JPH036544Y2 - - Google Patents

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JPH036544Y2
JPH036544Y2 JP1984058141U JP5814184U JPH036544Y2 JP H036544 Y2 JPH036544 Y2 JP H036544Y2 JP 1984058141 U JP1984058141 U JP 1984058141U JP 5814184 U JP5814184 U JP 5814184U JP H036544 Y2 JPH036544 Y2 JP H036544Y2
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reaction force
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spool
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、動力舵取装置において、その操舵
反力を発生させる油圧反力装置に関する。
(従来の技術) 第9図に示す従来の油圧反力装置は、図示して
いないハンドルに連結したスタブシヤフト1を、
ウオームシヤフト2のスリーブ部3内に挿入する
とともに、このスリーブ部3に反力室4を形成す
るようにしていた。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記した従来のように、ウオームシヤフト2の
スリーブ部3に反力室4を形成すると、その分、
ウオームシヤフト2の強度が落ちる問題があつ
た。特に、このウオームシヤフト2は強度部材の
ために、反力室4を形成して強度が弱くなつた
分、その直径を太くするとともに、軸方向長さも
長くしなければならない欠点があつた。
(本考案の目的) この考案の第1の目的は、ウオームシヤフトと
は関係ない圧入リングに反力室を形成するように
して、上記従来の欠点を解消した装置を提供する
ことである。
また、この考案の第2の目的は、反力機構のセ
ンタリングをやりやすいようにした装置を提供す
ることである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、ギヤケースに内装したピストンに
ウオームシヤフトをら合し、このウオームシヤフ
トにはスタブシヤフトを相対回転自在に挿入する
とともに、こら両者をトーシヨンバーを介して連
結する一方、このスタブシヤフトと一体回転する
スプールを設け、このスプールと上記ウオームシ
ヤフトとを相対回転させることによつて、スプー
ルとウオームシヤフトとによつて構成されるバル
ブ機構を切換え、上記ギヤケースのいずれか一方
の室に圧油を供給し、他方の室の作動油をタンク
に戻す構成した動力舵取装置を前提にしている。
上記装置を前提にしつつ、この考案は、ウオー
ムシヤフトに圧入リングを設け、この圧入リング
内に反力機構を設けるとともに、この反力機構
は、互いに対向する一対の反力室と、これら両反
力室に内装した反力プランジヤと、この反力プラ
ンジヤ間に両端を臨ませ、かつスタブシヤフトと
一体的に回動する連結ピンと、圧入リングにら合
したねじ部及び両反力プランジヤ間に位置するス
トツパ部を有するアジヤストストツパとを備えて
おり、アジヤストストツパのねじ部とストツパ部
とは互いに中心がずれていることを特徴とするも
のである。
(本考案の作用) 上記の構成を採用したので、強度部材であるウ
オームシヤフトに反力機構を設ける必要がなくな
る。
また、アジヤストストツパを回すことによつ
て、そのストツパ部がねじ部に対して偏心回転す
る。このようにストツパ部が偏心回転するので、
当該ストツパ部の中立位置を調整できることにな
る。
(本考案の実施例) 第1図〜第6図に示した第1実施例は、ピスト
ンとセクタギヤを内装したギヤケース11の一側
にバルブハウジング12を嵌着し、さらにこのバ
ルブハウジング12の外側にプラグ13を嵌着し
ている。
そして、上記ピストンにら合したウオームシヤ
フト14のスリーブ部14a及びこのスリーブ部
14aよりも外端に形成した大径部14bを、上
記バルブハウジング12に挿入するとともに、大
径部14bの外周をスラストベアリング15で支
持している。
このウオームシヤフト14には、スタブシヤフ
ト16を相対回転自在に挿入するとともに、これ
らウオームシヤフト14とスタブシヤフト16と
を、トーシヨンバー17を介して連結している。
つまり、上記トーシヨンバー17の一端を図示し
ていないピンでウオームシヤフト14に連結し、
他端を連結ピン18でスタブシヤフト16に連結
している。そして、この連結ピン18の両端は、
スタブシヤフト16の軸線に直交する方向に突出
させている。
上記のようにしたウオームシヤフト14のスリ
ーブ部14aには、スプール19を回転自在に挿
入しているが、このスプール19の具体的な構成
は、第2図に示す通りである。すなわち、その一
端にピン溝19aを形成するとともに、その外周
には、軸線方向に長くした凹溝19bを複数形成
している。
このようにしたスプール19は、そのピン溝1
9aに上記連結ピン18を一致させ、スプール1
9がスタブシヤフト16と一体的に回転し、上記
凹溝19bがスリーブ部14a内周に形成したラ
