JPH06502004A - 弁部材用の球を有する燃料噴射弁 - Google Patents

弁部材用の球を有する燃料噴射弁

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JPH06502004A JP3516400A JP51640091A JPH06502004A JP H06502004 A JPH06502004 A JP H06502004A JP 3516400 A JP3516400 A JP 3516400A JP 51640091 A JP51640091 A JP 51640091A JP H06502004 A JPH06502004 A JP H06502004A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 弁部材用の球を有する燃料噴射弁 発明の分野 本発明は、火花点火式内燃機関に燃料を噴射するのに通常用いられる型式の電気 操作式燃料噴射弁に関するものである。
一発明の背景及び要旨 燃料噴射弁の弁機構には、通常、弁座に密着したり離れたりする往復動弁部材が 備えられている。噴射弁の閉弁時に弁座に対し弁部材をシールすることは、燃料 の漏れ又は滴下を防止する上で重要である。このシールは金属対金属接触のみに より達せられるので、弁部材及び弁座の形状が特に重要となる。有効なシールは 、円錐台形の弁座に密着する球形面を有する弁部材により得られることが判明し ている。このため、弁部材が球形面を有するように構成する種々の提案がなされ ている。
公知の一形式の場合、円筒形のニードルの末端が、はぼ半球膨面に形成されてい る。別の公知形式の場合には、l!頭球形(半球形より僅かに大きい)の弁部材 が用いられている。更に別の公知形式では、管の一端に完全な球体が結合されて いる。これらの構成のいずれを用いても、燃料噴射弁の出費は高額となる。なぜ なら、これらの弁部材を製造するには、結合作業及び又は金属加工作業が必要と されるからである。
単純な単一の球を用いるのが有利であるのは、大きな体積で精密に経済的な製造 が可能だがらである。先述の公知語形式が有する費用面の短所から考えて、球の 結合作業及び又は金属加工作業なしに球を燃料噴射弁に用いることが出来るなら ば、有益なことであろう。
別の言葉で言えば、この球は、組立て過程で燃料噴射弁に組付けられるだけでよ い一部材であるのが好まし細長い部材の一端に球面が付加される等の公知燃料噴 射弁の費用を高額なものにしている別の要因は、弁座に対して弁部材が精確に整 列させねばならない点にある。このため、いくつかの個別部材には精密な金属加 工が必要であり、かつまたこれらの部材の組立ては注意深く行なう必要がある0 発達した製造技術を用いても、燃料噴射弁の今日の量産方式では、組立て後の検 査時に技術性能仕様に合わない製品が、可なりのパーセンテージで発生する。こ れらの噴射弁は造り直されねばならないので、その結果、また出費がかさむこと になる。
更に、燃料噴射弁の構成で考えねばならない点は、特定用途の場合には噴射弁を ミニアチュア化しなければならない点である。現在市販されている燃料噴射弁は 、大型ではないが、市場でめられているのは更に小型の噴射弁である。こうした ミニアチュアの噴射弁には、より小型の個別部材が必要である。こうした部材の 加工は、より難しく、製造面の複雑さも倍加されよう。こうしたことも、弁部材 として、簡単な球の使用が望まれる別の理由となる。
本発明は、弁部材として、簡単な球を用いた新規の電気操作式改良燃料噴射弁に 関するものである。この噴射弁の製造工程では、球を結合又は金属加工する作− 業は不要である。また、噴射弁の構成及び配置の形式により、弁座に対して球が 自己整列するようにされているので、公知の製造工程で必要となる弁座と弁部材 とを精確に整列させる仕上げ作業は必要ない、また、噴射弁の構成及び配置の形 式を、ミニアチュア化に適したものにすることもできる。
