JP2000079579A - 打撃運動装置 - Google Patents

打撃運動装置

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JP2000079579A
JP2000079579A JP11210889A JP21088999A JP2000079579A JP 2000079579 A JP2000079579 A JP 2000079579A JP 11210889 A JP11210889 A JP 11210889A JP 21088999 A JP21088999 A JP 21088999A JP 2000079579 A JP2000079579 A JP 2000079579A
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piston
cylinder
hole
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Meishu Cho
明洙 張
Nichisai Ri
日載 李
Kosen Shin
耿千 申
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SUSAN HEAVY IND CO Ltd
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SUSAN HEAVY IND CO Ltd
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    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B1/00Percussion drilling
    • E21B1/38Hammer piston type, i.e. in which the tool bit or anvil is hit by an impulse member
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D9/00Portable percussive tools with fluid-pressure drive, i.e. driven directly by fluids, e.g. having several percussive tool bits operated simultaneously
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
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    • B25D9/00Portable percussive tools with fluid-pressure drive, i.e. driven directly by fluids, e.g. having several percussive tool bits operated simultaneously
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    • B25D9/16Valve arrangements therefor
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ピストンとシリンダとの間にバルブを設けて
打撃力を極大化し、部品数及び重量を最小化する。 【解決手段】 シリンダとピストン130との間に挿入
設置したバルブ140を備え、バルブはバルブ下端面及
びバルブ上端面からなり、複数個の段部を含み、長手方
向に形成されるピストン孔と、複数個の孔と、バルブの
一部の外周面に各々形成される前方の外周面及び後方の
外周面を有する環状突起体を備え、シリンダはバルブの
外側に装着され、ピストンを往復運動させるために形成
した複数個のシリンダ孔を備え、リアカバー120を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧を用いた打撃運
動装置に関し、より詳しくはピストンとシリンダとの間
に所定形状のバルブを設け、該バルブと前記ピストンと
シリンダとの有機的な相互作用により前記ピストンを高
油圧に往復運動させて、シェンク(shank)を高速打撃/
前進させてから、効率性を極大化するようにした打撃運
