JPH06502565A - 柔軟チップを備えたコンバーチブルガイドワイヤカテーテル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般的に、医療上の処置に使用されるガイドワイヤ及びカテーテルチ ブルワイヤに関する。

医療用ガイドワイヤは、身体内の細い通路を通って操縦される装置である。医者 は、舟外の手元側端部て行う操作によりガイドワイヤの先端の位置及び移動をコ ントロールする。一般に医療用カテーテルは、造影剤、塞栓剤又は薬埋剤等の流 体を、体内の所望の脈管に（又は脈管から）運ぶ中空可撓性チューブからなる。

ガイドワイヤ及びカテーテルは両方共はぼ同様な構造を有しており、このため、 これらの器具を総称して呼ぶのに「ワイヤ」という用語がよく用いられる。「コ ンバーチプルワイヤ」と呼ばれる幾つかの「ワイヤｊは、カテーテル及びガイド ワイヤの両方に使用できるようになっている。

医者はよく、ガイドワイヤとカテーテルとを組み合わせて使用する。例えば、医 者は、ガイドワイヤの操縦能力を用いてガイドワイヤのチップ（先端）を所望の 部位に位置決めできる。次に、医者は、ガイドワイヤに関連した操縦機構を取り 外し、ガイドワイヤによってカテーテルを所望の部位まで摺動させる。医者は、 カテーテル中のガイドワイヤを取り除き、そしてカテーテルを取り外す前に流体 を投与する。

医療分野でのガイドワイヤ及びカテーテルのこれらの及び他の使用は、幾つかの 好ましい特徴をもたらしているけれとも、時には正反対の特徴をもたらすことも ある。例えば、身体に付ける傷を最小にしながら、身体内での移動を容易にする には、ワイヤの外径を小さくすべきである。しかしながら、ワイヤの外径か小さ すぎると、その結果として内径すなわち管腔も小さくなり、ガイドワイヤの使用 に適合できる操縦ワイヤのサイズか制限される。カテーテルを用いるとき、管腔 か不必要に小さいと、ワイヤが受け入れることのできる流体の流量あるいは粘度 か制限される。このため、カテーテルを通して投与される流体の範囲が制限され る。

ガイドワイヤ及びカテーテルは、これらが身体の通路を通って容易に移動できる ためには、できる限り可撓性が大きくなくてはならない。これは、薄壁をもつ構 造を用いることにより達成される。その一方で、この構造は、厚壁又は内部安全 ワイヤの使用により達成されるような、使用時に安全な充分な強度をもたなくて はならない。このような強度はカテーテルに関する設計基準を支配する。という のは、カテーテルに加わる流体圧力は、特に手元側端部て数百ｌｂ／ｉｎ２のオ ーダである。

下記文献には、上記好ましい特徴の幾つかを達成てきるガイドワイヤ及びカテー テルが開示されている。すなわち、 Ｋ１１ｎｅ等の米国特許第３．７４９．０８６号（１９７３年）Ｈｅｉｌｍａｎ 等の米国特許第４．００３．３６９号（１９７７年）Ｃｒｉ　ｔｔｅｎｄｅｎ等 の米国特許第４．７１９．９２４号（１９８８年）Ｍａｃｈｅｋの米国特許第４ ．７７９．１２８号（１９８８年）Ｂｏｎｅｌｌｏ等の米国特許第４．７９８． ５９８号（１９８９年）８］８頁（１９８５年）） Ｆｅｒｎａｎｄｏ　Ａｌｖａｒｅｚ　ｄｅ　Ｔｏｌｅｄｏの１９８８年１１月２ ３日付出願に係る「小径ガイドワイヤ（Ｓｍａｌｌ　Ｄｉａｍｅｔｅｒ　Ｇｕｉ ｄｅｗｉｒｅｓ）Ｊ米国特許出願第０７／２７６、１０６号 Ｋ１１ｎｅ等の特許第３．７４９．０８６号には、両端の閉鎖部と、長く螺旋状 に巻回されたばね本体と、先端側チップ部分を撓み易くする合成内部コアとを備 えたばねガイドが開示されている。先ＮＩ側部分は、ばね本体の巻回方向とは逆 方向に巻回された第２ばねにより、手元側部分より可撓性が大きくなるように作 られている。

