JP2000120749A - ロータリダンパ - Google Patents

ロータリダンパ

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JP2000120749A
JP2000120749A JP10296326A JP29632698A JP2000120749A JP 2000120749 A JP2000120749 A JP 2000120749A JP 10296326 A JP10296326 A JP 10296326A JP 29632698 A JP29632698 A JP 29632698A JP 2000120749 A JP2000120749 A JP 2000120749A
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casing
flat portions
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damper according
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Mitsuo Sasaki
光雄 佐々木
Hiroshi Kato
博 加藤
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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    • B60G2200/10Independent suspensions
    • B60G2200/14Independent suspensions with lateral arms
    • B60G2200/144Independent suspensions with lateral arms with two lateral arms forming a parallelogram
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/20Type of damper
    • B60G2202/22Rotary Damper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
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    • B60G2204/143Mounting of suspension arms on the vehicle body or chassis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60G2204/4106Elastokinematic mounts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60G2204/41Elastic mounts, e.g. bushings
    • B60G2204/4106Elastokinematic mounts
    • B60G2204/41062Elastokinematic mounts hydromounts; interconnected mounts

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 小型軽量化が可能であると共に、部品点数を増加させる
ことなしに回動軸に対するアーム等の取り付け作業が容
易に行えるロータリダンパの提供。 【課題】 【解決手段】ケーシング1とケーシング1内に相対回動
可能に設けられた両サイドプレート3、3との間に流体
が充填された圧力室が形成され、両サイドプレート3、
3と一体に回動する揺動ベーン2a、2bにより仕切ら
れた圧力室間を連通する第1の連通路15、16にケー
シング1と両サイドプレート3、3および揺動ベーン2
a、2bとの相対回動に対し所定の減衰力を発生させる
伸側ディスクバルブ26aおよび圧側ディスクバルブ2
6bが設けられたベーンタイプのロータリダンパにおい
て、両サイドプレート3、3の両端平面部をケーシング
1の両端面より軸方向に突出させてアッパリンクアーム
30と連結するための平面部とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回動方向の外部入
力に対し緩衝力(減衰力)を発生させるためのロータリ
ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータリダンパとしては、例え
ば、実開平7−12643号公報(従来例1)、およ
び、特開平9−210110号公報(従来例2)に記載
されたものが知られている。この従来例1のロータリダ
ンパは、ベーンで仕切られた圧力室間を流通する流体の
流通抵抗により減衰力を発生させるベーンタイプのロー
タリダンパで、図38にその平面図を示すように、ケー
シング101に対し相対回動可能に組み込まれた回動軸
102の一端側のみを、ケーシング101の一方の端面
から突出させ、この回動軸102の突出部にアーム10
3を取り付けるようにした構造となっている。また、従
来例2のロータリダンパは、同じくベーンタイプのロー
タリダンパで、図39にその平面図を示すように、ケー
シング101に対し相対回動可能に組み込まれた回動軸
102の両端を、ケーシング101の両端面から突出さ
せ、この回動軸102の両突出部に二股状に形成された
アーム103を取り付けるようにした構造となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来例のロータリダンパにあっては、以下に述べ
るような問題点があった。まず、従来例1のロータリダ
ンパにあっては、前述のように、ケーシング101の一
方の端面から回動軸102の一端が突出している構造で
あって、アーム103の取り付けに際してはケーシング
101の一方から軸方向に挿入固定すればよいため、取
り付け作業は容易に行えると共に、部品点数も少なくて
すむが、片持状態であってトルクが一方に集中すること
から、このトルクに耐え得るようにするためにはアーム
103が大型化し、これにより、軽量化の要請に反する
と共に、材料費が高く付くという問題点がある。これに
対し、従来例2のロータリダンパにあっては、前述のよ
うに、ケーシング101の両端面から回動軸102の両
端が突出している構造とすることによって、従来例1に
おける上述のような問題点を解消することが可能になる
が、回動軸102の両端突出部をアーム103の二股部
に挿入する必要があるため、アーム103における二股
部を分割できるように構成する必要があり、このため、
部品点数の増加によりコストが高く付くと共に、アーム
103の取り付けに際しても、分割された二股部を回動
軸102の両端突出部に対してそれぞれ軸方向に挿入固
定し、かつ、その後二股部をボルト等により一体化させ
る作業が必要になるため、アーム103の取り付け作業
が面倒であり、特に狭い場所での作業が困難となる。
【0004】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、ロータリダンパの小型軽量化が可能で
あると共に、部品点数を増加させることなしに回動軸に
対するアーム等の取り付け作業が容易に行えるロータリ
ダンパを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明請求項1記載のロータリダンパは、ケーシ
ングと該ケーシング内に相対回動可能に設けられた回動
部材との間にケーシングと回動部材との相対回動に対し
所定の減衰力を発生させる減衰力発生手段が設けられた
ロータリダンパにおいて、前記回動部材の両端部にはケ
ーシングの両端面より軸方向に突出する状態で連結部材
と連結するための平面部がそれぞれ形成されている手段
とした。請求項2記載のロータリダンパは、請求項1に
記載のロータリダンパにおいて、前記両平面部を構成す
る部材とケーシングとの相対摺動面にシール部材が設け
られることにより、ケーシングと両平面部を構成する部
材との間に流体が充填され、前記減衰力発生手段が、ケ
ーシングと回動部材との相対回動に伴う前記流体の流動
抵抗および/または粘性抵抗によりケーシングと回動部
材との相対回動に対し所定の減衰力を発生させるように
構成されている手段とした。請求項3記載のロータリダ
ンパは、請求項2に記載のロータリダンパにおいて、前
記ケーシング内に流体が充填された圧力室が形成され、
前記回動部材側には前記圧力室を仕切るベーンが設けら
れ、該ベーンで仕切られた室間を連通する連通流路が設
けられ、前記減衰力発生手段が、前記連通流路に設けら
れていて流体の流通を制限的に許容する流動抵抗により
ケーシングと回動部材との相対回動に対し所定の減衰力
を発生させるように構成され、前記両平面部を構成する
部材とベーンとが一体化されている手段とした。請求項
4記載のロータリダンパは、請求項3に記載のロータリ
ダンパにおいて、前記ベーンが複数設けられ、該複数の
