JPH06502538A - 上皮細胞成長因子(egf)との相同性をもつヘパリン結合性マイトジェン - Google Patents
上皮細胞成長因子(egf)との相同性をもつヘパリン結合性マイトジェンInfo
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- JPH06502538A JPH06502538A JP4501823A JP50182392A JPH06502538A JP H06502538 A JPH06502538 A JP H06502538A JP 4501823 A JP4501823 A JP 4501823A JP 50182392 A JP50182392 A JP 50182392A JP H06502538 A JPH06502538 A JP H06502538A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
上皮細胞成長因子(EGF)との相同性をもつヘパリン結合性マイトジェン発明
の背景
本発明は、1990年10月16日に出願された米国特許出願番号第07159
8.082号(発明者: Klagsbrun他)の一部継続出願である。
本発明は、国立衛生研究所により付与された#R37CA37392の下で、政
府の後援により為されたものである。
本発明は、成長因子に関する。
成長因子は、細胞増殖及び分化において中心的役割を果たしている。例えば、塩
基性繊維芽細胞成長因子(bFGF)、血小板由来成長因子(PDGF)、トラ
ンスフォーミング成長因子−α(TGF−α)、及びトランスフォーミング成長
因子−β(TGF−β)は、結合組繊細胞の増殖及び傷修復における血管新生の
誘起に関与してきた(Van Brunt and Klausner、6Ri
oter力tyo10iy 25,1988)、更に、Age l他(146)
、Pit力o/、197.1985)により、成長因子はアテローム性動脈硬化
の病因に関わっていることが示唆されている。例えば、アテローム性動脈硬化を
伴う平滑筋細胞(SMC)の過剰形成は、PDGF、潜在SMCマイトジェンに
起因するものであった。
種々のこれらの成長因子の精製及び特定をするために、ヘバリンアフイニテイク
ロマトグラフィーが広く使用されてきた。酸性FGF (aFGF)及び塩基性
FGF (bFGF)は固定化ヘパリンカラムにかけられ、それぞれ1.0〜1
゜2M塩化ナトリウム溶液及び1,5〜1.8M塩化ナトリウム溶液で溶離され
る(Folkman and Klagsbrun、235 5cience
442.1987; Lobb他、261 )、Ejol、C力em、1924
゜1986)。また、aFGF及びbFGFと構造的に相同である幾つかの成長
因子も、ヘパリンに対して親和性を有している(例えば、Rubin他、86
Proc、Nat 1.Acad、Sci、USA 802.1289参照)。
PDGFは固定化ヘパリンと結合するか、その親和性は比較的低く、わずか0.
5M塩化ナトリウム溶液で溶出される。上皮細胞成長因子(EGF)は、ヘパリ
ン結合性成長因子に関する各参照文献に記載されたような条件下では、実質的に
は殆どヘパリンと結合しない。l、obb他(261)、Ejol、(’力em
、1924.1986)は、ヘパリンアフィニテイにより、上皮細胞を細胞分裂
させる2種類の成長因子を部分的に精製したと報告している。Gospodar
owicz他(81Proc、Afar/、Ac1d、 5ci、1lsA 6
963.1984)は、ウシ脳及び松果体の繊維芽細胞成長因子の精製にヘパリ
ンアフィニテイを使用することを報告している。Shing他(29)、t″e
lIEiOC力em、275.1.985)は、ヘバリンセファロースアフィニ
テイクロマトグラフィー及びBio Rex70陽イオン交換クロマトグラフィ
ーによって精製される軟骨肉腫由来成長因子を報告している。Bohlen他(
185FEES 1elr、177.1985)は、ヒト脳由来繊維芽細胞成長
因子を報告しており、該因子は、陽イオン交換クロマトグラフィー、ヘバリンセ
ファロースアフィニテイ、及び逆相HPLCによって精製される。Shing他
(223Science 1296.1984)は、ヘパリン結合性の腫瘍細胞
由来の毛細血管上皮細胞因子を報告している。Bosner他(1071,Ce
1jJio!、481a、1988)は、6000−14.OOOMWであり、
陽イオン性であり、熱(100℃、10分)で失活し、ジチオトレイトール(5
mM)によって失活し、4Mグアニジンまたは0.1M塩酸での培養に耐性をも
つ、ヘパリン結合性の単細胞由来成長因子の検出について報告している。
発明の概要
概して言えば、本発明は、その一つの側面として、ヘパリン結合性−EGF相同
性マイトジェン(HB−EHM)と命名した新規な成長因子であることを特徴と
する。rEGF相同性」とは、EGF族蛋白(例: ヒトアンフィレグリン(A
R) 、5hoyab他、243 5cjetyce 1074.1989;h
uman TGF−α、Derynck他、38 Ce/ノ 287,1984
; 及びヒトEGF、Gregory、257 Nature 325.197
5)に特徴的な間隔で配置された6個のンステイン残基を含むという点で、上皮
細胞成長因子と構造的に関連する部分を有することを意味する。これは、後述す
るように、−または複数のEGF族の受容体(例・ A−431細胞または平滑
筋細胞)との結合作用にかかわる。一般に、EGF相同部分は、少なくとも部分
的に熱(例えば、90℃で5分間加熱する)に耐性の領域及びジチオトレイト4
−ル(dithiothreitol (DTT))に敏感(例えば、5mMの
DTTに2時間さらす)な領域を含む蛋白質を構成する。「ヘパリン結合性」と
は、特異的な親和性を有しない類似の電荷の蛋白質を溶出する塩化ナトリウム濃
度でヘパリンと結合していることにより立証されるような、ヘパリンに特異的な
親和性を有する(例えば、イオン的な相互作用のみから予想されるものよりも強
い親和力)ことを意味する。一般に、ヘパリン結合性因子は、少なくとも0.6
M(最も好ましくは、少なくとも0.9M)の塩化ナトリウム濃度であってもヘ
パリンと結合した状態にある。
第2の態様では、本発明は、ヘパリンと結合し、EGF相同性部分を有するポリ
ペプチドであって、繊維芽細胞、上皮細胞及び平滑筋細胞の増殖を刺激するが、
内皮細胞の増殖は刺激しないポリペプチドであることを特徴とする。
好適な実施例では、これらのポリペプチドは、ヒトHB−EHMであり、更に好
適には、特徴的なEGF−相同性部分の配列(実質的には、配列番号:1の10
8〜143のアミノ酸配列:CLRKYKDFCIHGECKYVKELRAP
SCI CHPG Y HG E RC)を含む。このようなペプチドの一つに
は、上述したEGF−相同性部分の配列及び次に示す配列番号:1の1〜208
のアミノ酸配列の全てまたは一部が含まれる:
MKLLPSVVLKLFr、、AAVLSALVTGESLERLRRGI、
AAGTSNPDPPTVSTDQLLPLGGGRDRKVRDLQEADL
DLLRVTLS!9KPQALATPNKEEHGKRKKKGKGLGK)
CRDPCLRKYKDFC工HGECKYVKELRAP!9CrCHPGY
HGERCHGLSLPVENRLY’rYDHTTrLAVVAVVLSSV
CLLV工VGLLMFRYHRRGGYDVENEEKVKLGM T N
S H。
このような成熟した形態では、HB−EHM群は、アスパラギン酸残基63とア
ラニン残基82(図3、配列番号、1参照)との間にアミノ末端を有し、セリン
残基147とプロリン残!149 (同様に、図3、配列番号=1参照)との間
にカルボキシル末端を有する。本発明はまた、例えば、アルギニン残基73とア
ラニン残基82(図3、配列番号;l′#照)との間にアミノ末端を有するもの
やセリン残基147にカルボキシル末端を有するもの(同様に、図3、配列番号
:1参照)等の、より小さいポリペプチドも含む。これらのポリペプチドは、好
適には酸に対して安定である。単離されたポリペプチドは、図1に示したアミノ
酸配列と実質的に同一の配列(配列番号=1における82〜147のアミノ酸)
、或いは図4に示したアミノ酸配列と実質的に同一の配列(配列番号:1におけ
る63〜148のアミノ酸)を含む。本発明に係るポリペプチドは好適には陽イ
オン性であり、(例えば、真核細胞により産生されたとき)7.2〜7.8の間
のpIを有し、そしておそらくは、しかしそうである必要はないが、グリコジル
化されるであろう。本発明に係る好適なポリペプチドは、非還元性ポリアクリル
アミドゲルで約22、OOOのみかけ分子量を有し、少なくとも66のアミノ酸
残基を含む。更に、これらのポリペプチドは、好適には、治療目的に適している
他の共精製物質から十分に分離される。
他の態様においては、本発明は、前記ポリペプチドをコードする精製された核酸
、及び真核細胞(好適には哺乳細胞)または原核細胞(好適には大腸菌、最も好
適にはE、cojj BもしくはE、co//′ W3110)においてこの核
酸を発現させるベクター(好適には、pMTN−HBEGF、pAX−HBEG
F、pNA28及びpNA51)であることを特徴としている。本発明はまた、
そうしたベクターを含む細胞であることを特徴としている。このような細胞は、
成熟型蛋白質の主要配列を含むポリペプチドを生成することが可能であり、且っ
HB−EHMの改善された発現、安定性または分離の簡易化を容易化する付加ア
ミノ酸をアミノ末端またはカルボキシル末端に含む、真核細胞(例えば、成熟型
蛋白質を増殖培養基中へ分泌することが可能な哺乳動物細胞)または原核細胞で
ある。本発明の発現ベクターまたはベクター含有細胞は、HB−EHM及びこれ
と等価のポリペプチドを生成するための本発明の方法に使用可能である。これら
のポリペプチドは、その傷治療量を傷へ適用することを含む、患者の傷治療のた
めの方法に使用可能である。これらのポリペプチドはまた、その増殖がHB−E
HM、好適には繊維芽細胞、上皮細胞、または平滑筋細胞によって刺激される肋
vltrO培養方法にも使用することができる。この方法は、上述したポリペプ
チドの増殖刺激量を細胞に接触させる工程を含む。ポリペプチドは、更に、ポリ
ペプチドと優先的に結合する抗体を生成するためにも使用可能である。抗体は好
適には単クローンであり、In vivo生体内で、上述したポリペプチドの生
物学的活性を中和する。
最後の態様では、本発明は、HB−EHMに対するアンタゴニストを確認する方
法であって、候補アンタゴニストの存在下でこの因子によってその増殖が刺激さ
れる培養細胞へHB−EHMを供給する工程と、候補アンタゴニストが細胞のH
B−EHM誘起増殖を阻止できるかどうかを定める工程と、を含む。
「成熟」という用語は、細胞外の形態に処理された蛋白質の一つの形態を意味す
る。「生物学的活性」とは、後述する方法でアッセイされた細胞(例えば、繊維
芽細胞、上皮細胞または平滑筋細胞、ただし内皮細胞は除外)の増殖を刺激する
因子の能力を意味する。「分離された」とは、その自然発生環境から取り出され
ること、好適には標準生化学的または組換えDNA技術によって均質溶液として
産出されることを意味する。「酸安定性(酸に対して安定)」とは、例えばpH
2,5で2時間にわたって溶液にされされた後も、生物学的活性(上述)を保有
していることを意味する。「グリコジル化された」とは、共有結合した炭水化物
群を−または複数有することを意味する。「グリコジル化されていない」とは、
共有結合した炭水化物群を含まないことを意味する。「みかけ分子jlJとは、
標準蛋白等の周知の分子量を有する標準物質との比較によって、変性ポリアクリ
ルアミドゲルに対して定められた分子量を意味する。「非還元性ポリアクリルア
ミド」とは、β−メルカプトエタノール等の還元剤が欠如したポリアクリルアミ
ド電気泳動ゲルを意味する。「傷の治療」とは、制限なしに、組織修復または血
管新生の刺激を意味する。「アンタゴニスト」とは因子の活性を抑制する分子1
.二の場合には、例えば応答細胞(例、 繊維芽細胞、上皮細胞及び平滑筋細胞
)の増殖を刺激するHB−EHMの活性を抑制する分子を意味する。「実質上同
一」のアミノ酸配列とは、保存性のアミノ酸置換のみによって異なっているアミ
ノ酸配列を意味し、例えば−のアミノ酸が同じクラスの他のアミノ酸と置換(例
えば、グリシンに対するバリン、リジンに対するアルギニンなど)すること、或
いは成長因子の生物学的活性(上述)を破壊しないアミノ酸配列の位置に配置さ
れたーもしくは複数の非保存性アミノ酸の置換、除去または挿入によってのみ異
なるアミノ酸配列を意味する。このような等価因子は、こうした因子を自然生成
または誘起可能なあらゆる動物の細胞または組織から後述する方法を用いてまた
はその等価の方法で抽出することによって分離可能であり、或いは化学的合成法
で分離可能であり、或いはそうした成長因子をコードするcDNAまたはゲノム
DNAの分離等による組換えDNA技術の標準的な技術によって分離することが
可能である。「実質的に同一の」核酸配列とは、実質的に同一のアミノ酸配列を
コードする核酸配列を意味する(即ち、上述したように、同一もしくは保存アミ
ノ酸置換、非保存アミノ酸置換、または因子の生物学的活性を破壊しない欠損ま
たは挿入によってのみ異なるもの)。このような核酸配列は、制限なく、組換え
DNA技術の標準的な技術によって分離することができる(例えば、ゲノムDN
