JP2930888B2 - 起動手段付きハンマー装置 - Google Patents
起動手段付きハンマー装置Info
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- JP2930888B2 JP2930888B2 JP3769095A JP3769095A JP2930888B2 JP 2930888 B2 JP2930888 B2 JP 2930888B2 JP 3769095 A JP3769095 A JP 3769095A JP 3769095 A JP3769095 A JP 3769095A JP 2930888 B2 JP2930888 B2 JP 2930888B2
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- Japan
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- hammer
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、起動シリンダに連動し
て気体を圧縮する主ピストンを備え、その圧縮された気
体圧でハンマーを突進する起動手段付きハンマー装置に
関する。
て気体を圧縮する主ピストンを備え、その圧縮された気
体圧でハンマーを突進する起動手段付きハンマー装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のハンマー装置は、特開平6−2
28953号公報によって開示してあり、その構成の概
要は、主ピストンより突出する支持軸の先端にハンマー
を摺動自在に備え、主ピストンの前進初期の圧縮気体を
ハンマーに背圧として与えてハンマーを上死点に保持
し、以後の圧縮気体でハンマーを急速突進するハンマー
装置において、その主ピストンを駆動するための起動手
段を設けたものである。
28953号公報によって開示してあり、その構成の概
要は、主ピストンより突出する支持軸の先端にハンマー
を摺動自在に備え、主ピストンの前進初期の圧縮気体を
ハンマーに背圧として与えてハンマーを上死点に保持
し、以後の圧縮気体でハンマーを急速突進するハンマー
装置において、その主ピストンを駆動するための起動手
段を設けたものである。
【0003】起動手段は、起動シリンダと、該起動シリ
ンダと同方向に連動する副シリンダとからなり、起動シ
リンダの加圧室と、その膨張と縮小に応じて逆に縮小と
膨張する副シリンダの蓄圧室とを流体圧発生装置への帰
流路を備えている第2制御弁を介して連結し、前記第2
制御弁は流路を開閉すると共に開放時に流体を双方へ流
動可能となるものである。
ンダと同方向に連動する副シリンダとからなり、起動シ
リンダの加圧室と、その膨張と縮小に応じて逆に縮小と
膨張する副シリンダの蓄圧室とを流体圧発生装置への帰
流路を備えている第2制御弁を介して連結し、前記第2
制御弁は流路を開閉すると共に開放時に流体を双方へ流
動可能となるものである。
【0004】また起動シリンダが復動する場合、その加
圧室の圧力を急激に排出する必要があるが、その際シリ
ンダに連結したホースに大きなサージ圧が発生し、特に
土木用として使用する場合にはホースが長くなるため、
ホースが激しく振れ出しホースは勿論のことその間に設
けた制御機器などの耐久性に問題が生じるが、前記公報
のものによれば、起動シリンダの加圧室が縮小して流体
を排出する際、その流体圧の1部を、起動シリンダと同
方向に連動する副シリンダの蓄圧室に吸収されるので、
排出量が減少されサージ圧の発生を防止するものであ
る。
圧室の圧力を急激に排出する必要があるが、その際シリ
ンダに連結したホースに大きなサージ圧が発生し、特に
土木用として使用する場合にはホースが長くなるため、
ホースが激しく振れ出しホースは勿論のことその間に設
けた制御機器などの耐久性に問題が生じるが、前記公報
のものによれば、起動シリンダの加圧室が縮小して流体
を排出する際、その流体圧の1部を、起動シリンダと同
方向に連動する副シリンダの蓄圧室に吸収されるので、
