JPH0649502U - 鉄道の分岐装置 - Google Patents

鉄道の分岐装置

Info

Publication number
JPH0649502U
JPH0649502U JP8538592U JP8538592U JPH0649502U JP H0649502 U JPH0649502 U JP H0649502U JP 8538592 U JP8538592 U JP 8538592U JP 8538592 U JP8538592 U JP 8538592U JP H0649502 U JPH0649502 U JP H0649502U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
lock
lock lever
lever
railway
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8538592U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2538755Y2 (ja
Inventor
勝也 岡田
渉一 橋本
利之 小野
修 若月
士郎 長井
勝彦 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute, Kobe Steel Ltd filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP8538592U priority Critical patent/JP2538755Y2/ja
Publication of JPH0649502U publication Critical patent/JPH0649502U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2538755Y2 publication Critical patent/JP2538755Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Railway Tracks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 停止ロック機構の製作、組立を容易とし、か
つ、ロックの確実性を向上させる。 【構成】 ロックレバー13を、ストッパ11とストッ
パ受け12の当接面11a,12aと平行な面上ではな
く、当接面11a,12aと平行な水平軸15を中心と
して、当接面11a,12aと直角な面上で回動させて
ロックおよびアンロック作用を行わせるように構成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は磁気浮上式鉄道等において進路を切換えるための分岐装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
磁気浮上式鉄道の分岐方式としては、図3に示すように、台車装置1…に搭載 された複数(図例では6つ)の移動桁2…を長さ方向(以下、この方向を前後方 向、これと直角方向を左右方向という)に連結して分岐軌道3を構成し、この分 岐軌道3を、図3の実線で示すように基準線Aに接続される基準位置と、同仮想 線で示すように分岐線Bに接続される分岐位置との間で移動させるトラバーサ方 式が一般に知られている。
【0003】 このトラバーサ方式をとる分岐装置においては、分岐軌道3(各移動桁2…) を基準位置および分岐位置で移動停止させ、かつ、この位置から動かないように ロックする停止ロック機構4…が設けられる。
【0004】 従来のこの停止ロック機構4の構成を図4,5によって説明する。
【0005】 分岐軌道3が設置された道床C上にストッパ5が設けられる一方、移動桁2の 左右両側にストッパ受け6が下向きに突設され、分岐軌道3が図3実線の基準位 置および仮想線の分岐位置に達したときに、図示のようにストッパ5がストッパ 受け6に当接して移動桁2が移動停止する。5a,6aはこれらストッパ5およ びストッパ受け6の相当接する面(以下、ストッパ面という)である。
【0006】 一方、ストッパ5には、ロックレバー7が、左右方向(ストッパ面5a,6a に対して直交する方向)の水平軸8を中心として、ストッパ面5a,6aと平行 な面上で回動可能に取付けられている。
【0007】 このロックレバー7は、ロックシリンダ(油圧シリンダ)9により駆動されて 、図実線で示すように作用点側端部がストッパ受け6におけるストッパ面6aと 反対側の面(以下、ロック面という)6bに接するロック位置と、図仮想線で示 すように同端部がロック面6bから離脱するアンロック位置との間で回動し、ロ ック位置でストッパ受け6がストッパ5とロックレバー7との間に挾み込まれて ロックされ、アンロック位置でこのロックが解除されて移動桁2が移動可能とな る。
【0008】 なお、ロックレバー7の作用点側端部に、ロックおよびロック解除動作時の摩 擦抵抗を少なくするためのローラ10が設けられている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の停止ロック機構4によると、上記のようにロックレバー7が ストッパ面5a,6aと平行な面上で回動してロック、アンロックするため、ス トッパ5のストッパ面5aとロックレバー7との間隔αと、ストッパ受け6の厚 み寸法とを等しくする必要がある。
