JPH0649774U - プランジャポンプ - Google Patents

プランジャポンプ

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Publication number
JPH0649774U
JPH0649774U JP8647392U JP8647392U JPH0649774U JP H0649774 U JPH0649774 U JP H0649774U JP 8647392 U JP8647392 U JP 8647392U JP 8647392 U JP8647392 U JP 8647392U JP H0649774 U JPH0649774 U JP H0649774U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
chambers
pair
piston
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP8647392U
Other languages
English (en)
Inventor
大二郎 佐野
清一 岸
良光 山近
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP8647392U priority Critical patent/JPH0649774U/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プランジャポンプの吐出圧を簡単な構造で2
段階に切り換え可能とする。 【構成】 オイルポンプ7からソレノイドバルブ11を
介して供給される圧油で、シリンダ2に摺動自在に嵌合
するピストン3を往復駆動する。ピストン3の両側に固
着した一対のプランジャ12L ,12R に、各々作動室
13L ,13R の第1室161 及び第2室162 に臨む
第1加圧面171 及び第2加圧面172 を形成し、一対
の第2室162 間を開閉バルブ22を有する管路L9
接続する。開閉バルブ22を閉じると第1室161 と第
2室162 が共に作用して水タンク18からの水が低圧
大流量でノズル21に供給され、開閉バルブ22を開く
と第2室162 が相互に短絡して作用しなくなり、水タ
ンク18からの水が高圧小流量でノズル21に供給され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、往復駆動されるプランジャによって吸入弁を介して作動室に吸入し た流体を、該作動室から吐出弁を介して吐出するプランジャポンプに関し、特に 、その吐出圧を低圧及び高圧の2段階に切り換えることが可能なプランジャポン プに関する。
【0002】
【従来の技術】
シリンダに摺動自在に嵌合するピストンを油圧で往復駆動し、このピストンと 共に往復駆動されるプランジャによって水を加圧供給するプランジャポンプは良 く知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、かかる従来のプランジャポンプは水の吐出圧を任意に変更すること ができないため、低圧及び高圧の2種類の吐出圧を必要とする場合に仕様が異な る2台のプランジャポンプが必要となり、コスト及び設置スペースが嵩むという 問題があった。
【0004】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、簡単な構造で吐出圧を低圧及び 高圧の何れかに切り換えることが可能なプランジャポンプを提供することを目的 とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案は、シリンダに摺動自在に嵌合するピスト ンを往復駆動し、このピストンの両側に接続されて往復駆動される一対のプラン ジャでそれぞれ一対の作動室の容積を交互に拡縮させることにより、吸入弁を介 して前記一対の作動室に吸入した流体を吐出弁を介して吐出するプランジャポン プであって、各作動室を第1室及び第2室に区画し、各プランジャに形成した第 1加圧面及び第2加圧面をそれぞれ前記第1室及び第2室に臨ませるとともに、 一対の第2室間を開閉バルブを介装した連通路で相互に連通させたことを特徴と する。
【0006】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0007】 図1は本考案の第1実施例であって、洗浄用の水を噴射する車載用のプランジ ャポンプを示すものである。
【0008】 ポンプハウジング1に形成したシリンダ2にはピストン3が往復動自在に嵌合 しており、このピストン3の両側に左右一対の油室4L ,4R が画成される。オ イルタンク5内部のオイルは、ストレーナ6を有する管路L1 を介してエンジン Eで駆動されるオイルポンプ7に吸入され、そこから一方向弁8及びリリーフ弁 9を有する管路L2 に吐出される。管路L2 は制御装置Cによって切り換えられ るソレノイドバルブ11を介して2本の管路L3 ,L4 に接続され、一方の管路 L3 は左側の油室4L に、また他方の管路L4 は右側の油室4R に接続される。
