JPH0520922Y2 - - Google Patents

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JPH0520922Y2
JPH0520922Y2 JP13905787U JP13905787U JPH0520922Y2 JP H0520922 Y2 JPH0520922 Y2 JP H0520922Y2 JP 13905787 U JP13905787 U JP 13905787U JP 13905787 U JP13905787 U JP 13905787U JP H0520922 Y2 JPH0520922 Y2 JP H0520922Y2
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weights
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動変速機のシフトバルブ切換用
のガバナー圧を与えるガバナー装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種のガバナー装置としては、例えば
第6図〜第9図に示すようなものがある(実開昭
61−002756号、参照)。
すなわち、この装置は、軸方向に摺動自在なス
プール1を内蔵した回転シヤフト2の軸端にサポ
ート部材3を固着し、該サポート部材3に遠心回
転でガバナピン4を中心として外側に揺動する一
対のウエイト5,6を設け、該ウエイト5,6の
揺動による力を前記スプール1に加えて回転シヤ
フト2の回転数に応じたガバナー圧を発生させる
もので、前記一対のウエイト5,6の一方の板厚
を他方のそれと異ならせると共に、板厚の薄い方
のウエイト5と前記サポート部材3との間に前記
ガバナピン4を介してバランス部材7を固定する
ようにしたものである。
(この考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のガバナー装置
にあつては、ウエイトのアンバランスを修正する
ために、サポート部材の内側にバランス部材を専
用に設けるようになつていたため、第10図に示
すように、急加減速時にバランス部材7と、ウエ
イト5の揺動(矢印A、参照)により発生するイ
ナーシヤ(矢印F,F′、参照)をサポート部材3
が全て受けるようになるので、サポート部材3の
強度が低下するという問題点があつた。また、ア
ンバランスを修正するために専用のバランス部材
7を設けているため、コストも上昇するという問
題点もあつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は、このような従来の問題点を鑑みて
なされたものであつて、急加減速時にサポート部
材の強度を確保することができ、かつコストの低
減を図つたガバナー装置を提供することを目的と
している。
この目的を達成するために、この考案は、軸方
向に摺動自在なスプールを内蔵した回転シヤフト
の軸端にサポート部材を固着し、該サポート部材
に遠心回転でガバナピンを中心として外側に揺動
する一対のウエイトを設け、該ウエイトの揺動に
より力を前記スプールに加えて圧力を発生させる
とともに、前記サポート部材の上端に前記ガバナ
ピンにより固定され前記回転シヤフトの上端側抜
け止めとなるストツパを設けたガバナー装置にお
いて、前記一対のウエイトのウエイトバランスを
異ならせるとともに前記ストツパにバランスウエ
イト部を一体に設け、かつストツパを前記サポー
ト部材の外側となるように設置したものである。
(作用) この考案においては、ストツパにバランスウエ
イト部を設け、かつストツパをサポート部材の外
側に配置するようにしたため、車両の急加減速時
にサポート部材に対して発生するウエイトイナー
シヤのつり合いをとることができ、サポート部材
の強度を確保することができる。また、ストツパ
はウエイトバランス機能を兼ねているので、別部
材としてバランス部材を設ける必要がなくコスト
を低減することができる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図〜第4図はこの考案の一実施例を示す図
である。
まず、構成を説明すると、第1図において、1
1はガバナ本体となるスリーブ(回転シヤフト)
であり、スリーブ11に一体形成したスプール穴
12には、ガバナスプール13を軸方向に摺動自
在に挿嵌している。また、スリーブ11に嵌合す
る軸14の外周にはギア15が設けられ、自動変
速機の出力回転伝達部に設けたギヤに噛合されて
おり、車輪の回転数に応じてスリーブ11を回転
する。
スリーブ11の上側には、左右に開いた箱形の
サポート16が固定され、相対したサポート辺1
6aの間には一対のガバナピン17を挿入して両
端のカシメ等でつぶして抜け止めし、各ガバナピ
ン17にはセカンダリーウエイト18及びプライ
マーウエイト19,19′のそれぞれの一端を軸
支しており、一対のセカンダリーウエイト18及
び一対のプライマーウエイト19,19′のそれ
ぞれは、ガバナピン17を回転軸として回転自在
に装着されている。セカンダリーウエイト18に
一体成形した支持部18aとプライマーウエイト
19,19′に一体成形した支持部19aの間に
は、荷重設定用のスプリング20が設けられてお
り、スリーブ11の回転に伴つて発生する遠心力
に応じてプライマーウエイト19,19′及びセ
カンダリーウエイト18がスプリング20を介し
て相互に連係し、ガバナピン17を回転軸として
外側に押し拡げる方向に回動してガバナスプール
13を下側に押し下げる。
21は所定の液圧が与えられる入口室であり、
スリーブ11の回転に伴う遠心力でプライマーウ