プラスチック製ソース（鞘）がばね本体を覆っている。

Ｈｅｉｌｍｎ等の第４．００３．３６９号特許には、巻回される前にテフロン（ 登録商標）でコーティングされ、超平滑表面を与えている矩形断面ワイヤで形成 された巻回形はね本体を備えたガイドワイヤか開示されている。別の構成として 、ガイドワイヤの表面が電解研磨で仕上げられている。先端側チップ部分の内部 安全ワイヤを加工し且つテーパを付す特殊な材料により、先端側チップ部分の可 撓性が高められている。

Ｃｒ　ｉ　ｔ　ｔｅｎｄｅｎ等の第４．７１９．９２４号特許には、中実の長い 主ワイヤすなわち主コアを備えた操縦可能なガイドワイヤか開示されている。こ の主コアは、外側及び内側の長い甥旋ばねにより形成された中央通路中を延びて いる。

也ｃｈｅｋの特許第４．７７９．１２８号には、巻回形外側ケーシングと、内側 コアワイヤと、安全ワイヤとを備えたカテーテルか開示されている。巻回形外側 ケーシングは、テフロン（登録商標）コーティングされた矩形断面ワイヤを巻回 することにより製造されたコイルばねの形感を有している。コアワイヤは、医者 がケーシング内にコアワイヤを挿入して該ケーシングに対してコアワイヤを捩じ り、これによりガイドワイヤを操縦することを可能にする。安全ワイヤは、操縦 ワイヤが破断するようなことがあると、これをバックアップする。もちろん、操 縦ワイヤ及び安全ワイヤはガイドワイヤ内にスペースを要求し、且つ開口を通し て挿入すべきあらゆる器具のサイズ及び運動範囲を制限する。

Ｂｏｎｅｌｌｏ等の第４．７９８．５９８号特許には、コイルばねにより形成さ れた閉塞端形（ｃｌｏｓｅｄ−ｅｎｄ）先端側チップ部分を備えたカテーテルガ イドが開示されている。手元側部分はコントロール機構に連結され、コイルワイ ヤを育している。ばね上に気相で付着されたプラスチック製外側コーティングは 、チューブをシールし且つ平滑にする。先端側チップ部分にはカバーがなく、ま たばねの隣り合うコイルは間隔が隔てられて、可撓性を高め且つカテーテルの先 端側チップ部分から流体が流出し易くしている。

ＢＯＸ等の第４．８４６．１８６号特許には、手元側部分を通って先端側領域ま で延びている可撓性ワイヤコアを備えたガイドワイヤが開示されており、ワイヤ コアが、可撓性のあるコイル状ワイヤはねの内部のテーパ状小領域に特徴を有し ている。

この巻回ばねの一部は隣り合うコイルが接触しているが、その他の部分では隣り 合うコイルが間隔を隔てられて、可撓性を高めている。

Ｓｏｓ等の論文には、ガイドワイヤ又はカテーテルとして機能し得る開放端形コ ンバーチプルワイヤか開示されている。このコンバーチプルワイヤは、手元側部 分の上にテフロン製シースか取り付けられた巻回形はねガイドからなる。先端側 チップは、従来のカテーテルのようにベベル状になっており且つ研摩されている 。

しかしながら、所与の外径については、この構造は、ガイドワイヤに使用される 操縦ワイヤのサイズを制限する。流体を投与するカテーテルとして使用するとき 、医者は、カテーテルを過大に加圧しないように注意を払わなくてはならない。

Ａｌｖａｒｅｚ　ｄｅ　Ｔｏｌｅｄｏの出願第０７／２７６、１０６号には、マ ルチフィラーコイル（多線条コイノり及び手元側部分の上に配置されるポリイミ ド製シースを備えた小径ワイヤが開示されている。ガイドワイヤとして使用する 場合、先端側部分は閉端部と、コイル及び内側コイルの延長部とを育している。

コアは、内側及び外側コイルのばねにより形成された中央通路を通って延びてい る。カテーテルとして使用する場合、構造体は、ばね本体と、補強のためにワイ ヤの全長に亘って延びているポリイミド製シースとからなる。

