JPH03268007A - シーケンスコントローラ - Google Patents

シーケンスコントローラ

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JPH03268007A
JPH03268007A JP6679590A JP6679590A JPH03268007A JP H03268007 A JPH03268007 A JP H03268007A JP 6679590 A JP6679590 A JP 6679590A JP 6679590 A JP6679590 A JP 6679590A JP H03268007 A JPH03268007 A JP H03268007A
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Application number
JP6679590A
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Inventor
Katsuya Tayama
田山 勝哉
Tomohito Sugiyama
杉山 智仁
Takayuki Ouga
押賀 孝幸
Kosuke Okamura
光祐 岡村
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Hitachi Ltd
Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は2重化構成のシーケンスコントローラに係り、
特に、実作業側シーケンサのメモリと待機側シーケンサ
のメモリの内容を常に一致させ実作業側シーケンサから
待機側シーケンサへ切り替えたときの制御の連続性を保
つのに好適なシーケンスコントローラに関する。
[従来の技術] 2重化構成のシーケンスコントローラは、2つのシーケ
ンサと、両シーケンサの状態を監視し作業割当てを決定
する2重化制御装置を備え、一方のシーケンサを実作業
側とし、他方のシーケンサを待機側とする。そして、実
作業側シーケンサに異常が発生した場合、この異常を検
知した2重化制御装置が待機側シーケンサに制御を切り
替えて実作業に当たらせ、その間に故障したシーケンサ
を交換・修理する。実作業側シーケンサが行っていた制
御を待機側シーケンサに切り替えるに当たり、実作業側
シーケンサが持っている制御に必要なデータを待機側シ
ーケンサが持っていないと、待機側シーケンサが制御を
引き継いでも制御の連続性は保たれないことになる。
そこで、従来は、例えば特公昭64−1809号公報記
載の様に、異常の発生した実作業側シーケンサが停止す
るときに自己のメモリの内容を待機側シーケンサのメモ
リに転送するようにしている。また、別の従来例として
、2重化制御装置内にメモリを設け、このメモリを両シ
ーケンサからアクセスできるようにし、実作業に必要な
データはこのメモリに書き込むようにしたものもある。
[発明が解決しようとする課題] 実作業側シーケンサから待機側シーケンサに制御を切り
替えるときにメモリ内容を転送する従来技術は、メモリ
内容の転送に時間がかかり、その転送時間だけ制御が遅
れ、シーケンサの実時間性を損ねるという問題がある。
また、実作業側シーケンサの電源断の場合とか暴走した
ときにはメモリ内容の転送が不可能になり、待機側シー
ケンサは制御に必要なデータを得ることができなくなる
という問題もある。
2重化制御装置内にメモリを設ける従来技術は、1つし
かない2重化制御装置自体が複雑化し、信頼性が低下し
てしまうという問題がある。また、実作業側シーケンサ
が暴走した場合、この暴走を2重化制御装置が検出する
までの間にいくつかのデータが破壊されてしまうことが
ある。そうなると、待機側シーケンサは一部破壊された
データを基に制御を行うことになり、制御の信頼性が損
なわれ、更には待機側シーケンサにも異常が発生する原
因になる。
本発明の目的は、実作業側シーケンサを待機側シーケン
サに切り替えるとき、制御の連続性や実時間性を保証す
る2重化構成のシーケンスコントローラを提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、実作業側と待機側の2つのシーケンサと、
両シーケンサの動作を常時監視し実作業側のシーケンサ
に異常が発生した場合に待機側シーケンサに制御を切り
