JPH0650001Y2 - 二重化デジタル制御装置 - Google Patents

二重化デジタル制御装置

Info

Publication number
JPH0650001Y2
JPH0650001Y2 JP1989050754U JP5075489U JPH0650001Y2 JP H0650001 Y2 JPH0650001 Y2 JP H0650001Y2 JP 1989050754 U JP1989050754 U JP 1989050754U JP 5075489 U JP5075489 U JP 5075489U JP H0650001 Y2 JPH0650001 Y2 JP H0650001Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital control
active
backup
mode
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989050754U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02143601U (ja
Inventor
俊彰 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP1989050754U priority Critical patent/JPH0650001Y2/ja
Publication of JPH02143601U publication Critical patent/JPH02143601U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0650001Y2 publication Critical patent/JPH0650001Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、通信機能を持つ2台のデジタル制御装置を
並設し、一方がアクティブ用、他方がバックアップ用と
して動作する二重化制御装置に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、同一の制御対象を制御するのに、2台のデジタ
ル制御装置を並設し、一方をアクティブ用、他方をバッ
クアップ用として1単位を構成し、これらの複数の単位
が通信回線を介して、中央装置とデータ授受を行うよう
にした二重化制御システムがある。従来、この種のシス
テムの1単位のデジタル制御装置は、一方と他方がそれ
ぞれ独立した個別の装置番号が付与されていた。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記したように、従来の二重化デジタル制御装置の各デ
ジタル制御装置は、独立個別の装置番号を持っている。
今、アクティブ側のデジタル制御装置が故障した場合、
それまでバックアップ側であったものが、アクティブ側
となり、当然、アクティブ側である装置番号が変わるこ
とになる。そのため、通信ラインを介してデータ授受を
行うテキストに2つの装置のうち、どちらがアクティブ
になっているかを示すデータも必要であり、通信が複雑
となる。また、2つの装置は、例えばトラッキングを行
う場合等の演算内容の一部に異なる部分が発生する。す
なわち、2つの装置のうち一方を装置A、他方を装置B
とすると、A装置にはA装置がバックアップ側であると
きアクティブ側であるB装置のデータにトラッキング処
理が施されるような演算内容(プログラム)にし、B装
置にはB装置がバックアップ側であるときアクティブ側
であるA装置のデータにトラッキング処理が施されるよ
うな演算内容(プログラム)にすることから、トラッキ
ング処理に関してA装置とB装置とで演算内容(プログ
ラム)が異なる。つまり、装置毎の固有のプログラムを
要するという問題がある。
これに対して、二重化制御装置側にモード指示手段を有
し、アクティブ側とバックアップ側とを切り換えるシス
テムが存在する(特開昭62−282339号公報)。しかし、
このシステムは、通信ライン上で同一アドレスが許容で
きることを前提としており、システム内に同一アドレス
を複数持つことが許されないシステムにおいては実施で
きないという問題がある。
また、自己診断機能により出力切り換え器が切り換え器
を制御することによりアクティブ側装置とバックアップ
側装置とが切り換わり、アクティブ側にバックアップ側
がトラッキング処理される二重化制御装置が存在する
(特開昭56−166501号公報)。しかし、これは、二重化
制御装置の他に監視手段としての動作をする出力切り換
え器と切り換えスイッチとを別途設ける必要があり、装
置構成が複雑になるという問題がある。
一方、主コントローラと副コントローラを備え、主コン
トローラに障害が生じた場合には障害が生じた主コント
ローラが通信アドレスを用いて副コントローラが通信を
行い、主コントローラが故障でない場合には待機アドレ
スを用いて副コントローラが通信動作を行うプロセス制
御装置が存在する(特開昭59−66711号公報、特開昭59
−168503号公報)。しかし、これらのプロセス制御装置
は、各デジタル制御装置自身によりアクティブ側かバッ
クアップ側かの番号に切り換える機能を有しないため、
アクティブ側デジタル制御装置に故障等が発生してバッ
クアップ側デジタル制御装置にプログラムデータ等の送
信を切り換えなければならない場合には、このプログラ
ムデータ中の処理を行うべき側の装置番号を書き換えな
ければならないという問題が生じる。
この考案は、上記問題点に着目してなされたものであっ
て、より簡単な構成で2つのデジタル制御装置のどちら
がアクティブ側になっているかを意識せずに通信ライン
を介してデータ授受が行え、また2つのデジタル制御装
置が同一の演算内容(プログラム)で動作させ得ると共
に、システム内に同一アドレスを複数持つことが許され