上記各参照文献には、特に好ましい１つ以上の特徴が得られる構造か開示されて いるけれとも、前述の全ての好ましい特徴が得られる構造体は存在しない。例え ば、Ｋ１１ｎｅ等、Ｉ（ｅｉｌｍａｎ等、Ｂｏｎｅｌｌｏ及びＢｏｘの特許には 、唯一スプリングガイドとして機能する構造体が開示されている。Ｓｏｓ等の論 文にはガイドワイヤ及びカテーテルとして機能する構造体か開示されているけれ ども、その管腔は希望する大きさよりも小さい。また、ワイヤをカテーテルとし て使用する場合の最大圧力限度は、カテーテルの多くの適用時に受ける圧力より も小さい。Ａｌｖａｒｅｚ　ｄｅＴｏｌｅｄｏ出願には、ガイドワイヤ又はカテ ーテルとして機能できる基本構造が開示されているけれとも、ガイドワイヤ及び カテーテルとしての特別な実施は構造的に異なるものである。更に、Ｓｏｓ等の 論文に開示の構造ではコンバーチプルワイヤの先端側部分が研摩されているけれ とも、Ｓｏｓ等の論文及びＡｌｖａｒｅｚ　ｄｅ　Ｔｏｌｅｄ。

出願のいずれの構造体も、体内の通路に先端側チップ部分を挿入するのが容易で はない。いずれの参考文献にも、ガイドワイヤ又はカテーテルとしての適用時に ワイヤの操縦能力及び流体投与能力を損なうことなく作動でき、傷を与えること のないぶらぶらした柔軟チップは開示されていない。

発明の開示 従って本発明の目的は、ガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できるコンバー チプルワイヤであって、操縦可能であり、可撓性先端側チップ部分を備えている コンバーチプルワイヤを提供することにある。

本発明の他の目的は、ガイドワイヤ及びカテーテルとして使用てき、傷を与える ことなく使用できる非常に柔軟な可撓性チップを備えたコンバーチプルワイヤを 提供することにある。

本発明の他の目的は、カテーテル及びガイドワイヤとして使用でき、大きな管腔 を育しているコンバーチプルワイヤを提供することにある。

本発明の他の目的は、カテーテルとして機能でき、所与の外径に対して大きな管 腔を育し、このためカテーテルを通る流体の流れを向上できるコンバーチプルワ イヤを提供することにある。

本発明の更に他の目的は、カテーテルとして使用でき、医療上の広範囲の処置に おいて通常受ける範囲の流体圧力に耐え得るコンバーチプルワイヤを提供するこ とにある。

本発明によるコンバーチプルワイヤはガイドワイヤ又はカテーテルとして機能で き、コンバーチプルワイヤの手元側部分と先端側チップ部分とを形成する内部通 路を備えた長い可撓性のある開放端形チューブを有している。手元側部分のチュ ーブは１１可撓性シースで被覆されており、手元側部分の強度を高めている。

第２ソースが第１シース及び先端側チップ部分を含むコンバーチプルワイヤの全 体を被覆しており、低摩擦係数及び柔軟で大きな可撓性をもつ先端側チップ部分 を形成している。

図面の簡単な説明 請求の範囲には、本発明の要旨か特別に明記され且つ明瞭に権利範囲が請求され ている。本発明の種々の目的、利点及び新規な特徴は、添付図面に関連して述＼ る以上の詳細な説明を読むことにより一層明らかになるであろう。尚、図面にお いて、同類の部品は同一の番号て示しである。

第」図は、本発明に従って構成されたコンバーチプルワイヤをガイドワイヤとし て使用できるようにしたところを示す概略図である。

第２図は、第１図のコンバーチプルワイヤをカテーテルとして使用できるように したところを示す概略図である。

第３図は、本発明に従って構成されたコンバーチプルワイヤの手元側部分及び先 端側チップ部分を示す部分断面図である。

第４図は、第３図の構造の手元側端部の詳細断面図であり、本発明に有効なアダ プタの構造を詳細に示すものである。

発明を実施するための最良の形感 本発明によれば、コンバーチプルワイヤ１０は、医療用のがイトワイヤ又はカテ ーテルのいずれにも使用できる。このため、以下の記載では、任意の適用とは無 関係に、構造を全体的に指称するのに「コンバーチプルワイヤ１０」という表現 を使用する。

