JPH0650010Y2 - ガバナー装置 - Google Patents

ガバナー装置

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JPH0650010Y2
JPH0650010Y2 JP13905687U JP13905687U JPH0650010Y2 JP H0650010 Y2 JPH0650010 Y2 JP H0650010Y2 JP 13905687 U JP13905687 U JP 13905687U JP 13905687 U JP13905687 U JP 13905687U JP H0650010 Y2 JPH0650010 Y2 JP H0650010Y2
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JP
Japan
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governor
weight
primary
shaft
primary weight
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JP13905687U
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JPS6443413U (ja
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義明 清水
康市 早崎
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動変速機のシフトバルブ切換用のガバナ
圧を与えるガバナー装置に関する。
(従来の技術) 従来のガバナー装置としては、第7図に示すようなもの
が知られている。
第7図において、1はガバナ本体となるスリーブ(回転
シャフト)であり、スリーブ1に一体形成したスプール
穴2には、ガバナスプール3を軸方向に摺動自在に装嵌
している。また、スリーブ1の外周にはギア(図示せ
ず)が設けられ、車輪側に対するオートマチックトラン
スミッションからの出力回転伝達部に連結されており、
車輪の回転数に応じてスリーブ1を回転する。
スリーブ1の上側には、左右に開いた箱形のサポート16
が固定され、相対したサポート辺16aの間には一対のガ
バナピン6を挿入して両端のカシメ等でつぶして抜け止
めし、各ガバナピン6にはセカンダリーウェイト4及び
プライマリーウェイト5のそれぞれの一端を軸支してお
り、一対のセカンダリーウェイト4及び一対のプライマ
リーウェイト5のそれぞれは、ガバナピン6を回転軸と
して回転自在に装着されている。セカンダリーウェイト
4に一体成形した支持部4aとプライマリーウェイト5に
一体成形した支持部5aの間には、荷重設定用のスプリン
グ11が設けられており、スリーブ1の回転に伴って発生
する遠心力に応じてプライマリーウェイト5及びセカン
ダリーウェイト4がスプリング11を介して相互に連係
し、ガバナピン6を回転軸として外側に押し拡げる方向
に回動してガバナスプール3を下側に押し下げる。
7は所定の液圧が与えられる入口室であり、スリーブ1
の回転に伴う遠心力でプライマリーウェイト5及びセカ
ンダリーウェイト4を外側に押し拡げる方向で回動させ
てガバナスプール3を下側に押し込むことにより入口室
7を調圧室8に連通し、調圧室8の液圧制御を開始す
る。この調圧室8の液圧は、出口室12を介して自動変速
機のシフトバルブ系に与えられる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のガバナー装置にあって
は、第8図に示すように、プライマリーウェイト5の外
側の板が内側の板と平行となっていたため、第9図に示
すように、サポート部材16にピン6を通して組付ける場
合、セカンダリーウェイト4とプライマリーウェイト5
の孔が合わず、第10図のように、プライマリーウェイト
5を浮かせなければピン6が通らないので組付性が悪
く、コストも上昇するという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) この考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであって、プライマリーウェイトの外側の板を内側
の板に対して傾斜させることにより組付性を改善したガ
バナー装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、この考案は、軸方向に摺動
自在なスプールを内蔵した回転シャフトの軸端にサポー
ト部材を固着し、該サポート部材に遠心回転でガバナピ
ンを中心として外側に揺動するプライマリーウェイトお
よびセカンダリーウェイトを設け、前記プライマリーウ
ェイトおよびセカンダリーウェイトを遠心力に抗して付
勢するスプリングを設けて、これらのウェイトの揺動に
よる力を前記スプールの頭頂部に加えるとともに、前記
回転シャフトの一端にガバナギアを連結したガバナー装
置において、前記プライマリーウェイトの外側の板と内
側の板との間隔を前記ガバナピン側において狭くする
か、または前記セカンダリーウェイトの前記外側の板の
前記ガバナピン側の端部近傍に突起を形成したものであ
る。
(作用) この考案においては、プライマリーウェイトの外側の板
をその内側の板から対して傾斜させるか、または外側の
板に突起を形成したため、プライマリーウェイト、セカ
ンダリーウェイト、スプリングをサポート部材に組付け
るとき、プライマリーウェイトを浮かせなくても孔同士
を合わせることができ、組付性、作業性を向上させるこ