AまたはcDNAの分離によって、または試験管内突然変異によって、ポリメラ
ーゼ連鎖反応法または化学合成法によって)。「中和」とは、(例えば、成長因
子の生物学的活性を)部分的にまたは完全にブロックすることを意味する。
本発明は、翻訳された成長因子(例えば、図1で示したアミノ酸を含むHB−E
l(Mの66アミノ酸形態、図4に示したHB−EHMの86アミノ酸形態、ま
たは図3に示した蛋白質の208アミノ酸形!B)、及び翻訳後の変化または処
理を受けた蛋白質の任意の増殖促進形態を含む。このような翻訳後の変化には、
制限なく、例えば前記列の一部もしくは全てまたはシグナル配列の一部もしくは
全ての除去等によるアミノ末端の処理、或いは、膜スパンニング領域の全てもし
くは一部またはサイトプラスマ領域の全てもしくは一部の除去等によるカルボキ
シル末端の処理、或いは0結合されたグリコシレージジン、或いはこれらの任意
の組5みhわせを含むつ更に、本発明は、図1.3または4に示し、たアミノ酸
または核酸配列には制限されない。当業者であれば、ここで記載の方法を用いて
、等価もしくは実質的に同一の成長因子、または等価もしくは実質的に同一の成
長因子をコードする核酸配列を容易に単離することができる。
本発明の成長因子は、傷修復、増殖及び成長、アテローム性動脈硬化、腫瘍及び
骨髄繊維症に所定の作用を果たしており、従って、傷治療の促進並びにアテロー
ム性動脈硬化及び腫瘍疾病の検出治療のために培養されたを髄動物細胞の増殖を
刺激するのに有用となる。
本発明の他の特徴及び効果は、後述する好適な実施例の説明及び特許請求の範囲
より明らかとなろう。
好適な実施例の説明
まず、各図面について簡単に説明する。
図面
図1は、成熟(即ち細胞外の形態に処理された)ヘパリン結合性EGF相同性マ
イトジェンの一形態として存在するアミノ酸配列を示す図である。
図2は、いくつかのEGF相同性部分のアミノ酸配列を示す図である。
図3は、HB−EHMをコードするcDNAの核酸配列及び主な翻訳生成物の推
定アミノ酸配列を示す図である。
図4は、成熟(即ち細胞外の形態に処理された)ヘパリン結合性EGF相同性マ
イトジェンの少なくとも−の形態で存在するアミノ酸配列を示す図である。
図5は、融合蛋白クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ(CAT)
−HB−EHMの核酸及び推定アミノ酸配列を示す図である。
寄託物質の分譲
本発明に係る物質は、メリーランド州、ロックパイルのアメリカン・タイプ・カ
ルチャー−コレクション(American Type Cu1ture Co
11ection;ATCC)に寄託された。これによって当業者であれば、本
発明に係る物質を、容易に得ることができる。これらの寄託物質の分譲は、後述
する。これらの寄託物質によって生成された成長因子は、本発明の例示的なもの
で、これに限定されるものではない。当業者であれば、等価の成長因子、そのよ
うな成長因子をコードする核酸、及び次に述べる方法を用いてそのような成長因
子に優先的に結合する抗体、を容易に分離することかできる。
リンパ腫因子とアミノ酸配列
ヘパリン結合性EGF相同性マイトジェン(HB −E HM)の1つの起源は
、^5erlcan Type Cu1ture Co11ection、 1
2301 Parklawn Drlve、 Rockvll撃■A HD 2
0
852より入手可能な、ヒト組織法リンパ腫因子株U−937(登録番号CRL
1593)である。U−937細胞は、1〜2X108/T−150フラスコ(
Costar、マサチューセッツ州ケンブリッジ)の細胞密度で、10%ウシ胎
仔血清(GIBCO,ニューヨーク州グランドアイランド)及び抗生物質(ペニ
シリン100単位/m!及び硫酸ストレプトマイシン100 u g/m L
GIBCO。
ニューヨーク州グランドアイランド)を添加したRPMI 1640 (G I
BCO、ニューヨーク州グランドアイランド)中で平板培養した。細胞の組織培
養フラスコへの付着を容易にするため、細胞を60nMミリスチン酸酢酸フォル
ボール(PMA;別名12−0−テトラデカノイルフォルボール−13−アセテ
ート(工2−O−tetradecanoyl phorbol−13−ace
tate ) ;またはTPA)により、37℃で24時間処理したが、このス
テップはHB−EHMの生成には必要ない。細胞はリン酸緩衝食塩水で2回洗浄
し、培地を、抗生物質を添加した非血清RPMI 1640と取り替えた。37
℃で72時間後、培養液を採取し、同量の新鮮な非血清培地と取り替え、細胞を
再び72時間培養し、再び培地を取り替えた。細胞は、成長因子を連続的に分泌
しながら、このような状態で10〜14日間維持された。
処理培地(CM)は、3日ごとに採取した。採取した培地はG5−3Sorva
110−夕により10,000rpmで10分間遠心し、プロテアーゼ分解から
保護するため、その上清に、塩酸ベンザミジン(Sig■a、ミズーリ州セント
ルイス)を最終濃度1mMで添加した。上清は使用するまで一20℃で保存した
。
これとは別に、PMA処理細胞をリン酸緩衝食塩水で洗浄し、培地を非血清RP
MI 1640培地と取り替えることにより(前述の方法に従う)、処理培地調
製した。次いで処理培地を採取し、約24.48.72.120.168時間後
(すなわちPMA処理後)に、新鮮な非血清培地と取り替えた。
処理培地につき、以下に示すように、繊維芽細胞(すなわち、BALB/cマウ
ス3T3細胞)、上皮細胞(すなわち、ヒトケラチノサイト)、または平滑筋細
胞(すなわち、ウシ大動脈平滑筋細胞、B A S M C)を用いて、直接成
長因子活性を測定した。これとは別に、CM500mlをTSK−ヘパリンSP
Wカラム(8X 75 m m、 TO3OHAAS、ペンシルベニア州フィラ
デルフィア)に供し、高速タンパク液体クロマトグラフィー(F P L C、
Pharmacia、ニューシャーシーPiscataway)によってCMを
まず分画した。カラムは、カラムの10倍容量の平衡化緩衝液(0,2M Na
C1,0,01Mトリス−MCI、pH7,5)で洗浄し、結合タンパク質を、
0.01Mトリス−MCI、pH7,4の、0.2〜2M NaC140m1直
線濃度勾配により、毎分1mlで溶出した。フラクシン(2,5m1)につき、
フラクションのアリコートのDNA合成に対する作用か、或いはBALB/Cマ
ウス3T3細胞の増殖を測定することによって成長因子活性を調べた。このよう
な活性は、[3H]−チミジンのDNAへの取り込みを測定するか、細胞数の増
加を測定するか、或いはこれらの双方によってモニタした。B A L B /
cマウス3T3細胞のDNA合成の測定は、Shlngらの方法(2235c
ience 1296.1984. 参考文献の中に含まれる)に従って行った
。BALB/マウス3T3刺激活性の1単位は、Shingらの報告(supr
a )の条件下において、BALB/cマウス3T3細胞の最大DNA合成量の
半分の量を刺激するのに必要な成長因子の量であると定義される。ウシ毛細管内
皮細胞のDNA合成を測定するため、細胞をトリプシンで処理し、10%ウシ胎
仔血清(GIBCO,ニューヨーク州グランドアイランド)及び抗生物質(ペニ
シリン100単位/ml及び硫酸ストレプトマイシン100μg/mL GIB
CO,−ユ E−り州グランドアイランド)を添加したDulbeccoの修正
Eagleの培地(DMEM、GIBCO,ニューヨーク州グランドアイランド
)400μlにより、48ウエルプレート(Costar、マサチニーセッッ州
ケンブリッジ)で、細胞密度を希薄にして(ウェル当り細胞数lXl0’)再平
板培養した。培養24時間後に、培地を、2%ウシ胎仔血清、抗生物質1μMチ
ミジン及び0.5%ウシ血清アルブミンを添加した同量のDMEMと取り替えた
。培養24時間後に、試験サンプルをウェルに加えた。18時間後、[3H]−
チミジン(0,6uCi/ウエル、 ew England Nuclear、
プラウエア州つイルミントン)を添加した。さらにその5時間後に各プレートを
、BALB/cマウス3T3細胞の培養に用いたのと同様の操作により処理し、
[”H] −チミジンの細胞のDNAへの取り込みを測定しウシ大動脈平滑筋(
ボストンのChildren’s )IospttalのH0vetch博士よ
り入手)DNA合成を測定するため、細胞をトリプシン処理し、2%コロラドウ
シ胎仔血清(Colorado 5erus Company)及び抗生物質(
ペニシリン100単位/ml及び硫酸ストレプトマイシン100μg/ml、G
IBCO,ニューヨーク州グランドアイランド)を添加したDMEM400μl
により、48ウエルプレートで、細胞密度を希薄にして(ウェル当り細胞数lX
l0’)再平板培養した。細胞がコンフルエンス状態まで増殖した後、培地を、
2%コロラドウシ胎仔血清及び抗生物質を添加した同量のDMEMと取り替えた
(前述の方法に従う)。
培養24時間後に、試験サンプルをウェルに加えた。18時間後、[3H]−チ
ミジン(1uCi/ウェル)を添加した。さらにその6時間後に各プレートを、
B A L B / cマウス3T3細胞及び毛細管内皮細胞の培養に用いたの
と同様の操作により処理し、[3H]−チミジンの細胞のDNAへの取り込みを
測定した。
ウシ大動脈平滑筋細胞の増殖は、成長因子の刺激に続いて細胞数をカウントする
ことによっても測定した。これらの実験では、細胞は細胞密度を希薄にして24
のウェルプレートにおいてDEME/10%ウシ胎仔血清/1%GPS (10
0%GPSはグルタミン29.2mg/ml、ペニシリン10,000単位/m
11硫酸ストレプトマイシン10,000Mg/ml ;GIBCO,=s−ヨ
ーク州ダグランドアイランド中、細胞数104/ウエルで平板培養した。次いで
試サンプルを加え、3日後に、細胞をトリプシン処理によって除去し、Cou
l terカウンタ(Coulter、フロリダ州H1aleah )によって
カウントした。
HB−EHMは次のように精製した。精製操作中、BALB/Cマウス3T3細
胞を標的細胞として用い、[3H]−チミジンのDNAへの取り込みを測定して
成長因活性をモニタした。処理培地(9〜10L)は、0.2MNaC1,0゜
01Mトリフ、−MCI、pH7,5により、流速毎時300m1で平衡化した
Bio−Rex70陽イオン交換カラム(5X10cm、200m1)(Bio
Rad。
カリフォルニア州Hercules)に直接供した。カラムは平衡化緩衝液で十
分に洗浄し、結合タンパク質はIM NaC1、O,01Mトリス−HCl、p
H7,5で溶出した。生物学的に活性な分画はpHs、0に調整しくBALB/
cマウス3T3細胞を用いて測定した前述の方法と同様)、硫酸銅で飽和し、0
.5MNaC1,0,01Mトリス−HCL pH8,0で平衡化した銅キレー
トセファロースカラム(2x 11 c ms Pharmacla LKB
Biotechnology Inc、 、ニューシャーシー州ptscata
vay)に供した。カラムを平衡化緩衝液で十分に洗浄した後、結合タンパク質
を0.5M NaC1,0,OIM)リス−HCl5pHs、0の0〜0.4M
L−ヒスチジン200m1の直線濃度勾配により、流速毎時40m1で溶出した
。この方法を用いて、L−ヒスチジン0.02M〜0. 025Mにより、単一
の生物活性ピークが溶出された。活性のある本ピークに含まれる生物学的に活性
な分画をプールし、O,01Mトリス−HCl、pa7.5で1゜1に希釈し、
0.2M NaC1、O,01Mトリス−MCI、pH7,5の20m1で平衡
したTSK−ヘパリンSPW FPLCカラム(8X75mm、TO5OHAA
Sペンシルベニア州フィラデルフィア)に供した。カラムを0.2MNaC1,
0,01Mトリス−HCl、pH7,5の20m1で洗浄した後、結合タンパク
質をO,01Mトリス−MCI、pH7,5の0.2〜2MNaC140mlの
直濃度勾配により、流速毎分1mlで溶出した。
上記に概説した3段階の精製によって部分精製したHB−EHMのサンプル(T
SK−ヘパ1ルカラムからNaC1濃度1〜1,2Mで溶出)をC4逆相高速液
クロマトグラフイーカラム(RP−HPLC)に供した。Beckmanmod
el 334HPLCシステム(Becksan Instruments、
Inc、、ニュージャージ州Somerset)を使用した。サンプルは、5%
アセトニトリル、0.1%トリフルオロ酢酸で平衡化したC4逆相HPLCカラ
ム(4,6X250mm、Vydac )注入した。カラムを本溶媒で十分に洗
浄し、結合タンパク質を0.1%トリフルオロ酢酸の5%〜15%アセトニトリ
ル濃度勾配5ml、次いで、0.1%トリフルオロ酢酸の15%〜40%アセト
ニトリル濃度勾配置20m1により、流速毎分1mlで溶出した。フラクション
を採取し、アリコートを1%ウシ血清アルブミン(81gma、ミズーリ州セン
トルイス)リン酸緩衝食塩水中で10倍希釈し、成長因子活性を測定した。溶出
タンパク質は214nmにおける吸収をモニタリングすることによって検出した
。
成長因子活性の単一の優勢ピークがアセトニトリル約2396においてC4カラ
より溶出した。この活性ピークは、21.4 n Mにおける成長因子の吸収の
2つのピーク(すなわち、33分で溶出したピークと34.5分で溶出したピー
ク)に一致した。これら2つのピークうちの1番目(すなわち、33分のピーク
)に一致するフラクションを採取し、さらに解析した。精製タンパク質は単一の
