JPH065021Y2 - 円筒密閉容器の自動溶接装置 - Google Patents

円筒密閉容器の自動溶接装置

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JPH065021Y2
JPH065021Y2 JP9098488U JP9098488U JPH065021Y2 JP H065021 Y2 JPH065021 Y2 JP H065021Y2 JP 9098488 U JP9098488 U JP 9098488U JP 9098488 U JP9098488 U JP 9098488U JP H065021 Y2 JPH065021 Y2 JP H065021Y2
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祐司 杉谷
泰彦 西
豊幸 佐藤
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日本鋼管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、円筒容器の胴部の円周方向および長手方向に
沿う継手部を内面または外面からアーク溶接する円筒密
閉容器用溶接装置の改良に関するものであり、特に溶接
開始から終了までのプロセスをマイクロコンピュータに
よって完全自動で行わせるのに適した自動溶接装置に関
するものである。
[従来の技術] 従来、ステンレス密閉容器などの円筒容器の溶接は、仮
り付け溶接された容器の胴部の円周方向(バット)およ
び長手方向(シーム)に沿う継手部を内面または外面か
ら手溶接或いは台車式などの自走溶接機によって行って
おり、特に内面の溶接に際しては作業員が容器内に入っ
て手溶接したり、或いは容器内で自走溶接機を組み立て
て溶接していた。
[考案が解決しようとする課題] 円筒容器胴部の曲面上での手溶接は能率の点で望ましく
なく、また容器曲面上を自走する台車式自動溶接期は走
行が不安定であって高速溶接に適しておらず、さらに容
器内面における溶接は作業員が容器内に入らないと溶接
できないという不都合が避けられない。
従って本考案の目的は、溶接の開始から終了までのプロ
セスをマイクロコンピュータによって完全自動で制御し
て円筒容器の胴部の円周方向および長手方向に沿う継手
部を内面または外面から高速でアーク溶接することので
きる自動溶接装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る円筒密閉容器の自動溶接装置では、円筒容
器の胴部の円周方向および長手方向に沿う継手部を内面
または外面からアーク溶接する溶接装置において、 円筒容器を横倒支持してその軸心回りに回動させる支持
手段と、;該支持手段に支持された円筒容器の一端面側
にて前記軸心方向に沿って進退可能な水平コラムを高さ
位置調節可能に装備し、且つ前記コラムの先端において
該コラムの長さ方向と直交する水平軸回りに回動可能で
しかも該水平軸と直交する方向に伸縮可能なアームを備
えたマニピュレータと、;前記アームの先端に取付けら
れアーム長さ方向にほぼ沿ったy軸倣い及びそれと直交
する方向にx軸倣い機構を介して溶接トーチを保持する
溶接ヘッドと、;前記x軸倣い機構の倣い方向が前記軸
心と平行な向きとなる位置と直角な向きとなる位置との
二位置間にて前記溶接ヘッドを前記アームの軸心回りに
旋回させる旋回機構と、;前記円筒容器の胴部の円周方
向の内面及び外面溶接時に、前記溶接ヘッドを溶接進行
方向前方及び後方に移動保持させるオフセット調節手段
と、;前記溶接ヘッドに取付けられてトーチの溶接進行
方向前方位置を撮影して画像データを出力する撮影画像
処理手段と、;溶接中のアークの電気的特性に関連した
測定量からトーチと前記継手部の溶接開先との相対位置
関係を検出するアークセンサ手段と、;前記画像データ
に基いて前記マニピュレータと前記支持手段を制御する
ことにより溶接始終端位置の制御と溶接開先に対するト
ーチの粗倣いを制御する制御手段と、;前記アークセン
サ手段の検出データに基いて前記x軸およびy軸倣い機
構を制御することにより前記トーチを溶接開先に対して
精密倣いさせる精密倣い制御手段とを備えたものであ
る。
[作用] 前述の構成を有するこの考案の円筒容器用溶接装置にお
