JPH0649693U - 昇降コードロック機構 - Google Patents

昇降コードロック機構

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JPH0649693U
JPH0649693U JP9171592U JP9171592U JPH0649693U JP H0649693 U JPH0649693 U JP H0649693U JP 9171592 U JP9171592 U JP 9171592U JP 9171592 U JP9171592 U JP 9171592U JP H0649693 U JPH0649693 U JP H0649693U
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cords
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清 植田
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エスエム工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】昇降コードの組付け作業が簡単且つ容易であ
り、コード組付け時の作業性を向上させることのできる
昇降コードロック機構を提供する。 【構成】ロックユニット3のケースカバー11を適宜角
度に回動操作して、噛合解除位置に後退させた可動体1
2の可動子29を板バネ31に抗してカム部30で押下
する。可動体に軸支した各挾持ローラ13,14を適宜
間隔に離間して、ケース本体及び可動体の開放面側から
各挾持ローラ間に複数本の各昇降コード4を差込みセッ
トするので、昇降コードの組付け作業が簡単且つ容易に
行える。且つ、可動体に軸支した各挾持ローラで複数本
の各昇降コードを挾持しているため、各昇降コードの引
下げ操作により可動体が一体的に前後移動し、オルタネ
イト機構15により、可動体を噛合固定位置と噛合解除
位置とに移動規制するので、複数本の各昇降コードを任
意の引下げ位置で固定することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、ブラインド、カーテン、スクリーン等を昇降する昇降コ ードを任意の引下げ位置に固定するために用いられる昇降コードロック機構に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のブラインドを昇降調節するための昇降コードロック機構として は、例えば、ヘッドレールの右側端部に固定されたケース本体内に複数本の各昇 降コードを上方から垂直挿入すると共に、ケース本体内に収納されたスライダを ロック解除位置に降下して、スライダに保持されたロール受けの操作部をコイル バネに抗して押圧することで、スライダ側に軸受したピンチローラと、ロール受 け側に軸受したピンチローラとが適宜間隔に離間し、同各ピンチローラ間に複数 本の各昇降コードを上方から垂直挿通して挾持する。
【0003】 この様に、複数本の各昇降コードをスライダに軸支した一対の各ピンチローラ で挾持しているため、同各昇降コードの引下げ操作によりスライダが一体的に上 下移動し、ケース本体とスライダとの対向面に設けたカム機構により、複数本の 各昇降コードがロック固定及びロック解除される昇降コードロック機構(特開平 4−242613号)がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の昇降コードロック機構は、ケース本体の上面側中央部に形成し た差込み孔を介して複数本の各昇降コードを垂直に挿通するので、ケース本体の 差込み孔からでは昇降コードの差込み状態を視認することが非常に困難である。 且つ、昇降コードが途中で折れ曲がったり、引っ掛かったりしても差込み状態を 修正することができず、昇降コードの本数が多くなるほど差込み空間が狭くなる ため、複数本の各昇降コードを真っ直ぐに挿通することが困難である。
【0005】 また、昇降コードの差込み作業が完了するまで、スライダに保持されたロール 受けの操作部を片手で常時押圧していなければならず、昇降コードの差込み作業 に手間及び時間が掛るという問題点を有している。
