JP2000242317A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JP2000242317A
JP2000242317A JP11047850A JP4785099A JP2000242317A JP 2000242317 A JP2000242317 A JP 2000242317A JP 11047850 A JP11047850 A JP 11047850A JP 4785099 A JP4785099 A JP 4785099A JP 2000242317 A JP2000242317 A JP 2000242317A
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data
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output
processing unit
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JP11047850A
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Yoichi Ikeda
洋一 池田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプログラマブルコントローラは、制御
モジュールとは別のEND処理を使用して入力ユニット
と入力データメモリ間及び出力ユニットと出力データメ
モリ間のデータ転送を行なっていたので、処理時間を要
していた。 【解決手段】 入力ユニット3と演算処理部2間及び出
力ユニット4と演算処理部2間に、それぞれデータを一
時記憶する入力データメモリ5及び出力データメモリ6
を設け、演算処理部2は、入力データメモリ5に記憶さ
れたデータを用いてオブジェクトプログラムの実行を高
速に行ない、実行結果のデータを出力データメモリ6に
出力すると共に、入力データメモリ5と入力ユニット3
間及び出力データメモリ6と出力ユニット4間のデータ
の転送は、データ転送専用ロジック14によって演算処
理部2と非同期に行なうように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オブジェクトプ
ログラムに従い制御動作を実行するプログラマブルコン
トローラに関し、とくに演算処理部から入力ユニット及
び出力ユニットへの命令実行を高速化するための手段に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のプログラマブルコントロ
ーラを示すブロック図であり、演算処理部と入力ユニッ
ト及び出力ユニットの間に入力データメモリ及び出力デ
ータメモリを設け、演算処理部からの入力ユニット及び
出力ユニットへの命令実行を高速化したものである。図
9において、1はプログラマブルコントローラのCPU
部、2は予めプログラミングされたオブジェクトプログ
ラムを実行するCPU部1の演算処理部、3はプログラ
マブルコントローラにおいて制御対象となるプロセス装
置に対して入力データのインターフェイスを行う入力ユ
ニット、4はプログラマブルコントローラにおいて制御
対象となるプロセス装置に対して出力データのインター
フェイスを行う出力ユニット、5は演算処理部2の演算
時に入力ユニット3にアクセスせずとも入力データが参
照できるように、一時的に入力ユニット3のデータを格
納する入力データメモリ、6は演算処理部2の演算時に
出力ユニット4にアクセスせずとも出力データを書込み
できるように、一時的に出力ユニット4への出力データ
を格納する出力データメモリ、7は演算処理部2が制御
している入力ユニット3及び出力ユニット4の領域を設
定しているIO設定テーブルである。
【0003】図10は、図9に示すプログラマブルコン
トローラが、入力ユニット3及び出力ユニット4に対し
て制御をしている箇所を示すプログラムの一例である。
9は入力ユニット3のデータを、入力データメモリ5内
のデータを参照してリードする命令、10は出力ユニッ
ト4へのデータを、出力データメモリ6に対して書込み
する命令、11は入力ユニット3のデータを、直接入力
ユニット3からリードする命令、12は出力ユニット4
へのデータを、直接出力ユニット4に対して書込みする
命令を示している。図11は、プログラマブルコントロ
