JPH06503254A - 器具配置装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、器具を身体の体腔内に配置する手術用器具に関する。より具体的には 、本発明は、恥骨器具を配置する装置に関する。

恥骨カテーテルは、女性の夜尿症、連続的な洗浄が行われる前立腺の経尿管切開 、神経性膀胱、を朋の損傷、及び膀胱の排液及び／又は治療が望まれるその他の 病気を含む疾患の外科的治療に使用される。更に、恥骨器具は、膀胱、前立腺及 び／又は尿管の検査及び治癒に使用される。恥骨カテーテル法は、経尿管カテー テル法に優る多数の利点がある。これらの利点には、患者の苦痛の軽減、感染を 最小にすること、恥骨の切開中及びその間の洗浄及び排液の促進、長期間のカテ ーテル法の実施中の交換を容易にし且つ便利性に優れること、適用可能なとき、 排出する尿及び残る尿の評価を向上させることが含まれる。又、恥骨部分は、器 具が各種の状態を観察し且つ治癒するための便宜な挿入経路であり、器具の設計 、形状及び寸法は、尿管の形状及び寸法、又は尿管の損傷の可能性によって制限 されない。

米国特許第４．６８４．３６９号には、恥骨膀胱排液器具を尿管に導入する針が 開示されている。この針は、その後端にてカテーテルに取り付は得るようにされ ており、このカテーテルは、尿管を通る針に従う。

恥骨カテーテルを配置する現在の方法には、「外側から内側」法、及びより一般 的ではないが、「内側から外側」法がある。外側から内側法の場合、尖鋭なトロ カール、又はカテーテル−枠子の組み合わせ体を利用して、身体の外側から下方 腹部を通じて膀胱中に入れ、カテーテルを膀胱内に押し込むための通路を形成す る。これど比較して、内側から外側法は、把持具を使用し、この把持具を尿管を 介して膀胱内に進め、位ｌ決めした後に、膀胱及び結合部分付近の腹壁を通じて 加圧することが出来る。次に、カテーテルを把持し、このカテーテルを膀胱内に 挿入し、ここで、カテーテルを解放して、恥骨位置に配置する。

合併症は稀であるが、トロカールを使用する皮下的な外側から内側への恥骨カテ ーテル法には、問題点が指摘されている。例えば、誤ってカテーテルを膀胱の外 側に配置することがある。トロカール／カテーテル器具を使用する標準的な方法 は、常に、カテーテルを正確に配置するのに必要とされる精度及び制御が得られ るとは限らない。又、外側から内側へのカテーテル法は、膀胱の底部の損傷、又 は腸の損傷を伴う虞れを伴う。トロカールの整合、方向決め、又は挿入距離が不 確実である場合に、かかる損傷が生じる可能性がある。このため、整合が不十分 であったり、ピッチが変化し易いとき、腹壁に穴を開けたり、膀胱への挿入が不 完全であり、又は膀胱の後壁を貫通するといった結果となる。更に、カテーテル の寸法及び型式の選択が制限されるため、カテーテルの内腔寸法が不十分である ことがある。最後に、腸の穿刺寸法が不適切であると、カテーテルの周囲、又は 後腹膜内に尿が浸潤する結果となる。

内側から外側へのカテーテル法は、上述の問題点を最小にするが、この方法を実 施するために十分に設計された装置が存在しないため、その適用が制限されてい る。内側から外側法の場合、湾曲した把持器具を尿管に進め、その先端を膀胱の 本体及び前腹壁に押し付ける。恥骨の触診により、医者は、所望の貫入箇所を選 択することが可能となる。湾曲した器具を膀胱本体に押し付け、場合によっては 、膀胱、その表面、及び腹壁を通じて押し込む。その他の方法の場合、切開部分 は、外側腹壁から器具の先端まで伸長させ、その前進を許容する。腹部の外側に 達したならば、装置は、何らかの方法でドレナージ管に結合して、この管が膀胱 内に案内されるようにする。このドレナージ管は、膀胱内に入ったならば、解放 する。次に、装置を尿管を通じて除去する。

内側から外側法を利用する各種の器具が存在するが、貫入、結合及び解放機能を 調和させたものは皆無である。現在使用されている器具には、ローズリ−（ｔ。

ｗｓｌｅｙ）　’Ｊ　トラクター、尿管填塞鉗子（女性用）、及び改造に係る尿 管消息子がある。一般に、これらの器具は、多くの操作手順を必要とし、均一性 に欠け、又、常に直ちに使用し得るとは限らない。かかる器具を使用する結果、 貫入が効率的ではなく、カテーテルを誤って紛失したり、又はカテーテルと膀胱 壁との間の密封が不十分となる場合がある。

