAHの発現を記載する。
次の実施例によって、本発明をさらに説明する。これらの実施例は本発明は限定 しない。
実施例 制限エンドヌクレアーゼおよび他のDNA修飾酵素(例えば、T4ポリヌクレオ チドキナーゼ、仔ウシアルカリ性ホスファターゼ、DNAポリメラーゼI (ク レノー断片)、T4ポリヌクレオチドリガーゼ)をベーリンガー・マンハイム・ バイオケミカルス(BoehringerMannheim Biochemi cals)、ベセスダ・リサーチ・ラボラトリーズ(Bethesda Re5 earch LaboratoiesXBRL)およびニュー・イングランド・ バイオラプス(New England Biolabs)から入手し、そして 、特記しない限り、製造業者の指示に従い使用した。
オリゴヌクレオチドをアプライド・バイオラステムス(AppliedBios ystems)380A型DNA合成装置で合成し、そして変性ゲル上のポリア クリルアミドゲルの電気泳動により精製した。大腸菌(E、 coli)細胞を 、Maniatisら(Molecular Cloning:A Labor atory Manual、−Cold Spring Harbor Lab oratory、 1982 、これをここに引用によって加える)によるか、 あるいはSambrookら(Molecular Clonjng:ALab oratory Manual、 Co1d Spring Harbor L aboratory、第2版、1988、これをここに引用によって加える)に より記載されているように形質転換した。M2SおよびpUCクローニングベク ターおよび宿主菌株はBRLから入手した。
実施例1 クローニングベクターおよび発現ベクターの構成A、 pVEGの構成 前のエンドヌクレアーゼ消化なしにクローニングしたcDNAの転写を可能とす るために、バクテリオファージエフ転写ターミネータ−をクローニングベクター に添加した。推定上のT7RNA転写ターミネータ−の配列は、バクテリオファ ージT′の遺伝子10と遺伝子tiとの間に存在し、Dunnおよび5tudi er(J、Mo1.Biol、166:477−536.1983)により開示 されている。第5図に示すように、4つの合成オリゴヌクレオチドをこの配列か ら設計し、そしてベクターoGEM−1(PromegaBiotec、ライス コンシン州マディソン、から入手した)、すなわちバクテリア由来複製の起点、 アンピシリン耐性遺伝子およびT7プロモーターを多重クローニング部位に隣接 して含有するプラスミド、の中に結合した。末端のホスフェートを、標準的条件 下に(Maniatisら、前掲)、T4ポリヌクレオチドキナーゼおよびAT PをもつオリゴヌクレオチドZC776およびZC777の5′末端に付加した 。(これらおよびここにおいて言及する他のオリゴヌクレオチドの配列を表1に 示す。)インキュベーション後、キナーゼを65°Cにおいて10分間加熱して 殺した。250gのオリゴヌクレオチドZC775および25nHHのオリゴヌ クレオチドZC776を65℃において15分間インキュベーションすることに よってアニーリングし、次いで500 mlの水の中で室温に冷却させた。オリ ゴヌクレオチドZC777およびZC778を同様にアニーリングした。アニー リングしたオリゴヌクレオチドを使用するまで一20°Cで貯蔵した。ベクター pGEM−1をPstlおよびHindrIIで消化し、そして線状化したベク ターのDNAをアガロースゲルの電気泳動により精製した。次いで、合成T7タ ーミネーター(アニーリングしたZC775,ZC776、ZC777およヒZ c778)ヲpGEM−1ノ中1:クローニングした。25ngのベクター+ア ニーリングしたオリゴヌクレオチドZC775/ZC776およびZC777/ ZC778を10μ1(7)反応混合物の中で混合した。14℃において一夜結 合した後、DNAをコンピテント大腸菌(L coli)JM83の中に形質転 換し、そして形質転換された細胞をアンピシリン耐性について選択した。プラス ミドDNAをアルカリ性溶菌手順(Birnboi[llおよびDoly、 N ucl、Ac1ds Res、7: 1513−1523゜1979)により選 択した形質転換体から調製した。これらの試料からのDNAの一部分をPstr およびHindlllで切断し、そして4%のポリアクリルアミドゲル上で分析 して、80bpのPstl−Hindl[I断片を放出するクローンを同定した 。他の診断的切断、例えば、EcoRIおよびNotlも行った。pGEMTと 表示する単離物の1つは、制限分析によりT7ターミネーターの断片を含有する ことが示された。
表1 ZC525GGA ATT CT ZC526GAT CAG AAT TCCZC553AAT TGA TAG  CGG CCG CTT ACT GCAZC554GTA AGCGGCC GCTAT CZC775GCT AGCATA ACCCCT TGG GG CCTCTAA ACGGT CT ZC776CTCAAG ACCCGT TTA GAG GCCCCA AG G GGTTAT GCT AGCTGCA ZC777TGA GGG GTT TTT TGCTGA AAG GAG  GAA CTATGCGGCCGCA ZC778AGCTTG CGG CCG CAT AGT TCCTCCTT T CAGCAA AAA ACCC ZC1750AGG GAG ACCGGA ATT CCCCCCCCCCZ C1751AAT TCT GTG CTCTGT CAA GZC1752G AT CCT TGA CAG AGCGCA GZC2063GAT CCA  AACTAG TAA AAG AGCTZC2064CTT TTA CT A GTT TGZC2465ACA GACTGT TCCATA GCT  AAT TTA ATT TTCTGG CAG AT ZC2487GACTCG AGT CGA CAT CGA TCA GTT  TTT TTTTTT TTT TTT ZC2488GACTCG AGT CGA CAT CGA TCA GCC CCCCCCC ZC2489GACTCG AGT CGA CAT CGA TCA 0表1  (つづき) ZC2631AGG GAG ACCGGA ATT CCCATG GAA  CAG TCTGTG CCA TTCAAA GAT GTZC2632GA CAGA GCA CAG AAT TCG ACT CGA GTCGACA TCGAT CAG ZC2633AGG GAG ACCGGA ATT CGA CTCGAG  TCG ACATCG ATCAG ZC2703GACAGA GCA CAG AAT TCG AGCACA  CAG CATTGCACA GTCGT ZC2704AGG GAG ACCGGA ATT CTCCAG CTCT TT GTGTGT GGCTCT C ZC3074ACT TGG GAA TTCGTCGACCACCAT GC A GTCCCCCTG GAA A ZC3075TTT ACA AAA CTCGAG AGT GTGZC30 76CACACT CTCGAG TTT TGT AAA CAG AACA CTG ZC3077AACATG GGA TCCATT GGG CAG GTG  GGA ATTATG ATG CTT CAG AGT CTG CAT G ACZC3078CCCAAT GGA TCCCAT GTT ATT TT G TAT GGCTTA CCA GAT ZC3079GGT GCA TGG TCG ACG AAT TCT CA G TGCCCGCT ZC3202TTA ATT TTCTGG CAG ATCTTG GCCZ C3203TAG GGT GTG TACTAG TGG TGT CTGプ ラスミドpAR2529(Rosenbergら、Gene、56 : 125 −135. 1987)からの天然T7ターミネーターをプラスミドpGEMT に添付した。ブラスミドpGEMTをBamHおよびBglIIで消化した(第 5図) 、 pAR2529からのBamHI−BglII ターミネータ−断 片をアガロースゲルの電気泳動により精製した。ターミネータ−断片をBamH l消化したpGEMTに結合し、そしてDNAをコンピテント大腸菌(E、co li) LM1035細胞の中に形質転換した。アンピシリン耐性のコロニーを 一夜の増殖のための5mlの培養物の中に接種した。アルカリ性溶菌手順により 調製されたプラスミドDNAを、BamHI−Sail消化および8%のポリア クリルアミドゲル上の電気泳動により、適切なターミネータ−の向きについてス クリーニングした。130 bpのBamHI−3al I断片の存在により証 明されるように、ターミネータ−を正しい向きに含有するクローンを選択し、そ して匹EMTTと命名した(第5図)。
M13ファージのタンパク質の存在下に一本鎖DNAとしてpGEMTTをパッ ケージング可能とするために、pUc382 (VieiraおよびMessi ng。
Methods Enzymol、 153 : 3−11.1987に記載さ れているように、pUC]、1gおよび119に類似する)からの、M13遺伝 子間領域をpGEMTTに付加したく第5図)。プラスミドpGEMTTをFs p[およびNarIで消化し、モしてT7プロモーターおよび転写ターミネータ −を含有する断片を精製した。プラスミドpUC382をFspiおよびNar lで消化し、そしてアンピシリン耐性遺伝子およびM13遺伝子間領域を含有す るをコードする断片をゲル精製した。次いで、これらの断片をT4DNAリノj 〜ゼの存在下に一緒に結合した。結合したDNAをコンピテント(E、eoli ) LMi035細胞の中に形質転換した。12のアンピシリン耐性コロニーか らのプラスミドDNAをアルカリ性溶菌法により調製し、そしてDNAをAva  Iで消化することによってスクリーニングした。適当な構成体は、2430b pの1つおよび709 bpの他のものの、2つのノくンドを与えた。1つのこ のような単離物を選択し、モしてpVEGと命名した。
B、 pDVEG ’の構成 プライム配列をコードする合成オリゴヌクレオチドを、BamHI部位とEco R[部位との間においてpVEGに付加した(第6図)。プラスミドpVEGG  BamHIおよびEeoRIで消化し、そしてベクターの断片をゲル精製した 。96ngの各オリゴヌクレオチドZC1751およびZC1752を、4.5 μlの10mMのトリスpH7,5、20mMのMgC1gおよびl0mMのN aC1の中で65°Cにおいて20分間アニーリングし、次いてこの混合物を3 0分かけて室温に冷却した。アニーリングしたオリゴヌクレオチドをT4DNA リガーゼでpVEGベクター断片に結合し、次いでコンピテント大腸菌(E、  coli) LM1035細胞の中に形質転換した。−夜増殖させてコロニーを 発生させた後、フィルターのリフトを寒天プレート上のコロニーから取った。フ ィルターを0P標識したオリゴヌクレオチドZC1752でブロービングした。
コロニーのすべては陽性であった。
プラスミドDNAを12のコロニーから増殖した培養物から調製した。
プラスミドDNAを5stlの消化によりスクリーニングして、pVEGのEo R1部位とBam81部位との間の5st1部位の不存在を評価した。プラスミ ドDNAのすべての12はSst[消化について陰性であった。これらの12の 単離物の1つを選抜し、そしてpVEG’ と命名した。
アスペルギルス属(Aspergi 1lus)のアルコールデヒドロゲナーゼ cDNAから誘導されたポリアデニル化配列をpVEGに付加した。第7図に示 すように、プラスミドpMO98(公開された欧州特許出願(EP)第272. 277号に開示されており、そしてアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシ ョンに受け入れ番号53428で受託された)を叶a[およびBamHIで消化 し、そしてほぼ150 bpのポリ(A)断片をアガロースゲルの電気泳動によ り精製した。この断片は非常にわずかのフランキングcDNAをもつほとんどの ポリ(A)配列を含有した。