動装置に関する。
【0002】一般的に、地下鉄のトンネル工事、石材及
び鉱物の抽出、骨材の生産、軟弱地盤の補強の分野にお
ける岩盤工事の際には穿孔作業が先行される。該穿孔作
業は装置の端部にビットを設けて、低速で回転しながら
目標物である孔を形成する回転式の穿孔作業と、高速で
回転しながら打撃運動を行って、孔を形成する打撃回転
式の穿孔作業とがある。後者の場合、通常200rpm/
3,000bpmで運動し、1.5m/minの前進速度で作
業することが普通であり、ふつう空圧ドリルの場合と類
似するが、その作業性能面では顕著な差がある。
【0003】打撃回転式の穿孔作業に用いる打撃運動装
置はいろいろな油圧要素機器を有機的に組み合わせて油
圧システムとしての機能を発揮するようにした油圧回路
(oil-hydraulic circuit)を採っている。この場合、一
般的に高油圧を使用し、該高油圧は機械的エネルギを圧
力エネルギに変換する油圧ポンプにより生成され循環さ
れる。
【0004】このように油圧を用いて打撃運動を行う装
置は、作動油による動力の方向を転換するためにシリン
ダ、ピストン及びバルブという構成要素が必要である。
【0005】
【従来の技術】通常、油圧打撃運動装置においては、ポ
ンプで加圧された高圧の作動油が流入口を通じてシリン
ダの前室と後室とに供給される。その結果、前記シリン
ダの前室と後室とに前記作動油が満室になると高圧が形
成され、予め決まった前室と後室との間の面積差の差値
により開閉するように配置したバルブは、該バルブの上
・下面に作用する圧力差により動くことになり、シリン
ダの後室と低圧通路を連結させる。
【0006】その際、前記ピストンは上昇して上死点に
達し、これと同時にシリンダの下端面から形成された流
路を通じて高圧油がバルブの転換室に供給され、バルブ
を移動させる。バルブが移動されると、シリンダの後室
が高圧油の通路と連結されると共に、低圧油の通路が遮
断され、ピストンは下降してピストンと同一軸線上に位
置したシェンクの上端面を打撃することになる。
【0007】その際、前記バルブを転換するためにはバ
ルブプラグやバルブタピットなどが必要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の打撃運動装置においては、バルブを転換させるために
バルブプラグやバルブタピット等が必要となり、バルブ
転換室とシリンダの後室とに高圧油を送るため、大変複
雑な多段階の流体通路を形成しなければならない。
【0009】また、多くの作動油を制御するためにはバ
ルブの大きさが大きくなければならないし、このため、
装置の大きさと重さが増加するという問題がある。
【0010】本発明は前記問題に鑑み、これを解決する
ために発明したもので、その目的はピストンとシリンダ
との間に所定構造のバルブを設け、基本作動油の投入だ
けでもピストンに作用する作動油の流路方向を自動的に
転換できるようにして、油圧エネルギを往復エネルギに
変換し、打撃力を極大化することにより、部品数を低減
し、嵩を最小化し、重さを軽量化することができる打撃
運動装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の打撃運動装置は、少なくとも打撃力を生じる
部品が組み込まれた本体と、シリンダ内で往復運動を
し、流入口を通じて供給された高圧の流体を排出口を通
じて排出させるピストンと、前記ピストンの出力端に連
結するシェンクと、前記シェンクを回転するための所定
の動力発生装置を包含してなる打撃運動装置において、
前記シリンダとピストンとの間に挿入設置したバルブを
備え、前記バルブは、該バルブの所定の移動により流路
を開閉して前記ピストンと相互有機的な連動関係に作動
するように構成され、全体の形状がほぼ円筒形となり、
その両端面は、断面積が互いに異なるバルブ下端面及び
バルブ上端面からなり、複数個の段部を含み、長手方向
に形成されるピストン孔と、該ピストン孔と外部とが連
通するように前記ピストン孔と直角方向に形成した複数
個の孔と、前記バルブの外周面に各々形成される前方の
外周面及び後方の外周面を有する環状突起体を備え、前
記シリンダはバルブの外側に装着され、ピストンを往復
運動させるために形成した複数個のシリンダ孔を備え、
前記バルブ及びシリンダの後方に装着されるリアカバー
を備え、前記ピストンとバルブ及びシリンダは、これら
の内・外周面間に流体が流入されることができる所定の