本発明は、内側から外側への恥骨器具の配置技術の改良に係るものである。

恥骨器具の配ｌ技術の改良は、その他の医療分野にも適用可能である。例えば、 体内手術の略非侵入的方法、例えば、腹壁鏡下手術において、医者は、小さい切 開部分及び作用箱を通じて体内器官に挿入する。かかる手術に使用される器具は 、全体として細長く、こうした小さい切開部分又は鞘を介して使用し得るように しである。従って、全体として細長い器具である恥骨器具の配ｌの改良技術は、 かかる略非侵入的手術法に適用することが出来る。

本発明によれば、体腔内に器具を配置する外科手術用装置であって、（ｉ）、ｉ ｌ出可能な組織穿刺先端を有する細長い要素と、該細長い要素によって支承され 且つ先端に隣接して配置された第一の継手手段、及び上記先端を選択的に露出さ せる手段を備える配ｌ装置と、（ｉｉ）上記先端を露出させ且つ作用させて、上 記体腔に関係する所望の組織箇所を穿刺するようなに操作したとき、上記第一の 継手手段に結合され、上記組織を通る通路を形成し得るようにした第二の継手手 段を備える上記配置器具の細長い部分と、を備え、該第−及び第二の継手手段が 、上記細長い要素にて上記装置を端部同士を合わせて結合し、上記細長い部分に て、上記器具を結合するように相互に係合可能であるようにされ、これにより、 該器具に端部同士を合わせた関係に結合された配ｌ装置が移動することにより、 上記器具が上記体腔に関して位置決めされるようにしたことを特徴とする外科手 術用装置が提供される。

該装置の好適な実施例において、第一の継手手段及び第二の継手手段は、上記装 置及び上記器具を相対的に横方向に動かすことにより、これらの装置及び器具を 端部同士を合わせた状態にて係脱させ得るようにしである。又、上記第一の継手 手段及び上記第二の継手手段は、上記装置及び上記器具を相対的に横方向に動か すことにより、これら装置及び器具を端部同士を合わせた状態にて分離しないよ うに固着する係止手段を備えることが望ましい。

特に好適な実施例は、細長い要素が針であり、組織を穿刺する先端が上記針の先 端であり、上記第一の継手手段が針の先端に隣接して配置され、上記係止手段が 上記針の上を摺動可能なシースを備え、これにより、上記シースを上記針の先端 及び上記第一の継手手段上を進ませ、これにより、上記先端を選択的に遮蔽する と共に、上記第二の継手手段を上記第一の継手手段の上に係止可能に包み込むよ うにしたものである。

又、本発明は、その基端に器具の継手手段が取り付けられた器具を体腔内に配置 する配置装置であって、 基端、及び身体の組織を穿刺し得るようにした先端を有する末端と、を備える針 と・ 上記針を摺動可能に収容し得るようにしたシースと、を備え、上記針及び上記シ ースの一方が略剛性であり、上記針及び上記シースの他方が可撓性で且つ略剛性 な針又はシースに適合する形状であるようにされ、上記針及び上記シースの一方 が、上記シース及び上記針の相対的な摺動動作と協働して、上記器具の継手手段 に係止可餓こ結合し得るようにした装置の継手手段を備え、 上記針の基端に配置され、上記針及び上記シースに作用可能に結合され、針及び シースが相互に関して動き、針の先端を上記シースを超えて選択的に露出させる ことを可能にするハンドル手段を備えることを特徴とする配置装置を提供するも のである。

装置の継手手段は、ループの形態の器具の継手手段と結合し得るようにしたへこ み部分であることが望ましい。特に好適な実施例において、このへこみ部分は、 上記針の先端に隣接し、又、ループとへこみ部分との係合は、上記シースを上記 針の先端の上を進めたとき、シースにより係止可能に包み込まれるようにしであ る。又、針は略剛性であり、シースは可撓性であることが望ましい。

別の選択例において、器具の継手手段は、器具の基端に取り付けられたポール及 びステムであり、装置の継手手段は、上記ポール及びステムを収容し得るように したキャビティ及び溝であり、二つの継手手段の係合部分は、シースを針の先端 の上を進めたとき、シース内に係止可能に包み込まれるようにしである。

