JPH06500730A - 改良された接線フロー濾過法および装置 - Google Patents

改良された接線フロー濾過法および装置

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された接線フロー濾過法および装置本発明は、物質、特に生物学的に重要な 物質を、改良された接線フロー濾過法および装置を用いて該物質を含む混合物か ら精製および分離することに関する。
関連した開示の説明 蛋白質などの生物学的対象分子をその混合物から分離するために、現在数種類の 方法が利用可能である。このような重要な技術の一つに、アフィニティークロマ トグラフィーがあるが、これは親和性マトリックスまたはゲルに対する所望の分 子の特異的および選択的結合に基づいて分離するものである。親和性ゲルは、通 常、ゲル支持体に固定されたリガンド結合部分からなる。例えば、GB 2.1 78.742号では、ヘモグロビンおよびその化学的に修飾された誘導体の精製 に、天然の(オ牛7)ヘモグロビンがある種の親和性ゲルのポリアニオン基に特 異的に結合するという事実に基づいてアフィニティークロマトグラフィーを利用 している。この方法においては、修飾されていないヘモグロビンは親和性ゲルに より保持され、一方、ポリアニオン結合部位が修飾試薬と共有結合しているため にゲルに結合できない修飾されたヘモグロビンは溶出される。アフィニティーク ロマトグラフィーカラムは非常に特異的で、従って、非常に純粋な生成物が得ら れるが、アフィニティークロマトグラフィーカラムは比較的高価につく方法であ る。
別の公知の分離方法は膜濾過法であり、これは、溶解・懸濁した溶質をその大き さに基づいて分離するものである。この方法の最も簡単な形態においては、溶液 を加圧下に所定の大きさの孔を有する濾過膜を通過させる。濾過膜の孔の大きさ より大きい溶質は保持され、小さい溶質は、溶媒と共に膜を通過して対流により 運ばれる。
このような膜濾過法は、一般に膜の孔径によって、逆浸透、限外濾過、および精 密濾過の範喝に分類される。通常、限外濾過では分子量が約1−1000kDa の溶質を保持するグレードの膜を用い、逆浸透では塩および他の低分子量溶質を 保持することができる膜を用い、精密濾過または微多孔濾過では通常コロイドお よび微生物を保持するのに用いられる孔径範囲がo、1−ioマイクロメーター (ミクロン)の膜を用いる。
過去25年以上にわたって、限外濾過は小規模な実験室用具から1時間あたり数 千リットルを処理することができる大規模なユニット操作に至るまで発展した。
限外濾過は、蛋白質の濃縮ならびに塩およびアルコールの除去、ならびに水、食 塩水溶液、および低分子量添加物の処理および洗浄の熱の除去に広く用いられる 。
限外濾過の利点としては、エネルギーコストが低いこと、設備投資が低いこと、 および生成物の変性が非常に低く、操作が効率的がっ制御可能であることが挙げ られる。
しかし、限外濾過において達成される蛋白質の精製の程度には限界がある。これ ら限界は主に濃度分極、目詰まりおよび膜の孔径分布が広いことによる。従って 溶質の分別力が低い。例えば、Porter編のI(andbook or I ndustrial MembraneTechnology (Noyes  Publications、 Park Ridge、 New Jersey + 1990)、1U4−173頁 を参照。
溶質の分極層はもとの限外濾過膜と連続した別のフィルターとして機能し、溶媒 の濾過に対して著しい抵抗を示す。分極度は、供給原料中の保持溶質のS度が増 加すると増加し、現実のシステムにおいて多くの見かけの異常または予想外の影 響が見られる。例えば、分極度の高い条件下では、濾過率は圧力の増加に伴って 極く僅かしか増加しないが、分極していない条件下では、濾過率は圧力の増加に 比例するのが普通である。分極層は濾過に対し制限的抵抗を示すので、よりオー ブンな高流量膜を用いても濾過率は増加しない。保持される溶質および溶出され る溶質の間の相互作用により、状況は一層複雑になる。
濃度分極および目詰まり過程の結果、血漿蛋白質のような巨大分子混合物の大規 模な分離のための限外濾過膜の巨大分子分画能力の有効な利用ができない。Mi chaelsの”限外濾過法の15年:若い技術の問題と将来の展望”[Ant hony R,C。
ゲル透過、吸着、またはイオン交換クロマトグラフィー、選択的沈殿、または電 気泳動等の技術により現在行われている大規模な複合巨大分子混合物の分離用の 限外濾過膜の使用は不確実と考えられる。
種々の多段階およびカスケード化交差フロー濾過法の利点が論文で検討され、若 干の改良効果が見られる。MichaelsおよびMatson [Desal ination、 53: 231−258 (1985)、特に235頁]を 参照。また、van Re1sら[J、 Interf、Res、、 2: 5 33−541 (1982)]の535頁の第1図の実験的フローサーキットお よびM、 Cheryanのtlltrafiltration f(andb ook (Technomic Publishing Co、r Inc、  : Psnnsylvania、 P91116)の311頁 (異なる分子サイズの蛋白質加水分解物分画を得るためのカスケード膜リサイク ルバイオリアクターシステムが記載されている)を参照。
濃度分極の影響を避けるために、供給血漿源を修飾して選択性および流動率(濾 過速度を膜面積で割った値と定義される)を改善する方法が開発されている。例 えば、イギリス特許出願第2.065.129号には、限外濾過の前にpHを3 .8〜4.7に調節しつつ血清を希釈して全体の蛋白質および塩濃度を下げる分 離技術が記載されている。Baeyerら[J、 Membrane Sci、  、 22 : 297〜315 (1985)]は、限外濾過の前に血漿をま ずファクター12で希釈する方法を記載している。アメリカ合衆国特許第4.3 50.156号には血漿を約10℃に冷却して血漿から巨大分子を除去し、次に 冷却した血漿から巨大分子を濾過して低分子量血漿流を得る方法が開示されてい る。この方法では限外濾過膜を用いない。
限外濾過システムにおいて濃度分極に着目した主なアプローチは、液体の流動パ ターンを調節して保持されている溶質を膜表面から除去して供給原料中に戻す量 を増加させるものである。接線フロー限外濾過(TFF)として知られている方 法においては、供給原料の流れは膜面に対して接線方向に高速で再循環され、逆 拡散に対する物質移動係数を増加させる。Gableri、ASM News、  50 :299 (1984)]を参照。フィルター膜に対して平行な方向に 流れる液体は連続的にフィルター表面を清浄し、濾過できない溶質による目詰ま りを防ぐ。TFFと同じ効果が得られる別の濾過装置は、外部および内部7リン ダーを有する回転式濾過装置で、内部シリンダーが回転して渦を起こし、圧力を 変化させずに高速を達成する。
TFFにおいては、差圧勾配[トランスメンブラン圧(TMP)と称する]を膜 の長さ方向に適用して液体および濾過可能な溶質をフィルターを通過させる。流 動率は経験的に決定できる一定の最低値より大きいTMPに依存しない。最大流 動率を得るためには、限外濾過システムをこの最低値に等しいかまたはそれを越 える出口圧をかけて行うのが普通である。従って、流動率は膜の長さ方向に一定 であり、一方TMPは変化する。層流および乱流法の両方が用いられである程度 の成果をあげているが、通常のTFFではなお分子サイズ分離に劣っている。
親和性分離をTFFと組合せてTFFの生物学的差異に基づ(選択的分離能力を 増加させる試みが為されている。To 87104169 (1987年7月1 6日公開)参照。TFF限外濾過においては、可溶性の親和性ポリマーは濾過膜 の上流側の分離しようとする分画を含有する混合物中に存在する。ポリマーは溶 質粒子よりはるかに大きいので、未結合の溶質をフィルターから通過させるが、 ポリマーおよびポリマーに結合したすべての物質の通過を妨げるフィルターを選 択することができる。
しかし、通常のTFFの問題のために、この方法も余りよい結果は得られていな い。
アメリカ合衆国特許第4.105.547号(1978年8月8日発行)は、濾 過法、特に限外濾過用に設計された濾過法を開示しているが、ここでは、濾過可 能な液体をフィルターの1方の側に添って伸びるフィルター通路を通して加圧下 に流し、流動方向のフィルター面に添ってかなりの圧力減少が起こるようにする 。用いた装置では、フィルターの両側の圧力差を全フィルター面にわたって実質 的に一定に保つ。
特許権者は流れを減少させる傾向を与えるフィルターの目詰まりを、流動率対T MP曲線の圧力非依存性領域以下のレベルに運転圧を連続的に増加させることに よって相殺しうろことを教示している。この運転圧の増加により、濾過速度は一 定になるが、より高い選択性は得られない。更に、特許権者は、トランスメンブ ラン圧は濾過を行うと同時に増加させるべきことを開示している。特許権者の示 唆している他の態様としては、より良く膜を清浄にすることが挙げられる。
アメリカ合衆国特許第4.191.182号(1980年3月4日発行)は、血 液を血漿および細胞成分分画に連続的に分離する方法および装置を開示している 。この方法は、全血を抜取り、これを濾過セルの濾過室に送り込み、これを一定 の孔径の膜上で平行に、特定のTMP範囲内で膜の界面で所定の剪断応力が得ら れるのに十分な流速で流すことにより全血を連続的に濾過することからなる。次 に細胞成分分画を実質的に分離された血漿分画と等しい置換液体と連続的に混合 し、細胞成分分画および置換液体混合物を連続的にドナーの血管に戻す。