第１図ではコンバーチプルワイヤ１０かガイドワイヤとして使用されており、コ ンバーチプルワイヤ１０は、手元側端部１２から、先端１４て終わる先端側チッ プ部分１３まて延びている手元側部分１１を有している。第１図には示されてい ないけれども、コンバーチプルワイヤ１０は両端部が開口している。

第１図に示すように、手元側端部１２にはアダプタ１５が連結されており、該ア ダプタ１５は、コントローラ１７に取り付けられる補強ワイヤ１６を受け入れる ようになっている。補強ワイヤ１６は、先端１４の手元側までコンバーチプルワ イヤ１０内の通路を通ることができ、従って第１図の構造をガイドワイヤとして 機能させることができる。

第２図に示すコンバーチプルワイヤ構造ＩＯは第１図の構造と同じである。この 構造も、手元側端部１２から先端１４て終わっている先端側チップ部分１３まて 延びている手元側部分１１を有している。アダプタ１５は、先端１４から流体を 投与する注入器１８等の器具を受け入れるように設計されている。

第３図は、コンバーチプルワイヤｌＯの手元側部分１１及び先端側チップ部分１ ３の構造をより詳細に示すものである。コンバーチプルワイヤＩＯは、該コンバ ーチプルワイヤ１０中の内部通路２２を形成するばね２１として巻回されたステ ンレス鋼又は他のワイヤのコイルからなる内側管状構造２０を有している。第３ 図には矩形断面が示されているけれとも、コイル２１は、矩形、円形断面又は他 の断面のワイヤで形成できる。同様に、コイルは多線条巻回（マルチフィラー） 又は単一ワイヤの巻回で形成することができる。しかしながら、殆との適用に対 し、矩形断面をもつ４線条ステンレス鋼ばねが良好な結果を与える。

第１ばね部分２３は手元側部分１１のセクションと間延てあり且つ手元側端部１ ２が開口している。ばね２１の隣り合うターンは、本質的に、第１可撓特性をも つ第１ばね部分２３を形成する。先端側チップ部分１３と間延の第２ばねセクシ ョン２４は、手元側部分１１とオーバーラツプしている。第２ばね部分（第２ば ねセクション）２４は第１ばね部分２３の延長であり、一般に同時に巻回される 。しかしながら、この第２ばねセクション２４のターンは大きな間隔すなわち巻 回ピッチを有しており、先端側チップ部分１３により大きな可撓性が付与される ようにしている。巻回ピッチの変化は、第２ばね部分２４を異なる巻回ピッチで 巻回することにより、又は第２ばねセクション２４が巻回された後に該ばねセク ション２４のターンを伸長すなわち引っ張ることにより達成できる。これにより 、第２はねセクション２４は第２可撓特性を育し且つ第１ばねセクション２３の 連続部すなわち延長部を構成している。

第３図に示すように、コンバーチプルワイヤ１０はプラスチック製シース（好ま しくはポリイミド製シース）３０を有している。プラスチック製シース３０は、 手元側部分１１と間延であり且つ該手元側部分１１と緊密に接触している。すな わち、ポリイミド製シース３０は、手元側端部１２から、第１はねセクション２ ３と第２ばねセクション２４との間の境界の先端側まで延びている。ポリイミド 製シース３０は、第１ばね部分２３の個々のターンを拘束する高フープ強度を育 している。これが、コンバーチプルワイヤ１０を特に手元側端部１２の方向に押 圧する全体的押圧能力を増大させる。接着剤の不要な緊密接触は、膨張したマン ドレル上にばね２１を巻回し、次にマントルル及びコイルに力を加えてきつく嵌 合したポリイミド製チューブにすることにより達成される。この構造か完成した ならば、マンドレルを引き抜く。

