JPS6123669Y2 - - Google Patents

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JPS6123669Y2
JPS6123669Y2 JP1981175309U JP17530981U JPS6123669Y2 JP S6123669 Y2 JPS6123669 Y2 JP S6123669Y2 JP 1981175309 U JP1981175309 U JP 1981175309U JP 17530981 U JP17530981 U JP 17530981U JP S6123669 Y2 JPS6123669 Y2 JP S6123669Y2
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valve
cylinder
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fluid pressure
pressure
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JP1981175309U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油圧、水圧、空圧等の流体圧を動力源
として駆動する型式の差動形往復動ポンプの往復
動切換装置に関するものである。
一般に地盤改良工事等に於て採用されるケミカ
ルグラウト工法では差動形往復動ポンプが多く使
用されている。これはケミカルグラウト工法が通
常2種のグラウトを一定の混合比に保ち乍ら改良
すべき地盤に注入して地盤を改良する工法であ
り、前記一定の混合比を保持するためには、左右
各行程に於ける吐出量をピストン径とピストン杆
径とを適宜設計して厳密に同一量にすることがで
きる差動形往復動ポンプが好適であるからであ
る。
然し乍ら、従来の差動形往復動ポンプは一般に
駆動側ポンプの往復動切換え構造が複雑なため流
体の圧力損失が大きくなつて、左右行程速度等を
厳密に一定に保持できなくなり、左右各行程に於
けるグラウト等の吐出量が設計値通りの同一量に
ならないことが多い。
本考案は上記のような観点から、差動形往復動
ポンプに於て、その往復動切換えのための駆動側
ポンプの構造を簡潔にし、流体の圧力損失をなく
すと共にポンプ全体の動作を確実にすることので
きる往復動切換装置を提供することを目的として
なされたもので、その構成は、差動形往復動ポン
プを駆動する流体圧シリンダーの両端に該シリン
ダーのピストンの外径より小さくピストン杆の外
径より大きい小シリンダーを一体に且つ連通させ
て設け、ピストンの両側に前記小シリンダーに隙
間なく嵌入する円筒部を突設し、前記小シリンダ
ーにその圧力により切換えられるパイロツトバル
ブを、また該パイロツトバルブにその切換えによ
り切換えられるパイロツトオペレーテイツドバル
ブをそれぞれ適宜導管により接続する一方、適宜
流体圧源からの流体圧を、前記流体圧シリンダー
の一端部には直接に他端部には前記オペレーテイ
ツドバルブを介してそれぞれ供給するようにする
と共に、前記パイロツトバルブには直接供給し得
るようにし、且つ前記パイロツトバルブ及びパイ
ロツトオペレーテイツドバルブに前記流体圧の排
出管を接続して成り、前記流体圧シリンダーのピ
ストンとピストン杆の断面積の比を、前記差動形
往復動ポンプのピストンとピストン杆の断面積の
比と同一にしたことを特徴とするものである。
次に本考案の実施の一例を図に拠り説明する。
1は油圧シリンダーで、その両端に内径がピス
トン2の外径より小さくピストン杆3の外径より
大きい小シリンダー4,4aを一体に且つ連通さ
せて設け、ピストン2の両側には小シリンダー
4,4aに隙間なく嵌入する円筒部5,5aを設
けてある。6はパイロツトバルブ、7はパイロツ
トオペレーテイツドバルブ、8は始動弁、9は圧
油供給源たる高圧ポンプ(図示せず)と前記油圧
シリンダー1の一端部(図の左端)を直接接続す
る給油管、9a,9bは前記給油管9から分岐さ
れた分岐管で、それぞれパイロツトバルブ6、パ
イロツトオペレーテイツドバルブ7の圧油入口側
に接続される一方、該オペレーテイツドバルブ7
の圧油入口側は連結管10を介して前記油圧シリ
ンダー1の他端部(図の右端)に接続されてい
る。11は前記パイロツトバルブ6、パイロツト
オペレーテイツドバルブ7及び始動弁8の圧油出
口側と油槽(図示せず)を連結する排油管で、そ
れぞれ分岐管11a,11b及び11cを介して
接続されている。12,13は前記給油管9及び
連結管10と小シリンダー4及び同4aの間にそ
れぞれ配設した逆止弁、14,15はパイロツト
バルブ6に供給される分岐管9aからの圧油の導
管でパイロツトオペレーテイツドバルブ7の左右
に連結されている。16,17は前記の小シリン
ダー4,4aからの圧油を始動弁8に導く導管、
18,19は該始動弁8を通過した前記小シリン
ダー4,4aからの圧油をパイロツトバルブ6の
両側に導く導管で、以上により往復動切換装置を