いて、前記支持手段は、溶接対象の円筒容器を横倒しに
した状態で支持してその軸心回りに回動させる例えばタ
ーニングローラであり、この容器の回動によって該容器
の胴部の円周方向に溶接トーチが相対移動される。
マニピュレータは、前記支持手段に支持された円筒容器
の一端面側に配置され、その水平コラムは高さ位置を調
節されたうえで前記容器の軸心方向に沿って軸方向移動
され、これによりコラム先端が容器胴部の外面上または
容器端面の口から容器内部の胴部内面上に位置される。
このコラムの水平移動によって該容器の胴部の長さ方向
に溶接トーチが相対移動される。
水平コラムの先端において、該コラムの長さ方向と直交
する水平軸回りに回動可能でしかも該水平軸と直交する
方向に伸縮可能なアームは、例えば前述水平移動によっ
てコラム先端が容器端面の狭い口から容器内に侵入する
際にはコラム軸心方向に揃えられ、口から容器内に入っ
た後に前記水平軸回りに回動されてコラムとほぼ直角を
なすように向きを変えられる。このアームの先端の溶接
ヘッドは、ほぼアーム長さ方向に沿ったy軸倣い機構及
びそれと直交する方向のx軸倣い機構を介して溶接トー
チを保持しており、旋回機構によって前記x軸倣い機構
の倣い方向が前記軸心と平行な向きとなる位置と直角な
向きとなる位置との二位置間にて前記アームの軸心回り
に旋回させられ、これによって溶接進行方向の選択、す
なわち容器胴部の円周方向(バット)か長さ方向(シー
ム)かが選ばれる。
オフセット調節手段は、バット溶接時に容器円周の傾斜
によって重力の作用で溶融池形状が変化を来すため、所
定の溶融池形状を得るためにアーク発生点を或る寸法だ
け溶接方向の先方又は後方へ移動させるために用いる。
移動量の大きさは実験で求めておいて、溶接開始に先だ
ってOS(オフセット)軸ブロックを動作させることで
セットする。
前記撮影画像処理手段は、溶接ヘッドに取付けられた撮
影素子、例えばテレビジョンカメラを含み、トーチの溶
接進行方向前方の容器面位置を撮影して画像データを出
力する。一方、溶接中のアークの電気的特性に関連した
測定量からトーチと前記継手部の溶接開先との相対位置
関係がアークセンサ手段で検出される。
制御手段は、前記画像データに基づいて前記マニピュレ
ータと前記支持手段を制御することにより溶接始終端位
置の制御と溶接開先に対するトーチの粗倣いを制御し、
その他に溶接部画像データからビード溶け落ち防止のた
めの溶接条件を制御したり、開先形状変化や仮り付け部
の検出を画像データから行ってそれに応じた溶接条件制
御を行ったりしてもよい。
精密倣い制御手段は、前記アークセンサ手段の検出デー
タに基づいて前記x軸およびy軸倣い機構を制御するこ
とにより前記トーチを溶接開先に対して精密倣いさせ
る。
この考案の自動溶接装置は特に高速溶接に適しており、
このため好ましくは溶接トーチとして、例えば特開昭6
1−249667号公報などに開示されたような回転軸
から偏心した位置でアークを発生する回転アークトーチ
を用いる。
[実施例] 第1図に本考案の実施例に係る円筒容器用溶接装置の全
体構成を示す。この装置は大きくわけて円筒容器8を横
倒し状態に支持してその軸心回りに回動させるターニン
グローラ5と、台車9上に装備された自動溶接ロボット
10とから構成されている。容器8は一端面側に口81
を有し、この口のある端面側に前記溶接ロボット10が
対置されている。
溶接ロボット10は、溶接制御装置2と、溶接電源装置
3と、マニピュレータ4とを備えている。マニピュレー
タ4はポスト41に昇降位置調節可能に支持されたガイ
ドブロック42を有し、このブロック42には駆動装置
(図示せず)によって水平移動可能に水平コラム43が
案内支持されている。水平コラム43は、この場合、容
器8の軸心と同心、またはコラム先端が回動する容器8
の口81の縁と機械的に干渉しない範囲内で平行に配置
されている。尚、8a,8bは直径の異なる容器の仮想
線であり、このような容器の直径の変化による口の高さ
位置の変更に対しては、水平コラム43の高さ位置を変
えればよく、或いはまたターニングローラ5の高さ位置
を変えてもよい。
水平コラム43の先端にはコラム長さ方向と直交する水
平軸回りに駆動装置(図示せず)によって旋回可能なア
ーム44が取付けられており、アーム先端には溶接ヘッ