ないシステムにおいても実施可能である二重化デジタル
制御装置を提供することを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この考案の二重化デジタル制御装置は、2台のデジタル
制御装置が併設され、一方がアクティブ側、他方がバッ
クアップ側として動作し、中央装置のデータの送受を行
う二重化デジタル制御装置において、前記各デジタル制
御装置は、自装置がアクティブモードかバックアップモ
ードかを指令するモード指令手段と、その二重化デジタ
ル制御装置に共通でかつ固有の番号が設定される番号設
定器と、上記モード指令手段からのモード指令に応じて
上記番号設定器からの番号を演算し、その二重化デジタ
ル制御装置固有のアクティブ側装置番号またはバックア
ップ側装置番号を設定する装置番号設定手段とを備えて
いる。
この二重化デジタル制御装置では、並設されるどちらの
装置がアクティブ側になろうとも、アクティブ側に切替
えるモード指令が入力されると、その装置にアクティブ
モードに対応する装置番号が設定される。そのため、通
信ラインを介してデータ授受を行う場合、常にアクティ
ブモードに対応する装置番号を使用すればよく、両装置
のうち、いずれの装置がアクティブ側であるかを全く意
識する必要がない。また、両装置はアクティブ用とバッ
クアップ用のプログラムを持てばよく、装置固有のプロ
グラムを持つ必要がない。
(ホ)実施例 以下、実施例により、この考案をさらに詳細に説明す
る。
第1図は、この考案の一実施例を示す二重化デジタル制
御装置のブロック図である。同図においてデジタル制御
装置A、Bは一方がアクティブ用、他方がバックアップ
用として動作する二重化装置を構成し、通信ラインCを
介して、中央装置(図示せず)等と通信可能に構成され
ている。したがって、通信ラインCには図示していない
が、複数の二重化装置が接続されている。
デジタル制御装置Aは、デジタル制御演算を行うCPU1、
通信ラインCを介してデータ授受を行う通信用LSI2、デ
ィップスイッチで構成され、装置番号Nを設定する番号
設定器3、アクティブモード、バックアップモードのい
ずれであるかを入力するモード指令器4及び入力インタ
フェース5から構成されている。デジタル制御装置B
を、デジタル制御装置Aと全く同様の構成である。
モード指令器4は、例えば自装置がバックアップモード
にあり、かつ正常で、他装置が故障となると、アクティ
ブ側への切替指令を自動的に入力するものであってもよ
いし、手動でアクティブモードとバックアップモードを
選択入力するものであってもよい。
番号設定器3は、デジタル制御装置A、Bとも設定値N
を入力する。しかし、CPU1では自装置がアクティブ側で
あると、N×2を、バックアップ側であると、(N×
2)+1を装置番号として記憶する。
次に、実施例二重化デジタル制御装置の装置番号設定処
理動作を第2図、第3図のフロー図を参照して説明す
る。
電源投入時は、第2図に示すように、先ず初期クリア等
のイニシャライズ処理を行い、(ステップST1)、自装
置がアクティブモードか否か判定し(ステップST2)、
アクティブモードであれば、アクティブ側の装置番号、
つまりN×2を設定記憶する(ステップST3)。アクテ
ィブモードでなければ、次にバックアップモードか否か
判定し(ステップST4)、バックアップモードであれ
ば、バックアップ側の装置番号、つまり(N×2)+1
を設定記憶する(ステップST5)。
次に、動作中の場合は、第3図に示すように、所定の周
期で制御演算を実行した(ステップST11)後、モード変
更か否か判定する(ステップST12)。モート指令器4か
らモード切替指令が入力されない場合は、この判定はNO
であり、装置番号は変更されない。モード切替信号が入
力されていると、ステップST12の判定となり、次に変更
されたモードがアクティブかバックアップかを判定し
(ステップST13)、アクティブの場合は、アクティブ側
の装置番号であるN×2を設定記憶する(ステップST
4)。また、変更されたモードがバクアップの場合は、
バックアップ側の装置番号である(N×2)+1を設定
記憶する(ステップST5)。
以上のように、この実施例のデジタル制御装置A、B
は、装置Aあるいは装置Bのいずれかアクティブ側であ
るかにかかわらず、アクティブ側の装置に装置番号N×
2が設定される。そのため、他の二重化制御装置がデー
タを使用しない場合、今、装置A、Bのいずれがアクテ
ィブ側であるかを意識することなく、常に装置番号N×
2を指定し、アクティブ側の装置からのデータとして使
用すればよい。また、バックアップモードの際、アクテ
ィブ側の装置のデータにトラッキング装置を施す場合、
トラッキングデータはいずれの装置がアクティブ側であ
ってもその時点のアクティブ側の装置(N欠ける2)に
バックアップ側の装置(N×2+1)がトラッキング処
理が施されればよいので、演算内容(プログラム)は両
装置とも同一のものでよい。
なお、上記実施例では、装置番号を設定するのにアクテ
ィブ側が偶数、バックアップ側が奇数になるようにして
いるが、この考案は、これに限られるものではなく、例
えばアクティブ側の装置番号をディップスイッチ、つま
り番号設定器3の設定値Nとし、バックアップ側の装置
番号をN+αに設定してもよい。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、二重化されたデジタル制御装置のい
にずれがアクティブ側となるかにかかわらず、アクティ
ブ側の装置に所定の装置番号を設定するので、通信ライ
ンを介してデータ授受するテキストに、どちらがアクテ
ィブ側の装置であるかを意識する必要がなく、二つのデ
ジタル制御装置で1つの装置として考えることができ
る。また、2つのデジタル制御装置は、中央装置とのデ
ータ授受および2つのデジタル制御装置間のトラッキン