【0010】 従って、厳しい寸法管理が要求され、部品製作、組立精度を高くとならなけれ ばならないため、部品製作、組立が面倒となる。しかも、これらの寸法は熱影響 によって変化するため、メンテナンスも面倒となっていた。
【0011】 また、上記間隔αがストッパ受け6の厚み寸法より小さいとロック作用が行わ れないため、現実には間隔αを厚み寸法よりも少し大きくして余裕を持たせてい る。このため、とくに熱影響によってその差が大きくなった場合に、ロック状態 でがたつきが生じ、ロックの信頼性に問題があった。
【0012】 そこで本考案は、停止ロック機構の製作、組立、メンテナンスが容易となり、 かつロックの確実性を向上させることができる鉄道の分岐装置を提供するもので ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、分岐軌道を、道床上で、基準線に接続される基準位置と、 分岐線に接続される分岐位置との間で移動させるように構成した鉄道の分岐装置 において、上記分岐軌道を上記基準位置および分岐位置で停止させかつロックす る停止ロック機構として、上記道床上にストッパ、分岐軌道にこのストッパに当 接するストッパ受けをそれぞれ設けるとともに、道床上にロックレバーを、上記 ストッパとストッパ受けの当接面と平行な軸を中心として、上記当接面と直角な 面上で、作用点側の端部が上記ストッパ受けをストッパに押し付けるロック位置 と、作用点側端部がストッパ受けから離脱するアンロック位置との間で回転可能 に設け、かつ、このロックレバーを回転駆動する駆動手段を具備してなるもので ある。
【0014】 請求項2の考案は、請求項1の構成において、ロックレバーのロック位置にお ける作用点側端部とストッパ受けの当接点と、ロックレバーの回転中心とを、同 レバー回転中心軸と直交する水平線上でほぼ一致させたものである。
【0015】 請求項3の考案は、請求項1または2の構成において、ロックレバーに、ロッ ク位置に向かう回転力を付与するロック付勢手段を設けたものである。
【0016】
【作用】
上記構成によると、ロックレバーが、ストッパのストッパ受けとの当接面と平 行な面上ではなく、上記当接面と平行な軸を中心として、当接面と直角な面上で 回動してロックおよびアンロック作用を行うため、たとえこのロックレバーとス トッパ受けとの位置関係に誤差が生じても、同レバーの回動量と当接点が変化す るだけで、ロック作用は確実に行われる。
【0017】 従って、停止ロック機構の寸法精度が緩やかとなるため、部品製作、組立が容 易となるとともに、ロックの確実性が高いものとなる。
【0018】 また、請求項2の構成によると、ロック状態でロックレバーに作用するアンロ ック方向の回転モーメントを小さくすることができる。
【0019】 従って、この回転モーメントによってロックが外れたり、そのようなことのな いように停止ロック機構の駆動手段のロック保持力を大きくする(たとえば駆動 手段が油圧シリンダの場合にシリンダ圧力を高くとる)必要がなくなる。
【0020】 一方、請求項3の構成によると、ロック状態で駆動手段のロック保持力が消失 する自体が発生しても、ロック付勢手段によってロック状態を確保することがで きる。
【0021】
【実施例】
本考案の実施例を図1,2によって説明する。
【0022】 図において、11は道床C上に設けられたストッパ、12は移動桁2に下向き に突設されたストッパ受けで、軌道転換時にこれらが当接して移動桁2が基準位 置または分岐位置に停止し、かつ、ストッパ12に設けられたロックレバー13 によってその位置にロックされる。14はストッパ12を道床C上に設置するた めの台座である。
【0023】 ロックレバー13はほぼT字形に形成され、力点側端部13aが下向き、作用 点側端部13bが横向きとなる状態で、T字の交差部分が前後方向の水平軸15 によって回動可能に支持されている。
【0024】 16は作用点側端部13bに設けられたローラ、17はストッパ11のストッ パ受け12との当接面11a(以下、この両者の当接面をストッパ面という)に 設けられた緩衝用のゴムシートである。
【0025】 また、18は台座14上に設置された駆動手段としてロックシリンダ(油圧シ リンダ)で、このロックシリンダ18のピストンロッド端がロックレバー13の 力点側端部13aにピン連結されている。
【0026】 ロックレバー13は、このロックシリンダ18の縮小、伸長作動により、スト ッパ11およびストッパ受け12のストッパ面11a,12aと平行な水平軸1 5を中心として、図実線で示すようにローラ16がストッパ受け12のストッパ 面12aと反対側の面(以下、ロック面という)12bに当接するロック位置と 、図仮想線で示すようにローラ16がロック面12から下方に離脱するアンロッ ク位置との間で回動し、ロック位置でストッパ受け12がローラ16とストッパ 11との間に挾み込まれてロックされる。