この結果、本発明により、電気操作式で、ミニアチュア化可能な、しかも法外に 高い製造費を必要としない燃料噴射弁を提供することができる0本発明のこのほ かの特徴、利点、効果を、以下の説明及び請求の範囲、更に添付図面により明ら かにすることにする0図面には、現時点で本発明を実施するに当って考えられる 最適の実施例を示したものである。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の原理を具体化した燃料噴射弁の第1実施例の縦断面図。
図2は噴射弁の部品の1つの平面図。
図3は第2実施例の縦断面図。
図4は第3実施例の縦断面図。
図5は第4実施側の縦断面図。
有利な実施例の説明 電気操作式燃料噴射弁の第1実施例10は、主縦軸線14を有する弁体12を有 している。弁体12は2つの別個の部分12A、12Bから構成され、これらの 部分は、互いに結合部15で結合されている。弁体12は円筒側壁16と端壁1 8とを有している。側壁16は軸線14とほぼ同軸的であり、端壁18は側壁1 6の一方の縦方向端部に軸線14とほぼ直角に配置されている。弁体部分12B は、端壁18と側壁16の一部とを含んでいる。また、弁体部分12Aは、側壁 16の残りの部分を含み、また、端壁18の内方に間隔をおいて位置する横方向 壁19を有している。
端壁18内には軸線14とほぼ同軸的に円形の貫通穴20が設けられ、弁体内か らの燃料出口を形成している6貫通穴20は、その軸方向端部に円錐台形の弁座 22を有し、弁座22は弁座内部に位置している。
貫通穴20の開放外端部には薄手のディスク状オリフィス部材(図示せず)が配 置されている。このため、貫通穴20を通る燃料は、このオリフィス部材内の単 数又は複数のオリフィスを通って噴射弁から噴射される。
燃料噴射弁は、C壁16を貫通する複数の半径方向穴24の形式の燃料入口を有 し、かつまたこの入口から出口へ通じる内部燃料通路を有している。この通路に ついては後述する。半径方向穴24は、内壁19のすぐ近くに5それも弁体部分 12Bが配置され側とは反対側の内壁面の近くに設けられている。この配置形式 は、サイドフィード型又はボトムフィード型燃料噴射弁と一般に呼ばれる形式で ある。
弁10は、更に、ソレノイドコイル・ユニット26を有する電気式アクチュエー タ機構と、ステータ28と、アーマチュア30.予圧ばね32とを有している。
ソレノイド26は電磁コイル33を有し、このコイルの末端は、それぞれ電気端 子34.36に接続されており、これらの端子は、端壁18とは反対側の弁端部 から縦方向に突出している。端子34.36は、電気接続プラグ(図示せず)と 相互接続されるように構成されている。前記プラグは、弁を使用するさいに弁に 接続される。端子34.36へのコイル末端付加部を含めたコイル33の全体は 、適当なカプセル38内に包み込まれている。カプセル38は、ソレノイドコイ ル・ユニット26に全体としてチューブ状の形態を与えている。
ステータ28は、全体として円筒形状を有している。
この形状は、コイルが電気的に励磁された場合に、コイル33により発生せしめ られる磁束を集束するために、図1に示した形式でソレノイドコイル・ユニット 26内にステータ28を適合さ廿るための形状である。
ステータ28の側壁は、ユニット26の内側側壁に対して、エラストマ製Oリン グ40により液密にシールされている。シール40は、貫通穴24を介して弁内 へ導入された燃料が、どこか潜在的な漏れ個所を弁から漏出するのを防止する。
これらの潜在的漏れ個所は、ステータの外便円筒面と、ソレノイドコイル・ユニ ットの内側円筒面との間に存在する可能性がある。
ステータ28は、0リング40の燃料開に端壁18に向いたj(42を有してい る。図1に見られるように長方形横断面を有する支承リング44は、ステータ2 8の端壁18側の端部に配置され、1M42を支承している。アーマチュア30 はリング44@に@46を有している。ばね32は、リング44と、w46との 間に配置され、アーマチュア30を縦方向に端壁18の方向へ弾性的に強制する 。
