JPH0650101B2 - 内燃機関の点火時期制御方法 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御方法

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JPH0650101B2 JP59280563A JP28056384A JPH0650101B2 JP H0650101 B2 JPH0650101 B2 JP H0650101B2 JP 59280563 A JP59280563 A JP 59280563A JP 28056384 A JP28056384 A JP 28056384A JP H0650101 B2 JPH0650101 B2 JP H0650101B2
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    • F02P5/00Advancing or retarding ignition; Control therefor
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ノッキング発生の有無に応じて点火時期を学
習制御する内燃機関の点火時期制御方法に関する。
【従来の技術】
近年、特開昭58−217775号公報に示されるよう
に、内燃機関のいかなる運転条件のもとでも、常に最大
トルクでの運転ができるように、ノッキングを許容範囲
内に抑えることができる最大進角での点火時期制御を実
現するため、ノックの発生の有無に応じて点火時期補正
量を学習する内燃機関の点火時期制御方法が提供されて
いる。 しかし、上記先行例では、1つの点火時期補正量で全て
の領域をまかなっており、制御精度が悪という課題があ
る。 これに対処するため、特開昭58−107875号公報
に示されるように、点火時期補正量を各運転領域毎に設
定し、各運転領域毎に学習するようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、運転領域毎の個々の点火時期補正量を学
習するようにしているため、点火時期制御域全体につい
て学習が行われ、各領域において最適点火時期の値を得
るまで相当の時間を要し、この間、ノッキングの発生率
が増大し、運転フィーリングが悪く、特に学習チャンス
の少ない領域においては著しいという課題を有する。 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、各領域に点
火時期を最適点火時期に早期に収束させて、ノッキング
の発生率を低下させ、運転フィーリングを向上し、かつ
学習チャンスの少ない領域であっても、ノッキングの発
生を低下させて運転フィーリングの悪化を防止すること
が可能な内燃機関の点火時期制御方法を提供することを
目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による内燃機関の点火時
期制御方法は、ノッキング発生の有無に応じた点火時期
補正量を学習し、この学習した点火時期補正量に基づい
て点火時期を制御する内燃機関の点火時期制御方法にお
いて、ノッキング発生の有無に応じ、現在の内燃機関の
要求する点火時期の値が基本進角値とMBTとの間のど
の位置にあるのかを特定する全体補正係数を学習する手
順と、上記全体補正係数の収束により該全体補正係数の
学習の終了を判断する手順と、上記全体補正係数の学習
終了を判断する手順により全体補正係数の学習終了が判
断された後、ノッキング発生の有無に応じ、エンジン回
転数およびエンジン負荷により特定される領域毎の部分
補正点火時期を学習する手順と、エンジン回転数および
エンジン負荷に基づき、基本進角値テーブル,MBTマ
ップから基本進角値,MBTをそれぞれ設定すると共
に、部分補正点火時期を設定し、上記基本進角値、MB
T、および上記全体補正係数に基づき全体補正点火時期
を演算し、この全体補正点火時期に部分補正点火時期を
加算して点火時期を設定する手順とを備えることを特徴
とする。
【作用】
本発明では、まず、ノッキングの発生の有無に応じ、現
在の内燃機関の要求する点火時期が基本進角値とMBT
との間のどの位置にあるのかを特定する全体補正係数を
学習し、全体補正係数の収束により該全体補正係数の学
習の終了を判断し、全体補正係数の学習終了後、ノッキ
ング発生の有無に応じ、エンジン回転数およびエンジン
負荷により特定される領域毎の部分補正点火時期を学習
