JPH039501Y2 - - Google Patents

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JPH039501Y2
JPH039501Y2 JP1984061654U JP6165484U JPH039501Y2 JP H039501 Y2 JPH039501 Y2 JP H039501Y2 JP 1984061654 U JP1984061654 U JP 1984061654U JP 6165484 U JP6165484 U JP 6165484U JP H039501 Y2 JPH039501 Y2 JP H039501Y2
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JP
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wormshaft
piston
reaction force
reaction
large diameter
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JP1984061654U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、動力舵取装置における操舵反力を
発生させる反力装置に関する。
(従来の技術) この種の装置として、例えば、特開昭54−
162337号公報所載の考案が従来から知られてい
る。
この従来の装置のウオームシヤフトには、それ
と一体回転するバルブボデイを設けるとともに、
このバルブボデイに反力ピストンを内装してい
る。また、スタブシヤフトには、バルブスプール
以外にストツプアームを設けるとともに、このス
トツプアームに半径方向突起を形成している。
なお、上記バルブボデイとバルブスプールとで
ロータリバルブを構成するものである。
いま、スタブシヤフトを回転したとすると、ス
トツプアームが回転する。このときストツプアー
ムとともに半径方向突起も同時に回転する。した
がつて、この突起によつて反力ピストンが押し動
かされるとともに、この反力ピストンの移動にと
もなつて、所期の操舵反力が得られるものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記のようにした従来の装置では、バルブボデ
イに反力ピストンを内装するようにしので、バル
ブボデイの直径を大きいものにしなければならな
い。このバルブボデイを大きくすれば、必然的に
ロータリバルブそのものも大きくならざるをえ
ず、結局、当該装置が大型化するという問題があ
つた。
また、上記のようにバルブボデイのスペースの
制約から反力ピストンも大きくできない。そのた
めに反力ピストンの直径が小さくなり、それが大
きな反力を得ようとしたときの障害になることが
ある。
この考案の目的は、動力舵取装置を小型に維持
しながら所期の操舵反力が得られる装置を提供す
ることである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、ピストンを内装したギヤケース
と、このギヤケースに接合したバルブハウジング
と、ギヤケース内のピストンとら合し、ピストン
の移動にともなつて回転するウオームシヤフト
と、ハンドルと一体回転するとともに、このウオ
ームシヤフトとトーシヨンバーを介して連結する
スタブシヤフトとを備えてなり、上記バルブハウ
ジング内に臨ませたウオームシヤフトの端部には
フランジ部を形成し、上記スタブシヤフトにはそ
れと一体回転するロータを設けるとともに、この
ロータには大径部を形成し、この大径部を上記フ
ランジ部と対向させる一方、この大径部内に反力
ピストンを内装し、この反力ピストンを、ウオー
ムシヤフトのフランジ部に設けた連動ピンで移動
させ、その移動にともなつて操舵反力を発生させ
る構成にした点に特徴を有する。
(本考案の作用) この考案は、上記のように構成したので、スタ
ブシヤフトとウオームシヤフトとを相対回転させ
ることによつて、連動ピンが反力ピストンを押し
動かし、所期の操舵反力を得ることができる。
(本考案の実施例) 第1,2図に示した第1実施例は、ギヤケース
1の一端にバルブハウジング2を装着するととも
に、このバルブハウジング2にはプラグ3を嵌着
して、上記ギヤケース1の一端をふさいでいる。
そして、このギヤケース1内の構成は従来と同様
であつて、図示していないピストンを内装し、こ
のピストンにウオームシヤフト4の一端をら合し
ている。さらにこのウオームシヤフト4の他端を
上記バルブハウジング2内に突出させるととも
に、この突出端に形成したフランジ部5を、ボー
ルベアリング6で支持している。
上記ウオームシヤフト4のフランジ部5側か
ら、スタブシヤフト7を相対回転自在に嵌合する
とともに、ウオームシヤフト4の図示していない
一端に連結したトーシヨンバー8を介して、スタ
ブシヤフト7をウオームシヤフト4に連結してい
る。つまり、スタブシヤフト7の先端には挿入孔
9を形成し、この挿入孔9にトーシヨンバー8を
挿入するとともに、これらスタブシヤフト7及び
トーシヨンバー8をピン10で連結している。
そして、上記スタブシヤフト7とウオームシヤ
フト4との間にはロータ11を設けているが、こ
のロータ11は大径部11aと筒部11bとを有
し、その大径部11aの周囲にはカラー12を嵌
着する一方、その筒部11bに上記ピン10の突
出端を嵌合して、スタブシヤフト7とロータ11
とが一体的に回転するようにしている。
さらに、上記大径部11aには、第2図に示す
ように、一対の油圧反力室13,14を形成する
とともに、これら両反力室13,14の境界部に
環状凸部15を形成している。このようにした油
圧反力室13,14には、反力ピストン16,1
7を摺動自在に内蔵するとともに、上記カラー1
2との間に圧縮スプリング18,19を内装し、
通常は、このスプリング18,19の作用で、反
力ピストン16,17が上記環状凸部15に圧接
するようにしている。また、この油圧反力室1
3,14は、カラー12に形成した排出ポート2
0,21から可変絞り22を経由して、タンクT
に連通している。
さらに、上記ウオームシヤフト4及びスタブシ
ヤフト7には、それらが相対回転することによつ
て、インポート23からの圧油をギヤケース1内
のいずれかの室に供給するためのバルブ部24を
設けているが、このバルブ部24に供給される圧
油が、通路25,26を経由して、上記油圧反力
室13,14に常時導かれるようにしている。
また、ウオームシヤフト4のフランジ部5に
は、連動ピン27を嵌着するとともに、この連動
ピン27の先端を、大径部11aに形成の長孔2
8を貫通して、前記した反力ピストン16,17
間に臨ませている。
しかして、図示いしていないハンドルを回転す