【0027】 このように、ロックレバー13が、ストッパ面11a,12aと平行な面上で はなく直角な面上で回動してロック、アンロック作用を行うため、たとえこのロ ックレバー13とストッパ受け12との位置関係に誤差が生じても、ロックレバ ー13の回動量と当接点P(図2に示す)が多少変化するだけで、ロック作用は 確実に行われる。
【0028】 ところで、図2に示すように、上記当接点Pは、ロックレバー13の回転中心 (水平軸15の中心)Oとほぼ同じ高さ位置(回転中心Oよりも僅少寸法βだけ 高い位置)に設定されている。
【0029】 こうすれば、ロック状態で、移動桁2からストッパ受け12を介してローラ1 6に矢印方向の力Fが作用した場合に、ロックレバー13に作用するアンロック 方向の回転モーメント(F×β)が小さくなる。
【0030】 従って、この回転モーメントに対抗するロックシリンダ18のロック保持力、 すなわちシリンダ圧力が低くてすむため、同シリンダ18とその関連機器、油圧 配管の設計が容易となるとともに、コストの点で有利となる。
【0031】 一方、ロックレバー13における他の一つの端部13cと台座14との間に、 ロックレバー13に常にロック位置に向かう回動力を付与するロック付勢手段と しての引っ張りコイルばね19が設けられている。
【0032】 このばね19により、たとえばロックシリンダ18の配管からの油漏れ等によ って同シリンダ18によるロック保持力が消失する事態が発生した場合でも、ロ ックレバー13がロック位置に保持される。
【0033】 ところで、ロック付勢手段として、上記実施例のバネ19に代えて、ロックレ バー13の作用点側端部にウェイトを取付けてもよい。
【0034】 また、ロックレバー13の駆動手段として、上記実施例の油圧シリンダ18に 代えて、油圧モータまたは電動機の回転力をチェーン、ロープ、歯車機構等によ ってロックレバー13に伝える構成をとってもよい。
【0035】
【考案の効果】
上記のように本考案によるときは、ロックレバーを、ストッパとストッパ受け の当接面と平行な面上ではなく、当接面と平行な軸を中心として、当接面と直角 な面上で回動させてロックおよびアンロック作用を行わせる構成としたから、た とえこのロックレバーとストッパ受けとの位置関係に誤差が生じても、同レバー の回動量と当接点が変化するだけで、ロック作用は確実に行われる。
【0036】 従って、停止ロック機構の寸法精度が緩やかとなるため、部品製作、組立が容 易となるとともに、ロックが緩んでがたつきが生じたりせず、ロックの確実性が 高いものとなる。
【0037】 また、請求項2の考案によると、ロック状態でロックレバーに作用するアンロ ック方向の回転モーメントを小さくすることができる。
【0038】 従って、この回転モーメントによってロックが外れたり、そのようなことのな いように停止ロック機構の駆動手段のロック保持力を大きくする(たとえば駆動 手段が油圧シリンダの場合にシリンダ圧力を高くとる)必要がなくなる。
【0039】 一方、請求項3の考案によると、ロック状態で駆動手段のロック保持力が消失 する事態が発生しても、ロック付勢手段によってロック状態を確保することがで きる。このため、安全性が高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかる分岐装置における停止
ロック機構の断面図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】分岐装置全体の概要を説明するための概略平面
図である。
【図4】従来技術とその問題点を説明するための停止ロ
ック機構の断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【符号の説明】
2 分岐軌道を構成する移動桁 D 道床 11 ストッパ 12 ストッパ受け 13 ロックレバー 15 ロックレバーの回転中心軸となる水平軸 18 駆動手段としてのロックシリンダ 19 ロック付勢手段としてのばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 橋本 渉一 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)考案者 小野 利之 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)考案者 若月 修 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)考案者 長井 士郎 東京都千代田区西神田2−5−2 日本交 通技術株式会社内 (72)考案者 吉田 勝彦 神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 株式 会社神戸製鋼所神戸本社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐軌道を、道床上で、基準線に接続さ
    れる基準位置と、分岐線に接続される分岐位置との間で
    移動させるように構成した鉄道の分岐装置において、上
    記分岐軌道を上記基準位置および分岐位置で停止させか
    つロックする停止ロック機構として、上記道床上にスト
    ッパ、分岐軌道にこのストッパに当接するストッパ受け
    をそれぞれ設けるとともに、道床上にロックレバーを、