第３図のコンバーチプルワイヤＩＯは更に、手元側端部Ｉ２から先端１４まで延 ひているポリテトラフルオロエチレン（例えばテフロン（登録商漂））からなる シース４０を有している。成る実施例においては、シース４０は、手元側端部１ ２における小さなオーバハング（張出し部）４１と、先端１４における小さなオ ーバハング４２とを有している。シース４０は低摩擦係数の表面を形成し、患者 体内でのコンバーチプルワイヤ１０の移動を容易にする滑り易い表面を与える。

シース４０は強度のために使用するものではないため、薄壁にすることができる 。

一般に、シース４０は、シース３０の上及び先端側チップ部分１３を通って延び ているコイルセクション２４の残余のセクションの上に配置される。熱を加えて シース４０を収縮させ、該シース４０を、シース３０及び第２はねセクション２ ４の露出部分と緊密接触させる。このような収縮作業は従来技術において良く知 られている。

薄壁シース４０と第２はねセフ２３２２４０間隔を隔てたターンとの組合せによ り、可撓性があり柔らかくてぶらぶらした先端側チップ部分１３が形成され、該 先端側チップ部分１３を患者体内で移動させても患者に外傷を与えることはない 。

手元側部分Ｉｌ上のポリイミド製シース３０は、コンバーチプルワイヤｌＯを細 いばね２１で構成することを可能にすると同時に、カテーテルとして使用する場 合に流体の投与を可能にする充分な破裂強度を与える。所与の外径に対して、第 １図に示す構造は大きな内径すなわち管腔を有する。これにより、コンバーチプ ルワイヤ１０をガイドワイヤとして使用する場合に、大径の操縦ワイヤの使用が 可能になる。大きな管腔は、手元側端部１２における所与の投与圧力に対する粘 度が大きいという特徴をもつ流体の投与を可能にする。このことは、しばしば、 流体を高濃度の治療剤又は他の薬剤にてき、これにより患者に投与される所与の 用量の流体の全体積を最小にてきることを意味する。

本発明の特定の一実施例においては、１４５Ｃｍの全長をもつコンバーチプルワ イヤｌＯは１２ｃｍの先端側チップ部分１３を有している。内径すなわち管腔は ０、０２フインチ（約０．６９ｎｗｎ）　、外径は０．０３８インチ（約０．９ ７ｎｗｎ）である。カテーテルとして使用する場合、コンバーチプルワイヤ１０ は、手元側端部１２における７　５０　ＰＳＩ　（５２，７ｋｇ／ｃｍ”）以上 のオーダの圧力で作動できる。所与の外径に対し、３５％だけ管腔が増大したこ とにより、手元側端部での所与の圧力に対する流量を３倍まで能力を増大できる 。ガイドワイヤとして使用するとき、管腔が大きければ大きいはと、標準の０． ０２５インチ（約０．６４ｎｗｎ）のガイドワイヤを含む大きなガイドワイヤを 中央通路に挿入可能になる。

第４図を参照すると、一般的なアダプタ５０はフェルール５１を有しており、該 フェルール５１はシース４０に接触しながらコンバーチプルワイヤＩＯの手元側 端部１２上を摺動する。より詳しくは、内面５２がシース４０上を摺動し且つ圧 縮性材料（図示せず）を充填できるキャビティ５３を形成する。フェルール５１ は、ねし切りされた外側面５５を備えたカップ状延長部５４て終わっている。

この延長部５４上には、フェルールコネクタ部分５９にねし切りされた内側面５ ８を設けた、相手となるカップ状キャップ５７が螺合される。肩部６０がキャビ ティ５３上に配置され且つ該キャビティ５３内のあらゆる材料を圧縮し、シース ４０と緊密接触させて、アダプタ５０を手元側端部１２上にロックする。

肩部６０とフランジ６２との間には円筒状本体６１が延びており且つコンバーチ プルワイヤ１０の手元側端部１２上に緊密に嵌合する。円筒状本体６１により形 成されたフランジ６２及び通路６３は、コンバーチプルワイヤｌＯを通る通路す なわち管腔２２と連通している。アダプタ５０内にカテーテル１８が挿入される と、流体は通路６３．２２を通って先端１４へと流れることができる。カテーテ ル１８とアダプタ５０との接続は良く知られているので、この接続についての細 部はこれ以上説明しない。このような接続を備えた装置の一例としてロエールロ ツクハブ（Ｌｅｕｒ−１ｏｃｋ　ｈｕｂ）があり、該ハブは、種々の注入器、ワ イヤ及び他の器具に対してコンバーチプルワイヤ１０を容易に連結する。