pVEGの中へのポリ(A) cDNA断片をクローニングするために、pVE GをBamHIおよびSmaIで消化し、そして3.4kbのベクター断片をゲ ルm製した。ベクターおよびポリ(A)断片をT4DNAリガーセと一緒に結合 I2て、ベクターpVEGTを生成した(第7図)、。
プライム配列をコードする合成オリゴヌクレオチドをpVEGTに付加した。こ れを達成するため(ご、pVEGTをNotlおよび5stlて消化し、ぞして ポリ(A)断片および2つのT7転写ターミネータ−を含有する3701)pの 断片をアガロースゲルの電気泳動により精製した。プラスミドpVEG ’をN ot[およびBamHIで消化し、そして3.2kbのベクター断片をゲル精製 した。アニーリングしたとき、BamHI−3st[アダプターを形成した2つ のオリゴヌクレオチド(ZC2063およびZC2064)を合成した。2つの オリゴヌクレオチドを個々にキナーゼ処理しそしてアニーリングし、そして直線 化したベクターおよびポリ(A)−ターミネータ−断片と結合した。pVEGT  ’ (第3図)と表示する生ずるベクターは、T7RNA転写プロモーター、 プライム配列によりフランキングしたEeoRI クローニング部位、ポリ(A )トラクト、および2つのT7RNAプロモーターを含有した。
C,DVEGの構成 哺乳動物の発現ベクターpVAPDBam8(第8図)すなわちアデノウィルス に基づくベクターは、方向性クローニング特性を有する哺乳動物細胞のベクター の構成のための出発物質であった。このベクターの重要な要素は、アデノウィル ス由来複製起点、SV40エンノ−ンサー、アデノウィルスの2つの主要後期プ ロモーターおよびトリパルタイトリーダー配列、1対のRNAスプライス部位、 クローニング部位、およびポリ(A)付加配列である。当業者は理解するように 、これらの要素は種々の源から得ることができ、そして特定の出発物質およびこ こに記載する操作を便利さのために選択した。EcoRI クローニングしたc DNAの発現ベクターの中へのサブクローニングを促進するだめに、EeoRI  クローニング部位をpVAPDBam8に付加した。
ベクターをまず修飾して、プライム配列をBc11部位に挿入することかできる ようにした。認識配列内のメチル化された部位の不存在を必要とする、Bcll による消化のためにpVAPDBam8を調製するため(修飾マイナスおよび制 限マイナス)の中に形質転換した。生ずるプラスミドpVAPDBam8−1を Bel[で消化した。2つのキナーゼ処理しそしてアニーリングしたオリゴヌク レオチドZC525およびZC526により形成したアダプターをBa1l消化 したベクターと結合した。この構成体をつくるために、2つのアダプターを平滑 末端結合し、次いで二重のアダプターをBe1lクロ一ニング部位の中に結合し 、BclIによりフランキングされた2つのEcoR1部位を有するベクターを 生成しなくてならなかった。このベクターをVAPDRと命名した(第8図)。
このベクターの復製のウィルス由来付近の他のEcoR1部位を除去するために 、VAPDRをXho IおよびPvulで消化し、そしてスプライス部位およ びポリアデニル化配列を含有する212kbの断片をゲル精製した。同様なベク ターpDX(公開された欧州特許出願BP276、846号に開示されており、 そして第8図に示されている)から、複製のアデノウィルス由来、SV40エン ハンサ−およびアデノウィルスの主要後期プロモーターを含有する1、 7kb のXho [−Pvu I断片をゲル精製した。
これら2つの断片を一緒にT4DNAリガーゼで結合して、ベクターVAPDx Rを生成した(第8図)。
次いでM13遺伝子間領域をVAPDxRに加えた。プラスミドpVEGをPv u[IおよびNarlで消化し、T4DNAポリメラーゼで平滑末端とし、次い でBamHI リンカ−をT4DNAリガーゼとともに添加した。結合生成物を BamH[で消化し、そしてDNA断片をゲル精製した。VAPDxRをBam HIで完全に消化し、そしてBclIで部分的に消化した。アデノウィルスの発 現ユニットを含存するBc l I−BamHIをゲル精製した。pVEGおよ びVAPDXRからの断片を結合し、そしてコンピテントLM1035細胞の中 に形質転換した。この構成体を遺伝子開領域の正しい向きについてスクリーニン グした。所望の向きは、主要な後期のプロモーターにより合成されたRNAに・ 関してアンチセンスの極性の一本鎖DNAを提供するであろう。この配置を育す る構成体をpPVEGと命名した(第9図)。
プライム配列をpPVEGに添加し、このプラスミドをEcoR[で消化した( 第9図)。オリゴヌクレオチドZCI773およびZC1774をアニーリング することによって構成されたプライム配列を、EcoRI消化したベクターに結 合した。結合したDNAをDH5αF3細胞(BethesdaResearc h Laboratoiesから入手した)の中にエレクトロボレイシヨンし、 そして細胞をプレートした。コロニーのプロットが得られ、そして標識したZC 1773およびZC1774をブロービングした。プラスミドDNAを陽性のコ ロニーから調製し、そしてXL−1青色細胞(StratgeneClonin g Systemsから入手した)(これはM2Sの感染のために要求されるテ トラサイクリン耐性F′を含有する)の中にエレクトロボレイシヨンした。プラ スミドDNAをテトラサイクリンおよびアンピシリンの両者に対して耐性である コロニーから調製した。EcoR1部位付近の領域を、二本鎖ジデオキシ鎖停止 DNA配列分析により配列決定した。プライム配列の正しき向きをもつ構成体を 選抜し、そしてpDVEG ’ と命名した。
D、λHG3の構成 プラスミドpGEMTを、次のようにしてλGTIIの中にサブクローニングし て、クローニングしたDNA配列のレスキューおよび分析を促進した。ラムダG TII DNAをEcoRfで消化し、そして末端のホスフェートを仔ウシアル カリ性ホスファターゼで処置して除去した。プラスミドVAPDxR(実施例I D)をPstlで消化し、そしてゲル精製した。
オリゴヌクレオチドZC554およびZC553を、アニーリングしたとき、内 部のNot[部位をもっEcoRI−Ps t [アダプターを形成するように 設計した。上のZC554およびZC553をキナーゼD処理し、アニーリング し、そして線状化されたVAPDxRベクターに結合した。結合生成物をゲル精 製し、モしてEcoRI消化したラムダGTIIに結合した。結合混合物をパッ ケージングし、そして大腸菌(E、 coli) Y1088細胞上にプレート した。VAPDXRベクターを含有するファージを、EcoRI−Ps t 1 アダプターを含有するニック翻訳し、ゲル精製したVAPDxRのDNAを使用 して、プラーク精製した。1つのこのような単離物をλGH4と呼ぶ。プラスミ ド9GEMTをλGH4のNot1部位の中に挿入した。ラムダGH4をNot 4で消化して線状化し、そして仔つシアルカリ性ボスファターゼで処理した。プ ラスミドpGEMT(実施例IA)をNot[で消化して線状化した。線状化し たλGH4および線状化したpGEMTを一緒に結合し、パッケージングし、そ して大腸菌(E、 coli) Y1088細胞上にプレートした。pGEMT を含有するクローンを、プローブとしてニック翻訳したpGEMTを使用してプ ラーク精製した。この構成体をNotrで消化して評価し、モしてλHG3と表 示した。
E、哺乳動物の発現ベクターZem229Rの構成ベクターZem229RI! 第10図に示すようにZem229から構成した。プラスミドZe+n229は pactsに基づく発現ベクターであり、マウスメタロチオネイン−lプロモー ターtosV40転写ターミネータ−との間にクローニングしたDNAの挿入の ための独特BamH1部位、SV40の早期のプロモーターを含有する発現ユニ ット、マウスジヒドロフオレートリダクターゼ遺伝子、およびSV40ターミネ ータ−を含有する。
Zem229をEcoR[による部分的消化、DNAポリメラーゼ■ (クレノ ー断片)およびdNTPにより平滑末端化および再結合により修飾して2つのE coR1部位を欠失した。生ずるプラスミドをBamHIで消化し、次いて線状 化されたプラスミドをBamHiEcoRIアダプターと結合すると、独特Ec oR[クローニング部位か生成した。生ずるプラスミドをZem229Rと表示 した。
実施例2 AOAHをコードするDNA配列のクローニングA、 AOAHのアミノ酸配列 AOAHをDMSO処理したHL−60細胞から精製し、そしてマウスを免疫化 するために使用した。抗体を誘発するために、はぼ純粋なAOAHをレンチルレ クチン−セフyローズ(SepharoseXPharmacia)に吸着させ 、そして生ずる複合体をマウスに腹腔内注射した。マウスの牌細胞をSP/ 2  m胞と融合した後、生ずるハイブリドーマを活性消耗アッセイによりAOAH に対する抗体の生産についてスクリーニングした。溶液からAOAH活性を消耗 した1つのモノクローナル抗体はまた、ウェスタンプロット分析でAOAHの5 0kDのサブユニットに結合した。
次いで、純粋なAOAHのサブユニットを2−メルカプトエタノールで還元して 分離し、そして5DS−PAGEゲル上で分離し、50kDのバンドを膜上にブ ロッティングし、そしてN末端のアミノ酸配列をアミノ酸のマイクロ配列分析に より決定した。表2に示す29アミノ酸をコア配列と表示した。
Xxx AspIle Xxx Ser Leu Pro Val Leu A la Lys [1eXxx Gln Lys lie Lys Leu Al a Met Glu Gin XXX ValPro Phe Lys Asp  Val2つの合成ペプチドをコア配列の一部分から合成した(Cys Ala Ala Ser Leu Pro Val Leu Ala Lys lle  Cys Gln Lys Leu Ala MetGlu Gin 閃Cys  Ala Ala Ser Leu Pro Vat Leu Ala Lys  Ile GlyGln Lys Leu Ala Met Glu Gin)。
キーホールリンペットヘモシアニンを各ペプチドのCys−Ala−Alaのト リブレットのCys残基を介してペプチドに、Greenら、Ce11.28  : 477−487.1982)に本質的に記載されているによりカップリング した。ペプチドで免疫化したウサギからの血清は、また、ウェスタン分析により 50kDのタンパク質を固定した。
B、コア配列の増幅 用して単離した。簡単に述べると、lμgのHL−60ポリ(A)″RNAを、 合15m1ノ5mM(D ト’) ス9H7,0、0,05mMI)EDTAO )中に希釈し、65°Cに3分間加熱し、氷水の中で急冷し、そして6μg/μ lのランダムブライ7− (Pharmacia LKB Biotechno logy 、ニュージャーシイ州ピッツバーグ)を含有するIOμIの50+n MのトリスI(C1,pH8,3゜75mMのKCI 、10mMのDTT、3 mMのMgC1t 、500 aMのdNTP、0.5 μCi/μlのα’  ”P−dATPの中で逆転写した。この反応を45°Cにおいて5分間予備イン キュベーションし、そして20U/μmのMMLV (H−)逆転写酵素(Be thesda Re5earch Laboratoiesから入手した)に添 加した。インキュベーションを42℃において1時間続けた。インキュベーショ ン後、TCA沈澱性のカウントを決定した。1μmの反応混合物を500μmの 100μgのキャリヤーRNAを含有する水に添加した。DNAを500μlの 20%のTCAで沈澱させた。この試料の100μmを直接計数して反応におけ る合計の計数を決定した。TCA試料の残部をガラスフィルター上に集め、そし て10%のTCAで洗浄し、そして計数した。この合成は250 ngのDNA を生じた。