【0009】 ピストン3の左右両端には左側のプランジャ12L 及び右側のプランジャ12 R が一体に結合されており、各プランジャ12L ,12R は、その往復動に伴っ て容積が拡縮する一対の作動室13L ,13R に臨んでいる。即ち、左側のプラ ンジャ12L は先端側の小径部14と基端側の大径部15とから成り、小径部1 4の先端に形成された円形の第1加圧面171 は作動室13L の第1室161 に 臨むとともに、大径部15の先端に形成された円環状の第2加圧面172 は作動 室13L の第2室162 に臨んでいる。同様に、右側のプランジャ12R の小径 部14の先端に形成された円形の第1加圧面171 は作動室13R の第1室16 1 に臨むとともに、大径部15の先端に形成された円環状の第2加圧面172 は 作動室13R の第2室162 に臨んでいる。
【0010】 水タンク18から延びる管路L5 は、一方向弁より成る吸入弁19…を介装し た4本の管路L6 …に分岐し、それぞれ左右の第1室161 ,161 及び左右の 第2室162 ,162 に接続される。また左右の第1室161 ,161 及び左右 の第2室162 ,162 は、一方向弁より成る吐出弁20…を介装した4本の管 路L7 …を介して、先端にノズル21を有する1本の管路L8 に接続される。左 右の第2室162 ,162 は、吸入弁19,19の下流位置から分岐する管路L 9 を介して相互に接続されており、その管路L9 には手動で操作される開閉バル ブ22が設けられる。
【0011】 左右の第1室161 ,161 の内部には一対の検出ロッド23,23の内端が 延出しており、プランジャ12L ,12R の先端がスプリング24,24に抗し て前記検出ロッド23,23を外側に押圧すると、その検出ドグ25,25によ って前記制御装置Cに接続された一対のリミットスイッチ26L ,26R が作動 し、これによりプランジャ12L ,12R の左右方向のストロークエンドが検出 される。
【0012】 次に、前述の構成を備えた本考案の第1実施例の作用について説明する。
【0013】 エンジンEによってオイルポンプ7が駆動されると、オイルタンク5からオイ ルがスレーナ6を介して管路L1 に吸い上げられ、ソレノイドバルブ11が図示 した右位置にあると、オイルポンプ7からの圧油は管路L3 を介してシリンダ2 の左側の油室4L に供給され、ピストン3を右方向に駆動する。このとき、右側 の油室4R からの戻り圧油は、管路L4 及びソレノイドバルブ11を介してオイ ルタンク5に還流する。ピストン3が右側のストロークエンドに達すると、プラ ンジャ12R が検出ロッド23を押圧して右側のリミットスイッチ26R をON させる。リミットスイッチ26R からの信号を受けた制御装置Cがソレノイドバ ルブ11を左位置に切り換えると、今度はシリンダ2の右側の油室4R に圧油が 供給されてピストン3を左方向に駆動する。そしてピストン3が左側のストロー クエンドに達して左側のリミットスイッチ26L がONすると、制御装置Cによ ってソレノイドバルブ11が切り換えられ、ピストン3は再び右方向に駆動され る。而して、ソレノイドバルブ11の切り換えによって、ピストン3は左右方向 に往復駆動される。
【0014】 さて、ノズル21から低圧で水を噴出させたい場合には、管路L9 に設けた開 閉バルブ22を閉弁し、左右の第2室162 ,162 の連通を遮断する。この状 態でピストン3が右方向に移動すると、このピストン3と一体である左側のプラ ンジャ12L も右方向に移動し、水タンク18内の水が吸入弁19,19を介し て容積が拡大する左側の第1室161 及び第2室162 に吸入される。このとき 、左側の第1室161 及び第2室162 に接続された吐出弁20,20は閉弁状 態に保持される。続いて、前記プランジャ12L が左方向に移動すると、今度は 前記第1室161 及び第2室162 の容積が縮小するため、その内部に吸入され た水が吐出弁20,20を介してノズル21から噴出する。このとき、左側の第 1室161 及び第2室162 に接続された吸入弁20,20は閉弁状態に保持さ れる。
【0015】 これと並行して、右側のプランジャ12R の往復動に伴って右側の第1室16 1 及び第2室162 からも水が吐出されるが、左右のプランジャ12L ,12R の位相は180°ずれているため、左側の作動室13L 及び右側の作動室13R からは交互に水が吐出され、その結果ノズル21から連続的に水を噴出させるこ とができる。
【0016】 上述のように、開閉バルブ22を閉弁しておくと左右の第1室161 ,161 と左右の第2室162 ,162 が全て作用するため、水のトータルの吐出量が増 加し、その吐出圧は比較的低圧となる。
【0017】 一方、ノズル21から高圧で水を噴出させたい場合には、管路L9 に設けた開 閉バルブ22を開弁し、左右の第2室162 ,162 を相互に連通させる。この 状態でピストン3が左右に往復動すると、左右の第2室162 ,162 の容積は 、その一方が拡大すると他方が縮小するため、管路L9 を介して左右の第2室1 62 ,162 間を水が移動するだけで、ポンプとしての機能が発揮されない。そ の結果、左右の第1室161 ,161 から圧送された水だけがノズル21から噴 出することになる。このように、断面積の小さい第1室161 ,161 によって 発生する油圧は、その断面積差によって前述の場合よりも高圧になる。