替える2重化制御装置とを備えるシーケンスコントロー
ラにおいて、両シーケンサに同一の入力を与え実作業側
のタイマ割込み信号にて両シーケンサを動作させ実作業
側シーケンサの出力を制御対象への制御信号とする構成
にすることで、達成される。
上記目的はまた、入力を共有し同期して動作する2つの
シーケンサと、両シーケンサの動作を常時監視し一方の
シーケンサを実作業側、他方のシーケンサを待機側とす
る2重化制御装置とを備えるシーケンスコントローラで
あって、故障が発生して交換された新たなシーケンサに
対し実作業側シーケンサの処理装置は自己のメモリに格
納されているデータを新たなシーケンサのメモリに対し
て直接書き込み該書き込み期間中は該シーケンサによる
該メモリへの書き込みを禁止する手段を備えることで、
達成される。
[作用コ 実作業側シーケンサの動作中であってもこれに同期して
待機側シーケンサを同一人力信号に基づいて動作させて
おくと、実作業側シーケンサがダウンしても待機側シー
ケンサはメモリ内に実作業側シーケンサと同一データを
持っているので、待機側シーケンサが実作業側となった
ときそのまま連続的に制御を引き継゛ぐことか可能とな
る。
また、故障したシーケンサを新たなシーケンサに交換し
たときに該シーケンサのメモリに対して実作業側シーケ
ンサが制御に必要なデータを書き込むことで、両シーケ
ンサは同一データを保有することになり、以後、一方の
シーケンサがダウンしても他方のシーケンサが制御を引
き継ぐことが可能となる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る2重化したシーケン
スコントローラの構成図である。このシーケンスコント
ローラは、2つのシーケンサ1゜2と、両シーケンサ1
,2のうちの一方を実作業側とし他方を待機側とする2
重化制御装置3と、入出力切替器4からなる。今の場合
、シーケンサ1を実作業側、シーケンサ2を待機側とし
て説明する。本実施例では、図示しない制御対象に接続
される入出力装置5からの出力信号を実作業側のシーケ
ンサ1のみならず待機側のシーケンサ2にも入力すべく
入出力切替器4内の接続を行い、そして、実作業側のみ
の出力信号を入出力装置5に出力すべく接続を行ってい
る。
第2図は、シーケンサ1,2と2重化制御装置3の要部
構成図である。2重化制御装置3は、両シーケンサ1,
2から出力される状態信号り、 dを取り込んで各シー
ケンサ1,2の状態を判定し切替指令信号A、aを出力
する監視制御部33と、シーケンサ1,2が夫々のスキ
ャンの終わりにデータを読み書きするレジスタ31と、
両シーケンサ1,2のアドレス・データバスを接続する
バス32とを備える。
シーケンサl(シーケンサ2の構成はシーケンサ1と同
じため、シーケンサ1と同一装置には同一符号にダッシ
ュ「′」 を付けて図示する。)は、タイマ6と、割込
信号選択器7と、CPU8と、メモリ9と、ゲート10
,11と、CPU8とメモリ9とを接続するアドレス・
データバス12とを備える。割込信号選択器7は、タイ
マ6からの割込信号或いは外部割込信号Bのいずれか(
自シーケンサが実作業側の場合には2重化制御袋M3か
らの指令信号Aによりタイマ6の信号を選択する。)を
選択してCPU8に与える。また、CPU8は、取り込
んだタイマ6からの割込信号を信号Cとして出力する。
この信号Cは、2重化制御装置3を経由し外部割込信号
すとしてシーケンサ2の割込信号選択器7″に入力され
る。ゲート10は、アドレス・データバス12の途中に
介在され、該バスを2重化制御装置3の指令信号Aによ
り接続・遮断する。また、ゲート11は、該アドレス・
データバスと2重化制御装置3のバス32とを接続する
バスの途中に介在され、該バスを2重化制御袋M3の指
令信号Aにより接続・遮断する。
上述した構成の2重化シーケンスコントローラにおいて
、2重化制御装置3の監視制御部33は両シーケンサ1
,2からの状態信号を判断し、両方共に正常の場合には
、いずれか一方を実作業側。
他方側を待機側とする。今の場合、シーケンサ1を実作
業側とし、シーケンサ2を待機側とすべく。
第1図の入出力切替器4によりシーケンサ1の出力を入
出力装置5に接続し、割込信号選択器7にタイマ6の割
込信号を選択させ1割込信号選択器7′に外部割込信号
b(タイマ6の信号と同じ)を選択させ、ゲート10.