要するに、第３図及び第４図に示す構造体は、ガイドワイヤ又はカテーテルとし て容易に使用できるコンバーチプルワイヤＩＯを構成する。コンバーチプルワイ ヤ１０は、ポリイミド製被覆シース３０と、先端側チップ部分１３とも間延の薄 い外側のテフロン製シース４０とを備えた手元側部分１１を有している。ばねセ クション２４の巻回ばね２１及びこれを被覆する薄いテフロン製シース４０は、 身体の各部を容易に通ることかでき、外傷を与えないぶらぶらした柔軟チップを 形成する。手元側部分ｌｌ上に配置される中間のポリイミド製シース３０は、コ ンバーチプルワイヤ１０の全体的構造強度を増大させ、これにより、壁厚を小さ くし、これに１寸隙して所与の外径に対する管腔サイズを増大させることができ る。

以上、本発明を成る実施例について説明したか、開示した器具について、本発明 から逸脱することなく種々の変更をなし得ることは明らかである。例えば、コイ ルの好ましい実施例は、矩形断面のステンレス鋼ワイヤからなる４条コイルであ るが、他の材料、ワイヤ形状及び巻回技術を使用することもてきる。また、ポリ イミド製シースか好ましいけれとも、必要な強度が得られる他のプラスチック材 料を使用することもてきる。同様に、外側シースはポリテトラフルオロエチレン で作るのが好ましいけれとも、大きな滑り摩擦係数が許容されるならば他の材料 を使用することもてきる。従って、請求の範囲の記載は、このようなあらゆる変 更が本発明の精神及び範囲内にあるものとしてこれらをカバーすることを意図す るものである。

ＦＩＧ、　３ 国際調査報告

Claims (31)