ンド溝14cと相対変位するようにしている。つ
まり、このランド部14cとスプール19とが相
まつて、この考案のバルブ機構を構成している。
また、上記大径部14b内には、圧入リング2
0を設けているが、この圧入リング20を設ける
ことによつて、前記ランド溝14cの一端をふさ
ぐようにしている。
上記圧入リング20には、第3図に示すよう
に、対称位置に反力機構A、Bを設けいるが、こ
の反力機構A、Bは、軸線に直交する方向に形成
した一対の反力室21,22及び23,24を互
いに対向させるとともに、それら対向した反力室
21と22、23と24の境界部分に、上記連結
ピン18の両端を臨ませている。そして、これら
各反力室21〜24には反力プランジヤ25〜2
8を内装している。
また、ウオームシヤフト14の大径部14bで
あつて、上記連結ピン18の両端に対応する位置
に孔29,30を形成している。この孔29,3
0からアジヤストストツパ31,32をら合し、
そのストツパ部31a,32aを、上記反力プラ
ンジヤ25と26、27と28の間に臨ませてい
る。そして、このアジヤストストツパ31,32
は、第4図に示すように、そのねじ部31b,3
2bの中心に対して、上記ストツパ部31a,3
2bの中心をtだけ偏心させている。
このようにねじ部とストツパ部の両者の中心を
ずらしたので、アジヤストストツパ31,32を
回転すれば、ねじ部31b,32bを中心にして
ストツパ部31a,32aの位置が調整できる。
したがつて、ストツパ部31a,32aを中立
位置に正確にセツトできなくても、このアジヤス
トストツパ31,32を回転すれば、その中立位
置を保持できる。特に、機械加工でこのアジヤス
トストツパ31,32の位置決めをする場合に
は、なかなかその精度が出ないが、上記のように
ストツパ部とねじ部との中心をずらすことによつ
て、その問題を解決できる。
上記のようにした各反力室には、導入通路33
〜36及び導出通路37〜40のそれぞれを開口
させている。
しかして、ハンドルを回転すると、その回転力
がスタブシヤフト16に伝わるので、トーシヨン
バー17がよじれ、スタブシヤフト16とウオー
ムシヤフト14とが相対回転する。
このようにスタブシヤフト16が回転すると、
連結ピン18を介してスタブシヤフト16と連結
したスプール19が回転する。つまり、スプール
19もウオームシヤフト14と相対回転する。
したがつて、上記スプール19に形成の凹溝1
9bと、ウオームシヤフト14のスリーブ部14
aに形成のランド溝14cとが相対変位し、ポン
プポート41から流入した圧油を、ギヤケース1
1の一方の室42あるいは連絡通路46を介して
他方の室のいずれかに供給し、このギヤケース1
1に内装したピストンを、左右いずれかに移動さ
せる。そして、このときの戻り油は、第5図に示
すように、スプール19に形成したタンク通路1
9cを経由してタンクに流出する。
また、上記ポンプポート41は、第6図に示す
ように、固定オリフイス43→導入通路33〜3
6→反力室21〜24→導出通路37〜40→可
変オリフイス44を経由して、図示していないタ
ンクに連通する。
したがつて、上記のようにスタブシヤフト16
が回転して、連結ピン18が回動すると、対角線
上に位置する反力プランジヤが移動するが、この
反力プランジヤの移動によつて、当該反力室内の
作動油が導出通路から流出する。反力室内の作動
油が導出通路から流出すると、その作動油が上記
可変オリフイス44を通過するので、この可変オ
リフイス44の開度に応じて、当該オリフイス前
後に差圧が発生し、その前圧が上記反力室内の反
力プラジヤに、操舵反力として作用する。
上記のように可変オリフイス44前後の差圧に
よつて、操舵反力が決まるので、この可変オリフ
イス44の開度を調整すれば、所望の操舵反力を
設定できる。また、当該車両の速度を感知する速
度感知装置を設け、この速度感知装置からの出力
信号に応じて、上記可変オリフイス44の開度が
決まるようにしておけば、当該車両の速度に応じ
た操舵反力を発生させることができる。
第7,8図に示した第2実施例は、アジヤスト
ストツパ45を軸線方向から挿入するようにした
ものである。つまり、上記第1実施例では、前記
アジヤストストツパ31,32を軸線に直交する
方向から挿入したが、この第2実施例では、圧入
リング20の前側面から当該アジヤストストツパ
45を挿入したもので、その他の構成は第1実施
例と同様である。
したがつて、この第2実施例においても、当該
アジヤストストツパ45を回転することによつ
て、そのストツパ部の位置を調整できる。
(本考案の効果) この考案は、上記のように強度部材であるウオ
ームシヤフトに、反力機構を設けなくてもよいの
で、当該ウオームシヤフトの直径を太くしたり、
あるいはその軸線方向の長さを長くしたりする必
要がなくなる。しかも、このウオームシヤフトに
は、リングを圧入しているので、この圧入リング
ががた付いたりして、操舵感に悪影響を及ぼすこ
ともない。
また、ストツパ部を中立位置に正確にセツトで
きなくても、アジヤストストツパを回転すれば、
その中立位置を保持できる。特に、機械加工でこ
のアジヤストストツパの位置決めをする場合に
は、なかなかその精度が出ないが、この考案では
その位置決めが非常に簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図〜第6図はこの考案の第1実施例を