ベーンをそれぞれ軸方向に貫通するボルトにより両平面
部を構成する部材と各ベーンとがそれぞれ締結一体化さ
れている手段とした。請求項5記載のロータリダンパ
は、請求項2〜4のいずれかに記載のロータリダンパに
おいて、前記ケーシングと両平面部を構成する部材との
摺動部にベアリングが介装されている手段とした。請求
項6記載のロータリダンパは、請求項2〜5のいずれか
に記載のロータリダンパにおいて、前記ケーシングと両
平面部を構成する部材との摺動部は所定のクリアランス
を持って構成され、該クリアランス部には少なくとも1
つのコーナー部をもって屈曲するバッフル部を有してい
る手段とした。請求項7記載のロータリダンパは、請求
項6に記載のロータリダンパにおいて、前記ボルトがベ
ーンおよび両平面部を構成する部材を貫通する状態で設
けられ、前記両平面部を構成する部材の外面にボルト締
結用の座金を介装させ、該座金の外周縁部によって前記
バッフル部を構成させている手段とした。請求項8記載
のロータリダンパは、請求項6または7に記載のロータ
リダンパにおいて、前記バッフル部の一部に排水部が設
けられ、該排水部がロータリダンパの取り付け状態にお
いて最下部に設けられている手段とした。請求項9記載
のロータリダンパは、請求項6〜8のいずれかに記載の
ロータリダンパにおいて、前記両平面部を構成する部材
の外周部側に前記バッフル部が形成され、該バッフル部
は前記回動部材の回転軸に対して垂直となる面を有し、
該垂直となる面とケーシングとの間に前記シール部材が
設けられている手段とした。
【0006】
【作用】本発明請求項1記載のロータリダンパでは、上
述のように構成されるため、例えば、回動部材側をアー
ムの先端に連結固定する場合においては、アームの先端
に二股状の互いに平行な連結部を形成し、この二股状の
各連結部を回動部材の両端部に形成された両各平面部の
外面に沿って装着し、それぞれボルト等によって両各平
面部に締結固定することにより、回動部材に対するアー
ムの取り付けが容易に行える。そして、ケーシングから
の軸部の突出がないため、ロータリダンパ自体が小型化
されると共に、アームの先端二股部は平面部に固定すれ
ばよいため、二股部の肉厚も必要最小限に抑えることが
でき、かつ、回動部材の両端に連結する構造であってト
ルクが両側に均等に分散されるため、アーム自体の剛性
を必要以上に大きく設定する必要がなく、従って、アー
ムがコンパクト化かつ軽量化される。請求項2記載のロ
ータリダンパでは、請求項1に記載のロータリダンパに
おいて、上述のように、前記両平面部を構成する部材と
ケーシングとの相対摺動面にシール部材が設けられるこ
とにより、ケーシング内に流体を充填した密閉状態の圧
力室を形成するためのサイドカバーの役目をこの両平面
部を構成する部材で兼ねることができるため、部品点数
の削減によりコストが低減されると共に、ロータリダン
パが軸方向にコンパクト化され、かつ、軽量化される。
請求項3記載のロータリダンパでは、請求項2に記載の
ロータリダンパが、上述のようにベーンタイプのロータ
リダンパに適用されると共に、このベーンと両平面部を
構成する部材とが一体化されることにより、ベーンの強
度・耐久性が高められる。請求項4記載のロータリダン
パでは、請求項3に記載のロータリダンパにおいて、前
記ベーンが複数設けられ、該複数のベーンをそれぞれ軸
方向に貫通するボルトにより両平面部を構成する部材と
各ベーンとがそれぞれ締結一体化されることにより、両
平面部を構成する部材と各ベーンとの間に発生するトル
クが複数のベーンに分散され、これにより、ベーンの強
度・耐久性がさらに高められる。また、ベーンが設けら
れる回動部材の軸心部径を小さくできるため、ケーシン
グの外形を大きくすることなしに圧力室内の容積を大き
くできるようになる。請求項5記載のロータリダンパで
は、請求項2〜4のいずれかに記載のロータリダンパに
おいて、前記ケーシングと両平面部を構成する部材との
摺動部にベアリングが介装されるもので、このベアリン
グ装着個所がケーシングの外周部に近い位置となること
からベアリングの口径が大となり、従って、受圧面積が
大きくなると共に、こじり中心からの距離が長くなり、
かつ、入力角度がねてくるため、両平面部を構成する部
材とケーシングとの間の摺動部における面圧が低くな
り、こじり力に対するベアリングの耐久性が向上する。
請求項6記載のロータリダンパでは、請求項2〜5のい
ずれかに記載のロータリダンパにおいて、前記ケーシン
グと両平面部を構成する部材との摺動部は所定のクリア
ランスを持って構成され、該クリアランス部には少なく
とも1つのコーナー部をもって屈曲するバッフル部を有
しているため、飛散してきた泥水やダスト等がこのバッ
フル部によるコーナー部でクリアランス内部へ直接侵入
するのが阻止されるから、特にこのクリアランス部にシ
ール部材が設けられている場合においては、シール部材
の耐久性が向上し、これにより、流体の洩れが防止され
る。請求項7記載のロータリダンパでは、請求項6に記
載のロータリダンパにおいて、前記ボルトがベーンおよ
び両平面部を構成する部材を貫通する状態で設けられ、
前記両平面部を構成する部材の外面にボルト締結用の座
金を介装させ、該座金の外周縁部によって前記バッフル
部を構成させることで、バッフル部が容易に形成される
と共に、広い範囲に座金が介装された状態となるため、
平面部を構成する部材に対するボルト締結による面圧が
低下し、対クリープ性が向上する。請求項8記載のロー
タリダンパでは、請求項6または7に記載のロータリダ
ンパにおいて、前記バッフル部の一部に排水部が設けら
れ、該排水部がロータリダンパの取り付け状態において
最下部に設けられることにより、クリアランス内に侵入
した泥水等が、排水部から効率良く排出される。請求項
9記載のロータリダンパは、請求項6〜8のいずれかに
記載のロータリダンパにおいて、上述のように構成され
るため、ケーシングと回動部材が何らかの理由で偏心し
た場合においても、回転軸に対して垂直となる面とケー
シングとの間に設けられたシール部材の緊迫力になんら
変化は生じないから、クリアランス内への泥水やダスト
等の侵入阻止機能を低下させることはない。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。 (発明の実施の形態1)この発明の実施の形態1のロー
タリダンパは請求項1〜5に記載の発明に対応するもの
であって、図1は、本発明の実施の形態1のロータリダ
ンパRDの構成のうち、主に油圧回路構成を説明するた
めの概略図、図2は、本発明の実施の形態1のロータリ
ダンパRDを示す縦断面図(図3のC−C線における縦
断面図)、図3は、図2のA−A’線における縦断面
図、図4は、図2のB−B’線における横断面図、図5
は、図2のA−B線における断面図、図6は、減衰力発
生手段部分の詳細を示す要部拡大断面図であり、これら
の図において、1はケーシング、2a、2bは左右1対
の揺動ベーン、3、3は左右1対のサイドカバー(平面
部を構成する部材)である。
【0008】前記ケーシング1は、車体側に固定される
部材であり、その一側部(図2の左側部)上下2個所に
は、車体側に固定されたブラケット4に対し弾性的に連
結固定するための車体側取付用ブッシュ5、5が装着固
定されている。また、ケーシング1の中央部には、圧力
室を形成するための水平方向の貫通穴1aが形成され、
該貫通穴1aの内周面上下部分には、貫通穴1aの軸心
方向に向かう固定ベーン1b、1cがそれぞれ一体に突
出形成されている。
【0009】前記ケーシング1における貫通穴1aの両
開口端面には該貫通穴1aの最大直径より大径で貫通穴
1aとは同心円状の円形穴1d、1eが形成されてい
る。
【0010】前記各サイドカバー3、3は、前記各円形
穴1d、1e内に回動自在に装着されることによって貫
通穴1aの両端開口面を閉塞するもので円板状に形成さ
れ、その外周面には内側から順に、円形穴1d、1e内
周面との摺動を案内するブッシュベアリング6、6と、
回転シール部材7、7と、ダストシール部材8、8とが
装着されている。また、両サイドカバー3、3の外面上
下両端部には、後述のアッパリンクアーム30を締結ボ
ルト31により締結固定するための雌ねじ穴3cが形成
されている。即ち、この発明の実施の形態1では、両サ
イドカバー3、3がケーシング1との間に密閉状の圧力
室を形成する側壁としての役目の他に、揺動ベーン2
a、2b側をアッパリンクアーム30に連結するための
平面部を構成する部材を兼ねた構造となっている。
【0011】前記左右1対の揺動ベーン2a、2bは、
回動軸心部2cを中心としてその左右側面から一体に突
出形成され、各揺動ベーン2a、2bは、先端に向かう
につれて回動方向幅が大きくなる扇状に形成されてい
る。そして、回動軸心部2cを貫通穴1aの軸心部を貫
通する状態で、その両端部をサイドカバー3、3の軸心
部に形成された軸心穴3a、3bに嵌装すると共に、両
揺動ベーン2a、2bをそれぞれサイドカバー3、3と
ボルト・ナット9、10で締結することにより、両サイ
ドカバー3、3間に一体に挟持固定され、これにより、