バンドとして移動し、非還元性条件下(すなわち、15%ポリアクリルアミド/
SDSゲル)ではみかけ分子量約22kD、還元条件下(すなわち、1%β−メ
ルカプトエタノールを含む15%ポリアクリルアミド/SDSゲル)ではみかけ
分子量約20kDであった。成長因子のみかけ分子量は、成長因子の電気泳動移
動度を分子量既知のタンパク質の電気泳動移動度と比較することによって決定し
た。
因子の成長刺激活性(これは、上述の方法によってBa1b/cマウス3T3の
細胞性(eel 1ular) D N Aに統合(I ncorporat
1on)された[3H]−チミジンとして分析された)により測定すると、HB
−EHMのこの精製型はpH2,5で2時間放置しても安定であり、この90℃
で5分間加熱しても分解されなかったが、5mM DTTに2時間放置すること
により、完全に分解された。活性は、0.1MグリシンーHCI、pH2,5の
2時間の酸処理後も消失しなかった。
これらの操作のすべてにおいて、タンパク質がガラス管に吸着することによる活
性の消失を防ぐため、シグマコート(Sigma )によってシリコンコーティ
ングた試験管を使用した。処理培地試料8Lの精製の一例を次の表に要約する。
U−937処理培地からのHB−EHMの精製精製ステップ タンパク質 最大
刺激3 精製度 収率0(μg) (ng/ml) (倍) (%)B i o
−Rex70 450,000b3.750 1 100%銅キレートセファロ
ース 90.000b3,750 1 23%TSK−ヘパリン 295’ 1
6.4 229 18%C4RP−HPLC1,20,57,50015%a、
最大刺激は、平滑筋細胞DNAへの[3H]−チミジンの取り込みによって定し
た。
1%
b、タンパク質はA −14μgを用いて推定した。
仁収率は、第1の部分精製フラクションの総活性に基づく。
d、タンパク質はA1%214−140μgを用いて推定した。
e、タンパク質はアミノ酸分析により推定した。
タンパク質のこの精製型は、B A L B / cマウス3T3繊維芽細胞の
増殖を濃度50pg/m1〜1,000pg/mlで刺激し、ウシ大動脈平滑筋
細胞の増殖を濃度50pg/m1〜500pg/mlで刺激し、ヒトケラチノサ
イトの増殖を濃度1100p/m1〜2ng/mlで刺激した。しかしながら、
この因子は、ウシ毛細管内皮細胞の増殖は刺激しなかった。
タンパク質のこの精製型のアミノ酸配列を決定するため、処理培地2OLから、
陽イオン交換クロマトグラフィ、銅アフィニティクロマトグラフィ、ヘパリンー
アフィニティクロマトグラフィ、2サイクルのC4−逆相HPLCにより得られ
タンパク質の約1.7μgをApplied Biosystems気相プロチ
ンシーケンサに注入した。20回のEdman分解を行い、アミノ酸誘導体の同
定を自動オンラインPTHアミノ酸分析計(モデル477 A、 Appl l
ed Biosyste■S、カリフォルニア州フォスターシティ−)を使用し
て行った。アミノ末端残基の収量は177pmo lであった。サイクル1〜2
0のアミノ酸に対してなされたアサインは次のとおりである(配列番号:3)。
Va l −X−Leu−3e r−5er−Lys−Pro−Gln−Ala
−Leu−Ala−X−Pro−Asn−Lys−Glu−Glu−His−G
ly−LysoXは未知または疑問の残るものである。
U〜937処理媒体(上述のもの)からのHB−EH〜1の次の精製においては
、RP−HPLC精製段階で異なるC カラムを用い、BALB/c3T3 [
3H]一チミジ〉取り込み測定は、各フラクションから10倍回のタンパク質を
用いて実施した。この方法を用い、成長因子活性の4つの主ピークが、1596
〜40%アセトニトリル(責度勾配開始後3B、34.5.43.3.47.8
分でカラムから溶出された。非還元性1596ポリアクリルアミド/SDSゲル
において、33.43.3.47.8分の活性ピークは、それぞれ、みかけ分子
量22.23.22.5kDに一致した。345分のピークは時に2つのタンパ
ク質バンドを示し、一方はみかけ分子ji22kDs他方はみかけ分子量19k
Dであり、他の試料においては、みかけ分子R19kDバンドのバンドのみが検
出された。成長因子活性の5番目のピークも、いくつかの試料において検出され
た。このピークは非還元性ポリアクリルアミド/SDSゲル電気泳動の条件下で
は、34゜5分と43.3分のピークの間に溶出し、みかけ分子量24kDのタ
ンパク質種を含んでいた。
これらの精製においてHB−EHMの最も優勢な型は一般に、33分で溶出する
型だった。
追加の成長因子種の比活性を測定した。すべて、BALB/c3T3細胞におけ
るDNA合成を刺激する能力においてほぼ同等であり、EGF受容体への結合に
ついて1251− E G Fと競合することが明らかとなった。これらの結果
は、異る分離ピークに含まれる成長因子種はすべてHB−EHMの型に一致する
ことを示唆した。
次いで、前述の成長因子活性の様々なピークのいくつかを示すHB−EHMの5
つの追加サンプルにつき、アミノ末端配列の決定を実施した。前述のように、5
DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動分析により、これらのサンプルはみがけ
分子量か異なるタンパク質種を含むことか明らかとなった。具体的には、サンプ
ル#1(すなわち、34.5分と433分のピークの間に溶出するピーク)はみ
かけ分子j124kDの種を含み、サンプル#2(すなわち、33分のピーク)
はみかけ分子量22kDの種を含み、サンプル#3(すなわち、34.5分のピ
ーク)はみかけ分子量22kDの種とみかけ分子jl19kDの種の混合物を含
み、サンプル#4(すなわち、34.5分のピークの独立した単離)は、主とし
てみかけ分子ff119kDの種から成り、サンプル#5(すなわち、43.3
分のピーク)はみかけ分子量23kDの種を含む。サンプル1のアミノ末端の配
列決定を達成する試みか不成功であったことより、このタンパク質はアミノ末端
が妨害されていることを示唆している。サンプル2.3.4.5について得られ
たアミノ末端のアミノ酸配列は以下の通りである。
サンプル#2
(配列番号:4):
RVXLSSKPQALAXPNKEEHGKRKKKGKGLGKKRDPX
LRKYKDFXIHGEXXY
サンプル#3
(配列番号・5): RVXLSSKPQALAXPNKEE (サンプルの約
75%)
(配列番号:6): 5SKPQALAXXNXEE (サンプルの約5%)(
配列番号: 7):ALAXXNKXEXGKR(サンプルの約20%)サンプ
ル#4
(配列番号:8):RVXLSSKPQALAXPNKEEHGKRKK (サ
ンプルの約65%)
(配列番号: 9): XXKPQALAXXNXE (サンプルの約5%)(
配列番号: 10):ALAXPNKEEXGKR(サンプルの約30%)サン
プル#5
これらのアミノ末端配列決定の結果は、前述の例で概説した精製スキームにより
単離されたHB−EHMが、アミノ末端が異なる複数の型を有することを示唆し
た。これらは、最初に同定されたアミノ末端(配列番号二3参照)(VXLSS
KPQALA、、、’)を有する型と、最初の末端にアミノ酸が1個追加された
末端(配列番号:47照)(RVXLSSKPQ、、、)を有する型と、最初の
末端にアミノ酸が11個追加された末端(配列番号:16参照)を有する型と、
最初の型の最初の残基3個が欠如した型(配列番号:6参照)(SSKPQAL
A、 、 、 )と、最初の型の最初の残基8個が欠如した型(配列番号=7及
び10参照)(ALAXPNKE、、、 )と、を含む。さらに、最大(24k
D)の種がアミノ末端で妨害されるという知見は、配列DLQEADLDLLR
V (配列番号:16参照)からアミノ末端に延長したHB−EHMO型が存在
することを示唆する。
内部アミノ酸配列情報を得るため、サンプル2.3.4の一部を混合し、配列決
定のためにペプチドフラグメントを生成するため、トリプシン分解に供した。
この解析のため、混合したサンプルを乾燥し、200μmの6Mグアニジン−H
Cllo、5M1−リス−HC1,pH8,0/1mMEDTA/10mMジチ
オスレイトール中で再懸濁し、37℃で60分間インキュベーションした。ヨー
ドアセトアミド(0,925mg)を最終濃度25mMで添加し、溶液を室温で
30分間インキュベーションした。これらの2つの処理は、タンパク質のシステ
ィン残基を還元及びアルキル化するために実施した。リジン残基を修飾するため
、無水コハク酸(アセトニトリル1ml中100mg)を4つの5μlアリコー
トに添加し、それぞれの添加の間、室温で5分間インキュベーションした。タン
パク質の混合物はC4−1−逆相HPLCカラムを通過させて脱塩し、乾燥し、
100Mft炭酸アンモニウム200μl中で再懸濁し、トリプシン0.5μg
により、25゛Cで4時間分解した。トリプシン(0,3μg)の第2のアリコ
ートを加え、反応を更に2時間27°Cでインキュベーションした。分解生成物
は、C18−逆相HPLC(RP−HPLC)カラムで分離し、アミノ末端配列
決定に供した。
配列決定の結果は、無水コハク酸処理により、混合HB−EHMサンプル中のり
ジン残基の部分的な妨害のみを与えることを示唆した。C,8RP−HPLCカ
ラムから採取されたフラクションの多くは、ペプチドフラグメントの混合物を含
んでいた。決定されたアミノ酸配列と、配列番号に登録されたペプチド残基は次
J YVKELR123〜128
DFCIHGECK 114〜122
S KYKDFCIHGECKYVK 111〜125W DFCIHGECK
YVKELR114〜128KYKDFCIHGECKYVKELR111〜1
28Q KYKDFCIHGECK 111〜122X KYKDFCIHGE
CKYVKELR111〜128 ′T CHGLS 143〜147
KYKDFCIHGECKYVK 111〜125追加のアミノ酸配列情報は0
4カラムから47.8分に溶出するHB−EHM性のピークよりトリプシンフラ
グメントを生成し、配列決定することによって得た。47.8分のピークの全量
約4μgの物質を乾燥し、150μlの4Mグアニジン−MCI、O,1Mトリ
ス−MCI、pH8,0中で再懸濁した。ジチオスレイトール(D T T)を
最終濃度20mMで添加し、反応を37°Cで60分間インキュベーションした
。システィンを還元し、次いで固体ヨードアセトアミドを最終濃度25mMで添
加してアルキル化し、さらに反応混合物を30分間室温でインキュベーションし
た。Cf1ll逆相HPLCカラム(4,6X150mm。
Vydac; 0. 1%トリフルオロ酢酸のアセトニトリル10%〜40%濃
度勾配)脱塩した後、タンパク質を乾燥し、0. 1Mff1炭酸アンモニウム
150μl中で再懸濁した。トリプシン(0,4u gSBoehr+nger
Mannheis )を添加し、反応27°Cで2時間インキュベーションし
た。次いで分解生成物を、0.1%トリフルオロ酢酸のア七トニトリル396〜
63%濃度勾配を用い、Cl8HPLC(4゜6X150mm)カラムで分画し
た。検知可能な吸収のピークのすべて(検出波長214nM)を採取し、配列解
析に供した。決定されたアミノ酸配列と、配列ID番号に登録されたペプチド残
基は次のとおりである。
5 KRDPCLR104〜110
6 RDPCLR105〜110
8 APSCICHPGYHGE、、、 129〜14110DFCIHGEC
K114〜12211 KYKDFCl、、、 111〜11712 YKDF
CIHGECK 112〜12214 CHGLSL、、、 143〜1481
7 DLQEADLDLLXV、、、 63〜7418 DLQEADLDL、
、、 63〜71点は、ペプチド配列が完全には決定できなかったことを示して
いる。
得られた最アミノ末端フラグメントは、アスパラギン酸残基63を開始点とする
が、この残基は潜在的なトリプシン開裂部位(すなわち、62番のアルギニン残
基とのカルボキシ末端)の直後にあるため、このデータから残基63が必ずHB
−EHMの絶対的なアミノ末端を示しているとは結論できなかった。得られたト
リプシンフラグメントの最カルボキシ末端は、少なくとも予測した前駆体の残基
148 (Leu)まで伸びていた。したがって、トリプシンフラグメント配列
は、HB−EHMタンパク質の成熟型が少なくとも86個のアミノ酸まで延長し
て存在することを示している。
U−937細胞の処理培地の優勢型であり、したがって、構造解析に最も利用で
きる、HB−EHMのアミノ末端配列RVXLSSKPQALAXPNKEEH
GKRKK (すなわち、33分のピークに含まれる型)の解析について、さら
に検討した。HB−EGFとEFGの等電点をクロマトフオーカシングによって
決定した(Fagerstai et al、、 266 J、 Chroma
togr、 523.1983に記載されている一般的な方法による)。簡単に
説明すると、HB−EHMの33分のピーク型(前述のもの)100ngを、2
5mMエタノールアミン−酢酸緩衝液、pH9゜4で平衡化したMonoPカラ
ムに供した。カラムは本緩衝液で20分間、次で0.IX Po1ybuffe
r 96−酢酸、pH6,0(Pharmacla )で分間、流速毎分1ml
で洗浄した。比較のため、ヒト組替え型E G F (Col 1aborat
lve Re5earch、 7サチニーセソツ州Bedford )の等電点