    上記ストッパとストッパ受けの当接面と平行な軸を中心
    として、上記当接面と直角な面上で、作用点側の端部が
    上記ストッパ受けをストッパに押し付けるロック位置
    と、作用点側端部がストッパ受けから離脱するアンロッ
    ク位置との間で回転可能に設け、かつ、このロックレバ
    ーを回転駆動する駆動手段を具備してなることを特徴と
    する鉄道の分岐装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鉄道の分岐装置におい
    て、ロックレバーのロック位置における作用点側端部と
    ストッパ受けの当接点と、ロックレバーの回転中心と
    を、同レバー回転中心軸と直交する水平線上でほぼ一致
    させたことを特徴とする鉄道の分岐装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の鉄道の分岐装置
    において、ロックレバーに、ロック位置に向かう回転力
    を付与するロック付勢手段を設けたことを特徴とする鉄
    道の分岐装置。
JP8538592U 1992-12-11 1992-12-11 鉄道の分岐装置 Expired - Lifetime JP2538755Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8538592U JP2538755Y2 (ja) 1992-12-11 1992-12-11 鉄道の分岐装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8538592U JP2538755Y2 (ja) 1992-12-11 1992-12-11 鉄道の分岐装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0649502U true JPH0649502U (ja) 1994-07-08
JP2538755Y2 JP2538755Y2 (ja) 1997-06-18

Family

ID=13857279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8538592U Expired - Lifetime JP2538755Y2 (ja) 1992-12-11 1992-12-11 鉄道の分岐装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2538755Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2538755Y2 (ja) 1997-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2729854C1 (ru) Следящий механизм и блок суппорта тормоза для тележки с изменяемой шириной колеи
CN1199840C (zh) 安全制动器和打开安全制动器的方法
CN100439641C (zh) 尤其适用于机动车车门、车盖等的锁件
CA2307644C (en) Switch box for railway, tramway points, or similar, particularly of the so called english type
EP1886868B1 (en) Locking mechanism for a rotation seat
US10647334B2 (en) Gap filler
JP3265024B2 (ja) 鉄道車両の軌間可変台車
CN103453137A (zh) 车辆驻车锁止装置
CN101449075A (zh) 用于操作离合器的杠杆系统
JPH0649502U (ja) 鉄道の分岐装置
CN201264541Y (zh) 座椅靠背角度调节装置
US20070175729A1 (en) Retractable stop assembly
JP2007537551A (ja) 直線カムの機械式インターロック
US6374960B1 (en) Brake assembly
JP3335890B2 (ja) 鉄道車両用軌間可変台車
JP3453355B2 (ja) 軌道分岐装置の接続装置
JP4405284B2 (ja) 転てつ機
EP1470983A1 (en) Point regulator
JP2519038Y2 (ja) 走行レール乗移り用ガイド装置
CN1313304C (zh) 一种用于工业用载重车的制动装置
JP2002516782A (ja) ロック装置
JPH02274634A (ja) 自動駆動装置とその歯車選択レバーに係合する阻止装置とを有する自動車の装置
JP3742080B2 (ja) シーサス型軌道分岐装置の中央回転桁
SU1113293A1 (ru) Система управлени транспортным средством
JP2566410Y2 (ja) 軌道分岐器の転換装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term