環状室が形成されるように、これらの長手方向に沿って
互いに異なる直径部を有するようにすることにより形成
される複数個のチャンバー及びバルブ転換室を備え、前
記シリンダは作動油を流入及び排出するための複数個の
流体通路が形成されたシリンダブロックを含むことを特
徴とする。
【0012】従って、前記バルブに作用する作動油によ
り適切に油圧の流入/排出方向を転換して、前記ピスト
ンを往復運動させることにより、従来とは異に油圧の流
路形成のための部品点数を削減し、流路を単純化して、
打撃運動装置自体の重さが軽量化できる。
【0013】かかる構成において、前記シリンダブロッ
クは高圧アキュムレータ及び低圧アキュムレータをさら
に備えており、ピストンの往復運動時に油量を補充する
とか脈動を防止して衝撃圧を吸収することができる。
【0014】また、前記バルブの複数個の孔は少なくと
もバルブ転換室貫通孔、バルブ低圧貫通孔、帰還貫通孔
を含み、前記シリンダの孔は少なくとも低圧貫通孔、シ
リンダ帰還貫通孔、高圧貫通孔及び前記複数個のチャン
バーは少なくとも前室、中間室及び後室を含む構成とす
ることが望ましい。
【0015】かかる構成によれば、前記孔等の適切な作
用により流路の方向がピストン駆動油圧だけで自動的に
動作するので、別途の流路方向転換のための部品や装置
の必要がなくなり、装置自体を縮小することができ、か
つ、コストの低減が可能になる。
【0016】従って、別途の部品、例えば、バルブの転
換のため、バルブプラグやバルブタピット等の必要がな
くなり、高圧に圧送するための非常に複雑な多段階の流
体通路が必要でなく、作動油を制御するためにバルブを
大きくする必要がないので、部品数の低減により故障の
発生率が少なく、装置全体の大きさと重さの低減に基づ
いてコストダウンに大いに寄与する効果がある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の打撃運動装置について、より詳しく説明する。
【0018】本発明の第1の特徴は、ピストンを下降さ
せるために必要とする高圧流体がシリンダの後室まで到
る経路を最短距離に構成した点にある。また、本発明の
第2の特徴は、バルブ転換に必要な流体の経路をピスト
ンとバルブとの有機的な関係により形成して、多段階の
経路を通じないで、直接バルブ転換室に連通されるよう
に構成することにより、運動量の効率を極大化させ、ま
た、ピストンをバルブが包んで滑り運動するように構成
した点にある。従って、このような本発明の特徴による
と、別途のバルブ装置のための空間が低減するので、低
重量単純構造の打撃運動装置が提供できることになる。
【0019】図1は本発明の打撃運動装置を示す正面
図、図2は本発明の打撃運動装置を示す縦断面図であ
る。
【0020】これらの図面において、符号10は打撃力
を生じる部品が組み込まれた本体である。該本体10
は、一側にはピストンの往復運動時に油量を補充するか
脈動を防止し、衝撃圧を吸収するための高圧及び低圧ア
キュムレータ40、42が設けられており、他側には内
部の部品、例えばシリンダ等に連結する流入口60と排
出口70が形成されている。
【0021】前記流入口60は高圧流体を内部に流入
し、排出口70は低圧に転換された流体を外部に排出す
る。
【0022】前記本体10には圧縮された空気をシェン
クの回転運動の際、または、往復運動の際に漏洩なく、
シェンクの端部に伝達するためのフラッシング部20が
連結されており、フラッシング部20には後述する油圧
モータの回転力を減速比により増加させ、シェンクに伝
達する回転部30が連結されて設けられている。符号8
0は油圧モータ、100は目標物に打撃力及び回転力を
伝達するシェンク、120はリアカバー(rear cover)で
ある。
【0023】図2を参照すると、前記本体10は内部主
要部品として高圧アキュムレータ40、低圧アキュムレ
ータ42、ピストン130、バルブ140等からなる。
前記本体10内には、また、シリンダブロック12が設
けられており、該シリンダブロック12は往復運動を行
うピストン130を含む構成になっており、ピストン1
30とシリンダブロック12との間にはバルブ140が
設けられている。
【0024】本発明の前記ピストン130とバルブ14
0は相互有機的な連動関係で作動し、該バルブ140の
移動により流路が開閉されるようにシリンダブロック1
2及びリアカバー120が備えられている。
【0025】前記回転部30の内には上部チャック3
