JP2577856B2 - ハンマー装置の起動方法と起動装置 - Google Patents

ハンマー装置の起動方法と起動装置

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JP2577856B2 JP3755893A JP3755893A JP2577856B2 JP 2577856 B2 JP2577856 B2 JP 2577856B2 JP 3755893 A JP3755893 A JP 3755893A JP 3755893 A JP3755893 A JP 3755893A JP 2577856 B2 JP2577856 B2 JP 2577856B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮空気でハンマーを
突進する装置において、該装置を駆動するための起動方
法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このハンマー装置は、特公昭58−17
688号公報によって開示されたもので、この当初の装
置は主にプレス機を対象とし、これを駆動するために
は、他の起動加圧力を例えばプレスのラムなどによって
駆動するもので、この装置では高速で大きな衝撃力が得
られるものである。この大きなエネルギーを土木用とし
て例えばパイプを土中に埋め込むハンマー装置としても
適用できるよう提案され、その場合、装置内に起動装置
を組み込む必要があるが、その技術が特公平3−166
070号公報によって開示してある。
【0003】上記ハンマー装置は、他から与えられる力
で従動する主ピストンより突設した支持軸にハンマーを
摺動自在に設け、主ピストンの下死点に向かう前進動に
生じる圧縮空気のうち、前進の当初の圧縮空気をハンマ
ーに背圧として与えて、ハンマーを上死点に保持してお
き、更に前進して高められた圧縮空気を一挙にハンマー
に与えて急激に突進する。その後、主ピストンを有する
シリンダ内の圧縮空気によって元の状態へ復動するもの
である。
【0004】前記主ピストンに他から与える力を装置内
に組み込む特公平3−166070号公報の装置は、支
持軸を主ピストンより上方へ延長し、その先端に油圧シ
リンダのピストンを設けたもので、油圧シリンダを連続
して往復駆動することによって、ハンマー作用が高速に
繰り返して行われるものである。しかも油圧シリンダ
は、前述のようにハンマーの衝撃力に対する差圧で上昇
するから単動のものであっても良い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように駆動装置
として単動型であろうと復動型であろうと油圧シリンダ
が復動する場合、その加圧室の圧力を急激に排出する必
要があるが、その際シリンダに連結したホースに大きな
サージ圧が発生し、特に土木用として使用する場合には
ホースが長くなるため、ホースが激しく振れ出しホース
は勿論その間に設けた制御機器などの耐久性に問題が生
じた。またサージ圧の発生によりハンマーが上死点に戻
る時間が遅くなり、装置のサイクルタイムが長くなると
いう欠点があった。
【0006】本発明は以上の問題を解決することにあ
り、前記サージ圧の発生を防止し、サイクルタイムを向
上することを目的として提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による解決方法
は、主ピストンより突出する支持軸の先端にハンマーを
摺動自在に備え、主ピストンの前進初期の圧縮気体をハ
ンマーに背圧として与えてハンマーを上死点に保持し、
以後の圧縮気体でハンマーを急速突進するハンマー装置
において、主ピストンを起動シリンダで駆動し、該起動
シリンダの加圧室が縮小して流体が排出する際に、その
流体圧の1部を、起動シリンダと同方向に連動する副シ
リンダの蓄圧室に吸収し、加圧室の膨張時に先に吸収し
た流体圧を蓄圧室より排出することを特徴とする。
【0008】更に、本発明による解決手段は、主ピスト
ンより突出する支持軸の先端にハンマーを摺動自在に備
え、主ピストンの前進初期の圧縮気体をハンマーに背圧
として与えてハンマーを上死点に保持し、以後の圧縮気
体でハンマーを急速突進するハンマー装置において、前
記主ピストンを駆動する起動シリンダと、該起動シリン
ダと同方向に連動する副シリンダとからなり、起動シリ
ンダの加圧室と、その膨張と縮小に応じて逆に縮小と膨
張する副シリンダの蓄圧室とを、流路を開閉すると共に
開放時に流体が双方へ流動可能となる第2制御弁を介し
て連結し、前記蓄圧室に流体圧発生装置への帰流孔を備
えていることを特徴とする
【0009】
【作用】従って、加圧室に流体圧が加わって支持軸が往