ケーシング1に対し、両サイドカバー3、3と両揺動ベ
ーン2a、2bとが、回動軸心部2cを中心として回動
自在に組み付けられている。
【0012】前記左右一対の揺動ベーン2a、2bの外
周面に軸方向に形成された装着溝2d、2eには、貫通
穴1a内周面との間を摺動シールする摺動シール部材1
1、11が装着され、該装着溝2d、2eの底部には該
摺動シール部材11、11を貫通穴1a内周面方向に押
圧付勢する板ばね12、12が介装されている。また、
前記上下一対の固定ベーン1b、1cの先端面に軸方向
に形成された装着溝2f、2gには、回動軸心部2c外
周面との間を摺動シールする摺動シール部材13、13
が装着され、該装着溝2f、2gの底部には該摺動シー
ル部材13、13を回動軸心部2c外周面方向に押圧付
勢する板ばね14、14が介装されている。
【0013】以上のような組み付け構造により、上下一
対の固定ベーン1b、1cと左右一対の揺動ベーン2
a、2bとの間に該揺動ベーン2a、2bの回動により
一方の体積が増加した時には他方が減少する上下一対の
第1圧力室15a、15bと上下一対の第2圧力室16
a、16bに区画形成され、該各圧力室15a、15
b、16a、16b内には粘性オイル(流体)Oが充填
されている。
【0014】即ち、前記2対の各圧力室15a、15
b、16a、16bがロータリダンパRDの取付状態に
おいて前記各揺動ベーン2a、2bによりそれぞれ上下
方向に上部の第1圧力室15aおよび上部の第2圧力室
16aと、下部の第1圧力室15bおよび下部の第2圧
力室16bとに区画形成されている。
【0015】そして、前記各圧力室15a、15b、1
6a、16bのうち容積変化が互いに一致する上下一対
の第1圧力室15a、15b同士および上下一対の第2
圧力室16a、16b同士をそれぞれ連通する1対の第
1の連通路15、16が設けられている。この一対の第
1の連通路15、16は、回動軸心部2cの両端面にそ
の直径方向に沿ってそれぞれ形成された溝によって構成
されている。
【0016】前記上下各固定ベーン1b、1cの基部に
は、該固定ベーン1b、1cを軸方向に貫通する上部貫
通穴19および下部貫通穴20が形成されている。そし
て、この上部貫通穴19の両端開口部は、上部固定ベー
ン1bの軸方向両端面の基部にそれぞれ形成された上部
連通溝21、22により、上部の第1圧力室15aと上
部の第2圧力室16aの最上部にそれぞれ連通され、ま
た、下部貫通穴20の両端開口部は、下部固定ベーン1
cの軸方向両端面の基部にそれぞれ形成された下部連通
溝23、24により、下部の第1圧力室15bと下部の
第2圧力室16bの最下部にそれぞれ連通されている。
また、前記上部貫通穴19の軸方向中央部の上端部と下
部貫通穴20の軸方向中央部の下端部との間が、ケーシ
ング1内に形成されたコ字状穴25により連結されるこ
とにより、このコ字状穴25と、上部貫通穴19と、下
部貫通穴20と、各連通溝21、22、23、24によ
り、各揺動ベーン2a、2bを介して容積変化が互いに
逆になる圧力室(15a−16b、16a−15b)同
士をそれぞれ連通する1対の第2の連通路Cが構成され
ている。なお、この発明の実施の形態1では、コ字状穴
25で1対の第2の連通路Cの一部を共用すると共に、
このコ字状穴25の下部側を粘性オイルOを収容した下
部流体室25bとし、上部側を空気Aを封入した上部空
気室25aとすることにより、リザーバ室Rを構成させ
ている。
【0017】前記上部貫通穴19における両端開口部と
中央部との間には、図6に要部拡大断面図を示すよう
に、上部の第1圧力室15aからリザーバ室R方向への
粘性オイルOの流通のみを制限的に許容する伸側ディス
クバルブ(減衰力発生手段)26aと伸側オリフィス
(減衰力発生手段)26b、および、上部の第2圧力室
6aからリザーバ室R方向への粘性オイルOの流通のみ
を制限的に許容する圧側ディスクバルブ(減衰力発生手
段)27aと圧側オリフィス27b(減衰力発生手段)
とがそれぞれ直列状態で収容固定されている。
【0018】前記下部貫通穴20における両端開口部と
中央部との間には、リザーバ室Rから下部の第1圧力室
15bおよび下部の第2圧力室16b方向への粘性オイ
ルOの流通のみを許容する伸側チェックバルブ28、お
よび、圧側チェックバルブ29がそれぞれ収容固定され
ている。
【0019】次に、本発明の実施の形態1のロータリダ
ンパRDの車体への取付構造について説明する。図7は
本発明の実施の形態1のロータリダンパRDの車体への
取付状態を示す正面図、図8は同要部拡大平面図、図9
は同要部拡大正面図、図10は同要部拡大斜視図であ
り、これらの図(主に図7)において、4は車体側ブラ
ケット、30はアッパリンクアーム、31は締結ボル
ト、32はホイール、33はナックル、34はロアリン
クアーム、35はサスペンションメンバ、36はサスペ
ンションスプリング、37はバンパラバー、38はリバ
ウンドストッパ、39、40はボルトナット、Bは車体
である。
【0020】前記車体側ブラケット4は、ロータリダン
パRDのケーシング1側を車体B側に連結するために、
予め車体B側に固定される部材であり、ケーシング1の
一端を装入挟持可能な左右平行な取付フランジ部4a、
4aを有し、該両取付フランジ部4a、4aには、ケー
シング1における車体側取付用ブッシュ5、5の軸心穴
位置に対応したボルト挿通穴4b、4cが形成され、2
本のボルト・ナット39、40で締結することにより、
車体側取付用ブッシュ5、5を介してロータリダンパR
Dのケーシング1側が車体B側に連結されるようになっ
ている。
【0021】前記アッパリンクアーム30は、その先端
側をホイール側取付用ブッシュ30aを介してナックル
33のアッパ連結部側に上下方向回動自在に連結すると
共に、基端側にはロータリダンパRDにおける両サイド
カバー3、3の外面(平面部)に沿って装着可能な二又
状の2枚の左右平行な取付フランジ部30b、30bを
有し、該両取付フランジ部30b、30bには両サイド
カバー3、3に形成された各雌ねじ穴3c位置に対応し
たボルト挿通穴30cが形成され、同個所を4本の締結
ボルト31で締結固定することにより、アッパリンクア
ーム30の基端側が取付フランジ部30b、30bにお
いて両サイドカバー3、3に連結固定され、これによ
り、アッパリンクアーム30の基端側がロータリダンパ
RDを介して車体B側に上下方向回動自在に連結される
ようになっている。
【0022】次に、この発明の実施の形態1の作用・効
果を説明する。 (イ)減衰力発生作用 ばね下のホイール32側に対し車体B側が上昇するロー
タリダンパRDの伸行程においては、図1および図2に
おいてケーシング1に対し両サイドカバー3、3が時計
方向に回動し、これにより、両サイドカバー3、3に対
して一体に固定された両揺動ベーン2a、2bが回動軸
心部2cを中心として時計方向に回動し、回動方向側で
ある第1圧力室15a、15b内の粘性オイルOが加圧
される一方、回動方向とは反対方向側である第2圧力室
16a、16b内の粘性オイルOが減圧されるため、加
圧側である第1圧力室15a、15b内の粘性オイルO
が第3の連通路Cにおける、伸側オリフィス26b、伸
側ディスクバルブ26a、リザーバ室R、伸側チェック
バルブ28を経由して減圧側である第2圧力室16a、
16b側に流通するが、その粘性オイルOの流通が第3
の連通路Cと共通の第2の連通路に介装された伸側オリ
フィス26bおよび伸側ディスクバルブ26aで制限さ
れることにより、第1圧力室15a、15bと第2圧力
室16a、16bとの間に差圧が発生し、この差圧によ
り揺動ベーン2a、2bの時計方向の回動、即ちロータ
リダンパRDの伸行程方向の回動において所定の伸側減
衰力を発生させる。
【0023】以上とは逆に、ばね下のホイール32側に
対し車体側が下降するロータリダンパRDの圧行程にお
いては、図1および図2においてケーシング1に対し両
サイドカバー3、3が反時計方向に回動し、これによ
り、両サイドカバー3、3に対して一体に固定された両
揺動ベーン2a、2bが回動軸心部2cを中心として反
時計方向に回動し、回動方向側である第2圧力室16
a、16b内の粘性オイルOが加圧される一方、回動方
向とは反対方向側である第1圧力室15a、15b内の
粘性オイルOが減圧されるため、加圧側である第2圧力
室16a、16b内の粘性オイルOが第3の連通路Cに
おける圧側オリフィス27b、圧側ディスクバルブ27
a、リザーバ室R、圧側チェックバルブ29を経由して
減圧側である第1圧力室15a、15b側に流通する
が、その粘性オイルOの流通が第3の連通路Cと共通の
第2の連通路に介装された圧側オリフィス27bおよび
圧側ディスクバルブ27aで制限されることにより、第
2圧力室16a、16bと第1圧力室15a、15bと
の間に差圧が発生し、この差圧により揺動ベーン2a、
2bの反時計方向の回動、即ちロータリダンパRDの圧
行程において所定の圧側減衰力を発生させる。
【0024】(ロ)エア抜き作用 図1および図2に示すように、ケーシング1に対し、両
揺動ベーン2a、2bが回動軸心部2cを中心として時