1つの具体例においては、全血から分離された血漿分画の一部を、全血の流れか ら膜の反対方向ではなく、濾過膜上の全血の流れと平行かつ同方向の流れに再循 環して、膜の全長にわたって実質的に均一なTMPを得る。この具体例の目的は 、血漿濾液がそのような再循環をせずに濾液室から除去された場合の2倍に濾過 速度を増加させることである。これにより、長い濾過室流路およびフィル型濾過 セルの設計が可能になる。
最近、アメリカ合衆国特許第4.789.482号(1988年12月6日)は 血漿を高分子量流および低分子量流に分離する方法を記載している。血漿を、限 外濾過が行われる壁を有するいくつかの細溝または中空糸を有する分離ユニット の入口部分に一定の剪断速度で導入する。高分子量流および低分子量流を該ユニ ットから分離し、高分子量流を分離ユニットの入口部分に再循環して再循環流を 形成し、再循環流速度の透過流速度に対する比を5〜100に調整し、分離ユニ ットの出口でのTMPの入口でのTMPに対する比は約O〜0.85に調整する 。この方法は、限外濾過を考慮する上での通常の考え、即ち、出口および入口T MPは異なっていなければならないという考えを用いたものであり、従って、限 外濾過に固有の濃度分極の問題を克服するものではない。
これらのすへての改良の試みにもかかわらず、mW分極は変えることができ、そ して適切な流動条件が与えられる場合には非常に濃縮された溶液からでも非常に 高い濾過速度が得られるが、分極層は完全には除去されない。このことは、多く の蛋白質混合物に関して観察され、単純な限外濾過による蛋白質混合物の分画は 、種か分子量において少なくとも10のファクターで異なっていなければ恐ら( はとんど効果がないことが経験上わかる。い(っかのより精密な分離が時により 報告されているか、これらは通常極めて実際的でないほど希薄な条件下で行われ る。Ne1senの”血漿分画における限外濾過”Proceedings o f the Interr+at、 W。
rkshop on Technology for Protein 5ep aration and Improvement of alood Pla sma Fractionation中、 Re5ton Va、1977年9 月7日〜9日、 Sandberg&i、 Nil DtTdII Pub、 No、 NIH78−1422,137頁+ F1a5chelらの ”生物触媒の分離のための限外濾過”、 Fiechtermの^dvance s in biochemical Engineering/Biotech nologyA Vol。
26 (Downstreatn Processing)中、 73−142 頁(1983)、特に124頁; Cheryan(前掲)A 111218−219頁を参照。
本発明の目的は、大きさによって粒子および分子などの種を分離するための接線 フロー濾過法を提供することである。この方法は対象となる種に関して選択的で あり、そのため高い精製倍率が得られる。
もう一つの目的は、蛋白質などの生物学的巨大分子を分離するための改良された 濾過法(限外濾過法を含む)を提供することである。この方法は、濃度分極を最 小にし、濾過速度を増加させない。
もう一つの目的は、大きさの相違が10倍未満である種を大きさくサイズ)によ って分離することができ、濾過前に混合物の希釈を必要としない濾過法を提供す ることである。
これらおよび他の目的は当業者には自明である。
発明の要旨 これらの目的は、混合物から所望の種を分離する方法において達成され、該方法 は流動率を転移点流動率の約5〜100%の範囲のレベルに保ちながら、混合物 から所望の種を分離する孔径を有する膜を通して接線フロー濾過により混合物を 濾過することからなる。
好ましくは、濾過のトランスメンブラン圧を、濾過の転移点でのトランスメンブ ラン圧より大きくないレベルで膜に沿って実質的に一定に保つ。
より具体的な態様において、対象となる種の大きさは最高約10ミクロンまでで ある。更に具体的な態様において、本発明は、約1〜1000kDaの分子量を 有する対象種を混合物から分離する方法であって、流動率を転移点流動率の約5 〜100%のレベルに保ちながら、混合物から該対象種を分離する孔径を有する 濾過膜を通して接線フロー濾過により混合物を濾過し、それにより対象種を混合 物から選択的に分離する方法を提供する。
更に別の態様において、本発明は、約0.1〜10ミクロンの大きさの対象種を 混合物から分離する方法であって、転移点流動率の約5〜100%の範囲のレベ ルに流動率を保ちながら、混合物から該対象種を分離する孔径を有する濾過膜を 通して接線フロー濾過により混合物を濾過することからなる方法を提供する。
更に別の態様において、本発明は: (a)濾過ユニットをそれぞれ入口および出口を有する濾過および濾液室に隔て る、複数の同一孔径を有する隣接した平行な濾過膜を含む濾過ユニットと液体連 絡している液体容器; (b)液体を容器から該濾過室の入口に送り出す手段を含む、濾過室の入口を容 器に接続する手段: (c) m液室内に圧力勾配を発生させる手段:および(d)該濾液室の出口か ら濾液を集める手段:からなる接線フロー濾過装置を提供する。
好ましくは、膜の孔は1kDaから10ミクロンの範囲の大きさである。また好 ましくは、該発生手段は、濾過室中の液体の方向と平行な濾液室を通って濾液を 再循環する手段であり、より好ましくはポンプである。
更に別の態様においては、本発明は、複数の積層された濾過および濾液室を有す る濾過ユニyトを含有する接線フロー濾過装置であって、積層順で最後の濾液室 以外はすべて別の容器と液体連絡している入口および出口手段を有し、最後の濾 液室は積層順での第一濾液室に液体連絡している容器に濾液を循環させるための 出口手段を有し、各室は容器から液体を室の入口手段に送り出す手段を有し、各 室は濾過膜により隣接する室から隔てられており、全室の入口手段から出口手段 への液体の流れが平行かつ同一方向であり、積層順で最初の濾過膜は最大サイズ の種を保持する孔径を有し、積層順で最後の濾過膜は最小サイズの種を保持する 孔径を有し、積層順で中間の濾過膜は中間層膜の最初から最後へと大きさが減少 するサイズの種を保持する孔径を有する濾過装置を提供する。
更に別の態様において、本発明は (a)第一濾過ユニyトをそれぞれ入口および出口を有する第一の濾過および濾 液室に隔てる、第一濾過膜を有する第一濾過ユニットと液体連絡している第一容 器; (b)液体を第一容器から第一濾過室の入口に送り出す手段を含む、第一濾過室 の入口を第一容器に接続する手段; (e)第一濾液室内に圧力勾配を発生させる手段;(d)第二濾過ユニットをそ れぞれ入口および出口を有する第二の濾過および濾液室に隔てる、第二濾過膜を 有する第二濾過ユニットと液体連絡している第二容器; (e)濾液を第一濾液室の出口から第二容器に循環させる手段;(「)液体を第 二容器から第二濾過室の入口に送り出す手段を含む、第二濾過室の入口を第二容 器に接続する手段: (g)第二a液室内に圧力勾配を発生させる手段;(h)第三濾過ユニットをそ れぞれ入口および出口を有する第三の濾過および濾液室に隔てる、第三濾過膜を 有する第三濾過ユニットと液体連絡している第三容器; (i)濾液を第二濾液室の出口から第三容器に循環させる手段;(j)液体を第 三容器から第三濾過室の入口に送り出す手段を含む、第三濾過室の入口を第三容 器に接続する手段:および(k)濾液を第三a液室の出口から第一容器に循環さ せるための手段;を含有する接線フロー濾過装置であって、第一濾過膜が最大サ イズの種を保持する孔径を有し、第二濾過膜が第一および第三濾過膜の孔径の中 間のサイズの種を保持し、そして第三濾過膜が最小サイズの種を保持する孔径を 有する接線フロー濾過装置を提供する。
所望により最後の装置は第三濾液室内に圧力勾配を発生させる手段を含む。
好ましくは、すべての発生手段は濾過室中の液体の方向に平行な濾液室を通って 濾液を再循環する手段である。
また好ましくは、この最後の装置のすべての膜はカスケード中で孔サイズが小さ くなる限外濾過膜である。
現在までの文献の多くは、サイズ分離は流動率対TMP曲線の圧力非依存領域で 行われなければならないという仮定のもとで書かれている。本発明のサイズ分離 は流動率対TMP曲線の圧力依存領域で接線フロー濾過を行うことにより達成さ れる。一般に、流動率対TMP曲線の圧力非依存領域で濾過を行った場合に得ら れる速度に比べて、本発明の過程における濾過速度は実際には減少する。更に、 TMPが時間に関してほぼ一定に保たれるか、または濾過中に減少するように濾 過を行うことができる。
TMPをこの圧力依存領域内に保つことにより、膜よりも低い分子量を有する分 子の保持が著しく減少する。更に、この特徴により、精製することが所望である 種に対するシステムの全体的な選択性が著しく向上し、それにより、濃度分極層 の問題を克服できる。従って、流動率が転移点流動率の約100%より大きな通 常の接線フロー濾過の何倍もの所望の種の精製度が得られる。こ干方法の更に別 の利点は、混合物の大きな種よりも分子量が10倍未満小さな種を分離すること にある。
これらはすべて、運転圧を、それ以上ではil!iMフローが運転圧に依存しな いレベルより低いレベルに上げる必要なしに達成される。これらの特徴は、濾過 の前に混合物を希釈する必要かない。このように、本方法はTFF工程を導入す るプロセスの段階での蛋白質の濃度レベルに対して実施することができ、この段 階での蛋白質濃度の希釈を回避することができる。
