JPH0650100U - カラオケ装置に於ける拍手音発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はカラオケ演奏中、任意のタイミング
でカラオケ装置を構成するスピーカより拍手音を出せる
ようにしたことを主要な目的とする。 【構成】 この装置は、ケーシング７に拍手音発生スイ
ッチと、上記拍手音発生スイッチがオンされた時に拍手
音を生ずるＩＣ回路音源１４と、上記ＩＣ回路音源１４
よりのディジタル信号をアナログ信号に変換する為のデ
ィジタル／アナログ変換部１５が備えられ、上記ケーシ
ング７とカラオケ装置の増幅部３のマイクロホン端子接
続用の端子１７間には、上記ディジタル／アナログ変換
部１５よりのアナログ出力信号を伝送する為の出力ケー
ブル８が接続される事を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はカラオケ装置に於ける拍手音発生装置に係わる。

【０００２】

【従来の技術】

周知の通りカラオケ装置が多用されている。即ちビデオディスクやカセットデ ッキ装置あるいはプレーヤ等の音源と増幅部とスピーカとマイクロホン並びにモ ニターテレビジョン等より成るカラオケ装置が多用されている。 この従来のカラオケ装置の使用されている状況を観てみると、当然のことながら 曲を歌っている人に対する拍手は、カラオケ装置とは別に、その場所に実際居る 人から発っせられる。 又は選択されたディスクやカセットテープ等に曲と共に予め収録されていて、そ のディスクやテープの中の曲の終了と共に拍手音がスピーカから発っせられる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来技術によるカラオケ風景の中での拍手は極く自然なものであるが、近 時のカラオケ装置の大変な普及に伴って、より異なった形での拍手音の発生が求 められるようになった。 即ち、実際にカラオケを演じている場所に居る人達が実際に拍手する場合には、 自ら歌っている人あるいはその周りの人が望むようなタイミングで必ずしも拍手 が起きるとは限らない。 同じように、ディスクやテープの中に拍手音が予め収録されている場合でも、自 ら歌っている人あるいはその周りの人が望むようなタイミングで拍手が起きるも のではない。

【０００４】

【目的】

従って本考案の目的とする所は、自ら歌っている人あるいはその周りの人が望 むようなタイミングで自由自在に拍手音を発っし、カラオケ演奏の場をより積極 的に盛り立てることのできる手段を提供するにある。

【０００５】

【課題を解決する為の手段】

本考案は上記目的を達成する為に、次の技術的手段を有する。即ち実施例に対 応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案はカラオケ装置を構 成するスピーカ４から拍手音を発生するようにした装置に於いて； 上記装置は、ケーシング７に拍手音発生スイッチと、上記拍手音発生スイッチが オンされた時に拍手音を生ずるＩＣ回路音源１４と、上記ＩＣ回路音源１４より のディジタル信号をアナログ信号に変換する為のディジタル／アナログ変換部１ ５が備えられ、上記ケーシング７とカラオケ装置の増幅部３のマイクロホン端子 接続用の端子１７間には、上記ディジタル／アナログ変換部１５よりのアナログ 出力信号を伝送する為の出力ケーブル８が接続される事を特徴とするカラオケ装 置に於ける拍手音発生装置である。

【０００６】

【作用】

上記構成に基づくと、カラオケ装置によるカラオケ演奏中、歌っている人又は カラオケ装置の置かれているスナック等のマスター等周りの人が拍手音発生スイ ッチを押すと、ＩＣ回路音源１４より拍手音の信号が生じ、ディジタル／アナロ グ変換部１５にてアナログ信号に変換され、出力コード８を介してカラオケ装置 の増幅部に入力せしめられ、拍手音がスピーカ４より出力される。そしてこの出 力タイミングは上記拍手音発生スイッチの押加タイミングにより任意に選ぶこと ができる。

【０００７】

【実施例】

次に添付図面に従い本考案の好適な実施例を詳述する。 図１はカラオケ装置の一例を簡略的に示したもので、１はビデオディスクであり 、このビデオディスクを選曲するとモニターテレビジョンに画像が映し出され、 他方音声は、増幅部３を介してスピーカ４から出力される。曲を歌っている人の 音声はマイクロホン５から増幅部３を介して同じくスピーカ４から出力される。 この例の他、音源としてはカセットテープデッキでもよく、本考案は種々様々な 形のカラオケ装置に適用できる。