する。そしてエンジン回転数およびエンジン負荷に基づ
き、それぞれ基本進角値、MBT、および部分補正点火
時期を設定し、基本進角値、MBT、および上記全体補
正係数に基づき全体補正点火時期を演算し、この全体補
正点火時期に部分補正点火時期を加算して点火時期を設
定する。 従って、まず、全体補正係数による全体補正によって、
点火時期制御全領域について予測的な補正が行われ、そ
の上で、部分補正点火時期による部分補正によって、各
領域毎の補正が緻密に行われるので、各領域の点火時期
を早期かつ正確に最適点火時期に収束させることができ
る。
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面を参照して具体的に説明
する。 第1図において、符号1は、エンジン負荷の一例として
吸入管圧力(あるいは吸入空気量)を検出するセンサで
あり、そのセンサ出力は、バッファ2を介してA/D変
換器3に入力され、デジタル信号変換されてマイクロプ
ロセッサ18に入力される。また符号4は、クランク角
センサなどのエンジン回転数を検出するセンサであり、
そのセンサ出力は、バッファ5を介して割込み処理回路
6に入力され、その出力はマイクロプロセッサ18に入
力される。 一方、ノッキングの発生時には、ノックセンサ7からノ
ック信号が出力し、マイクロプロセッサ18に入力され
るが、フィルタ8によってエンジン駆動中の動弁系の振
動などの定常の振動によるノイズをノック信号からカッ
ト・オフする。また、ノッキング発生時のエンジン回転
数の相違などで、ノック信号レベルが変化してノイズレ
ベルも変化するので、フィルタ8の出力を分割して、一
方は増幅器9に入力し、他方は整流・積分回路10を介
して平均化し、これを増幅器11で増幅してレベル調整
し、比較器12で比較してノック信号を判別、抽出する
のである。 上記マイクロプロセッサ18の内部構成は、公知のよう
に、入力ポート13、出力ポート14、CPU15、一
部を不揮発性メモリとして構成するRAM16、ROM
17をバスラインで接続したもので、入力ポート13に
は、上記マイクロプロセッサ18で受入れられる整合化
がなされたセンサ信号が入力され、また出力ポート14
からは、出力回路19に制御信号が出力され、上記出力
回路19からは点火装置21に駆動信号が出力される。 上記ROM17には、制御プログラムおよびデータマッ
プ、データテーブルなどの各種制御用固定データが記憶
されており、またRAM16には、データ処理した後の
各センサ類の出力信号および上記CPU15で演算処理
したデータが格納されると共に、RAM16の不揮発性
メモリ部分には後述する全体補正終了フラグFTCM
P、全体補正係数K、変化量ΔK、補正回数保持テーブ
ルおよび部分補正テーブルがストアされている。 上記CPU15では、上記ROM17に記憶されている
制御プログラムに従って、後述する低オクタン価燃料用
の基本進角値テーブルと、MBTテーブルとの2つの点
火時期テーブル間に全体的な点火時期を定める全体補正
係数K、および部分補正テーブルにおいて各領域毎の点
火時期を補正する部分補正点火時期SPKprt を学習す
ると共に、この全体補正係数Kおよび部分補正点火時期
により基本進角値を補正して点火時期を演算し、制御信
号を出力回路19に出力し、点火装置21に駆動信号を
与える。 以下、この点火時期学習制御に係わる動作について説明
する。 第3図は点火時期学習制御のメインルーチンであり、点
火毎に実行される。 まず、ステップS30で、RAM16の不揮発性メモリ
部分の所定アドレスから全体補正終了フラグFTCMP
の値を読出し、全体補正が終了したか否かを判別する。
そして FTCMP=0 すなわち全体補正が終了していない時には、ステップS
31へ進んで、全体補正係数学習のサブルーチンを呼び
出して全体補正係数Kを学習し、ステップS33へ進
む。 一方、上記ステップS30で FTCMP=1 すなわち全体補正が終了している時には、ステップS3
2へ分岐し、部分補正点火時期学習のサブルーチンを呼
び出して部分補正点火時期SPKprt を学習し、ステッ
プS33へ進む。そしてステップS33では、エンジン
回転数および吸入管圧力に基づき、基本進角値テーブ
ル、MBTテーブルを参照して基本進角値MAPST
D、MBTを設定すると共に、全体補正係数Kを読出し
て、次式に基づき全体補正点火時期SPKtot を演算
し、 SPKtot ←MAPSTD +K・(MBT−MAPSTD) 更にこの全体補正点火時期SPKtot に、エンジン回転