動する時には、蓄圧室へは流体圧が流動しないが、支持
軸が復動して戻る時には、加圧室の流体圧が第2制御弁
を介して蓄圧室と流体圧発生装置へ流入し、再び加圧室
に流体圧が加わった時、蓄圧室内の先に流入した流体圧
が流体圧発生装置へ帰流するもので、このように加圧室
より排出される流体圧の一部が蓄圧室に流入するため、
サージ圧が蓄圧室で吸収され、ホースの振れを防止する
と同時にサイクルタイムを早めることができるようにな
る。
【0010】
【実施例】本発明を具体的にハンマー装置から説明する
と、図4に示しているように、筒体1内を長手方向に内
鍔2で2室に分け、一方を空気室3とし他方をハンマー
室4となし、空気室3内には主ピストン5を設け、主ピ
ストン5の先端に支鍔6を有する支持軸7をその支鍔6
がハンマー室4内に存在するように突設し、該支持軸7
の支鍔6上に、細径部8を有するハンマー9を支持軸7
に沿って摺動自在に設け、そのハンマー9の細径部8は
主ピストン5が上死点にある状態で前記内鍔2内に突入
し、しかもハンマー9と細径部8の外周面、及びハンマ
ー9の支持軸7を挿通する孔10の内周面が、それぞれ
の対向面とシール11,12,13を介して接触してあ
る。更に、主ピストン5の直径D1、支鍔6の直径D
2、細径部8の直径D3は、D1>D2>D3の関係に
形成してある。またハンマー9には、空気室3と、支鍔
6とハンマー9間の背圧室14間に通じる第1通気孔1
5が明けてあり、更にハンマー9に、その支持軸7を挿
通する孔10と、ハンマー9と内鍔2との間の押圧室1
6間に第2通気孔17が明けてある。また押圧室16と
空気室3間に、押圧室16から空気室3へ流通するチェ
ック弁18を設けている。一方、支持軸7の主ピストン
5寄りの外周面に複数の通気溝19を備えるものであ
る。
【0011】従って、主ピストン5を内鍔2側に向かっ
て、即ち下死点に向かって押圧すれば、空気室3が順次
圧縮され、同時に支持軸7に設けた支鍔6も下死点に向
かうが、圧縮空気の一部が第1通気孔15より背圧室1
4に流入し、ハンマー9を上死点に依然として保持して
いる。しかし圧縮が進み支持軸7の通気溝19と第2通
気孔17が合致すると、第2通気孔17を通じて圧縮空
気が押圧室16に流入し、その圧力がハンマー9の背圧
より高くなると同時にハンマー9が突進するものであ
る。
【0012】以上のようにハンマー9が突進し相手に衝
撃を与えると共に、空気室3内の圧縮空気によってハン
マーは上死点へと戻り始める。この時、押圧室16内の
空気が空気室3に流入すると同時に、背圧室14の空気
も空気室3に帰流するものである。
【0013】次ぎに、上述の主ピストン5を下死点に向
かって駆動する本発明の装置を、図1によって説明する
と、筒体1に主ピストン5と対向して設けた単動型の起
動シリンダ20と、該起動シリンダ20と同方向に連動
する副シリンダ21とで構成するものである。しかし、
起動シリンダ20が単動型に限らず、復動型のものであ
っても良い。
【0014】起動シリンダ20は、主ピストン5より延
長した支持軸7を起動シリンダ20の起動ピストン22
に連結して、この起動ピストン22によって主ピストン
5を連動するもので、起動シリンダ20の加圧室23
(起動ピストン22を上死点から下死点へ駆動する側を
指す)に流体圧の注入口24と排出口25を備え、両口
24,25には油圧ユニットなどによる流体圧発生装置
26(図3参照)と、それぞれロジックバルブによる第
1、第2制御弁27,28及び両制御弁27,28を交
互に切り換える切換弁29を介して連結してある。
【0015】また、加圧室23とは反対側の復動室30
は図示の場合、これに空気による蓄圧部31を連設した
ものであるが、スプリング(図示省略)であっても良
い。更に、第1、第2制御弁27,28及び切換弁29
は、図1に示すように起動シリンダ20などを形成する
ブロック体内に設けられるもので、切換弁29は、起動
ピストン22の上死点と下死点を検出する従来周知のセ
ンサー32の指令によって機械的に切り換えるようにな
っている。
【0016】ところで前記センサー32の一つの例を図
1と図2に示しているが、起動ピストン22の往復動と
平行して可動する検出杆33を、主ピストン5に当接し
て設けると共に、その先端を空気圧室34に挿入して検
出杆33を主ピストン5に向かって押圧してあり、この
検出杆33の起動ピストン22と対応する位置に検出コ
マ35を設け、その上下死点でそれぞれスイングアーム
などの起動杆36を介して切換弁29を切り換えるよう
に形成してある。
【0017】副シリンダ21は、その副ピストン37と
前記起動ピストン22とをロッド38で連結してあり、
しかも起動シリンダ20の内径D4と副シリンダ21の
内径D5の関係をD4>D5となるように形成してあ