排出量が減少されサージ圧の発生を防止するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報によっ
て開示してある起動シリンダと副シリンダは互いに縦列
に連設したもので、ハンマー装置の機体全体の長さが長
くなり、この機体を立坑から土中にパイプを圧入して埋
め込む土木工事を行う際、その立坑にハンマー装置の機
体が納まるように大きく掘削する必要があり、立地条件
によっては大きい立坑を設けることが不可能な場合もあ
った。
て開示してある起動シリンダと副シリンダは互いに縦列
に連設したもので、ハンマー装置の機体全体の長さが長
くなり、この機体を立坑から土中にパイプを圧入して埋
め込む土木工事を行う際、その立坑にハンマー装置の機
体が納まるように大きく掘削する必要があり、立地条件
によっては大きい立坑を設けることが不可能な場合もあ
った。
【0006】本発明は以上の問題を解決することにあ
り、サージ圧の発生を防止し、サイクルタイムを向上す
る機能を維持して、しかもヘッド部の寸法を小さくする
ことができるようにする。
り、サージ圧の発生を防止し、サイクルタイムを向上す
る機能を維持して、しかもヘッド部の寸法を小さくする
ことができるようにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による解決方法
は、筒体のヘッド内の起動シリンダ内に流体圧で直線往
復運動する起動ピストンを備え、筒体内に起動ピストン
と連動して気体を圧縮する主ピストンを有し、主ピスト
ンより突出する支持軸にハンマーを摺動自在に設け、主
ピストンによる圧縮初期の気体圧でハンマーを上死点に
保持し、以後の圧縮気体圧でハンマーを急速突進する起
動手段付きハンマー装置において、イ)ヘッド内に副シ
リンダを、起動シリンダの横に並列して配設し、主ピス
トンとロッドで連結され同方向に連動する副ピストンを
副シリンダ内に備え、ロ)副シリンダの主ピストン側
に、起動シリンダの加圧室の膨張に従って逆に縮小する
蓄圧室を有し、ハ)上記加圧室と蓄圧室とを、流体圧発
生装置への帰流路に接続した第2制御弁を介して連通し
てあることを特徴とする。
は、筒体のヘッド内の起動シリンダ内に流体圧で直線往
復運動する起動ピストンを備え、筒体内に起動ピストン
と連動して気体を圧縮する主ピストンを有し、主ピスト
ンより突出する支持軸にハンマーを摺動自在に設け、主
ピストンによる圧縮初期の気体圧でハンマーを上死点に
保持し、以後の圧縮気体圧でハンマーを急速突進する起
動手段付きハンマー装置において、イ)ヘッド内に副シ
リンダを、起動シリンダの横に並列して配設し、主ピス
トンとロッドで連結され同方向に連動する副ピストンを
副シリンダ内に備え、ロ)副シリンダの主ピストン側
に、起動シリンダの加圧室の膨張に従って逆に縮小する
蓄圧室を有し、ハ)上記加圧室と蓄圧室とを、流体圧発
生装置への帰流路に接続した第2制御弁を介して連通し
てあることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成において、副シリンダが起動シリンダ
の横に並列して配設され、起動ピストン、副ピストンが
主ピストンとロッドでそれぞれ連結されたものであるか
ら、起動ピストン、副ピストン及び主ピストンは同方向
に往復動するものであり、主ピストンが復動する時に
は、起動シリンダの加圧室が縮小し、副シリンダの主ピ
ストン側の蓄圧室が逆に膨張するため、加圧室の流体の
一部が蓄圧室に退避され、流体圧発生装置の帰流路への
流量を制限してサージ圧を防止する作用が得られる。
の横に並列して配設され、起動ピストン、副ピストンが
主ピストンとロッドでそれぞれ連結されたものであるか
ら、起動ピストン、副ピストン及び主ピストンは同方向
に往復動するものであり、主ピストンが復動する時に
は、起動シリンダの加圧室が縮小し、副シリンダの主ピ
ストン側の蓄圧室が逆に膨張するため、加圧室の流体の
一部が蓄圧室に退避され、流体圧発生装置の帰流路への
流量を制限してサージ圧を防止する作用が得られる。
【0009】しかも、副シリンダが起動シリンダの横に