エイト19,19′及びセカンダリーウエイト1
8を外側に押し拡げる方向に回動させてガバナス
プール13を下側に押し込むことにより入口室2
1を調圧室22に連通し、調圧室22の液圧制御
を開始する。この調圧室22の液圧は、出口室2
3を介して自動変速機のシフトバルブ系に与えら
れる。
ここで、右側に位置するプライマーウエイト1
9は左側に位置するプライマーウエイト19′の
それよりも肉厚に形成され、したがつて重くなる
ように設定されており、このウエイトバランスの
相違を相殺するようにストツパ24にウエイトバ
ランス部25を設けている。ストツパ24はサポ
ート部材16の上端にガバナピン17により取り
付けられ、スリーブ11の上端側抜け止めとなる
ものであり、ここでは第4図に示すような形状を
有している。すなわち、ストツパ24には下方に
突出するウエイトバランス部25が一体形成され
ており、このウエイトバランス部25で左右ウエ
イトのアンバランスを相殺するようにしている。
換言すれば、ストツパ24はウエイトバランス機
能を兼ねている。そして、ストツパ24は、第1
図〜第3図に示すように、サポート部材16の外
側になるように配置されている。
次に、作用を説明する。
車両の急加減速時には、第5図に示すようにプ
ライマーウエイト19′、およびストツパ24は
ともに矢印Aで示す方向に揺動する。この場合、
ストツパ24はサポート部材16の外側に配置さ
れているため、ストツパ24のサポート部材16
にかかる力は矢印Bおよび矢印Cでそれぞれ示す
方向に作用する。一方、プライマーウエイト1
9′のサポート部材16にかかる力は矢印Dおよ
び矢印Eでそれぞれ示す方向に作用する。
この場合、矢印B、矢印Dとでそれぞれ示す力
および矢印Cと矢印Eとでそれぞれ示す力は互い
に作用方向が逆であり、力がつり合う。したがつ
て、サポート部材16には従来例のように一方向
にのみウエイトナーシヤが作用しないので、強度
を充分確保することができる。
また、ストツパ24にはバランスウエイト部1
6が一体に形成されており、バランスウエイト機
能を兼ねているので、ウエイトバランス部材を別
途設ける必要がなく、コストを低減することがで
きる。
(考案の効果) 以上説明したきたように、この考案によれば、
サポート部材にかかる力をつり合いがとれるよう
にしたため、車両の急加減速時のサポート部材の
強度を充分確保することができる。また、ストツ
パはウエイトバランス機能を兼ねているので、コ
ストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図および第3図はストツパの取付構造を示す各
図、第4図はストツパの斜視図、第5図は作用説
明図、第6図は従来例を示す断面図、第7図は第
6図のK−K矢視図、第8図は第6図のJ−J矢
視図、第9図はバランス部材の斜視図、第10図
は問題点を説明するための説明図である。 11……スリーブ(回転シヤフト)、13……
スプール、16……サポート部材、17……ガバ
ナピン17、19,19′……プライマーウエイ
ト、24……ストツパ、25……バランスウエイ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向に摺動自在なスプールを内蔵した回転シ
    ヤフトの軸端にサポート部材を固着し、該サポー
    ト部材に遠心回転でガバナピンを中心として外側
    に揺動する一対のウエイトを設け、該ウエイトの
    揺動による力を前記スプールに加えて圧力を発生
    させるとともに、前記サポート部材の上端に前記
    ガバナピンにより固定され前記回転シヤフトの上
    端側抜け止めとなるストツパを設けたガバナー装
    置において、前記一対のウエイトのウエイトバラ
    ンスを異ならせるとともに前記ストツパにバラン
    スウエイト部を一体に設け、かつストツパを前記
    サポート部材の外側となるように設置したことを
    特徴とするガバナー装置。
JP13905787U 1987-09-11 1987-09-11 Expired - Lifetime JPH0520922Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13905787U JPH0520922Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13905787U JPH0520922Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11

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Publication Number Publication Date
JPS6443252U JPS6443252U (ja) 1989-03-15
JPH0520922Y2 true JPH0520922Y2 (ja) 1993-05-28

Family

ID=31401962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13905787U Expired - Lifetime JPH0520922Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11

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JPS6443252U (ja) 1989-03-15

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