計方向に回動すると、1対の揺動ベーン2a、2bによ
り上方に区画形成された上部の第1圧力室15aおよび
これと一方の第1の連通路15を介して連通された下部
の第1圧力室15b内の粘性オイルOは、上部の第1圧
力室15aの最上部から第3の連通路Cを構成する上部
連通溝21へ押し出された後、上部貫通穴19の伸側オ
リフィス26b、伸側ディスクバルブ26a、リザーバ
室Rを構成するコ字状穴25の上部空気室25a、下部
流体室25b、下部貫通穴20の伸側チェックバルブ2
8、および下部連通溝23を経由して、下部の第2圧力
室16bおよびこれともう一方の第1の連通路16を介
して連通された上部の第2圧力室16a内に吸引され
る、という粘性オイルOの流れが生じる。
【0025】以上とは逆に、両揺動ベーン2a、2bが
回動軸心部2cを中心として反時計方向に回動すると、
1対の揺動ベーン2a、2bにより上方に区画形成され
た上部の第2圧力室16aおよびこれと一方の第1の連
通路16を介して連通された下部の第2圧力室16b内
の粘性オイルOは、上部の第2圧力室16aの最上部か
ら第3の連通路Cを構成する上部連通溝22へ押し出さ
れた後、上部貫通穴19の圧側オリフィス27b、圧側
ディスクバルブ27a、リザーバ室Rを構成するコ字状
穴25の上部空気室25a、下部流体室25b、下部貫
通穴20の圧側チェックバルブ29、および下部連通溝
24を経由して、下部の第1圧力室15bおよびこれと
もう一方の第1の連通路15を介して連通された上部の
第1圧力室15a内に吸引される、という粘性オイルO
の流れが生じる。
【0026】即ち、ロータリダンパRDの相対回動方向
がいずれの方向であっても、粘性オイルOの流れ方向は
常に一方方向であり、第3の連通路Cの途中に介装され
たリザーバ室Rでは、上部空気室25aから下部流体室
25b方向への粘性オイルOの流れが生じるため、リザ
ーバ室Rより上流側の第3の連通路C内と、該第3の連
通路C内に介装された伸側ディスクバルブ26a、圧側
ディスクバルブ27a内、および、各圧力室15a、1
5b、16a、16b内に混入されたエアは、粘性オイ
ルOの一方方向の流れによって第3の連通路C内を循環
し、リザーバ室Rを通過する際に、上部空気室25aと
下部流体室25bとにエアと粘性オイルOが分離され、
粘性オイルOのみが下部流体室25bから下流側の第3
の連通路Cに循環し、エアは全て上部空気室25a内に
貯留されることになる。
【0027】なお、上部の第1圧力室15aおよび上部
の第2圧力室16aの最上部に第3の連通路Cの開口部
となる上部連通溝21、22が設けられているため、圧
力室15a、15b、16a、16b内のエアを確実に
抜くことができる。
【0028】また、下部の第1圧力室15bおよび下部
の第2圧力室16b内に混入したエアは、回動軸心部2
cの両端面に形成された各溝(第1の連通路15、1
6)を経由して上部の第1圧力室15aおよび上部の第
2圧力室16a側に上昇するが、各溝における下部の第
1圧力室15a側および上部の第2圧力室16a側開口
端面の回動軸心部2c外周面側に溜まったエアも、同外
周面に形成された案内用テーパ溝17により各溝方向に
スムーズに案内されるため、下部の第1圧力室15b側
および下部の第2圧力室16bにエアが残留するのを防
止することができる。
【0029】従って、組み付け時に各圧力室15a、1
5b、16a、16bや第3の連通路C内等にエアが混
入しても、ロータリダンパRDの作動によりリザーバ室
Rの上部空気室25a内に排出貯留され、一旦リザーバ
室Rの上部空気室25a内に貯留されたエアは、伸側チ
ェックバルブ28および圧側チェックバルブ29により
圧力室15a、15b、16a、16b側に逆流するこ
とはないため、減衰力特性の変化や異音発生を阻止する
ことができるようになる。
【0030】また、温度変化による粘性オイルOの体積
の増減分は、リザーバ室Rにおける上部空気室25a内
に混入された空気Aの体積変化により吸収することがで
きる。
【0031】(ハ)車体への取り付け時 この発明の実施の形態1のロータリダンパRDの車体へ
の取り付けは、図7〜図9に示すように、ケーシング1
側を車体Bに連結固定し、両サイドカバー3、3側をア
ッパリンクアーム30の基端側に連結固定することによ
り行われる。
【0032】即ち、車体Bに対するケーシング1側の連
結固定は、前述のように、予め車体B側に固定された車
体側ブラケット4を介して行われるもので、車体側ブラ
ケット4の取付フランジ部4a、4a間にケーシング1
の取付用ブッシュ5、5側端部を装入し、取付フランジ
部4a、4aに形成された両各ボルト挿通穴4b、4c
と両各車体側取付用ブッシュ5、5の軸心穴に挿通した
ボルト・ナット39、40で締結することにより、車体
側取付用ブッシュ5、5を介してロータリダンパRDの
ケーシング1側が車体B側に連結固定された状態とな
る。
【0033】また、ロータリダンパRDの両サイドカバ
ー3、3側のアッパリンクアーム30に対する連結固定
は、該アッパリンクアーム30における車体B側連結端
部に形成された左右平行な取付フランジ部30b、30
bをロータリダンパRDにおける両サイドカバー3、3
の外面(平面部)に沿って装着すると共に、取付フラン
ジ部30b、30bにそれぞれ上下2個所に形成された
ボルト挿通穴30cから挿通した締結ボルト31を両各
サイドカバー3、3に形成された各雌ねじ穴3cにねじ
込むことにより、アッパリンクアーム30の基端側がロ
ータリダンパRDにおける両サイドカバー3、3に連結
固定され、これにより、アッパリンクアーム30の基端
側がロータリダンパRDおよび車体側ブラケット4を介
して車体B側に上下方向回動自在に連結固定された状態
となる。
【0034】以上詳細に説明してきたように、本発明の
実施の形態1のロータリダンパRDによれば、平面部を
構成する両サイドカバー3、3の外面に沿って装着した
アッパーリンクアーム30における両取付フランジ部3
0b、30bを締結ボルト31で締結することにより固
定する構造としたことで、アッパーリンクアーム30に
対する連結固定が狭い場所においても容易に行えるよう
になるという効果が得られる。
【0035】また、上述のように、アッパリンクアーム
30の連結部が平面部で構成されていて、ケーシング1
からの軸部の突出がないため、ロータリダンパRD自体
が小型化されると共に、アッパリンクアーム30の先端
二股部は平面部に固定すればよいため、二股部の肉厚も
必要最小限に抑えることができ、かつ、両サイドカバー
3、3の両端平面部に連結固定する構造であってトルク
が両側に均等に分散されるため、アッパリンクアーム3
0自体の剛性を必要以上に大きく設定する必要がなく、
従って、アッパリンクアーム30のコンパクト化と軽量
化が図れるようになる。
【0036】また、上述のように、前記両平面部を構成
するサイドカバー3、3とケーシング1との相対摺動面
に摺動シール部材13が設けられることにより、ケーシ
ング1内に流体を充填した密閉状態の圧力室を形成する
ためのサイドカバーの役目をこの両平面部を構成するサ
イドカバー3、3で兼ねることができるため、部品点数
の削減によりコストが低減されると共に、ロータリダン
パRDが軸方向にコンパクト化され、かつ、軽量化され
るようになる。
【0037】また、上述のように、前記揺動ベーン2
a、2bが回動軸心部2cを介して2つ設けられ、この
両揺動ベーン2a、2bと両サイドカバー3、3とがボ
ルト・ナット9、10でそれぞれ左右2個所において締
結一体化されることにより、揺動ベーン2a、2bの強
度・耐久性が高められると共に、さらに、両平面部を構
成するサイドカバー3、3と各揺動ベーン2a、2bと
の間に発生するトルクが左右2つの揺動ベーン2a、2
bに分散されるため、揺動ベーン2a、2bの強度・耐
久性がさらに高められるようになる。
【0038】また、揺動ベーン2a、2bが設けられる
回動軸心部2cの直径を小さくできるため、ケーシング
1の外形を大きくすることなしに圧力室内の容積を大き
くできるようになる。
【0039】また、前記ケーシング1と両平面部を構成
するサイドカバー3、3との摺動部にブッシュベアリン
グ6が介装され、このブッシュベアリング6装着個所が
ケーシング1の外周部に近い位置となることからブッシ
ュベアリング6の口径が大となり、従って、受圧面積が
大きくなると共に、こじり中心からの距離が長くなり、
かつ、入力角度がねてくるため、両平面部を構成するサ
イドカバー3、3とケーシング1との間の摺動部におけ
る面圧が低くなり、これにより、こじり力に対するブッ
シュベアリング6の耐久性を向上させることができる。
【0040】また、回転シール部材7とダストシール部
材8をサイドカバー3、3側に設けることにより、ケー
シング1側に設ける場合に比べロータリダンパRDの小
型化が可能となる。
【0041】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。なお、この他の実施の形態の説明に当たって
は、前記発明の実施の形態1と同様の構成部分には同一
の符号を付してその説明を省略し、相違点についてのみ
説明する。