ド1が旋回機構45によってアーム軸回りに少なくとも
90°の角度範囲で旋回され得るように装備されてい
る。尚、水平コラム43の先端近傍には溶接ワイヤ送給
装置6が取付けられ、また、台車9上にはシールドガス
供給用のボンベ7が搭載されている。
前記アーム44は、第2図及び第3図に示されているよ
うに入れ子式の伸縮シリンダ装置からなり、その基部が
水平コラム43の二又先端に枢支され、第2図に破線で
示すようにコラム43と軸を揃えて真直に水平姿勢をと
ると、台車9の移動でヘッド1を容器8の口81を通し
て出し入れでき、容器内などの溶接部位の上でコラム4
3と直角に回動させて第2図に実線のように垂直姿勢を
とると、その伸縮長さの調節でヘッドを溶接部に近付け
たり離したりできる。
溶接ヘッド1は、第4図に示すように、アーム44の先
端に旋回機構45を介してアームと直交して固定された
溶接開先幅方向に向いたX軸11Xに案内支持されたX
軸スライドブロック11と、アーム軸およびX軸と直交
する軸心回りに回動角度を調節可能に前記X軸スライド
ブロック11に取付けられたトーチ狙い角度設定ブロッ
ク17と、このブロック17に固定されたY軸12Yに
支持案内されたY軸スライドブロック12と、前記X軸
およびY軸と直交する方向(溶接方向)に向いたOS軸
150Sに支持案内されたOS軸スライドブロック15
と、前記Y軸12Yと平行な向きにY軸スライドブロッ
ク12に取付けられた回転アークトーチ13と、トーチ
前方を照明するためにブロック12に取付けられた照明
用ライト(図示せず)と、ライトの照らす部分をCCD
撮影素子で撮影するCDDカメラ14と、トーチ前方に
て溶接中に発生するヒュームを除去するエアーノズル1
6とを備えている。
ここで前記Y軸12YはX軸11Xに対してほぼ直角で
あって厳密にはトーチ角度設定ブロック17による傾斜
角度だけ直角からずれることになるがこれは実際上は差
支えない。
溶接ヘッド1のトーチ13へは第1図に示したワイヤ送
給装置6から溶接ワイヤが供給され、このワイヤには溶
接電源装置3から溶接電流が供給される。またボンベ7
からはトーチ13へシールドガスが供給され、さらに台
車上の図示しないエアー源からノズル16に加圧エアー
が供給されるようになっている。
溶接ヘッド1の各軸ブロック11、12、15、17の
変位やアーム44の伸縮と水平・垂直姿勢変え回動、お
よびコラム43の水平移動とブロック42の高さ位置調
整、そしてターニングローラ5の回動などの制御は、溶
接制御装置2がカメラ14からの画像データとトーチ1
3のアーク自体の電気的特性データとに基づいて制御す
る。すなわち第1図において、制御装置2は、画像処理
制御装置21と、溶接パラメータ制御装置22と、画像
処理開先倣い制御装置23と、アークセンサ開先倣い制
御装置24とを含んでいる。画像処理制御装置21はカ
メラ14からの画像データを処理して開先位置、開先形
状、仮付け部位置、溶融地形状等の情報を出力し、予め
設定・記憶された情報との比較等で溶接始終位置の検出
も行う。溶接パラメータ制御装置22は画像処理制御装
置21からの情報を受けて適正な溶接電流・電圧・速度
の指令信号を出力し、ビード溶け落ち防止のための溶接
条件制御や開先形状変化に対応した溶着量一定制御を含
む実質的な溶接条件の制御を行う。また画像処理開先倣
い制御装置23は画像処理制御装置21からの情報を受
けてトーチ13が開先に対して適正な位置にくるように
ターニングローラ5やマニピュレータ4の各部を制御
し、この画像処理開先倣い制御装置23で制御された範
囲内において前記アークセンサ開先倣い制御装置24が
トーチ13のアーク特性測定データに基づいてX軸スラ
イドブロック11及びY軸スライドブロック12による
精密な開先倣いを行う。
この溶接装置による円筒容器の円周方向の仮付け済み継
手部に対する溶接手順を述べると、継手の開先形状は例
えばX開先両面突合せ溶接であり、最初に制御装置2に
容器径や作業項目および使用ワイヤなどをキーボードか
ら入力して初期設定を行う。その後台車9を移動して容
器8の口81に水平コラム43を対置させ、コラム43
を容器8の軸心と平行に位置させた後、各部を原点復帰
させてコラム43の高さ位置を容器8の口81に合わ
せ、且つアーム44を第2図の実線で示した姿勢にして
おく。この状態ではコラム43の先端は口81に真直に