横方向の内壁19は、円形の貫通穴48を有している。この貫通穴48は、軸線 14と同軸的であり、アーマチュア30の案内を形成している。N46と、端壁 18側のアーマチュア端部との間のアーマチュア部分は、貫通穴48に密接に滑 りばめされる寸法の円筒形側壁面を有している。この側壁面は、周方向に連続し ていず、アーマチュア周面に形成されている軸方向に延びるスロット50により 中断されている。これらのスロット50は、燃料の入口24と出口20との間の 内部燃料通路の一部を形成している。この通路により横方向壁19の一方の縦方 向端部のところの区域と、他方の側の縦方向端部のところの区域とが連通せしめ られる。これら2つの区域の一方は、入口24の内側にあってアーマチュア30 を包囲する環状の内部スペース52であり、他方の区域は内部スペース54であ る。このスペース54は、弁体部分12Bによって形成される側壁16により周 方向に制限され、かつ縦方向には壁18の一方の縦方向端部と、この端部と向い 合った壁10及びアーマチュア30の端部とにより制限されている。スペース5 4内には弁部材が配置されている。
この弁部材は球56であり、図1では軸線14と同軸的に弁座22に密着し、貫 通穴20を閉じている。
この弁部材位置は燃料噴射弁の閉弁位置を示している。
この位置では、ソレノイドコイル・ユニットは、電気的に励磁されておらず、ア ーマチュア30を介して作用するばね32の弾性的な予圧力により、球56は強 制的に弁座22に密着されている。
球56は、弁の他の部材に結合されていない完全に別個の部材である。言いかえ ると、アーマチュア又は他の弁操作部材の動作が無ければ、球はスペース54内 で自由な状態におかれる。本発明の原理によれば、球56は特殊な形式で拘束さ れ、ソレノイドコイル・ユニットによりアーマチュア30が縦方向移動するよう 操作されると、その動きに従うようにされている。
但し、その場合、球は閉弁操作時には常に弁座22上に自己定心するようにされ ている。
球56の制御にアーマチュア30と協(至)するその他の機構は、弾性的なばね ディスク58である。このばねディスク8は、球56と一緒に動作するようにス ペース54内に配置されている。ディスク8の形状は図2に示されているが、こ の形状は多くの可能な設計のうちの一つを示すものにすぎない。このディスクは 中心口60を有し、この中心口は球56の直径より小さい直径を有する円形の空 所を形成している6デイスク58には、また、3つの腎臓形の貫通口64が設け られ、これらの貫通口64は120°の間隔で設けられ、それぞれが中心口62 と半径方向スロット66により接続されている。ディスク58の、半径方向外方 の周縁部は周方向に連続している。
ディスク58と球56とは、球56が中心口62の全体にはまり込むように弁1 0内に配置されて塾)る。
端壁18は、軸線14と同軸的に弁座22を取囲む環状の隆起部68を有してい る。この隆起部68に番よ、ディスク58の連続的な周縁部が載置されてし)る 。ディスク58の直径はスペース54の直径より小さ1)ので、ディスクは一定 限度内でスペース54内を半径方向に変位可能である。
図1の閉弁位置では、球56に及ぼされるばね32の弾性的な予圧力により、球 が貫通穴20を閉じるだけでな(、ばねディスク58もたわませられるので、ば ね32の力とは逆方向の力が、ディスク58により球56に加えられることにな る。この閉弁位置では、ステータ28とアーマチュア30との向い合った端面間 には、僅かの間隙70が存在する。
ソレノイドコイル・ユニット26の励磁によりアーマチュア30に加わる圧倒的 な力によって間隙70が閉じられ、それによって更にばね32が圧縮される。
この結果、球56からアーマチュア30が離れることにより、この間に球に作用 する主な力は 、アーマチュアの方向へ球を押圧するばねディスク58の力とな る。ディスク58は、従来の工学的設計計算を用いて設計され、球56を、ステ ータ28の方向へのアーマチュア30の運動に実質的に従わせるのに役立ってい る。この結果、球は弁座22から離れ、噴射弁内の加圧液体燃料が貫通穴20を 介して流れる0球56が弁座22から離れているかぎり、燃料は、貫通穴24、 スペース52、通路50、スペース54.主として穴64を介して、出口20か ら噴射される。