示すもので、第1図は要部の断面図、第2図はス
プールの斜視図、第3図は反力機構部分の断面
図、第4図はアジヤストストツパの正面図、第5
図はバルブ機構部分の要部断面図、第6図は通路
系統を示す概略図、第7及び第8図は第2実施例
を示すもので、第7図は稜部の断面図、第8図は
アジヤストストツパの取付け状態を示す断面図、
第9図は従来の断面図である。 11……ギヤケース、14……ウオームシヤフ
ト、14c……ランド溝、16……スタブシヤフ
ト、17……トーシヨンバー、18……連結ピ
ン、19……スプール、19b……凹溝、A,B
……反力機構、20……圧入リング、21〜24
……反力室、25〜28……反力プランジヤ、3
1,32,45……アジヤストストツパ、31
a,32a……ストツパ部、31b,32b……
ねじ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ギヤケースに内装したピストンにウオームシヤ
    フトをら合し、このウオームシヤフトにはスタブ
    シヤフトを相対回転自在に挿入するとともに、こ
    ら両者をトーシヨンバーを介して連結する一方、
    このスタブシヤフトと一体回転するスプールを設
    け、このスプールと上記ウオームシヤフトとを相
    対回転させることによつて、スプールとウオーム
    シヤフトとによつて構成されるバルブ機構を切換
    え、上記ギヤケースのいずれか一方の室に圧油を
    供給し、他方の室の作動油をタンクに戻す構成に
    した動力舵取装置において、上記ウオームシヤフ
    トに圧入リングを設け、この圧入リング内に反力
    機構を設けるとともに、この反力機構は、互いに
    対向する一対の反力室と、これら両反力室に内装
    した反力プランジヤと、この反力プランジヤ間に
    両端を臨ませ、かつスタブシヤフトと一体的に回
    動する連結ピンと、圧入リングにら合したねじ部
    及び両反力プランジヤ間に位置するストツパ部を
    有するアジヤストストツパとを備えており、アジ
    ヤストストツパのねじ部とストツパ部とは互いに
    中心がずれていることを特徴とする動力舵取装置
    の油圧反力装置。
JP5814184U 1984-04-20 1984-04-20 動力舵取装置の油圧反力装置 Granted JPS60169067U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5814184U JPS60169067U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 動力舵取装置の油圧反力装置

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JP5814184U JPS60169067U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 動力舵取装置の油圧反力装置

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Publication Number Publication Date
JPS60169067U JPS60169067U (ja) 1985-11-09
JPH036544Y2 true JPH036544Y2 (ja) 1991-02-19

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ID=30583362

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JP5814184U Granted JPS60169067U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 動力舵取装置の油圧反力装置

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JP (1) JPS60169067U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54162337A (en) * 1978-06-14 1979-12-22 Koyo Seiko Co Ltd Hydraulic reaction force developing mechanism for use in power steering system

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54162337A (en) * 1978-06-14 1979-12-22 Koyo Seiko Co Ltd Hydraulic reaction force developing mechanism for use in power steering system

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JPS60169067U (ja) 1985-11-09

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