ーラ内の演算処理部2における制御実行状態を示す図で
あり、オブジェクトプログラムは、関連する制御の対象
毎に一塊に纏められた複数の制御モジュールにより構成
されている。図11では、実行タイププログラムA、実
行タイププログラムB、実行タイププログラムCの3つ
のモジュールと、入力ユニット3と入力データメモリ5
間及び出力ユニット4と出力データメモリ6間のデータ
転送処理を行うEND処理とを実行する演算処理部2の
処理状態を示している。なお、図11において、実行タ
イププログラムA、実行タイププログラムB、実行タイ
ププログラムCとEND処理は同一レベルで処理されて
おり、各モジュール及びEND処理は実行周期内で各1
回実行される。また各モジュール及びEND処理が1回
実行される実行周期を1スキャンという。
【0004】次に、動作について説明する。プログラマ
ブルコントローラ全体の動作として、プログラマブルコ
ントローラは、複数のモジュールにより構成されたオブ
ジェクトプログラムを実行し、各プログラムに記述され
たソースアドレスに対してデータの授受もしくは演算を
行う。そのアドレスが入力ユニット3及び出力ユニット
4であった場合、プログラマブルコントローラの演算処
理部2は、入力ユニット3及び出力ユニット4もしくは
入力データメモリ5及び出力データメモリ6へアクセス
するが、入力ユニット3にアクセスするか入力データメ
モリ5へアクセスするか、もしくは出力ユニット4にア
クセスするか出力データメモリ6へアクセスするかは、
図10に示すように命令コードで識別されている。シー
ケンシャルな制御が求められる制御に対しては、直接入
力ユニット3及び出力ユニット4にアクセスし、バッチ
処理で制御が可能な処理においては、入力データメモリ
5及び出力データメモリ6にアクセスし、これらのメモ
リを経由して入力ユニット3及び出力ユニット4を制御
するようにしている。
【0005】具体的な動作としては、演算処理部2にて
命令をフェッチした時、命令コードのソースアドレスが
入力データメモリ5となっている場合は、図9内のA2
に示す経路にて、演算処理部2は、入力データメモリ5
にアクセスし、入力データを得て演算を実行する。ま
た、命令コードのソースアドレスが出力データメモリ6
となっていた場合は、図9内のA3に示す経路にて、演
算処理部2は出力データメモリ6にアクセスし、命令を
実行する。この動作において、演算処理部2は、アクセ
スに時間を要する入力ユニット3及び出力ユニット4に
アクセスせず命令を実行することができるので、命令毎
に着目した実行時間は短縮でき、命令の高速化が図れる
ことになる。
【0006】なお、入力ユニット3から入力データメモ
リ5へのデータ転送は、図9内のA1に示す経路にて実
施され、図11に示すEND処理内で実行することによ
り、次回スキャンにおいて入力データメモリ5のデータ
を最新データに更新することができる。また、出力デー
タメモリ6に書込まれた出力データの転送は、同様にE
ND処理内で図9内のA4に示す経路にて、出力データ
メモリ6から出力ユニット4に転送するので、次回スキ
ャン前までに出力ユニット4までデータ書込みがなさ
れ、データの更新がされるようになっている。一方、演
算処理部2から直接入力ユニット3にアクセスする場合
は、図9内のB1に示す経路にて入力を行うと共に、同
時に図9のB2に示す経路にて入力データメモリ5を更
新するようにしている。また、演算処理部2が直接出力
ユニット4にアクセスする場合は、図9内のB3に示す
経路にて出力を行うと共に、同時に図9内のB4に示す
経路にて出力データメモリ6を更新するようにしてい
る。このような機能を設けることにより、制御順序が求
められるシーケンス制御を実現すると共に、入力データ
メモリ5及び出力データメモリ6を介して演算処理部2
が入力ユニット3の入力データ及び出力ユニット4の出
力データを制御できるようにしているので、命令実行速
度の高速化が可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したプログラマブ
ルコントローラは、以上のようにEND命令を使用して
入力ユニット3のデータを入力データメモリ5へ転送、
出力データメモリ6のデータを出力ユニット4へ転送す
るようにしていたため、制御モジュールとは別にEND
処理を実行する必要があり、END処理を実行するため
に別の処理時間が必要であった。従って命令単体の処理