ソレノイドコイル・ユニット26の励磁が停止されると、アーマチュア30に対 する磁力が消え、ばね32の力によりアーマチュア30は再び球56に押付けら れ、球56は弁座22に密着し、貫通穴20が閉じられる。アーマチュア30の 縦方向移動距離は極めて僅かであるから、球自体が完全に出口20を閉じていな くとも、球の一部は常に弁座22内に位置している。
何らかの理由で球56が弁座22に対し偏心的に位置することになっても、アー マチュアが閉弁動作を起こせば、それに応じて球は弁座とともに反応し、偏心位 置を訂正する自己定心性能を発揮する。この自己定心傾向は、ばねディスク58 が弁体に付加固定されていないために、可能となる。別言すれば、球とディスク とは、ユニットとして半径方向に“浮動”可能なため、球と弁座との間に生じう る偏心状態は、アーマチュアが作動して閉弁位置へ球を強制移動させることによ り、解消される。
本発明の原理を実施する弁は、閉弁時の球の自己定心性という極めて有利な特徴 を有するか、更に別の利点は、弁の組立て時に、ばねディスクと球とを単に別々 に燃料噴射弁に組付けるだけでよい点にある。したがって、これら2つの部材を 最初に製造したのち、結合作業又は金属加工作業は不要である。球は、言うまで もなく、従来の主、製造技術で製造され、弾性的なばねディスクは従来の金属加 工技術により製造される。
それゆえ、弁組立て後に球と弁座との間にいくぶん不整列(すなわち偏心)状態 が存在しても、操作が開始されれば、直ちに球は弁座の中心に位置するので、貫 通穴20は正しく閉鎖され、弁は閉弁位置となる。
球は、このように軸方向にはアーマチュア30とディスク58との間に拘束され ているが、アーマチュアの先端部に特別な形状が与えられていることにより、半 径方向にも動きも制限されている。アーマチュアのこの先端部は、軸線14とほ ぼ同軸的な円錐台形の表面72を有している。球が弁座22に密着しているとき には、表面72は球から間隔をおいて位置している。
この間隔が球の半径方向変位(軸線14に対する偏心度)の制限範囲であり、球 にはこの範囲内の半径方向変位が許容される。また、アーマチュアは、実際には 主ボディ30Aとそう人体30Bとから成る2つの部分構成体である。そう人体 30Bは球56との接触面を有し、球の軸方向変位を制限している0表面72に よる半径方向の変位制限により、球は、はぼ軸線と同軸位置に保持される一方、 ディスクと球とは、−緒に軸線14に対し半径方向に変位可能なので、噴射弁が 閉弁操作されると、弁座に対する球の偏心状態が、球に対する弁座のカム効果に より訂正される。この結果、球は正確に弁座上に定心され、完全に貫通穴20が 閉じられ、他方、ディスクの中心口62は接続的にふさがれたままである。
使用時、噴射弁はパルス幅変調方式で操作されるのがiF通である。パルス幅変 調によって、球の軸方向往復運動が生ぜしめられ、その結果、燃料が非連続的な 独立した噴射燃料として噴射される。側壁16の外側には、軸方向に間隔をおい て円形のみぞ74.76が設けられている。これらのみぞ74.76にはOリン グ(図示せず)がはめ込まれる。これらOリングは、噴射弁のボディを噴射弁を 受容するソケットに対し密封するためのものである。このソケット内には、サイ ドフィード型の噴射弁が、普通、配置される。図示の噴射弁の構成及び配置は、 コンパクトであり、自動化された組立て設備での組立て用のものである。全体の 製造過程は、従来の製造過程に比して、より効率的に行なうことができる。なぜ なら、本発明による自己定心特性によって、従来の製造過程に必要であった各部 材の、極めて精密な仕上げや整列が不要となったからである。更に、球とディス クとは別個の部材であり、これらの部材を、組立て過程中に噴射弁に簡単に組付 けることが可能である。一定の部材に対して寸法上の公差範囲を、より広(する ことができ(それにより、それらの部材をより安く製造できる)、加えてその構 成と配置により燃料噴射弁のミニアチュア化は、明らかに促進される。
燃料噴射弁の第2の実施例110は、隆起部68の配置と構成及び付加部材11 2を除けば、第1の実施例と全く同じである0図3で示されているように、隆起 部68は、スペース54の側壁から半径方向内方へ間隔をおいて設けられている ので、ディスク58は、より半径方向内方で隆起部68に支えられている。ディ スクの外周縁部は付加部材112と接触している。