【０００８】 本考案に於ける拍手音発生装置６を次に図２，図３に従い説明すると、小形の ケーシング７に、この例では電源スイッチ１０と拍手音発生スイッチ１１，１２ の２つが設けられている。一方の拍手音発生スイッチ１１は、例えばこれをオン とすると口笛つきの５〜１０人程度の人数の拍手音（例えば軽快な曲やニューミ ュージックと称される曲を歌っている時の拍手音で、ライブハウス内のカラオケ 装置に適用）を発生し、他方の拍手音発生スイッチ１２は、例えばこれをオンす ると１００〜２００人程度の人数の拍手音（例えばスローテンポの曲を歌ってい る時の拍手音で、劇場内のカラオケ装置に適用）を発生する。そして、上記何れ の拍手音発生スイッチ１１又は１２であっても、オンしてすぐオフすれば、即ち １回押しの場合にはタイマー制御の下、５〜６秒間だけ拍手音が生じ、押し続け ると拍手音が連続する構成とする。

【０００９】 次いで上記ケーシング７内にはＩＣ回路音源１４が内蔵され、上記拍手音発生 スイッチ１１又は１２の選択的なオンにより制御部１３の選択を介して、その選 択に応じた拍手音信号を出力するもので、そのディジタル信号はディジタル／ア ナログ変換部１５を介して出力コード８及びコネクタ９を経てカラオケ装置の増 幅部３のマイクロホン端子接続用の端子１７（通常３ケ所程度端子が設けられて いるので、その１つを用いる。）に入力されるものである。 尚、符号１６はタイミング発生回路であって、拍手音発生スイッチ１１，１２を オン後適当なタイミングを図ってディジタル／アナログ変換部１５より出力信号 を出す為のものである。

【００１０】 上記構成に基づくと、カラオケ演奏中、歌っている人又は周りの人（例えば司 会者、店のマスター、友人等）が拍手音発生スイッチ１１を１回押すと、ＩＣ回 路音源から５〜１０人程度の人数の拍手音が５〜６秒間生じディジタル／アナロ グ変換部１５を介してそのアナログ信号が増幅部３に送られ、スピーカ４より５ 〜１０人程度の人数の拍手音が５〜６秒間発生する。 同じように他方の拍手音発生スイッチ１２を１回押すとスピーカ４より１００〜 ２００人程度の人数の拍手音が生ずる。更に拍手音発生スイッチ１１でも１２で も押し続けていればスピーカ４より連続して拍手音が生ずる。 そしてこの拍手音の発生タイミングは、拍手音発生スイッチ１１又は１２の押す タイミングにより自由に選ぶことができるものである。

【００１１】

【効果】

以上詳述した如くこの考案によればカラオケ演奏中、カラオケの曲を歌ってい る人自ら、又は周りの人が自由にタイミングを図ってスピーカから拍手音を出す ことができ、カラオケ演奏の場を積極的に盛り立てることができる。 更にケーシングに連なる出力コードのコネクタを増幅部の端子に接続するだけで よいので、従来の各種のカラオケ装置に簡便に適用できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】カラオケ装置に拍手音発生装置を組込んだ状態
を示すブロック線図である。

【図２】拍手音発生装置の斜視図である。

【図３】拍手音発生装置のブロック線図である。

【符号の説明】

１ ビデオディスク ２ モニターテレビジョン ３ 増幅部 ４ スピーカ ５ マイクロホン ６ 拍手音発生装置 ７ ケーシング ８ 出力コード ９ コネクタ １０ 電源スイッチ １１，１２ 拍手音発生スイッチ １３ 制御部 １４ ＩＣ回路音源部 １５ ディジタル／アナログ変換部 １６ タイミング発生回路 １７ マイクロホン接続用の端子

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 カラオケ装置を構成するスピーカ４から
   拍手音を発生するようにした装置に於いて；上記装置
   は、ケーシング７に拍手音発生スイッチと、上記拍手音
   発生スイッチがオンされた時に拍手音を生ずるＩＣ回路
   音源１４と、上記ＩＣ回路音源１４よりのディジタル信
   号をアナログ信号に変換する為のディジタル／アナログ
   変換部１５が備えられ、上記ケーシング７とカラオケ装
   置の増幅部３のマイクロホン端子接続用の端子１７間に
   は、上記ディジタル／アナログ変換部１５よりのアナロ
   グ出力信号を伝送する為の出力ケーブル８が接続される
   事を特徴とするカラオケ装置に於ける拍手音発生装置。
2. 【請求項２】 上記拍手音発生スイッチは、異なった種
   類の拍手音を選択的に発生できるよう複数１１，１２設
   けられ、この拍手音発生スイッチ１１，１２の選択に応
   じて選ばれた拍手音をＩＣ回路音源１４から生ぜしめる
   ようにした事を特徴とする請求項１項記載のカラオケ装
   置に於ける拍手音発生装置。