10’ を導通させ、ゲート11.11’ を遮断する
。この状態を第3図(a)に示す。シーケンサ1,2側
は、自己が実作業側か待機側かを、監視制御部33から
の指令信号にて判断する。
この状態で、実作業側シーケンサ1のCPU8は、制御
対象からの信号を入出力装置5.入出力切替器4を介し
て取り込み、各種演算を行い、新たに取得したデータや
演算結果等を、アドレス・データバス12を介してメモ
リ9に書き込み、或いは以前のデータ等をメモリ9から
読み出す。そして、実作業側シーケンサ1は、演算した
結果である制御信号を出力し、この制御信号は、入出力
切替器4.入出力装W5を介して制御対象に送出される
待機側シーケンサ1のCPU8’も同様に、制御対象か
らの信号を入出力装置5.入出力切替器4を介して取り
込み、各種演算を行い、新たに取得したデータや演算結
果等を、アドレス・データバス12′を介してメモリ9
′に書き込み、或いは以前のデータ等をメモリ9′から
読み出す。そして、待機側シーケンサ2は、演算した結
果である制御信号を出力する。しかし、入出力切替器4
は、シーケンサ2の出力を入出力装置5に接続していな
いので、この制御信号は制御対象には送出されない。
実作業側シーケンサ1と待機側シーケンサ2は同じタイ
マの割込信号にて並行して作業を行うため、同期して動
作するのであるが、同一構成であるとはいっても、ハー
ドウェアの特性のバラツキにより、長時間動作すると、
両シーケンサ1,2間でずれが生じてしまうことがある
。斯かるず九が生じると、実作業側がダウンして待機側
が実作業側になったとき、異なるデータのもとて制御を
引き継ぐことになり、制御の連続性を保てなくなる。そ
こで、本実施例では1両シーケンサ1,2での1スキヤ
ン毎に同期合わせをするようにしている。以下、同期の
取り方について説明する。
第4図は、タイマの同期を取って実行されるタイマ割込
処理のフローチャートである。先ず、タイマ6からの信
号によって起動された実作業側のタイマ割込処理は、最
初のステップ100で待機側のタイマ割込処理を起動す
べく信号C(第2図)を2重化制御装置3に出力する。
この信号Cは、外部割込信号すとして待機側シーケンサ
2に送出され、待機側シーケンサ2の割込信号選択器7
′はこの外部割込信号すを選択してCPU8’に与える
。これにより、両シーケンサ1,2でのタイマ割込処理
は同一タイマからの信号で起動される。
つまり、両シーケンサ1,2での夫々のタイマ更新処理
101,103は、同じタイミングで実行されることに
なり、両方のシーケンサ1,2は完全に同期がとれた状
態となる。
第5図は、システム起動時のスキャンを始める前に実作
業側、待機側夫々で実行される同期処理手順を示すフロ
ーチャートである。最初のステップ104では、必要な
パラメータの初期化を行う。
次のステップ105では、2重化制御装置からの指令信
号A(a)を判断して自己が実作業側であるか待機側で
あるかを判定する。実作業側の場合には、本処理を終了
する。待機側の場合には、レジスタ31に所定データを
書き込む。このデータは、実作業側に対して初期化要求
を示すデータであり、このデータを読んだ実作業側は待
機側の初期化を実行する。待機側はこの初期化が完了す
るのを待って、ユーザプログラムの実行に移る。
第6図は、ユーザプログラム実行終了後の各スキャンの
エンド処理手順を示すフローチャートである。最初のス
テップ108では、スキャン終了に伴うシステム処理を
行う。次のステップ109では、後述する初期化要求が
あるか否かを判定し、初期化要求がある場合にはステッ
プ110で待機側の初期化処理を行い、本処理を終了す
る。この初期化要求は、一方のシーケンサに異常が発生
し新しいシーケンサに交換されたとき、この新しいシー
ケンサが待機側となって発するものである。
従って、新しいシーケンサに交換されたとき、このシー
ケンサの初期化がこの処理にて行われる。
ステップ109の判定にて初期化要求が検出されていな
い場合には、ステップ111に進み、相手側のシーケン
サが正常に動作しているか否かを判定する。正常でない
場合には本処理を終了する。
正常の場合には1次のステップ112にて後述する同期
化処理を行い、本処理を終了する。
第7図は、第6図の同期化処理の詳細手順を示すフロー