も決定した。EGF】Ongを、25mMイミダゾール−MCI緩衝液、pH7
,4で平衡化したM。
no Pカラムに供した。カラムは本緩衝液で20分間、次いで0.125Xo
1ybuf fer 74−HCI、pH4,0(Pharsac4a)で40
分間、流毎分1mlで洗浄した。1mlのフラクションを採取し、各フラクショ
ンの5μmにつき、成長因子活性を測定した。HB−EHMの33分のピークの
型のPIは、5.3〜5.5のEGFのPIに対し、7,2と7.8の間である
ことが明らかとなった。
HB−EHMは翻訳後修飾を受けていることもある。E、col[で生成された
組え型HB−EHMは約5〜6kDaであり、15%ポリアクリルアミド/SD
Sゲル電気泳動によって決定した元のHB−EHMより低く、タンパク質の配列
決定では明らかとならなかったヌクレオチド配列より予測される2つのスレオニ
ン残基があった(これらのスレオニン残基は、翻訳後修飾を受けている可能性を
示−HB−HM (すなわち、前述の33分のピーク)を合成し、エンド−N−
アセチルガラクトサミニダーゼ(0−グリカナーゼ)で処理し、〇−結合グリコ
シル化の存在について試験した。
ヨードビーズ(Pierce、イリノイ州ロックフォード)を使用し、125^
na+yttcat Blochet 427.1982に記載された方法によ
って、HB−EHM2t、tgをNa1251 (200μCi/2.cz 1
; I CN、カリフォルニア州Co5ta Mesa)で放射性同位元素標
識した。簡単に説明すると、ヨードビーズを50 m M トリス−HCl (
pH7,4)で洗浄し、乾燥し、50mM)リス−HCI (pH7,4) 2
00μmと200μC1125,を含むマイクロフユージ管に加えた。5分間イ
ンキュベーションした後、HB−EHM (50μlトリス−HCl、pH7,
4中2μg)を加えた。放射性ヨウ素化時間15分の後、反応混合物を、50m
Mトリス−HC1(pH7,4) 、0.5%BSA、200mM NaC1,
10mM Kl平衡化した小型のヘパリン−セファロースカラム(50μm)に
供した。
カラムを本緩衝液で十分に洗浄し、 I−HB−EHMを2M NaC1を含む
平衡緩衝液で溶出した。1251−HB−EHMの比活性は22,500CPM
/ngあった。1251−HB−EHMから〇−−合オリゴ糖鎖を除去するため
、1251HB−EHM (50mMカコジル酸ナトリウム、pH6,o、25
mMCa C12,0,1%SDS及び10mM DTTの10μm中0.5n
g)を5分間煮沸した。反応混合物1%トリトンX−100と2mMフッ化フェ
ニルメチルスルホニル(P M S F ; phenylmethylsul
(’onylfIuoride)に調整し、サンプルをまずノイラミニダーゼ
(0,01単位、Calbjochem)により37”Cで60分間、次いでエ
ンド−N−アセチルガラクトサミニダーゼ(0,25m単位、Genz)’11
3 、マチューセッツ州ケンブリッジ)により37°Cで終夜分解した。サンプ
ルはSDS/ポリアクリルアミドゲル電気泳動によって分析した。ポリアクリル
アミドゲルは乾燥し、Kodak X−Omatオートラジオグラフィフィルム
に一70℃で12時間露光した。
0−グリカナーゼによる処理により、HB−EHMのみかけ分子量は18〜20
kDaから約14〜16kDa (ポリアクリルアミドゲル電気泳動より決定)
に低下し、本ポリペプチドが〇−結結合グリコシルトよってのみ修飾されている
ことが示唆された。
クローニング
HB−EHMをコードするクローンを単離するために、上述のHB−EHMアミ
ノ酸配列配列列番号、3・VXLSSKPQALAXPNKEEHGKIに基づ
くオリゴヌクレオチドプローブを用いて、ヒト細網肉腫細胞系U−937のmR
s 、Aから構築したcDNAライブラリーをスクリーニングした。C1ont
eeh Laboratories(Palo Alto、 GA)から購入し
たこのライブラリーは、50 ng/mlのphorbol myristaL
e acetate(PMA)を添加することにより3.5日間分化させたU−
937細胞由来のmRNAを用いて作製された;mRNAから合成されたCDN
Aは、クローニングベクターλgL10のEcoRI部位にクローニングされた
。
独立した組み換え体の数は1.4X106個と報告された。ライブラリーの一定
部分を宿主細胞[すなわち、大腸菌株NM538、hsdR(r、 −11)
5upF(PrlSChauf Qt al、、 170ス、h/、i10/、
1127.1983.参考文献として引用)に導入し、その結果得られたプラ
ークをt(ybond−N+ナイロンメンブレン(Aaershas Corp
oration、 ArliArlln Heights、 IL)に固定化し
、元来HB−EHMに由来するアミノ末端アミノ酸配列に基づく合成オリゴヌク
レオチドをプローブに用いて標準的な方法によりスクリーニングした。このプロ
ーブは45残基の“コドン選択”オリゴヌクレオチドであり、HB−EHM遺伝
子中、アミノ酸6〜20をコードするコドンの各々が、すでに報文及びデータベ
ースにおいて報告されているヒト遺伝子(インターフェロン及びコラーゲンを除
く)において、そのアミノ酸に最も頻繁に使用されているコドンに対応すると想
定して作製した(プローブをデザインする際使用したコドン頻度表は、Dr、
Barry GreenbergによりCa1ifornia Biotech
nology Inc、、 Mountain View、 CA、において作
成された)。プロリン及びグリシンについては、プローブに、可能性のある2つ
のコドンを取り入れ、正しい選択コドンが存在する確率を高めた。さらに、哺乳
類遺伝子において不都合を生じることが多いジヌクレオチド配列CpGを排除す
るために、18番目のヒスチジンコドンについては、より開度の高いCACの代
わりにCATを使用した(例えば、Bird、 8 1ttchr/clcMs
ltys、 1499.1980参照)。推定コドン領域の逆鎖として合成され
た8通りを有するプローブ(プローブ4955)の配列(配列番号:11)は以
下の通りであるニ
プローブ4955 :
U−937cDNAライブラリーフイルタをスクリーニングするにあたり、プロ
ーブ4955をγ 、32PコーATP (Aaershas Corpora
tion、 ArllAr11n HeIghts、IL)により5゛末端標識
した。プローブの放射標識及びフィルタハイブリダイゼーションは、標準的な技
術により行なった:ハイブリダイゼーション条−件には、プローブー1.7X1
08cpm、ハイブリダイゼーション温度−42℃、/1イブリダイゼーション
混合液(20%ホルムアミド、6XSSC,50mMリン酸ナトリウム pH6
,8,100μg/mlオートクレーブ済みDNA。
及び5 XDenhardt’s溶液)−200mlが含まれる。−晩ハイブリ
ダイゼーションを行なった後、0.1%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を含
有するlX5SCを用いてフィルタを軽く3回すすいだ。次いで、フィルタを1
xSSC10゜1%SDS中で30分間室温で振盪して2回洗浄した。弱くハイ
ブリダイズしている分子を除去するために、43〜46℃の振盪恒温槽内で1x
SSC10,1%SDSを用いてフィルタを洗浄した。次いで、フィルタを一7
0℃以下において、2枚の増感スクリーンに挟まれたX線フィルムに露光した。
16個の強くハイブリダイズするプラークが検出され、これらを標準的な技術に
より単離した。これらプラークのいくつかから、Sagbrookらの方法(k
rhycv/、yr l’10jjpz: // 1.tjoytory hj
w/、5econd edition、Co1d Spring Harbo秩
@Labor
aior>’ Press、 Co1d Spring Harbor、 NY
、19119 )によりファージDNAを精製した;EcoRrによる制限酵素
分解解析により、単離された種々のファージは1゜lkb〜3kbの範囲の大き
さのcDNAを有することが示された。
これらファージの一つ、λU2の挿入物を、全塩基配列解析に供するため選択し
た。このcDNA挿入物を、適切に消化したM13mpファージに標準的な技術
により連結し、Sanger dldeoxy法(Sanger et al、
、 143)、 No!、 ljo/、 161゜1980)を用いて塩基配列
を決定した。この配列を図3に示す。
図3(配列番号=1)において、塩基481−540は、先に決定されたHB−
EHM7ミノ末端配列[配列番号: 3 : VXLSSKPQALAXPNK
EEHGKIと一致するアミノ酸配列をコードしている。塩基配列から2番目及
び12番目のアミノ酸はスレオニン残基であると推定されるが、これらは標準的
な蛋白W配列自動解析技術によって解析し、たいずれのHB−EHM標品におい
ても、明確な残基として決定されなかった。このため、当初アミノ酸配列決定を
行なったHB−EHM型における2番目及び12番目に対応するスレオニンは、
成熟HB −E HMにおいては、恐らくO−グリコジル結合により修飾されて
いる可能性がある。
HB−EHMのコーディング領域は、塩基73−75及び塩基886−888の
TGA終止コドンの間のオーブンリーディングフレーム中に存在する(図3、配
列番号:1)。このオーブンリーディングフレーム中、塩基262−264のA
TG (メチオニン)コドンが翻訳開始部位を示している可能性が最も高い。な
ぜなら、このメチオニンは、5′から塩基481−483 (HB−EHMにつ
いて当初決定されたアミノ末端配列の1番目のアミノ酸であるバリンに対するコ
ドン)までの配列中唯一のメチオニンであるからである。このATG前後にある
塩基253から265までの配列(TGCGGGACCムエGA)は、を椎動物
の翻訳開始部位に対するコンセンサス配列(配列番号:12)[(GCC)GC
CA/G CCA T G G ; Kozak、 15 tVttc/、 I
cjds、 les、 8125.1987]と相同性があり、特にATGから
−3の位置にあるA残基がよく保存されている。さらに、このATGの3゛直後
にコードされている、疎水性アミノ酸と推定される領域は、HB−EHMのよう
な分泌蛋白質の初期翻訳産物のアミノ末端に見られる分泌シグナル配列を示唆し
ている(von )Ieijne、 133 !tir、 、/、 1loc/
m、 17.1983 )。
このように、成熟1(B−EHMは、λU2 HB−EHM cDNAにおいて
塩基262−885によりコードされた208アミノ酸からなる前駆体の一部分
として合成されると思われる(図3、配列番号=1)。
HB−EHMの種々の精製標品から決定されたアミノ末端は、図3(配列番号;
1)に示した推定翻訳産物においてアミノ酸63.73.74.77、及び82
に位置している。これらの部位の間に位置するアミノ酸残基(すなわち残基2〇
−62)及び前駆体蛋白質のアミノ末端における推定疎水性分泌シグナルは“プ
ロ°配列を示し、翻訳終了後、成熟HB−EHMの形成中に切断されると考えら
れる。しかし、単離された中で最も大きい型の蛋白質(24kD)のアミノ末端
は、ブロック修飾を受けているため未だ決定されていない;この型がHB−EH
M派生物であるとすると、これは1.残基19〜63の間に位置するアミノ酸の
幾つかを有することによりアミノ末端側か延長されているものと考えられる。し
かし、種々の型のHB−EHMにおいて活性の違いは認められていない。
FASTAプログラム(Pearson and Lipsan、 115 P
roc、 37//、 lc、ytl、 Sc/、 Is/ 2444.198
8. Devereux et al、、 12 fw/、 Icjtls i
f’es、 387.1984)を用■■ma
tional Biomedical Re5earch Foundatio
n (NBRF)蛋白質データベースを検索した結果、HB−EHMとEGF/
TGF(Z/アンピレグリン(amphiregulin)ファミリーの蛋白質
との相同性が示され、特に、HB−EHMが、EGF (配列番号:14)/T
GFa (配列番号: 15) /amphiregulin (配列番号:1
3)ファミリーのメンバー中に保存されている6つのシスティン残基のすべてを
含んでいるアミノ酸残基108と143の間(図3、配列番号:1)で顕著であ
る(図2)。
1番目から6番目のシスティンの間の領域において、HB−EHMは、ヒトEG
Fの40%(37残基中15残基)、ヒトTGFαの42%(36残基中15残
基)、ヒトアンビレグリン(amphiregul In)の5396(36残
基中19残基)の残基を保存している。ファミリーメンバーの幾つかと共通する
その他の特徴は、成熟成長因子を分泌するためにアミノ末端及びカルボキシル末
端がプロセスされる膜内外前駆体構造を有することである。図3(配列番号;1
)に示すHB−EH〜1の前駆体配列は、アミノ酸1.61−184から成る非
常に疎水性の高い膜内領域を有し、これは、EGF/TGFα/アンビレグリン
ファミリーの他のメンバーにおいては膜内外領域と推定される領域と相同性があ
る。HB−EHMの成熟カルボキシル末端は、アミノ酸残基143に位置する保
存システィン残基と残基161の疎水性領域開始点の間に存在する。配列決定し
た、HB−EHMのトリプシン消化断片の一つの配列はCHGLSであった(上