【0042】(発明の実施の形態2)図11は、本発明
の実施の形態2のロータリダンパRDを示す縦断面図
(図12のF−F線における縦断面図)、図12は、図
11のD−D線における拡大縦断面図、図13は、図1
1のE−E線における拡大横断面図、図14は、減衰力
ろう発生機構およびチェックバルブ部分の分解斜視図、
図15〜18((イ)〜(ヘ))は構成部材の組み立て工程を
説明するための斜視図、図19は、流体の充填状態を示
す図、図20は、アッパリンクアームに対する取り付け
状態を示す分解斜視図、図21は、アッパリンクアーム
に対する取り付け状態を示す要部拡大断面図である。
【0043】この発明の実施の形態2のロータリダンパ
RDは、図11〜図13に示すように、第3の連通路C
を、ケーシング1内の円周方向に沿って形成された環状
溝1gによって構成するようにした点が、前記発明の実
施の形態1とは相違したもので、このため、ケーシング
1が円筒状の外側部1mと、内側部1fとに分割形成さ
れ、外周部1mの内面側に前記環状溝1gが形成され、
この環状溝1gと、内側部1fに形成された半径方向穴
1h、1iにより上部貫通穴19と下部貫通穴20の中
央部同士が互いに連通された構造となっている。
【0044】また、この発明の実施の形態2のロータリ
ダンパRDは、前記発明の実施の形態1における締結ボ
ルト31が省略され、図20、21に示すように、ボル
ト・ナット41、42により、揺動ベーン2a、2bと
両サイドカバー3、3相互間のみならずアッパリンクア
ーム30の両取付フランジ部30b、30bをも含めて
一体に締結固定するようにした点が前記発明の実施の形
態1とは相違したものであり、このため、アッパリンク
アーム30に対する連結固定前の段階において、揺動ベ
ーン2a、2bと両サイドカバー3、3とを連結一体化
するための手段として、前記ボルト・ナット41、42
のボルトを挿通可能な内径を有する円筒状カラー43、
44を用い、各揺動ベーン2a、2bと両サイドカバー
3、3を貫通するボルト穴3d、3e、2h、2iにそ
れぞれ挿通した円筒状カラー43、44の両端部を、サ
イドカバー3、3側のボルト穴3d、3e内の外面側に
形成されたテーパ係止面3f、3gに沿ってその口径を
拡大する方向にかしめることにより連結固定するように
したものである。なお、図において、45、46はサイ
ドプレート3、3とケーシング1との間に介装されたス
ラストプレート47、48は各円筒状カラー43、44
の外周面と各サイドカバー3、3との間を液圧シールす
るシールリングである。
【0045】また、この発明の実施の形態2のロータリ
ダンパRDは、摺動シール部材7とダストシール部材8
が一体に形成されたシール部材18が用いられ、このシ
ール部材18とブッシュベアリング6とがケーシング1
の円形穴1d、1e側に設けられている点で、前記発明
の実施の形態1とは相違したものである。
【0046】次に、本発明の実施の形態2のロータリダ
ンパRDにおける構成部材の組み立て工程を、図15〜
18((イ)〜(ヘ))に基づいて説明する。なお、これらの
図において、49は組み立て用治具であり、円盤状基台
49aに対し可動基盤49bが緩衝スプリング49cを
介して上下動可能に支持されると共に、該可動基盤49
bの上面には、円筒状カラー43、44の下端開口部に
それぞれ予め形成され
【0047】た拡大かしめ部43a、44aを装着支持
可能な2本の支持突起49d、49eを有した構造とな
っている。また、50はかしめ治具であり、下面に2本
のかしめ用突起50a、50bが突出形成されている。
【0048】[第1工程]まず、図15(イ) に示すよう
に、可動基盤49b上面に突出された2本の支持突起4
9dに対し、円筒状カラー43、44の下端開口部にそ
れぞれ予め形成された拡大かしめ部43a、44aを装
着支持させた状態で、一方のサイドカバー3をそのボル
ト穴3d、3eに挿通する状態で円筒状カラー43、4
4に装着する。
【0049】[第2工程]次に、図15(ロ) に示すよう
に、円筒状カラー43、44にシールリング47、48
を装着した後、その上部にスラストプレート45を装着
する。
【0050】[第3工程]次に、図16(ハ) に示すよう
に、前記スラストプレート45の上部に、ケーシング1
をそのボルト穴2h、2iに挿通する状態で円筒状カラ
ー43、44に装着することにより、サイドカバー3が
ケーシング1の円形穴1d内に収容された状態で組み付
けられる。
【0051】[第4工程]次に、図16(ニ) に示すよう
に、揺動ベーン2a、2bをそのボルト穴2h、2iに
挿通する状態で、円筒状カラー43、44に装着するこ
とにより、揺動ベーン2a、2bがケーシング1内圧力
室に装着された状態となる。
【0052】[第5工程]次に、図17に示すように、
装着溝2d、2e、2f、2gに摺動シール部材11、
13および板ばね12、14を装着する。
【0053】[第6工程]次に、図18(ホ) に示すよう
に、円筒状カラー43、44にスラストプレート46を
装着した後、その上部にシールリング47、48を装着
し、さらに、その上部に、サイドプレート3をそのボル
ト穴3d、3eに挿通する状態で円筒状カラー43、4
4に装着することにより、サイドカバー3がケーシング
1の円形穴1e内に収容された状態で組み付けられる。
【0054】[第7工程]次に、図18(ヘ) に示すよう
に、かしめ治具50のかしめ用突起50a、50bでサ
イドカバー3のボルト穴3e内の外面側に形成されたテ
ーパ係止面3gに沿って円筒状カラー43、44の上端
開口部をその口径を拡大する方向にかしめることによ
り、図13に示すように、揺動ベーン2a、2bと両サ
イドカバー3、3とが連結一体化された状態となる。
【0055】以上で、ロータリダンパRDを構成する部
材の組み付けを完了するもので、圧力室内に流体を充填
するには、図19に示すように、ケーシング1の上端部
に予め穿設された注入孔1jから内部に流体を圧送し、
ガスを封入した後、ボールプラグ51を圧入して注入孔
1jを密閉する。
【0056】以上詳細に説明してきたように、この発明
の実施の形態2のロータリダンパRDによれば、前記発
明の実施の形態1とほぼ同様の効果が得られる。
【0057】(発明の実施の形態3)この発明の実施の
形態3のロータリダンパRDは、請求項1〜6に記載の
発明に対応するものであって、図22は、本発明の実施
の形態3のロータリダンパRDを示す縦断面図(図23
のI−I線における縦断面図)、図23は、図22のG
−G線における拡大縦断面図、図24は、図22のH−
H線における拡大横断面図である。
【0058】即ち、この発明の実施の形態3のロータリ
ダンパRDは、ケーシング1における両角円形穴1d、
1eの両開口端面から軸方向に突出した両各サイドプレ
ート3、3の外周面外周縁部のみを径方向に突出させた
フランジ部3hを一体に形成し、このフランジ部3hに
より、ケーシング1の両各円形穴1d、1eと両各サイ
ドプレート3、3の外周面との間の摺動部に形成される
クリアランスcの先端開口部側に、90°角のコーナー
部をもって屈曲するバッフル部52を形成するようにし
たものである。
【0059】また、この発明の実施の形態3のロータリ
ダンパRDでは、第1の連通路15、16が、回動軸心
部2cに穿設された連通孔で構成され、また、ケーシン
グ1の一側部(図22の左側部)には、車体側取付用ブ
ッシュ5、5を省略したボルト挿通穴52、52のみが
形成されている点で、前記発明の実施の形態1のロータ
リダンパRDとは相違したものである。
【0060】従って、この発明の実施の形態3のロータ
リダンパRDでは、前記発明の実施の形態1と同様の効
果が得られる他、上述のように、回転シール部材7、7
より外側のクリアランスc先端部にコーナー部をもって
屈曲するバッフル部52が形成されることにより、飛散
してきた泥水やダスト等がこのバッフル部52によるコ
ーナー部によってクリアランスc内部の回転シール部材
7、7まで直接侵入するのが阻止されるため、回転シー
ル部材7、7の耐久性が向上し、これにより、流体の洩
れを長期にわたって防止することができるようになると
いう追加の効果が得られる。
【0061】(発明の実施の形態4)この発明の実施の
形態4のロータリダンパRDは、請求項1〜6に記載の
発明に対応するものであって、図25は、本発明の実施
の形態4のロータリダンパRDを示す要部の縦断面図、
図26は、ダストリングの平面図である。
【0062】即ち、この発明の実施の形態4のロータリ
ダンパRDは、両各サイドプレート3、3の外周面外周
縁部に小径部3iを形成し、該小径部3iに別部材であ
るダストリング54を嵌合固定することにより、前記バ
ッフル部52を形成させるようにしたものである。即
ち、前記ダストリング54は、図25にその斜視図を示
すように、両各サイドプレート3、3の小径部3iに嵌
合する筒状固定部54aと、ケーシング1の両各円形穴
1d、1eの開口端面との間にバッフル部52を形成す
るフランジ部54bとで構成されている。
【0063】従って、この発明の実施の形態4のロータ
リダンパRDでは、前記発明の実施の形態3と同様に、