チャートである。また、第8図は、2図に示すレジスタ
の構成である。今、レジスタのビットb0を実作業側に
、ビットb□を待機側に割り振り、夫々フラグとする。
先ず、自シーケンサが実作業側であるか待機側であるか
を判定する。実作業側の場合には、先ず、フラグb0を
オンにする。そして、フラグb1がオンになるのを待つ
待機側は、先ずフラグb。がオンになるのを待ち、次に
フラグb1をオンにする。実作業側では、フラグb□が
オンになったことを検出した後、フラグb、をオフにし
、フラグ上工がオフされるのを待つ。待機側では、フラ
グ上工をオンにした後、フラグb0をオフされるのを待
ち1次にフラグ上工をオフにして処理を終了する。実作
業側では、このフラグb1がオフされたことを見てから
処理を終了する。以上により、実作業側、待機側の各シ
ーケンサの各スキャンの終わりで同期が取られ、次のス
キャンは同時に開始することになる。
実作業側シーケンサ1に異常が発生した場合、2重化制
御装置3の監視制御部33はシーケンサ1からの状態信
号からこれを判定し、シーケンサ2の割込信号選択器7
′に指令信号aを出力し、第9図に示す様に、割込信号
選択器7′にタイマ6′の信号を選択させる。そして、
同時に、入出力切替器4(第1図)を切り替えて、シー
ケンサ1の出力と入出力装置5との接続を遮断し、シー
ケンサ2の出力と入出力装置5とを接続する。これによ
り、シーケンサ2が実作業側となる。シーケンサ1,2
のタイマ及びスキャンは上述したように同期がとれてい
るので、この切り替えによって制御の連続性が損なわれ
ることはない。また、シーケンサ1のメモリ9からシー
ケンサ2のメモリ9′に転送しなければならないデータ
はないので、転送に費やす時間は不要となり、制御の実
時間性も損なわれることはない。
シーケンサ1に異常が発生し、実作業がシーケンサ2に
移った場合、シーケンサ1を新しいシーケンサに交換す
る必要がある。この場合、新しいシーケンサを初期化し
、更に、そのメモリの内容を実作業側のシーケンサ2の
メモリ9′の内容と一致化させないと、シーケンサの実
作業側、待機側の上述した切り替えを行っても、制御の
連続性は保証されないことになる。新しいシーケンサの
初期化は、第6図のステップ110にて、実作業側シー
ケンサのスキャンエンドで行われる。メモリ内容の一致
化は、次の様にして行う。
今、実作業側をシーケンサ1、新たに交換されメモリ内
容を実作業側シーケンサ1と一致化させる方をシーケン
サ2として説明する。メモリ内容を一致化させる場合、
第10図に示す様に、2重化制御装置3の監視制御部3
3は、ゲート11゜11’に対して指令信号Ayaを送
出してこれらのゲート11.11’ を開ける。そして
、シーケンサ2のゲート10を制御してCPU8’のメ
モリ9″への書き込みを禁止する。これにより、実作業
側シーケンサ1のCPU8は、自メモリ9とシーケンサ
2のメモリ9′へ同時にデータを書き込むことが可能と
なり、メモリ内容の一致化を図る。この場合、第11図
に示す様に、メモリ9のメモリ領域を複数のブロックに
分割して考え、CPU8は、1スキヤンに1ブロツクの
内容づつ読み出してメモリ9′に書き込む。このブロッ
クのサイズは、スキャンの時間に大きく影響しないよう
に選択する必要がある。この作業をスキャン毎に繰返し
、メモリ9の全内容をメモリ9′に書き込む。また、C
PU8は、このメモリ内容の一致化処理が終了するまで
は、スキャン途中の演算結果も、自メモリ9に書き込む
と同時にメモリ9′にも書き込む。これにより、メモリ
内容の同時性は保たれる。
メモリ9の全内容のメモリ9′への書き込みが終了した
ら、シーケンサ1のCPU8はこのことを、2重化制御
装M3に通知する。この通知を受けた2重化制御装置3
は、ゲート11.11’ を遮断して両シーケンサ1,
2のアドレス・データバス12.12’間の接続を遮断
し、ゲート12′を制御してCPU8’のメモリ9′へ
の書き込みを可能にする(第3図の状態となる。)。こ
れにより、待機側となったシーケンサ2は制御対象から
の信号を取り込んで実作業側シーケンサ1のタイマ割込
信号にて動作し、再び2重化システムとして動作を開始
する。
上述した様に、本実施例においては、シーケンサ1とシ
ーケンサ2とは独立して動作する構成のため、実作業側