90μlの1mMのEDTA、 1.2 HのKOHを反応試料の残部に添加し た。
試料を65°Cにおいて15分間インキュベーションしてRNAを加水分解した 。プライマーおよび小さい分子をアルカリ性セファローズ6Bカラムのクロマト グラフィーにより除去し、1mlの使い捨てピペットの中の50mMのKOH、 O,l mMのEDTAの中に注いだ。(このカラムは使用前に50力ラム体積 の緩衝液で洗浄した。)空隙体積中のcDNAを集め、そして5μgのキャリヤ ーとしてのカキグリコーゲンの添加後、エタノール沈澱させた。ランダムプライ ムドcDNAを50μIの10mMのトリスpH7,4、10mMのNaC1, および0.1mMのEDTAの中に再懸濁させた。
開示した配列の末端の部分に相当しかつさらにサブクローニングを促進するよう に末端のEcoR1部位をコードする配列を含有する、縮合オリゴヌクレオチド を設計しそして合成した。センスコアプライマーの族、ZC2388(表3)お よびアンチセンスコアプライマーの族、ZC2295(表3)を使用して、Le eら(前掲)に本質的に記載されている方法に従いcDNAを増幅した。42n gのランダムプライムドcDNAを100 μmの反応混合物の中にIXPCR 緩衝液(Perkin Elmercetus 1/−ウオーク) 、200  aMのdNTP、 400ピコモルのZC2388゜400ピコモルのZC22 95およ2.5UのTaqlを含有する反応混合物に添加した。鉱油のオーバー レイを反応混合物に添加し、モしてPCR反応を表4に示す条件下に実施した。
表3 ZC2388〜センスコアプライマーの族237−1256の族 EcoRI A A A CCCA TCAGAATTCGTGTTGGCGAAGATTT ZC2295−アンチセンスコアプライマーの族26マー、128の族 EcoR[AA TGCC GATGAATTCACATCCTTAAAGGGGACT ZC2389−128の17マーのプローブの族A TCCAA AAACTGGCGATGGAGCAGT ZC2298−16の26マーの■−プローブの族A、AA A CAGAAGAT IAAG IT IGCIATGGAGCA表4 94°Cで3分間 30°Cて2分間 3サイクル 72°Cて4分間 94°Cで2分間 55℃で2分間 40サイクル 72°Cで4分間 最後のサイクル後、試料を100μmのクロロホルムで抽出して油のオーバーレ イを除去した。5μgのカキグリコーゲンおよび4μI(7)0.5MのEDT Aを添加し、試料をフェノール−クロロホルムで抽出した。増幅したDNAをエ タノール沈澱させ、そして60μIの水の中に再懸濁させた。
再懸濁した増幅したDNAをλHG−3のEcoR[部位の中にクローニングし た。これを達成するために、増幅したDNAをEcoRIで消化し、そして消化 物を4%ヌシーブ(NuSieve)アガロースTBEゲル上で展開した。紫外 線の証明は約71ヌクレオチドにおいて淡いバンドを明らかにした。このバンド をNA−45紙(Schleicher and 5chuell)上に電気泳 動させ、そして65°Cにおいて400 μmの1.5MのNaCl、 10m MのトリスI)87.4および0.1mMのEDTAの中で20分間インキュベ ーションした。5μgのカキグリコーゲンの添加後、試料を3回フェノール−ク ロロホルム抽出し、そしてエタノール沈澱させた。DNAを10μlの水の中に 再懸濁させた。
EcoRIで消化しそして仔ウシアルカリ性ホスファターゼで脱リン酸化したλ HG−3と、EcoRI消化したDNAを結合した。結合混合物を室温において 2時間インキュベーションした。ギガバック・プラス(Gigapack Pl us)パッケージング混合物(Stratgene CloningSyste ms、 Inc、、カリフォルニア州うジョラ)を添加し、そして室温において 2時間インキュベーションした。インキュベーション後、225μIの3M緩衝 液(Maniatisら、前掲)を添加し、そしてこの溶液をおだやかに渦形成 した。30μlのクロロホルムを添加し、そして試料をおだやかに渦形成した。
2分の遠心分離後、水性相をl/に本質的に記載されている方法により調製した 。被覆PCRプライマーの間の配列を同定するプローブの2つのオリゴヌクレオ チドの族を設計した。プローブの族、ZC2389およびZC2298は、17 マーの128オリゴヌクレオチドの族および267−の16オリゴヌクレオチド の族から成り、それぞれ、最も不明確な位置にイノシンをもっていた(表3)。
これらのオリゴヌクレオチドをキナーゼ処理し、そして重複プラークのリフトを 各プローブの族でブロービングした。6つの陽性のプラークをそれ以上の分析の ために選択した。
プレートのリゼイトを各単離物から調製し、そしてラムダDNAをHe1m5ら (DNA、4 :39.1985)に本質的に記載されている方法により得た。
λベクターの中に存在するプラスミドを、Hagen(前掲)に本質的に記載さ れている「λ−ポツプJと呼ぶ方法により解放した。簡単に述べると、λ単離物 をNotlで消化し、これは完全なpGEMTプラスミドを遊離した。Not[ 消化したDNAを室温において5時間給合し、次いでリガーゼを65°Cにおい て10分間加熱変性した。結合混合物をフェノール−クロロホルム抽出し、エタ ノール沈澱させ、そBiochem、、 114 : 193.1981)に本 質的に記載されている方法により調製した。コア断片のDNA配列を、二本鎖プ ラスミドDNAについてジデオキシ鎖停止法により、ベクターの配列のプライマ ーを使用して決定した。DNA配列の翻訳は、推定されたアミノ酸配列(表5) がコアAOAHアミノ酸配列と同一である、すなわち、それぞれ、Cysおよび Serをもつ位置13および23(表2)に未知のアミノ酸を供給することを示 した。
Vat Leu Ala Lys Ile Cys Gin Lys [le  Lys Leu Ala Met5’ GTT TTG GCCAAG ATC TGCCAG AAA ATT AAA TTA GCT ATGl 10 2 0 30 Glu Gln Ser Val Pro Phe Lys Asp ValG AA CAG TCT GTG CCA TTCAAA GAT GT 3’C 8部分的cDNAクローンの単離 部分的AOAHcDNAのクローンを、DMSO刺激したHL−60細胞のRN Aから調製したcDNAライブラリーから得た。このライブラリーのためのRN A鋳型を、Chirgwinら(BiochemistrY、 18 : 52 94−5299.1979)に本質的に記載されている方法により調製した。ポ リ(A) −RNAをオリゴ−d (T)カラムに2回通過させて選抜した。ラ ムダgtllライブラリーを、このRNAから、インビトロゲ・インコーホレー テッド(Invitrogen Inc、)の「ラムダ・ライブラリー(Lam da Librarian)Jキットおよび製造業者の指示の変更を使用して調 製した。簡単に述べると、二本鎖cDNAを、5μgの2回選択したポリ(A) ′″RNAおよび製造業者の記載した指示を使用して合成した。cDNAをT4 DNAポリメラーゼで平滑末端とし、EcoRIアダプターを添加し、そしてc DNAを製造業者か記載するようにリン酸化した。リン酸化後、cDNAを2回 フェノール−クロロホルム抽出した。cDNAの大きさで選抜し、そして10m MのトリスpH7,4、150mMのNaC1および0.1mMのEDTAと平 衡化した1、1mlのセファローズ6B−CLカラムのクロマトグラフィーによ り、組み込まれなかったプライマーを除去した。cDNAを含有する空隙体積の 分画をプールし、そしてcDNAをエタノール沈澱させた。cDNAをEcoR I消化した脱リン酸化ラムダgtll (C1ontech Inc、)に結合 した。DNAをギガパック・プラス(Gigapack Plus)ノく・yケ ージング混合物(Stratgene Cloning Systems)を使 用してパッケージングし、そして大腸菌(E、 coli) Y1088細胞上 にプレートした。
1%のバックグラウンドをもつ13.3X 10”の独立の単離物を含有する、 プレートのリゼイトのライブラリーを調製した。ライブラリーのアクチン陽性は 0.34%であった(Hagenら、Bio/Technology、6 :3 40、1988)。プレートのリゼイトのライブラリーをクロロホルムの上で4 °Cにおいて貯蔵した。
ライブラリーをAOAHcDNAクローンについてスクリーニングするために、 7.2XIO’のファージを含有する重複フィルターのリフトを調製した。フィ ルターを放射線標識したZC2465(これはコア配列から設計した)でブロー ビングした。このプローブを37°Cにおいて20%のウルリッヒ(Ullri ch)のハイブリダイゼーション緩衝液(Ullrichら、EMBOJ、、3  : 361−364.1984)の中でハイブリダイゼーションし、そして2  xssc : Maniatisら、前掲)の中で50°Cにおいて洗浄した 。重複リフト上に現れた2つの潜在的陽性をプラーク精製し、そしてクローン1 .1およびクローン2.1と表示した。これらの標識したクローンからのcDN AインサートをpDVEG ’の中にサブクローニングし、そして二本鎖ジデオ キシ鎖停止DNA配列の分析により配列決定した。クローン1.1および2.1 のcDNAインサートの配列の分析は、2つのクローンかオーバーラッピングし ているか、不完全であり、そして5′末端付近に異なる配列および異なるコード 能力を含有することを示した。
D、3’AOAHコ一ド配列の増幅のための3′鋳型cDNAの調製オリゴ−d  (T) 、 Xhol、 5allおよびC1a[プライマーをコートするよ うに設計した。2C2487を利用するU−937ポリ(A) ”RNA (表 1)から、相補的DNAを合成した。2μmの水中の1agのU−937ポリ( A)−が濃縮したRNAを2μmのトリスpH7,0、0,1mMのEDTAと 混合し、65°Cにおいて3分間加熱し、そして氷°水中で急冷した。2μmの 5×緩衝液(50mMのトリスHCI 、 pH8,3、10mMのDTT、3 mMのMgC12)を0.5μ+の10m1JのdNTP、1 μmの5ピコモ ル/μlのZC2487,1,Ou lの水および0.5mlの5μci/μl のa 32P−dATPと混合した。RNA溶液を反応混合物に添加し、モして 45°Cにおいて5分間予備インキュベーションした。予備インキュベーション 後、1μlの200単位/μlのMMLV (I(−)逆転写酵素を添加し、そ して試料を45°Cにおいて1時間インキュベーションした。インキュベーショ ン後、1μmの0.5MのEDTAおよび1μlの5NのKOHを試料に添加し 、そしてRNAを65°Cにおいて15分間インキュベーションすることによっ て加水分解した。