時間では高速化が図られていたが、このEND処理実行
のため、プログラム全体の処理時間に関しては、END
処理にて演算処理部2が再度入力ユニット3及び出力ユ
ニット4にアクセスすることになるので、処理時間の短
縮が図られないという問題点があった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、入力ユニット及び出力ユニ
ットのアドレスに対する命令を高速化すると共に、オブ
ジェクトプログラム全体の命令実行速度を高速化したプ
ログラマブルコントローラを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるプログ
ラマブルコントローラにおいては、被制御装置からデー
タを入力する入力ユニット及び被制御装置にデータを出
力する出力ユニットを有する入出力部と、入力ユニット
により入力されたデータを一時記憶する入力データメモ
リと、出力ユニットに出力されるデータを一時記憶する
出力データメモリと、入力データメモリに記憶されたデ
ータ及び入力ユニットに入力されるデータの少なくとも
一方を用いてオブジェクトプログラムの実行を行ない、
出力データメモリ及び出力ユニットの少なくとも一方に
データを出力する演算処理部と、入力データメモリと入
力ユニット間及び出力データメモリと出力ユニット間の
データの転送を演算処理部と非同期に行なうデータ転送
ロジックを備えたものである。また、オブジェクトプロ
グラムは、複数のモジュールから構成され、データ転送
ロジックは、実行されるモジュールに対応するデータを
転送するものである。
【0010】また、データ転送ロジックの転送状態を監
視して、転送状態を演算処理部に通知する転送監視部を
備え、演算処理部は、転送監視部の通知に応じて、オブ
ジェクトプログラムを実行するものである。さらに、デ
ータ転送ロジックの転送時に、入力ユニットまたは出力
ユニットの異常を検出するエラー検出部と、このエラー
検出部の検出結果を演算処理部に伝える伝達手段を備え
たものである。
【0011】また、入力データメモリ及び入力ユニット
のいずれか一つと、演算処理部との接続を切替えるよう
に構成された第一のバス切替えスイッチと、出力データ
メモリ及び出力ユニットのいずれか一つと、演算処理部
との接続を切替えるように構成された第二のバス切替え
スイッチと、データ転送ロジックの異常を検出し、演算
処理部に伝える転送ロジック異常検出部を備え、演算処
理部はデータ転送ロジックの異常の際に、入力ユニット
と演算処理部を接続するように第一のバス切替えスイッ
チを切替えると共に、出力ユニットと演算処理部を接続
するように第二のバス切替えスイッチを切替えるもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は、実施の
形態1によるプログラマブルコントローラを示すブロッ
ク図である。図において、1はプログラマブルコントロ
ーラのCPU部、2は予めプログラミングされたオブジ
ェクトプログラムを実行するCPU部1の演算処理部、
3はプログラマブルコントローラにおいて制御対象とな
るプロセス装置に対して入力データのインターフェイス
を行う入力ユニット、4はプログラマブルコントローラ
において制御対象となるプロセス装置に対して出力デー
タのインターフェイスを行う出力ユニット、5は演算処
理部2の演算時に入力ユニット3にアクセスせずとも入
力データが参照できるように、一時的に入力ユニット3
のデータを格納する入力データメモリ、6は演算処理部
2の演算時に出力ユニット4にアクセスせずとも出力デ
ータを書込みできるように、一時的に出力ユニット4へ
の出力データをデータを格納する出力データメモリ、7
は演算処理部2が制御している入力ユニット3及び出力
ユニット4の領域を設定しているIO設定テーブル、1
4は入力ユニット3と入力データメモリ5間及び出力ユ
ニット4と出力データメモリ6間のデータ転送のみを実
行するデータ転送ロジックであるデータ転送専用ロジッ
ク、15はデータ転送専用ロジック14内のデータ転送
を実行するデータ転送部、16はデータ転送専用ロジッ
ク14内のデータ転送部15の転送動作と演算処理部2
との協調を取るデータ転送調停部、17は演算処理部2
からデータ転送専用ロジック14に対して転送処理タイ
ミングを通知するデータ更新協調信号である。また、図
2は、この発明の実施の形態1によるプログラマブルコ
ントローラの演算制御の制御実行状態を示す図であり、