数および吸入管圧力に基づき部分補正点火時期テーブル
を参照して設定した部分補正点火時期SPKprt を加算
して、点火時期SPKrealを設定し、 SPKreal←SPKtot +SPKprt ルーチンを抜ける。 上記MBTテーブルは、その内燃機関において発揮する
ことのできる許容最大トルクでの点火時期MBT(上限
点火時期)を、第2図(a)に示すようにエンジン回転
数、吸入管圧力(エンジン負荷)をパラメータとして予
め実験などにより求め、ROM17にデータテーブルと
してストアされている。 また上記基本進角値テーブルは、レギュラーガソリンな
どの低オクタン価の燃料を使用した際に、ノッキングを
許容範囲内に抑えることのできるノック限界の点火時期
を基本進角値MAPSTDとして、第2図(b)に示す
ようにエンジン回転数、吸入管圧力(エンジン負荷)を
パラメータとして予め実験などにより求め、ROM17
にデータテーブルとしてストアされているものである。 更に、上記部分補正点火時期テーブルは、運転領域毎に
部分的な補正を行うための部分補正点火時期SPKprt
をRAM16の不揮発性メモリ部分にストアしたもので
あり、エンジン回転数、吸入管圧力(エンジン負荷)を
パラメータとして特定される各領域毎に部分補正点火時
期SPKprt がストアされており、後述する部分補正点
火時期学習のサブルーチンにて学習される。 上述のメインルーチンのステップS31,S32におけ
る全体補正学習のサブルーチン、部分補正点火時期学習
のサブルーチンは、それぞれ第4図、第5図に示され
る。 第4図の全体補正学習のサブルーチンでは、ステップS
37で、エンジン回転数および吸入管圧力を計算し、ス
テップS38で、エンジン回転数および吸入管圧力に基
づいて基本進角値テーブル、MBTテーブルを参照して
基本進角値MAPSTDおよびMBTを設定し、両者の
差ΔMAPMBTを求める。 ΔMAPMBT←MBT−MAPSTD そして現在のエンジンの要求する点火時期の値が、基本
進角値テーブルとMBTテーブルとの2つの点火時期テ
ーブル間のどの位置にあるのかを決定する全体補正点火
時期SPKtot を定めるため、基本進角値MAPSTD
をΔMAPMBTに基づいて補正するが、この補正量を
求めるためΔMAPMBTの値を予め定められた演算方
式で分割するものとして、全体補正係数Kを用いる。こ
のΔMAPMBTに乗する全体補正係数Kの変化域を第
2図(c)のように決める。そしてステップS39で、
現在の運転領域が全体補正係数Kの学習領域であるか
を、例えばMBTと基本進角値MAPSTDとの差ΔM
APMBTが設定角度以上あるか否かにより判断する。
ΔMAPMBTが設定角度未満であり、学習領域外の場
合にはステップS44へジャンプし、ΔMAPMBTが
設定角度以上であり、学習領域内の場合にはステップS
40へ進む。 ステップS40では、ノッキング発生の有無を判断し、
ノッキングの発生有りの場合には遅角すべく全体補正係
数Kの減少を行うステップS41へ進み、ノッキング発
生無しの場合にはステップS42へ進み、予め設定され
た時間内においてノッキングの発生が有ったかが判断さ
れ、設定時間内にノッキングの発生があった場合には全
体補正係数Kを更新することなくステップS44へジャ
ンプし、設定時間内にノッキングの発生が無い場合には
進角すべく全体補正係数Kの増加を行うステップS43
へ進む。 ステップS41、S43は、ノッキング発生の有無に応
じて全体補正係数Kを更新するものであり、ステップS
41では、全体補正係数KからΔK/2(ΔKは変化
量)を減算した値で、RAM16の不揮発性メモリ部分
の所定アドレスにストアされている全体補正係数Kを更
新し(K←K−ΔK/2)、その後、変化量ΔKをΔK
/2で更新する。またステップS43では、全体補正係
数KにΔK/2を加算した値で、全体補正係数Kを更新
し(K←K+ΔK/2)、その後、変化量ΔKをΔK/
2で更新する。ここで、全体補正係数Kのイニシャルセ
ット値を1/2とした場合、変化量ΔKのイニシャルセ
ット値を1/4とする。また全体補正係数Kのイニシャ
ルセット値を1あるいは0とした場合には、ΔKのイニ
シャルセット値を1/4とする。この場合、全体補正係
数Kのイニシャルセット値はどこからでもよく、全体補
正係数Kは、ステップS41、S43における補正回数
毎に1/2ずつ減少あるいは増加され、ノッキングの有
無によって次第にある点に収束して行く。そしてこの全