二の付加部材は、適当な材料製の円環状の柔かなスポンジ状部材で、隆起部68 と、スペース54を制限する側壁との間に配置されている。また、この付加部材 112は、球とディスクとを半径方向に浮動させることができるが、この実施例 の場合は、第1実施例には存在しなかった一定の制限が設けられている。
図4の第3実施例は、軟質のスポンジ状環状部材212を有することを除けば、 第1実施例と変りはない。
部材212は、第2実施例の付加部材112の作用するディスク58の面とは反 対の側のディスク面に作用する。部材212も、球とディスクとを半径方向に浮 動させる機能を有するが、僅かの制限が設けられている点が第1実施例と異なっ ている。
図5に示した第4実施例は、ソレノイド326と弁封312とを有している。弁 封312は、主縦軸線314を有し、2つの側留の部分312A、312Bから 成っている。これらの部分は、シール317を有する結合部315のところで相 互に結合されている。ソレノイド326は、コイル333を有し、このコイル3 33とステータ328が協働する。電気端子334(図5には、このうちの1つ のみが示されている)は、ソレノイドを制御回路に接続だめのものである。弁体 部分312Bは、その内端部のところに、円錐台形弁座322を有する円形貫通 穴320を有している。この貫通穴20の外便部は薄手のディスク状オリフイス 部材323によりカバーされ、この部材が環状保持リング325により所定位置 に保持されている。保持リング325は、何らかの従来形式にて弁体部分312 Bに結合されている。入口324は、内部スペース352に通じている。内部ス ペース352は、アーマチュア330の下端部材(図で見て)と弁体部分312 Bの上端部との間に設けられている半径方向の隙間353を介して、別の内部ス ペース354と連通している。球356とディスク358とは、噴射弁IOの場 合と同形式でアーマチュア330と弁体部分312Bとの間に配置されている。
弁体部分312Bは、隆起部68同様の隆起部368を有し、アーマチュア33 0は表面72同様の表面372を有し、ディスク358はディスク58と同じで ある。アーマチュア330は肩346を有し、弁体部分312AはN347を有 している。コイルばね332は、これら2つの肩の間に配置され、球で予圧を与 え、球を弁座322に密着させている。0リング340,341は、それぞれス テータ328と弁体312に対してソレノイド326をシールしている。図1に 示したように、貫通穴320をアーマチュア330が閉じると、ステータ328 とアーマチュア330との間には小さな隙間370が生じる。コイル333の励 磁と非励磁操作に応じて生じるアーマチュア330の軸方向運動の案内は円筒形 のビン331により行なわれる。このビンは、ステータ328とアーマチュア3 30との間に、図示のに配置されている。
以上、本発明の有利な実施例を図面につき説明したが、本発明の原理は他の実施 例によっても実施可能である。
国際調査報告 。rT/I:11゜、ノ。、。、。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.電気操作式燃料噴射弁において、前記燃料噴射弁が、主縦軸線を有する弁体 を有し、この弁体が、前記軸線とほぼ同心的な、弁体内部を横方向に制限する円 筒形側壁と、前記軸線に対しほぼ直角方向に前記側壁の一方の縦方向端部に設け られた端壁とを有しており、この端壁には前記軸線とほぼ同軸的に貫通穴が設け られ、前記弁対内部からの燃料出口をなしており、この貫通孔の軸方向内端部に は円錐台形の弁座が形成されており、更に前記弁体は弁体内へ燃料を供給する燃 料入口を有し、前記弁体内部には前記燃料入口から前記貫通穴へ通じる燃料通路 を形成する手段を有し、更にまた前記弁体は弁体内部に隆起部を有し、この隆起 部が、弁座の半径方向外方に弁座から間隔をおいて弁座を取囲んでおり、また、 弾性的なばねディスクが、その半径方向外方の周縁部を前記隆起部に支えられて