1スキャン内に入力データ及び出力データの転送処理を
示している。
【0013】次に、動作について説明する。図1におい
て、プログラマブルコントローラのCPU部1内の演算
処理部2は、予め格納されたオブジェクトプログラムの
処理を実行する。命令内のソースアドレスが入力ユニッ
ト3のアドレスもしくは出力ユニット4のアドレスであ
った場合、命令コードに従って、直接入力ユニット3も
しくは出力ユニット4にアクセス、または入力データメ
モリ5もしくは出力データメモリ6にアクセスして入力
データの参照及び出力データの書込みを実行する。な
お、実施の形態1において、入力データを入力ユニット
3から入力データメモリ5へ転送する処理、及び出力デ
ータを出力データメモリ6から出力ユニット4に転送す
る処理は、データ転送専用ロジック14が実行する。転
送の実行方法は、演算処理部2より入力ユニット3及び
出力ユニット4へアクセスする場合に、データ更新協調
信号17を占有状態にして演算処理部2が占有しなけれ
ばならないタイミングを通知してもらい、データ転送専
用ロジック14は、入力ユニット3及び入力データメモ
リ5または出力ユニット4及び出力データメモリ6への
アクセス権を開放するが、この信号が非占有状態の時間
においては、演算処理部2とは非同期に入力データの転
送及び出力データの転送を実行する。データの転送処理
はデータ転送部15が実行し、演算処理部2とのタイミ
ングの協調はデータ転送調停部16が実施する。
【0014】このように、データ転送専用ロジック14
が演算処理部2とは非同期に、また演算処理部2に負荷
を与えずに入力データ及び出力データの転送を行うの
で、入力データ、出力データの入出力処理を高速に実現
すると共に、図2に示すようにプログラム全体の実行性
能に対しても高速化することができる。なお、データ転
送専用ロジック14は、IO設定テーブル7を参照して
データを転送すべきアドレスを認識する。また、実施の
形態1において、データ転送部15の処理は、専用のマ
イクロプロセッサにて構成しても、またDMAC等のハ
ードウエアで構成してもよい。
【0015】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2によるプログラマブルコントローラを示すブロッ
ク図である。図において、1〜6、14〜17は図1に
おけるものと同一のものである。20は、各モジュール
毎にアクセスする領域情報を分割して格納するIO設定
テーブル、21はデータ転送専用ロジック14内に設け
られ、次に実行するモジュール及び実行完了したモジュ
ールを演算処理部2によって設定するモジュール指定レ
ジスタである。図4は、この発明の実施の形態2による
プログラマブルコントローラ内の演算処理部2における
制御実行状態を示す図である。実行モジュールに対応す
るデータのみデータ転送する様子が示されている。
【0016】実施の形態1では、プログラム全体のIO
設定領域に対してデータ転送専用ロジック14がデータ
転送を実施するような構成について述べたが、実施の形
態2では図3に示すように、各モジュール毎にアクセス
する領域情報を分割して格納するようなIO設定テーブ
ル20と、データ転送専用ロジック14内に、次に実行
するモジュール及び実行完了したモジュールを演算処理
部2より設定できるモジュール指定レジスタ21を設
け、データ転送専用ロジック14が次に実行するモジュ
ール内の入力データのみを入力データメモリ5へ転送
し、実行が完了したモジュール分の出力データのみを出
力ユニット4へ転送するようにすることで、データの伝
達時間ずれを最低限度に抑制することができ、プロセス
まで含めた高速な制御を実現することを可能とした。
【0017】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3によるプログラマブルコントローラを示すブロッ
ク図である。図において、1〜7、14〜16は図1に
おけるものと同一のものである。22はデータ転送専用
ロジック14にて、一定時間内にデータの転送処理が完
了しない場合に演算処理部2に対して転送処理が未完了
であることを通知する転送監視部、23はデータ転送専
用ロジック14から転送状態を演算処理部2に通知する
転送状態通知信号である。図6は、この発明の実施の形
態3によるプログラマブルコントローラ内の演算処理部
における制御実行状態を示す図である。転送状態通知信