図面の簡単な説明 第1A図は、単一膜を用いた接線フロー濾過の流動率(Jf)対TMPのグラフ を示す。このグラフにおいて、転移点流動率の5から100%の領域ならひに転 移点(Jf*)および以下に更に規定する転移点をめるのに用いた直線および曲 線を示す。
第1B図は単一および二重膜の転移点を示す。
第2A図は、2つのポンプを濾過ユニットの濾液室に用い、1つのポンプを濾過 ユニットの係留物区画において用いた本発明の高性能接線フロー濾過法を行うの に有用な装置の該略図を示す。第2B図は、2つの積層された平行な膜を1つの 膜の代わりに用いる第2A図の濾過ユニットを示す。
第3図は、三段階カスケード接線フロー濾過プロセスに用いることができる装置 の該略図を示す。
第4A図は、三段階カスケード接線フロー濾過プロセスに用いることができる3 つのポンプしか必要としない別の装置の該略図である。第4B図は2つの積層さ れた平行な膜を第4A図に示した各膜の代わりに用いる第4A図の濾過ユニット を示す。
第5図は、出発バルク溶液(30kDバルク)、濾過の1.5および9ダイアボ リユーム(DV)、ならびに最終バルク溶液に対する第6図に用いられるのと同 様な操作から得られる保持サンプルのHPLCクロマトグラムを示し、第1ピー クはt−PAを示し、第2ピークはチトクロムCを示す。
第6図は、30’Cでの流動率(O)およびチトクロムC保持(・)対チトクロ ムCからt−PAを分離するための平均TMPのグラフを示す。
第7図は、第5図に例示される一定のTMPを用いない通常の接線フロー限外濾 過(C−TFF)(収率は・、精製は■)および第6図に示す高性能接線フロー 限外濾過(HP−TFFX収率はO1精製は口)に対する収率の計算値および精 製倍率対ダイアホリュームを示ス。
第8図は、第7図を得るのに用いた再循環速度よりも高い再循環速度を用いた第 5図および第6図に例示されるC−TFFおよびHP−TFFの計算収率(%) および精製倍率対ダイアボリュームを示す。
第9図は30kDa再生セルロース膜を用いた短路実験TFFモジュールの流動 率対TMPのグラフである。
第10図はチトクロムC(ロ)、rh−G H(△)、rt−PA(ム)および アルギニン(0)を含有する混合物の保持対TMPのグラフである。
第11図は、C−TFF(・)およびHP−TFF(0)を用いたチトクロムC ,rh−GH,rt−PAおよびアルギニンを含有する混合物の保持対対数分子 量のグラフ本明細書において用いる「種」なる用語は、流体、例えば液体中の溶 液または懸濁液から分離される粒子または分子を意味する。粒子または分子は流 体から分離され、多くの場合は、流体中の他の粒子または分子から分離される。
分離される対象となる種の大きさにより用いる膜の孔の大きさが決まる。好まし くは、種は天然の生物学的または生化学的起源の生物学的物質、あるいは生物学 的または生化学的方法により生成する生物学的物質である。好ましい種の例とし ては、哺乳類細胞、およびバクテリア、菌類および酵母などの微生物(細胞およ び微生物の両方が精密濾過技術に適用できる)、ならびに限外濾過に適した大き さの種[ポリペプチド、蛋白質、細胞成分、DNA、コロイド、マイコプラズマ 、エンドトキシン、ウィルス、炭水化物、および他の生物学的対象の分子(グリ コジル化されているか否かによらない)]が挙げられる。
限外濾過の対象となる種は好ましくは分子量が最低約1oooダルトンの生物学 的巨大分子であって、最も好ましくは、ポリペプチドおよび蛋白質である。対象 となる(所望の)種が、分離される種より10倍未満大きいか(例えば汚染物質 )、または分離される種より10倍未満小さいものが好ましい。
本明細書において用いる「接線フロー濾過」なる用語は、濾過により分離される 成分を含有する流体混合物が膜の面に対して接線方向に高速で再循環され、逆拡 散の物質移動係数が増加する方法を意味する。このような濾過においては、差圧 (TMP)を膜の長さ方向に適用して、流体および濾過可能な溶質をフィルター 通過させる。この濾過は回分法および連続流動法により適切に行われる。例えば 、溶液を膜上を繰り返し通過させ、フィルターを通過する流体を連続的に別のユ ニ/上に抜き取るかまたは溶液を一旦膜上に流し、フィルターを通過する流体を 連続的に下流で処理する。
本明細書において用いる「限外濾過」なる用語は、分子量が約1 kDa= l  O0OkDaの間にある保持溶質に合わせた膜を用いたプロセスに用いられる 。
本明細書において用いる「逆浸透」なる用語は、塩等の分子量がIkDa未満の 溶質および他の低分子量の溶質を保持できる膜を用いる方法を意味する。
本明細書において用いる「精密濾過」なる用語は、0.1から10ミクロンの孔 径範囲の膜を用いる方法を意味する。
本明細書において用いる[トランスメンプラン圧」あるいはrTMPJなる表現 は、液体および濾過可能な溶質をフィルターを通して流すために濾過膜の長さ方 向に加えられる差圧勾配を意味する。
本明細書において用いる、TMPに関して用いられる「実質的に一定」なる表現 は、膜の長さ方向に平均TMPが約10psi以上、好ましくは約5psi以上 増加または減少しないTMPを意味する。濾過中のTMPのレベルに関しては、 TMPを一定に保つかまたは濃縮段階中に低下させて、高濃度での選択性を保持 する。
従って、「実質的に一定のT M P Jは濾過時間に対してではなく、膜長に 対するTMPを意味する。
本明細書において、濾過膜に関して用いる「同一孔径」なる表現は、膜の実際の 孔径が幾分違っても、同一の孔径を有するとみなされているかあるいは同一の孔 径を有するとして市販されている膜を意味する。
本明細書において用いる、濾過膜を記載する場合の「隣接する」なる表現は、膜 が実質的に隣接していて各々の上にまたは若干の間隔をおいて物理的に積み重ね られていることを意味する。
本明細書において用いる「濾過室内に圧力勾配を発生させる手段」なる表現は、 圧力に勾配を発生させ、トランスメンブラン圧が流動率対TMP曲線の圧力依存 領域において実質的に一定のレベルで操作できるようにする機構を意味する。
本明細書において用いる「濾過室内の液体の方向に平行な濾液室を通って濾液を 再循環するための手段」なる表現は、濾液室からの液体の一部が濾過室の入口か ら出口へ隣接する濾過室を通って流れる液体の流れと平行で実質的に同じ方向に 流れる様にする機構または構成を意味する(流れに一部うずを発生させる)。好 ましくは、これはボンピング手段を意味する。
本明細書において用いる「容器」なる表現は、液体の貯蔵、分配、および/また は収容のための容器またはタンクを意味する。
本明細書において用いる「転移点」なる表現は、以下のようにめられる流動率対 TMP曲線の所定の点を意味する:流動率(Jf)対TMPの実験値を、入口お よび出口TMPが互いの±10%である短絡長モジュールかまたは再循環濾液を 用いて同じ条件が得られる完全長モジュールにおいて集める。実験値を式:Jf  = Jmax X TMP/(k+TMP) (式1)[式中、J ll1a x(漸近値)およびkは1/Jr対1/TMPの直線回帰により決定し、これに よりに/ J +*axの勾配とl / J waxのインターセプトが得られ る]により得られる曲線にあてはめる。第1A図に関して、転移点は次の基準に よりグラフからめられる。Jf=Jmaxと式1により得られる曲線に対する原 点を通る接線(接線はJf=Jmax x TMP/k)のインターセプトをめ る。次に、インターセプトを通っておよび上記曲線上の接線に垂直に直線を引( 。この後者の直線および曲線の交点により、転移点流動率が定義される。数学的 には、この転移点(Jf*)は実験値の次式: (Jmax −Jf*)’ = −Jmax x k”(JIIlax−2Jf *) (式2)の実数解として得られる。
(以下、余白) B1本発明実施の様式 最も広範囲の態様において、本明細書において記載する高性能接線フロー濾過法 は分離する種の混合物を一定のTMPおよび流動率条件下に接線フロー濾過の一 種に関して設計された装置または、モジュール中の1以上の濾過膜を通すことを 含む。TMPを流動率対TMP曲線の圧力依存領域中の範囲、即ち転移点におけ るTMP値以下の範囲に保持する。このようにして濾過を転移点流動率の約5% から最高100%の範囲の流動率で操作する。第1A図および第1B図参照(図 中、流動率対TMP曲線を転移点とともに示す)。その結果、対象となる種は保 持物として膜により選択的に保持され、一方、より小さい種は濾液として膜を通 過するか、または対象となる種が濾液として膜を通過し、混合物中の異物か膜に より保持される。
TMPは濾過時間と共に増加せず、濾過中に必ずしも一定に保たれる必要がない とは重要である。TMPは時間に関してほぼ一定に保たれるか、または、濾過の 進行とともに減少してもよい。保持される種が濃縮される場合、濃縮段階の工程 にわたって、TMPが減少することが好ましい。
それぞれの膜は好ましくは孔径が最高約10ミクロン、より好ましくは1kDa から10ミクロンまでの種を保持する大きさを有するのが好ましい。限外濾過に より分離される種の例としては、蛋白質、ポリペプチド、コロイド、マイコプラ ズマ、エンドトキシン、ウィルス、アミノ酸、DNA、RNAおよび炭水化物が 挙げられる。精密濾過により分離される種の例としては、哺乳動物細胞およびバ クテリアなどの微生物か挙げられる。