記参照)。この配列は、残基14’3−147に対応する(図3、配列番号=1
参照)。この断片の配列は1−リブシン消化部位以前で終わっていることから、
この結果は、ある型のHB−EHMのカルボキシル末端がアミノ酸残基147に
位置することと一致する。他の、配列決定したHB−EHMトリプシン消化断片
の配列はCHGLSL (残基143−148に対応)であった(図3、配列番
号=1参照)。この配列データは、残基148が蛋白質のカルボキシル末端を表
わすことを示すには不十分である。実際、還元型及びカルボキシルメチル化合成
ペプチドを用いた実験により、このトリプシン消化断片が、合成ペプチドCHG
LSLPとほぼ同じアセトニトリル濃度(パーセント)でC18逆相HPLCカ
ラムから溶出されることが示された。これらの結果は、残基149もカルボキシ
ル末端であること、またはある成熟型HB−EHM上に存在することと一致する
。
他の同等のクローンは、当業者に既知のハイブリダイゼーションスクリーニング
技術により単離することができる。
A−431細胞上のEGF受容体への、ヘパリン結合EGF相同性マイトジェン
の結合
HB−EHMが構造的にはEGFファミリーのメンバーであるため、HB−EH
Mについて、EGFに見られる生物学的特性、例えばEGF受容体への結合能、
を試験した。この相互作用を測定するために、競合的結合活性測定(拮抗的結合
活性測定)を以下の通り行なった。[1251] EGF (2ng、1.2X
1.O”d p m、 Col Iaborative Re5earch、
Bedford、 HA )を、cenrIuent A −431■
胞(Fabricant at at、、 741’roc、 7’it/、
Jc、gd、 、9d、#、5’、15B5. 1977 G Haigler
et al、、 75 1’rOe、 #//、 Ielt/、 Sd、 l’
5I33L7.197g、 AT CCより入手可能、受託番号CRL 155
5)を含む24ウエルプレートに添加した。ついで、HB−EHMまたは組み換
えヒトEGFを量を増やしながら添加し、その後の結合活性測定をSinghの
方法(147ht7. !yyo/、 13.1987.参考文献として引用)
及びK15bal I らの方法(7711910cA/z力”opJ、rs
Ic1i 82.1984.参考文献として引用)に従って行なった。ウシ大動
脈平滑筋細胞(BASMC)への[125BEGFの競合的結合(拮抗的結合)
は、BASMCを使用し、6ウエルプレートにまいたこと以外は上述のA−43
1細胞について行なったのと同様に測定した。
精製HB−EHMは、A−431細胞及びSMC上のEGF受容体に結合するこ
とが判明した。HB−EHMは、EGFと同様、A431細胞への〔125!コ
EGFの結合を本質的に100%阻害した。HB−El(Mは、BASMC上の
EGF受容体に対して、EGFよりも強い親和性を有した。EGFが290pg
/m1(48pM)において已25■]EGF結合を50%阻害したのに対し、
HB−EHMは63pg/m+ (2,9pM)において50%阻害した。
BASMC上のEGF受容体に対するこのような異なる親和性を反映して、以下
の活性測定により、HB−EHMがEGFよりも宵望なりA3MCマイトジェン
であることが示された。BASMCを5×103細胞/ウエルで、DMEM、1
0°6T−ウシ血清、100U/mlペニシリン、100.czg/ml硫酸ス
トレプトマイシンを金白°する24ウエルプレートにまき、細胞吸着後(例えば
−晩培養した後)、培地をDMEM、1%子ウシ血清、及び上述のペニシリンと
ストレプトマイシンと交換した。ついで、HB −E HM、組み換えヒトE
G F (CreativeBlomoleeules、 tlopkinto
n、 HA) 、または組み換えP D G F (Creative Bjo
molecules、 I(opkinton、 HA)をウェルに添加した。
3日後細胞を計測した。BASMC増殖におけるHB−EH?vl活性は、EG
FのものよりPDGFのものにより類似していた。1100p/mlのHB−E
HM、500pg/mlのPDGF。
及び4ng/mlのEGFが、同様にBASMC増殖を刺激した(すなわち、2
゜5倍の増加)。
EGF受容体への1251−EGFの結合を阻害することに加えて、HB−EH
M(すなわち、上述の33個の小ピークの型)は、EGF受容体の自己リン酸化
も標的とした。これは、A−431細胞を6ウエルプレートにまき、10% ウ
シ胎児血清及び抗生物質を含有するDulbecco’s Modif’ied
Eagle’s Medium (DMEM)中で培養することにより示され
た6 conr+uent単層を5ng/mlのEGF (Collabora
tive Re5aerch、 ’Waltham、HA)または5ng/ml
のHB−EHMと共に培養した。15分後、0.4mM EDTA、10mM
フoo酸ナトリウム(Na(Iuorate ) 、10mM ピロリン酸ナト
リウム及び0.4mM オルトバナジン酸ナトリウムを含む冷リン酸緩衝生理食
塩水を用いて細胞を洗浄後、かきとり、100μlのPI/RIPA緩衝液[1
% N P −40<Plerce、 R。
ckford、 IL) 、1% デオキシコール酸(Aldrich、 Mi
lwaukee、 Wl) 、0. 1%SDS、1% アプロチニン(Boe
hringer−Mannheis、 Indlanapolis、 IN )
、1、mM PMSF (Pierce) 、2mM EDTA (Sigma
) 、10mM フaロ酸ナトリウム(SIg*a、 St、 Louis、
No) 、10mM ピロリン酸ナトリウム(Baker、 Phillips
burg、 NJ ) 、0.4mM オルトバナジン酸ナトリウム(Aldr
ich)、10mM ヨードアセトアミド(A!drlch )を含有するリン
酸緩衝生理食塩水コに溶解した。@以遠心機で5分間遠心した上清の30μlを
、SDS/ポリアクリルアミドゲル電気泳動(6%ポリアクリルアミドゲル)に
より解析した。
ニトロセルロース膜(Schle[cher and 5chuell、 Ke
en、 Nt+)に転写後、チロシン残基がリン酸化されたEGF受容体を、既
知の方法(Wada et al、、 611”e// 1339、1990
)に従って、抗ホスホチロシン抗体(PY−20、I CN Bio膳edic
als、 Co5ta Mesa、 CA)を用いたウェスタンプロット解析及
びそれに続くアルカリホスファターゼ−結合ウサギ抗マウスIgG抗体(Pro
mega、 Madlson、 Vl)による発色により検出した。リン酸化E
GF受容体の標準物質はUB I (Lake Plasid。
NY)から購入した。
HB−EHMは、EGF受容体標準物質と共に移動する170kDa蛋白質のリ
ン酸化を刺激し、この蛋白質は、細胞がEGFにより刺激された場合にもリン酸
化された。
哺乳類発現ベクター
HB−EHMを暖乳類細胞中で発現するために、cDNAクローンλU2由来の
HB−EHMコーディング領域を2つの異なる発現ベクター、pMTN及びpA
XneoRに挿入した。
ベクターpMTNは、(i)SV40のHindlll断片(このウィルスのエ
ンハンサ領域を存する)、(ii)ヒトメタロチオネインIIA遺伝子のブロン
遺伝子の3′非翻訳領域を有する旦amHI一旦coRI断片(ポリアゾニレ−
ジョンシグナルを提供するため)、(V)バクテリアの複製オリジン及びアンピ
シリン耐性遺伝子を提供するため、バクテリアプラスミドpUC8全体(ポリリ
ンカ一部分を除く)を有する互!旦RI−Hindl I I断片、及び(vi
)SV40の複製オリジンを有し、ネオマイシンとそのアナログ、G418耐性
をコードしている断片、から成っている。まず初めにベクターp M T p
n (Greens2、ベクターp〜1T5V40po l yA−Bamを構
築した。ライフ、ベクターpSV2−n eo (Soutl+ern and
Berg、l 、/、No/、Ipp/、 乙’etye1. 327. 1
982D参
考文献として引用)から2つの断片を単離した:SV40初期領域プロモータを
含有するPvu I l−Hlnd I I I断片:及びネオマイシン耐性の
コーディング領域を含有するHindlll−BamH[断片。これら2つの断
片を連結し、ついで、フレノウ断片(Klenow断片)DNAポリメラーゼI
で処理して末端を平滑化した。その結果得られた断片を、Hindlllで部分
消化した後フレノウ断片DNAポリメラーゼ■で処理して末端を平滑化したベク
ターpMTSSV40ポリA−Bamに連結した。
ベクターpAXneoRは; (1)β−アクチン遺伝子プロモータを有する、
ヒトβ−アクチン遺伝子単離物p14Tβ−17(Leavitt et at
、、 4 ky/、 t’e//、 l?Io/、 1961.1984.参考
文献として引用+ Ng at al、、 5 、拾/、 l”e//、 1j
ty/、 Q
720、1985.参考文献として引用)由来の4.3kbEcoRI−Alu
l断片;(11)発現させるコーディング領域を挿入するための短いポリリンカ
ー領域;(i t 1)SV40ウィルスの後期領域ボリアデニレーンヨンシグ
ナルと同時にpBR322アンピシリン耐性遺伝子とバクテリアの複製開始点C
ori領域)を含有する、プラスミドp c D V 1 (Okayama
and Berg)由来の2.3kb断片;及び(iv)バクテリアのネオマイ
シン耐性コーディング領域に連結したSV40初期プロモータ領域(及び複製開
始点)を含有する、p 5V2−n e o (Southern and B
erg、 1)、10人11111/、 feiel、327.19112.参
考文献として引用)由来の3.4kbのPvu I I−EcoRI断片、から
成っている。
発現ベクターに挿入するために、クローンλU2中のcDNA挿入物をTaqI
及びXmn1で消化して塩基219から970(配列番号=1)を有する断片を
切り出し、Klenow断片DNAポリメラーゼIで処理して末端を平滑化した
。その結果得られた断片に、BamHIリンカ−を連結した。BamHI消化後
、連結産物をアガロースゲルにより分離し、HB−EHMコーディング領域を有
する、リンカ−の(=1加した761bp断片(配列番号:1)を単離した。こ
の断片を、ベクターp M T N及びpAXneoRのBamHI部位に挿入
して(HB−EHMコーディング領域が、メタロチオネインまたはアクチンプロ
モータと機能的に連結する挿入方向で)、プラスミドpMTll−HBEGF及
びpAX−HBEGFを作製した。pMTN−HBEGFまたはpAX−HBE
GFのいずれかをBamHIで消化し、761bp断片を単離することにより、
これらのプラスミドからHB−EHMコーディング領域を有するDNA断片を単
離することができる。この断片は、いかなる適当な発現ベクターにも挿入するこ
とができる。
cDNA発現プラスミド、pMTN−HBEGF及びpAX−HBEGFはAM
erlcan Type Cu1ture Col 1ectionに寄託され
ており、それぞれ受託番号ATCCNo、40900及びNo、40899を受
けている。出願人の譲渡人であるThe Children’s )4edic
al Center Corporationは、これ以降、特許権の存続期間
が終了する前にこれらが死亡した場合、新たなものに置き換える責任を有するこ
とを承認しており、また、寄託物が一般に提供可能となる時をATCCに通知す
る責任を有することも承認している。その時までは、寄託物は37 CFR91
,14及び35 USC8112により特許庁長官に提供され得る。
HB−EHMの組み換え発現に用いた宿主細胞は、Chinese Ha*5t
er 0vary(CHO−Kl)細胞であり、これはAmerican Ty
pe Cu1ture Co11ection (受託番号CCL 61)から
入手した。これらの細胞は37℃、5%CO2存在下湿度を与えた培養器内で、
CHO増殖培地[10% ウシ胎児血清、2mM L−グルタミン、50uni
ts/ml ペニシリン、及び50zzg/ml ストレプトマイシンを含有す
る、Dulbecco’s Modified Eagle’s Medlus
(DMEM −2/培養皿の濃度でioam組織培養皿にまいた。Wlgle
r et al、(18ffy//777゜1979 )が記載したリン酸カル
シウム沈殿法により、プラスミドDNA (20μg)をCHO細胞に導入した
。DNA添加後4〜5時間後に、各培養皿から培地を吸引し、15%グリセロー
ルを含むHEPES緩衝生理緩衝生理食塩水3公l処理することにより細胞に°
ショック″を与えた。グリセロールを除去し、各培養皿中の細胞を無血清培地(
10% ウシ胎児血清を含有しないCHO#j殖培地)8mlで洗浄し、ついで
、各培養皿にCHO増殖培地を8mlずつ添加した。細胞を24時間培養した。
“−・過性゛発現実験ては、24時間の培養後、培地を5mlの無血清培地と置
換した。pMTN−HBEGFまたは元のpMTNプラスミドでトランスフェク
トされた細胞の場合は、無血清培地に50μM Z n S O4及び1μM
dexatrethasoneを添加した。細胞を36時間培養した。ついで、
培地を回収し、上述の通りBa1b/cマウス3T3細胞中で[3H]チミジン
取り込み活性測定を行なうことによりHB−EHMの存在をMj定した。予備実
験では、pAX−HBEGFにより一時的にトランスフェクトされたCHO−K