号により、データ転送と演算処理の同期をとる様子が示
されている。
【0018】実施の形態1、2では、プログラマブルコ
ントローラのCPU部1に入力データ及び出力データを
転送するためのデータ転送専用ロジック14を設けて、
データ転送の高速化を図ることについて述べたが、実施
の形態3では、図5に示すように、データ転送専用ロジ
ック14にて一定時間内にデータの転送処理が完了しな
い場合に、演算処理部2に対して転送処理が未完了であ
ることを通知する転送監視部22を設け、転送状態通知
信号23によってデータ転送専用ロジック14から転送
状態を演算処理部2に通知する。演算処理部2が1スキ
ャン開始時にデータ転送専用ロジック14に対して1ス
キャンの開始を通知することで、転送状態通知信号23
を転送未完了状態にし、またデータ転送完了後にデータ
転送専用ロジック14が転送状態通知信号23を転送完
了状態に変化させるようなロジックを追加し、演算処理
部2は転送状態通知信号23の状態を監視して、もし転
送状態通知信号23が転送未完了状態であるならば、演
算処理を待機させるようにする。これにより、実行周期
毎に演算処理部2と同期を取ることができるので、演算
処理性能の高速化と共に、演算処理と転送との協調のと
れた制御を提供することを可能とした。
【0019】実施の形態4.図7は、この発明の実施の
形態4によるプログラマブルコントローラを示すブロッ
ク図である。図において、1〜7、14〜16は図1に
おけるものと同一のものである。24はデータ転送専用
ロジック14のデータ転送が正常に実行できなかったと
きのエラー状態を検出するエラー検出部、25はデータ
転送専用ロジック14のエラーの場合に演算処理部2に
エラーリプライ信号を応答するように、アドレス毎にリ
プライ情報のデータを格納するリプライメモリで、入力
データメモリ5及び出力データメモリ6に対応して設け
られ、エラー検出部24の検出したエラーを演算処理部
に伝達する伝達手段を構成する。
【0020】実施の形態1、2では、プログラマブルコ
ントローラのCPU部1に入力データ及び出力データを
転送するためのデータ転送専用ロジック14を設けて、
データ転送の高速化を図ることについて述べたが、実施
の形態4では図7に示すように、データ転送専用ロジッ
ク14にて入力ユニット3もしくは出力ユニット4にア
クセスした際に、エラーとなりデータの転送が正常実行
できなかった場合に、そのエラー状態を検出するエラー
検出部24と、データ転送専用ロジック14がアクセス
してエラーとなったアドレスに対して演算処理部2が入
力データメモリ5もしくは出力データメモリ6にアクセ
スした場合に、演算処理部2にエラーリプライ信号を応
答するように各アドレス毎にリプライ情報のデータを格
納するリプライメモリ25を設けている。演算処理部2
がエラーの発生している入力データメモリ5もしくは出
力データメモリ6に対してアクセスした場合、エラーリ
プライ信号を応答することで、即座に演算処理部2は入
力ユニット3もしくは出力ユニット4での異常発生を制
御に同期して検出することができるので、異常箇所の検
出が容易な保守性の高いプログラマブルコントローラを
構築することを可能とした。
【0021】実施の形態5.図8は、この発明の実施の
形態5によるプログラマブルコントローラを示すブロッ
ク図である。図において、1〜7、14〜16は図1に
おけるものと同一のものである。26はデータ転送専用
ロジック14での転送動作の異常を検出し、異常が発生
したとき、演算処理部2に通知する転送ロジック異常検
出部、27はデータ転送専用ロジック14の異常を通知
する転送ロジック状態通知信号、28は演算処理部2と
の接続を、入力ユニット3と入力データメモリ5とのい
ずれかと切替える第一のバス切替えスイッチ、29は演
算処理部2との接続を、出力ユニット4と出力データメ
モリ6とのいずれかと切替える第二のバス切替えスイッ
チ、30は演算処理部2から第一のバス切替えスイッチ
28及び第二のバス切替えスイッチ29へ切替え指示を
通知する切替え指示信号である。
【0022】実施の形態4では、入力ユニット3もしく
は出力ユニット4にて異常が発生した場合の異常検出機
構について述べたが、実施の形態5では、図8に示すよ
うに、データ転送専用ロジック14にて、データ転送動
作の処理継続不可となる致命的な異常が発生した場合
に、異常を演算処理部2に通知する転送ロジック異常検