膜フィルターは完全ではなく、ある種の保持されるべき分子をもらす孔を有する 場合もあるので、本明細書の好ましい態様では、互いに平行に、好ましくは互い の上に積み重ねられた同じ孔径を有する1以上の膜を用いる。好ましくは、この 目的のための膜の数は2枚である。
前記過程において圧力を維持する流動率は約5から100%の範囲であるのが適 切であるが、流動率が低いほどより広い膜の表面積が必要になる。従って、膜の コストを最少にするためには、流動率がスペクトルの最高値になるような圧力に て行うのが好ましい。好ましい範囲は転移点流動率の約50から100%であり 、より好ましくは約75から100%である。
TMPは膜表面に添って実質的に一定に保たれる必要はないが、TMPを実質的 に一定に保つのが好ましい。このような条件は、一般に膜の濾液側に圧力勾配を 発生させることにより達成される。従って、濾液を濾過装置の濾液区画を通して 装置の残留物区画中の混合物の流れと同じ方向に平行に再循環させる。再循環さ れた物質の入口および出口圧は濾液区画全体にわたる圧力降下が残留物区画全体 にわたる圧力降下に等しくなるようなものである。
この濾液圧力勾配を達成するためにいくつかの実用的な手段を用いることができ る。その1つの例としては第2A図に示す構造である。このように、分離される 混合物が分離される生成物が発酵ブロス中にある場合は発酵槽(図示せず)に結 合している入口管lを通して装置に入る。これはまた細胞溶解物または細胞収穫 後の上清をいれた容器(図示せず)に結合していてもよい。管1中の流速は残留 物ポンピング手段3により調整される。ポンプは当業界で公知のいかなる適当な ポンプでもよ(、流速は当業者に公知のように濾過の性質に従って調節すること ができる。
ポンピング手段3からの流れの人口圧を測定するために圧力計5を適宜用いても よい。入口管1中の流体は濾過ユニット7に入る。この濾過ユニット7はその上 部に濾過室7aおよび底部に濾液室7bを有する。これらの2つの区画は濾過膜 9により分離されている。送入流体は濾過室7a内の濾過膜9に平行な方向に流 れる。上部の濾過室7aは対象となる種を含有する混合物を受容する。小さな種 は膜9を通過して低部の室7bにはいる。濃縮された残留物はa過ユニット7か ら出口管11を通るが、所望の対象種を得るためにここで集められ、必要なら更 に処理してもよい。あるいは、混合物が流れ出るタンクまたは発酵槽に残留物流 を戻し、更に精製する為に入口管を通して再循環させる。
膜9を通して濾液室7bに入る分子を含有する溶液は残留流体が出口管11を通 って出るのと濾過ユニット7の同じ端から出口管13を通って濾過ユニット7を 出る。この濾液の一部は管13を通ってシステムから排出されて捨てられるか、 あるいはより小さい孔径の膜を通しての濾過の形態のカスケードで更に処理する ために第二タンクまたは容器に送られる。所望により、精密濾過のために、濾液 ポンピング手段15をこの目的のために管13中に設ける。別の部分は管17を 通して濾液ボンピング手段19に再循環し、これにより濾液圧力勾配ができる。
液体のこの部分を入口管21を通して濾液室7bの入口端に再循環させ、濾過室 7a中の分離される混合物と平行に、かつ同じ方向に、濾液室7b中で濾液が流 れるようにする。
ボンピング手段19の操作速度を調節して、濾液が室7bに導入される圧力(a 液入口圧)および濾液が出口管13から排出される圧力(濾液出口圧)を調節し て膜の長さ方向のTMPが実質的に一定になるようにすることができる。好まし い方法は、室7bの圧力差をユニットの室7aの圧力の減少と等しくなるように 調節し、TMPが膜全体にわたってほぼ等しくなるようにする。圧力の減少をモ ニターし、必要ならば調節するために濾液室7bを通して濾液の再循環流のルー プの入口および出口にそれぞれ感圧手段23aおよび23bを用いることができ る。濾過室7aに関する圧力減少をモニターするために出口管11に感圧手段2 3cを適宜用いる。適当な圧力勾配を得、一方濾液の循環速度を最小にするため に濾液室7bに制限流路を設けてもよい。この構造の結果、膜の表面全体にわた って実質的に一定なTMPが得られる。
この場合に有用な濾過ユニットは、特に精密濾過および限外濾過用の適当な濾過 モジュールとして機能するあらゆる公知のまたは将来開発されるユニットである 。好ましい限外濾過ユニットは中空糸またはフラットシート装置である。これら のサンドイッチ濾過ユニットを積み重ねて複合セルを形成することができる。
長方形濾過仮型セルの好ましい例の1つは、Filtron Technolo gy Corporation[Northborough、 MA]からCe ntrasetteの商品名で入手できる。
別の適当な限外濾過ユニットは、Millipore[Bedford、 M^ コから入手可能なMillipore Pe1licon限外濾過システムであ る。
第2A図に示す構造においては、膜を室7aおよび7bに設けて所定の流速およ び膜の差圧か得られるようにする必要がある。本発明の方法において有用な膜は 一般にフラットシート、ロールドアノブンート、円筒、同心円筒、種々の断面オ よび他の構造の管の一種またはグループで集成され、濾過ユニット内で直列また は平行に結合した形態である。装置は一般に濾過および濾液室が膜の長さ方向に なるように構成される。
適当な膜は所望の種を混合物中の望ましくない種から実質的に目詰まりの問題を 起こすことなく、システムの連続的操作に十分な速度で分離するものである。
例は、Gabler(前掲)により記載されている。これらは典型的には微小孔 または限外濾過型のいずれかの合成膜である。微孔性膜は、通常は0.1から1 0マイクロメーターの孔径を有し、この寸法より大きなすべての粒子を保持する ように作成することができる。限外濾過膜はより小さな孔を有し、保持する蛋白 質の大きさにより特徴付けられる。1,000から1,000,000ダルトン の公称分子量の増分が用いられる。
限外濾過膜は本発明の方法において用いるのに最も一般的に適している。限外濾 過膜は通常上流表面で薄膜またはスキンに関して非対照的であり、これがその分 解力に関与している。これらは一般に再生セルロースまたはポリスルホンで作ら れている。
接線フロー濾適用の膜フィルターは、取り扱う液体の体積に応じて異なる構造の ユニットとして種々の孔径のものが利用できる。本発明における比較的大規模な 使用に特に適当なものは、公知の市販の接線フロー濾過ユニットである。
別の好ましい装置においては、既に示した理由により、第2A図の濾過ユニット 7は複数の、好ましくは2つの濾過膜からなる(第2B図においてそれぞれ膜9 aおよび9bで示す)。これらの膜は平行に積層される。
本発明はまた多段階のカスケードプロセスであり、このプロセスにおいては、前 記プロセスで得られた濾液を第二接線フロー濾過装置中で第一装置の膜よりも小 さな孔径を有する濾過膜を通過させ、この第二濾過より得られた濾液を第一装置 に再循環され、このプロセスを繰り返す。
このカスケードプロセスにおいて、第二濾過は典型的には通常の濾過であり、流 動率は転移点流動率の約100%より高いレベルに維持し、一般に、TMPは膜 に添って実質的に一定に維持されない。
カスケードプロセスのより好ましい具体例において、両段階は孔径が1から10 00kDaである接線フロー限外濾過を含む。
三段階カスケードプロセスに於て、第二濾過から得られた濾液を第三接線フロー 濾過装置の第二膜より小さな孔径を有する濾過膜を通過させ、第三濾過より得ら れた濾液を第一濾過装置に再循環させ、このプロセスを繰り返す。カスケードプ ロセスにおいて2つの高性能濾過のみが必要な場合、第三段階は通常のように、 即ち、流動率をこの第三段階の転移点流動率の約100%より高いレベルに維持 する。
この三段階カスケードプロセスのより好ましい具体例において、三段階のすべて において接線フロー限外濾過を行う。
カスケードプロセスを行うのに適した接線フロー装置の一例を第3図に示す。
図中、第一容器31を入口管33を通して濾過ユニット37中に置かれた濾過室 35aに接続する。第一供給ボンピング手段39は第一容器31および濾過室3 58間に配置する。濾過室35aは出口管41を通して第一容器31に接続され る。
濾過室35aは第一濾過膜43により濾過ユニット37中直接その下に置かれた 第一濾過/濾液室35bから分離される。第一濾過/i!!液室35bは管47 に設置された濾液ボンピング手段49を有する室35bの入口に接続された出口 管47を有する。また、出口管47に接続された管45は第二容器51に接続さ れている。
この容器51は入口管53を通して第二濾過ユニット57中に設置された第二濾 過室55aに接続される。第二供給ポンピング手段59は第二容器51および濾 過室55a間に設置される。濾過室55aは第二濾過膜63により濾過ユニット 57中直接その下に置かれた第二濾過/濾液室55bから分離される。第二濾過 /濾液室5sb+i管67に設置された濾液ポンピング手段69を有する室55 bの入口に接続された出口管67を有する。出口管67に接続された管65はま た第三容器71に接続されている。
この容器71は入口管73を通して第三濾過ユニット57中に設置された第三濾 過室75aに接続される。第三供給ポンピング手段79は第三容器71および濾 過室75a間に設置される。濾過室75aは第三濾過膜83により濾過ユニット 77中直接その下に置かれた第三濾過/濾液室75bから分離される。第三濾過 /l!液室75bは管85に接続された出口管87を有し、該出口管は第一容器 31に接続され、これにより濾液は元のタンクに再循環される。