該装置によって配置される器具は、恥骨に配置し、又、上記針及び上記シースの 上記略剛性な一方は、選択した尿管に挿入し得る形状であることが望ましい。

選択された尿管が女性の尿管である場合、上記の形状は、直線状長さ部分と、湾 曲した長さ部分により接続された末端の直線状長さ部分と、を備え、上記基端部 分と末端部分との間にある角度関係を設定する。これとは別に、選択された尿管 が男性の尿管である場合、上記形状は、基端の直線状長さ部分と、第一の湾曲し た長さ部分と、中央の直線状長さ部分と、を備え、上記基端部分と中央部分との 間にある角度関係を設定し、又、第二の湾曲長さ部分と、末端の直線状長さ部分 と、を備え、上記中央部分と上記末端部分との間にある角度関係を設定する。

本発明は、細長い器具を細長い配置装置に端部同士を合わせた関係に結合し、こ れにより、配ｌ装置を動かすことにより、上記器具を体腔内に配置することが出 来るようにする継手機構であって、 上記細長い器具の基端に取り付けられた器具の継手手段と、及び上記配置装置に より支持され且つ上記配置装置の末端に隣接して配置された装置の継手手段と、 を備え、上記器具の継手手段が、上記装置及び上記器具と端部同士を合わせた関 係で作用可能に係合され、又は上記器具及び上記装置が相対的に横方向に動くこ とにより、上記装置の継手手段から保合離脱し、これにより、上記器具を上記装 置に端部同士を合わせた関係に結合し、その結合が上記器具を配置するために、 上記器具及び上記装置が相対的に長手方向に動（のを阻止するのに十分強固であ るようにし、 上記器具と上記装置との間の上記横方向への動きに選択的に抵抗し、これにより 、上記継手機構を係止する係止手段を備えることを特徴とする継手機構を更に提 供するものである。

継手機構の好適な実施例において、継手手段は、上記器具及び上記装置の一方に 形成されたへこみ部分と、上記器具及び上記装置の他方に形成されたループであ って、上記器具と上記装置とが相対的に横方向に動くことにより、上記へこみ部 分に配置され且つ保持され得るようにしたループと、を備えている。

継手機構の別の実施例において、継手手段は、上記器具及び上記装置の一方に形 成された溝及びキャビティと、上記器具及び上記装置の他方に形成されたステム 及びポールと、を備え、上記器具及び上記装置が相対的に横方向に動くことによ り、該ポールが上記キャビティ内に収容される。

継手機構の係止手段は、上記器具及び上記装置の一方に摺動可能に配置されたシ ースであって、上記継手機構が上記器具及び上記装置同士を結合するとき、上記 器具と上記装置とが相対的に横方向動くのに抵抗し得るように、摺動可能に動い て、上記継手機構を包み込み得るようにしたシースを備えることが望ましい。

本発明は、以下に、添付図面に示した好適な実施例に関してより詳細に説明する 。添付図面において、 図１は、本発明による恥骨器具の配置装置の分解斜視図、図２は、ハンドル形状 が異なり、又、係合する継手手段を有するカテーテルに対するその結合関係を示 すために組み立てた、第１図と同様の恥骨器具配ｌ装置を示す図、 図３及び図４は、器具配置装置及び器具を共に膀胱内に引き込むために解放可能 に結合し且つ係止する継手手段の詳細図、図５Ａ乃至図５Ｆは、本発明による配 置装置を使用して恥骨器具を配置する状態を示す図、 図６は、本発明による別の継手手段の図、図７は、男性の尿管消息子内に配置さ れ得るようにした針及びシース機構の図である。

恥骨器具の配置に適用された本発明による好適な実施例による器具の配置は、尿 管の消息子と同様の形状であり、針によって形成された穿刺部分を適当に拡張し 得る寸法としたシース内に摺動可能に配置された針を備える配置装置を使用する 。隣接する針継手手段の末端先端は、例えば、膀胱内に引き込むカテーテルのよ うな器具に取り付けられた係合する継手手段を受け入れ且つ該継手手段に結合す るような形状をしている。針及び膀胱内に引き込むべき器具の継手手段の好適な 構造は、器具をその長手方向軸線に向けて引き離すことが出来ないが、横方向へ の力に応答して非係合状態にすることが出来るようなものとする。器具を膀胱内 に引き込む間に、針及び器具をより強固に固着するため、シースは、針の先端の 上を進め、器具の継手手段が針の先端の継手手段から分離するのを防止し得るよ うにする。

図１に示した好適な実施例は、中央スロット１４が形成された／Ｘンドル１２を 有する恥骨器具配置装置１２を備えている。ルアロック／Ｘブ１６が７Ｘンドル の基端１２ａとスロットの基端１４ａとの間でハンドル１２の上に取り付けられ る。