E、5’AOAHコ一ド配列の増幅のための5′鋳型cDNAの調製AOA!( コード配列の5′部分に対して相補的なりNAを、Frohmanら(前掲)に 本質的に記載されている方法により調製した。表4に示すコア配列のヌクレオチ ド8〜40に相当するアンチセンス配列をエンコードするオリゴヌクレオチドの プライマーZC2487を利用して、U−937ポリ(A)RNAから相補的D NAを合成した。2μlの水中の1agのポリ(A)が濃縮したRNAを2ml の10mMのトリスp87.0+0.1mMのEDTAと混合し、65°Cにお いて3分間加熱し、そして氷水中で急冷した。2μlの5×緩衝液を0.5μl の10mMのdNTP、l /、c Iの5ピコモル/μmのZC2634,1 ,0μlの水および0.5μmの5μC4/μmのα32P−dATPと混合し た。RNAの溶液を反応混合物に添加し、モして45°Cにおいて5分間予備イ ンキュベーションした。予備インキュベーション後、1μlの200単位/μl のMMLV (H−)逆転写酵素を添加し、そして試料を45°Cにおいて1時 間インキュベーションした。インキュベーション後、lμlの0.25MのED TAおよび290μmの5NのKOHを試料に添加し、モしてRNAを65℃に おいて15分間インキュベーションすることによって加水分解した。
製造業者が記載した条件を使用して50mMのKOHおよび0.1mMのEDT Aの存在下に、セントリコン・スペシャル(Centricon Specia l)YM−100限外濾過装置を通す限外濾過により、cDNA試料からプライ マーを除去した。濾過後、DNAを5μgのカキグリコーゲンの助けによりエタ ノール沈澱させた。DNAを5.7μlの820の中に再懸濁させた。5.7μ mのDNAを0.3μlの水、2μlの5XTdT緩衝液(100mMのカリウ ム力コジレート、pH7,2,2mMのCaC1t 、0.2 mMのDTT  、1 mg/mlのBSA)およびlμlの1mMのdGTPと混合することに よって、DNAをG−テイル形成した。15°Cにおいて5分間予備インキュベ ーションした後、38.5単位の末端のデオキシヌクレオチジルトランスフエラ ーゼ(Collaborative Re5earchから入手した)を反応混 合物に添加した。さらに3分間インキュベーションし、そして90μmの200  mMのNaCI + 20mMのトリスpH8,3を添加して反応を停止させ た。DNAをエタノール沈澱させ、エタノールで洗浄し、そして20μIの水の 中に再懸濁させた。
テイルしたcDNAの第2鎖の合成のために、20μlのG−ティルトDNAを 47μmの水、lOμlのl0XPCR緩衝液(−MgC1z) (500mM のNaCl 、 100mMのトリス−C1,pH8,3(室温において)、0 .1%のゼラチン、16μmの1.25mMのdNTP、4 μlの50mMの MgCIz 、5ピコモルのZC2488(これはポリ−d (C) 、 Xh ol、 5alt、 C1alプライマーをコードする)と混合した。試料を9 4°Cにおいて5分間インキュベーションした後、5単位のTaq [を添加し 、そして油のオーバーレイを添加した。40°Cにおいて5分間インキュベーシ ョンし、そして72°Cにおいて15分間インキュベーションした。1μlの2 50 mMのEDTAを添加して反応を停止させ、そして試料をクロロホルムで 抽出して油のオーバーレイを除去した。5μgのカキグリコーゲンを添加し、そ して試料をエタノール沈澱させた。
F、5′および3′鋳型CDNA(7)濃縮5′および3′鋳型cDNAをアル カリ性ゲル電気泳動により分別し、そして各ゲルの分画からのDNAをPCR増 幅して、増幅可能なAOAHコード配列を含有するゲル断片を同定した。等しい 体積の2×アル力リ性配合色素(60mMのNaOH,4mMのEDTA、 2 0%のグリセロール、および60容量%のブロモレゾール紫、水で飽和した)を 3′鋳型cDNAに添加した。5′鋳型cDNAの中の1/2のIINAを同様 に電気泳動のために調製し、そして試料のDNAを1%の低融点のアルカリ性ア ガロースゲル上で分別した( 30mMのNaOH+ 2 dのEDTA中の1 %の低融点のアガロース)電気泳動後、アガロースゲルを、3 ’ cDNAに ついて7.000〜700のDNAを表す12−0.5cmの断片、および5  ’ cDNAについて8−1cmの断片に切断した。ゲルの断片を65°Cにお いて溶融した。3′鋳型cDNAを含有する溶融したゲル断片を3 ’ cDN Aについて400μmの水で希釈した。5 ’ cDNAを含有する溶融したゲ ル断片を直接使用した。
PCR増幅は、Frohmanら(前掲)に本質的に記載されているように、3  ’ cDNAについてゲル断片1〜12および5 ’ cDNAについてゲル 断片2〜6を使用して実施した。10μmの断片1−12からの3′鋳型cDN Aの各々を、toμtのIQXPcR緩衝液(−hclz) 、 57μmの水 、16μmの1.23mMのdNTP、2 μlの50mMのMgC1z 、2  u Iの5ピコモル/μlのZC2469(コア配列のヌクレオチド1−22 をエンコードする)および2μlの5ピコモル/μlのZC2489(Xhof −SalI−C1alアダプタ一配列をエンコードする)と混合した。lμlの 断片2〜6からの5′鋳型cDNAの各々を、10μmのl0XPcR緩衝液( −触C1t) 。
66μlの水、16μmの1.25mMのdNTP、2 a Iの50mMのM gCl2. 2 u 1の5ピコモル/μlのZC2634および2μlの5ピ コモル/μmのZC2633と混合した。5単位のTaq lDNAポリメラー ゼを各混合物に最初の94℃の変性期間の間に添加し、そして鉱油のオーバーレ イを添加し、そして混合物を表6に記載する条件に従い増幅した。
表6 94℃で1分間 50°Cで2分間 72°Cて3分間 40サイクル 94°Cて1分間 65°Cで2分間 72℃で4分間 94℃で2分間 72°Cで4分間 1サイクル 72°Cて4分間 増幅後、10μmのPCR反応の各々を、2μlの5×配合色素(0,45Mの トリス、0.45Mのホウ酸、0.01MのEDTA、 50%のグリセロール 、0.13%のキシレンシアツール、および0.13%のブロモフェノールブル ー)の添加後、0.8%のアガロースゲル上で電気泳動した。ゲルを臭化エチジ ウムのインターカレーションによる可視化および紫外線証明および引き続くスロ ットプロット分析により分析した。3′PCR生成物は臭化エチジウムの染色に よりわずかの小さいノくンドを示したか、キナーゼ処理したアンチセンスプロー ブ(ZC2470)を使用してスロットプロット分析により明らかなように、そ れらのいずれも問題のDNAバンドであることは証明されなかった。スロツトプ ロット分析のパターンは、最大のハイブリダイゼーション可能なノ(ンドかほぼ 1500ヌクレオチドであることを示した。1500ヌクレオチドのバンドは、 3000ヌクレオチドに対する鋳型cDNAを含有する、ゲル断片#3から最も 優勢であった。断片#3から溶出されたDNAをすべての追加の実験において使 用して、3 ’ AOAHコード配列を得た。
5 ’ PCR生成物から生成したPCR生成物の分析は、臭化エチジウムの染 色によりDNAバンドを明らかにしなかった。AOAHcDNAクローン1.1 のランダムプライムド5 ’ EcoR[−Xhor断片を使用するサザン分析 は、ゲル断片#4からの約700ヌクレオチドにおける)1イブリダイゼーシヨ ン可能なバンドを明らかにした。
ZC2469およびZC2489を使用する断片#3からのTUNAの増幅は、 少量の望ましいDNA断片を時々生成した:しかしながら、より小さし1ハイブ リダイゼーシヨン可能なバンドはしばしば唯一のPCR生成物であった。同様に 、所望の5 ’ AOAHのPCR生成物を再現性よく得ることは困難であった 。最後に、PCR生成物は、プライマーの中に含有されている制限部位を介して クローニングするであろう。したがって、「プライム」配列([[agen、同 時係属中の米国特許出願第07/320.191号、これをここに引用によって 加える、に記載されている)をプライマーに添加し、そして増幅後のPCR生成 物のクローニングを促進した。
C15′および3 ’ AOAHコード配列の増幅断片#3からのDNAをオリ ゴヌクレオチドZC2631およびZC2632を使用して増幅した。3′反応 混合物を次のようにして調製した。lμlの断片#3からのDNAを10μmの l0XPcR緩衝液(−MgC1z) 176μmの水、16μm01.25m MのdNTP、2 u 1の50mMのMgC1z、2 tt Iの5ピコモル /μlのZC263i (5’プライムセンスプライマー)および5ピコモル/ μlのアダプター配列の3′に接合したプライム配列をコードする2C2632 の各々と混合した。
断片#4からのDNAをオリゴヌクレオチドZC2633およびZC2634を 使用して増幅した。5′反応混合物を次のようにして調製した。1μmのゲル断 片#4から(7) DNAを104mのl0XPCR緩衝液(−MgC12)。
76μmの水、16μlの1.25mMのdNTP、2 μlの50mMのMg C1t、2 u 1の5ピコモル/μlのZC2633(5’プライムーアダプ ターブライマー)および5ピコモル/μmのZC2634(3’プライムーアン チセンスブライマー)と混合した。5単位のTaq lDNAポリメラーゼおよ び鉱油のオーバーレイを、第1サイクルの94℃の変性工程の間に試料に添加し た。反応混合物を表7に記載する条件に従い増幅した。
表7 プライムプライマーを使用する5′および3′配列を増幅する条件40サイクル : 94゛Cで2分間 72℃で4分間 1サイクルニ ア2°Cで4分間 増幅後、lOμlの各試料をアガロースゲルの電気泳動により分析した。ゲルの 分析は、3′生成物について1500ヌクレオチドにおける小さなバンドおよび 800において主要なバンドを明らかにした。
5 ’ DNAの増幅は、lラウンドのレース給食、DNAをクローニングする ために十分な量の5 ’ PCR生成物を生成しなかった。サブクローニングの ために十分な5 ’ PCR生成物を生成するために、最初の増幅反応からのl OμlのDNAを、表4に記載する条件を使用して、40サイクルの間両増幅し た。増幅後、試料のすべてをクロロホルムで抽出し、次いでフェノール/クロロ ホルム抽出した。DNAをセントリコ・スペシャルYM100マイクロ濾過装置 で濾過し、次いでキャリヤーとしてカキグリコーゲンを使用してエタノール沈澱 させた。
PCR生成物を水の中に再懸濁させた。
二本鎖DNAをT4DNAポリメラーゼでdATPの存在下に処理して、ベクタ ーpVEGT ’の中に存在するプライム配列に対して相補的な一本鎖プライム 配列を生成することによって、PCR生成物をサブクローニングした。PCR生 成物の各々をlμlの10XT4緩衝液、1μmの1mMのdATP、1 u  Iの50mMのDTTおよび■単位のT4DNAポリメラーゼと混合した。反応 混合物を15°Cにおいて1時間インキュベーションした。ポリメラーゼを65 °Cにおいて15分間加熱変性した。
T4DNAポリメラーゼのカット−バックPCR生成物を0.8%の低融点のア ガロースゲルの中で電気泳動させ、そして1500bpおよび800bpのバン ドをゲル精製した。カット−バックしたDNAをカット−バックしたpVEGT  ’と結合した。プラスミドDNAを形質転換体からHol+nasおよびQu igley(前掲)に本質的に記載されている方法により調製した。EcoRI 制限分析によりプラスミドDNAの分析は、1500bpの3 ’ cDNAを 含有する6クローンおよび800 bpの5 ’ eDNAを含有する5クロー ンを明らかにした。これらのクローニングのDNA配列の分析により、クローン がコア配列とオーバーラツプするDNA配列を含有することが確認され、そして 1.1および1.2 cDNAクローンのDNA配列との比較により、2290 bpの全長の配列が確立された。