l細胞由来の調製培地は、20U/mlの刺激活性を示した;コントロールプラ
スミドpAXneoRによりトランスフェクトされた細胞はIOU/m+の活性
を示した。
トランスフェクトされた細胞の安定したプールを選択するために、24時間の培
養期間後、0418 (Gcnetic[n; GIBCO,Grand l5
land、 NY)を培養皿に添加した。G418の最終濃度は1.Omg/m
lである。約2週間にわたって、G418抵抗性細胞の選択を行なった。必要に
応じて細胞を分割し、G418を含むCHO増殖培地を再度添加した。安定プー
ルの確立後、細胞の培地を無血清培地(pMTN及びp M T N −HB
E G Fでトランスフェクトされた細胞の場合は、行なうことによりHB−E
HM活性を測定した。
原核生物発現ベクター
グリコジル化されていないHB−EHMを生産したい場合、成熟HB−EHMを
コードするDNA配列を、原核生物宿主細胞中で発現させることができる。原核
生物宿主中での発現を可能にする制御シグナルに機能的に連結したベクターに、
成熟HB−EHMをフードするDNAを導入する。必要ならば、発現された蛋白
質を宿主細胞のペリプラズムに分泌させる既知のシグナル配列をコーディング領
域の5゛末端に付加し、これにより蛋白質の回収を容易にすることができる。最
も頻繁に使用される原核生物は、大腸菌の種々の株である;しかじ、他の細菌株
も使用することができる。複製開始点、選択マーカー、及び細菌宿主と適合する
種由来の制御配列を有するプラスミドベクターを使用する。例えば、大腸菌はp
BR322(このプラスミドは、サルモネラ種から単離された2つ及び大腸菌か
ら単離された1つの計3つの自然発生プラスミド由来の断片を使用してBol[
varet at、 (21ustyθ95.1977 )により構築された)
派生物により形質転換することができる。pBR322は、アンピンリンとテト
ラサイクリン耐性の遺伝子を有しており、これにより、目的の発現ベクターを構
築する際保存することも破壊することもできる複数の選択マーカーが提供される
。ここでは、通常使用される原核生物制御配列(“制御因子°とも呼ばれる)を
、リボゾーム結合部位配列とともに、時としてオペレータを含む転写開始のプロ
モータを有するものと定義する。
蛋白質の発現を促進するために通常使用されるプロモータには、ベーターラクタ
マーゼ(ベニシリナーゼ)、ラクトース(l a c ) (Chang et
al、、 198 Ab1we105B、 1977 ) 、トリプトファン
(trp)プロモータシステム(Goeddel et al、、 8 、多部
/、Ices 、f’es、 4057.1980 ) 、及びラムダ白米PL
プロモータ及びN−遺伝子リボゾーム結合部位(ShLsatake et a
l、+ 292 、fr#rθ128.1981)が含まれる。
大腸菌におけるHB−EHMの効果的な生産は2通りの方法で行なった;改変型
クロラムフニニコールトランスフエラーゼ(CAT)との融合蛋白質としてプラ
スミドpNA28から発現させる場合と、アミノ末端にメチオニン残基を有する
HB−EHM蛋白質(Met−HB−EHM)としてプラスミドpNA51から
発現させる場合である。ベクターpNA28を使用して発現させた場合、融合蛋
白質をシアノジエンブロマイドで切断して目的のHB−EHM生産物を切り出し
た。ベクターpNA51を使用して発現させた場合、Met−HB−EHMはそ
れ以上の切断処理を行なわな(でも、また、シアノジエンブロマイド処理によリ
アミノ末端のメチオニンを除去しても使用することができる。pNA28及びp
NA51の宿主として、種々の大腸菌を使用することができる;好適な宿主とし
て、pNA28には大腸菌株W311C1(^werrcan Type Cu
1ture Co11ection受託番号27325 ;ATCC,Rock
ville、 MD ) 、 pNA51には大腸菌株B(Ag+erican
Type Cu1ture Col Iection受託番号23848 ;
ATCC,Rockville、 MD )などがある。
ベクターpNA28は、(1)プラスミドpBR322由来の、大腸菌内で機能
する複製開始A: (i 1)pBR322由来の、選択可能なテトラサイクソ
ン耐性遺伝子;(iii)大腸V11工」−オペロンの転写終始領域(上二旦プ
ロモータ領域への転写のリードスルーを阻止するためテトラサイクリン耐性遺伝
子の最後に位置している); (iv)CAT−HB−EHM融合蛋白質の発現
に使用される大腸@trpオペロンプロモータ; (v)CAT−HB−EHM
融合蛋白質コーディング配列;及び(vi)大腸菌のりボゾームRNA (r
rnB)部位由来のTIT2転写ターミネータ(CAT−HB−EHM融合蛋白
質コーディング配列の最後に位置している)から成っている。pNA28により
コードされている融合蛋白質のCAT部分は、先端が切断され、改変された形の
クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼである;このCAT蛋白質の
アミノ酸配列を図5(配列番号:17.18)に示す(アミノ酸残基1−73)
。この融合蛋白質のアミノ酸残基74はメチオニンであり、これはシアノジエン
ブロマイドによる切断部位を示している。融合蛋白質の残基75−149は、H
B−EHMの残基73−147に対応する(図3、配列番号=1参照)。
ベクターpNA51の構造は、CAT−HB−EHM融合蛋白質をコードする塩
基配列が、HB−EHMの残基73−147 (図3、配列番号=1参照)に融
合するメチオニンアミノ酸に置換されている以外はpNA28と同じである。
発現プラスミドpNA28及びpNA51をそれぞれ有する大腸菌株W3110
及びBは^5erlcan Type Cu1ture Co11ection
(Rockville、 MD )に寄託されており、それぞれ受託番号AT
CCNo、 及びNo、 を受けている。
出願人の譲渡人であるThe ChNdren’s Medical Cent
er Corporationは、これ以降特許権の存続期間が終了する前にこ
れらが死亡した場合、新たなものに置き換える責任を有することを承認しており
、また、寄託物が一般に提供可能となる時をATCCに通知する責任を有するこ
とも承認している。その時までは、寄託物は37 CFR!j1.14及び35
USCfil12により特許庁長官に提供され得る。
CAT−HB−EHMを発現するために、pNA28を存する大腸菌株W311
0の単一コロニーを、最初、40μg/ml トリプトファンを含む追補最小培
地(すなわち、Me塩に0.4% グルコース、2μg/ml チアミン、1%
カザミノ酸、0.1mM CaCl 018mM MgSO4、及び6゜2
ゝ
25μg/ml テトラサイクリンを追補したもの)100mlに植菌した。1
00m1の培養物を37℃で一晩振盪培養し、ついで、この培養物の一部(1リ
ツトルにつき10m l)を、4μg/ml トリプトファンを含む追補最小培
地1リツトルに植菌した。通常、所定の日に8本の1リツトルバツチに同時に植
菌した。各1リツトル培養物を、4リットルtriple−baffled E
rlenmeyerフラスコ中で37℃で光学密度(OD6oo)0.5−0.
7に達するまで培養し、この密度に達した時点でtrpプロモータを誘導するた
めに10m1エタノールに溶解した3β−インドールアクリル酸30mgをフラ
スコに添加した。ついで、培養物を37℃で一晩振盪培養し、5orva!l
RC−3B遠心機を用いて4500rpmで20分間遠心分漏して細胞を回収し
た。1〜8リツトルバツチからの細胞沈殿物を水またはTE緩衝液(20mM
Tris−HCISpH7,5,5mM EDTA)に懸濁した後一つにまとめ
、遠心分離して再度沈殿させた。その結果得られた洗浄沈殿物は、直ちに蛋白質
精製に使用するか、または細胞融解に先立ち一20℃で凍結保存した。
CAT−HB−EHMを上述の通りに発現させた場合、融合蛋白質はインクルー
ジヨンボディ (封入体)として細胞内に存在した。インクルージヨンボディを
単離するために、上述の通り取得した新鮮な、または凍結した細胞沈殿物をTE
D緩衝液(20mM Trts−HCI、pH7,5,5mM EDTA、1m
M DTT)に再度懸濁し、氷上に置き、1(eat 5ystess Ult
rasonlcs 超音波破砕機(パワーレベル7:50% パルスサイクル;
直径0.5インチのプローブ;Farmingdale、 NY )を用いて超
音波破砕した。2−5分間隔(各間隔の間に2分間の冷却期間がある)の超音波
破砕により細胞を破壊した。その結果得られた懸濁物に6M グアニジンを最終
濃度IMになるまで添加し、ついで、16. 000Xg (10,000rp
mSGSAo−タ)で10分間遠心分離してインクルージヨンボディを沈殿させ
た。沈殿を、1M グアニジンを含有するTED緩衝液に再懸濁して洗浄し、そ
の後16.oooxgで10分間再度遠心分離した。
融合蛋白質のCAT部分からHB−EHMを切り出すために、まず始めにインク
ルージ3ンボデイを70%ギ酸に再懸濁した(湿重量1gのインクルージヨンボ
ディにつき8−18−1O。ついで、シアノジエンブロマイド(湿重量1gのイ
ンクルージヨンボディにつき50mg)を添加し、その結果得られる溶液にアル
ゴンを重層して室温で4時間撹拌した。この溶液を、真空下で乾燥し、20mM
Tris−HCI、pH7,5,5mM EDTA、6mM 尿素に再懸濁し
、ついで、16.OOOXgで10分間遠心分離した。上清を回収し、沈殿物は
20mM Tris−HCI、pH7,5,5mM EDTA、6mM 尿素に
再度懸濁した。この懸濁物を上述の通り16.000Xgで10分間遠心分離し
、この時得られた上清を最初の上清とまとめた。
シアノジエンブロマイド切断混合物からHB−EHMを精製するために、まとめ
た上清を、20mM Tris−HCISpH7,5,5mM EDTA、6m
M 尿素、0.1M NaC1であらかじめ平衡化したSP−セファデクスC2
5(2,5cmx2cm、 Pharmacia)カラムにのせた。すべてのせ
終わった後、溶出液の吸光度がベースラインに達するまで、平衡化緩衝液を用い
てカラムを洗浄した。ついで、20mM Tris−HCI、pH7,5,5m
MEDTA、6mM 尿素、0.6M NaC1を用いて結合蛋白質を溶出した
。この時点で、溶出液中の変性蛋白質を以下の操作により巻き戻した; (1)
グルタチオン(Boehringer−Mannheim )及びジスルフィド
グルタチオン(Boehringer−Mannheim )をそれぞれ6mM
と1.2mMの濃度で添加する、(2)その結果得られた溶液を5倍量の20m
M Tris−MCI、pH8,8,5mM EDTAで希釈する、(3)溶液
を4℃で4時間〜24時間放置する。この間に生じた沈殿物をすべて遠心分離に
より除去し、蛋白質を、20mM Tris−HCISpH7,5,5mM E
DTA、6mM 尿素、O,IM NaC1で平衡化シタヘハリンーセファロー
ス力ラム(2cmx2. 5(m、 Pharmaeia )にのせた1、平衡
化緩衝液でよく洗浄した後、最初2QmM Trts−HCI、pH7,5,5
mM EDTA、6mM 尿素、0.6M NaC1,ついで、20mM Tr
is−HCI、pH7,5,5mM EDTA、6mM 尿素、2MNaClを
用いて段階的に溶出することにより、結合蛋白質を溶出した。組み換えHB−E
HMの最終的な精製は、ヘパリン−セファロースカラム溶出液(2M)を、15
”(i7ヒト!トリルを含む0.1%F・リフロロ酢酸で平衡化したVyエンド
で溶出して行なった。HB−EHMの溶出は、溶出液の214nmlこお番する
吸収測定、及び回収画分の一部をSDS/ポリアクリルアミドゲル供することに
より行なった。HB−EHMを真空下で乾固した後、1ノン酸緩衝生理食塩水に
再懸濁し、BALB/c 3T3 [3H]−チミジン取り込み活性!fJI定
で活性があることを確認した。
Me t−HB−EHMを発現するために、pNA51を有する大腸菌株B細胞
を、0.4% グルコース、1.1% カザミノ酸、2mM Mg2S04、及
び6.25μg/ml テトラサイクリンを添加したMe塩に植菌した。培養物
0μg/m+になるよう添加した。ついで、培養物を30℃で4時間振盪培養し
、培養物の半分について遠心分離により細胞を回収した。残りの半分の培養物(
よさらに30℃で16時間(3β−インドールアクリル酸の添加後、合計約20
時間)培養してから遠心分離により細胞を回収した。遠心分離(こよる細胞沈殿
物をそれぞれ、蛋白質濃度が約10mg/mlになるよう0. 1M Tris
−HCI、pH8.8、5mM EDTAに再度懸濁し、ついで、超音波破砕(
こより細胞を溶菌した。その結果得られた溶液を遠心分離して細胞残渣を除去し
、上清を回収した。Me t−HB−EHMの発現が、3β−インドールアク1
ノル酸(二よる誘導後4時間または20時間のいずれの細胞溶菌液においてもポ
リアク1ノルアミドゲル電気泳動により解析可能であったため、この2つの時点
の上清を1つにまとめた。その結果得られた上清を、50mM Tris−HC
l%pH7.5、5mM EDTA,O.IM NaC1で平衡化したへ/くリ
ン−セファロースカラムにのせた。溶出液の吸光度がバ・ツクグラウンドまで低
下するまで、50mMTris−HCI、pH7.5、5mM EDTA,0.