所望により、第三濾過/il!!液室75bの出口管87は、管87中に設置さ れた濾液ボンピング手段89を有する室75bの入口に接続される。すべての室 の入口から出口への流体の流れは平行で、同一方向である。更に、第一濾過膜4 3は第二および第三濾過膜(それぞれ63および83)よりも大きな寸法の種を 保持する孔径を有し、第二濾過膜63は第三濾過膜83よりも大きな寸法の種を 保持する孔径を存する。
カスケードプロセスを行うのに適した第二接線フロー装置を第4A図に示す。
図中、第一容器91は入口管93を通して濾過ユニ/ト97中に置かれた濾過室 95aに接続される。第一供給ポンピング手段99は第一容器91および濾過室 95a間に設置される。濾過室95aは出口管lotを通して第一容器91に接 続される。濾過室95aは第一濾過膜103により濾過ユニ/ト97中直接その 下に置かれた第一濾過/i!I液室95bから分離される。第二容器105は濾 過/濾液室95bに入口管107を通して接続される。第二供給ポンピング手段 109は、第二容器105および第一濾過/a液室95b間に設置される。第一 濾過/濾液室95bは出口管111を通して第二容器105に接続される。第一 濾過/濾液室95bは第二濾過膜113により濾過ユニット97中直接その下に 置かれた第二濾過/濾液室95cから分離される。
第三容器115は第二濾過/濾液室95cに入口管117を通して接続される。
第三供給ポンピング手段119は、第三容器115および第二濾過/m液室95 0間に設置される。第二濾過/濾液室95cは出口管121を通して第三容器1 15に接続される。第二濾過/a液室95cは第三濾過膜123により濾過ユニ ット97中直接その下に置かれた濾液室95dから分離される。
濾液室95dは出口管125を通して第一容器91接続され、これにより濾液は 元の容器に再循環される。すべての室の入口から出口への流体の流れは、平行で 同じ方向である。更に、第一濾過膜103は第二および第三濾過膜(それぞれ1 13および123)よりも大きな寸法の種を保持する孔径を有し、第二濾過膜1 13は第三濾過膜123よりも大きな寸法の種を保持する孔径を有する。
第4A図のカスケード装置により、あらゆる利点を有し、第3図に示す高性能接 線フロー濾過カスケードシステムに必要な5または6つのポンプおよび3つの装 置ではな(3つのポンプおよび1つの装置しか必要でない高性能接線フロー濾過 が可能になる。
所望により、第4A図の装置は、各濾過膜が複数の膜、好ましくは第4B図に示 すように濾過ユニット97中平行に互いの上に積層された2つの膜(第一@93 aに関しては膜93b、第二膜113aに関しては膜113b、第三膜123a に関しては膜123b)から構成される。
第3および4図に示すカスケード装置では、第−膜(43または103)は第二 膜(それぞれ63または113)よりも大きなカットオフの孔径を有し、これは 次に第三膜(それぞれ83または123)よりも大きなカットオフ孔径を存する ようになっている。最も好ましくは、3つの膜はすべて限外濾過膜である。
第3図および第4A図の装置は、3つの濾過膜を用いた三段階分離を行うために 設計されている。本発明は、2つの濾過膜および2つの容器しか用いない装置で ある。例えば、第4A図においては第二濾過/a液室95cは出口管を有する濾 液室であり、要素95d、121.123.115.117および119は存在 しない。池の変形例の場合、第3図および第4A図の装置は、3以上の濾過膜お よび3以上の容器を有し、例えば、第4A図の第二濾過/濾液室95cは第四濾 過膜を通して、第四容器と流体を伝達する入口および出口を備えた第三濾過/濾 液室に接続され、従って、最後または最底部の室は第4A図に示すように、第一 容器91を有する管125と流体を伝達する95dと同しような濾液室になるよ うにする。
本発明のプロセスは、商業的および半商業的規模によ(適合する。バッチまたは 連続操作、あるいは半連続的方法、例えば全バッチが濾過されるまで、濾過の段 階の間に洗浄段階をはさんで、所望の種を含有する溶液の連続流に基つき接線フ ローフィルターを通過させる。次に、溶液の新しいバッチを処理する。このよう にして、連続的サイクルプロセスを行って、所望の生成物を許容可能な純度の形 態で比較的短い時間で大量に得ることができる。
本明細書において記載したように、フィルターの目詰まりを起こさずに固体含有 溶液の連続的a過を可能にする接線フロー濾過の能力により、接線フロー濾過の 特徴から連続的および商業的規模の使用のための生物学的反応生成物の分離およ び精製のための非常に宵利なプロセスが得られる。更に、このプロセスは広範囲 に及ぶ生物分子、例えば天然のまたは遺伝子操作した微生物の発酵の蛋白生成物 、高分子量抗体、細胞分泌物などに応用できる。
以下の実施例は本発明を更に詳細に例示するものであって、制限するものではな い。
実施例1 本実施例において、通常および高性能の接線フロー限外濾過法におけるチトクロ ムC(約12.5kDa)からの組換えt−PA(約65kDa)の精製を比較 した。
0.002%Tveen80を含有する0、2Mアルギニンホスフェート緩衝液 (pH7,2)(r緩衝液j)中の組換えt−PA(アメリカ合衆国特許第4. 766、075号、第4、853.330号、第4.777、043号および第 4.908.205号)の試料を水で希釈し、2リツトルのrt−PAの0.9 mg/ml溶液を得た。チトクロムC(Sigma)を添加して最終Jliの計 算値が0.1mg/mlとなるようにした。
以下のテストNo、2に関しては、基本的に第2A図に示したものと同じである 高性能T F F(HP−T F F)リサーチモジュールを、約0.42ft ”の30kDaH。
echst Kalle再生セルロースを含む膜を用いて、混合物中のチトクロ ムCからrt−PAを分離するのに用いた。出口管11は流体を入口管1に接続 された混合物を含有するバルク容器(30kDa)に戻し、出口管13は1Of t’の5kDa再生セルロース膜を含む通常のMillipore Pe1li con限外濾過システムを冑する閉じたループカスケードモード中のタンク(5 kDa)に接続している。この膜は、チトクロムCを保持し、HP−TFFモジ ュールに等しい適度な濾過速度が得られる。5kDaシステムからの濾液を、M illiporeシステムの5kDa容器中の5kDa残留物に結合したものお よび7016Masterflexポンプにより30kDaバルク容器に接続し た残りに分割した。このポンプを用いて、30kDaおよび5kDa容器の両方 において一定の液体レベルに保持する。リサーチおよびPe1liconモジユ ールに水を流し、排水し、次に緩衝液を注入する。30kDaシステムを次に排 水し、750m1のすでに記載したrt−PAおよびチトクロムCの混合物で満 たし、一方5kDaシステムを排水し、結合性を試験し、750a+1の緩衝液 で満たす。
比較のための通常のモードを示すテストNo、1に対しては、前記のHP −T  FFモードの代わりに通常の限外濾過モードにおいて操作されるリサーチモジ ュールを用いた30kDaのリサーチモジュール/ 5 kD a Pe1li conカスケードを用いる。
両テストに用いたリサーチモジュールのパラメーターを以下に示すユチャンネル の幅 3cm チャンネルの高さ 0.8am チャンネルの長さ 152cm 30kDa再循環ポンプ MasterHex 7015 [6−600rpL 1](Cole Parser、 Chicago IL)螺動ポンプ 30kDa濾過ポンプ なし 3QkDa再循環濾過ポンプ Double−headed Masterfl ex 7015[6−60Orpm] 5kDa再循環ポンプ Masterflex 7019 [6−600rp+ a](Cole Parser、 Chicago IL)螺動ポンプ 5kDai!過ポンプ MasterNex 7015 [6−60Orpm] (Cole Parser、 Chicago IL)螺動ポンプ 30kDa再生セルロース膜 Hoechst Kalle roll 5to ckロット番号228 5kDa再生セルロース膜 Millipore Crフット号C9CK7g8 9テスト1および2を以下に列挙した異なる条件下で行った。ここで、Qsは供 給速度、QH,Oは水の濾過速度、Qfはプロセスの濾過速度、およびQrrは 再循環濾液速度である。
テストNo、I P= 10.71ml/分、psi;残留物温度=23°CQs −Qf =  305s+1/分 Qrf = Oil/分 Qr = 93Il+1/分 Qs = 398ml/分 出発 残留圧 31.6 28.0 24.2 21.8 20.0濾液圧 1 .0 G、9 0.8 G、5 0.3ΔTMP 3G、8 27,1 23, 4 21.3 19.7最終 残留圧 29,9 26.6 23.3 21. 1 19.7濾液圧 0.9 0.8 0.7 0.4 0.2Pellico n 5kDa; Pi=34psi; Po=20.0psi3QkDa結合性 テスト:Pa=5psxで1分間にΔP=0.1pgt:残留物温度=28℃ 5kDa結合性テスト: Po=5psiで1分間にΔP=0.2psi;残留 物温度=23℃ テストNo、2 30kDa結合性テスト:P、=5psiで1分間にΔP=0.1 psi ( ここで、Poは出口圧) ; QH20/ TMP = 10.86ml/分、 psi;残留物温度−23℃5kDa結合性テスト: Po=5psiで1分間 にΔP = 0 、2 pSl: Q uto/ T MP=8.89m1/分 、psi;残留物温度=23°CQs −Qf = 360.5ml/分Qrf  = 847.0ml/分 Qf−831111/分 Qs = 443.5i1/分 標準化 モジュール長ニー] 0.00 0.25 0.50 ’0.75 1 .00出発 残留圧 30,7 25.7 20.4 16.9 14.6濾液 圧 17,1 13,4 10.4 6.1 1.7ΔTMP 13.6 12 ,3 10,0 10.8 12.9最終 残留圧 N、 D、 * N、 D 、 N、 D、 N、 D、 N、 D。