スロットの末端１４ｂにて、ハブ１６に対して同軸状の開孔１８がハンドルの末 端１２ｂからスロットの末端１４ｂまで伸長する。剛性な針２０は、開孔１８内 に受け入れられ、その基端２０ａにてスロット１４の基端１４ａのノ＼ブ１６に 結合する。図示した実施例において、針２０は、略真っ直ぐであるが、針の主要 部分に対して約１５°の角度を形成する末端部分を提供する曲げ部分２０ｃを備 えており、これにより、針２０は、全体的な形状が尿管の消息子の形状に適合す る。

可撓性のシース２２が針２０の上に摺動可能に取り付けられ、針２０の形状に適 合する。シース２２の基端２２ａは、親指操作片２４のねじ穴２５に螺着可能に 接続する。シース２５、親指操作片２４及び針２０を密封可能に結合するため、 シース２２の基端２２ａと親指操作片２４との間には、０リング２３が介在され ている。親指操作片２４は、スロット１４内に摺動可能に配置され、開孔２５（ 図示せず）の小径部分がその上で摺動可能に取り付けるために針２０を緊密に受 け入れる。親指操作片２４の開孔２５は、二つの直径部分から成ることが望まし く、その大径の螺着部分がシース２２の基端２２ａを受け入れ得るようにした末 端のスロット１４ｂに最も近い一方、その小径部分は、針２０を摺動可能に受け 入れ得るようにした基端のスロット１４ａに最も近い。ばね２６がその基端２０ ａ付近で針２０に同軸状に取り付けられ、又、親指操作片２４と基端スロット１ ４との間に配置されて、親指操作片２４を末端スロット１４ｂに向けて偏倚させ る。　針２０は、ハブ１６にてハンドル１２に剛性に固定される。親指操作片２ ４は、スロット１４内に着座する針２０の部分の上に摺動可能に配置される。又 、ばね２６が親指操作片２４をスロット１４の末端１４ｂに向けて偏倚させる。

０リング２３は、針２０の長さに沿って下方に摺動し、スロット１４内に入り、 親指操作片２４の開孔２５内に配置される。次に、針２０の末端２０ｂをシース ２２の基端２２ａ内に挿入することにより、シース２２は、針２０の上１こ配置 され、これにより、シース２２の基端２２ａを親指操作片２４の開孔２５内に螺 着可能に取り付けることが出来る。従って、シース２２を装ｆｌｉｌｏに対して 選択的に取り付は且つ取り外すことが可能となる。各種の直径の幾つかのシース ２２を設け、これにより、恥骨に配置すべき器具の直径に対応する適当なシース 外径を選択することが出来る。このようにして、シース２２は、膀胱と腹壁との 間に付与された通路の直径に正確に適合すると共に、恥骨に配ｌされる器具の直 径に適合する拡張機能を果たすことが出来る。

スロット１４の長さと比較した針２０及びシース２２の適正な相対的長さ、即ち 、親指操作片２４の移動範囲は、装置１０のユーザがスロット１４内で親指操作 片２４を操作することにより、針２０の末端２０ｂをシース２２の末端２２ｂを 超えて選択的に露出させることを可能にする。

図２には、その組み立てた形態にあるが、丁字形のハンドル１２′を有する恥骨 器具配置装置１０が示しである。図１及び図２の装置１０は、その他の点では、 同一とすることが出来る。ハンドル１２、／Ｘンドル１２’の形状は、医者が針 ２０の末端２０ｂの方向の基準を提供する。針２０の方向に関する／’％ンドル １２の形状及び方向に慣れた医者は、恥骨器具の配置中、針２０の末端２０ｂを より正確に位厘決めすることが出来る。操作中、針２０は、ｌ）ンドル１２′に 関して固定状態のままであるが、スロット１４内で親指操作片２４を動かすこと により、シース２２をハンドル１２′　に関して動かすことが出来る。より具体 的には、矢印３０で示した親指操作片２４の動きは、矢印３２で示した針２０の 末端２０ｂに関するシース２２の末端２２ｂの動きに対応する。このようにして 、針２０の末端２０ｂは、シース２２の末端２２ｂにて選択的に露出させること が出来る。

又、図２には、流体をカテーテル４０を通じてカテーテル４０の基端４０８迄進 める入口４２を有するカテーテル４０が示しである。カテーテル４０の末端４０ ｂは、閉ループを形成し且つ先端の一体部分、即ち、カテーテル４０の端部４０ ｂを通って進むある長さのフィラメント材料を備えるループ４４を備えている。