並列して設けたものであるから、副シリンダと起動シリ
ンダを納めるヘッド部の長さを起動シリンダが納まる長
さのみで形成され、ハンマー装置の機体全長の長さを従
来のものに比し大きく縮小することができるようにな
る。
並列して設けたものであるから、副シリンダと起動シリ
ンダを納めるヘッド部の長さを起動シリンダが納まる長
さのみで形成され、ハンマー装置の機体全長の長さを従
来のものに比し大きく縮小することができるようにな
る。
【0010】
【実施例】本発明のハンマー装置を具体的に説明する
と、図1に示しているように、筒体1内を内鍔2で2室
に分け、一方を空気室3とし他方をハンマー室4とな
し、空気室3内には主ピストン5を設け、主ピストン5
の先端に支持鍔6を有する支持軸7をその支持鍔6がハ
ンマー室4内に存在するように突設し、支持鍔6上に、
内鍔2内に突入する細径部8を備えたハンマー9を支持
軸7に沿って摺動自在に設け、そのハンマー9の細径部
8は主ピストン5が上死点にある状態で内鍔2内に突入
し、しかもハンマー9と細径部8の外周面、及びハンマ
ー9の支持軸7を挿通する孔10の内周面が、それぞれ
の対向面とシール11,12,13を介して接触してあ
る。更に、主ピストン5の直径D1、支持鍔6の直径D
2、細径部8の直径D3は、D1>D2>D3の関係に
形成してある。またハンマー9には、空気室3と、支持
鍔6とハンマー9間の背圧室14間に通じる第1通気孔
15が明けてあり、ハンマー9には、その支持軸7を挿
通する孔10と、ハンマー9と内鍔2との間の押圧室1
6間に第2通気孔17が明けてある。また押圧室16と
空気室3間に、押圧室16から空気室3へ流通するチェ
ック弁18を設けている。一方、支持軸7の主ピストン
5寄りの外周面に複数の通気溝19を備えるものであ
る。
と、図1に示しているように、筒体1内を内鍔2で2室
に分け、一方を空気室3とし他方をハンマー室4とな
し、空気室3内には主ピストン5を設け、主ピストン5
の先端に支持鍔6を有する支持軸7をその支持鍔6がハ
ンマー室4内に存在するように突設し、支持鍔6上に、
内鍔2内に突入する細径部8を備えたハンマー9を支持
軸7に沿って摺動自在に設け、そのハンマー9の細径部
8は主ピストン5が上死点にある状態で内鍔2内に突入
し、しかもハンマー9と細径部8の外周面、及びハンマ
ー9の支持軸7を挿通する孔10の内周面が、それぞれ
の対向面とシール11,12,13を介して接触してあ
る。更に、主ピストン5の直径D1、支持鍔6の直径D
2、細径部8の直径D3は、D1>D2>D3の関係に
形成してある。またハンマー9には、空気室3と、支持
鍔6とハンマー9間の背圧室14間に通じる第1通気孔
15が明けてあり、ハンマー9には、その支持軸7を挿
通する孔10と、ハンマー9と内鍔2との間の押圧室1
6間に第2通気孔17が明けてある。また押圧室16と
空気室3間に、押圧室16から空気室3へ流通するチェ
ック弁18を設けている。一方、支持軸7の主ピストン
5寄りの外周面に複数の通気溝19を備えるものであ
る。
【0011】従って、主ピストン5を内鍔2側に向かっ
て、即ち下死点に向かって押圧すれば、空気室3が順次
圧縮され、同時に支持軸7に設けた支持鍔6も下死点に
向かうが、圧縮空気の一部が第1通気孔15より背圧室
14に流入し、ハンマー9を上死点に依然として保持し
ている。しかし圧縮が進み支持軸7の通気溝19と第2
通気孔17が合致すると、第2通気孔17を通じて圧縮
空気が押圧室16に流入し、その圧力がハンマー9の背
圧より高くなると同時にハンマー9が突進するものであ
る。
て、即ち下死点に向かって押圧すれば、空気室3が順次
圧縮され、同時に支持軸7に設けた支持鍔6も下死点に
向かうが、圧縮空気の一部が第1通気孔15より背圧室
14に流入し、ハンマー9を上死点に依然として保持し
ている。しかし圧縮が進み支持軸7の通気溝19と第2
通気孔17が合致すると、第2通気孔17を通じて圧縮
空気が押圧室16に流入し、その圧力がハンマー9の背
圧より高くなると同時にハンマー9が突進するものであ
る。
【0012】以上のようにハンマー9が突進し相手に衝