H,全長のAO,AHcDNAの増幅 5′および3′クローンからの配列から設計したオリゴヌクレオチドのプライマ ーを使用して、断片#3からのDNAのPCR増幅により、全長のcDNAを発 生させた。第1図のヌクレオチド38〜61の配列の5′末端に接合したプライ ム配列をコードするオリゴヌクレオチドZC2703、および第1図のヌクレオ チド2175〜2z98に相当するアンチセンス配列の3′末端に接合したプラ イム配列をコードするオリゴヌクレオチドZC2704を、2つの別々の系列の PCR反応において使用して、2つの独立に誘導されたAOAHクローンを得た 。1つの反応において、1μmの断片#3を100μlの体積のPCR反応(1 ×Taq[DNAポリメラーゼ緩衝液(Promega Biotech)、  200mMのdNTP。
0.25μMの各プライマー、22.5単位/ u MOPrOmega Bi otechのTaqlDNAポリメラーゼ)の中で表8に記載する条件下に増幅 した。
104mの前述の反応を、前述と同一の条件下に、増幅の第2ラウンドにかけた 。生ずるPCR生成物をCと表示した。第2反応において、10μlの断片#3 を前述と同一の条件下にPCR増幅の30サイクルの2ラウンドのための出発鋳 型として使用したが、ただしPromegaBiotechのTaq lDNA ポリメラーゼを45単位/μmの濃度で使用した。
生ずるPCR生成物を4と表示した。
表8 全長のAOAHcDNAを増幅するための条件30サイクル: 94℃で2分間 72℃で4分間 1サイクルニ ア2℃で4分間 室温に冷却する 前述したようにPCRの2ラウンド後、試料Cおよび4をクロロホルムで抽出し て油のオーバーレイを除去した。100μIの20mMのトリスpH8,3+2 0(l mMのNaCl + 20tnMのεDTAを添加し、そしてこの溶液 をフェノール−クロロホルムで抽出した。プライマーをPCR生成物から、アミ コン・セントリコ・スペシャル(Amicon CentriconSpeei al) YM100限外濾過装置で製造業者が記載するように溶離液として水を 使用して、限界濾過することによって除去した。5μgのカキグリコーゲンを添 加して、そしてDNAをエタノール沈澱させた。
PCR生成物およびEeoR[直線化pDVEG(実施例IC)をT4DNAポ リメラーゼを使用してエクソヌク[/アーゼ処理して、プライム配列を露出した 。実施例2Gに記載されているように、PCR生成物を104mのT4DNA4 DNAポリメラーゼいて処理した。1時間後、試料を65°Cにおいて15分間 インキュベーションしてポリメラーゼを不活性化した。DNAを0.8%の低融 点のアガロースゲル上で電気泳動させ、そして増幅したDNAをゲル精製した。
カット−バックしたPCR生成物の各々をカット−バックしたpDVEGに結合 した。
DNAを大腸菌(E、 coH) DH5crF”細胞(Bethesda R e5earchLaboratoies)の中にエレクトロボレイシヨンし、そ してプレートした。プラスミドDNAを調製し、そしてDNAを制限エンドヌク レアーゼ分析により分析した。Cからの1つのクローンおよび4からの1つのク ローンを選択し、そしてC/26および4−33と表示した。クローンC/26 および4−33をジデオキシ連鎖停止法により配列決定した。
C/26および4−33の配列を、それぞれ、第1図および第2図に示す。
■、コンセンサスDNAの構成 PCR合或は、DNA合成のサイクル数および条件に依存して、変異を増幅した DNAの中に組み込むことができるので、コンセンサス配列を確立することにつ いて厳格であることが必要であった。2つの全長のPCRクローンの配列、5  ’ AOAHのPCR生成物、2つの3′AOAH生成物、および2つの部分的 cDNAクローンを比較することによって、コンセンサスAOAHcDNA配列 が第3図に示すように確立された。配列の比較により、クローン4−33 (第 2図)は3つのPCR誘発された3つのアミノ酸の変化を生ずる突然変異を青し 、そしてクローンC/26 (第1図)は9つのPCR誘発された7つのアミノ 酸の変化を生ずる突然変異を育することが示された。
次の最も少ない(3つ’) PCR誘発変異を育するAOAH4−33クローン (第2図)から、AOAHをコードするコンセンサスDNA配列を構成した:位 置601におけるA→G1セリン117をアスパラギンに変化する;位置144 4におけるA→G1アルギニン398をグルタミンに変化する:位置1505に おけるT→C1セリン418をロイシンに変化する。
これらの障害を次のようにして補正して、AOAHI と呼ぶコンセンサスDN A配列を構成した(第4図)。
PCR鋳型調製のための標準的プロトコルおよびPCR反応条件に従った(In nis、 Ge1fand、 5ninskyおよびWhitte、 T、 J 、纏、PCRProtocols、 Academic Press、 199 0) a詳しくは、PCR鋳型はクローンZem229R−4−3−3の2.2 kbのEcoRr断片であった(実施例3)。
第10図に示すように、オリゴヌクレオチドZC3074(ffl乳動物のコン センサスリポソーム結合部位(ヌクレオチド配列CCACCをコードする)を、 5ailおよびEcoR[部位が先行する、開始メチオニンのちょうど上流に挿 入し、そして第2図のヌクレオチド252−269をエンコードするセンスプラ イマー)、およびZC3075(ヌクレオチド576−596に相当しそしてX ho 1部位を位1584に挿入するアンチセンスプライマー)を合成し、そし て4−33DNAを増幅するために使用した。増幅後、DNAをEcoRrおよ びXhoIで消化して、第4図のヌクレオチド2−348をコードする346  bpのEcoRI−Xho [断片を単離した。
クローン4−33の位置601および1444における突然変異(第2図)を、 PCR増幅により、オリゴヌクレオチドZC3076(第1図のヌクレオチド5 76−607に相当し、位置584にサイレント突然変異をつくることによって Xho [部位をつくり、そして位置601における突然変異を補正する、セン スオリゴヌクレオチドのプライマー)、およびZC3077(第1図のヌクレオ チドに相当し、位置1,481.1482および1483にサイレント突然変異 をつくることによって位!1481にBamH1部位をつくり、そして位置14 44における突然変異を補正するアンチセンオリゴヌクレオチドのスプライマー )を使用して補正した。第1O図に示すように、4−33DNAの2.2kbの EcoRI断片を、オリゴヌクレオチドZC3076および3077を使用して PCR増幅した。増幅されたDNAをXholおよびBamHIで消化して、第 4図のヌクレオチド349−1245をコードする897 bpのXho l− Bam1(I断片を単離した。
クローン4−33の位置1505における突然変異をPCR増幅により補正した 。第1O図に示すように、オリゴヌクレオチドZC3078(第2図のヌクレオ チド1473−1511に相当し、ZC3077と同一のBamHI部位を挿入 しそして第2図の位置1505における突然変異を補正するセンスプライマー) 、およびZC3079(第2図のヌクレオチド1967−1999に相当しそし て5alrおよびEcoR1部位を停止コドンの直ぐ下流に挿入するアンチセン スプライマー)を使用して、4−33DNAを増幅した。増幅されたDNAをB an+HIおよび5alIで消化して、第4図のヌクレオチド1246−175 2をコードする507ヌクレオチドのBamH[−5ail断片を単離した。
PCR生成物を第10図に示すようにpUc18の中にサブクローニングした。
第4図のヌクレオチド2−248をコードするAOAHの5′配列を含んでなる EcoRr XhoI断片、および、位置367および1210 (それぞれ、 第1図の位置602および1444に相当する)に補正された配列を有する第4 図のヌクレオチド349−1245に相当するAOAH配列を含んでなるXho l−BamHI断片を、−緒に、εcoRI−BaIDH[消化したI]UCl 3と結合した。生ずるプラスミドは配列分析により確認された。正しいインサー トを育するクローンをEcoR[およびBamHIで消化して、第4図の位置2 −1245に相当するAOAH配列を含んでなるEcoRI−Bamt(I断片 を単離した。別の反応において、位置1270 (第1図の位置1504に相当 する)に補正された配列を育する第4図のヌクレオチド1246−1752に相 当するAOA+(配列を含んでなる、BamHI−3at [断片を、BamH I−5al I消化したpUC18に結合した。
上の結合のAOAH特異的部分か配列の分析により確認された後、部分的AOA HcDNAを第10図に示すように哺乳動物の発現ベクターの中で再アセンブリ ングした。第4図のヌクレオチド1246−1752に相当するAOAH配列を 含んでなるBamHI−EcoRI断片を、正しいインサートを存するプラスミ ドのクローンから単離した。EcoRI−BamHr断片およびBamH[−E coRI断片を、結合により、EcoRI線状化したZem229Rと接合した 。第4図からのAOAHI配列を含有する生ずるプラスミドをpR3431と表 示した(第10図)。
実施例3 培養した哺乳動物細胞の中でAOAHの発現A、補補動動物発現ベクター2em 229R−C/26およびZem229R−4−33の構成 プラスミドC/26および4−33の中に含有されるAOAHcDNAを、哺乳 動物の発現ベクターZe+n229Rの中にサブクローニングした。プラスミド C/26および4−33はEcoRrで消化してAOAHcDNAを単離した。
プラスミドZem229RをEcoRIにより消化により線状化し、そしてウシ アルカリ性ホスファターゼで処理して再環化を防止した。C/26および4−3 3からのcDNAの各々を線状化されたZem229Rと結合した。プロモータ ーに関して正しい向きにC/26および4−33インサートを有するプラスミド のクローンを、それぞれZe+n229R−C/26およびZem229R−4 −33と表示した。プラスミドZem229R−C/26およびZem229R −4−33は、アメリカン・タイプ・フルチャー・コレクション(the Am erica口TypeCulture Co11ection)(米国マリイラ ンド州ロックビレ)に大腸菌(E、 coli)の形質転換体として受託された 。
B9合成シグナル配列を含有するアシルオキシアシルヒドロラーゼのDNA配列 の構成 実施例2.1に記載するようにpUc18の中にサブクローニングされた部分的 5′コンセンサスDNA配列を、さらに修飾して、van He1nje(前掲 )に記載されているルールを使用して設計したアミノ酸配列Pro−Gly−A la−Trp−Alaをもつ天然pre配列の一部分(以後PGAWAと呼ぶ) と置換した。さらに、合成リーダーをpro配列の不存在下および存在下に構成 した。実施例2.1に記載するpUc18の中にEcoRl−BamHIインサ ートとして存在する部分的5′コンセンサスAOAHのDNA配列をEcoRT で消化して、はぼ1.25kbの断片を単離した。2.2kbのEcoRI断片 の一部分を、オリゴヌクレオチドブライマーZC3202およびZC3203を 使用して増幅した(表9)。2μmの水中のほぼ50−100μgのEcoRr 断片を、50ピコモルの各プライマー、8μlの1.25mMの各ヌクレオチド 三リン酸を含有する溶液、5μlのIOXセタス(Cetus)緩衝液および2 .5単位のTaqlポリメラーゼと混合した。反応混合物を蒸留水で50μmの 最終体積にした。反応混合物を94°Cで1分、40℃で1分および72℃で2 分の2サイクルおよび引き続<94℃で15秒、55°Cで15秒および72℃ で2分の20サイクルにかけた。最後のサイクルに引き続いて、72℃において 7分間インキュベーションした。PCR生成物をゲル精製し、そしてSpc[お よびBglllで消化した。生ずる365 bpの断片をゲル精製した。