これにより、ループ４４は、針２０の末端２０ｂに隣接してへこみ部分、又は切 欠き４６に取り付けるための強固な構造体を提供する。

図３は、カテーテル４０の末端４０ｂ及び針２０の末端２０ｂの詳細図である。

図３には、ループ４４とへこみ部分４６との結合状態が示しである。図３に示す ように、針２０の末端２０ｂは、親指操作片２４の操作により、シース２２の末 端２２ｂを超えて伸長し、へこみ部分４６を露出させる。へこみ部分４６は、針 ２０及びカテーテル４０を結合させるため、カテーテル４０のループ４４を受け 入れる。図４を参照すると、ループ４４をへこみ部分４６内に配置し且つへこみ 部分４６内に保持したならば、親指操作片２４を動かすことにより、シース２２ の末端２２ｂを進めて（図２）、針２０の末端２０ｂを越えるようにすることが 出来る。かかる形態のとき、ループ４４は、シース２２内に引き込まれ、へこみ 部分４６と係止可能に係合する。　゛ 図５Ａ乃至図５Ｆには、装置１０及びカテーテル４０を使用して恥骨器具を配置 する状態が示しである。図５Ａにおいて、装置１０は、シース２２の末端２２ｂ を膀胱６２に配置するため、尿管６０内に挿入される。装置１０を膀胱６２内に 配置したとき、親指操作片２４は、スロット１４の末端１４ｂ迄、伸長され、こ れにより、シース２２は、針２０の末端２０ｂを包み込む。図５Ｂにおいて、装 置１０は、膀胱６２の本体６２ａに対して持ち上げられる。医者が指６４を膀胱 の上方の腹部に乗せ、脈拍により装置１０の末端２２ｂの位置を確認する。より 具体的には、医者は、装置１０の末端２２ｂを恥骨６６の真上で且つ腹膜６８の 真下に配温しなければならない。

装置１０の位置が恥骨器具を配ｌするのに適当であることが確認されたならば、 親指操作片２４を引き戻して、針２０の末端２０ｂを露出させる。次に、図５に 示すように、針２０の先端、即ち、末端２０ｂを筋膜及び腹壁７０を通じて略長 手方向に腹壁７０の外側に引き出すことが出来る。ある場合には、装置１０を前 方腹壁７０を通じて進め易くするため、恥骨に小さい切開部分を形成することが 出来る。図５Ｃに図示するように、これにより、装置１０の末端２０ｂを腹壁７ ０から外に突出させ、へこみ部分４６を露出させる。

次に、カテーテル４０のループ４４を装置１０のへこみ部分４６に結合させる。

親指操作片２４の操作により、シース２２を針２０の末端２２ｂ上を後方に移動 させ、スロット４０及び装置１０を完全に固着する。次に、図５Ｄを参照すると 、カテーテル４０は、腹壁７０を通じて膀胱６２内に引き込む。正確な位置が設 定され、カテーテルが解放されるまでに、牽引力を装置の一端に付与することが 出来るため、膀胱内におけるカテーテルの位置を制御し易くなる。

次に、図５Ｅを参照すると、カテーテル４０の端部４０ｂが膀胱６２内に適正に 配置されたならば、再度、親指操作片２４を操作して、針２ｏの末端２０ｂを露 出させる。カテーテル４０に関して装ｆｌｌｏに付与された横方向力は、カテー テル４０のループ４４をへこみ部分４６から解放する。次に、装置１ｏを膀胱６ ２から尿管６０を介して取り外すことが出来る。図５Ｆには、膀胱６２内におけ るカテーテル４０の最終の配ｌ状態が示しである。より具体的には、図示した例 において、カテーテルは、１字形の湾曲カテーテルであり、該カテーテルは、カ テーテル４０のストリング７２を引き出し且つ固着することにより、図５Ｆに示 した形状に湾曲させることが出来る。カテーテル４０が膀胱６２内でこのような 形状となったならば、該カテーテル４０は作用可能となる。

このように、本発明による装置を使用する恥骨器具の配置により、恥骨器具の配 置に伴う危険性の多くを回避すること力呵能となる。例えば、医者は、膀胱壁又 は腹壁を貫通する前に、図５Ｂに図示するように、器具の先端を配置することに より、カテーテル法の提案された箇所の位置を正確に判断することが可能となる 。これは、器具の適正な配置位置が実現されることを保証する。

器具１０とカテーテル４０との間の結合機構の性質は、迅速且つ便宜な結合及び 結合解除を可能にし、更に、カテーテルを膀胱内に引き戻すのを許容する一方、 極めて強固な結合状態を実現する。より具体的には、装置１ｏ及びカテーテル４ ０の継手手段の切欠き及びループ形態は、これら装置の便宜な結合及び結合解除 を許容するが、シース２２を針２０の先端上に配置することが出来るため、ルー プ４４は、へこみ部分４６内に強固に保持される。カテーテル４ｏを膀胱６２内 に配置したならば、針の先端、故に、ループ４４及びへこみ部分４６を露出させ ることにより、医者が装置を容易に結合解除することを許容する。