体補正係数Kの更新に伴い、部分補正点火時期テーブル
および補正回数保持テーブルのテーブル値を全てクリア
して初期化する。その後ステップS44で、変化量ΔK
が小さくなり設定値以下となったかを判断することで全
体補正係数Kの収束を判断し、これによって全体補正の
終了を判断するのである。 そして変化量ΔKが設定値以下の場合には、全体補正が
終了したと判断してステップS45へ進み、全体補正終
了フラグFTCMPをセットして(FTCMP←1)ル
ーチンを抜け、前述した点火時期学習のメインルーチン
が次回に実行されたとき部分補正に移行させる。また変
化量ΔKが設定値よりも大きい場合には、全体補正係数
Kが未だ収束していないためステップS46へ進んで、
全体補正終了フラグFTCMPをクリアして(FTCM
P←0)ルーチンを抜け、次回にメインルーチンが起動
された時にも全体補正を継続させる。 こうして前述のメインルーチンのステップS33におい
て、全体補正点火時期SPKtot を、次式から SPKtot ←MAPSTD +K・(MBT−MAPSTD) により求めるのである。 そして全体補正が終了すると、全体補正係数Kによって
点火時期の基本モデルの値が全制御領域に適用されるこ
とになる。 次に、全体補正終了フラグFTCMPがセットされて
(FTCMP=1)部分補正点火時期学習サブルーチン
に移行した場合について、第5図に基づき説明する。 先ずステップS58で、エンジン回転数および吸入管圧
力を計算し、ステップS102で、現在のエンジン回転
数および吸入管圧力が部分補正点火時期マップの制御領
域内にあるかを判別し、領域内に無い時にはルーチンを
抜け、領域内の時にはステップS60へ進む。 ステップS60では、上記エンジン回転数、および吸入
管圧力に基づいて特定される部分補正点火時期テーブ
ル、補正回数保持テーブルの該当領域(アドレス)から
それぞれ部分補正点火時期SPKprt 、補正回数を読出
す。上記補正回数保持テーブルは、RAM16の不揮発
性メモリ部分にストアされており、部分補正点火時期テ
ーブルと同様にエンジン回転数および吸入管圧力をパラ
メータとして特定される領域毎に補正回数がストアさ
れ、部分補正点火時期テーブルのあるアドレスの部分補
正点火時期SPKprt が学習により更新されると、これ
に対応する補正回数保持テーブルのアドレスにストアさ
れている補正回数がカウントアップされる。そしてステ
ップS61で、上記補正回路に基づき補正係数テーブ
ル、ノック発生間隔判定値テーブルを参照して補正係数
LN、ノック発生間隔判定値(進角判定時間)ADJを
設定し、ステップS62へ進む。 上記補正係数テーブルおよびノック発生間隔判定値テー
ブルはROM17にデータテーブルとしてストアされて
おり、補正係数テーブルには補正回数の減少に伴い補正
係数LNが増大した値としてストアされており、またノ
ック発生間隔判定値テーブルには、補正回数の減少に伴
いノック発生間隔判定値(時間)ADJが短い値として
ストアされている。 ステップS62では、ノッキング発生の有無を判断し、
ノッキング有りの場合には遅角側に補正すべくステップ
S63へ進む。 ステップS63では、ノック強度、ノック発生間隔を演
算し、ノック強度およびノック発生間隔に基づきマップ
を参照して遅角量KNKを設定する。上記マップは、デ
ータマップとしてROM17にストアされており、ノッ
ク強度が大きく、かつノック発生間隔が短いほど大きな
値の遅角量KNKがストアされている。その後ステップ
S64で、上記遅角量KNKに補正係数LNを乗算して
実遅角量RETrealを演算し(KNK・LN→RETre
al)、ステップS65へ進んで、上記ステップS60に
て読出した部分補正点火時期SPKprt から上記実遅角
量RETrealを減算して、エンジン回転数および吸入管
圧力にて特定される部分補正点火時期テーブルの該当ア
ドレスにストアされている部分補正点火時期SPKprt
を更新し、この時の部分補正点火時期SPKprt の値が
負であり、かつ下限値以下の場合には、次回全体補正に
移行させるべく全体補正終了フラグFTCMPをクリア
すると共に、全体補正係数Kおよび変化量ΔKをイニシ
ャルセットしてルーチンを抜ける。 一方、上記ステップS62においてノッキング無しの場
合には、進角側への補正を行うべくステップS66へ進
み、進角判定時間ADJ内にノッキングの発生が有った
かを判断し、ノッキング有りの場合にはルーチンを抜
け、ノッキング無しの場合にはステップS67へ進む。