TTA ATT TTCTGG CAG ATCTTG GCCZC3203 TAG GGT GTG TACTAG TGG TGT CTGC3112 CGA ATT CCA CCA TGCAGT CCCCCT GGA AA A TCCTTACGG TGG TGCCTCTAT TCT TGCTCC TGT CTCCAC3113 GGCGCCTGG GCT TCT CCA GCCAACGAT GACC AG TCCAGG CCCAGCCTCTCG AAT GGG CACAC CTGT GTA GGGTGT GTA C3114 CTA GTA CACACCCTA CACAGG TGT GCCCAT  TCG AGAGGCTGG GCCTGG ACT GGT CAT CGT  TGG CTG GAG AAGCCA C3115 GGCGCCTGG AGA CAG GAG CAA GAA TAG AG G CACCACCGT AAG GAT TTT CCA GGG GGA  CTG CAT GGT GGA ATTCGA GCT C3116 CTA GAA GTG GTA GAA GAA AGA GAA GCG  ACA TTT GTTCACTCCCGG TTT TGG CCA AC3 117 GAT CTT GGCCAA AACCGG GAG TGA ACA AA T GTCGCATCT CTT TCT TCT ACCACT T表9(続 き) C3118 CTA GTA CACACCCTA CACAGG TGT GCCCAT  TCG AGAGAG CCCA C3119 GGCGCCTGG GCT CTCTCG AAT GGG CACACCT GT GTAGGG TGT GTA オリゴヌクレオチドのアダプターを、pro配列と共にPGAWAを有、するp re配列をコードするように設計した。オリゴヌクレオチドZC3112,ZC 3113,ZC3114およびZC3115(表9)を、アニーリングしたとき 、pro配列と共にPGAWAをコードする5stI−3pe[アダプターをコ ードするように設計した。オリゴヌクレオチドZC3X 13およびZC311 5(表9)を、Sambrookら(Molecular Cloning:A  LaboratoryManu虹・1且!、Co1d Spring Har bor、ニューヨーク州、1989 :これをここに引用によって加える)に本 質的に記載されている方法によりキナーゼ処理したウキナーゼを加熱不活性化し 、そしてキナーゼ処理したオリゴヌクレオチドをオリゴヌクレオチドZC311 2およびZC3114(表9)と混合した。反応混合物を65°Cに加熱し、そ してこの混合物を室温に1#間冷却することによって、オリゴヌクレオチド混合 物をアニーリングした。152bpのSst[〜Spe!アダプターをポリアク リルアミドゲルの電気泳動により精製した。オリゴヌクレオチドZC3112, ZC3119,zC3115および2C3118(表9)を、7 ニー IJ  :)グしたとき、pro配列を伴わないPGAWA配列をコードする5stl− 5peIアダプターをコードするように設計した。オリゴヌクレオチドZC31 19およびZC3115(表9)を、Sambrookら(前掲)に本質的に記 載されている方法によりキナーゼ処理した。キナーゼを加熱不活性化し、そして キナーゼ処理したすりゴヌクレオチドをオリゴヌクレオチドZC3112および 7C3118(表9)と混合した。反応混合物を65°Cに加熱し、そしてこの 混合物を室温に1時間冷却することによって、オリゴヌクレオチド混合物をアニ ーリングした。H9bl)の5stI−5pelアダプターをポリアクリルアミ ドゲルの電気泳動により精製した。
pUc18の中にEcoRI−BamHIとしてサブクローニングした部分的5 ′コンセンサスAOAHのDNA配列(実施例2.■)を、はぼ1250bpの EcoRI−BamHI断片として単離し、そしてEeoRI−BamH(消化 したplc19Hの中にサブクローニングした。生ずるプラスミドをBgl[+ および5stlて消化して線状化した。線状化されたBgl[[および5stI 断片をSpel−Bgl IfのP(J発生した断片と、およびpro配列をも たないPGAWAをコードすルZC3112: ZC3119/ZC3115:  ZC31187ダブターあルイハpro配列をもツPGAWAをコードするZ C3112: ZC3113/ZC3115: ZC3114アダプターと結合 して、それぞれ、1)CC−4−pro#4またはlICC−3+pro#1と 表示するプラスミドを発生させた。プラスミドpCC−4−1)ro#4および pCC−3+pro#1をEcoRIおよびBamHIで消化して、はぼl。2 5kbの断片を単離した。3′コンセンサスAOAHのDNA配列が、実施例2 . Tに記載しかつ第1O図に示すBaIIIHI −5a I Iサブクロー ンからBamHI−EcoRI断片として得られた。pCC−4−pro#4お よびpCC−3+pro# lからのEcoRiBamHI断片の各々を、3′ コンセンサスAOAH配列をコードするBamH[−EcoRr断片とともに、 EcoR[の消化により線状化されたZem229Rの中にサブクローニングし た。pZem229R中にpro配列をもたないPGAWAを含有するpre配 列を含有する、完全なAOAHcDNA配列を含んでなるプラスミドをpRS4 33と表示し、そしてp2em229R中にpro配列をもつPGAWAを含有 するρ「e配列を含有する、完全なAOAHcDNA配列を含んでなるプラスミ ドをpRS432と表示した。
C,AOAHの小さいおよび大きいサブユニットの配列の間にタンパク質分解切 断配列を含有するアシルオキシアシルヒドロラーゼのDNA配列の構成 プラスミドpCC−4−9ro#4およびpCC−3+prO#1の中に存在す るcDNΔ配列の各々を修飾して、小さいおよび大きいサブユニットの配列の間 にタンパク質分解切断配列を挿入した。プラスミド9CC−4−9ro#4およ び[1CC−34pro#1の各々をEC0RIおよびBgllIで消化しで、 ベクターを含有する断片を単離した。プラスミドpCC−4−pro#4をEc oRlおよびXba Iで消化して433bpの断片を単離し、そしてpCC− 3+pro#1をEeoRlおよびXbalで消化して4661)!1を単離し た。タンパク質分解切断シグナルArg−Arg−Lys−Argをコードする Xba[−8glllアダプター(配列 配列:12)を形成するように設計お よび合成された、オリゴヌクレオチドZC3116およびZC3117(表9) をキナーゼ処理し、そしてSambrookら(前掲)に本質的に記載されてい る方法によりアニーリングした。pCC−4−9ro#4のEcoRl−Bgl  II断片、pCC−4−pro#4の433bpのEeoRI−Xbar断片 およびZC3116/ZC3117アダプター(表9)を結合した。生ずるプラ スミドをPGAWA−Pro+RRKRと表示した。I)CC−3+l1rO# lの466bpのEcoRI−Bgl II断片、pCC−3+pro#1の4 66bpのEcoRI−Xbal断片およびZC3116/ZC3117アダプ ターを結合した。生ずるプラスミドをPGAWA+Pro+RRKRと表示した 。プラスミドPGAWA−Pro+RRKRおよびPGAWA+Pro+RRK Rの各々をEcoRIおよびBamHIで消化して、AOAHコード配列を単離 した。3′コンセンサスAOAHDNA 配列は、実施例2.Iに記載しかつ第 1O図に示すBao+Hr−Sa、I rサブクローンからBarnHI−Ec oRI断片として得られた。PGAWA−Pro+RRKRおよびPGAWA+ Pro+RRKRからのεcoRiBamHI断片の各々を、3′コンセンサス AOAHDNA配列をコードするBamHI−EcoRI断片およびEcoRI で消化して線状化したpZem229Rと結合した。合成pre配列、pro配 列およびタンバク質分解切断配列をもつAOAHコード配列を含んでなるプラス ミドをpRS434と表示した。合成pre配列およびタンパク質分解切断配列 をもつか、pro配列を欠如するAOAHコード配列を含んでなるプラスミドを PRS435と表示した。
D、 1111乳動物細胞の中のAOAHcDNAの発現プラスミドZem22 9R−C/26およびZem229R−4−33を、BHK細胞(アメリカン・ タイプ・カルチャー・コレクションに受け入れ番号10314で受託された)の 中に、Chenら(Bio/Technology、6 :632:1986) に本質的に記載されている方法によりトランスフェクションした。トランスフェ クションした細胞を3日間増殖した後、10m1の培地を各トランスフェクシヨ ンのために陰性の対照から取り、そして4℃において貯蔵した。トランスフェク ション体および陰性の対照をトリプシン処理し、モして10a+1の培地の中に 再懸濁させ、そして計数した。細胞を遠心分離し、そして培地を廃棄した。細胞 の沈澱物を1XPBS(リン酸塩緩衝化生理的食塩水、Sigo+a Chem ical Co、、ミゾリー州セントルイス)+0.1%のトリトンX−100 +101MのPlilSFの中に1×lO@細胞/100μlの濃度に再懸濁し た。再懸濁した細胞を室温において10分間溶解し、そしてリゼイトを10.0 00rpmでマイクロフーグで4°Cにおいて10分間遠心分離した。上澄み液 を取り出し、そして氷上に配置した。
二重反復実験の使用済み培地の試料および二重反復実験のリゼイトの上澄み液を 、MunfordおよびHali (Science、 234:203−20 5゜1986)に本質的に記載されている方法により、AOAH活性について測 定した。簡単に述べると、lOOμlの培地またはリゼイトを、lμlの”C/  ”H−LPS基質を含有する400μlの反応緩衝液、1)rc19H4,6 (1,25mg/m1(7)BSA 、0.625 %c7) トリトンX−1 00、187,5mMのNaC1,6,25−のCaC1t ・LO,25mM のトリス−塩基、12.5mMのクエン酸)に添加した。反応混合物を37°C においてほぼ16時間インキュベーションした。インキュベーション後、1ff lIの冷100%エタノールを添加し、そしてこの混合物を渦形成し、そして氷 上で45分間冷却した。試料を4℃において10. ooorpmで10分間遠 心分離した。
各試料から1mlの上澄み液を取り出し、そしてガラスのシンチレーションバイ アルの中で凍結乾燥した。5n+1のオプチフルアー(Optifluor)シ ンチレーション液体(Packard Instrument Co、 、イリ ノイ州ダウナーズグローブ)を添加し、そしてトリチウムチャンンネルで2分間 計数した。このアッセイの結果を表10に示す。
表IO 陽性対照− 精製したAOAHのlμlのI:100希釈物 2799陰性対照: 反応緩衝液 184 陰性対照: BHK570細胞の培地 241 陰性対照: BHK570細胞 184 Zem229R−C/26の培地 193Zem229R−C/26の細胞 4 50Zem229R−4−33の培地 193Zem229R−4−33の細胞  2866表9に示すように、Ze+u229R−C/26およびZem229 R−4−33のトランスフェクション体はAOAH活性を含有し、Zem229 R−C/26 トランスフェクション体はZem229R−4−33トランスフ ェクション体の活性のわずかの18%のみを育した。