る。また、副シリンダ21の起動シリンダ20側に存在
する室を蓄圧室39とするもので、この蓄圧室39に通
じる出入口40が、図1に示すように、前記第2制御弁
28から流体圧発生装置26へ通じる帰流孔41に連結
している。尚、図3中の42はホースである。
【0018】以上の構造であるから、起動シリンダ20
の起動ピストン22が上死点にあり第1制御弁27を通
じて流体が加圧室23に流入すれば、下死点に向かって
駆動するからハンマー装置の空気室3が圧縮され、ハン
マー9が突進するものであるが、起動ピストン22が下
死点に向かって駆動する間、副ピストン37も下死点に
向かって進みその蓄圧室39の体積が減少するから、入
充していた流体が帰流孔41より流体圧発生装置26へ
排出される。
【0019】一方、起動ピストン22が下死点から上死
点へ戻る際には切換弁29が切換えられ、第2制御弁2
8が開放の状態となり、加圧室23の体積が減少し始め
るから、加圧室23内の流体圧が第2制御弁28を通じ
て流体圧発生装置26に帰流する一方、加圧室23の体
積が減少すると同時に副シリンダ21の蓄圧室39が逆
に膨大することから、第2制御弁28から流出する流体
の一部が蓄圧室39内に流入するものである。
【0020】
【発明の効果】本発明によるハンマー装置の起動方法に
よれば、起動シリンダとこれに連動する副シリンダとか
らなり、起動シリンダの加圧室体積が縮小すると同時に
副シリンダの蓄圧室が膨張するから、加圧室から排出す
る流体の1部が蓄圧室に吸収され、流体圧発生装置へ帰
流する量が減少し、サージ圧の発生が防止でき、しかも
復動時に加圧室の流体を迅速に排出することができるこ
とから、ハンマー装置のサイクルタイムを大幅に増大す
ることができるようになる。
【0021】また本発明の起動装置であれば、加圧室か
ら排出する流体の一部を副シリンダの貯留室に流入し、
流体圧発生装置への急激な戻し量が減少され、このこと
から流体圧発生装置と結ぶホース径を細くでき、ホース
にサージ圧が伝わらないのでその耐久性を向上すること
ができ、しかもそのホースが長くなってもハンマー装置
のサイクルタイムを減少することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による駆動装置をハンマー装置に設けた
状態で示す縦断面図である。
【図2】同じく起動シリンダ部分の横断面図である。
【図3】本発明による駆動装置の流体圧の流動を示す回
路図である。
【図4】ハンマー装置の説明図である。
【符号の説明】
5 主ピストン 20 起動シリンダ 21 副シリンダ 22 起動ピストン 23 加圧室 28 第2制御弁 27 第1制御弁 29 切換弁 37 副ピストン 39 蓄圧室 41 帰流孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主ピストン(5)より突出する支持軸
    (7)の先端にハンマー(9)を摺動自在に備え、主ピ
    ストン(5)の前進初期の圧縮気体をハンマー(9)に
    背圧として与えてハンマーを上死点に保持し、以後の圧
    縮気体でハンマー(9)を急速突進するハンマー装置に
    おいて、主ピストン(5)を起動シリンダ(20)で駆
    動し、該起動シリンダ(20)の加圧室(23)が縮小
    して流体が排出する際に、その流体の1部を、起動シリ
    ンダ(20)と同方向に連動する副シリンダ(21)の
    蓄圧室(39)に吸収し、加圧室(23)の膨張時に先
    に吸収した流体圧を蓄圧室(39)より排出することを
    特徴とするハンマー装置の起動方法。
  2. 【請求項2】 主ピストン(5)より突出する支持軸
    (7)の先端にハンマー(9)を摺動自在に備え、主ピ
    ストン(5)の前進初期の圧縮気体をハンマー(9)に
    背圧として与えてハンマーを上死点に保持し、以後の圧
    縮気体でハンマー(9)を急速突進するハンマー装置に
    おいて、前記主ピストン(5)を駆動する起動シリンダ
    (20)と、該起動シリンダ(20)と同方向に連動す
    る副シリンダ(21)とからなり、起動シリンダ(2
    0)の加圧室(23)と、その膨張と縮小に応じて逆に
    縮小と膨張する副シリンダ(21)の蓄圧室(39)と
    を、流路を開閉すると共に開放時に流体が双方へ流動可
    能となる第2制御弁(28)を介して連結し、前記蓄圧
    室(39)に流体圧発生装置(26)への帰流孔(4
    1)を備えていることを特徴とするハンマー装置の起動
    装置。
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