向い合っている。
まず、内面溶接に際して、周継手に合った溶接ヘッド位
置にするために、旋回機構45によってヘッド1を旋回
してそのX軸11Xが容器8の軸方向に向くようにす
る。次いでアーム44をコラム43の先端で回動により
起こし、第2図に破線で示したようにアームとコラムを
真直に軸を揃えた状態とする。この状態で溶接ヘッド1
が口81の縁からはみださないように前記原点位置が定
められている。
その後コラム43を水平移動させて容器内部にヘッド1
及びアーム44を挿入しアーム44を回動して第2図に
実線で示したように垂直に立て、カメラ14の画像デー
タに基づいて周方向継手の開先をサーチし、アーム44
を伸ばしてトーチ高さを合わせ、ターニングローラ5を
回して容器8を回動し、トーチ13が開先に正しく指向
するようにする。
また、オフセット量調整は、容器円周の傾斜によって重
量の作用で溶融地形状に変化を来すため、所定の溶融地
形状を得るためにアーク発生点を所定の寸法だけ溶接方
向先方又は後方へ移動させた位置とする。移動量の大き
さは、予め所定の溶接条件、容器径、溶接ワイヤ及び溶
接母材材料、開先形状等で実験を行い求めておいて、O
S軸スライドブロック15を動作させることでセットす
る。第5図に示すように、本例では容器長手方向溶接と
ほぼ同様な溶融池形状を得るために内面溶接では、この
移動量により若干上進溶接ぎみとなり、また外面溶接で
は若干下進溶接ぎみとなる。
以上でトーチのセットが完了するので、溶接を開始す
る。アークが発生してからは容器の自転に伴うトーチの
開先倣い制御はアークセンサによる精密倣いであり、X
軸およびY軸スライドブロック11、12によるトーチ
13の倣い動作が行われながら一周の溶接が行われる。
溶接終端を画像データから検出し、周方向溶接が一周し
たらアークを自動的に切る。その後一連のシーケンスに
よって先ずアーム44を締めてヘッド1を引上げ、アー
ム44を回動により起してコラム43と軸を揃え、コラ
ム43を逆方向の水平移動させてヘッドを容器8内から
引き出し原点復帰させて終了する。
尚、溶接トーチを回転アークトーチした場合、前記アー
クセンサによる開先倣いは、回転アークの電圧波形を検
出して回転の左右での波形が等しくなるようにX線倣い
を行い、溶接電流を検出して所定値を保持するようにY
軸倣いを行うことで精密な開先倣いが達成できる。
また容器外周の溶接については、ブロック42によって
コラム43の高さ位置を上へ移動させ、容器頂部にて同
様に下向き姿勢の溶接を行えばよい。
容器内面の長さ方向の継手の溶接については、ヘッド1
の向きを原点復帰状態からそのx軸が容器長さ方向と直
交する向きにしてから同様にヘッドを容器内に挿入して
行う。この場合、溶接の送りは水平コラム43の水平移
動で与えられる。
[考案の効果] 以上に述べたように、この発明によれば、溶接の開始か
ら終了までのプロセスをマイクロコンピュータによって
完全自動で制御して円筒容器の胴部の円周方向に沿う継
手部を内面または外面から高速でアーク溶接することが
でき、容器内に作業員が入って作業する必要が全くなく
なるものであるのは勿論のこと、オフセット調整を行う
ため、円周方向に沿う溶接のビード形状が安定するもの
であり、高圧ボンベ等の高圧円筒密閉容器にも十分適用
可能な高品質な溶接ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の全体構成を示す概略の側
面図、第2図は水平コラム先端のアーム部分を示す部分
側面図、第3図は伸縮状態のアームを示す部分正面図、
第4図は溶接ヘッド部分の拡大側面図、第5図は内面溶
接、外面溶接のオフセット位置を示す説明図である。 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。 図において、1は溶接ヘッド、2は溶接制御装置、3は
溶接電源装置、4はマニピュレータ、5はターニングロ
ーラ、6は溶接ワイヤ送給装置、7はボンベ、8は円筒
容器、9は台車、10は溶接ロボット、11はx軸スラ
イドロック、12はy軸スライドロック、13は溶接ト
ーチ、14はCCDカメラ、15はOS軸スライドブロ
ック、16はヒューム除去用エアーノズル、17はトー
チ狙い角度調整ブロック、21は画像処理制御装置、2