シーケンサのCPUがたとえ暴走して実作業が待機側シ
ーケンサに移されても、この暴走により待機側のメモリ
が破壊されることばなく、正常に実作業の切り替えが可
能となる。また、異常発生後のシーケンサ交換後におい
ても、実作業側シーケンサの動作に影響を与えることな
く、メモリ内容の一致化が図れるので、この交換時にお
ける実時間性も保たれる。
2重化システムの信頼性は、2つのシーケンサの同時故
障の可能性が非常に小さいことから、2重化制御装置の
信頼性により決定されるといってよい。従って、2重化
制御装置の構成を簡単にし構成部品点数を少なくすれば
、それだれ2重化制御装置の信頼性が向上し、2重化シ
ステムの信頼性も向上する。上述した実施例の2重化制
御装置は、ゲート等で構成される監視制御部とレジスタ
及び信号線のみの構造のため、故障個所が少なく、信頼
性も高い。
このように、上述した2重化制御装置は、信頼性が高い
が、更に信頼性を向上させることも可能である。例えば
、シーケンサに異常が発生したときメモリ内容破壊前に
この異常を検出できれば、2重化制御装置からシーケン
サへの割込信号を送る信号線(第2図の信号B→C1信
号c−+bの信号線)を省略することが可能となる。第
12図は、その構成図である。この実施例の2重化シス
テムでは、実作業側のCPUは、データ読み出しを自シ
ーケンサのメモリから行い、データ書き込みは自シーケ
ンサと待機側シーケンサの夫々のメモリに対して同時に
行い、待機側シーケンサのCPUはデータ読み出しを待
機側シーケンサのメモリからは可能とするがデータ書き
込みは禁止する構成とする。運転中は常に、実作業側シ
ーケンサのCPUが両シーケンサのメモリに同一データ
を書き込むことで、待機側シーケンサは実作業側シーケ
ンサと同一データに従って動作することになり、その動
作は実作業側と完全に同期がとれた形となる。
上述したスキャンとタイマの同期化機構及びメモリ同一
化機構を利用することで1本2重化システムを2重化シ
ステムではなく、並列処理システムとして動作させるこ
とも可能である。並列処理システムとして動作させる場
合には1両シーケンサの入出力を共に入出力装置に接続
し、ユーザプログラムを2つに分割して夫々のシーケン
サに割り振り、各シーケンサが自己の分担弁のユーザプ
ログラムを実行する。上述したスキャンとタイマ同期化
処理機構を利用することで、2つの異なるプログラムは
同期を取りながら実行できる。また、両プログラム間で
データの授受が必要な場合には、メモリ内の共有エリア
を指定し、各スキャンの終了時の同期化処理にてデータ
を交換をすることで、可能となる。このように並列処理
システムとして利用することで、高速実行が可能となり
、また、1つのシーケンサでは実行できないような大き
なプログラムを実行可能となる。
[発明の効果] 本発明によれば、実作業側シーケンサを待機側シーケン
サに切り替えるとき制御の連続性や実時間性が保証され
、更に並列処理システムとしても動作させることができ
る2重化構成のシーケンスコントローラを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る2重化したシーケンス
コントローラの全体構成図、第2図は第1図の要部詳細
構成図、第3図は2重化システムとしての動作の説明図
、第4図はタイマ同期処理手順を示すフローチャート、
第5図はシステム起動時のスキャン同期処理手順を示す
フローチャート、第6図は各スキャン毎のエンド処理手
順を示すフローチャート、第7図は第6図に示す同期化
処理の詳細手順を示すフローチャート、第8図は第7図
のフローチャートに従ってフラグが立てられるレジスタ
の説明図、第9図は待機側シーケンサの実作業側への切
替時の説明図、第10図は交換された新シーケンサのメ
モリ内容を実作業側メモリ内容と一致化される時のデー
タの流れを示す説明図、第11図はメモリ内容の一致化
処理の説明図、第12図は本発明の第2実施例に係るシ
ーケンスコントローラの要部構成図である。 1.2・・・シーケンサ、3・・・2重化制御装置、4
・・・入出力切替器、5・・・入出力装置、6,6″・
・・タイマ、7,7′・・・割込信号選択器、8,8′
・・・CPU、9,9′・・・メモリ、10.10’ 
  11゜11′・・・ゲート、12.12’ 、32