濾液圧 N、 D、 N、 D、 11. D、 N、 D、 N、 D。
ΔTMP 13.6 N、D、 N、D、 N、D、 13.5*N、D、・測 定せず; Pe1licon 5kDa; Pi(入口圧)=35psi; Po(出口圧 )= 19.0psi30kDa結合性テスト:Po=5ps+で1分間にΔP =0.1psi;残留物温度=33°C 40℃ テスト1および2に関して2つの異なる分析を行った。第一分析において、A2 80nmおよびA410nmを出発および最終のバルクに対して測定した。チト クロムC濃度をA410nm(t−P Aは410nmにおいて吸収がない)に より決定した。t−PA濃度を次にチトクロムCによるA280nm吸収を引い た後のA 280n11で決定した。
第二の分析において、出発バルク(再循環前の混合物)および最終バルク(5k Daシステムを通して再循環した後の緩衝液)および残留物および30kDaお よび5kDaタンクに関する1、5および9のダイアボリュームでの濾液を21 4nmで検出するTSK−200サイズ専用HPLCにより測定した。
結果は以下の通りである A410nm= 0.41551X2 = b:(チトクロムC,410nm) =8.9)=0.0934mg/mlチトクロムCA 280nm/ A 41 0nm分析。
テスト1:通常モード 30kDa出発バルク t−P A 722.5mg 100%チトクロムC8 6,0mg 100% 5kDa出発バルク t−PA O,hg O%チトクロムCO,Omg ’  0% 30kDa最終バルク t−P A 642.6+ag 89%収率チトクロム C11,5mg 7.5倍精製5kDa最終バルク t−P A 58. hg  8%損失チトクロムC60,3mg 70%収率マス・バランス t−P A  700.6mg 97%チトクロムC71,8mg 83% テスト2:高性能モード 30kDa出発バルクt−PA 753.3LIg100%チトクロムC82, 2mg 100% 5kDa出発バルク t−PA O,Omg O%チトクロムG O,Omg  0% 3QkDa最終バルク t−P A 653.9 mg 87%収率チトクロム C2,1mg 38倍精製 5kDa最終バルク t−P A 107.8 mg 14%損失f ) りo Ac 73.8u 90%収率マス・バランス t−P A 761.7 mg  101%チトクロムC75,9a+g 92% これらの結果により、HP−TFFにより実質的にC−TFFの何倍もの精製が できることがわかる。
rt−PAからのチトクロムCの除去を示す一連のHPLCクロマトグラムを第 5図に示す。このグラフから、分子量がt−PAの10倍未満より小さい分子で あるチトクロムCからt−P Aが明瞭に分離されることがわかる。
大嵐豊2 本実施例は3QkDa分子量カットオフ膜を用いた通常および高性能接線フロー 限外濾過の両方におけるTMPの関数としての混合物中のrt−PAおよびチト クロムCの篩い分けを測定するために実施した研究を示す。流動率を各操作条件 に対して測定した。シービング値に基づいて、いずれかの接線フロー限外濾過法 により得られた理論的精製度および収率を、実施例1に記載した30kDa15 kDaカスケード接線フロー限外濾過システムを用いてダイアボリュームの関数 としてめた。
更に、本実施例において、精製に対する増加した再循環率の影響を調べた。
実施例1からの残留物および濾液を再び合わせ、5kDa Pe1liconシ ステムで濃縮した。この濃縮により得られた残留物を02μ圀で濾過し、冷室( 2〜8℃)中で保存した。
実施例1に記載したリサーチモジュール(約0.42ft”の30 kDa H oechst Kalie再生セルロース)を全リサイクルモードで操作した。
リサーチモジュールに水を流し、抜き取り、次に緩衝液を注入した。3QkDa システムを次に抜き取り、結合性を試験し、約750m1の実施例1のrt−P AおよびチトクロムCの混合物で満たした。
各テストに対して、安定な流動率条件を確実にするために、5および10分で流 動率測定を行って濾過を10分間行った。残留物および濾液のサンプルを10分 目に抜き取り、HPLC分析にかけた。
すべての実験は約20psiの出口圧(PO)および35または50psiのい ずれかの入口圧(P 1)(D P約15および30psi)で行った。再循環 濾液ポンプを有するHP−TFFに関しては、TMPを15および3Qpsiの 両方のDPで5および10にセットした。テストはまた再循環濾液ポンプ無しの HP−TFFを用いてP。
=lpsiおよび約15および30psiのDPでも行った。3QkDa再循環 ポンプ、濾過ポンプ、再循環濾液ポンプ、残留物チャンネル、濾液支持体、再生 セルロース膜、および流体は実施例1に記載したのと同じである。
3QkDa結合性テスト:P、=5psiで1分間にΔP=O,1psi; Q H,O/TMP−測定せず;残留物温度=22℃ テストl: テスト1はP o==20 psi、ΔP約30psi、およびTMP約5ps iにて高性能モードで操作したリサーチモジュールを用いる。低TMP条件は、 濾液出口で再循環濾液に背圧をかけることにより得られる。
Qs −(H= 531ml/分 Qrr = 1093o+1/分 Qf = 67m1/分 Qs = 598m1/分 モジニール長[−] 0..00 0.25 0.50 0.75 1.00残 留圧 47.0 39.0 30.6 24.6 20.1濾液圧 36.4  :(L、3 27,0 21.2 14.9ΔTMP 10.6 ?、7 3. 6 3.4 5.2濾過速度=67ml/分==〉流動率=9.57 l/rt ”一時r:残留物温度=31°C テスト2 テスト2はP、=約20psi、ΔP約30psi、およびTMP約10psi にて高性能モードで操作したリサーチモジュールを用いる。
Qs −Qr = 480m1/分 Qrf = 1086m1/分 QC= 87a+l/分 Qs = 567m1/分 モジュール長−0,000,250,500,751,00残留圧 44,6  37.1 29.4 Z4.0 2G、1濾液圧 32.4 27J 23.0  1?、0 10.ON二Mヱー 12.1− 9.8 6.4 7.0−一一 毀J濾過速度=87+l/分==〉流動率= 12.41/ft”一時;残留物 温度=32℃ テスト3 テスト3は通常モードでP0約20psi、ΔP約30psiで操作したリサー チモジュールを用いる。
Qs −Qf= 4931111/分 Qrf ==Owl/分 Qf = 118m1/分 Qs = 611+nl/分 残留圧 42.2 34.6 27.1 21.8 17.8鴻り夜圧 1.2  1.2 1.1 0.8 0.4ΔTMP 41.0 33.4 26.0  21.0 17.4濾過速度=118ml/分==〉流動率= 16.91/f t”一時;残留物温度=29°C テスト4 テスト4は高性能モードでP0約20pg+、ΔPPI35psi、 TMP約 5psiで操作したリサーチモジュールを用いる。
Qs −Qr = 377m1/分 Qrf −878sl/分 Qf −46@1/分 Qs = 423ml/分 モジュール長−〇、、[100,250,500,751,00残留圧 35. 6 3+1.9 26.0 22.6 20.0濾液圧 29.6 26.3  23J 19.2 15.4ΔTMP 6.0 4.6 2.7 3.4 4.6 濾過速度−46m1/分=−〉流動率=6.571/It倉・時;残留物温度= 30°C テスト5 テスト5は高性能モードでP o= 20 PsisΔP=15psi、TMP 約10psiで操作したリサーチモジュールを用いる。
Qs −Qf = 361ml/分 Qrf = 886m1/分 Qf=74ml/分 Qs = 435ml/分 モジュール長[−] 0.00 0.25 0.50 0.75 1.00残留 圧 35.2 30.3 25.3 21,9 19.5濾液圧 24.0 2 0.5 17.3 12.8 8.3ΔTMP 11.2 9.8 8.0 9 .1 11.2濾過速度=74ml/分==〉流動率= 10.61/rt’一 時:残留温度=30°C テスト6 テスト6は通常モードでPa=20ps+、ΔP=15psiで操作する。
Qs −Qr = 361ml/分 Qrf = O騰l/分 Qf = 80m1/分 Qs = 441+ml/分 モジュール長−] 0.00 G、25 0,50 0.75 1.00残留圧  35.0 30.4 25.8 22.6 2G、1濾液圧 0.7 0.7  0.6 0.5 0.2ΔTMP 34.3 29.7 25.2 22.1  19.9濾過速度=80+al/分==〉流動率=11.41/n”・時残留 物温度=27°C テスト7 テスト7はP+= 1 psi、ΔP = 15psiテ操作した。
Qs −Qf = 343m1/分 Qrf = O■l/分 Qf = 51ml/分 Qs = 394+al/分 モジュール長−] 0.00 0.25 0.5G O,751,0G残留圧  16.2 11.8 7.1 3.9 1.5濾液圧 0.5 0.4 G、4  0.3 G、1ΔTMP 15.7 11.4 6.7 3゜61,4濾過速 度=51ml/分==〉流動率=7.291/ft″・時;残留物温度=23℃ テスト8 テスト8はPo=1psi、ΔP=30psiで操作した。