回転シール部材7、7より外側のクリアランスc先端部
にコーナー部をもって屈曲するバッフル部52が形成さ
れることにより、飛散してきた泥水やダスト等がこのバ
ッフル部52によるコーナー部によってクリアランスc
内部の回転シール部材7、7まで直接侵入するのが阻止
されるため、回転シール部材7、7の耐久性が向上し、
これにより、流体の洩れを長期にわたって防止すること
ができるようになるという追加の効果が得られる。
【0064】(発明の実施の形態5)この発明の実施の
形態5のロータリダンパRDは、請求項1〜7に記載の
発明に対応するものであって、図27は、本発明の実施
の形態5のロータリダンパRDを示す要部の縦断面図、
図28は、座金の平面図である。
【0065】即ち、この発明の実施の形態5のロータリ
ダンパRDは、両各サイドプレート3、3の外面に、ボ
ルト締結用座金53を介装させ、該座金53の外周縁部
によって前記バッフル部52を形成させるようにしたも
のである。なお、前記座金53の中央部には、図28に
その平面図を示すように、軽量化のための打ち抜き穴5
3aが形成されている。
【0066】従って、この発明の実施の形態5のロータ
リダンパRDでは、前記発明の実施の形態3と同様の効
果が得られる他、上述のように、座金53を介装させる
のみであるから、バッフル部52が容易に形成されると
共に、サイドカバー3、3の外面の広い範囲に座金52
が介装された状態となるため、サイドカバー3、3に対
するボルト・ナット41、42の締結による面圧が低下
し、これにより、対クリープ性を向上させることができ
るようになるという追加の効果が得られる。
【0067】(発明の実施の形態6)この発明の実施の
形態6のロータリダンパRDは、請求項1〜6に記載の
発明に対応するものであって、図29は、本発明の実施
の形態6のロータリダンパRDを示す要部拡大断面図で
ある。
【0068】即ち、この発明の実施の形態6のロータリ
ダンパRDは、ケーシング1における両各円形穴1d、
1eの両開口端面から軸方向に突出した両各サイドプレ
ート3、3の外周面外周縁部のみを径方向に突出させた
フランジ部3hを一体に形成し、このフランジ部3hに
より、ケーシング1の両各円形穴1d、1eと両各サイ
ドプレート3、3の外周面との間の摺動部に形成される
クリアランスcの先端開口部側に、90°角のコーナー
部をもって屈曲する第1のバッフル部52aを形成し、
さらに、前記フランジ部3hの先端部から、ケーシング
1の外周面方向に突出する環状部3jを形成することに
より、前記第1のバッフル部52aの先端に、90°角
のコーナー部をもって屈曲する第2のバッフル部52b
を形成するようにしたものである。
【0069】従って、この発明の実施の形態6のロータ
リダンパRDでは、クリアランスcの先端部に2つのコ
ーナ部をもって屈曲する2段階のバッフル部52a、5
2bが形成されるため、クリアランスc内部の回転シー
ル部材7、7に対する泥水やダスト等の直接侵入がさら
に確実に阻止されるため、回転シール部材7、7の耐久
性をさらに向上させることができるようになるという追
加の効果が得られる。 (発明の実施の形態7)この発明の実施の形態7のロー
タリダンパRDは、請求項1〜6、8に記載の発明に対
応するものであって、図30は、本発明の実施の形態7
のロータリダンパRDを示す要部の縦断面図、図31
は、図30のJ−J線における拡大断面図である。
【0070】即ち、この発明の実施の形態7のロータリ
ダンパRDは、前記発明の実施の形態3のロータリダン
パRDにおいて、ケーシング1における両各円形穴1
d、1eの両開口端面の最下部に、バッフル部52のク
リアランスcを拡大するテーパ溝1kを形成し、このテ
ーパ溝1kによって排水部を形成したものである。
【0071】従って、この発明の実施の形態7のロータ
リダンパRDによれば、前記発明の実施の形態3のロー
タリダンパRDと同様に、飛散してきた泥水やダスト等
がこのバッフル部52によるコーナー部によってクリア
ランスc内部の回転シール部材7、7まで直接侵入する
のが阻止される他、さらに、バッフル部52を通過して
クリアランスc内に泥水等が侵入した場合であっても、
該泥水等は、バッフル部52の最下部に形成されたテー
パ溝1kから外部へ効率良く排出されるため、回転シー
ル部材7、7の耐久性をさらに向上させることができる
ようになるという効果が得られる。
【0072】(発明の実施の形態8)この発明の実施の
形態8のロータリダンパRDは、請求項1〜6に記載の
発明に対応するものであって、図32は、本発明の実施
の形態8のロータリダンパRDを示す要部の縦断面図で
ある。
【0073】即ち、この発明の実施の形態8のロータリ
ダンパRDは、前記発明の実施の形態3のロータリダン
パRDにおいて、回転シール部材7とダストシール部材
8が一体に形成されたシール部材18、および、ブッシ
ュベアリング6が、ケーシング1の円形穴1d、1e側
に設けられている点で、前記発明の実施の形態1とは相
違したものである。従って、両サイドカバー3、3の外
周面側がシール面となるため、圧力室内面と共にシール
面を形成し易くなるという効果が得られる。
【0074】なお、この発明の実施の形態8のロータリ
ダンパRDでは、前記発明の実施の形態3と同様に、サ
イドプレート3、3側にバッフル部52が形成されてい
る。 (発明の実施の形態9)この発明の実施の形態9のロー
タリダンパRDは、請求項1〜6に記載の発明に対応す
るものであって、図33は、本発明の実施の形態9のロ
ータリダンパRDを示す要部の縦断面図である。
【0075】即ち、この発明の実施の形態9のロータリ
ダンパRDは、前記発明の実施の形態8のロータリダン
パRDにおいて、前記発明の実施の形態6のロータリダ
ンパRDと同様に、ケーシング1における両各円形穴1
d、1eの両開口端面から軸方向に突出した両各サイド
プレート3、3の外周面外周縁部のみを径方向に突出さ
せたフランジ部3hを一体に形成し、このフランジ部3
hにより、ケーシング1の両各円形穴1d、1eと両各
サイドプレート3、3の外周面との間の摺動部に形成さ
れるクリアランスcの先端開口部側に、90°角のコー
ナー部をもって屈曲する第1のバッフル部52aを形成
し、さらに、前記フランジ部3hの先端部から、ケーシ
ング1の外周面方向に突出する環状部3jを形成するこ
とにより、前記第1のバッフル部52aの先端に、90
°角のコーナー部をもって屈曲する第2のバッフル部5
2bを形成するようにしたものである。
【0076】(発明の実施の形態10)この発明の実施
の形態10のロータリダンパRDは、請求項1〜6、
7、9に記載の発明に対応するものであって、図34
は、本発明の実施の形態10のロータリダンパRDを示
す縦断面図(図35のM−M線における縦断面図)、図
35は、図34のK−K線における拡大縦断面図、図3
6は、図34のL−L線における拡大横断面図である。
【0077】この発明の実施の形態10のロータリダン
パRDは、前記発明の実施の形態3のロータリダンパR
Dとは以下の点において相違したものである。即ち、こ
の発明の実施の形態10のロータリダンパRDは、前記
発明の実施の形態3のロータリダンパRDにおいて、回
転シール部材7とダストシール部材8が一体に形成され
たシール部材18、および、ブッシュベアリング6が、
ケーシング1の円形穴1d、1e側に設けられた構造と
なっている。
【0078】また、前記発明の実施の形態5のロータリ
ダンパRDと同様に、両各サイドプレート3、3の外面
に、ボルト締結用座金53を介装させ、該座金53の外
周縁部によって前記バッフル部52を形成させた構造と
なっている。
【0079】そして、ケーシング1の円形穴1d、1e
側に圧入固定されたシール部材18のダストシール部材
8を前記座金53に当接させた構造となっている。
【0080】従って、両サイドプレート3、3の、回転
軸に対して垂直となる面とケーシング1との間に前記シ
ール部材18が介装された状態となるため、ケーシング
1と両サイドプレート3、3が何らかの理由で偏心した
場合においても、回転軸に対して垂直となる面とケーシ
ング1との間に設けられたダストシール部材8の緊迫力
になんら変化は生じないから、クリアランスc内への泥
水やダスト等の侵入阻止機能を低下させることはない。
【0081】(発明の実施の形態11)この発明の実施
の形態11のロータリダンパRDは、請求項1〜6、
7、9に記載の発明に対応するものであって、図37
は、本発明の実施の形態11のロータリダンパRDを示
す横断面図である。
【0082】この発明の実施の形態11のロータリダン
パRDは、前記発明の実施の形態10のロータリダンパ
RDでは、バッフル部52を座金53により形成したの
に対し、前記発明の実施の形態3のロータリダンパRD
と同様に、サイドプレート3、3より一体に突出形成し
たフランジ部3hにより、バッフル部52を形成するよ
うにした点において相違したものである。
【0083】以上、発明の実施の形態について説明して
きたが具体的な構成は前記発明の実施の形態に限られる