撃を与えると共に、空気室3内の圧縮空気と、前記のD
1>D2>D3の関係からその差圧によって、ハンマー
は上死点へと戻り始める。この時、押圧室16内の空気
が空気室3に流入すると同時に、背圧室14の空気も空
気室3に帰流するものである。
撃を与えると共に、空気室3内の圧縮空気と、前記のD
1>D2>D3の関係からその差圧によって、ハンマー
は上死点へと戻り始める。この時、押圧室16内の空気
が空気室3に流入すると同時に、背圧室14の空気も空
気室3に帰流するものである。
【0013】次ぎに、上述の主ピストン5を下死点に向
かって駆動する起動手段は、筒体1に設けたヘッド20
内に設けられるもので、図1に示しているように、主ピ
ストン5と連結した単動型の起動シリンダ21と、副シ
リンダ22とで構成するものである。
かって駆動する起動手段は、筒体1に設けたヘッド20
内に設けられるもので、図1に示しているように、主ピ
ストン5と連結した単動型の起動シリンダ21と、副シ
リンダ22とで構成するものである。
【0014】起動シリンダ21は、主ピストン5より延
長した支持軸7を起動シリンダ21の起動ピストン23
に連結して、この起動ピストン23によって主ピストン
5を連動するもので、起動シリンダ21の加圧室24
(起動ピストン23を上死点から下死点へ駆動する側を
指す)に流体圧の注入口25と排出口26を備え、両口
25,26には油圧ユニットなどによる流体圧発生装置
27(図3参照)と、それぞれロジックバルブによる第
1、第2制御弁28,29及び両制御弁28,29を交
互に切り換える切換弁30を介して連結してある。切換
弁30は、主ピストン5の上死点と下死点を検出するセ
ンサー31の指令によって機械的に切り換えるようにな
っている。
長した支持軸7を起動シリンダ21の起動ピストン23
に連結して、この起動ピストン23によって主ピストン
5を連動するもので、起動シリンダ21の加圧室24
(起動ピストン23を上死点から下死点へ駆動する側を
指す)に流体圧の注入口25と排出口26を備え、両口
25,26には油圧ユニットなどによる流体圧発生装置
27(図3参照)と、それぞれロジックバルブによる第
1、第2制御弁28,29及び両制御弁28,29を交
互に切り換える切換弁30を介して連結してある。切換
弁30は、主ピストン5の上死点と下死点を検出するセ
ンサー31の指令によって機械的に切り換えるようにな
っている。
【0015】副シリンダ22は図1と図2に示すよう
に、起動シリンダ21の横に一対並列して設けるもの
で、その副ピストン32を主ピストン5にロッド33で
連結してあり、副シリンダ22の主ピストン5側室を蓄
圧室34とするもので、この蓄圧室34に通じる出入口
35が図3に示すように、前記第2制御弁29から流体
圧発生装置27へ通じる帰流路36に連結している。
尚、図3中の37はホースである。
に、起動シリンダ21の横に一対並列して設けるもの
で、その副ピストン32を主ピストン5にロッド33で
連結してあり、副シリンダ22の主ピストン5側室を蓄
圧室34とするもので、この蓄圧室34に通じる出入口
35が図3に示すように、前記第2制御弁29から流体
圧発生装置27へ通じる帰流路36に連結している。
尚、図3中の37はホースである。
【0016】前記センサー31は図1、図4と図5に示
しているように、主ピストン5に検出棒38を固着して
起立し、その先端部に検出コマ39を設け、検出コマ3
9にはその左右に段違いに突出する凸部40,41を有
し、検出コマ39の移動する軌跡に沿って主ピストン5
の上死点で一方の凸部40で押し出される接触子42
と、主ピストン5の下死点で他方の凸部41で押し出さ
れる接触子43とを、それぞれ凸部40,41に向かっ
て圧接するように附勢して設け、各接触子42,43に
切換弁30のスプールを押すスイングアーム44,45
を連設したものである。
しているように、主ピストン5に検出棒38を固着して
起立し、その先端部に検出コマ39を設け、検出コマ3
9にはその左右に段違いに突出する凸部40,41を有
し、検出コマ39の移動する軌跡に沿って主ピストン5
