JPH0650004A - 防護用ネット,シートの連結具 - Google Patents
防護用ネット,シートの連結具Info
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- JPH0650004A JPH0650004A JP23990492A JP23990492A JPH0650004A JP H0650004 A JPH0650004 A JP H0650004A JP 23990492 A JP23990492 A JP 23990492A JP 23990492 A JP23990492 A JP 23990492A JP H0650004 A JPH0650004 A JP H0650004A
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Abstract
(57)【要約】
[目的]建築現場等に張り巡らす防護用ネット,シート
を効率的に連結し或いは足場に簡単に止め付けられるよ
うにした連結具。 [構成]帯板状をなす基板2の一面若しくは両面に間隔
をおいて先端部に係止部6を備え且つこの係止部を縮径
可能にした係合部3を立設してなり、防護用ネット4等
の縁部に設ける透孔5に上記係合部3を突き入れること
によって衝き合わせにした防護用ネット等相互を連結
し、また係合部3をすぼめて係止部6の係合を外すこと
によって連結状態を解除できるようにしてなる防護用ネ
ット,シートの連結具。
を効率的に連結し或いは足場に簡単に止め付けられるよ
うにした連結具。 [構成]帯板状をなす基板2の一面若しくは両面に間隔
をおいて先端部に係止部6を備え且つこの係止部を縮径
可能にした係合部3を立設してなり、防護用ネット4等
の縁部に設ける透孔5に上記係合部3を突き入れること
によって衝き合わせにした防護用ネット等相互を連結
し、また係合部3をすぼめて係止部6の係合を外すこと
によって連結状態を解除できるようにしてなる防護用ネ
ット,シートの連結具。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物等の建設現場の安
全管理の上から張り巡らす防護用ネット,防護用シート
を繋ぎ合わせる場合に使用される連結具に関する。
全管理の上から張り巡らす防護用ネット,防護用シート
を繋ぎ合わせる場合に使用される連結具に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】家屋の建築やビルの建設に
おいては多くの資材が持込まれ、これらが高所において
取扱われることから作業現場の周辺は物の落下する危険
が極めて高くなっている。このため一般に建築現場等で
は現場を囲む足場を利用してその周囲に防護用ネットや
防護用のシートを張り巡して資材や作業用具が外に落下
するのを防止している。この防護用ネットや防護用シー
トは予め所定の大きさに作られており、建築現場の広さ
に合わせてネット或いはシート同志を繋いで幕状に構成
し作業場周囲の全体を囲むようにしている。従来この場
合のネット或いはシートの繋ぎは針金を利用するのが普
通であり、ネットやシートの縁部に予め取付けておく鳩
目型の金属環に針金を通して結び合わせ、また足場の支
柱に沿ったところでこの針金の端を支柱に巻付けて固定
し、足場の外側に沿って張り巡らすようにしている。こ
の針金による繋ぎ合わせは、針金が自由に曲げられ、ま
た長さを自由に選択できることから条件が変化する場合
にも容易に対応することができ、便利に利用できるが、
多数箇所で連結する場合にはその都度折り曲げ、捻じっ
て結び合わせなければならないことから極めて厄介な作
業となる。ことにビルの建設現場のように広い面積を被
う場合には多数のネット,シートを使用することから何
千、何万箇所に及ぶ結び合わせが必要となり、作業に要
する労力は極めて大きなものとなる。しかも針金による
場合にはネット,シートの連結を解く場合縒り合わせを
戻さなければならないことから、その作業は取付けを上
回る困難を伴うものとなっている。
おいては多くの資材が持込まれ、これらが高所において
取扱われることから作業現場の周辺は物の落下する危険
が極めて高くなっている。このため一般に建築現場等で
は現場を囲む足場を利用してその周囲に防護用ネットや
防護用のシートを張り巡して資材や作業用具が外に落下
するのを防止している。この防護用ネットや防護用シー
トは予め所定の大きさに作られており、建築現場の広さ
に合わせてネット或いはシート同志を繋いで幕状に構成
し作業場周囲の全体を囲むようにしている。従来この場
合のネット或いはシートの繋ぎは針金を利用するのが普
通であり、ネットやシートの縁部に予め取付けておく鳩