ステップS67では、上記ステップS60にて読出した
部分補正点火時期SPKprt に予め設定した進角量AD
Vを加算して今回の部分補正点火時期SPKprt を計算
し、ステップS68で、今回計算した部分補正点火時期
SPKprt と、エンジン回転数および吸入管圧力に基づ
きMBTマップを参照して求めたMBTから現在の全体
補正点火時期SPKtot を減算した制限値(MBT−S
PKtot )とを比較し、 SPKprt ≦MBT−SPKtot の場合にはステップS70へジャンプして、ステップS
67において計算した今回の部分補正点火時期SPKpr
t で、エンジン回転数および吸入管圧力にて特定される
部分補正点火時期テーブルの該当アドレスにストアされ
ている部分補正点火時期SPKprt を更新し、ルーチン
を抜ける。 また、上記ステップS68で SPKprt >MBT−SPKtot の場合には、MBTを越えて過度に進角されるためステ
ップS69へ進み、上記制限値(MBT−SPKtot )
を部分補正点火時期SPKprt とし、ステップS70で
部分補正点火時期テーブルの該当アドレスにストアされ
ている部分補正点火時期SPKprt を更新して、ルーチ
ンを抜ける。 なお、本実施例では、エンジン負荷として吸入管圧力を
用いているが、エンジン負荷を表わすものであればよ
く、これに限定されない。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、先ず、全体補正係
数の学習による全体補正によって、点火時期制御領域全
体について予測的な補正が行われて早期に一定レベルに
到達し、その上で、部分補正点火時期の学習による部分
補正によって、各領域毎の補正が緻密に行われるので、
各領域の点火時期を早期かつ正確に最適点火時期に収束
させることができ、これによってノッキングの発生率が
低下され、運転フィーリングを向上することができる。 更に、学習チャンスの少ない領域であっても、全体補正
によって早期に一定レベルに到達されるので、ノッキン
グ発生を低下して、運転フィーリングの悪化を防止する
ことができるなど優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す制御系の回路構成図、 第2図(a)はMBTテーブルの説明図、 第2図(b)は基本進角値テーブルの説明図、 第2図(c)は全体補正係数の変化域の説明図、 第3図は点火時期学習制御のメインルーチンを示すフロ
ーチャート、 第4図は全体補正学習のサブルーチンを示すフローチャ
ート、 第5図は部分補正点火時期学習のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。 1……吸入管圧力センサ、 4……エンジン回転数センサ、 7……ノックセンサ、 18……マイクロプロセッサ、 21……点火装置、 MAPSTD……基本進角値、 K……全体補正係数、 SPKprt ……部分補正点火時期、 SPKreal……点火時期。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノッキング発生の有無に応じた点火時期補
    正量を学習し、この学習した点火時期補正量に基づいて
    点火時期を制御する内燃機関の点火時期制御方法におい
    て、 ノッキング発生の有無に応じ、現在の内燃機関の要求す
    る点火時期の値が基本進角値とMBTとの間のどの位置
    にあるのかを特定する全体補正係数を学習する手段と、 上記全体補正係数の収束により該全体補正係数の学習の
    終了を判断する手順と、 上記全体補正係数の学習終了を判断する手順により全体
    補正係数の学習終了が判断された後、ノッキング発生の
    有無に応じ、エンジン回転数およびエンジン負荷により
    特定される領域毎の部分補正点火時期を学習する手順
    と、 エンジン回転数およびエンジン負荷に基づき、基本進角
    値テーブル,MBTマップから基本進角値,MBTをそ
    れぞれ設定すると共に、部分補正点火時期を設定し、上
    記基本進角値、MBT、および上記全体補正係数に基づ
    き全体補正点火時期を演算し、この全体補正点火時期に
    部分補正点火時期を加算して点火時期を設定する手順と
    を備えることを特徴とする内燃機関の点火時期制御方
    法。
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