【特許請求の範囲】
1. （１）手元側部分及び先端側チップ部分を備えている、ガイドワイヤ又はカテー テルとして使用できる可撓性のある長い開放端形ワイヤにおいて、Ａ．該ワイヤ にこれを貫通する内部通路を形成するための、前記手元側部分及び先端側チップ 部分と同延の可撓性のある長い開放端形管状手段と、Ｂ．該管状手段を補強する ための、前記手元側部分の実質的に全部の周囲でこれと同延に配置された第１シ ース手段と、Ｃ．前記先端側チップ部分に前記管状手段を備えた可撓性構造を形 成するための、前記手元側部分及び先端側チップ部分と同延に前記第１シース手 段及び前記管状手段を被覆する第２シース手段とを有している、可撓性のある長 い開放端形ワイヤ。
2. （２）前記第１及び第２シース手段の各々が可撓性のあるプラスチックチューブ からなる、請求の範囲第１項に記載の可撓性のある長い開放端形ワイヤ。
3. （３）前記第１シース手段が、前記手元側部分における前記管状手段と緊密接触 しているポリイミドチューブからなる、請求の範囲第２項に記載の可撓性のある 長い開放端形ワイヤ。
4. （４）前記第２シース手段が、前記先端側チップ部分において前記第１シース手 段及び前記管状手段と緊密接触しているポリテトラフルオロエチレンチューブか らなる、請求の範囲第２項に記載の可撓性のある長い開放端形ワイヤ。
5. （５）前記管状手段が、内部通路を形成する巻回金属コイルからなる、請求の範 囲第２項に記載の可撓性のある長い開放端形ワイヤ。
6. （６）前記巻回金属コイルが多線条巻回からなる、請求の範囲第５項に記載の可 撓性のある長い開放端形ワイヤ。
7. （７）前記巻回金属コイルが、前記手元側部分での第１巻回ピッチと、前記先端 側部分でのより大きな第２巻回ピッチとを有している、請求の範囲第５項に記載 の可撓性のある長い開放端形ワイヤ。
8. （８）前記巻回金属コイルがステンレス鋼ワイヤからなる、請求の範囲第７項に 記載の可撓性のある長い開放端形ワイヤ。
9. （９）前記巻回金属コイルが、矩形断面をもつステンレス鋼ワイヤからなる、請 求の範囲第８項に記載の可撓性のある長い開放端形ワイヤ。
10. （１０）手元側端部及び先端を有しており、前記ワイヤが更に、流体手段に力を 加えて前記内部通路に通し前記先端から分配する流体注入手段に着脱自在に連結 するための、前記手元側端部において前記第２シース手段の周囲で前記ワイヤに 取り付けられる連結手段を備えており、カテーテルとして使用できる、請求の範 囲第５項に記載の可撓性のある長い開放端形ワイヤ。
11. （１１）手元側端部及び先端を有しており、前記ワイヤが更に、前記先端におい て前記ワイヤの運動をコントロールするための、前記手元側端部から前記内部通 路に挿入される補強ワイヤ手段を備えており、ガイドワイヤとして使用できる、 請求の範囲第５項に記載の可撓性のある長い開放端形ワイヤ。
12. （１２）手元側部分及びこれに隣接する先端側チップ部分を有する、ガイドワイ ヤ及びカテーテルとして使用できる可撓性ワイヤにおいて、Ａ．前記手元側部分 が、 ｉ．内部管状通路を形成するための、第１可撓特性を有する第１ばね手段と、 ｉｉ．前記第１ばね手段の周囲で前記手元側部分と実質的に周延に配置されたプ ラスチックの第１管状シース手段と、ｉｉｉ．該第１管状シース手段の周囲で前 記手元側部分の実質的に全部と周延に配置されたプラスチックの第２管状シース 手段とを備えており、Ｂ．前記先端側チップ部分が、前記先端側チップ部分を通 る前記内部通路の延長部を形成するための、第２可撓特性を有する第２ばね手段 を備えており、前記第２管状シース手段が、前記手元側部分から前記第２ばね手 段上でこれと緊密接触して延びている、ガイドワイヤ及びカテーテルとして使用 できる可撓性ワイヤ。
13. （１３）前記第２ばね手段が、前記第１ばね手段よりも大きな可撓性を有してい る、請求の範囲第１２項に記載のガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる 可撓性ワイヤ。
14. （１４）前記第１及び第２ばね手段が連続的に巻回された金属ばねであり、前記 第１及び第２ばね手段か異なる巻回ピッチを有し、異なる可撓性を与える、請求 の範囲第１３項に記載のガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる可撓性ワ イヤ。
15. （１５）前記巻回金属ばねかステンレス鋼ワイヤからなる、請求の範囲第１４項 に記載のガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる可撓性ワイヤ。
16. （１６）前記巻回金属ばねが矩形ワイヤからなる、請求の範囲第１４項に記載の ガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる可撓性ワイヤ。
17. （１７）前記巻回金属ばねが矩形断面をもつステンレス鋼ワイヤからなる、請求 の範囲第１４項に記載のガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる可撓性ワ イヤ。
18. （１８）前記第１シース手段がポリイミド材料からなり、前記第２シース手段が ポリテトラフルオロエチレンからなり、前記第２シース手段が、その端部におい て、前記ばね手段のそれぞれ先端側部分及び手元側部分を越えて延びている部分 を備えている、請求の範囲第１４項に記載のガイドワイヤ及びカテーテルとして 使用できる可撓性ワイヤ。