【0018】 図2は本考案の第2実施例を示すもので、この実施例のプランジャポンプは作 動室13L ,13R の構造に特徴を有しており、その他の構造を第1実施例のも のと同一である。
【0019】 即ち、シリンダ2に摺動自在に嵌合するピストン3の両端に結合された一対の プランジャ12L ,12R は有底円筒状に形成されており、その内部にポンプハ ウジング1に一体に形成した一対の円筒部材27L ,27R が摺動自在に嵌合す る。そして、円筒部材27L ,27R の内面とプランジャ12L ,12R の内面 とによって、プランジャ12L ,12R の第1加圧面171 ,171 の移動に伴 って容積が拡縮する左右一対の作動室13L ,13R の第1室161 ,161 が 画成されるとともに、円筒部材27L ,27R 及びプランジャ12L ,12R の 外面とポンプハウジング1との間に、プランジャ12L ,12R の第2加圧面1 72 ,172 の移動に伴って容積が拡縮する左右一対の第2室162 ,162 が 画成される。そして、左右の第2室162 ,162 間を接続する管路L9 に開閉 バルブ22が介装される。
【0020】 而して、この第2実施例によっても、開閉バルブ22を閉弁することにより低 圧で水を供給し、また開閉バルブ22を開弁することにより高圧で水を供給する ことができる。
【0021】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので なく、種々の設計変更を行うことが可能である。
【0022】 例えば、実施例ではピストン3のストロークエンドをリミットスイッチ26L ,26R で検出しているが、このリミットスイッチ26L ,26R に代えて近接 スイッチを用いることが可能である。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、一対の作動室を第1室及び第2室に区画して一 対のプランジャに形成した第1加圧面及び第2加圧面をそれぞれ第1室及び第2 室に臨ませ、更に一対の第2室間を開閉バルブを介装した連通路で相互に連通さ せたので、開閉バルブを閉弁することにより第1室及び第2室を共に作動させて 流体を低圧大流量で供給し、また開閉バルブを開弁することにより第1室のみを 作動させて流体を高圧小流量で供給することができ、しかも低圧と高圧の切り換 えを簡単に行うことができる。また、1個のピストンで一対のプランジャを逆位 相で駆動しているので、シンプルな構造で流体を連続的に吐出させることが可能 となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるプランジャポンプの全体構成
【図2】第2実施例によるプランジャポンプの全体構成
【符号の説明】
2 シリンダ 3 ピストン 12L ,12R プランジャ 13L ,13R 作動室 161 第1室 162 第2室 171 第1加圧面 172 第2加圧面 19 吸入弁 20 吐出弁 22 開閉バルブ L9 管路(連通路)
フロントページの続き (72)考案者 山近 良光 兵庫県神戸市長田区大橋町2丁目1番34号 マロール株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(2)に摺動自在に嵌合するピ
    ストン(3)を往復駆動し、このピストン(3)の両側
    に接続されて往復駆動される一対のプランジャ(1
    L ,12R )でそれぞれ一対の作動室(13L ,13
    R )の容積を交互に拡縮させることにより、吸入弁(1
    9)を介して前記一対の作動室(13L ,13R )に吸
    入した流体を吐出弁(20)を介して吐出するプランジ
    ャポンプであって、 各作動室(13L ,13R )を第1室(161 )及び第
    2室(162 )に区画し、各プランジャ(12L ,12
    R )に形成した第1加圧面(171 )及び第2加圧面
    (172 )をそれぞれ前記第1室(161 )及び第2室
    (162 )に臨ませるとともに、一対の第2室(1
    2 )間を開閉バルブ(22)を介装した連通路
    (L9 )で相互に連通させたことを特徴とする、プラン
    ジャポンプ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004005711A1 (ja) * 2002-07-04 2004-01-15 Nabtesco Corporation 液体ポンプ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004005711A1 (ja) * 2002-07-04 2004-01-15 Nabtesco Corporation 液体ポンプ
JPWO2004005711A1 (ja) * 2002-07-04 2005-11-04 ナブテスコ株式会社 液体ポンプ

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