ると、このハンドルに連動したスタブシヤフト7
がトーシヨンバー8をねじりながら、ウオームシ
ヤフト4と相対回転し、上記バルブ部24を切換
えて、ギヤケース1内のいずれかの室に圧油を供
給する。
このときの圧油が、油圧反力室13,14に導
かれるとともに、ウオームシヤフト4とスタブシ
ヤフト7との相対回転により、連動ピン27がい
ずれか一方のピストン16あるいは17を押圧す
る。
したがつて、連動ピン27に押圧されたピスト
ン、例えば、ピストン16が圧縮スプリング18
に抗して移動し、当該油圧反力室13内の圧油
を、排出ポート20から押し出し、可変絞り22
を経由してタンクTに戻す。このように油圧反力
室13内の圧油が可変絞り22を通過するときの
圧力損失により、当該可変絞り22の前後に差圧
が発生し、その前圧が上記油圧反力室13内の圧
力となる。
この油圧反力室13内の圧力は、上記したよう
にスタブシヤフト7すなわちハンドルを回転する
ときの反力として運転手に伝達される。
上記のように、この実施例では、油圧反力室1
3,14及び反力ピストン16,17等からなる
反力機構を、さほどの強度を必要としないロータ
11に設けたので、その補強を考慮しなくてもす
む。
第3図に示した第2実施例は、ロータ11とカ
ラー12との間にリング29を圧入した形態の動
力舵取装置における反力装置である。
そして、この第2実施例では、上記リング29
に第1実施例と同様の反力機構を設けているが、
その反力機構の構成は、上記第1実施例と全く同
様なので、その詳細を省略する。
なお、この考案におけるロータとは、上記リン
グ29を含んだ概念として用いている。
(本考案の効果) この考案は、さほどの強度を必要としないロー
タに操舵反力を発生させる反力機構を設けたの
で、当該動力舵取装置を積極的に小型化すると
き、上記反力機構が障害にならない。
また、リングに形成した大径部に反力ピストン
を内装するようにしたので、この大径部、及びこ
れに対向するウオームシヤフトのフランジ部の直
径さえ十分に確保すれば、他の部分を大型化する
必要がない。そのために装置全体としてみれば、
当該装置の小型化を達成しうるものである。
さらに、十分なスペースを確保できる大径部に
反力ピストンを内装したので、この反力ピストン
の直径、すなわち受圧面積も十分に大きく保て
る。このように受圧面積を大きくできるので、操
舵反力の必要領域を大きくとれる。その分、反力
制御域も大きくなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は第1実施例の要部断面図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は第2実施例の要部断面図
である。 4……ウオームシヤフト、5……フランジ部、
7……スタブシヤフト、11……ロータ、11a
……大径部、13,14……油圧反力室、15…
…連動ピン、16,17……反力ピストン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンを内装したギヤケースと、このギヤケ
    ースに接合したバルブハウジングと、ギヤケース
    内のピストンとら合し、ピストンの移動にともな
    つて回転するウオームシヤフトと、ハンドルと一
    体回転するとともに、このウオームシヤフトとト
    ーシヨンバーを介して連結するスタブシヤフトと
    を備えてなり、上記バルブハウジング内に臨ませ
    たウオームシヤフトの端部にはフランジ部を形成
    し、上記スタブシヤフトにはそれと一体回転する
    ロータを設けるとともに、このロータには大径部
    を形成し、この大径部を上記フランジ部と対向さ
    せる一方、この大径部内に反力ピストンを内装
    し、この反力ピストンを、ウオームシヤフトのフ
    ランジ部に設けた連動ピンで移動させ、その移動
    にともなつて操舵反力を発生させる構成にした動
    力舵取装置の反力装置。
JP6165484U 1984-04-26 1984-04-26 動力舵取装置の反力装置 Granted JPS60173468U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6165484U JPS60173468U (ja) 1984-04-26 1984-04-26 動力舵取装置の反力装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6165484U JPS60173468U (ja) 1984-04-26 1984-04-26 動力舵取装置の反力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60173468U JPS60173468U (ja) 1985-11-16
JPH039501Y2 true JPH039501Y2 (ja) 1991-03-08

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ID=30590126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6165484U Granted JPS60173468U (ja) 1984-04-26 1984-04-26 動力舵取装置の反力装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54162337A (en) * 1978-06-14 1979-12-22 Koyo Seiko Co Ltd Hydraulic reaction force developing mechanism for use in power steering system
JPS588468A (ja) * 1981-07-06 1983-01-18 Nippon Seiko Kk 動力舵取装置の操舵力制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54162337A (en) * 1978-06-14 1979-12-22 Koyo Seiko Co Ltd Hydraulic reaction force developing mechanism for use in power steering system
JPS588468A (ja) * 1981-07-06 1983-01-18 Nippon Seiko Kk 動力舵取装置の操舵力制御装置

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JPS60173468U (ja) 1985-11-16

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