【0006】 この考案は上記問題に鑑み、ケース本体に設けたカム部で可動体に軸支された 一対の各挾持ローラを適宜間隔に離間した後、ケース本体及び可動体の開放側か ら各挾持ローラ間に複数本の各昇降コードを差込みセットすることにより、昇降 コードの差込み作業が簡単且つ容易に行え、コード組付け時の作業性を向上させ ることができる昇降コードロック機構の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案の請求項1記載の昇降コードロック機構は、上記ケース本体及び可動 体の同一側面を昇降コードの張架方向と平行して開放形成した昇降コードロック 機構であることを特徴とする。
【0008】 この考案の請求項2記載の昇降コードロック機構は、上記の請求項1記載の構 成と併せて、前記噛合解除位置に移動した可動体と対向するケース本体の壁面部 分に、該可動体に軸支した各挾持ローラを昇降コートが差込み許容される適宜間 隔に離間するカム部を設けた昇降コードロック機構であることを特徴とする。
【0009】
【作用】
この考案の請求項1記載の手段は、ケース本体及び可動体の開放側から各挾持 ローラ間に昇降コードに差込みセットするので、各挾持ローラ間に対する昇降コ ードの差込み作業が容易に行える。
【0010】 この考案の請求項2記載の手段は、上記の請求項1記載の作用と併せて、ケー ス本体に保持された可動体を噛合解除位置に移動して、同位置に設けたローラ離 間手段で可動体に軸支した各挾持ローラを適宜間隔に離間するので、一対の各挾 持ローラを離間した状態に保持する必要が無く、ケース本体及び可動体の開放側 から各挾持ローラ間に昇降コードに差込みセットするので、昇降コードの組付け 作業が簡単且つ容易に行える。
【0011】
【考案の効果】
この考案によれば、ケース本体及び可動体の同一側面を開放しているため、昇 降コードの差込み状態を側方から視認でき、昇降コードの差込み状態が容易に修 正できると共に、各挾持ローラ間に昇降コードを確実に差込みセットすることが でき、コード組付け時の作業性を向上させることができる。
【0012】 しかも、ケース本体に設けたローラ離間手段で可動体に軸支された一対の各挾 持ローラを適宜間隔に離間した後、ケース本体及び可動体の開放面側から各挾持 ローラ間に昇降コードに差込みセットするので、従来機構のようにロール受けの 操作部を片手で常時押圧している必要が無く、昇降コードの差込み作業のみに集 中することができ、昇降コードの組付け作業が簡単且つ容易に行える。
【0013】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は昇降式のブラインドに組付けられる第1実施例のロックユニットを示し 、図1に於いて、本考案のブラインド1は、ボックス型レール2の右側端部に嵌 込み固定されたロックユニット3に6本の各昇降コード4…を一括挿入し、同ロ ックユニット3の下方に垂下された6本の各昇降コード4…を引下げ操作してブ ラインド1の各スラット5…を任意の高さ位置に昇降調節する。且つ、ボックス 型レール2の左側端部に連結したチルトポール6を開閉方向に回動操作して、ブ ラインド1の各スラット5…を任意の開閉角度に可変調節する構成である。
【0014】 上述のブラインド1は、ボックス型レール2の下面側長手方向に対して6本の 各昇降コード4…を所定等間隔に隔てて垂下し、同各昇降コード4…の下端部を ブラインド1の最下部に架設した支持レール7に夫々固定し、同各昇降コード4 …の上端部をボックス型レール2内部に軸支した6個の各ガイドローラ8…に夫 々張架して、同各昇降コード4…の他端側をボックス型レール2の右側端部に嵌 込み固定したロックユニット3に一括挿入すると共に、同ロックユニット3下部 に垂下した6本の各昇降コード4を一本に束ねて支持レール7の右側端部に固定 している。
【0015】 且つ、ボックス型レール2の下面側長手方向に対して6本の各ラダーコード9 …を所定等間隔に隔てて垂下し、同各ラダーコード9…間に多数枚の各スラット 5…を上下等間隔に離間自在に架設し、同各ラダーコード9…の下端部をブライ ンド1の最下部に架設した支持レール7に夫々固定している。