2、下部チャック34、被動ギア36及び駆動ギア38
が設けられており、これらはシェンク100をクランプ
して回動可能である。
【0026】また、前記駆動ギア38は前記本体10の
一側に設けられる油圧モータ80からの動力を連結軸8
2を介して受けるようになっており、該駆動ギア38の
駆動により前記被動ギア36が回転することにより、前
記最終の出力部であるシェンク100が回転するように
なっている。
【0027】図3は、本発明の打撃運動装置の一部品で
あるバルブ140を示す拡大断面図、図4は本発明の打
撃運動装置の一部品であるシリンダ150を示す拡大断
面図、図5は本発明の打撃運動装置の一部品であるリア
カバー120を示す拡大断面図である。
【0028】図3を参照すると、該バルブ140は全体
形状がほぼ円筒形をなし、ピストン130が挿通するピ
ストン孔142が形成されており、該ピストン孔142
と外部を連通する複数個の孔143a、143b、14
3cが形成されている。
【0029】さらに、これらの孔について説明すると、
前記バルブ140は図3の左側から順次にバルブ転換室
貫通孔としての第1通孔143a、バルブ低圧貫通孔と
しての第2通孔143b、バルブ帰還貫通孔としての第
3通孔143cが各々形成されている。
【0030】また、前記バルブ140の前記ピストン孔
142は第1段部146及び第2段部147が形成さ
れ、ピストン130の運動を規制するようになってい
る。
【0031】前記バルブ140の一側の外周には環状突
起体148が形成され、バルブ前方の外周面148a及
びバルブ後方の外周面148bを成しており、符号14
1はバルブ下端面、149はバルブ上端面を各々示す。
【0032】図4を参照すると、上記バルブ140の外
側には前記シリンダ150が装着されるが、該シリンダ
150にはピストン130とバルブ140とが挿入され
て往復動するシリンダ孔152が形成されており、該シ
リンダ孔152と外部とを連通するために図面から見て
左側部分から順次にシリンダ低圧貫通孔としての第1孔
153、第2孔154、シリンダ帰還貫通孔としての第
3孔155、シリンダ高圧貫通孔としての第4孔156
が各々形成されている。
【0033】図5を参照すると、前記バルブ140及び
シリンダ150の後方に装着されるリアカバー120を
示している。該リアカバー120には複数のボルト孔1
23を有する取付けフランジ122と前記バルブ140
の一側断面と結合される段差面124とが形成されてい
る。
【0034】図6a乃至図6cは本発明の主要部分を拡
大して示す断面図である。
【0035】図6を参照すると、前記ピストン130と
バルブ140及びシリンダ150の各内・外周面間には
長手方向に沿って、径の大きさを異に形成することによ
り、流体が流入できる空間(環状室)が形成されてい
る。即ち、ピストン130の前方の外周面132及び後
方の外周面134に各々段差部を形成することにより、
これらの段差部とピストン室の内周面との間に各々前室
(第1チャンバー)136及び後室(第2チャンバー)
138が形成されることである。
【0036】また、バルブ140の外周面とシリンダの
内周面との間には環状溝からなるバルブ転換室145が
形成されているが、該バルブ転換室145はピストン1
30の前方の外周面132と小径の中間の外周面133
との連結状態によって高圧または低圧の状態に変換さ
れ、バルブ140を前・後に移動させる。また、前記の
ピストン130の中間の外周面133とバルブ140と
の間には中間室(第3チャンバー)139が形成され
る。
【0037】外径の大きさがシリンダ150の内径の大
きさと同一な前記バルブ140は、常に高圧が作用する
下端面141及び上端面149と、常に低圧が作用する
前方の外周面148aと、高・低圧の作用によりバルブ
140を移動させる力を発生する後方の外周面148b
と、常に低圧管路と貫通している第1通孔143と、バ
ルブ140の移動により後室138を低圧側と連結また
は遮断させる第2通孔144とからなる。
【0038】前記ピストン130の後方は小径になって
おり、該ピストン130の後方とバルブ140との間に
後室138が形成されている。該後室138は転換室1
45の油圧形成の有無によるバルブ140の移動によっ
て高圧側と連結されるか、または、遮断される。
【0039】また、前記シリンダブロック12には2つ
の流体通路12a、12bが形成されている。該流体通
路12aにより前記バルブ転換室145と流入口60と