Qs Q f = 555ml/分 Qr「= Oml/分 Qr = 77ml/分 Qs = 632m1/分 モジュール長C−] 0.00 0.25 0,50 0.75 1.00残留 圧 33.2 24,8 15.4 8.6 3.5濾液圧 0.8 0.7  0.8 0.4 0.1ΔTMP 32.4 24.1 14.8g、2 3.4濾過速度−77m1/分==〉流 動率=11.01/ft″・時:残留物温度=24°C 各テストの後、洗浄前に、結合性テストを行った: Po=5ps+で1分間に ΔP=0.1pst。
洗浄後の濾過速度/貯蔵溶液のTMPは、30kDa Qr/TMP=9.6m l/分psiであった。
以下のサンプルをテスト中に抜き取り、実施例1に記載したHPLC法により測 定した。
サンプル rt−PA/チトクロムC混合物(再循環前)3QkDaバルク、テスト1〜8 30kDa濾液、テスト1〜8 データを以下にまとめる。
テストモート 速度 ΔP TMP Jf 温度 J L 30’CRtPA  RcytCNo、 HP/Cml/m psi psi LSF)l ’CLS FH−−I HP 59g 26.9 6.r 9.57 3]、 9.37  >、996 .111072 HP 567 24.5 9.1 12.4 3 2 11.9 >、996 .7833 C61124,427,816,92 917! >、996 .8884 HP 423 15.6 4.3 6.5 7 30 6.57 >、997 .7965 HP 435 15.7 9, 9 10.6 30 10.6 .997 .7906 C44114,926 ,211,42712,2>、998 .9417 HP 394 14.7  7.8 7.3 23 8.52 >、998 .8098 )IP 632  29.7 16.6 11.0 24 12.6 >、998 .8401モー ド」は高性能rHP]または通常[C]のいずれか。
「ΔP」は入口から出口への圧力降下。
rTMPJは平均トランスメンブラン圧。
rHJは測定した流動率。
rLSFHJはl/ft”・時。
rLIA度」は流動率測定時のバルク温度。
r J f’、 30℃」はProstak” 1laintenance p 、 15からの補正ファクターに基づいて計算した30℃での補正流動率。
rRtPAJはピークを214nmで積分するTSK−2000HPLCにより 測定したrt−PA保持。
rRCytCJはピークを214nmで積分するTSK−200011PLCに より測定したチトクロムC保持。
「収率」は3QkDa高性能接線フロ一限外濾過第一段階の閉じたループカスケ ードシステムにおけるrt−PAの理論的収率。以下の式により計算する二双率 = 100%eDvl+tPA−目。
「精製」は以下の式 %式% を用いた同一システムにおけるrt−PAの計算した精製倍率(チトクロムCの 除去)である。
駿−! 30°Cでの流動率(○)およびチトクロムC保持(・)対前記データから得た 平均TMPのグラフを第6図に示す。チトクロムC保持はTMPが1opsiか ら27p81に増加すると共に増加し、流動率が4psiから10psi TM Pで劇的に増加し、10から27psiTMPで横ばいになることがわかる。
テスト1.2.4および5ではHP−TFFモードで再循環濾液を用い、ここで はTMPは全膜表面にわたって実質的に一定である。結果から、これらのテスト に関してチトクロムCの保持は再循環濾液を用いないHP−TFF(テスト7〜 8)およびC−TFF(テスト3および6)より低いことがわかる。
テストNo、7〜8は、曲線の圧力非依存部分で操作する通常のC−TFFと比 較して、良好な精製が流動率対TMP曲線の圧力依存部分において再循環濾液を 用いない(TMPは全膜表面にわたって減少する)で得られるかどうかを見るた めに行った。
テスト1〜3および8では平均600m1/分の再循環速度を用い、テスト4〜 7では平均425m1/分の再循環速度を用いる。再循環ポンプを用いた再循環 濾液の計算結果をテス)No、5〜6および2〜3に関してそれぞれ第7図およ び第8図に示す。口は通常の精製を用いた低倍率精製(■)に対して、高性能T FFを用いて達成できる理論的高倍率の精製を示す。Oで示したの生成物の収率 は混合物のダイアボリュームの増加に伴って大きく異なることはない。第7図は 、C−TFFおよびHP−TFFの低再循環速度における違いを示す。TFFに 伴う濃度分極を減少させるための試みの一つとしては、直線速度(再循環速度) を増加させることによる。テストNo、2〜3は、HP−TFFはより高い再循 環速度で通常のTFFより優れているかどうか示すために行った。第8図はHP −TFFにより高い直線速度の同一条件下で、C−TFFより高い倍率の精製が できることを示す。
要約すると、計算により、保持される種は、閉じたループ限外濾過カスケードシ ステムで、25ダイアホリコームでよい収率(〉90%)で得られることがわか る。
保持データにより、rt、−PA(R=0.997)からチトクロムC(R=0 .79)の190倍除去は、25ダイアボリユームのカスケードモードで、第一 段階でH。
echst Kalle 30kDa再生セルロース膜を用い、第二段階(通常 の限外濾過モードで操作)でチトクロムCの保持膜を用いることにより操作した 新規限外濾過接線フロー限外濾過法を用いて得られる。
寡塵珂旦 本実験はアルギニン(分子量174ダルトン)、チトクロムC(12,5kDa )、rh−GH(22kDa)、およびrt−PA(65kDa)対TMPの3 0kDa再生セルロース膜を用いたショートバス実験モジュール中の保持を測定 するために行う。入口および出口TMPの差を最小にするためにショートバスを 用いた。これらの分子のリサーチモジュールにおける分離効率をHP−TFFお よびC−TFF条件下で比較した。
用いた蛋白質溶液は、0.2Mアルギニンホスフェート緩衝液(pH7,5)中 の1 mg/ ml rt−P A (実施例1参照)、lμg/m1組換えヒ ト成長ホルモン(N−末端メチオニンを含まない)、および0.11g/mlチ トクロムCからなる。
用いたンヨートパス実験モジニールは以下のようなパラメーターを有する:チャ ンネルの幅 3cm チャンネルの高さ 0.8mm チャンネルの長さ 5cm 膜 30kDa再生セルロ一ス 再循環速度 760 ml/l 子分プ Master41ex (Cole Parmer、 Chicago  IL)螺動ポンプこのモジュールは実施例1で用いたリサーチモジニールとは チャンネルの長さが152cmでなく6cmである点で異なる。
C−TFFおよびHP−TFFを用いた分離の比較のために、実施例1のリサー チモジュールを用いた。C−T F Fに対しては、出口圧を20psigにセ クトする。
得られる入口圧は、供給速度が760m1/分のときに50psigであった。
平均TMPは35psiであった。HP−TFFに関しては、TMPを17ps iにセットした。再循yA濾液速度は膜の長さに沿って最も一定なTMPが得ら れるように調節した。
第9図は流動率対TMP曲線を示し、これは約24psiのTMPで転移点を示 す。第10図は混合物中の4種に関する保持対TMPを示し、rt−PAは完全 に膜に保持され、アルギニンはあらゆるTMPにおいて自由に流れることを示す 。
第10図は、24psiより高いTMP(圧力非依存流動率)では、チトクロム C,rh−G Hおよびrt−PAはすべて高度に保持されることを示す。20 psi未満のTMP(圧力依存流動率)ではこれらの種の保持は分子量に依存す る。
第11図は、混合物中の4つの種の保持対対数分子量のグラフである(○:HP −TFF、・:C−TFF)。第11図はチトクロムC,rh−GH1およびr t−PAがすべてC−TFFモード中に高度に保持され、これらの蛋白質はほと んどまたは全く分離されないことを示す。しかし、HP−TFFモードにおいて は、これら蛋白質の分離が分子量の相違に基づいて得られる。
すべての実施例において限外濾過速度が全般に減少したことは重要である。
本発明の方法および装置は完全細胞からの細胞片の分離にも用いられる。連続潅 流培養においては、培地成分を交換し、生成物を除去するだけでなく、そうしな ければ実験中に蓄積する細胞片を除去することが望ましい。これはパージ流を加 えることにより達成されるが、このような流れは細胞片および完全細胞の両方を 除去する。本発明の装置は完全細胞の大きさに近い孔径を有する膜、即ち微孔質 膜を用いて行われる。本発明は前記実施例において示した限外濾過法に類似した 精密濾過法においてより良好な寸法分離を行うために用いることができる。
本発明の範囲は本明細書に記載した例示的態様により制限されるものではな(、 請求の範囲によって規定される。また、本発明の範囲内にある変法も、請求の範 囲に記載した本発明の本質から逸脱することなく当業者により実施することがで きる。
FIG、lA TMP MP FIG、2B FIG、4A FIG、4B AU FIG、6 平均下MP(psi) FIG、7 0 高性能の収率 ・ 通常の収率 口 高性能の精製 −通常の精製 ダイアボリューム FIG、8 0 高性能の収率 ・ 通常の収率 口 高性能の精製 1 通常の精製 ダイアボリューム 流動率[L/fL2/h] FIG、lO ■チトクロムC Δ rh−G)l ム rt−PA FIG、I+ o HP−TFF、 TMP−17psi国際調査報告 MmすoII−鉦需に 国際調査報告