19. （１９）前記第１及び第２ばねセクションがこれらのセクション間の移行部を有 しており、該移行部が第１シース手段のセクションの先端と同延である、請求の 範囲第１８項に記載のガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる可撓性ワイ ヤ。
20. （２０）手元側端部及び先端を有しており、前記可撓性ワイヤが更に、流体に力 を加えて前記内部通路に通し前記先端から分配する流体注入手段に着脱自在に連 結するための、前記手元側端部において前記第２シース手段の周囲で前記可撓性 ワイヤに取り付けられるアダプタ手段を備えており、カテーテルとして機能する 、請求の範囲第１９項に記載のガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる可 撓性ワイヤ。
21. （２１）手元側端部及び先端を有しており、前記可撓性ワイヤが更に、前記先端 において前記ワイヤの運動をコントロールするための、前記手元側端部から前記 内部通路に挿入される補強ワイヤ手段を備えており、ガイドワイヤとして機能す る、請求の範囲第１９項に記載のガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる 可撓性ワイヤ。
22. （２２）手元側端部と、該手元側端部から延びている手元側部分と、該手元側部 分と先端との間の先端側チップ部分とを有している、ガイドワイヤ及びカテーテ ルとして使用できる開放端形コンバーチブルワイヤにおいて、Ａ．第１可撓度合 いをもち且つ内部通路を備えた長いばねを形成するための、前記手元側部分に設 けられる第１コイル状ワイヤ手段と、Ｂ．第２可撓度合いをもち且つ前記第１コ イル状ワイヤ手段の内部通路と連通する内部通路を備えた長いばねセクションを 形成するための、前記第１コイル状ワイヤ手段から延びた前記先端側チップ部分 と少なくとも同延の第２コイル状ワイヤ手段と、 Ｃ．前記手元側部分と周延の前記第１及び第２コイル手段を包囲し且つ接触して いるポリイミド製シース手段と、 Ｄ．前記ポリイミド製シース手段及び前記先端側チップ部分の前記第２コイル状 ワイヤ手段を被覆するためのポリテトラフルオロエチレンシース手段とを有して いる、ガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる開放端形コンバーチブルワ イヤ。
23. （２３）前記第１及び第２コイル状ワイヤ手段が、連続巻回金属ばねのそれぞれ 第１及び第２セクションからなり、前記第２セクションの巻回ピッチが前記第１ セクションの巻回ピッチより大きい、請求の範囲第２２項に記載のガイドワイヤ 及びカテーテルとして使用できる開放端形コンバーチブルワイヤ。
24. （２４）前記連続巻回金属ばねが多線条巻回からなる、請求の範囲第２３項に記 載のガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる開放端形コンバーチブルワイ ヤ。
25. （２５）前記ばねが矩形ワイヤからなる、請求の範囲第２３項に記載のガイドワ イヤ及びカテーテルとして使用できる開放端形コンバーチブルワイヤ。
26. （２６）前記ばねがステンレス鋼ワイヤからなる、請求の範囲第２３項に記載の ガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる開放端形コンバーチブルワイヤ。
27. （２７）前記ばねが矩形ステンレス鋼ワイヤからなる、請求の範囲第２３項に記 載のガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる開放端形コンバーチブルワイ ヤ。
28. （２８）前記第１セクションと第２セクションとの間には移行部が存在し、該移 行部が前記手元側部分の先端において前記ポリイミド製シースと同延に配置され ている、請求の範囲第２３項に記載のガイドワイヤ及びカテーテルとして使用で きる開放端形コンバーチブルワイヤ。
29. （２９）前記ポリテトラフルオロエチレンシース手段が、前記第１及び第２コイ ル状ワイヤ手段の手元側端部及び先端からオーバハングしている第１及び第２部 分を有している、請求の範囲第２８項に記載のガイドワイヤ及びカテーテルとし て使用できる開放端形コンバーチブルワイヤ。
30. （３０）手元側端部及び先端を有しており、前記可撓性ワイヤが更に、流体に力 を加えて前記内部通路に通し前記先端から分配する流体注入手段に着脱自在に連 結するための、前記手元側端部において前記ポリテトラフルオロエチレンシース の周囲で前記可撓性ワイヤに取り付けられるアダプタ手段を備えており、カテー テルとして機能する、請求の範囲第２９項に記載のガイドワイヤ及びカテーテル として使用できる開放端形コンバーチブルワイヤ。
31. （３１）手元側端部及び先端を有しており、前記可撓性ワイヤが更に、前記先端 において前記ワイヤの運動をコントロールするための、前記手元側端部から前記 内部通路に挿入される補強ワイヤ手段を備えており、ガイドワイヤとして機能す る、請求の範囲第２９項に記載のガイドワイヤ及びカテーテルとして使用できる 開放端形コンバーチブルワイヤ。