が連通され、流体通路12bにより排出口70と中間室
139との間が連通するので、前記ピストン130の高
速打撃運動が可能になる。
【0040】かかる構成からなる本発明の打撃運動装置
の作用に対し、図6a乃至図6cを参照しながら説明す
る。
【0041】図6aは本発明による打撃運動装置の初期
段階、即ち、下降終了時のピストン130の位置及びバ
ルブ140の位置を示したものであって、前記注入口6
0を通じて本体10の内部に注入された高圧の流体は流
体通路12aを経てピストン130の下部(図面上では
左側)に形成された前室136に注入される。
【0042】この場合、前記前室136及び後室138
は互いに連通されているが、外部とは遮断されている状
態であり、その状態において、前記の注入口60を通じ
て高圧の流体が続けて供給されるので、前記の前室13
6及び後室138の圧力は同一に上昇することになる。
【0043】その際、前記前室136側のバルブ140
のバルブ下端面141と後室138側のバルブ140の
バルブ上端面149の面積の大きさを見ると、“バルブ
下端面141の断面積>バルブ上端面149の断面積”
の関係にある。
【0044】従って、前記の断面積の大きさによって前
記前室136側の油圧力がバルブ下端面141にもっと
大きく作用するようになるので、前記バルブ140は後
室138側に移動する。即ち、バルブ140が上昇す
る。この状態を図6bに示す。
【0045】バルブ140がある程度上昇すると、バル
ブ140の上・下端面141、149に作用する圧力は
同じになり、バルブ前方の外周面148a及びバルブ後
方の外周面148bは同一に低圧が作用する。
【0046】図6bに示すように、前記バルブ140が
右側(上部側)に移動すると、前記バルブの上端面14
9が前記高圧貫通孔であるシリンダの第4孔156を塞
ぎ始める。
【0047】前記バルブ140が全く上昇した状態では
小径ののピストンで形成される第2チャンバーである後
室138が高圧貫通孔であるシリンダの第4孔156と
は遮断され、シリンダ低圧貫通孔である第3孔155と
は連通されるので、ピストン前方の外周面132には高
圧が、ピストン後方の外周面134には低圧が各々作用
し、その圧力の差によりピストン130が上昇すること
になる。
【0048】その際、前記後室138の作動油は第3孔
155を通じて流体通路12bへ抜けることになる。
【0049】次に、図6cに示すように、前記ピストン
130が上昇して、ピストン前方の外周面132がバル
ブ140の内周下端面141を通過すると、ピストン前
室136の高圧流体がピストン130とバルブ140と
の間の第1通孔143aを通じてバルブ転換室145の
バルブ後方の外周面148bに作用し、バルブ140を
下降させる。
【0050】前記バルブ140の下降によりピストン1
30の後室138がシリンダ第4孔156と連通される
と、ピストン前・後の外周面132、134に同じ大き
さの高圧が作用するが、前方の外周面132の断面積よ
り後方の外周面134の断面積が大きいので、ピストン
130は前方に移動することになり、図6cに示すよう
な位置になって、前記のような行程を繰り返すことにな
る。
【0051】
【発明の効果】前述のように本発明の打撃運動装置によ
ると、打撃運動装置の部品を作動させるための作動油を
そのまま使用し、作動油の供給/排出方向を転換させる
バルブをピストンとシリンダをの間に設けているので、
別途の部品、例えばバルブを転換させるためにバルブプ
ラグやバルブタピットが必要でなくなり、高圧の作動油
を供給するために必要であった非常に複雑な流体通路が
必要でなくなり、また、作動油を制御するためにバルブ
を大きくする必要がないので、部品数の低減により故障
の発生率が少なく、装置全体の大きさと重さの低減によ
りコストダウンに大いに寄与する効果がある。
【0052】また、流体通路の長さを最小化し、バルブ
転換室及びピストンの後室に直接高圧油が流入されるよ
うにすることによって、圧力損失を最小化するように効
率を高め、バルブをピストンの外周面にピストンと同軸
の関係で位置させることにより、製品の単純化及び軽量
化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の打撃運動装置を示す正面図である。
【図2】本発明の打撃運動装置を示す縦断面図である。
【図3】本発明の打撃運動装置の一部品であるバルブを
示す拡大断面図である。
【図4】本発明の打撃運動装置の一部品であるシリンダ