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.混合物から所望の種を分離する方法であって、流動率を転移点流動率の約5 から100%の範囲のレベルに維持しながら、混合物から所望の種を分離する孔 径を有する膜による接線フロー濾過により混合物を濾過することを特徴とする方 法。
  2. 2.濾過の転移点においてのトランスメンブラン圧を膜に添って実質的にトラン スメンブラン圧より低いレベルで一定に保つ請求項1に記載の方法。
  3. 3.膜が同じ孔径を有する平行に積層された複数の膜からなる請求項1に記載の 方法。
  4. 4.膜が同じ孔径の2つの膜からなる請求項3に記載の方法。
  5. 5.所望の種のサイズが最高約10ミクロンである請求項1に記載の方法。
  6. 6.流動率が転移点流動率の約50〜100%である請求項1に記載の方法。
  7. 7.流動率が転移点流動率の約75〜100%である請求項1に記載の方法。
  8. 8.種が、微生物、哺乳動物細胞、蛋白質、ポリペプチド、アミノ酸、コロイド 、マイコプラズマ、エンドトキシン、ウイルス、炭水化物、RNAおよびDNA からなる群より選択される生物学的物質である請求項1に記載の方法。
  9. 9.混合物が希釈されない請求項1に記載の方法。
  10. 10.所望の種の分子量が混合物の他の種より10倍未満大きいかまたは小さい 請求項1に記載の方法。
  11. 11.濾過の保留物を、分離しようとする混合物を入れたタンクに再循環させ、 このプロセスを繰り返す請求項1に記載の方法。
  12. 12.更に、第二接線フロー濾過段階において濾過からの濾液を第一濾過段階で 用いた膜より小さな孔径を有する膜を通して濾過し、この第二濾過段階の濾液を 第一濾過段階に戻し、このプロセスを繰り返すことからなる多段階である請求項 1に記載の方法。
  13. 13.第二濾過段階の流動率が転移点流動率の約100%より大きい請求項12 に記載の方法。
  14. 14.両濾過段階が限外濾過である請求項13に記載の方法。
  15. 15.更に、第二濾過段階からの濾液を第三接線フロー濾過段階において、第二 膜より小さな孔径を有する濾過膜を通して濾過し、第三濾過段階から得られた濾 液を第一濾過段階に戻し、このプロセスを繰り返すことからなる請求項12に記 載の方法。
  16. 16.第三濾過段階の流動率が転移点流動率の約100%より大きい請求項15 に記載の方法。
  17. 17.3つの濾過段階がすべて限外濾過である請求項16に記載の方法。
  18. 18.濾過の進行とともにトランスメンプラン圧を減少させる請求項1に記載の 方法。
  19. 19.トランスメンブラン圧が濾過の進行に伴いほぼ一定に保たれる請求項1に 記載の方法。
  20. 20.分子量が約1から1000kDaである所望の種を混合物から分離する方 法であって、流動率を転移点流動率の約5〜100%の範囲のレベルに維持しな がら、該所望の種を混合物から分離する孔径を有する濾過膜による接線フロー濾 過により混合物を濾過することからなり、それにより所望の種を選択的に混合物 から分離する方法。
  21. 21.所望の種が、蛋白質、ポリペプチド、アミノ酸、コロイド、マイコプラズ マ、エンドトキシン、ウイルス、炭水化物、RNAおよびDNAからなる群から 選択される生物学的物質である請求項20に記載の方法。
  22. 22.所望の種が蛋白質またはポリペプチドである請求項21に記載の方法。
  23. 23.所望の種の分子量が混合物の他の種より10倍未満大きいかまたは小さい 請求項20に記載の方法。
  24. 24.トランスメンプラン圧が、濾過の転移点でのトランスメンプラン圧より低 いレベルで膜に添って実質的に一定に保たれる請求項20に記載の方法。
  25. 25.更に、第二接線フロー濾過段階において、濾液を第一濾過段階の膜より小 さな孔径を有する限外濾過膜を通して濾過し、この濾液を第一濾過段階に戻し、 このプロセスを繰り返すことからなる請求項20に記載の方法。
  26. 26.第二濾過段階からの濾液を第三接線フロー濾過段階において、第二膜より 小さな孔径を有する限外濾過膜を通して濾過し、第三濾過段階から得られた濾液 を第一限外濾過段階に再循環させ、このプロセスを繰り返すことからなる請求項 25に記載の方法。
  27. 27.大きさが約0.1〜10ミクロンである所望の種を混合物から分離する方 法であって、流動率を転移点流動率の約5〜100%の範囲のレベルに維持しな がら、該所望の種を混合物から分離する孔径を有する濾過膜による接線フロー濾 過により混合物を濾過することからなり、それにより所望の種を混合物から選択 的に分離する方法。
  28. 28.トランスメンプラン圧が、濾過の転移点でのトランスメンプラン圧より低 いレベルで膜に添って実質的に一定に保たれる請求項27に記載の方法。
  29. 29.所望の種が、哺乳動物細胞または微生物である請求項27に記載の方法。
  30. 30.所望の種の大きさが混合物の他の種より10倍未満大きいかまたは小さい 請求項27に記載の方法。
  31. 31.(a)濾過ユニットをそれぞれ入口および出口を有する濾過および濾液室 に隔てる、複数の同一孔径を有する隣接した平行な濾過膜を含む濾過ユニットと 液体連絡している液体容器; (b)液体を容器から該濾過室の入口に送り出す手段を含む、濾過室の入口を容 器に接続する手段; (c)濾液室内に圧力勾配を発生させる手段;および(d)該濾液室の出口から 濾液を集める手段;からなる接線フロー濾過装置。
  32. 32.2枚の膜を含む請求項31に記載の装置。
  33. 33.発生手段が濾液を濾過室の液体の方向に平行な濾液室を通して再循環させ る手段である請求項31に記載の装置。
  34. 34.再循環手段がポンプであり、収集手段が第二容器である請求項33に記載 の装置。
  35. 35.膜が、約1〜1000kDaの範囲の分子量を有する種を保持する孔径を 有する限外濾過装置である請求項31に記載の装置。
  36. 36.膜が、約0.1〜10ミクロンの範囲の大きさを有する種を保持する孔径 を有する精密濾過装置である請求項31に記載の装置。
  37. 37.複数の積層された濾過および濾液室を有する濾過ユニットを含有する接線 フロー濾過装置であって、積層順で最後の濾液室以外はすべて別の容器と液体連 絡している入口および出口手段を有し、最後の濾液室は積層順での第一濾液室に 液体連絡している容器に濾液を循環させるための出口手段を有し、各室は容器か ら液体を室の入口手段に送り出す手段を有し、各室は濾過膜により隣接する室か ら隔てられており、 全室の入口手段から出口手段への液体の流れが平行かつ同一方向であり、積層順 で最初の濾過膜は最大サイズの種を保持する孔径を有し、積層順で最後の濾過膜 は最小サイズの種を保持する孔径を有し、積層順で中間の濾過膜は中間層膜の最 初から最後へと大きさが減少するサイズの種を保持する孔径を有する装置。
  38. 38.各濾過膜が複数の同一孔径を有する平行して隣接する膜からなる請求項3 7に記載の装置。
  39. 39.各膜が2枚の同一孔径を有する平行して隣接する膜からなる請求項38に 記載の装置。
  40. 40.濾過ユニットが3室および2容器からなる請求項37に記載の装置。
  41. 41.濾過ユニットが4室および3容器からなる請求項37に記載の装置。
  42. 42.(a)第一濾過ユニットをそれぞれ入口および出口を有する第一の濾過お よび濾液室に隔てる、第一濾過膜を有する第一濾過ユニットと液体連絡している 第一容器; (b)液体を第一容器から第一濾過室の入口に送り出す手段を含む、第一濾過室 の入口を第一容器に接続する手段; (c)第一濾液室内に圧力勾配を発生させる手段;(d)第二濾過ユニットをそ れぞれ入口および出口を有する第二の濾過および濾液室に隔てる、第二濾過膜を 有する第二濾過ユニットと液体連絡している第二容器; (e)濾液を第一濾液室の出口から第二容器に循環させる手段;(f)液体を第 二容器から第二濾過室の入口に送り出す手段を含む、第二濾過室の入口を第二容 器に接続する手段; (g)第二濾液室内に圧力勾配を発生させる手段;(h)第三濾過ユニットをそ れぞれ入口および出口を有する第三の濾過および濾液室に隔てる、第三濾過膜を 有する第三濾過ユニットと液体連絡している第三容器; (i)濾液を第二濾液室の出口から第三容器に循環させる手段;(j)液体を第 三容器から第三濾過室の入口に送り出す手段を含む、第三濾過室の入口を第三容 器に接続する手段;および(k)濾液を第三濾液室の出口から第一容器に循環さ せるための手段;を含有する接線フロー濾過装置であって、第一濾過膜が最大サ イズの種を保持する孔径を有し、第二濾過膜が第一および第三濾過膜の孔径の中 間のサイズの種を保持し、そして第三濾過膜が最小サイズの種を保持する孔径を 有する接線フロー濾過装置。
  43. 43.第三濾液室内に圧力勾配を発生させる手段を更に含む請求項42に記載の 装置。
  44. 44.すべての発生手段が濾液を濾過室内の液体の方向に平行な濾液室を通して 再循環させるための手段である請求項42に記載の装置。
  45. 45.再循環手段がポンプである請求項44に記載の装置。
  46. 46.膜がカスケードにおいて孔径が減少する限外濾過膜である請求項42に記 載の装置。
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