構成する。
一方、前記切換装置に於けるピストン杆3に
は、差動形往復動ポンプがピストン杆を連接して
配設されている。即ち、20は差動形往復動ポン
プのシリンダー、21は該シリンダー20のピス
トン、22は前記ピストン杆3と一体的に連接形
成したピストン杆、23は適宜原料槽(図示せ
ず)と前記シリンダー20の一端側(図の左端)
を接続する吸入管、24は該吸入管23に設けた
逆止弁による吸込弁、25は前記シリンダー20
の一端側に逆止弁による吐出弁26を介在させて
接続した吐出管で、該吐出管25は吐出弁26の
先方で分岐され連結管25aを介してシリンダー
20の他端側に接続されており、以上20乃至2
6により差動形往復動ポンプの一例を構成する。
而して上記に於て、流体圧シリンダー1のピス
トン2とピストン杆3の断面積の比は、差動形往
復動ポンプ20のピストン21とピストン杆22
の断面積の比と同一にする。即ち、上記実施例に
於ては、ピストン21とピストン杆22のそれぞ
れの断面積S21,S22を、S21=2×S22の関係と
し、ピストン2とピストン杆3のそれぞれの断面
積S2,S3が、S2=2×S3となるようにそれぞれの
直径が定められている。
以下、上記装置の作動例を説明する。
まず、往復動ポンプは、そのピストン21が図
の実線矢印方向に移動する時、シリンダー20の
ピストン21で仕切られた左室Aは体積が減少
し、吸込弁24が閉じられる一方、吐出弁26が
開けられる。該吐出弁26が開かれるとシリンダ
ー20の右室Bは連結管25aによつて左室Aと
連通した状態になり、ピストン21の前後面(図
の左右面)に単位面積当り同一の圧力Pが作用す
る。而して、前記ピストン21の行程長をLとす
れば左行程での吐出量はS22×Lとなり、同様に
右行程では、左室Aの体積が増大し負圧となつて
吸込弁24を開くと共に吐出弁26を閉じ、吐出
量は(S21−S22)×L、即ちS21=2×S22の関係か
らS22×Lとなつて上記左行程に於ける吐出量と
同一になるから、この往復動ポンプは左右行程の
切換が正確に行なわれれば、左右行程に於て同一
の吐出量を維持できるように構成されている。
然し、上記の往復動ポンプの左右行程を正確に
切換え且つそれを維持するには、該ポンプを駆動
する切換装置が正確に連続動作しなければならな
い。そこで、そのための本考案切換装置の作動に
ついて説明すれば次の通りである。
いま、圧油供給源たる高圧ポンプ(図示せず)
から圧油が給油管9に導入されると該圧油は油圧
シリンダー1の左室Cに直接供給される一方、一
部は分岐管9a,9bに導びかれてパイロツトバ
ルブ6を通り導管14からパイロツトオペレーテ
イツドバルブ7の左側に到り、該バルブ7を図示
の位置に固定すると共に、分岐管9bからの圧油
がパイロツトオペレーテイツドバルブ7を通つて
連結管10に導びかれ油圧シリンダー1の右室D
に供給される。
この時、油圧シリンダー1の右室Dに供給され
る圧油は導管18、始動弁8を経て前記パイロツ
トバルブ6の左側に供給され、また前記シリンダ
ー1の左室Cに供給される圧油が導管19、始動
弁8を経てパイロツトバルブ6の右側に供給され
るので、パイロツトバルブ6には両側に同一の油
圧がかかることになるが、該バルブ6の左側には
スプリング6sが設けられているので、結局該バ
ルブ6は前記スプリング6sの撥力によつて図示
の位置に固定された状態を保持する。尚、前記の
パイロツトオペレーテイツドバルブ7の右側は導
管15、パイロツトバルブ6を径て分岐管11b
及び排油管11により油槽(図示せず)に連結さ
れている。
上記の状態に於て、前記シリンダー1の左右両
室の油圧P1が作用すると、ピストン2は、左室C
側で(S2−S3)×P1の力を図の右方に向けて受け
る一方、右室D側でS2×P1の力を図の左方へ向け
て受けるから、該ピストン2はS2・P1−(S2
S3)・P1=S3・P1の力によつて左行程の運動を行
い、そのまま移動して左行程端に到ると、ピスト
ン2の円筒部5が小シリンダー4に進入して該部
の圧力がP1以上に上昇する。この上昇した圧力は
導管19、始動弁8、導管17を経てパイロツト
バルブ6の右側に供給伝達され、該バルブ6を図
の左方に移動させて切換え、それまで分岐管9a
から導管14へ導入されていた圧油を導管15へ
導き、これによつてパイロツトオペレーテイツド
バルブ6が左方へ移動して切換えられ、それまで
分岐管9bから連結管10に導入されていた圧油
をブロツクすると共に、該連結管10が分岐管1
1aに連結され、従つて前記シリンダー1の右室
Dの圧力が降下し始めるが、先に切換えられるパ
イロツトバルブ6の左側は導管16、始動弁8、
導管18を介して前記シリンダー1の右室Dに連
結されているので、その圧力は該シリンダー1の
右室Dの圧力降下と共に降下し、結局油圧シリン
ダー1の右室Dは油槽に繋つた連結管10に連結
されることになり、管内損失を無視すれば、圧力
が大気圧まで降下し、ピストン2を左方向へ押す
力は零になる。
こうしてピストン2が左行程端に到りそれを左