を示す拡大断面図である。
【図5】本発明の打撃運動装置の一部品であるリアカバ
ーを示す拡大断面図である。
【図6a】本発明の主要部分を拡大して示す初期段階の
断面図である。
【図6b】本発明の主要部分を拡大して示す中期段階の
断面図である。
【図6c】本発明の主要部分を拡大して示す終期段階の
断面図である。
【符号の説明】
10 本体 12 シリンダブロック 12a、12b 流体通路 20 フラッシング部 30 回転部 32 上部チャック 34 下部チャック 36 被動ギア 38 駆動ギア 40 高圧アキュムレータ 42 低圧アキュムレータ 60 流入口 70 排出口 80 油圧モータ 82 連結軸 100 シェンク 120 リアカバー 122 取付フランジ 123 ボルト孔 124 段差面 130 ピストン 132 ピストン前方の外周面 133 中間の外周面 136 前室(第1チャンバー) 138 後室(第2チャンバー) 139 中間室(第3チャンバー) 140 バルブ 141 バルブ下端面 142 ピストン孔 143a 第1通孔(転換室貫通孔) 143b 第2通孔(バルブ低圧貫通孔) 143c 第3通孔(バルブ帰還貫通孔) 145 バルブ転換室 146 第1段部 147 第2段部 148 突起体 148a バルブ前方の外周面 148b バルブ後方の外周面 149 バルブ上端面 150 シリンダ 152 シリンダ孔 153 第1孔(シリンダ低圧貫通孔) 154 第2孔(シリンダ帰還貫通孔) 155 第3孔(シリンダ高圧貫通孔) 156 第4孔(シリンダ高圧貫通孔)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 李 日載 大韓民国京畿道華城郡楊甘面松山里109− 2 株式会社水山重工業内 (72)発明者 申 耿千 大韓民国京畿道華城郡楊甘面松山里109− 2 株式会社水山重工業内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも打撃力を生じる部品が組み込
    まれた本体と、シリンダ内で往復運動をし、流入口を通
    じて供給された高圧の流体を排出口を通じて排出させる
    ピストンと、前記ピストンの出力端に連結するシェンク
    と、前記シェンクを回転するための所定の動力発生装置
    を包含してなる打撃運動装置において、 前記シリンダとピストンとの間に挿入設置したバルブを
    備え、 前記バルブは、該バルブの所定の移動により流路を開閉
    して前記ピストンと相互有機的な連動関係に作動するよ
    うに構成され、全体の形状がほぼ円筒形となり、その両
    端面は、断面積が互いに異なるバルブ下端面及びバルブ
    上端面からなり、複数個の段部を含み、長手方向に形成
    されるピストン孔と、該ピストン孔と外部とが連通する
    ように前記ピストン孔と直角方向に形成した複数個の孔
    と、前記バルブの外周面に各々形成される前方の外周面
    及び後方の外周面を有する環状突起体を備え、 前記シリンダはバルブの外側に装着され、ピストンを往
    復運動させるために形成した複数個のシリンダ孔を備
    え、 前記バルブ及びシリンダの後方に装着されるリアカバー
    を備え、 前記ピストンとバルブ及びシリンダは、これらの内・外
    周面間に流体が流入されることができる所定の環状室が
    形成されるように、これらの長手方向に沿って互いに異
    なる直径部を有するようにすることにより形成される複
    数個のチャンバー及びバルブ転換室を備え、 前記シリンダは作動油を流入及び排出するための複数個
    の流体通路が形成されたシリンダブロックを含むことを
    特徴とする打撃運動装置。
  2. 【請求項2】 前記バルブは外部に1つの突起体を有
    し、該突起体の左右の環形面積中、面積が大きいバルブ
    後方の外周面方向に少なくともバルブ転換室貫通孔、バ
    ルブ低圧貫通孔、バルブ帰還貫通孔を有することを特徴
    とする請求項1記載の打撃運動装置。
  3. 【請求項3】 前記バルブのピストン孔はピストンの運
    動を規制するためにバルブ転換室の貫通孔に連結された
    第1段部と第2段部とをさらに備えていることを特徴と
    する請求項1記載の打撃運動装置。
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