出部26と、演算処理部2と入力データメモリ5及び出
力データメモリ6の間に、第一のバス切替えスイッチ2
8及び第二のバス切替えスイッチ29を設けて、演算処
理部2より切替え指示信号30によって切替えを指示す
るようにしている。仮にデータ転送専用ロジック14に
て致命的な異常が発生した場合に、演算処理部2がデー
タ転送専用ロジック14の異常を転送ロジック状態通知
信号27より検出し、切替え指示信号30にて第一のバ
ス切替えスイッチ28を入力ユニット3側に切替え、第
二のバス切替えスイッチ29を出力ユニット4側へ切替
えることで、入力データメモリ5及び出力データメモリ
6への高速化な処理が不可となっても、入力ユニット3
及び出力ユニット4への命令実行を継続することがで
き、信頼性、冗長性の高いプログラマブルコントローラ
を構築することを可能とした。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。被制御
装置からデータを入力する入力ユニット及び被制御装置
にデータを出力する出力ユニットを有する入出力部と、
入力ユニットにより入力されたデータを一時記憶する入
力データメモリと、出力ユニットに出力されるデータを
一時記憶する出力データメモリと、入力データメモリに
記憶されたデータ及び入力ユニットに入力されるデータ
の少なくとも一方を用いてオブジェクトプログラムの実
行を行ない、出力データメモリ及び出力ユニットの少な
くとも一方にデータを出力する演算処理部と、入力デー
タメモリと入力ユニット間及び出力データメモリと出力
ユニット間のデータの転送を演算処理部と非同期に行な
うデータ転送ロジックを備えたので、演算処理部に負荷
を与えずに入力データ及び出力データの転送を行い、オ
ブジェクトプログラムの実行を高速化することができ
る。また、オブジェクトプログラムは、複数のモジュー
ルから構成され、データ転送ロジックは、実行されるモ
ジュールに対応するデータを転送するので、データ転送
の伝達時間ずれを最低限度に抑制することができる。
【0024】また、データ転送ロジックの転送状態を監
視して、転送状態を演算処理部に通知する転送監視部を
備え、演算処理部は、転送監視部の通知に応じて、オブ
ジェクトプログラムを実行するので、演算処理部とデー
タ転送ロジックとの協調を取ることができる。さらに、
データ転送ロジックの転送時に、入力ユニットまたは出
力ユニットの異常を検出するエラー検出部と、このエラ
ー検出部の検出結果を演算処理部に伝える伝達手段を備
えたので、異常箇所の検出が容易な、保守性の高いもの
にすることができる。
【0025】また、入力データメモリ及び入力ユニット
のいずれか一つと、演算処理部との接続を切替えるよう
に構成された第一のバス切替えスイッチと、出力データ
メモリ及び出力ユニットのいずれか一つと、演算処理部
との接続を切替えるように構成された第二のバス切替え
スイッチと、データ転送ロジックの異常を検出し、演算
処理部に伝える転送ロジック異常検出部を備え、演算処
理部はデータ転送ロジックの異常の際に、入力ユニット
と演算処理部を接続するように第一のバス切替えスイッ
チを切替えると共に、出力ユニットと演算処理部を接続
するように第二のバス切替えスイッチを切替えるように
したので、データ転送ロジックの異常時にも、オブジェ
クトプログラムの実行を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるプログラマブ
ルコントローラを示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるプログラマブ
ルコントローラのプログラムの実行状態を示すタイミン
グチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2によるプログラマブ
ルコントローラを示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるプログラマブ
ルコントローラのプログラムの実行状態を示すタイミン
グチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3によるプログラマブ
ルコントローラを示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるプログラマブ
ルコントローラのプログラムの実行状態を示すタイミン
グチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4によるプログラマブ
ルコントローラを示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態5によるプログラマブ
ルコントローラを示すブロック図である。
【図9】 従来のプログラマブルコントローラを示すブ
ロック図である。
【図10】 従来のプログラマブルコントローラに格納
されたプログラムを示す図である。
【図11】 従来のプログラマブルコントローラのプロ
グラムの実行状態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 CPU部、 2 演算処理部、 3 入力ユニッ
ト、4 出力ユニット、 5 入力データメモリ、 6
出力データメモリ、7,20 IO設定テーブル、
14 データ転送専用ロジック、15 データ転送部、
16 データ転送調停部、17 データ更新協調信
号、 21 モジュール指定レジスタ、22 転送監視
部、 23 転送状態通知信号、 24 エラー検出
部、25 リプライメモリ、 26 転送ロジック異常
検出部、27 転送ロジック状態通知信号、 28 第
一のバス切替えスイッチ、29 第二のバス切替えスイ
ッチ、 30 切替え指示信号。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御装置からデータを入力する入力ユ
    ニット及び上記被制御装置にデータを出力する出力ユニ
    ットを有する入出力部、上記入力ユニットにより入力さ
    れたデータを一時記憶する入力データメモリ、上記出力
    ユニットに出力されるデータを一時記憶する出力データ
    メモリ、上記入力データメモリに記憶されたデータ及び
    上記入力ユニットに入力されるデータの少なくとも一方
    を用いてオブジェクトプログラムの実行を行ない、上記
    出力データメモリ及び出力ユニットの少なくとも一方に
    データを出力する演算処理部、上記入力データメモリと
    入力ユニット間及び出力データメモリと出力ユニット間
    のデータの転送を上記演算処理部と非同期に行なうデー
    タ転送ロジックを備えたことを特徴とするプログラマブ
    ルコントローラ。
  2. 【請求項2】 オブジェクトプログラムは、複数のモジ
    ュールから構成され、データ転送ロジックは、実行され
    るモジュールに対応するデータを転送することを特徴と
    する請求項1記載のプログラマブルコントローラ。
  3. 【請求項3】 データ転送ロジックの転送状態を監視し
    て、上記転送状態を演算処理部に通知する転送監視部を
    備え、演算処理部は、上記転送監視部の通知に応じて、
    オブジェクトプログラムを実行することを特徴とする請
    求項1または請求項2記載のプログラマブルコントロー
    ラ。
  4. 【請求項4】 データ転送ロジックの転送時に、入力ユ
    ニットまたは出力ユニットの異常を検出するエラー検出
    部、このエラー検出部の検出結果を演算処理部に伝える
    伝達手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3
    のいずれか一項記載のプログラマブルコントローラ。
  5. 【請求項5】 入力データメモリ及び入力ユニットのい
    ずれか一つと、演算処理部との接続を切替えるように構
    成された第一のバス切替えスイッチ、出力データメモリ
    及び出力ユニットのいずれか一つと、演算処理部との接
    続を切替えるように構成された第二のバス切替えスイッ
    チ、データ転送ロジックの異常を検出し、演算処理部に
    伝える転送ロジック異常検出部を備え、演算処理部はデ
    ータ転送ロジックの異常の際に、入力ユニットと演算処
    理部を接続するように上記第一のバス切替えスイッチを
    切替えると共に、出力ユニットと演算処理部を接続する
    ように上記第二のバス切替えスイッチを切替えることを
    特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項記載のプ
    ログラマブルコントローラ。
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