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更等があっても本発明に含まれる。
【0084】例えば、発明の実施の形態では、減衰力発
生手段をディスクバルブで構成させたが、オリフィスで
構成させる場合にも本発明を適用することができる。
【0085】また、発明の実施の形態では、流体の流通
抵抗により減衰力を発生させるベーンタイプのロータリ
ダンパに適用したが、流体の粘性抵抗により減衰力を発
生さ
【0086】せる剪断タイプのロータリダンパにも適用
することができる。
【0087】また、発明の実施の形態では、両サイドプ
レートの外面で平面部を構成させるようにしたが、サイ
ドプレートの外面に平面部を構成する部材を別途設ける
ようにしてもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明請求項
1記載のロータリダンパでは、前述のように、ケーシン
グと該ケーシング内に相対回動可能に設けられた回動部
材との間にケーシングと回動部材との相対回動に対し所
定の減衰力を発生させる減衰力発生手段が設けられたロ
ータリダンパにおいて、前記回動部材の両端部にはケー
シングの両端面より軸方向に突出する状態で連結部材と
連結するための平面部がそれぞれ形成されている手段と
したことで、ケーシングからの軸部の突出がなくなるた
め、ロータリダンパ自体が小型化されると共に、アーム
の先端二股部は平面部に固定すればよいため、二股部の
肉厚も必要最小限に抑えることができ、かつ、回動部材
の両端に連結する構造であってトルクが両側に均等に分
散されるため、アーム自体の剛性を必要以上に大きく設
定する必要がなく、従って、アームがコンパクト化かつ
軽量化できるようになるという効果が得られる。また、
例えば、回動部材側をアームの先端に連結固定する場合
においては、アームの先端に二股状の互いに平行な連結
部を形成し、この二股状の各連結部を回動部材の両端部
に形成された両各平面部の外面に沿って装着し、それぞ
れボルト等によって両各平面部に締結固定することによ
り、回動部材に対するアームの取り付けが容易に行える
ようになる。請求項2記載のロータリダンパは、請求項
1に記載のロータリダンパにおいて、前記両平面部を構
成する部材とケーシングとの相対摺動面にシール部材が
設けられることにより、ケーシングと両平面部を構成す
る部材との間に流体が充填され、前記減衰力発生手段
が、ケーシングと回動部材との相対回動に伴う前記流体
の流動抵抗および/または粘性抵抗によりケーシングと
回動部材との相対回動に対し所定の減衰力を発生させる
ように構成されている手段としたことで、ケーシング内
に流体を充填した密閉状態の圧力室を形成するためのサ
イドカバーの役目をこの両平面部を構成する部材で兼ね
ることができるため、部品点数の削減によりコストが低
減されると共に、ロータリダンパが軸方向にコンパクト
化され、かつ、軽量化されるようになるという追加の効
果が得られる。請求項3記載のロータリダンパは、請求
項2に記載のロータリダンパにおいて、前記ケーシング
内に流体が充填された圧力室が形成され、前記回動部材
側には前記圧力室を仕切るベーンが設けられ、該ベーン
で仕切られた室間を連通する連通流路が設けられ、前記
減衰力発生手段が、前記連通流路に設けられていて流体
の流通を制限的に許容する流動抵抗によりケーシングと
回動部材との相対回動に対し所定の減衰力を発生させる
ように構成され、前記両平面部を構成する部材とベーン
とが一体化されている手段としたことで、いわゆるベー
ンタイプのロータリダンパにおけるベーンと両平面部を
構成する部材とが一体化されることにより、ベーンの強
度・耐久性が高められるようになるという追加の効果が
得られる。請求項4記載のロータリダンパは、請求項3
に記載のロータリダンパにおいて、前記ベーンが複数設
けられ、該複数のベーンをそれぞれ軸方向に貫通するボ
ルトにより両平面部を構成する部材と各ベーンとがそれ
ぞれ締結一体化されている手段としたことで、両平面部
を構成する部材と各ベーンとの間に発生するトルクが複
数のベーンに分散され、これにより、ベーンの強度・耐
久性がさらに高められると共に、ベーンが設けられる回
動部材の軸心部径を小さくできるため、ケーシングの外
形を大きくすることなしに圧力室内の容積を大きくでき
るようになるという追加の効果が得られる。請求項5記
載のロータリダンパは、請求項2〜4のいずれかに記載
のロータリダンパにおいて、前記ケーシングと両平面部
を構成する部材との摺動部にベアリングが介装されてい
る手段としたことで、このベアリング装着個所がケーシ
ングの外周部に近い位置となることからベアリングの口
径が大となり、従って、受圧面積が大きくなると共に、
こじり中心からの距離が長くなり、かつ、入力角度がね
てくるため、両平面部を構成する部材とケーシングとの
間の摺動部における面圧が低くなり、こじり力に対する
ベアリングの耐久性が向上するという追加の効果が得ら
れる。請求項6記載のロータリダンパは、請求項2〜5
のいずれかに記載のロータリダンパにおいて、前記ケー
シングと両平面部を構成する部材との摺動部は所定のク
リアランスを持って構成され、該クリアランス部には少
なくとも1つのコーナー部をもって屈曲するバッフル部
を有している手段としたことで、飛散してきた泥水やダ
スト等がこのバッフル部によるコーナー部でクリアラン
ス内部へ直接侵入するのが阻止されるから、特にこのク
リアランス部にシール部材が設けられている場合におい
ては、シール部材の耐久性が向上し、これにより、流体
の洩れの発生を防止できるようになるという追加の効果
が得られる。請求項7記載のロータリダンパは、請求項
6に記載のロータリダンパにおいて、前記ボルトがベー
ンおよび両平面部を構成する部材を貫通する状態で設け
られ、前記両平面部を構成する部材の外面にボルト締結
用の座金を介装させ、該座金の外周縁部によって前記バ
ッフル部を構成させている手段としたことで、バッフル
部が容易に形成されると共に、広い範囲に座金が介装さ
れた状態となるため、平面部を構成する部材に対するボ
ルト締結による面圧が低下し、対クリープ性が向上する
という追加の効果が得られる。請求項8記載のロータリ
ダンパは、請求項6または7に記載のロータリダンパに
おいて、前記バッフル部の一部に排水部が設けられ、該
排水部がロータリダンパの取り付け状態において最下部
に設けられている手段としたことで、クリアランス内に
侵入した泥水等を、排水部から効率良く排出することが
できるようになるという追加の効果が得られる。請求項
9記載のロータリダンパは、請求項6〜8のいずれかに
記載のロータリダンパにおいて、前記両平面部を構成す
る部材の外周部側に前記バッフル部が形成され、該バッ
フル部は前記回動部材の回転軸に対して垂直となる面を
有し、該垂直となる面とケーシングとの間に前記シール
部材が設けられている手段としたことで、ケーシングと
回動部材が何らかの理由で偏心した場合においても、回
転軸に対して垂直となる面とケーシングとの間に設けら
れたシール部材の緊迫力になんら変化は生じないから、
クリアランス内への泥水やダスト等の侵入阻止機能の低
下を防止することができるようになるという追加の効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のロータリダンパの構成
のうち、主に油圧回路構成を説明するための概略図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態1のロータリダンパを示す
縦断面図(図3のC−C線における縦断面図)である。
【図3】図2のA−A’線における縦断面図である。
【図4】図2のB−B’線における横断面図である。
【図5】図2のA−B線における断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1のロータリダンパの構成
のうち減衰力発生手段部分を示す要部拡大断面図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態1のロータリダンパの車体
への取付状態を示す正面図である。
【図8】本発明の実施の形態1のロータリダンパの車体
への取付状態を示す要部拡大平面図である。
【図9】本発明の実施の形態1のロータリダンパの車体
への取付状態を示す要部拡大正面図である。
【図10】本発明の実施の形態1のロータリダンパの車
体への取付状態を示す要部拡大斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態2のロータリダンパを示
す縦断面図(図12のF−F線における縦断面図)であ
る。
【図12】図11のD−D線における拡大縦断面図であ
る。
【図13】図11のE−E線における拡大横断面図であ
る。
【図14】本発明の実施の形態2のロータリダンパの構
成のうち減衰力発生機構およびチェックバルブ部分の分
解斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態2のロータリダンパにお
ける構成部材の組立工程を説明するための斜視図であ
る。