目型の金属環に針金を通して結び合わせ、また足場の支
柱に沿ったところでこの針金の端を支柱に巻付けて固定
し、足場の外側に沿って張り巡らすようにしている。こ
の針金による繋ぎ合わせは、針金が自由に曲げられ、ま
た長さを自由に選択できることから条件が変化する場合
にも容易に対応することができ、便利に利用できるが、
多数箇所で連結する場合にはその都度折り曲げ、捻じっ
て結び合わせなければならないことから極めて厄介な作
業となる。ことにビルの建設現場のように広い面積を被
う場合には多数のネット,シートを使用することから何
千、何万箇所に及ぶ結び合わせが必要となり、作業に要
する労力は極めて大きなものとなる。しかも針金による
場合にはネット,シートの連結を解く場合縒り合わせを
戻さなければならないことから、その作業は取付けを上
回る困難を伴うものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は、かような
従来の問題点に鑑み開発されたもので、その目的とする
ところは張り巡らす防護用ネット或いはシートの縁に沿
って予め設けられる透孔に対して単に差し通す作業によ
って、ネット同志或いはシート同志の繋ぎ合わせが出
来、またこの差し通しを引き抜くことで繋ぎ合わせを解
けるようにした防護用ネット,シートの連結具を提供し
ようとするものである。また、本発明は上記防護用ネッ
ト,シート相互の繋ぎ合わせの作業に併せてこれらネッ
ト,シートを張り付ける足場の構成体、つまり金属製パ
イプ材に止着し一体に止め付けられるようにした防護用
ネット,シートの連結具を提供せんとするものである。
従来の問題点に鑑み開発されたもので、その目的とする
ところは張り巡らす防護用ネット或いはシートの縁に沿
って予め設けられる透孔に対して単に差し通す作業によ
って、ネット同志或いはシート同志の繋ぎ合わせが出
来、またこの差し通しを引き抜くことで繋ぎ合わせを解
けるようにした防護用ネット,シートの連結具を提供し
ようとするものである。また、本発明は上記防護用ネッ
ト,シート相互の繋ぎ合わせの作業に併せてこれらネッ
ト,シートを張り付ける足場の構成体、つまり金属製パ
イプ材に止着し一体に止め付けられるようにした防護用
ネット,シートの連結具を提供せんとするものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明連結具は帯板状
をなす基板を母体とし、その一面若しくは両面に対をな
す係合部を立設してなるものである。対をなす上記係合
部は防護用ネット或いは防護用シートの縁部同志を衝き
合わせに揃えたとき、この両ネット,シートの縁部に各
形成する透孔間の距離に合わせた間隔をおいて立設され
る。そして、各係合部は上記透孔に挿通可能な軸径に形
成すると共に先端部には縮径可能な係止部を設け、防護
用ネット等の連結時には透孔にこの係止部を無理に挿通
させて掛け止めネット同志を連結せしめるものであり、
また連結解除時には係止部をすぼめて透孔から引き抜
き、繋ぎ合わせを解くものとなっている。ところで、上
記係合部は形状を一つに限定されるものではないが、一
例として短尺な円柱状に形成し、この先端部に先端を先
細りにした円錐形若しくは円錐台形状の膨径部を形成
し、これを係止部とする一方、この係合部の先端部から
縦のスリットを設けて2つ割りとすることによって縮径
可能な係合部を得ることができる。この係合部は上記縦
のスリットを縮径幅として透孔に対する挿入時には分割
された両片を寄り合わせて係止部を縮径させ容易に係止
させる一方、抜き取り時にも同様にして縮径させ引き抜
くことができる。次に、本発明を図示する実施例につい
て詳述し、その特徴を明らかにする。
をなす基板を母体とし、その一面若しくは両面に対をな
す係合部を立設してなるものである。対をなす上記係合
部は防護用ネット或いは防護用シートの縁部同志を衝き
合わせに揃えたとき、この両ネット,シートの縁部に各
形成する透孔間の距離に合わせた間隔をおいて立設され
る。そして、各係合部は上記透孔に挿通可能な軸径に形
成すると共に先端部には縮径可能な係止部を設け、防護
用ネット等の連結時には透孔にこの係止部を無理に挿通
させて掛け止めネット同志を連結せしめるものであり、
また連結解除時には係止部をすぼめて透孔から引き抜
き、繋ぎ合わせを解くものとなっている。ところで、上
記係合部は形状を一つに限定されるものではないが、一
例として短尺な円柱状に形成し、この先端部に先端を先
細りにした円錐形若しくは円錐台形状の膨径部を形成
し、これを係止部とする一方、この係合部の先端部から
縦のスリットを設けて2つ割りとすることによって縮径
可能な係合部を得ることができる。この係合部は上記縦