2は溶接パラメータ制御装置、23は画像処理開先倣い
制御装置、24はアークセンサ開先倣い制御装置、41
はポスト、42はガイドブロック、43は水平コラム、
44はアーム、45は回動機構、81は口を示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒容器の胴部の円周方向および長手方向
    に沿う継手部を内面または外面からアーク溶接する溶接
    装置において、 円筒容器を横倒支持してその軸心回りに回動させる支持
    手段と、;該支持手段に支持された円筒容器の一端面側
    にて前記軸心方向に沿って進退可能な水平コラムを高さ
    位置調節可能に装備し、且つ前記コラムの先端において
    該コラムの長さ方向と直交する水平軸回りに回動可能で
    しかも該水平軸と直交する方向に伸縮可能なアームを備
    えたマニピュレータと、;前記アームの先端に取付けら
    れアーム長さ方向にほぼ沿ったy軸倣い及びそれと直交
    する方向にx軸倣い機構を介して溶接トーチを保持する
    溶接ヘッドと、;前記x軸倣い機構の倣い方向が前記軸
    心と平行な向きとなる位置と直角な向きとなる位置との
    二位置間にて前記溶接ヘッドを前記アームの軸心回りに
    旋回させる旋回機構と、;前記円筒容器の胴部の円周方
    向の内面及び外面溶接時に、前記溶接ヘッドを溶接進行
    方向前方及び後方に移動保持させるオフセット調節手段
    と、;前記溶接ヘッドに取付けられてトーチの溶接進行
    方向前方位置を撮影して画像データを出力する撮影画像
    処理手段と、;溶接中のアークの電気的特性に関連した
    測定量からトーチと前記継手部の溶接開先との相対位置
    関係を検出するアークセンサ手段と、;前記画像データ
    に基いて前記マニピュレータと前記支持手段を制御する
    ことにより溶接始終端位置の制御と溶接開先に対するト
    ーチの粗倣いを制御する制御手段と、;前記アークセン
    サ手段の検出データに基いて前記x軸およびy軸倣い機
    構を制御することにより前記トーチを溶接開先に対して
    精密倣いさせる精密倣い制御手段とを備えたことを特徴
    とする円筒密閉容器の自動溶接装置。
  2. 【請求項2】溶接トーチが、回転軸心から偏心した位置
    でアークを発生する回転アークトーチである実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の円筒密閉容器の自動溶接装
    置。
  3. 【請求項3】溶接ヘッドが、前記アーム軸心に対するヘ
    ッドの傾きを変化させるトーチ狙い角度調節機構を有す
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の円筒密閉容器
    の自動溶接装置。
  4. 【請求項4】前記マニピュレータが台車上に搭載されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項に記載の円筒密閉容
    器の自動溶接装置。
JP9098488U 1988-07-11 1988-07-11 円筒密閉容器の自動溶接装置 Expired - Lifetime JPH065021Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101678307B1 (ko) * 2015-07-03 2016-11-21 주식회사 동주웰딩 압력용기 및 강관제작용 자동용접장치의 용접방법
KR101678306B1 (ko) * 2015-07-03 2016-12-06 주식회사 동주웰딩 압력용기 및 강관용 자동용접장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101678307B1 (ko) * 2015-07-03 2016-11-21 주식회사 동주웰딩 압력용기 및 강관제작용 자동용접장치의 용접방법
KR101678306B1 (ko) * 2015-07-03 2016-12-06 주식회사 동주웰딩 압력용기 및 강관용 자동용접장치

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