いるだけで、別様には支えられておらず、また所定直径の円形の空所を形成する 貫通中心口を有しており、前記所定直径より大きい直径を有する球が、この中心 口内に配置され、前記円形の空所をふさいでおり、前記弁体に配置された電気操 作式機構が、縦方向に往復連動するアーマチュアと予圧部材とを有し、これらが 、前記機構の電気式操作形式に応じて選択的に前記弁座に前記球を密着させたり 弁座から離間させるために、前記ばねディスクと効果的に協働し、更に前記アー マチュアが、前記ばねディスクと協働して前記球の運動軸方向に拘束し、半径方 向に制限する先端部を有しており、この拘束と制限によって、前記球が前記アー マチュアの往復運動に従って軸方向に往復運動せしめられ、それによって球が選 択的に弁座に密着又は弁座から離間せしめられ、更に前記ばねディスクが、前記 弁体と関連する法を有することにより、前記球が、前記先端部によって前記球に 強制される半径方向制限の枠内で、前記軸線と少なくともほぼ同軸的に保持され る一方、ディスクと球とが一緒に前記軸線に対して半径方向に変位可能であり、 この結果、前記機構の操作によって前記球が弁座方向に変位して閉弁されると、 弁座に対する球の偏心状態が解消せられ、その結果、球が精確に前記弁座上に自 己定心し、それにより前記貫通穴が完全に閉じられ、その間、前記空所は継続的 にふされたままであることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 2.前記アーマチュア先端部が、前記球の半径方向制限部を形成する円錐台形の 壁部を有する空所を備えていることを特徴とする、請求項1記載の燃料噴射弁。
  3. 3.前記ばねディスクの弁周縁部が連続していることを特徴とする、請求項1記 載の燃料噴射弁。
  4. 4.前記燃料通路の一部が、前記空所の半径方向外方に設けられている、前記貫 通口の一部を有していることを特徴とする、請求項3記載の燃料噴射弁。
  5. 5.前記弁体が前記端壁の内方に間隔をおいて配置された横方向内壁を有し、こ の内壁が前記アーマチュアの軸方向往復連動を案内する手段を有することを特徴 とする、請求項1記載の燃料噴射弁。
  6. 6.前記燃料入口が前記弁体の側壁を貫通する穴を有し、この穴が弁体内部を縦 方向に前記横方向の内壁を超えて前記端壁の方向へ通じており、前記案内手段と 前記アーマチュアとが協働して前記燃料通路の他の部分を形成することを特徴と する、請求項5記載の燃料噴射弁。
  7. 7.前記弁体が、組立て工程中に互いに結合される2つの部分を有し、前記端壁 が前記2つの部分のうちの一方の部分内にあり、前記内壁が前記2つの部分のう ちの他方の部分内にあり、前記一方の部分が前記側壁の一部を形成し、前記他方 の部分が側壁の他方の部分を形成することを特徴とする、請求項2記載の燃料噴 射弁。
  8. 8.柔らかなスポンジ状の環状部材が前記横方向内壁と、前記ばねディスクの外 周縁部との間に配置されていることを特徴とする、請求項5記載の燃料噴射弁。
  9. 9.柔らかな、スポンジ状環状部材が前記弁体に配置され、前記ばねディスクの 外周縁部材と接触していることを特徴とする、請求項1記載の燃料噴射弁。
  10. 10.電気操作式燃料噴射弁において、前記燃料噴射弁が主縦軸線を有する弁体 を備え、この弁体が、前記軸線とほぼ同軸的な、弁体内部を横方向に制限する円 筒形側壁と、前記軸線に対しほぼ直角方向に前記側壁の一方の縦方向端部に設け られた端壁とを有しており、この端壁には前記軸線とほぼ同軸適に貫通穴が設け られ、前記弁体内部からの燃料出口をなしており、この貫通穴の軸方向内端部に は円錐台形の弁座が形成されており、更に前記弁体は弁体内へ燃料を供給する燃 料入口を有し、前記弁体内部には前記燃料入口から前記貫通穴へ通じる燃料通路 を形成する手段を有し、更にまた前記弁体は弁体内部に隆起部を有し、この隆起 部が弁座の半径方向外方に弁座から間隔をおいて弁座を取囲んでおり、また、こ の隆起部には弾性的なばねディスクの半径方向外方周縁部が支えられ、ディスク は別様には支えられておらず、更にこのばねディスクは所定直径の円形の空所を 