6M NaClを用(1てカラムを洗浄し、この時点で50mM Tris−M
CI、pH7.5、5mMEDTA,1.2M NaClを用いて結合蛋白質を
溶出した。溶出蛋白質を、50mM Tris−HCI,pH7.5、5mM
EDTAに対して、4℃で−晩透析し、ついで、Vydac C4逆相HPLC
カラム(0,46cmX25 c m) ヲ用Lv710%〜40%アセトニト
リルを含む0. 1%トリフロロ酢酸のグラジェント分画した。カラムから溶出
される蛋白質の主なピーク(220nmの吸収によりモニター)を回収し、Me
t−HB−EHMに見られるアミノ末端配列を存することと、BALB/c
3T3 [3H]−チミジン取り込み活性測定で活性があることの両方を確認し
た。
用法
本発明に係る成長因子は、創傷治癒の促進において有用である。創傷を治癒する
成長因子の量は標準的な技術を用いて当業者により容易に決定され、そのような
量を標準的な技術により創傷に適用することができる。このような成長因子は、
深い皮膚潰瘍(例えば、圧傷、静脈潰瘍、及び糖尿性潰瘍)などの多くの慢性の
治癒し2ない創傷の治療:火傷、切り傷、及び外傷などの急性創傷の治療;及び
皮膚移植やフラップ移植(例えば、傷の修復、及び美容整形のため)などに使用
される修復方法に付随する創傷の治癒の促進に使用することができる。さらに、
このような成長因子は、胃上皮、肺上皮、及び他の内部上皮層の損傷を治療する
ために使用できる。例えば、このような成長因子は極端なpHに耐性があるため
、食道、胃、十二指腸、及び腸の潰瘍を治癒するために使用できる。さらに、こ
れらは、上皮刺激活性ををするため、このような成長因子は、例えば角膜潰瘍及
び角膜剥離のような目の外傷にも使用することができる。
本発明に係る成長因子を表面の傷の治癒に使用する場合、局所的な投与をするこ
とができる。このような場合、成長因子を、溶液、スプレー、ゲル、クリーム、
軟膏、または粉として患部に直接投与する。成長因子を局所的包帯または縫合/
ステープル(Staple)との組み合わせ及び局所的クリームまたは軟膏(例
えば、外傷の治療によく使われる抗菌性5ilvadene (Marion
Labs、 Kansas C1ty、 No) )との併用として遅効性装置
(slow release devices)を使用することにより患部に適
用することもできる。
局所的に使用する場合、本発明に係る成長因子は、−回投与、または1〜数週間
の期間に1日に数回から数日に1回の範囲の投与計画において、50−10゜0
00μg/m+の範囲の濃度で使用することかできる。通常、局所的投与する量
は、創傷の表面積につき約0.01〜100μg7cm2の成長因子を適用する
のに十分な量である。消化管内の創傷に適用する場合、これらの成長因子は、消
化管内の酸性pH及び高レベルのプロテアーゼから蛋白質を保護する担体化合物
を含有する適切な緩衝液中で、経口的に、または、直腸から(rectal l
y)投与される。さらに、このような成長因子を、カテーテルを用いて直接内部
の創傷に注入することもできる。このような成長因子を目に適用する場合は、目
薬または軟膏に入れて使用することができる。肺の創傷には、スプレーまたはエ
アロゾルの吸入により成長因子を投与することができる。
本発明の成長因子は、例えば、線維芽細胞、平滑筋細胞、または上皮細胞のよう
な応答性の高い細胞タイプのjn vitro培養にも使用することができる。
このような用途においては、10pg/ml〜1100n/mlの濃度で成長因
子を細胞培養培地に添加する。さらに、成長因子の刺激により増殖させた細胞を
、移植の際の、増大する細胞集団の源として使用することができる。これらすべ
ての応用例において、本発明の成長因子を、単独で、または、他の成長因子及び
生物活性物質との組み合わせで使用することができる。
本発明の成長因子は、これら成長因子のポリクローナルまたはモノクローナル抗
体を、標準的な方法で生産する場合に使用することができる。このようなモノク
ローナル抗体は、本発明において、患者の血清中の成長因子の検出をする場合に
有用である。このような方法で検出された成長因子の量を、同様の患者における
このような成長因子の正常値と比較する。このような成長因子レベルの上昇(例
えば、2または3倍の上昇)は、その患者がアテローム硬化を起こしていること
を示す。成長因子レベルの上昇が原因で、アテローム硬化を起こしている患者に
対しては、成長因子の抗体を患者の血清に直接添加するか、または、例えば患っ
ている血管などに埋め込んだ遅効性装置からこのような抗体を放出することによ
る治療を施すことができる。その他の方法として、アンタゴニストの添加、また
は、btocospattble 5ustained−re+ease po
llseric deviceに取り込まれたアンチセンスRNA (例えば、
HB−EHM mRNAの転写開始点領域に相補的な20塩基配列)の使用によ
っても成長因子の活性レベルまたは発現レベルを低下させることができる。
標的細胞(例えば、線維芽細胞、上皮細胞、及び平滑筋細胞)の、HB−EHM
に誘導された増殖により、本発明の成長因子の増殖刺激活性を阻害する候補アン
タゴニストのスクリーニング法が提供される。例えば、候補アンタゴニストを一
本発明の成長因子と共に培養細胞に添加し、細胞DNAへの[3H]−チミジン
の取り込み(上述)、または、適当な期間培養後の細胞数の計測(上述)により
、細胞に対する刺激を測定する。この計測結果を、候補アンタゴニストを添加せ
ずに同一の条件下で培養したコントロール細胞標品と比較する。阻害を示す(す
なわち、成長因子により誘導される細胞増殖の量を減少させる)分子を、有用な
アンタゴニストと定義できる。このように同定されたアンタゴニストを、本発明
の成長因子のIn vivo活性を阻害するために使用できる。アンタゴニスト
は、例えば、血管形成後の増殖を阻害することによる、アテローム硬化の治療、
または、ある種の新形成または骨髄線維症の治療に有用である。この場合、アン
タゴニストは、患者の血液に直接添加するか、遅効性装置に取り込むか、または
もし可能であれば患部に局所的に投与される。候補アンタゴニストは、いかなる
源からも選択することが可能であり、また、HB−EHMまたはその受容体、H
B−EHMのペプチド断片に優先的に結合する抗体、またはすでに同定されてい
る、または未だ同定されていない薬物も制限なしで候補アンタゴニストに含まれ
る。
さらに、ある種の腫瘍細胞タイプが、本発明の成長因子を合成すると思われる。
もしそうであれば、HB−EHM mRNAまたは蛋白質の存在を調べることに
より、ある種のIll瘍タイプの存在及び/または拡大の診断をすることができ
る。
イムノアフセイ(例えば、本発明の成長因子を認識する抗体を使用したウエスタ
〉プロットまたはEL I SA) 、mRNAに基づく測定法(例えば、本発
明の成長因子をコードする核酸をプローブに使用したノザンプロット)、及びE
GF−受容体結合活性測定などの他の測定法は、HB−EHMに起因する腫瘍の
存在の診断及び治療に伴う腫瘍の退化をモニターする場合に有用である。
他の実施例は以下の特許請求の範囲に含まれる。
(2)配列番号=1
(1)配列の特徴
(A)配列の長さ: 2360塩基対
(B)配列の型: 核酸
(C)鎖の数: 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(i i)配列の種類: cDNA
(ix)特徴・
(A)特徴を表す記号: cps
(B)存在位置: 262..885
(C)他の情報:
(xl)配列: 配列番号=1:
GCCTCCTCTCGGTGCGGGACCATG 入kGC丁G CTG
CCG TCG CTG GTG CTCkAG 291Met Lye La
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AGACAT!?C〒 Cτ八へC?CC丁G CCAT丁C?丁er ac’
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kGkGGkcAGT C%GAGAAGG TATTAGCAAA GCAA
khGGCτ GkGkAGGMCJLGGGAA(IJTH 2115
(2)配列番号:2
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ: 208アミノ酸
(B)配列の型: アミノ酸
(D)トポロジー: 直鎖状
(i i)配列の種類: 蛋白質
(ix)配列: 配列番号=2=
set Lys tau Lsu Pro 5er Val VaL Lau
Lys Lau Phe Lau Ala Ala Vall S 10 15
L@u 5*r Ala Leu Val ThrGly Glu Sat L
au (Lu Arg Lau Arg Arg GAY−u ALa Ala
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Cys 14i■
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yr Hls Arg Arg Gly Gly Tyr180 1BS 19
0
Asp VaI Glu Amn GLu GLu Lys Val Lys
L@u Gly Mat Thr Asn Sar HLm(2)配列番号二3
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ: 20アミノ酸
(B)配列の型: アミノ酸
(C)鎖の数: 〕本重
鎖D)トポロジー二 直鎖状
(i i)配列の種類・ 蛋白質
(xi)配列、 配列番号二3゜
Val Xaa L@u Sat 5@r Lye Pro Gin 入La
Lsu ALa Xaa Pro Amn Lys GLul 5 10 1s
Glu HLm (Ay LyII
(2)配列番号:4
(lン配列の特徴
(A)配列の長さ; 51アミノ酸
(B)配列の型: アミノ酸
(C)鎖の数= 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(i i)配列の種類: 蛋白質
(xi)配列: 配列番号=4=
入rg Van Kam Xaa S@t S@r LY@ Pro (in
Aia L@u ALa Xaa Pro Asn Lysl s ユ0 ユ5
aLu GLu Hls Gly Lys 入xq Lys Lye Lys
Gly Lye Gly Lau GAY LY* Lyg20 25 コ。
Arg Asp Pea Xaa L@u 入rq Lys Tyr Lye
Amp Phs Xaa X1m Hlm Gly Glu35 40 4g
Xaa Xaa Tyr
(2)配列番号、5
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ: 18アミノ酸
(B)配列の型; アミノ酸
(C)鎖の数; 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(i i)配列の種類、 蛋白質
(xi)配列: 配列番号=5=
^xq Val Xaa Wu 5*r S@x Ay廖 Pro Gin A
La Lau ALa Xaa Pro ^簡 Lyg(2)配列番号;6
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ: 14アミノ酸
(B)配列の型; アミノ酸
(C)鎖の数= 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(11)配列の種類: 蛋白質
(x i)配列: 配列番号:6:
!j@r 5・r Lys Pro Gin Ala Lsu Ala Xaa
Xaa ^−rl Xaa GLu GLuI S 10
(2)配列番号ニア
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ: 13アミノ酸
(B)配列の型: アミノ酸
(C)$1の数、 1本鎖
(D)トポロジー+[鎖状
(i i)配列の種類: 蛋白質
(xi)配列: 配列番号=7:
ALa L@u Ala Xaa Xaa A−n Lys Xaa GLu
Xaa Gly Lys 入rgl S 10
(2)配列番号=8
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ: 24アミノ酸
(B)配列の型: アミノ酸
(C)鎖の数: 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(i i)配列の種類: 蛋白質
(xl)配列: 配列番号 8・
ktq ValXaa t、@u 5er s@r Lys Pro Gin^
la LJu^la Xaa Pro^an Lyel 5 10 1s
GLu GLu HLs GLy Lys Arg Lye Lys(2)配列
番号:9
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ: 13アミノ酸
(B)配列の型: アミノ酸
(C)鎖の数: 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(i i)配列の種類: 蛋白質
(x i)配列 配列番号:9:
Xaa Xaa Lys Pro Gin ^1m L@u 入1a Xaa
Xaa Asn Xaa GluL 5 10
(2)配列番号・10
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ: 13アミノ酸
(B)配列の型 アミノ酸
cc>inの数、 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(11)配列の種類・ 蛋白質
(Xl)配列 配列番号、10゜
入La Lau ^la Xaa Pro Asn Lym GLu Glu
Xaa Gly Lys 入τ9151゜
(2)配列番号=11
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ: 45塩基対
(B)配列の型: 核酸