方向へ押す力がなくなれば、シリンダー1の左室
Cには高圧ポンプ(図示せず)からの圧油が直接
供給されているので、該ピストン2は(S2−S3
×P1の力を受けて右方向へ移動し始めるが、その
断面積がS2=Z×S3であるから、その力はS3・P1
となり前述の左行程に於ける力と同一になる。而
して、ピストン2が右行程端に到りピストン2の
円筒部5aが小シリンダー4aに進入すると、該
小シリンダー4a部分の圧力はP1以上に上昇し、
この圧力が導管18、始動弁8、導管16を経て
パイロツトバルブ6の左側に供給伝達され、先に
左方に移動されて切換えられていた該バルブ6を
元の位置(図示の位置)に戻して切換え、この切
換えに伴つてパイロツトオペレーテイツドバルブ
7の左側に再び分岐管9a、導管14を通つた圧
油が供給され、該バルブ7も右方に移動して元の
位置に切換えられ、給油管9からの圧油が分岐管
9b、オペレーテイツドバルブ7、連結管10を
通り油圧シリンダー1の右室Dに供給されて、ピ
ストン2は左動行程に入るのであり、以上の左右
行程を繰返してピストン2は正確に往復動するの
である。尚、逆止弁12,13は、例えば、左行
程端でピストン2の円筒部5が小シリンダー4に
突入し、各バルブ類が切換え動作を完了して前記
ピストン2が右行程に移行する際、該小シリンダ
ー4部に生ずる負圧を防止するよう作動するもの
である。
上記実施例は油圧駆動の場合について述べたも
のであるが、本考案はこれに限らず、他の適宜流
体を駆動源として利用する場合でも適用し得るこ
と勿論である。
以上より明らかなように、本考案装置は駆動流
体の圧力損失を少なくし、全体効率の向上を図る
ため、油圧シリンダーの一方の室を流体圧源に直
接連結すると共に、他方の室はパイロツトオペレ
ーテイツドバルブを介して連結したから、ピスト
ンに作用する流体圧の流路に圧力損失の大きな制
御弁を必要としない上に従来四方弁を用いたパイ
ロツトオペレーテイツドバルブも三方弁で済むの
で、従来のこの種切換装置に比べ、全体として構
造が簡単になるばかりでなく、動作の正確、作動
効率の向上を期待でき、また製作費も低廉になる
等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案装置を差動形往復動ポンプに利用し
た一例を示す油圧系統図である。 1……油圧シリンダー、2……ピストン、3…
…ピストン杆、4,4a……小シリンダー、5,
5a……円筒部、6……パイロツトバルブ、7…
…パイロツトオペレーテイツドバルブ、8……始
動弁、9……給油管、9a,9b……分岐管、1
0……連結管、11……排油管、11a,11
b,11c……分岐管、12,13……逆止弁、
14〜19……導管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 差動形往復動ポンプを駆動する流体圧シリンダ
    ーの両端に該シリンダーのピストンの外径より小
    さくピストン杆の外径より大きい小シリンダーを
    一体に且つ連通させて設け、ピストンンの両側に
    前記小シリンダーに隙間なく嵌入する円筒部を突
    設し、前記小シリンダーにその圧力により切換え
    られるパイロツトバルブを、また該パイロツトバ
    ルブにその切換えにより切換えられるパイロツト
    オペレーテイツドバルブをそれぞれ適宜流体圧源
    からの流体圧を、前記流体圧シリンダーの一端部
    には直接に他端部には前記オペレーテイツドバル
    ブを介してそれぞれ供給するようにすると共に前
    記パイロツトバルブには直接供給し得るように
    し、且つ前記パイロツトバルブ及びパイロツトオ
    ペレーテイツドバルブは前記流体圧の排出管を接
    続して成り、前記流体圧シリンダーのピストンと
    ピストン杆の断面積の比を、前記差動形往復動ポ
    ンプのピストンとピストン杆の断面積の比と同一
    にしたことを特徴とする差動形往復動ポンプの往
    復動切換装置。
JP1981175309U 1981-11-27 1981-11-27 Expired JPS6123669Y2 (ja)

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JPS57115968U JPS57115968U (ja) 1982-07-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS507165U (ja) * 1973-05-21 1975-01-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS507165U (ja) * 1973-05-21 1975-01-24

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JPS57115968U (ja) 1982-07-17

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