【0016】 前述のロックユニット3は、図2、図3、図4、図5に示すように、ボックス 型レール2内部に嵌込み固定される大きさ及び形状に形成したケース本体10の 左側開放面に、同ケース本体10の左側開放面に嵌着固定される大きさ及び形状 に形成したケースカバー11を回動自在に連結している。且つ、左側面を開放し てなるケース本体10の中央部内壁面に、同ケース本体10と対応する側を開放 してなるコ字形の可動体12を噛合固定位置と噛合解除位置とに前後移動自在に 収納保持し、同可動体12に軸支した上下の各挾持ローラ13,14間に6本の 各昇降コード4…を一括挿入すると共に、同ケース本体10と可動体12との対 向面間にオルタネイト機構15を配設している。
【0017】 上述のケース本体10は、同ケース本体10の上部内壁面に後述する可動体1 2の挾持ローラ13が噛合固定される高さ位置に階段状のローラ係止部16を傾 斜して形成し、同ケース本体10の下部内壁面に後述する可動体12の挾持ロー ラ14が噛合固定される高さ位置に階段状のローラ係止部17を平行して形成す ると共に、ローラ係止部16の斜面上に多数枚刻設した三角形の各係止歯16a …と、ローラ係止部17の平面上に多数枚刻設した三角形の各係止歯17a…と を同一ピッチ間隔に設定している。
【0018】 且つ、ケース本体10の右側内壁面に、後述する可動体12の前後移動が許容 される間隔に隔てて各ガイドローラ18,19を夫々軸支し、同ケース本体10 の前方側下部に下面側を開放してなる金具差込み部20を形成し、同ケース本体 10の前方側下部に金具差込み部20の下面側と対向してレール受け板21を形 成している。すなわち、ボックス型レール2の右側端部にケース本体10とケー スカバー11とを一体的に組付けて嵌込み、同ケース本体10とレール受け板2 1との対向面間にボックス型レール2の各軌条2a,2aを差込んだ後、レール 受け板21を介して、ケース本体10の金具差込み部20に差込まれた固定金具 22に締付けネジ23を下方から螺合して締付け固定する。
【0019】 前述のケースカバー11は、同ケースカバー11の後方側上端部にケース本体 10と対向する方向に軸部24を突出形成し、同軸部24中心に形成した挿通孔 25に支持ピン26を出没自在に挿通すると共に、同支持ピン26の先端部をケ ース本体10の後方側上端部に圧入して抜止め固定することで、ケースカバー1 1とケース本体10とを回動自在に連結している。且つ、支持ピン26の軸周面 にコイルスプリング28を圧縮装填して、ケースカバー11とケース本体10と を常時開放する方向に付勢すると共に、後述する可動体12に軸支した可動子2 9の基端部と対向して、ケースカバー11の軸部24周面に対して径方向にカム 部30を突出形成している。
【0020】 前述の可動体12は、可動体12の左側下部に形成した支持片12aと、同可 動体12の右側下部に形成した支持片12bとの間に後述する上部の挾持ローラ 13と軸方向に対向して挾持ローラ14を軸支している。且つ、可動体12の左 側上部に形成した支持片12cと、同可動体12の右側上部に形成した支持壁1 2dとの間に可動子29を上下揺動自在に軸支すると共に、同可動子29の揺動 側端部に後述する下部の挾持ローラ14と軸方向に対向して挾持ローラ13を軸 支している。
【0021】 且つ、上述の挾持ローラ13の外周面上に多数枚刻設した三角形の各食込み歯 13a…と、挾持ローラ14の外周面上に刻設した三角形の各食込み歯14a… とを同一ピッチ間隔に設定すると共に、上述した可動体12の上部内壁面と可動 子29の上部外壁面との間にV字形の板バネ31を圧縮装填して、同一外径寸法 に形成した上下の各挾持ローラ13,14とを互いに噛合する方向に可動子29 を回動付勢している。なお、上述した可動子29を付勢する他の手段として、例 えば、一体的に形成又は組付けられた板バネ(図示省略)で可動子29を回動付 勢したり、或いは、コイルスプリングや渦巻きバネ、合成ゴム等の弾性体(図示 省略)で可動子29を回動付勢するもよい。