のスリットを縮径幅として透孔に対する挿入時には分割
された両片を寄り合わせて係止部を縮径させ容易に係止
させる一方、抜き取り時にも同様にして縮径させ引き抜
くことができる。次に、本発明を図示する実施例につい
て詳述し、その特徴を明らかにする。
【0005】
【実施例1】図1から図6までは本発明に係る連結具の
第1の実施例を示したものである。図1は連結具の正面
図、図2は平面図、図3は右側面図で、図4は使用状態
における中央縦断正面図である。この実施例における連
結具1は所要の剛性と弾性を有した熱可塑性の合成樹
脂、例えばポリエチレン等を素材に一体成形され、母体
となる基板2は所要板厚を有した帯板状に形成してその
一面から一対の係合部3,3を立設している。
第1の実施例を示したものである。図1は連結具の正面
図、図2は平面図、図3は右側面図で、図4は使用状態
における中央縦断正面図である。この実施例における連
結具1は所要の剛性と弾性を有した熱可塑性の合成樹
脂、例えばポリエチレン等を素材に一体成形され、母体
となる基板2は所要板厚を有した帯板状に形成してその
一面から一対の係合部3,3を立設している。
【0006】係合部3,3は連結する防護用ネット4,
4の縁部を衝き合わせに揃えたとき、この縁部に沿って
設ける透孔5,5間の距離より広い間隔を設けて立設し
てある。勿論、この係合部間の間隔はネット同志を繋ぎ
合わせる上においてネットの縁部間が開きすぎたり、或
いは重なり過ぎない範囲で自由に設定できるものであっ
て厳格に限定されるものではない。この係合部は透孔5
を貫き通せる短尺な円柱状に形成してあり、先端部には
略円錐台形状をなす膨径させた係止部6が設けてある。
そして、係止部6の先端部から軸基端に向けて縦のスリ
ット7を設け、2片に分割してある。
4の縁部を衝き合わせに揃えたとき、この縁部に沿って
設ける透孔5,5間の距離より広い間隔を設けて立設し
てある。勿論、この係合部間の間隔はネット同志を繋ぎ
合わせる上においてネットの縁部間が開きすぎたり、或
いは重なり過ぎない範囲で自由に設定できるものであっ
て厳格に限定されるものではない。この係合部は透孔5
を貫き通せる短尺な円柱状に形成してあり、先端部には
略円錐台形状をなす膨径させた係止部6が設けてある。
そして、係止部6の先端部から軸基端に向けて縦のスリ
ット7を設け、2片に分割してある。
【0007】スリット7は透孔5に係合部3を通すと
き、及び透孔から引き抜くとき膨径した係止部6を縮小
させるためのものであり、この実施例では対立する如く
立設する両係合部においてそれぞれ中心位置より外側に
偏在した位置に切込み形成し内側の片3aを肉厚に、そ
して外側の片3bを肉薄にして一方に剛性を、他方に撓
み性を付与してあり、撓み性を付与した片3bの先端に
は揺動操作するための操作片8を設けるようにしてあ
る。
き、及び透孔から引き抜くとき膨径した係止部6を縮小
させるためのものであり、この実施例では対立する如く
立設する両係合部においてそれぞれ中心位置より外側に
偏在した位置に切込み形成し内側の片3aを肉厚に、そ
して外側の片3bを肉薄にして一方に剛性を、他方に撓
み性を付与してあり、撓み性を付与した片3bの先端に
は揺動操作するための操作片8を設けるようにしてあ
る。
【0008】図中9は上記構成に係る連結具1を建設現
場の足場を構成する金属製パイプ材10に止め付けるた
めの固定具であり、11はこの固定具に一体に設ける止
着部である。固定具9は合成樹脂素材をもって湾形状に
形成し、端部を開くことによってパイプ材10に弾力的
に挟み付けて止め付けられるようにしてあり、T字形を
なす止着部11はこの固定具の略中央部の外側面に起立
する如く設けてある。止着部11は前記連結具1の基板
2の中央部に一条のスリットとして形成される貫通穴1
2に挿通し、掛け止めるもので、上端の係止片11aは
貫通穴12を漸く通り抜けられる横長の棒状に形成して
通過後90度向きを変えることで引き抜き不能に掛け止
められるようにしてある。
場の足場を構成する金属製パイプ材10に止め付けるた
めの固定具であり、11はこの固定具に一体に設ける止
着部である。固定具9は合成樹脂素材をもって湾形状に
形成し、端部を開くことによってパイプ材10に弾力的
に挟み付けて止め付けられるようにしてあり、T字形を
なす止着部11はこの固定具の略中央部の外側面に起立
する如く設けてある。止着部11は前記連結具1の基板
2の中央部に一条のスリットとして形成される貫通穴1
2に挿通し、掛け止めるもので、上端の係止片11aは
貫通穴12を漸く通り抜けられる横長の棒状に形成して
通過後90度向きを変えることで引き抜き不能に掛け止
められるようにしてある。