【図16】本発明の実施の形態2のロータリダンパにお
ける構成部材の組立工程を説明するための斜視図であ
る。
【図17】本発明の実施の形態2のロータリダンパにお
ける構成部材の組立工程を説明するための断面図であ
る。
【図18】本発明の実施の形態2のロータリダンパにお
ける構成部材の組立工程を説明するための斜視図であ
る。
【図19】本発明の実施の形態2のロータリダンパにお
ける流体の充填状態を示す説明図である。
【図20】本発明の実施の形態2のロータリダンパのア
ッパリンクアームに対する取付状態を示す分解斜視図で
ある。
【図21】本発明の実施の形態2のロータリダンパのア
ッパリンクアームに対する取付状態を示す要部拡大断面
図である。
【図22】本発明の実施の形態3のロータリダンパを示
す縦断面図(図23のI−I線における縦断面図)であ
る。
【図23】図22のG−G線における拡大縦断面図であ
る。
【図24】図22のH−H線における拡大横断面図であ
る。
【図25】本発明の実施の形態4のロータリダンパを示
す要部の縦断面図である。
【図26】本発明の実施の形態4のロータリダンパにお
けるダストリングの平面図である。
【図27】本発明の実施の形態5のロータリダンパを示
す要部の縦断面図である。
【図28】本発明の実施の形態5のロータリダンパにお
ける座金の平面図である。
【図29】本発明の実施の形態6のロータリダンパを示
す要部拡大断面図である。
【図30】本発明の実施の形態7のロータリダンパを示
す要部の縦断面図である。
【図31】図30のJ−J線における拡大断面図であ
る。
【図32】本発明の実施の形態8のロータリダンパを示
す要部の縦断面図である。
【図33】本発明の実施の形態9のロータリダンパを示
す要部の縦断面図である。
【図34】本発明の実施の形態10のロータリダンパを
示す縦断面図(図35のM−M線における縦断面図)で
ある。
【図35】図34のK−K線における拡大縦断面図であ
る。
【図36】図34のL−L線における拡大横断面図であ
る。
【図37】本発明の実施の形態11のロータリダンパを
示す横断面図である。
【図38】従来例1のロータリダンパにおけるアッパリ
ンクアームに対する取付状態を示す平面図である。
【図39】従来例2のロータリダンパにおけるアッパリ
ンクアームに対する取付状態を示す平面図である。
【符号の説明】
RD ロータリダンパ A エア B 車体 C 第3の連通路 c クリアランス D 上部の連通路 E 第2の連通路 F バイパス流路 G エア抜き室 g1 下部流体溜め部 g2 上部空気溜め部 H 第2の連通路 O 粘性オイル(流体) R リザーバ室 Ra 上部空気室 Rb 下部流体室 SO シリコーンオイル 1 ケーシング 1a 貫通穴 1b 上部固定ベーン 1c 下部固定ベーン 1d 円形穴 1e 円形穴 1f 内側部 1g 環状溝 1h 半径方向穴 1i 半径方向穴 1j 注入孔 1k テーパ溝 1m 外側部 2a 揺動ベーン 2b 揺動ベーン 2a 揺動ベーン 2b 揺動ベーン 2c 回動軸心部 2d 装着溝 2e 装着溝 2f 装着溝 2g 装着溝 2h ボルト穴 2i ボルト穴 3 サイドカバー 3a 軸心穴 3b 軸心穴 3c 雌ねじ穴 3d ボルト穴 3e ボルト穴 3f テーパ係止部 3g テーパ係止部 3h フランジ部 3i 小径部 3j 環状部 4 ブラケット 4a 取付フランジ部 4b ボルト挿通穴 4c ボルト挿通穴 5 車体取付用ブッシュ 6 ブッシュベアリング 7 回転シール部材 8 ダストシール部材 9 ボルト・ナット 10 ボルト・ナット 11 摺動シール部材 12 板ばね 13 摺動シール部材 14 板ばね 15 第1の連通路 15a 上部の第1圧力室 15b 下部の第1圧力室 16 第1の連通路 16a 上部の第2圧力室 16b 下部の第2圧力室 19 上部貫通穴 19a 環状段部 19b 環状段部 20 下部貫通穴 21 上部連通溝 22 上部連通溝 23 下部連通溝 24 下部連通溝 25 コ字状穴 25a 上部空気室 25b 下部流体室 26a 伸側ディスクバルブ(減衰力発生手段) 26b 伸側オリフィス(減衰力発生手段) 27a 圧側ディスクバルブ(減衰力発生手段) 27b 圧側オリフィス(減衰力発生手段) 28 伸側チェックバルブ 29 圧側チェックバルブ 30 アッパリンクアーム 30a ホイール側取付用ブッシュ 30b 取付フランジ部 31 締結ボルト 32 ホイール 33 ナックル 34 ロアリンクアーム 35 サスペンションメンバ 36 サスペンションスプリング 37 バンパラバー 38 リバウンドストッパ 39 ボルト・ナット 40 ボルト・ナット 41 ボルト・ナット 42 ボルト・ナット 43 円筒状カラー 43a 拡大かしめ部 43b 拡大かしめ部 44a 拡大かしめ部 44b 拡大かしめ部 44 円筒状カラー 45 スラストプレート 46 スラストプレート 47 シールリング 48 シールリング 49 治具 49a 円盤状基台 49b 可動基盤 49c 緩衝スプリング 49d 支持突起 49e 支持突起 50 かしめ治具 50a かしめ用突起 50b かしめ用突起 51 ボールプラグ 52 バッフル部 52a 第1のバッフル部 52b 第2のバッフル部 53 座金 53a 打ち抜き穴 54 ダストリング

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングと該ケーシング内に相対回動可
    能に設けられた回動部材との間にケーシングと回動部材
    との相対回動に対し所定の減衰力を発生させる減衰力発
    生手段が設けられたロータリダンパにおいて、 前記回動部材の両端部にはケーシングの両端面より軸方
    向に突出する状態で連結部材と連結するための平面部が
    それぞれ形成されていることを特徴とするロータリダン
    パ。
  2. 【請求項2】前記両平面部を構成する部材とケーシング
    との相対摺動面にシール部材が設けられることにより、
    ケーシングと両平面部を構成する部材との間に流体が充
    填され、 前記減衰力発生手段が、ケーシングと回動部材との相対
    回動に伴う前記流体の流動抵抗および/または粘性抵抗
    によりケーシングと回動部材との相対回動に対し所定の
    減衰力を発生させるように構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のロータリダンパ。
  3. 【請求項3】前記ケーシング内に流体が充填された圧力
    室が形成され、 前記回動部材側には前記圧力室を仕切るベーンが設けら
    れ、 該ベーンで仕切られた室間を連通する連通流路が設けら
    れ、 前記減衰力発生手段が、前記連通流路に設けられていて
    流体の流通を制限的に許容する流動抵抗によりケーシン
    グと回動部材との相対回動に対し所定の減衰力を発生さ
    せるように構成され、 前記両平面部を構成する部材とベーンとが一体化されて
    いることを特徴とする請求項2に記載のロータリダン
    パ。
  4. 【請求項4】前記ベーンが複数設けられ、 該複数のベーンをそれぞれ軸方向に貫通するボルトによ
    り両平面部を構成する部材と各ベーンとがそれぞれ締結
    一体化されていることを特徴とする請求項3に記載のロ
    ータリダンパ。
  5. 【請求項5】前記ケーシングと両平面部を構成する部材
    との摺動部にベアリングが介装されていることを特徴と
    する請求項2〜4のいずれかに記載のロータリダンパ。
  6. 【請求項6】前記ケーシングと両平面部を構成する部材
    との摺動部は所定のクリアランスを持って構成され、 該クリアランス部には少なくとも1つのコーナー部をも
    って屈曲するバッフル部を有していることを特徴とする
    請求項2〜5のいずれかに記載のロータリダンパ。
  7. 【請求項7】前記ボルトがベーンおよび両平面部を構成
    する部材を貫通する状態で設けられ、 前記両平面部を構成する部材の外面にボルト締結用の座
    金を介装させ、 該座金の外周縁部によって前記バッフル部を構成させて
    いることを特徴とする請求項6に記載のロータリダン
    パ。
  8. 【請求項8】前記バッフル部の一部に排水部が設けら
    れ、 該排水部がロータリダンパの取り付け状態において最下
    部に設けられていることを特徴とする請求項6または7
    に記載のロータリダンパ。
  9. 【請求項9】前記両平面部を構成する部材の外周部側に
    前記バッフル部が形成され、 該バッフル部は前記回動部材の回転軸に対して垂直とな
    る面を有し、該垂直となる面とケーシングとの間に前記
    シール部材が設けられていることを特徴とする請求項6
    〜8のいずれかに記載のロータリダンパ。
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Cited By (6)

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