形成する貫通中心口を有しており、前記所定直径より大きい直径を有する球が、 前記中心口内に配置され、前記円形の空所をふさいでおり、前記弁体に配置され た電気操作式機構が、縦方向に往復運動するアーマチュアと予圧部材とを有し、 これらが、前記機構の電気式操作形式に応じて前記弁座に前記球を選択的に密着 又は離間させるために、前記ばねディスクと効果的に協働し、更に前記アーマチ ュアが、前記球を押圧する先端部を有しており、前記ばねディスクと前記アーマ チュアとが協働することによって、前記球が前記アーマチュアの往復運動ととも に軸方向に往復運動せしめられ、それによって球が選択的に弁座に着座又は弁座 から離間せしめられ、更に前記ばねディスクが、前記弁体と関連する寸法を有す ることにより、前記の球が前記軸線と少なくともほぼ同軸的に保持される一方、 ディスクと球とが一緒に前記軸先に関し半径方向に変位可能となり、この結果、 前記機構の操作により前記球が弁座方向に変位して閉弁されると、弁座に対する 球の偏心状態が解消され、その結果、球が精確に前記弁座上に自己定心すること により前記貫通穴が完全に閉じられ、この間、前記空所は継続的にふさがれたま まであり、更に前記弁体が、前記端壁の内方に間隔をおいて設けられた横方向内 壁を有し、この内壁が前記アーマチュアの軸方向往復運動を案内する案内手段を 有することを特徴とする、電気操作式燃料噴射弁。
  11. 11.前記案内手段と前記アーマチュアとが、前記燃料通路の一部を、協働して 形成していることを特徴とする、請求項10記載の燃料噴射弁。
  12. 12.前記ばねディスクの外周縁部が連続していることを特徴とする、請求項1 1記載の燃料噴射弁。
  13. 13.前記燃料通路の他の部分が、前記空所の半径方向外方に設けられた前記貫 通口の一部により形成されていることを特徴とする、請求項12記載の燃料噴射 弁。
  14. 14.前記燃料入口が前記弁体の側壁を貫通する穴を有し、この穴が弁体内部を 縦方向に前記横方向内壁を超えて前記端壁に向って通じていることを特徴とする 、請求項10記載の燃料噴射弁。
  15. 15.前記弁体が、組立て工程中に一緒に結合される2つの部分を有し、前記端 壁が、これら2つの部分の一方の部分に設けられ、前記横方向の内壁が前記2つ の部分の他方の部分に設けられ、前記2つの部分の前記一方の部分が、前記側壁 の一部をなし、前記他方の部分が前記側壁の他方の部分をなしていることを特徴 とする、請求項10記載の燃料噴射弁。
  16. 16.柔かな、スポンジ状環状座材が前記横方向内壁と前記ばねディスクの外周 縁との間に配置されていることを特徴とする、請求項10記載の燃料噴射弁。
  17. 17.柔かな、スポンジ状環状部材が前記弁体上に配置され、前記ばねディスク の外周縁に接触していることを特徴とする、請求項10記載の燃料噴射弁。
  18. 18.燃料噴射弁の先端部において、燃料を噴射し、かつ内側に円錐台形の弁座 を有する中央貫通穴を有する端壁と、前記弁座と実質的に同心的に配置され、か つ往復運動を行なって前記弁座に密着したり弁座から離れたりする球と、前記球 を前記弁座と実質的に同心的に維持する一方で、球が前記貫通穴を閉じるさいに は、球をして弁座上に自己定心させることのできる手段とを備えており、更にこ の手段が、前記球よりも直径の小さい円形の中央口を有する弾性的なばねディス クを有しており、前記球がこの中央口をふさいでおり、更に隆起部が前記弁座か ら外方へ間隔をおいて弁座を同心的に取囲んでおり、また前記ディスクの連続的 な外周縁部が前記隆起部に支えられ、別様には支えられないようにされており、 この結果、前記球が弁座に着座するさいに弁座に対し偏心位置にあっても、最終 的には精確に弁座に自己定心するのを妨げられることがないことを特徴とする燃 料噴射弁先端部。
  19. 19.柔らかな、スポンジ状環状部材が、前記ばねディスクの外周縁部と接触配 置されていることを特徴とする、請求項18記載の燃料噴射弁先端部。
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