【0009】上記構成された連結具1は縁部を衝き合わ
せに揃えた一方の防護用ネット4の透孔5に一方の係合
部3を臨ませ押し込むことでこれに係止し、他方の係合
部3を同じく他方の防護用ネット4に設ける透孔5に押
込むことで係止し防護用ネット双方を連結することがで
きるものとなっている。
せに揃えた一方の防護用ネット4の透孔5に一方の係合
部3を臨ませ押し込むことでこれに係止し、他方の係合
部3を同じく他方の防護用ネット4に設ける透孔5に押
込むことで係止し防護用ネット双方を連結することがで
きるものとなっている。
【0010】図4は上記両係合部3,3の係止によって
衝き合わせに揃えた防護用ネット同志を連結した状態を
示したものである。透孔5,5に各係入した係合部3,
3は一旦スリット7を利用してすぼめた係止部6を透孔
の反対側で拡張させることによって係止状態を確保する
ことになる。尚、スリット7で分割された上記係合部は
肉厚にして剛性を大きくした片3aをネットの縁部側の
透孔の縁に掛け止めネットが引っ張られたとき充分な係
止力を発揮できるようにしてある。ところで、図示する
ように防護ネット4に設ける透孔5には孔径を確保する
金属製の鳩目環13を装着して前記係合部の係止状態が
安定するようにしてある。
衝き合わせに揃えた防護用ネット同志を連結した状態を
示したものである。透孔5,5に各係入した係合部3,
3は一旦スリット7を利用してすぼめた係止部6を透孔
の反対側で拡張させることによって係止状態を確保する
ことになる。尚、スリット7で分割された上記係合部は
肉厚にして剛性を大きくした片3aをネットの縁部側の
透孔の縁に掛け止めネットが引っ張られたとき充分な係
止力を発揮できるようにしてある。ところで、図示する
ように防護ネット4に設ける透孔5には孔径を確保する
金属製の鳩目環13を装着して前記係合部の係止状態が
安定するようにしてある。
【0011】この連結具は上述の方法によって防護用ネ
ットに設ける透孔5に次々と係合部3を係入してネット
同志を繋ぎ合わせることになる。そして、適当な位置に
おいてパイプ材10に固定する場合には、上記繋ぎ合わ
せに使った連結具1の貫通穴12に固定具9の止着部1
1を貫き通して掛け止め、これを近傍に渡るパイプ材1
0に嵌め付けることによって止め付けることになる。
ットに設ける透孔5に次々と係合部3を係入してネット
同志を繋ぎ合わせることになる。そして、適当な位置に
おいてパイプ材10に固定する場合には、上記繋ぎ合わ
せに使った連結具1の貫通穴12に固定具9の止着部1
1を貫き通して掛け止め、これを近傍に渡るパイプ材1
0に嵌め付けることによって止め付けることになる。
【0012】一方、この様にして防護ネット同志を複数
個の連結具を使って連結し、更にはその中の適当なもの
に固定具9を取付け、この固定具を介してパイプ材10
に止め付け張り付けを行ったものにおいて、連結を解く
場合には透孔5に差し通した係合部の先端をすぼめて係
止部6の係合を外せば簡単に繋ぎ合わせを解除すること
ができる。
個の連結具を使って連結し、更にはその中の適当なもの
に固定具9を取付け、この固定具を介してパイプ材10
に止め付け張り付けを行ったものにおいて、連結を解く
場合には透孔5に差し通した係合部の先端をすぼめて係
止部6の係合を外せば簡単に繋ぎ合わせを解除すること
ができる。
【0013】操作片8はこの係合を解除するとき利用す
るもので、操作片をスリット7側に倒して撓み性を付与
した片3bを他方の片3aに寄り合わせることにより係
止部6を縮少させ透孔5からの引き抜きを助けることに
なる。勿論、上記連結具は連結の解除によって破損する
ことがないので、そのまゝ再使用することができること
は言うまでもない。
るもので、操作片をスリット7側に倒して撓み性を付与
した片3bを他方の片3aに寄り合わせることにより係
止部6を縮少させ透孔5からの引き抜きを助けることに
なる。勿論、上記連結具は連結の解除によって破損する
ことがないので、そのまゝ再使用することができること
は言うまでもない。
【0014】尚、この実施例では基板2の片面に係合部
3を立設する場合について説明したが、他面に同じく係
合部を立設することを妨げるものではなく両面に一対宛
設けても、また一対の係合部のうちその一方を一面に、
他方を他面に設けても本発明を有効に実施できることは
説明するまでもないことである。
3を立設する場合について説明したが、他面に同じく係
合部を立設することを妨げるものではなく両面に一対宛
設けても、また一対の係合部のうちその一方を一面に、
他方を他面に設けても本発明を有効に実施できることは
説明するまでもないことである。
【0015】
【実施例2】図7乃至図8は金属板を素材に成形した本