【0022】 前述のオルタネイト機構15は、図6にも示すように、ケース本体10の下部 内壁面にボール受け溝32を幅方向に形成し、同ボール受け溝32と対向する可 動体12の下面側中央部にハート形のオルタネイト溝33を形成して、ケース本 体10に形成したボール受け溝32と、可動体12に形成したオルタネイト溝3 3との間にロックボール34を転動自在に保持している。
【0023】 上述のオルタネイト溝33は、ハート形に形成したオルタネイト溝33の中央 部にヘ字形の係止突起35を形成し、同係止突起の周囲にロックボール34の転 動を許容する溝幅に隔ててガイド壁36を形成している。すなわち、6本の各昇 降コード4…を可動体12に軸支した上下の各挾持ローラ13,14で挾持して いるため、同各昇降コード4…の引下げ操作に対応して可動体12が噛合固定位 置と噛合解除位置とに前後移動し、同可動体12の下面側後端部に形成したボー ル退避溝37からオルタネイト溝33にロックボール34が転動して、ケース本 体10のボール受け溝32に沿ってロックボール34が幅方向に変位すると共に 、オルタネイト溝33内に設定したa位置、b位置、c位置、d位置、e位置、 f位置、g位置の一方向のみにロックボール34が転動して、オルタネイト溝3 3からボール退避溝37にロックボール34が回帰する。
【0024】 1度目の引下げ操作により、ボール退避溝37からオルタネイト溝33にロッ クボール34が転動し、同オルタネイト溝33内に設定したa位置、b位置、c 位置、d位置、e位置の順にロックボール34が幅方向に変位しながら転動する 。且つ、2度目の引下げ操作により、オルタネイト溝33内に設定したe位置、 f位置、g位置、a位置の順にロックボール34が幅方向に変位しながら転動し 、同オルタネイト溝33からボール退避溝37にロックボール34が回帰する。
【0025】 図示実施例は上記の如く構成するものとして、以下、昇降式のブラインド1に 組付けられたロックユニット3の操作方法を説明する。 先ず、ブラインド1を任意高さに昇降調節する場合、ボックス型レール2の右 側端部に垂下した6本の各昇降コード4…を引下げ操作して、ロックユニット3 内部の可動体12を噛合解除位置に後退させる。すなわち、6本の各昇降コード 4…を可動体12に軸支した各挾持ローラ13,14で挾持しているため、同各 昇降コード4…の引下げ操作により可動体12が一体的に後退移動して、図3に 示すように、ロックユニット3内部に形成した各ローラ係止部16,17間から 可動体12の各挾持ローラ13,14が強制的に抜取られ、各ローラ係止部16 ,17と各挾持ローラ13,14との噛合固定を解除することができる。
【0026】 同時に、ボール退避溝37からオルタネイト溝33にロックボール34を転動 して、オルタネイト溝33内のa位置、b位置、c位置、d位置、e位置にロッ クボール34を順次転動させ、同オルタネイト溝33のe位置にロックボール3 4を係合して、可動体12を噛合解除位置に係合固定することで、ブラインド1 の自重が各昇降コード4…に付加されたとき、可動体12の各挾持ローラ13, 14が自由回転してブラインド1を任意高さに引下げることができる。
【0027】 且つ、オルタネイト溝33のd位置及びf位置にロックボール34を係合した とき、ブラインド1の自重に抗して各昇降コード4…を引下げ操作すると、可動 体12の各挾持ローラ13,14が自由回転してブラインド1を任意高さに引上 げることができる。
【0028】 ブラインド1を任意高さに昇降停止する場合、6本の各昇降コード4…を引下 げ操作して、オルタネイト溝33内のe位置、f位置、g位置、a位置にロック ボール34を順次転動させ、オルタネイト溝33からボール退避溝37にロック ボール34を回帰させたとき、ブラインド1の自重により各昇降コード4…を介 して可動体12が噛合固定位置に前進移動する。同時に、図2に示すように、ロ ックユニット3内部に形成した各ローラ係止部16,17と、可動体12に軸支 した各挾持ローラ13,14とが互いに噛合し、ブラインド1の自重が付加され るほど各昇降コード4…に対する各挾持ローラ13,14の食込み量が深くなり 、ブラインド1を任意高さに昇降固定することができる。
【0029】 次に、ロックユニット3と各昇降コード4…との組付け方法を以下説明する。