とができ、コストも低減することができる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の第1実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、第1図において、21はガバナ
本体となる回転シャフト(以下、シャフト)であり、シ
ャフト21はケース22内に回転自在に収納されている。シ
ャフト21にはスプール孔23が形成され、スプール孔23に
は、ガバナスプール24が軸方向に摺動自在に装嵌されて
いる。また、下方のスプール孔23にはガバナギア25の軸
部が挿入され、シャフト21とガバナギア25の回転止めが
両者に圧嵌されたスプリングピン26により行なわれ、自
動変速機の出力回転伝達部に設けたギア27に噛合してい
る。
シャフト21の上側には左右に開いた箱形のサポート28が
固定され、相対したサポート辺の間に一対のガバナピン
29,30を挿入して両端をカシメ等でつぶして抜け止め
し、図中右側のガバナピン30にはセカンダリーウェイト
31およびプライマリーウェイト32のそれぞれの一端を軸
支している。
ここで、第1図および第2図に示すように、プライマリ
ーウェイト32の外側の板32Aは、その内側の板32Bに対し
て傾斜させている。また、図中左側には一対のプライマ
リーウェイト32およびセカンダリーウェイト31によるア
ンバランスを相殺するために、バランスウェイト部材33
が配置されている。
また、セカンダリーウェイト31に一体成形した支持部31
Aとプライマリーウェイト32に一体成形した支持部32Cの
間には、荷重設定用のスプリング34が設けられており、
シャフト21の回転に伴って発生する遠心力に応じてプラ
イマリーウェイト32及びセカンダリーウェイト31がスプ
リング34を介して相互に連係し、ガバナピン30を揺動軸
として外側に拡がる方向に揺動してガバナスプール24を
下側に押す。
一方、35はライン液圧が与えられる入口室であり、スプ
ール24が下側に押されることにより入口室35を調圧室36
に連通し、調圧室36に液圧を供給する。調圧室36はオリ
フィス37を介して圧力室38に開放されており、スプール
3を押し上げる方向に調圧室36の液圧を圧力室38に帰還
させることで、入口室35と調圧室36との連通状態を断続
しつつ調圧室36の液圧を上昇させる。この調圧室36の液
圧は出口室39を介して自動変速機のシフトバルブ系に与
えられる。
こうして、2段階のガバナ圧が得られるようになってい
る。
次に、作用を説明する。
この実施例においては、プライマリーウェイト32の外側
の板32Aをその内側の板32Bに対して傾斜させるようにし
たため、プライマリーウェイト32とセカンダリーウェイ
ト31とスプリング34とを組み込むとき、プライマリーウ
ェイト32を浮かせなくても孔同士が合うので、組付性、
作業性を向上させることができ、またコストを低減する
ことができる。
次に、第3図はこの考案の第2実施例を示す図である。
この実施例は、3段階のガバナ圧特性が得られる例であ
る。
第3図において、図中右側に一対のプライマリーウェイ
ト41およびセカンダリーウェイト42が、また図中左側に
は一対のプライマリーウェイト43およびセカンダリーウ
ェイト44が、サポート部材45に一対のガバナピン46,47
を中心として外側に揺動するようにそれぞれ設けられ、
右側のプライマリーウェイト41は左側のプライマリーウ
ェイト43より板厚が厚く形成されている。また、各プラ
イマリーウェイト41,43と各セカンダリーウェイト42,44
との間に介装されるスプリング48,49は、ガバナピン46,
47の中心軸から異なった位置にそれぞれ介装されてい
る。また、図中左側にはウェイトのアンバランスを相殺
するために、バランス部材50が配置されている。
ここで、この実施例においても各プライマリーウェイト
41,43の外側の板41A,43Aは内側の板41B,43Bに対して傾
斜させている。
したがって、プライマリーウェイト41,43、セカンダリ
ーウェイト42,44およびスプリング48,49を組み付けると
き、プライマリーウェイト41,43を浮かせなくても孔同
士を合わせることができ、組付性、作業性を向上させる
ことができ、この分コストを低減することができる。
次に、第4図はこの考案の第3実施例を示す図である。
この実施例は、プライマリーウェイトの全体形状を変化
させずに、突起を設けた例である。
第4図において、51は図中右側のプライマリーウェイ
ト、52は図中左側のプライマリーウェイトであり、これ
らのプライマリーウェイト51,52の外側の板の上端部に
は突起53,54をそれぞれ形成している。
したがって、これらのプライマリーウェイト51,52、セ
カンダリーウェイト55,56およびスプリング57,58を組み
付けるとき、セカンダリーウェイト55,56は突起53,54に
よって傾斜することになるので、孔同士が合い、プライ
マリーウェイト51,52を浮かせなくともピン59,60を通す
ことができる。その結果、組付性、作業性を向上させる
ことができ、コストも低減することができる。なお、上
述した突起は、第4A図に示すようにプライマリーウェイ
ト51に設ける代わりに、セカンダリーウェイト55のプラ
イマリーウェイト51の外側の板の上端近傍に相当する位
置に設けても、同等の効果が得られることは明らかであ
る。
次に、第5図はこの考案の第5実施例を示した図であ
る。
この実施例はシャフトとガバナギアとの連結部を改善し
た例である。
第5図において、61はシャフトであり、このシャフト61
の最下端部62はケース(図外)に嵌合するように大径に
形成されている。63はシャフト61内に圧入される樹脂製
ガバナギアであり、ガバナギア63とシャフト61は前記最
下端部62より1段上の小径部64においてスプリングピン
65により回転止めが行なわれている。