本発明の装置の更なる特徴は次の利点を提供する。各種のシース２２の内から選 択することにより、カテーテルの寸法及びシース直径を正確に適合させることが 出来るため、外部侵入程度を最小にし、カテーテル−膀胱の密封状態を向上させ ることが出来る。装置により許容される制御の結果、局部麻酔状態で装置を使用 し易くなる。又、この装置は、膀胱挿入管、膀胱腸スコープ、膀胱結石摘出装置 及び膀胱、前立腺及び尿管の疾患を治療する器具のようなその他の器具を膀胱内 に配置することを可能にすることも出来る。

本発明は、装置１０及びカテーテル４０に関して、図３及び図４に図示するよう に特定の結合手段により限定されるものではない。例えば、図６には、本発明の 別の実施例が図示されており、ここで、器具継手手段は、ステム８１によりカテ ーテル４０の先端に取り付けられたポール８０を備えている。針２０の末端２０ ｂに隣接するキャビティ８２及び溝８３がそれぞれポール８０及びステム８１を 受け入れる。図６のカテーテル４０及び図６の装ｆｌｌｏを固着するため、ポー ル４０は、キャビティ８２内に配置される一方、ステムは、溝８３内に配置され る。次に、シース２２を針２０の末端２０ｂの上で移動させ、ポール８ｏをキャ ビティ８２内に完全に固着させることが出来る。これにより、図６の機構は、カ テーテル４０を膀胱内に引き込む間に、装置１０及びカテーテル４ｏを共に強固 に係止する一方、便宜な結合及び結合解除を可能にする。

１字形に湾曲した型式のカテーテルは、装［１１０と接続して使用する状態で図 示されているが、例えば、恥骨器具の配置に適した検子のような多数の形態のカ テーテル及びその他の器具を本発明に従って使用することも可能である。例えば 、本発明に適用可能な恥骨カテーテルの型式には、フォーレズ（Ｆｏｌｅｙｓ） 　、メルコッツ（Ｍａｌｅｃｏｔｓ）　、ピッグテールカテーテル及びループ型 式のものがある。実際の貫入箇所と比較して貫入箇所及び通路を選択し且つ整合 させる機能は、誤って穿刺すこと及びカテーテルの配置誤差を最小にする。

図１乃至図５に図示した実施例において、シース−針組立体は、女性の尿管に適 した形状とした長さ２５ｃｍ、１３ゲージの針を備えている。図７には、男性の 尿管により適した形態が示しである。図７において、針２ｏは、シース２２の末 端２２ｂから約１インチ伸長する状態で示しである。上述のように、針２０は、 略剛性な要素であることが望ましい一方、シース２２は、針２０の上に摺動可能 に配ｌされる間に、針２０の形状に適合する形状となり得るようにした可撓性部 材である。この点に関し、針２０の剛性は、段付きゲージ又はテーパー付きゲー ジの針を使用して達成することが出来る。針２０の中央長さ部分２０ｃは、約２ ．５インチ、即ち６．３５　ｃ　ｍである。針２０の基端長さ部分２０ｄは、約 ３インチ、即ち７．６２　ｃ　ｍであり、長さ部分２０ｃに関して約２０″の角 度で整合されている。針２０の末端長さ部分２０ｅは、中央長さ部分２０Ｃから 直線状の末端長さ部分２０Ｆまで伸長し、約２．６２５インチ、即ち６．６７　 ｃ　ｍの半径に沿って湾曲している。

針２０に付与される湾曲率により、針２０の長さ部分の各々は、共通の面内に維 持され、部分２０ｃに関する部分２０ｄめ湾曲率は、部分２０ｃに対する部分２ ０ｅの湾曲率と反対であり、即ち、部分２０ｃにより形成される半分の面の反対 となる。図７に図示した針２０及びシース２２の形状は、男性の解剖学的形態に 適合する一方、恥骨の配置位ｌを選択し且つ長手方向のエネルギ力を十分に伝達 するために適正な角度を許容する。

本発明によるより利用可能で且つ実際的とされる恥骨上法は、多くの利点を提供 する。恥骨カテーテルは、尿管カテーテルと比較して、患者の苦痛を軽減し、感 染の虞れを最小にする。経尿管的に切開した前立腺（ＴＵＲＦ）を恥骨管を介゛ ・シて洗浄することは、視覚性を最大にし、切開時間を速めることが判明した。