(C)鎖の数= 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(11)配列の線類: DNA
(ix)特徴:
(A)特徴を表す記号:m1sc feature(B)存在位置:4
(C)他の情報:/注−ヌクレオチド九ンバー4はTであろう。
(ix)特徴:
(A)特徴を表す記号:m1sc feature(B)存在位置:22
(C)他の情報:/注−ヌクレオチドナンバー22はGであろう。
(ix)特徴:
(A)特徴を表す記号:m1sc feature(B)存在位置:40
(C)他の情報:/注−ヌクレオチドナンバー40はGであろう。
(Xl)配列: 配列番号:11:
CTTGCCATGCTcc’TccfflJ TA(Gee CAGGGCC
TGk GGCT丁(2)配列番号 12
(i)Np1ノの特徴
(A)配列の長さ・ 13塩基対
(B)配列の型、 核酸
(C)鎖の数: 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(i i)配列の種類 DNA
(B)/r:在位置ニア
(C)他の情報:/注−ヌクレオチドナンバー7はGてあろう。
(xi)配列、 配列番号、12:
cccaccxccx ’rcc 13(2)配列番号 13
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ二 36アミノ酸
(B)配列の型: アミノ酸
(C)鎖の数= 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(11)配列の種類: 蛋白質
(xi)配列: 配列番号・13:
Cy−^1n ^La GLu Ph@ (iLn Asn Ph@ Cys
工Le Hls Gly Glu Cys Lye 丁yrl S 10 1s
IL* Glu Hlm Lau clu ^la VaL τhr Cys
Lye Cym Gin Gin C1u Tyr PheGly Glu A
rg Cys
]5
(2)配列番号 14
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ二 37アミノ酸
(B)配列の型: アミノ酸
(C)鎖の数: 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(i i)配列の種類: 蛋白質
(xi)配列: 配列番号:14:
C’ym Pro Lau Bar HLm Asp Gly Tyr Cym
Lau HLs Asp Gly Val Cys Ma■
l 5 10 15
丁yr 11a Glu ^la L@u xsp Lys Tyr 入La
Cym Asn Cys Van VaL Gly TyrI1m Gly G
lu krq Cym(2)配列番号=15
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ: 36アミノ酸
(B)配列の型・ アミノ酸
(C)鎖の数 1本鎖
(D)トポロジー・ 直鎖状
(ii)配列の種類 蛋白質
(xl)配列、 配列番号、15
CY@ Pro^@P Ssr 14L@τhr Gin Phe Cys P
he HLs にly Thr Cys Arg PhGLuu Val Gi
n Glu Asp Lye Pro^La Cyw Val Cys Hls
5sr Gly Tyr ValGly Ala 入rg eys
(2)配列番号、16
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ: 16アミノ酸
(B)配列の型・ アミノ酸
(C)鎖の数: 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(i i)配列の種類、 蛋白質
(xi)配列・ 配列番号:16
^−p Lsu Gin GLu Ala 八mp L@u 八sp Lau
L@u Arg VaL Xaa Lau Xaa 5etl S 10 15
(2)配列番号:17
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ; 457 塩基対
(B)配列の型: 核酸
(C)鎖の数: 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(i i)配列の種類: cDNA
(x i)配列: 配列番号=17=
(2)配列番号=18
(i)配列の特徴
(A)配列の長さ= 149 アミノ酸(B)配列の型: アミノ酸
(C)鎖の数: 1本鎖
(D)トポロジー: 直鎖状
(i i)配列の種類: 蛋白質
(xi)配列: 配列番号:18:
Lyv Ly−^an LYll !4LI Lys Pha Tyr pro
ALa Pha Xis His mis Lau ^1■
八rg L@u Lau A*n ALa )Iis Pro Glu Ph@
M@t Arg Val Thr Lsu 5*r 5*■
65 70 75 80゛
Lye Pro Gin 八La L@u 入1a Thr Pro ^an
Lys GLu GLu Hls GLy Lye ArgLys Lys L
ys GLy LYII GAY L@u CLy Ly■ LYI Arg
入簿pPrロ Cys Lau λr9100 105 Llo
Lys Tyr f、y−八sp Ph@ Cys Xis Hls GLy
GLu Cys Lys tyr VaL Lys GLuエユ5 120 1
25
Leu ^r9 ALa Pro 5er Cys 工L* Cys His
Pro CLy Tyr His GLy +Ju 入r9130 i3s 1
40
Cym Hls Gly L@u B@r日OLAη1
討ドご茨 囲 55 し茨 芥tl’l @a5 Q:、Q;ぽ圧 ヨp卦 ジ
さ Es 濾ぎ 路=目j 母5< @I h as < ′3v+ υ−hv
u−べ0 トー1 ←−←−IJ−11’−! べ−IJj ベー U−ベト
へ ペー(−〇< ←−〇= <−U雷 U−←ト一 〇閃3芝 kj ■ ジ
’E:gE:li’5 訂 ヨ5 i民p2 g5 B、、BHQy23,5
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(72)発明者 アブラハム ジューディス ニーアメリカ合衆国 力リホルニ
ア州 サンホセ カントリーレーン 4901
(72)発明者 ヒガシャマ シゲキ
アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 プルツクリン ビーコンストリート 1
600アプト1007
(72)発明者 ベスナー ゲイル イーアメリカ合衆国 ニューヨーク州 バ
ッフアロ バーカーストリート 63
Claims (48)
- 1.単離されたヘパリン結合性EGF相同性マイトジェン(HB−EHM)を含 む組成物。
- 2.EGF相同性分節を含み、繊維芽細胞、上皮細胞、及び平滑筋細胞の増殖を 刺激するが、内皮細胞の増殖は刺激しない、ヘパリンと結合する単離されたポリ ペプチドを含む組成物。
- 3.請求項1または2に記載の組成において、ヒトHB−EHMを含む組成物。
- 4.請求項1または2に記載の組成物において、SEQ ID NO:1に列挙 された次の配列のアミノ酸108−143を実質上含有する組成物:【配列があ ります】
- 5.請求項1または2に記載の組成物において、SEQ ID NO:1の次の アミノ酸1−208の全てまたは一部を含む組成物:【配列があります】
- 6.請求項1または2に記載の組成物において、成熟HB−EHMを含む組成物 。
- 7.請求項1または2に記載の組成物において、HB−EHMのアミノ酸末端は 、図3(SEQ ID NO:1)に示すようにアスパラギン酸残基63とアラ ニン残基82との間に存在する組成物。
- 8.請求項7に記載の組成物において、HB−EHMのアミノ末端は、図3(S EQ ID NO:1)に示すようにアルギニン残基73とアラニン残基82と の間に存在する組成物。
- 9.請求項1または2に記載の組成物において、HB−EHMのカルボキシル残 基は、図3(SEQ ID NO:1)に示すように、セリン残基147とプロ リン残基149との間に存在する組成物。
- 10.請求項1または2に記載の組成物において、酸安定性である組成物。
- 11.請求項1または2に記載の組成物において、7.2と7.8との間のpI を有する組成物。
- 12.請求項1に記載の組成物において、図4(SEQ ID NO:1)に示 したアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含む精製されたポリペプチド を含む組成物。
- 13.請求項1に記載の組成物において、図1(SEQ ID NO:1)に示 したアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸を含む精製されたポリペプチドを含 む組成物。
- 14.請求項1、2、12または13に記載の組成物において、グリコシル化さ れている組成物。
- 15.請求項12または13に記載の組成物において、非還元性ポリアクリルア ミドゲルに対して19kDと24kDの間の見かけ分子量を有する組成物。
- 16.請求項12に記載の組成物において、少なくとも86のアミノ酸残基を含 む組成物。
- 17.請求項13に記載の組成物において、少なくとも66のアミノ酸残基を含 む組成物。
- 18.請求項1、2、12または13に記載の組成物において、該組成物は、グ リコシル化されていない組成物。
- 19.請求項1、2、12または13に記載の組成物において、該組成物は、陽 イオン化されている組成物。
- 20.請求項1、2、12または13に記載の組成物において、前記組成物は、 ヒトの治療目的に適した他の共精製物質から十分に単離される組成物。
- 21.請求項1、2、12または13に記載の組成物をコード化する精製された 核酸。
- 22.請求項21に記載の核酸を含有するベクター。
- 23.請求項22に記載のベクターにおいて、前記ベクターはATCCに寄託さ れ、ATCC Accession No.40900と命名されたプラスミド pMTN−HBEGFであるベクター。
- 24.請求項22に記載のベクターにおいて、前記ベクターは、ATCCに寄託 され、ATCC Accession No.40899と命名されたプラスミ ドpAX−HBEGFであるベクター。
- 25.請求項22に記載のベクターにおいて、前記ベクターは、ATCCに寄託 され、ATCC Accession No. と命名されたプラスミドpNA 28であることを特徴とするベクター。
- 26.請求項22に記載のベクターにおいて、前記ベクターは、ATCCに寄託 され、ATCC Accession No. と命名されたプラスミドpNA 51であることを特徴とするベクター。
- 27.請求項21に記載の核酸を含む細胞。
- 28.請求項27に記載の細胞において、前記細胞は、真核細胞である細胞。
- 29.請求項28に記載の細胞において、前記細胞は哺乳細胞である細胞。
- 30.請求項28に記載の真核細胞において、前記真核細胞は、成熟したグリコ シル化された形態の前記組成物を前記細胞が増殖する媒体内へ分泌可能である細 胞。
- 31.請求項27に記載の細胞において、前記細胞は、原核細胞である細胞。
- 32.請求項31に記載の細胞において、前記原核細胞は、大腸菌である細胞。
- 33.請求項31に記載の細胞において、前記原核細胞は、E.coli Bま たはE.coli W3110である細胞。
- 34.請求項1、2、12または13に記載の組成物を生成する方法において、 請求項22に記載のベクターを、組成物を発現させる条件下で適切なホスト細胞 内へ導入する工程と、 組成物を発現させる工程と、 組成物を単離する工程と、 を含む方法。
- 35.請求項1、2、12または13に記載の組成物を生成する方法において、 組成物を発現させる条件下で請求項28に記載の真核細胞または請求項31に記 載の原核細胞を培養する工程と、 組成物を単離する工程と、 を含む組成物の生成方法。
- 36.請求項34に記載の方法において、前記細胞は原核細胞であり、前記ベク ターは成熟形態の前記組成物である、組成物の生成方法。
- 37.請求項34に記載の方法において、前記細胞は真核細胞であり、前記ベク ターは成熟した形態の前記組成物である、組成物の生成方法。
- 38.請求項34に記載の方法において、前記細胞は真核細胞であり、前記組成 物は細胞が増殖する媒体内から単離される、組成物の生成方法。
- 39.請求項34に記載の方法において、前記組成物は、付加アミノ末端メチオ ニン残基を含む、組成物の生成方法。
- 40.請求項1、2、12または13に記載の組成物の有効傷治療量が薬理学的 受容キャリア内に含有された傷治療用薬理学的組成物。
- 41.請求項40に記載の薬理学的組成物において、前記薬理学的組成物は、溶 液、ゲル、クリーム、軟膏またはドライパウダの形態であることを特徴とする傷 治療用薬理学的組成物。
- 42.請求項40に記載の組成物の傷治療量を傷へ適用する工程を含む、患者の 傷治療方法。
- 43.その増殖がHB−EHMによって刺激される細胞の試験管内培養方法にお いて、該方法は、前記細胞を請求項1、2、12または13に記載の組成物の増 殖刺激量と接触させる工程を含む、細胞の試験管内培養方法。
- 44.請求項43に記載の方法において、前記細胞は、繊維芽細胞、上皮細胞、 または平滑筋細胞である、細胞の試験管内培養方法。
- 45.請求項1、2、12または13に記載の組成物へ優先的に結合する生成さ れた抗体。
- 46.請求項45に記載の抗体において、前記抗体はモノクローナル抗体である 抗体。
- 47.請求項45に記載の抗体において、前記抗体は、HB−EHMの生体内で の生物学的活性を中和する抗体。
- 48.HB−EHMに対する拮抗物質を確認する方法において、候補拮抗物質の 存在下で、前記因子によりその増殖が刺激される培養細胞にHB−EHMを供給 する工程と、 前記細胞のHB−EHM誘起増殖を阻止可能な候補拮抗物質を前記拮抗物質とし て確認する工程と、 を含む、HB−EHMの拮抗物質確認方法。
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