JPH0650170Y2 - インサート材 - Google Patents

インサート材

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JPH0650170Y2
JPH0650170Y2 JP1989087324U JP8732489U JPH0650170Y2 JP H0650170 Y2 JPH0650170 Y2 JP H0650170Y2 JP 1989087324 U JP1989087324 U JP 1989087324U JP 8732489 U JP8732489 U JP 8732489U JP H0650170 Y2 JPH0650170 Y2 JP H0650170Y2
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JP
Japan
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insert material
present
insert
urethane elastomer
urethane
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP1989087324U
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JPH0326518U (ja
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勉 中島
正起 山本
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はインサート材に関する。
(従来の技術) 従来、例えば椅子の座板としては金属、木材、硬質プラ
スチツク等のシエル材の上にクツシヨン体を載置したも
の、フエンスネツト、Sバネ、パンチメタル、金属板等
の補強材をアツセンブリしたフレーム材の上にクツシヨ
ン体を載置したもの、或いはフエンスネツト、Sバネ、
金属板、弾性体等をアツセンブリしたフレーム材をイン
サート材としてウレタンフオームを一体成形したものな
どが知られている。外観上の高級感からは後者のインサ
ート材にウレタンフオームを一体成形したものが優れて
いる。
しかしフエンスネツト、Sバネ、金属板等の金属材料を
アツセンブリしたインサート材は形状的な制約、重量の
増加、弾性の低下という欠点があり、弾性体(ゴム紐,P
P等)を用いたインサート材の場合には強度低下が生じ
たり、ウレタン成形体にエア溜りや欠肉が発生した。
又、フレーム材に金属材料や弾性体をアツセンブリする
場合溶接、フツキング、縫製等の工程が必要である。
更に、一般に座板は最適な座面圧分布を得るためにその
表面は複雑な3次元形状を有するのが好ましく、そのた
めにはインサート材の形状を3次元形状にする必要があ
るが、上記従来の工法では、この形状に合わせて金属板
をプレス成形する必要があり、又、弾性体のような材質
では形状を作ることは不可能である。
(考案が解決しようとする課題) 本考案の目的は充分な強度、過度な弾性を有し且つ軽量
であるサポート性を有する強靱なインサート材を提供す
ることにある。
本考案の目的はフレーム材と補強材の接合に何ら溶接、
フツキング、縫製等の工程を必要としないインサート材
を提供することにある。
本考案の目的は極めて容易に3次元形状に付与可能なイ
ンサート材を提供することにある。
本考案の目的はウレタンフオームと優れた接着性、成形
性を有するインサート材を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は金属、木材又は硬質プラスチツク製のフレーム
材とウレタンエラストマーフイルムをスプレースキン工
法により一体化した構造からなることを特徴とするイン
サート材に係る。
本考案のインサート材はウレタンフオームとの一体成形
に用いるインサート材であつて、例えば椅子(家具)の
背、座部用のインサート材、自動車シートの背、座部の
インサート材として有用である。該インサート材を埋設
一体化したウレタンフオーム体に塩化ビニルレザー、フ
アブリツク等の表皮材をフオーム成形時又は成形後被覆
することにより、或いは上記ウレタンフオームとしてイ
ンテグラルスキンフオームを採用することにより表皮材
を用いないで、用途に応じた各種完成品(椅子の座板)
を得ることができる。これら完成品としては自動車用シ
ート、オフイス用、ダイニング用、ロビー用、教育用、
ガーデン用等の各種チエアーを例示することができる。
本考案においてインサート材は第1図の(a)〜(d)
に示されるように作成される。先ず金属、木材又は硬質
プラスチツク製のフレーム材1を成形型2にセツトす
る。成形型2の表面3はフラツトでも良いが、最適な座
面圧分布を得るように設計された3次元形状であること
が好ましい。次いでスプレースキン工法によりウレタン
エラストマー原料をスプレー塗布すると直ちに反応して
硬化が開始する。硬化後、成形型よりフレーム材とウレ
タンエラストマーフイルムが一体化したインサート材を
脱型し、周囲をトリミングすると目的とするインサート
材が得られる。
本考案のインサート材はフレーム材の囲む空間全面にウ
レタンエラストマーフイルムを一体化しても良く、又、
第2図(a)、(b)に示すように該空間を部分的に、
或いは複数のフイルムにより一体化しても良い。
第3図に本考案のインサート材を埋設一体化したインテ
グラルスキンフオームからなる椅子の座板の一例の断面
図を示す。
(考案の効果) 本考案のインサート材は、使用するウレタンエラストマ
ーの品種を適宜選択することにより、高い強度、最適な
弾性を得ることができる。
又。本考案のインサート材は補強材としてウレタンエラ
ストマーを使用するため軽量である。
更に本考案のインサート材においては、ウレタンエラス
トマーフイルムの形状を任意の3次元形状とすることも
容易に可能で、且つウレタンエラストマーフイルムの厚
さを自由にコントロールすることもでき、エラストマー
の弾性とも相俟つて例えば椅子の背、座板として最適な
座面圧分布を得ることができる。
本考案のインサート材のウレタンエラストマーは、ウレ
タンフオームと一体成形する場合には両者は同材質のた
め優れた接着性及び成形性を有する。
更に本考案のインサート材のウレタンエラストマーフイ
ルムの表面平滑性を優れたものとすることが可能で、例
えば表面を鏡面仕上げにすることも容易である。
又、本考案のインサート材において、フレーム材とウレ
タンエラストマーフイルムは、スプレースキン工法でウ
レタンエラストマー原料をスプレー塗布、硬化と同時に
両者は接合結着するため、何ら溶接、フツキング、縫製
等の工程を必要とせず、極めて簡単に結合することがで
きる。
本考案のインサート材においては例えば第4図に示すよ
うにウレタンエラストマーフイルムの形状を部分的に波
形にすることにより、その部分のタワミ量を変化させる
こともできる。
(実施例) 実施例1 第1図(a)〜(b)に従い、インサート材を得る。即
ち、型温35±5℃に調温された成形型にフレーム材をセ
ツトする。ウレタンエラストマー原液を2成分スプレー
ガンにて混合スプレーする。この時の流量は10〜50g/se
cが好ましい。塗布後、硬化が始まり20〜30秒で脱型す
る。脱型後、ナイフでフレーム外周のバリをカツトして
目的とするインサート材を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のインサート材の製造工程の一例、第2
図は本考案のインサート材の具体例、第3図は本考案の
インサート材を埋設一体化したインテグラルスキンフオ
ームからなる椅子の座板の一例の断面図、第4図はウラ
タンエラストマーフイルムの形状を部分的に波形にした
本考案のインサート材を用いて得られた椅子の座部の断
面概略図を示す。1…フレーム材、2…成形型。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属、木材又は硬質プラスチツク製のフレ
    ーム材とウレタンエラストマーフイルムをスプレースキ
    ン工法により一体化した構造からなることを特徴とする
    インサート材。
  2. 【請求項2】ウレタンエラストマーフイルムの表面形状
    が複雑な3次元形状である請求項1記載のインサート
    材。
JP1989087324U 1989-07-25 1989-07-25 インサート材 Expired - Lifetime JPH0650170Y2 (ja)

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JPS6442209A (en) * 1987-08-07 1989-02-14 Nhk Spring Co Ltd Integral foamed sheet and its manufacture

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