経皮的膀胱法を使用すれば、開腹手術に比較して罹患率が低下し且つ入院期間が 短くて済む可能性がある。恥骨カテーテル及び器具の配置を一層容易にし且つ安 全となるため、そのより広範な使用が促進され、その利点をより完全に実現する ことが可能となる。

内側から外側への恥骨器具の配置法は、カテーテルの配置位ｌ、正確な恥骨穿刺 位置及び貫入要素（針）の方向の保護、各種のカテーテル寸法及び型式との適合 性、及びカテーテル寸法に対する穿刺径の調和といったことを完全に制御するこ とを可能にする。恥骨器具配置のその他の利点には、針を介して膀胱を充填し、 又は排液することが可能なことがある。又、針を通じて局部麻酔薬を注射するこ とを可能にし、又、恥骨カテーテルをベッドサイドに配置することを可能にする 。

本発明の装置の適用を制約するものは殆どない。

例えば、恥骨器具を配ｌするとき、尿管の障害物が膀胱に内側から外側にアクセ スすることを許容しないであろう。肥満者の場合、パンヌスを持ち上げ、次に、 下方に押し、頭に方に向けるのに介護者の助けを必要とする。正確な位置が設定 され、カテーテルが解放される迄、装置組立体の両端に牽引力を加えることが出 来るため、カテーテルの位置の制御が容易となる。本発明による装置は、カテー テルの直径、及び拡張するシースの直径を正確に適合させ、カテーテル−膀胱壁 との密封状態を向上させることが出来るため、外部侵入程度を最小にするといっ た更なる利点を提供するものである。本発明は、配置装置と配ｌすべき器具との 間に強固な結合状態を提供するため、配置中のカテーテルのロスは、実質的に最 小となる。このため、本発明の装置は、各種の外科分野の医者に対し恥骨器具を 配置するための必要条件が少なく、より信頼性の高い選択を可能にするものであ る。

本明細書に記載した特定の実施例に加えて、本発明の範囲内でその他の実施例も 考えられる。例えば、可撓性の針と組み合わせて、剛性なシースを採用すること も出来、又は適用可能であれば、二つの剛性な構成要素を使用することさえも可 能であり、この場合、シースの形状は、所定の解剖学的形態に適合したものとす る。本発明の継手機構は、内側から外側法にのみ限定されるものではな（、外側 から内側法にも同様に適用可能である。又、該装置の継手手段に代わるべき手段 として、装置の継手手段をシース上に配置することも可能である。移送管、カテ ーテルステント、ワイヤーガイド、スコープ及び診断及び手術を許容するその他 の器具は、本発明に従って配置可能であるように改造することが出来る。更に、 異なる配置箇所を選択することにより、例えば、心臓動脈、胃腸の腹腔鏡検査及 び間接手段が採用されるその他の箇所で各種の器具装置を配置することが出来る 。

最後に、本発明によって提供される内側から外側への恥骨器具の配置における信 頼性及びその制御は、同様に、恥骨装置の使用範囲を拡大し、故に、泌尿器の治 療技術を一層進展させるものである。