【0030】 図4及び図5に示すように、ケース本体10の左側開放面に嵌着されたケース カバー11を一旦開放して、同ケース本体10に収納した可動体12を噛合解除 位置に後退移動させ、支持ピン26を回動支点にして、ケースカバー11を適宜 角度(例えば、90度又は270度)に回動操作すると共に、ケースカバー11 の軸部24に形成したカム部30と、可動体12に軸支した可動子29の基端部 とを係合して、板バネ31の弾性力に抗して可動子29の基端部を押下し、可動 体12の各挾持ローラ13,14を昇降コード4の差込みが許容される適宜間隔 に離間する。
【0031】 この後、左側開放面からケース本体10内に各昇降コード4…を並列に差込ん で、同側を開放した可動体12の各挾持ローラ13,14間に各昇降コード4… を差込みセットする。コード差込み後に於いて、ケースカバー11を初期位置に 回動操作して可動子29とカム部30との係合を解除し、可動体12に軸支した 可動子29を板バネ31の弾性力により回動復帰させて、上下の各挾持ローラ1 3,14で各昇降コード4…を一括挾持した後、ケース本体10とケースカバー 11とを嵌着してボックス型レール2の右側端部に嵌込み固定するので、ロック ユニット3と各昇降コード4…との組付け作業が容易に行える。
【0032】 且つ、予め組付けられた昇降コード4を交換する場合、ボックス型レール2の 右側端部からロックユニット3を引抜いた後、上述と同様に、ケースカバー11 を回動操作して、1本又は6本の各昇降コード4…を差込み交換する。
【0033】 以上のように、ロックユニット3を構成するケースカバー11を回動操作して 、同ケースカバー11の軸部24に形成したカム部30でケース本体10に収納 された可動体12の可動子29を押下し、同可動体12に軸支された一対の各挾 持ローラ13,14を適宜間隔に離間した後、ケース本体10及び可動体12の 開放面側から各挾持ローラ13,14間に6本の各昇降コード4…に差込みセッ トするので、従来機構のようにロール受けの操作部を片手で常時押圧している必 要が無く、昇降コード4の差込み作業のみに集中することができ、昇降コード4 の組付け作業が簡単且つ容易に行える。
【0034】 しかも、ケース本体10及び可動体12の一側部を開放しているため、昇降コ ード4の差込み状態を側方から視認でき、同昇降コード4の差込み状態が容易に 修正できると共に、各挾持ローラ13,14間に6本の各昇降コード4…を確実 に差込みセットすることができ、コード組付け時の作業性を向上させることがで きる。
【0035】 且つ、可動体12に軸支した各挾持ローラ13,14で6本の各昇降コード4 …を挾持しているため、各昇降コード4…を一括して引下げ操作することにより 可動体12が一体的に前後移動し、オルタネイト機構15により、各昇降コード 4…がロック固定及びロック解除される位置に可動体12を移動規制するので、 6本の各昇降コード4…を任意の引下げ位置で固定することができる。
【0036】 図7は可動体12に軸支した各挾持ローラ13,14を操作レバー38の回動 操作又は摺動操作により適宜間隔に離間する第2実施例のロックユニット3を示 し、すなわち、ケース本体10に収納した可動体12を噛合解除位置に後退移動 させ、同ケース本体10の後方側上端部に軸支した操作レバー38を回動操作し て、操作レバー38の軸部39に形成したカム部40と、可動体12に軸支した 可動子29の基端部とを係合し、板バネ31に抗して、各挾持ローラ13,14 を昇降コード4の差込みが許容される適宜間隔に離間するので、上述の実施例と 同様に、各昇降コード4…の組付け作業が容易に行えると共に、ケース本体10 を開放した状態のままボックス型レール2の右側端部に嵌込み固定するので、ケ ースカバー11を開放及び嵌着する手間が省け、作業性の向上を図ることができ る。なお、操作レバー38を前後方向に摺動操作して、可動体12に軸支した各 挾持ローラ13,14を適宜間隔に離間するもよい。