の上死点で一方の凸部40で押し出される接触子42
と、主ピストン5の下死点で他方の凸部41で押し出さ
れる接触子43とを、それぞれ凸部40,41に向かっ
て圧接するように附勢して設け、各接触子42,43に
切換弁30のスプールを押すスイングアーム44,45
を連設したものである。
【0017】以上の構造であるから、起動シリンダ21
の起動ピストン23が上死点にある時には、第1制御弁
28が開の状態で、他方の第2制御弁29は閉の状態に
あるから、流体が第1制御弁28を通じて加圧室24に
流入し、起動ピストン23が下死点に向かって駆動す
る。これに連動して主ピストン5が下死点に向かって駆
動して空気室3の空気を圧縮して、前述のようにハンマ
ー9が突進するものであるが、この起動ピストン23が
下死点に向かって駆動する間、副ピストン32も主ピス
トン5に連動して下死点に向かって進み、その蓄圧室3
4の体積が減少するから、蓄圧室34内の流体が帰流路
36を通じて流体圧発生装置27へ排出される。
の起動ピストン23が上死点にある時には、第1制御弁
28が開の状態で、他方の第2制御弁29は閉の状態に
あるから、流体が第1制御弁28を通じて加圧室24に
流入し、起動ピストン23が下死点に向かって駆動す
る。これに連動して主ピストン5が下死点に向かって駆
動して空気室3の空気を圧縮して、前述のようにハンマ
ー9が突進するものであるが、この起動ピストン23が
下死点に向かって駆動する間、副ピストン32も主ピス
トン5に連動して下死点に向かって進み、その蓄圧室3
4の体積が減少するから、蓄圧室34内の流体が帰流路
36を通じて流体圧発生装置27へ排出される。
【0018】一方起動ピストン23が下死点から上死点
へ戻る際には、センサー31によって切換弁30が切換
えられ、第2制御弁29が開の状態に、第1制御弁28
は閉の状態となるから、主ピストン5の上死点への帰動
に伴い、起動シリンダ23の加圧室24の体積が減少し
始め、加圧室24内の流体圧が第2制御弁29を通じて
流体圧発生装置27に帰流する一方、加圧室24の体積
が減少すると同時に、主ピストン5と連動する副シリン
ダ22の蓄圧室34が逆に膨大することから、第2制御
弁29から流出する流体の一部が蓄圧室34内に流入す
るものである。
へ戻る際には、センサー31によって切換弁30が切換
えられ、第2制御弁29が開の状態に、第1制御弁28
は閉の状態となるから、主ピストン5の上死点への帰動
に伴い、起動シリンダ23の加圧室24の体積が減少し
始め、加圧室24内の流体圧が第2制御弁29を通じて
流体圧発生装置27に帰流する一方、加圧室24の体積
が減少すると同時に、主ピストン5と連動する副シリン
ダ22の蓄圧室34が逆に膨大することから、第2制御
弁29から流出する流体の一部が蓄圧室34内に流入す
るものである。
【0019】
【発明の効果】本発明による起動手段付きハンマー装置
によれば、起動手段を構成する起動シリンダと副シリン
ダとをヘッド内に並列して設け、各シリンダのピストン
を主シピストンと連結して設けたもので、起動シリンダ
と副シリンダとをヘッド内に並列して設けたことによ
り、ヘッドの長さが起動シリンダが納まる長さに形成す
ることができ、ハンマー装置全体の長さを大幅に短くす
ることができる。
によれば、起動手段を構成する起動シリンダと副シリン
ダとをヘッド内に並列して設け、各シリンダのピストン
を主シピストンと連結して設けたもので、起動シリンダ
と副シリンダとをヘッド内に並列して設けたことによ
り、ヘッドの長さが起動シリンダが納まる長さに形成す
ることができ、ハンマー装置全体の長さを大幅に短くす
ることができる。
【0020】更に、起動シリンダと副シリンダの各ピス
トンを主ピストンと連結して設けたものであるから、主
ピストンが作動中に回転することがなく、しかも水平を
保って作動することができ、従って支持軸を確実に垂直
を保って駆動することができることから、異常を来すこ
となく長期に亘り高速運転することができる。
トンを主ピストンと連結して設けたものであるから、主
ピストンが作動中に回転することがなく、しかも水平を