グ処理についての演算内容を全く同一にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す二重化デジタル制
御装置のブロック図、第2図は、同二重化デジタル制御
装置のイニシャル時の装置番号設定処理動作を示すフロ
ー図、第3図は、通常動作時の装置番号設定処理動作を
示すフロー図である。 A・B:デジタル制御装置、 1:CPU、3:番号設定器、 4:モード指令器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2台のデジタル制御装置が併設され、一方
    がアクティブ側、他方がバックアップ側として動作し、
    中央装置とデータの送受を行う二重化デジタル制御装置
    において、 前記各デジタル制御装置は、自装置がアクティブモード
    かバックアップモードかを指令するモード指令手段と、
    その二重化デジタル制御装置に共通でかつ固有の番号が
    設定される番号設定器と、上記モード指令手段からのモ
    ード指令に応じて上記番号設定器からの番号を演算し、
    その二重化デジタル制御装置固有のアクティブ側装置番
    号またはバックアップ側装置番号を設定する装置番号設
    定手段とを備え、 各デジタル制御装置自身によりアクティブ側またはバッ
    クアップ側装置番号を設定できることを特徴とする二重
    化デジタル制御装置。
JP1989050754U 1989-04-28 1989-04-28 二重化デジタル制御装置 Expired - Lifetime JPH0650001Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989050754U JPH0650001Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 二重化デジタル制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989050754U JPH0650001Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 二重化デジタル制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02143601U JPH02143601U (ja) 1990-12-05
JPH0650001Y2 true JPH0650001Y2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=31569578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989050754U Expired - Lifetime JPH0650001Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 二重化デジタル制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0650001Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5966711A (ja) * 1982-10-08 1984-04-16 Yamatake Honeywell Co Ltd プロセス制御装置の自己チエツク方法
JPS59168503A (ja) * 1983-03-15 1984-09-22 Matsushita Electric Works Ltd 電設制御盤
JPS62175802A (ja) * 1986-01-29 1987-08-01 Yokogawa Electric Corp 分散形制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02143601U (ja) 1990-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59106056A (ja) フエイルセイフ式デ−タ処理システム
JPH0650001Y2 (ja) 二重化デジタル制御装置
JP3298239B2 (ja) 二重化制御システムの等値化方法
JP2693627B2 (ja) プログラマブルコントローラの二重化システム
JP3175465B2 (ja) 二重化制御装置の切替え方法及びその二重化制御装置
JPH08316957A (ja) 二重化ネットワーク管理システム
KR100260895B1 (ko) 비동기전송모드근거리통신망시스템의고속이중화방법
JP3144113B2 (ja) 二重化制御システムの切換方法
JP2504836B2 (ja) 情報処理システム
JPH03268007A (ja) シーケンスコントローラ
JPH0520107A (ja) 二重化制御装置
JP2564397B2 (ja) 二重化システムのデータ出力装置
JPS62214465A (ja) 2重化コントロ−ラの制御方法
JPH0795282B2 (ja) 2重化マイクロプロセッサの自動切換装置
JP3546518B2 (ja) テーブル変更方法およびその情報処理システム
JPH0441857B2 (ja)
JP2558841B2 (ja) エレベータの制御装置
JP2557538B2 (ja) 二重化システム
JPS5839307A (ja) プログラマブル・コントロ−ラ
JPS638500B2 (ja)
JP2592676B2 (ja) 系切り替え方式
JPH0250737A (ja) 二重化システム
JPS63285047A (ja) デ−タ通信制御方式
JPH07253802A (ja) 制御装置の二重化システム
JPH09128259A (ja) 二重化制御システムの自動等値化装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term