【0037】 図8はケース本体10に収納された可動体12を噛合解除位置に後退移動して 、同可動体12に軸支した各挾持ローラ13,14をカム部41により適宜間隔 に離間する第3実施例のロックユニット3を示し、すなわち、可動体12の各挾 持ローラ13,14を昇降コード4の差込みが許容される適宜間隔に押し広げた 後、可動体12を噛合解除位置に後退移動して、ケース本体10の後方側上端部 に形成したカム部41と、可動体12に軸支した可動子29の基端部とを係合し 、各挾持ローラ13,14を昇降コード4の外径寸法よりも若干幅狭であって、 同昇降コード4の差込みが許容される適宜間隔に保持するので、上述の第1及び 第2実施例と同様に、各昇降コード4…の組付け作業が容易に行えるとと共に、 各挾持ローラ13,14間に6本の各昇降コード4…を差込んだときに、各挾持 ローラ13,14が各昇降コード4…の外径寸法と対応する間隔に押し広げられ 、可動子29とカム部41との係合を解除するため、各昇降コード4…の引下げ 操作により可動体12を噛合固定位置及び噛合解除位置に前後移動させることが できる。
【0038】 また、ケース本体10の後方側内壁面に形成したカム溝(図示省略)と、可動 体12に軸支した可動子29の一側部又は挾持ローラ13の軸端部とを係合して 、各挾持ローラ13,14を昇降コード4の差込みが許容される適宜間隔に離間 するもよい。
【0039】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案のローラ離間手段は、第1実施例のケースカバー11及びカム部30 と、第2実施例の操作レバー38及びカム部40と、第3実施例のカム部41と 対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0040】 上述の第1、第2、第3実施例では、ハート形のオルタネイト溝33とロック ボール34とを係合してなるオルタネイト機構15で可動体12を噛合固定位置 及び噛合解除位置に規制するが、例えば、オルタネイト溝とロックピンとを係合 してなる他のオルタネイト機構(図示省略)で可動体12を噛合固定位置及び噛 合解除位置に規制するもよく、実施例に示す機構のみに限定されるものではない 。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のロックユニットを組付けたブライ
ンドの斜視図。
【図2】昇降コードのロック固定状態を示すロックユニ
ットの側面図。
【図3】昇降コードのロック解除状態を示すロックユニ
ットの側面図。
【図4】昇降コードの組付け方法を示すロックユニット
の側面図。
【図5】昇降コードの組付け方法を示すロックユニット
の中央部縦断面図。
【図6】オルタネイト機構の動作説明図。
【図7】第2実施例のロックユニットを示す後部側面
図。
【図8】第3実施例のロックユニットを示す後部側面
図。
【符号の説明】
1…ブラインド 2…ボックス型レール 3…ロックユニット 4…昇降コード 10…ケース本体 11…ケースカバー 12…可動体 13,14…挾持ローラ 15…オルタネイト機構 29…可動子 30…カム部 31…板バネ 38…操作レバー 40,41…カム部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体に対して可動体を摺動自在に保
    持し、該可動体に軸支した一対の各挾持ローラを互いに
    圧接して昇降コードを挾持すると共に、該昇降コードの
    引下げ操作により可動体を一体的に摺動して、該可動体
    に軸支した各挾持ローラとケース本体に形成した各ロー
    ラ係止部とが互いに噛合固定及び噛合解除される位置に
    オルタネイト機構で規制し、該各挾持ローラで挾持した
    昇降コードを任意の引下げ位置に固定する昇降コードロ
    ック機構であって、 上記ケース本体及び可動体の同一側面を昇降コードの張
    架方向と平行して開放形成した昇降コードロック機構。
  2. 【請求項2】前記噛合解除位置に移動した可動体と対向
    するケース本体の壁面部分に、該可動体に軸支した各挾
    持ローラを昇降コートが差込み許容される適宜間隔に離
    間するローラ離間手段を設けた請求項2記載の昇降コー
    ドロック機構。
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Cited By (3)

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