発明連結具の第2の実施例を示したものである。図面に
示す符号14,15は連結具を構成する一対の連結片で
ある。連結片14,15はバンド状をなす金属板からな
り、共に長さの途中を半円形状に屈曲させて抱持部1
6,17を形成している。そして、一方の連結片14の
両端部18,18には舌状の係入片19,19を設け、
他方の連結片15の端部20,20には上記係入片19
に対応させてスリット状の係入孔21,21を設けてあ
る。
発明連結具の第2の実施例を示したものである。図面に
示す符号14,15は連結具を構成する一対の連結片で
ある。連結片14,15はバンド状をなす金属板からな
り、共に長さの途中を半円形状に屈曲させて抱持部1
6,17を形成している。そして、一方の連結片14の
両端部18,18には舌状の係入片19,19を設け、
他方の連結片15の端部20,20には上記係入片19
に対応させてスリット状の係入孔21,21を設けてあ
る。
【0016】抱持部16,17は双方の連結片14,1
5を向かい合わせに寄り合わせたとき円形に組合って足
場のパイプ材10を抱き込める大きさに形成してあり、
この抱持部から各延設される端部18と端部20は防護
用ネット4に設けられる透孔5にその縁部側から届く長
さに形成してある。そして、端部20に形成される係入
孔21は端部18の端縁に対応した位置に開設し舌状の
係入片19の基端まで差し込めるようにしてある。
5を向かい合わせに寄り合わせたとき円形に組合って足
場のパイプ材10を抱き込める大きさに形成してあり、
この抱持部から各延設される端部18と端部20は防護
用ネット4に設けられる透孔5にその縁部側から届く長
さに形成してある。そして、端部20に形成される係入
孔21は端部18の端縁に対応した位置に開設し舌状の
係入片19の基端まで差し込めるようにしてある。
【0017】この2つの連結片14,15からなる連結
具は縁部を衝き合わせにした防護用ネット4,4の間に
その一面側から一方の連結片14を添わせ両端の係入片
19,19をネットの透孔5,5に差し通し、次ぎに他
面側から他方の連結片15を添わせて上記透孔に通した
係入片19を係入孔21に差し通し折り曲げることでネ
ット同志を連結することができるものとなっている。
具は縁部を衝き合わせにした防護用ネット4,4の間に
その一面側から一方の連結片14を添わせ両端の係入片
19,19をネットの透孔5,5に差し通し、次ぎに他
面側から他方の連結片15を添わせて上記透孔に通した
係入片19を係入孔21に差し通し折り曲げることでネ
ット同志を連結することができるものとなっている。
【0018】この作業に当たって一方の連結片14は両
端の係入片19を基端部で直角に折り曲げ、他方の連結
片15に向けて予め起立した状態に保っておき、この姿
で両係入片19を透孔5に差し通し、次ぎに反対側から
添わせる連結片15の各係入孔21にそのまゝ突き入れ
係入させるようにすると容易に連結作業を行うことがで
きる。このとき、両連結片の抱持部16,17でパイプ
材10を挟み付け、抱え込ませるようにするればよい。
係入孔21に通した上記係入片19は基端部で折り曲
げ、端部20に添わせて止め付けを完了することにな
る。
端の係入片19を基端部で直角に折り曲げ、他方の連結
片15に向けて予め起立した状態に保っておき、この姿
で両係入片19を透孔5に差し通し、次ぎに反対側から
添わせる連結片15の各係入孔21にそのまゝ突き入れ
係入させるようにすると容易に連結作業を行うことがで
きる。このとき、両連結片の抱持部16,17でパイプ
材10を挟み付け、抱え込ませるようにするればよい。
係入孔21に通した上記係入片19は基端部で折り曲
げ、端部20に添わせて止め付けを完了することにな
る。
【0019】図8はこの連結具による連結完了状態を示
したもので、パイプ材10を挟んで縁部を衝き合わせた
2枚のネット4は透孔5に通した係入片19によって止
め付けられ、また抱持部16,17でパイプ材10を抱
き込むことからこれに一体に止め付けられることにな
る。
したもので、パイプ材10を挟んで縁部を衝き合わせた
2枚のネット4は透孔5に通した係入片19によって止
め付けられ、また抱持部16,17でパイプ材10を抱
き込むことからこれに一体に止め付けられることにな
る。
【0020】尚、図示の実施例では一方の連結片14の
両端部に係入片19を、他方の連結片15の両端部に係
入孔21を各形成するようにしたが、連結片の一方の端
部に係入片19を、他方の端部に係入孔21を設けるよ
うにしてもよく、これによると2つの連結片14,15
を同一にすることができるので製造面で、また管理の面
で有利になる。
両端部に係入片19を、他方の連結片15の両端部に係