国際調査報告　。ｌ’Ｔ／ＩＩ＜。２／ｎ’ｌｌ＋。

１−＾−ｈ・　ＰＣＴ／υＳ　９２１０３１１１

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．体腔内に器具を配置する外科手術用装置にして、（ｉ）露出可能な組織穿刺 先端２０ｂを有する細長い要素２０、該細長い要素により支持され且つ前記先端 に隣接して配置された第一の継手手段４６と、前記先端を選択的に露出させる手 段２２を有する配置装置と、（ｉｉ）前記体腔と関係する所望の組織箇所を露出 させ且つ該組織箇所を穿刺し得るように前記先端２０ｂを操作したとき、前記第 一の継手手段に結合され且つ前記組織を通る通路を形成し得るようにした、第二 の継手手段４４を有する前記配置装置４０の細長い部分と、を備え、前記第一及 び第二の継手手段が、前記細長い要素における前記装置及び前記細長い部分にお ける前記器具を端部同士を合わせた状態で結合し得るように相互に係合し得るよ うにされ、これにより、前記器具と端部同士を合わせた関係に結合された配置装 置を移動させることにより、前記器具が前記体腔に対して配置されるようにした ことを特徴とする外科手術用装置。
2. ２．請求の範囲第１項に記載の装置にして、前記細長い要素２０が針であり、前 記組織を穿刺する先端２０ｂが前記針の先端であり、前記第一の継手手段４６及 び前記第二の継手手段４４の一方が、前記針の上を摺動可能なシース２２を有す る係止手段を有し、これにより、前記シースを前記針先端２０ｂ及び前記第一の 継手手段４６の上を進め、前記先端を遮蔽し及び前記第二の継手手段４４を前記 第一の継手手段の上に係止可能に包み込むことを選択的に行い得るようにしたこ とを特徴とする装置。
3. ３．基端を有し、器具の継手手段が取り付けられた器具を体腔内に配置するため の配置装置にして、 基端２０ａ、及び身体組織を穿刺し得るようにした先端２０ｂが設けられた末端 を有する針２０と、 前記針を摺動可能に収容し得るようにしたシース２２と、を備え、前記針及び前 記シースの一方が略剛性であり、前記針及び前記シースの他方が可撓性であり、 前記略剛性な針、又はシースと適合する形状とされ、前記針及び前記シースの一 方が、該シース及び該針の相対的な摺動動作に協働して、前記器具の継手手段４ ４と係止可能に結合し得るようにした装置の継手手段４６を有し、前記針の基端 に配置され且つ前記針及び前記シースと作用可能に結合されて、該針及びシース を互いに移動させ、針の先端を前記シースを越えて選択的に露出させることを許 容するハンドル手段１２を備えることを特徴とする配置装置。
4. ４．請求の範囲第３項に記載の装置にして、前記装置の継手手段が、ループ４４ の形態の器具の継手手段と結合し得るようにしたへこみ部分４６であり、該へこ み部分が、前記針先端に隣接し、前記ループが前記へこみ部分に係合する部分が 、シースを前記針先端２０ｂの上を進めるとき、シース２２内に係止可能に包み 込み得るようにしたことを特徴とする装置。
5. ５．請求の範囲第３項に記載の装置にして、前記器具の継手手段が、該器具４０ の基端に取り付けられたボール８０及びステム８１であり、前記装置の継手手段 が、前記ボール及びステムを収容し得るようにしたキャビティ８２及び溝８３を 備え、前記二つの継手手段の係合部分が、前記シースを前記針先端の上を進める とき、前記シース２２内に係止可能に包み込み得るようにしたことを特徴とする 装置。
6. ６．請求の範囲第３項に記載の装置にして、前記器具が、恥骨の上に配置し得る ようにされ、前記針及び前記シースの前記略剛性な一方が選択された尿管内に挿 入可能な形状とされることを特徴とする装置。
7. ７．細長い器具を細長い配置装置に端部同士を合わせた関係に結合し、これによ り、該配置装置を移動させることにより、前記器具を前記体腔内に配置し得るよ うにした継手機構にして、 前記細長い器具４０の基端に取り付けられた器具の継手手段４４と、前記配置装 置により支持され且つ該配置装置の末端に隣接して配置された器具継手手段４６ と、を備え、該器具継手手段４４が、前記装置及び前記器具に端部同士を合わせ た関係で作用可能に係合し、又は前記器具及び前記装置を相対的に横方向に移動 させることにより、前記装置の継手手段から非係合状態にし、これにより、前記 器具を前記装置に端部同士を合わせた関係に結合し、該器具と該装置とが相対的 に長手方向に移動しないように該継手が十分に固着され、前記器具を配置し得る ようにし、 前記器具と前記装置とが前記横方向に移動するのに選択的に抵抗し、これにより 、前記継手機構４４、４０を係止する係止手段２２を備えることを特徴とする継 手機構。
8. ８．請求の範囲第７項に記載の継手機構にして、前記継手手段が、前記器具及び 前記装置の一方に形成されたへこみ部分４６と、前記器具及び前記装置が他方に 形成されたループ４４であって、前記器具及び前記装置が相対的に横方向に移動 することにより前記へこみ部分内に配置され且つ保持し得るようにされたループ ４４と、を備えることを特徴とする継手機構。
9. ９．請求の範囲第７項に記載の継手機構にして、前記継手手段が、前記器具及び 前記装置の一方に形成された溝８３及びキャビティ８２と、前記器具及び前記装 置の他方に形成されたステム８１及びボール８０と、を備え、前記器具と前記装 置との相対的な横方向への移動により、前記ボールが前記キャビティ内に収容さ れ得るようにしたことを特徴とする継手機構。
10. １０．請求の範囲第７項乃至第９項の何れかに記載の継手機構にして、前記係止 手段が、前記器具及び前記装置の一方の上に摺動可能に配置され且つ摺動可能に 移動して、継手機構を包み込み、該継手機構が前記器具及び前記装置を共に結合 させるとき、前記器具及び前記装置の相対的な横方向への移動に抵抗し得るよう にしたシース２２を備えることを特徴とする継手機構。