保って作動することができ、従って支持軸を確実に垂直
を保って駆動することができることから、異常を来すこ
となく長期に亘り高速運転することができる。
【図1】本発明による起動手段付きハンマー装置を示す
平面図である。
平面図である。
【図2】図1のA−A線矢視の断面図である。
【図3】本発明による起動手段の流体圧の流動を示す回
路図である。
路図である。
【図4】センサーの部分を示す平面図である。
【図5】同じく断面図である。
5 主ピストン 21 起動シリンダ 22 副シリンダ 23 起動ピストン 24 加圧室 27 流体圧発生装置 28 第1制御弁 29 第2制御弁 30 切換弁 32 副ピストン 33 ロッド 34 蓄圧室 36 帰流路
Claims (1)
- 【請求項1】 筒体(1)のヘッド(20)内の起動シ
リンダ(21)内に流体圧で直線往復運動する起動ピス
トン(23)を備え、筒体(1)内に起動ピストン(2
3)と連動して気体を圧縮する主ピストン(5)を有
し、主ピストン(5)より突出する支持軸(7)にハン
マー(9)を摺動自在に設け、主ピストン(5)による
圧縮初期の気体圧でハンマー(9)を上死点に保持し、
以後の圧縮気体圧でハンマー(9)を急速突進する起動
手段付きハンマー装置において、イ)ヘッド(20)内
に副シリンダ(22)を、起動シリンダ(21)の横に
並列して配設し、主ピストン(5)とロッド(33)で
連結され同方向に連動する副ピストン(32)を副シリ
ンダ(22)内に備え、 ロ)副シリンダ(22)の主ピストン(5)側に、起動
シリンダ(21)の加圧室(24)の膨張に従って逆に
縮小する蓄圧室(34)を有し、 ハ)上記加圧室(24)と蓄圧室(34)とを、流体圧
発生装置(27)への帰流路(36)に接続した第2制
御弁(29)を介して連通してあることを特徴とする起
動手段付きハンマー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3769095A JP2930888B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 起動手段付きハンマー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3769095A JP2930888B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 起動手段付きハンマー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08206977A JPH08206977A (ja) | 1996-08-13 |
JP2930888B2 true JP2930888B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=12504569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3769095A Expired - Lifetime JP2930888B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 起動手段付きハンマー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2930888B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111058444B (zh) * | 2018-10-17 | 2021-08-31 | 韶关市伟光液压油缸有限公司 | 一种打桩力调节装置及液压打桩锤 |
-
1995
- 1995-02-01 JP JP3769095A patent/JP2930888B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08206977A (ja) | 1996-08-13 |
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