入孔21を各形成するようにしたが、連結片の一方の端
部に係入片19を、他方の端部に係入孔21を設けるよ
うにしてもよく、これによると2つの連結片14,15
を同一にすることができるので製造面で、また管理の面
で有利になる。
【0021】
【実施例3】次に、図9乃至図10は本発明の第3の実
施例を示したものである。この実施例に示す連結具はパ
イプ材10に対し防護用ネット4の縁部を縛り付けるも
のとして示してある。連結片22は金属板をバンド状に
切り出し形成してあり、全体を環状に屈曲させ、その一
方の端部23の先端に舌状の係入片24を延設し、他端
25に上記係入片24を受け行ける係入孔26を開設し
てある。
施例を示したものである。この実施例に示す連結具はパ
イプ材10に対し防護用ネット4の縁部を縛り付けるも
のとして示してある。連結片22は金属板をバンド状に
切り出し形成してあり、全体を環状に屈曲させ、その一
方の端部23の先端に舌状の係入片24を延設し、他端
25に上記係入片24を受け行ける係入孔26を開設し
てある。
【0022】この連結具は、始めにパイプ材10に巻付
け、次ぎに一方の端部23に設ける係入片24を基端部
において直角状に折り曲げ、防護用ネット4の透孔5に
差し通し、次ぎにそのまゝ他端に設ける係入孔26に差
し通して再び直角状に折り曲げ他端の面に揃えることに
よって止め付けを完了する。
け、次ぎに一方の端部23に設ける係入片24を基端部
において直角状に折り曲げ、防護用ネット4の透孔5に
差し通し、次ぎにそのまゝ他端に設ける係入孔26に差
し通して再び直角状に折り曲げ他端の面に揃えることに
よって止め付けを完了する。
【0023】この連結具は金属板を素材とすることから
係入片24を係入孔26に差し通したのち単に折り曲げ
ることで止め付け状態を維持することができることから
簡単に防護用ネットをパイプ材に止め付けられると共
に、係入片24の折り曲げを戻すことによって簡単に外
すことができ容易且つ迅速に作業ができる利点がある。
勿論、再使用が可能であり経済性にも優れる利点があ
る。
係入片24を係入孔26に差し通したのち単に折り曲げ
ることで止め付け状態を維持することができることから
簡単に防護用ネットをパイプ材に止め付けられると共
に、係入片24の折り曲げを戻すことによって簡単に外
すことができ容易且つ迅速に作業ができる利点がある。
勿論、再使用が可能であり経済性にも優れる利点があ
る。
【0024】
【発明の効果】以上本発明を実施例に基づき詳述した
が、本発明連結具によれば、防護用ネット或いは防護用
シートの縁部に沿って設けられる透孔に対して係合部を
単に突き入れるだけで、また係入片を突き通して折り曲
げるだけで簡単に係止することができることから極めて
容易に連結することができ、また係合部の先端をすぼめ
ることによって、或いは折り曲げを戻すことによって連
結を簡単に外すことができ頗る作業性に優れる利点があ
る。また再使用が可能であることから経済性に優れる利
点がある。
が、本発明連結具によれば、防護用ネット或いは防護用
シートの縁部に沿って設けられる透孔に対して係合部を
単に突き入れるだけで、また係入片を突き通して折り曲
げるだけで簡単に係止することができることから極めて
容易に連結することができ、また係合部の先端をすぼめ
ることによって、或いは折り曲げを戻すことによって連
結を簡単に外すことができ頗る作業性に優れる利点があ
る。また再使用が可能であることから経済性に優れる利
点がある。
【図1】第1の実施例における連結具の正面図。
【図2】連結具の平面図。
【図3】連結具の右側面図。
【図4】縁部を衝き合わせた防護用ネットを連結した状
態を示す中央縦断正面図。
態を示す中央縦断正面図。
【図5】連結具と固定具の関係を説明する斜視図。
【図6】連結具と固定具の結合関係並びにパイプ材に対
する固定具の取付き状態を説明する正面図。
する固定具の取付き状態を説明する正面図。
【図7】第2の実施例における分解斜視図。
【図8】第2の実施例における使用状態を説明する一部
断面とした平面図。
断面とした平面図。
【図9】第3の実施例における使用状態を説明する斜視
図。
図。
【図10】第3の実施例における使用状態の一部断面と
した平面図である。
した平面図である。
1 連結具 2 基板 3 係合部 3a,3b 係合部を構成する片 4 防護用ネット 5 透孔 6 係止部 7 スリット 8 操作片 10 パイプ材
Claims (6)
- 【請求項1】 帯板状基板の一面若しくは両面に対をな
す係合部を所要の間隔をおいて立設し、該係合部の先端
部に縮径可能な係止部を設けてなることを特徴とした防
護用ネット,シートの連結具。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、係合部は短尺