プラスミドZem229R−4−33およびpRs431の各々を、前述したよ うに、リン酸カルシウム沈澱によりBHK570細胞の中にトランスフェクショ ンした。トランスフェクション体を溶解し、そしてリゼイトを本質的に前述した ように活性について測定した。表11に示すように、2em229R−4−33 およびpRs431のトランスフェクション体の両者はAOAH活性を育し、p Rs4311−ランスフエクション体は第4図のコンセンサスAOAH配列を発 現し、2em229R−4−33トランスフェクション体の2倍より大きい活性 を育した。
解放されたH3−脂肪酸、 試料 dpm/mg細胞タンパク質 Zem229R−4−33細胞 2036pRs431細胞 4973 Zem229R−4−33トランスフェクション体から精製した組み換えAOA Hを使用するLPSの脱アシル化を、AOAH処理されそして標識されたLPS から解放されたトリチウム化脂肪酸の最大%として、米国特許第4、929.6 04号(これをここに引用によって加える)に本質的に記載されているプロトコ ルにより測定した。
生合成的に標識したLPSを、Zem229R−4−33)ランスフェクション した細胞の抽出物の中に含有される酵素で脱アシル化した。トランスフェクショ ンされたDNAを含有しない細胞の抽出物を、対照として同一の条件下にLPS とインキュベーションした。インキュベーション後、反応混合物をクロロホルム /メタノールで抽出し、そしてクロロホルム抽出物(これは2H−脂肪酸を含有 した)を計数した。
Zem229R−4−33でトランスフェクションした細胞の抽出物によりLP Sから解放された3Hの放射能の百分率の計算は、脂肪酸のほぼ27%が除去さ れたことを示した:トランスフエクションしない細胞の抽出物は2%より少なく 除去した。脱アシル化のこのレベルは、LPSの中の脂肪族アシル鎖のわずかに 1/3がAOAHにより切断に対して感受性のあるという事実と一致する。さら に、同一実験において、大過剰の精製した好中球のAOAHはLPSからトリチ ウム化脂肪酸の27%を解放した。
プラスミドpRs431によりトランスフェクションした細胞を最初の10μM のメトトレキセートおよび最後に25μMのメトトレキセートを含有する培地の 中で段階的に増幅した。pRs431でトランスフェクションした哺乳動物細胞 から生産されたAOAHをトリプシンを使用してin vitro活性化した。
血清不含培地(表12)の中で5日間増殖させたpR3431)ランスフエクシ ョンした細胞から生産されたAOAHを、lOμIの20μg/mlのトリプシ ン(Sigma、ミゾリー州セントルイス)および80μmの緩衝液(1xPB S(Sigma 、ミゾリー州セントルイス)+0.1%のトリトンX−100 )を使用済み血清不含培地の10μlの了りコートへ添加することによって、活 性化した。反応混合物30°Cで20分間インキュベーションした。インキュベ ーション後、400μmの活性アッセイ混合物(表10)および2μgの’ H −LPSを各試料に添加した。反応混合物を37′Cにおいて1時間インキュベ ーションした。インキュベーション後、反応混合物1μlの冷エタノールの添加 で沈澱させた。沈澱物を遠心により除去し、そして上澄み液を計数した。結果は 、トリプシン活性化したAOAHが未処理AOAHより10〜30倍大きい活性 を有することを示した。
表12 5 ml 29.3mg/ mlのL−グルタミン5 ml 100mMのピル ビン酸ナトリウム12.5ml IMのヘペス 500 u 1 10mg/mlのインスリン1m15mg/mlのフェツイン 5000μm 10mg/ll1lのトランスフェリン375μm 4μg/l のセレン 5ml 100 XPSN(GIBCO−BRL 、マリイランド州ガイダーバ ーグ) 500μm 1a+Mのメトトレキセート成分を500μlのダルベツコの最小 イーグル培地に添加する。4°Cにおいて貯蔵する。
200mMのトリス−クエン酸塩緩衝液2、42 g トリス塩基 2.1g クエン酸塩 固体を蒸留水中に溶解し、そして最終体積を100mにする。
活性アッセイ緩衝液 500mg BSA(Sigma 、ミゾリー州セントルイス)2、5ml ) リドンX−100 4,5g NaCl 0.367 g CaC1g ・2H*0200dのトリスクエン酸塩緩衝液中 に溶解し、そして最終体積を400 mlにする。
プラスミドpRS432. pRS433. pRS434およびpRS435 の各々を、前述したように、BHK細胞の中にトランスフェクションした。選抜 したI・ランスフェクシ3ン体およびそれらの使用済み培地を、前述の方法を使 用して、AOAH活性について測定し、そして各トランスフェクション体は活性 なAOAHを生産することが示された。
以上から明らかなように、本発明の特定の態様を例示の目的でここにおいて記載 したが、本発明の本質および範囲を逸脱しないで種々の変更か可能である。した がって、本発明は添付する請求の範囲により以外限定されない。
FIG、IA。
FI6. 2A。
FI6. 2!3゜ FIG、3B。
FIG、3C FIG、413゜ FIG、4C。
矛 曹 (Eco RI) coRI FIG ? FIG、8゜ FIG、 9゜ 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成5年3月12日

Claims (57)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.アシルオキシアシルヒドロラーゼが小さいサブユニットおよび大きいサブユ ニットを含んでなる、前記アシルオキシアシルヒドロラーゼをコードする単離さ れたDNA配列。
  2. 2.前記DNA配列がcDNA配列である、請求項1に記載の単離されたDNA 配列。
  3. 3.前記DNA配列が、ヌクレオチド354からヌクレオチド1976までの第 1図のDNA配列、ヌクレオチド354からヌクレオチド1976までの第2図 のDNA配列、ヌクレオチド389からヌクレオチド2011までの第3図のD NA配列、またはヌクレオチド120からヌクレオチド1742までの第4図の DNA配列を含んでなる、請求項1に記載のDNA配列。
  4. 4.前記アシルオキシアシルヒドロラーゼが、番号35のロイシンから番号57 5のヒスチジンまでの第1図のアミノ酸配列;番号35のロイシンから番号57 5のヒスチジンまでの第2図のアミノ酸配列;番号35のロイシンから番号57 5のヒスチジンまでの第3図のアミノ酸配列、または番号35のロイシンから番 号575のヒスチジンまでの第4図のアミノ酸配列を含んでなる、請求項1に記 載のDNA配列。
  5. 5.前記DNA配列がさらに小さいサブユニットと大きいサブユニットとの間に おいてアミノ酸配列(R1)n−R2−R3(ここでR1,R2およびR3はL ysまたはArgであり、そしてn=0,1,2,3または4である)をコード する、請求項1に記載のDNA配列。
  6. 6.アシルオキシアシルヒドロラーゼの小さいサブユニットをコードする単離さ れたDNA配列。
  7. 7.前記DNA配列がcDNA配列である、請求項6に記載の単離されたDNA 配列。
  8. 8.前記DNA配列が、ヌクレオチド354からヌクレオチド713までの第1 図のDNA配列、ヌクレオチド354からヌクレオチド713までの第2図のD NA配列、ヌクレオチド389からヌクレオチド748までの第3図のDNA配 列、またはヌクレオチド120からヌクレオチド479までの第4図のDNA配 列を含んでなる、請求項6に記載のDNA配列。
  9. 9.前記アシルオキシアシルヒドロラーゼの小さいサブユニットが、番号35の ロイシンから番号154のアルギニンまでの第1図のアミノ酸配列;番号35の ロイシンから番号154のアルギニンまでの第2図のアミノ酸配列;番号35の ロイシンから番号154のアルギニンまでの第3図のアミノ酸配列、または番号 35のロイシンから番号154のアルギニンまでの第4図のアミノ酸配列を含ん でなる、請求項6に記載のDNA配列。
  10. 10.アシルオキシアシルヒドロラーゼの大きいサブユニットをコードする単離 されたDNA配列。
  11. 11.前記DNA配列がcDNA配列である、請求項10に記載の単離されたD NA配列。
  12. 12.前記DNA配列が、ヌクレオチド720からヌクレオチド1976までの 第1図のDNA配列、ヌクレオチド720からヌクレオチド1976までの第2 図のDNA配列、ヌクレオチド755からヌクレオチド2011までの第3図の DNA配列、またはヌクレオチド486からヌクレオチド1742までの第4図 のDNA配列を含んでなる、請求項10に記載のDNA配列。
  13. 13.前記アシルオキシアシルヒドロラーゼが、番号157のセリンから番号5 75のヒスチジンまでの第1図のアミノ酸配列;番号157のセリンから番号5 75のヒスチジンまでの第2図のアミノ酸配列;番号157のセリンから番号5 75のヒスチジンまでの第3図のアミノ酸配列または番号157のセリンから番 号575のヒスチジンまでの第4図のアミノ酸配列を含んでなる、請求項10に 記載のDNA配列。
  14. 14.次の作用可能に連鎖した要素: 転写プロモーター; アシルオキシアシルヒドロラーゼが小さいサブユニットおよび大きいサブユニッ トからなる、前記アシルオキシアシルヒドロラーゼをコードする単離されたDN A配列;および転写ターミネーター; を含んでなるDNA構成体。
  15. 15.前記DNA構成体が、さらに、前記アシルオキシアシルヒドロラーゼをコ ードするDNA配列に作用可能に連鎖した少なくとも1つの分泌シグナル配列を 含む、請求項14に記載のDNA構成体。
  16. 16.前記分泌シグナル配列が、アシルオキシアシルヒドロラーゼの分泌シグナ ル配列、組織プラスミノゲンアクチベーターの分泌シグナル配列、α−2プラス ミン阻害因子の分泌シグナル配列、サッカロミセス・セレビシアエ(Sacch aromyces cerevisiae)BAR1の分泌シグナル配列、また はサッカロミセス・セレビシアエ(Saccharomycescerevis iae)MFα1の分泌シグナル配列を含んでなる、請求項15に記載のDNA 構成体。
  17. 17.前記DNA構成体が、さらに、前記DNA配列に作用可能に連鎖したBサ ッカロミセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerevisi ae)BAR1遺伝子のC−末端のドメインをコードするDNA配列を含む、請 求項16に記載のDNA構成体。
  18. 18.前記分泌シグナル配列が、アミノ酸配列【配列があります】 をコードする、請求項15に記載のDNA構成体。
  19. 19.前記DNA配列がさらに小さいサブユニットと大きいサブユニットとの間 においてアミノ酸配列(R1)n−R2−R3(ここでR1,R2およびR3は LysまたはArgであり、そしてn=0,1,2,3または4である)をコー ドする、請求項14に記載のDNA構成体。
  20. 20.前記DNA配列が、ヌクレオチド354からヌクレオチド1976までの 第1図のDNA配列、ヌクレオチド354からヌクレオチド1976までの第2 図のDNA配列、ヌクレオチド389からヌクレオチド2011までの第3図の DNA配列、またはヌクレオチド120からヌクレオチド1742までの第4図 のDNA配列を含んでなる、請求項14に記載のDNA配列。
  21. 21.前記アシルオキシアシルヒドロラーゼが、番号35のロイシンから番号5 75のヒスチジンまでの第1図のアミノ酸配列;番号35のロイシンから番号5 75のヒスチジンまでの第2図のアミノ酸配列;番号35のロイシンから番号5 75のヒスチジンまでの第3図のアミノ酸配列、または番号35のロイシンから 番号575のヒスチジンまでの第4図のアミノ酸配列を含んでなる、請求項14 に記載のDNA配列。