・・・アドレス・データバス、31・・・レジスタ、3
3・・・監視制御部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2つのシーケンサと、両シーケンサの動作を常時監
    視し一方のシーケンサを実作業側、他方のシーケンサを
    待機側とする2重化制御装置とを備えるシーケンスコン
    トローラにおいて、両シーケンサに同一の入力を与えな
    がら同期させて運転させ実作業側のシーケンサの出力で
    制御対象を制御する構成としたことを特徴とするシーケ
    ンスコントローラ。 2、請求項1において、両シーケンサのスキャンの終わ
    りで同期をとることを特徴とするシーケンスコントロー
    ラ。 3、請求項2において、2重化制御装置は両シーケンサ
    からアクセス可能なレジスタを備え、各シーケンサは自
    己のスキャンが終了する毎に該レジスタ内にフラグを立
    て、各シーケンサは相手方の立てたフラグを参照するこ
    とで同期をとることを特徴とするシーケンスコントロー
    ラ。 4、2つのシーケンサと、両シーケンサの動作を常時監
    視し一方のシーケンサを実作業側とし他方のシーケンサ
    を待機側とする2重化制御装置とを備えるシーケンスコ
    ントローラにおいて、実作業側のシーケンサが自己のメ
    モリに書き込むデータと同じデータを実作業側シーケン
    サが直接書き込むメモリを待機側シーケンサが備えるこ
    とを特徴とするシーケンスコントローラ。 5、実作業側と待機側の2つのシーケンサと、両シーケ
    ンサの動作を常時監視し実作業側のシーケンサに異常が
    発生した場合に待機側シーケンサに制御を切り替える2
    重化制御装置とを備えるシーケンスコントローラにおい
    て、両シーケンサに同一の入力を与え実作業側のタイマ
    割込み信号にて両シーケンサを動作させ実作業側シーケ
    ンサの出力を制御対象への制御信号とする構成にしたこ
    とを特徴とするシーケンスコントローラ。 6、入力を共有し同期して動作する2つのシーケンサと
    、両シーケンサの動作を常時監視し一方のシーケンサを
    実作業側、他方のシーケンサを待機側とする2重化制御
    装置とを備えるシーケンスコントローラであって、故障
    が発生して交換された新たなシーケンサに対し実作業側
    シーケンサの処理装置は自己のメモリに格納されている
    データを新たなシーケンサのメモリに対して直接書き込
    み該書き込み期間中は該シーケンサによる該メモリへの
    書き込みを禁止する手段を備えることを特徴とするシー
    ケンスコントローラ。 7、CPUとメモリ及び該CPU・メモリ間を接続する
    第1バスを夫々が備える2つのシーケンサと、両シーケ
    ンサのスキャンの同期をとると共に両シーケンサの夫々
    の前記第1バス同士を接続する第2バスを備える2重化
    制御装置と、前記第1バスの夫々の途中と前記第2バス
    の途中に設けられ前記2重化制御装置にて制御されるゲ
    ート手段とを備えることを特徴とするシーケンスコント
    ローラ。
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Cited By (3)

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JP2008527566A (ja) * 2005-01-12 2008-07-24 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 冗長管理交換オペレーションを制御する地上ベースのソフトウェアツール
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US8951153B2 (en) 2009-06-19 2015-02-10 Mitsuboshi Belting Ltd. Power transmission mechanism

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