したがって、シャフト部の全長L2は従来と同じ長さであ
るが、シャフト61の支持長さL1を長くすることができる
ので、たおれ量を少なくすることができ、焼き付き回転
数を上昇させ、焼き付きを未然に防止することができ
る。
次に、第6図はこの考案の第6実施例を示す図であ。
この実施例では、シャフトの支持長さL1を従来例と同様
として、シャフト部全長L2′を従来より短くしたもので
ある。
第6図において、前記実施例と同様に、シャフト71の最
下端部72の組付ケースに嵌合する大径とし、最下端部72
の1段上の小径部72でシャフト71とガバナギア73の回転
止めをスプリングピン74により行なっている。
したがって、この実施例ではたおれ量を従来と同様とし
た場合、シャフトの全長を短くすることができる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、この考案によれば、プライマ
リーウェイトの外側の板と内側の板との間隔をガバナピ
ン側において狭くするか、またはセカンダリーウェイト
の外側の板のガバナピン側の端部近傍に突起を形成する
ようにしたため、プライマリーウェイト、セカンダリー
ウェイト、スプリングをサポートへ組み付けるときの組
付性、作業性を向上させることができ、コストも低減す
ることができる。
また、他の実施例ではシャフトの支持長さを長くできる
のでたおれを少なくすることができ、焼き付きを防止す
ることができ、また、たおれ量を同じとするとシャフト
の全長を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す断面図、第2図は
その要部断面図、第3図はこの考案の第2実施例を示す
断面図、第4図はこの考案の第3実施例を示す断面図、
第4A図はこの考案の第4実施例を示す要部断面図、第5
図はこの考案の第5実施例を示す要部半断面図、第6図
はこの考案の第6実施例を示す要部半断面図、第7図は
従来例を示す断面図、第8図〜第10図は問題点を説明す
るための各説明図である。 21……回転シャフト、 24……スプール、 25……ガバナギア、 26……スプリングピン、 28……サポート、 30……ガバナピン、 31……セカンダリーウェイト、 32……プライマリーウェイト、 32A……外側の板、 32B……内側の板。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−140944(JP,A) 実開 昭62−184248(JP,U) 実開 昭62−115550(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に摺動自在なスプールを内蔵した回
    転シャフトの軸端にサポート部材を固着し、該サポート
    部材に遠心回転でガバナピンを中心として外側に揺動す
    るプライマリーウェイトおよびセカンダリーウェイトを
    設け、前記プライマリーウェイトおよびセカンダリーウ
    ェイトを遠心力に抗して付勢するスプリングを設けて、
    これらのウェイトの揺動による力を前記スプールの頭頂
    部に加えるとともに、前記回転シャフトの一端にガバナ
    ギアを連結したガバナー装置において、前記プライマリ
    ーウェイトの外側の板と内側の板との間隔を前記ガバナ
    ピン側において狭くするか、または前記セカンダリーウ
    ェイトの前記外側の板の前記ガバナピン側の端部近傍に
    突起を形成したことを特徴とするガバナー装置。
  2. 【請求項2】前記回転シャフトの最下端部の径をケース
    と嵌合する径とするとともに、前記ガバナギアは前記最
    下端部の1段上の小径部分において回転シャフトとガバ
    ナギアとに圧嵌されたスプリングピンにより連結される
    ようにしたことを特徴とする前記実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のガバナー装置。
JP13905687U 1987-09-11 1987-09-11 ガバナー装置 Expired - Lifetime JPH0650010Y2 (ja)

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JP13905687U JPH0650010Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11 ガバナー装置

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JP13905687U JPH0650010Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11 ガバナー装置

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Publication Number Publication Date
JPS6443413U JPS6443413U (ja) 1989-03-15
JPH0650010Y2 true JPH0650010Y2 (ja) 1994-12-14

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ID=31401960

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JP13905687U Expired - Lifetime JPH0650010Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11 ガバナー装置

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