  22. 22.次の作用可能に連鎖した要素: 転写プロモーター; アシルオキシアシルヒドロラーゼが小さいサブユニットをコードする単離された DM配列;および 転写ターミネーター; を含んでなるDNA構成体。
  23. 23.前記DNA構成体が、さらに、前記アシルオキシアシルヒドロラーゼをコ ードするDNA配列に作用可能に連鎖した少なくとも1つの分泌シグナル配列を 含む、請求項22に記載のDNA構成体。
  24. 24.前記分泌シグナル配列が、アシルオキシアシルヒドロラーゼの分泌シグナ ル配列、組織プラスミノゲンアクチベーターの分泌シグナル配列、α−2プラス ミン阻害因子の分泌シグナル配列、サッカロミセス・セレビシアエ(Sacch aromyces cerevisiae)BAR1の分泌シグナル配列、また はサッカロミセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerevi siae)MFα1の分泌シグナル配列を含んでなる、請求項23に記載のDN A構成体。
  25. 25.前記DNA構成体は、さらに、前記DNA配列に操作的に連鎖したBサッ カロミセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerevisia e)BAR1遺伝子のC−末端のドメインをエンコードするDNA配列を含む、 請求項24に記載のDNA構成体。
  26. 26.前記分泌シグナル配列が、アミノ酸配列【配列があります】 をコードする、請求項15に記載のDNA構成体。
  27. 27.前記DNA配列が、ヌクレオチド354からヌクレオチド713までの第 1図のDNA配列、ヌクレオチド354からヌクレオチド713までの第2図の DNA配列、ヌクレオチド389からヌクレオチド748までの第3図のDNA 配列、またはヌクレオチド120からヌクレオチド479までの第4図のDNA 配列を含んでなる、請求項22に記載のDNA構成体。
  28. 28.前記アシルオキシアシルヒドロラーゼの小さいサブユニットが、番号35 のロイシンから番号154のアルギニンまでの第1図のアミノ酸配列;番号35 のロイシンから番号154のアルギニンまでの第2図のアミノ酸配列;番号35 のロイシンから番号154のアルギニンまでの第3図のアミノ酸配列、または番 号35のロイシンから番号154のアルギニンまでの第4図のアミノ酸配列から なる、請求項22に記載のDNA構成体
  29. 29.次の作用可能に連鎖した要素: 転写プロモーター; アシルオキシアシルヒドロラーゼの大きいサブユニットをコードするDNA配列 ; 転写ターミネーター; を含んでなるDNA構成体。
  30. 30.前記DNA構成体がさらに、前記アシルオキシアシルヒドロラーゼをコー ドするDNA配列に作用可能に連鎖した少なくとも1つの分泌シグナル配列を含 む、請求項29に記載のDNA構成体。
  31. 31.前記分泌シグナル配列が、アシルオキシアシルヒドロラーゼの分泌シグナ ル配列、組織プラスミノゲンアクチベーターの分泌シグナル配列、α−2プラス ミン阻害因子の分泌シグナル配列、サッカロミセス・セレビシアエ(Sacch aromyces cerevisiae)BAR1の分泌シグナル配列、また はサッカロミセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerevi siae)MFα1の分泌シグナル配列を含んでなる、請求項30に記載のDN A構成体。
  32. 32.前記DNA構成体がさらに、前記DNA配列に作用可能に連鎖したBサッ カロミセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerevisia e)BAR1遺伝子のC−末端のドメインをエンコードするDNA配列を含む、 請求項31に記載のDNA構成体。
  33. 33.前記分泌シグナル配列が、アミノ酸配列【配列があります】 をコードする、請求項30に記載のDNA構成体。
  34. 34.前記DNA配列が、ヌクレオチド720からヌクレオチド1976までの 第1図のDNA配列、ヌクレオチド720からヌクレオチド1976までの第2 図のDNA配列、ヌクレオチド755からヌクレオチド2011までの第3図の DNA配列、またはヌクレオチド486からヌクレオチド1742までの第4図 のDNA配列を含んでなる、請求項29に記載のDNA配列。
  35. 35.前記アシルオキシアシルヒドロラーゼが、番号157のセリンから番号5 75のヒスチジンまでの第1図のアミノ酸配列;番号157のセリンから番号5 75のヒスチジンまでの第2図のアミノ酸配列;番号157のセリンから番号5 75のヒスチジンまでの第3図のアミノ酸配列または番号157のセリンから番 号575のヒスチジンまでの第4図のアミノ酸配列を含んでなる、請求項29に 記載のDNA配列。
  36. 36.次の作用可能に連鎖した要素: 転写プロモーター; アシルオキシアシルヒドロラーゼの小さいサブユニットをコードする単離された DNA配列;および 転写ターミネーター; を含んでなるDNA構成体を含有する培養された真核性宿主細胞。
  37. 37.前記DNA構成体がさらに、前記アシルオキシアシルヒドロラーゼをコー ドするDNA配列に作用可能に連鎖した少なくとも1つの分泌シグナル配列を含 む、請求項36に記載の真核生物の細胞。
  38. 38.前記分泌シグナル配列が、アシルオキシアシルヒドロラーゼの分泌シグナ ル配列、組織プラスミノゲンアクチベーターの分泌シグナル配列、α−2プラス ミン阻害因子の分泌シグナル配列、サッカロミセス・セレビシアエ(Sacch aromyces cerevisiae)BAR1の分泌シグナル配列、また はサッカロミセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerevi siae)MFα1の分泌シグナル配列を含んでなる、請求項37に記載の真核 生物の細胞。
  39. 39.前記DNA構成体がさらに、前記DNA配列に作用可能に連鎖したBサッ カロミセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerevisia e)BAR1遺伝子のC−末端のドメインをコードするDNA配列を含む、請求 項38に記載の真核生物の細胞。
  40. 40.前記分泌シグナル配列が、アミノ酸配列【配列があります】 をコードする、請求項36に記載の真核生物の細胞。
  41. 41.前記DNA配列が、ヌクレオチド354からヌクレオチド1976までの 第1図のDNA配列、ヌクレオチド354からヌクレオチド1976までの第2 図のDNA配列、ヌクレオチド389からヌクレオチド2011までの第3図の DNA配列、またはヌクレオチド120からヌクレオチド1742までの第4図 のDNA配列を含んでなる、請求項36に記載の真核生物の細胞。
  42. 42.前記アシルオキシアシルヒドロラーゼは、番号35のロイシンから番号5 75のヒスチジンまでの第1図のアミノ酸配列;番号35のロイシンから番号5 75のヒスチジンまでの第2図のアミノ酸配列;番号35のロイシンから番号5 75のヒスチジンまでの第3図のアミノ酸配列または番号35のロイシンから番 号575のヒスチジンまでの第4図のアミノ酸配列を含んでなる、請求項36に 記載の真核生物の細胞。
  43. 43.前記細胞が培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求項36に 記載の真核生物の細胞。
  44. 44.前記DNA配列がさらに、小さいサブユニットと大きいサブユニットとの 間においてアミノ酸配列(R1)n−R2−R3(ここでR1,R2およびR3 はLysまたはArgであり、そしてn=0,1,2,3または4である)をコ ードする、請求項36に記載の真核生物の細胞。
  45. 45.アシルオキシアシルヒドロラーゼの大きいサブユニットの発現を指令する ために必要な情報を含有する第1DNA構成体およびアシルオキシアシルヒドロ ラーゼの小さいサブユニットの発現を指令するために必要な情報を含有する第2 DNA構成体で形質転換またはトランスフェクションされた真核性宿主細胞。
  46. 46.前記細胞が培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求項45に 記載の真核生物の細胞。
  47. 47.アシルオキシアシルヒドロラーゼの大きいサブユニットの発現を指令する ために必要な情報を含有する第1DNA構成体およびアシルオキシアシルヒドロ ラーゼの小さいサブユニットの発現を指令するために必要な情報を含有する第2 DNA構成体を含有する真核生物の宿主細胞。
  48. 48.前記細胞は培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求項47に 記載の真核生物の細胞。
  49. 49.次の工程: (a)アシルオキシアシルヒドロラーゼの発現を指令するために必要な情報を含 有する第2DNA構成体で形質転換またはトランスフェクションされた培養され た真核性宿主細胞を増殖させ;そして(b)前記細胞からアシルオキシアシルヒ ドロラーゼを単離する、を含んでなる、アシルオキシアシルヒドロラーゼを生産 する方法。
  50. 50.前記真核性細胞が培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求項 49に記載の方法。
  51. 51.次の工程: (a)アシルオキシアシルヒドロラーゼの分泌を指令するために必要な情報を含 有する第2DNA構成体で形質転換またはトランスフェクションされた真核性宿 主細胞を増殖させ;そして(b)前記細胞からアシルオキシアシルヒドロラーゼ を単離する、を含んでなる、アシルオキシアシルヒドロラーゼを生産する方法。
  52. 52.前記真核性細胞が、培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求 項51に記載の方法。
  53. 53.次の工程: (a)アシルオキシアシルヒドロラーゼの大きいサブユニットの発現を指令する ために必要な情報を含有する第1DNA構成体およびアシルオキシアシルヒドロ ラーゼの小さいサブユニットの発現を指令するために必要な情報を含有する第2 DNA構成体で形質転換またはトランスフェクションされた真核性宿主細胞を増 殖させ;そして(b)前記細胞からアシルオキシアシルヒドロラーゼを単離する 、を含んでなる、アシルオキシアシルヒドロラーゼを生産する方法。
  54. 54.前記真核性細胞が、培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求 項53に記載の方法。
  55. 55.次の工程: (a)アシルオキシアシルヒドロラーゼの大きいサブユニットの分泌を指令する ために必要な情報を含有する第1DNA構成体およびアシルオキシアシルヒドロ ラーゼの小さいサブユニットの分泌を指令するために必要な情報を含有する第2 DNA構成体で形質転換またはトランスフェクションされた真核生物の宿主細胞 を増殖させ;そして (b)前記細胞からアシルオキシアシルヒドロラーゼを単離する、を含んでなる 、アシルオキシアシルヒドロラーゼを生産する方法。
  56. 56.前記真核性細胞が培養した哺乳動物細胞または酵母菌細胞である、請求項 55に記載の方法。
  57. 57.哺乳動物に治療的に有効量の組み換えアシルオキシアシルヒドロラーゼを 投与することからなる、グラム陰性バクテリアのセプシスをもつ哺乳動物を処置 する方法。
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