な軸状に形成して先端部外周面を膨径させて係止部とす
ると共に、該先端部から縦のスリットを設けて上記係止
部を縮径可能にしてなることを特徴とした防護用ネッ
ト,シートの連結具。 - 【請求項3】 請求項2の記載において、係合部は縦の
スリットにより分割される一方の片の先端から係合解除
の操作片を延設してなることを特徴とした防護用ネッ
ト,シートの連結具。 - 【請求項4】 請求項2の記載において、帯板状基板に
は中央部に一条のスリット状をなす貫通穴を形成し、他
方足場を構成するパイプ材に対して巻き付ける如く止着
する固定具には外周面からT字形の止着部を立設して該
止着部を上記貫通穴に係合させ前記基板を固定具に止め
付けるようにしてなる防護用ネット,シートの連結具。 - 【請求項5】 請求項1の記載において、帯板状基板及
びこれより立設される係合部を合成樹脂を素材にして一
体に形成してなることを特徴とした防護用ネット,シー
トの連結具。 - 【請求項6】 長さ方向を揃えて対面する一対の金属製
帯板材製の連結片からなり、該連結片の各長さの途中に
半円弧状に屈曲させて抱持部を形成する一方、両連結片
の端部には向い合ったいずれか一方に係入片を他方に係
入孔を各形成してなることを特徴とした防護用ネット,
シートの連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4239904A JP3014220B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 防護用ネット,シートの連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4239904A JP3014220B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 防護用ネット,シートの連結具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650004A true JPH0650004A (ja) | 1994-02-22 |
JP3014220B2 JP3014220B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=17051584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4239904A Expired - Fee Related JP3014220B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 防護用ネット,シートの連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014220B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013204246A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Sanyoo Chemical:Kk | 防護シート用連結具 |
JP2020518738A (ja) * | 2016-11-23 | 2020-06-25 | エムアールエム エイチケー リミテッド | ファスナアセンブリ、メッシュパネル及び障壁システム |
-
1992
- 1992-07-27 JP JP4239904A patent/JP3014220B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013204246A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Sanyoo Chemical:Kk | 防護シート用連結具 |
JP2020518738A (ja) * | 2016-11-23 | 2020-06-25 | エムアールエム エイチケー リミテッド | ファスナアセンブリ、メッシュパネル及び障壁システム |
US12018491B2 (en) | 2016-11-23 | 2024-06-25 | Mrm Hk Limited | Fastener assembly, mesh panel and barrier system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3014220B2 (ja) | 2000-02-28 |
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