JPH0649451Y2 - 自動車用冷温蔵庫 - Google Patents

自動車用冷温蔵庫

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JPH0649451Y2
JPH0649451Y2 JP1987027338U JP2733887U JPH0649451Y2 JP H0649451 Y2 JPH0649451 Y2 JP H0649451Y2 JP 1987027338 U JP1987027338 U JP 1987027338U JP 2733887 U JP2733887 U JP 2733887U JP H0649451 Y2 JPH0649451 Y2 JP H0649451Y2
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JP1987027338U
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JPS63137006U (ja
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寛 近藤
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の車室内に設けられ、内部に冷却又は
保温を要する物品(以下物品)を収納するための自動車
用冷温蔵庫に関する。
(従来の技術) 自動車用の冷蔵庫は、従来から狭少な車室内に設置する
と、スペース的に問題があるために、第8図に示すよう
なものが用いられている。
この自動車用冷蔵庫は自動車用空気調和装置1で発生し
た冷風を車室内に導くダクト2を利用したもので、該ダ
クト2の一部に収納ボックス3を設け、これに物品Wを
収納し、冷却するようにしたものである。
また実開昭61-71,883号公報に示すような自動車用温冷
蔵庫もあり、これは自動車用空気調和装置とは別体に、
エバポレータあるいはファン及び加熱ヒータ等を一括し
て略密閉したケーシング内に設け、このケーシング内に
形成した物品収納部に前記物品Wを設置し、この物品W
を冷却又は保温するようにしたものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、前者のような自動車用冷蔵庫ではダクト2の途
中に収納ボックス3を設けているので、車室内への冷風
量が減少したり、収納した物品Wのために車室内に吹き
出す冷風の温度が上昇する虞れがあることは否めない。
また後者の自動車用冷温蔵庫では、冷却又は保温等に用
いる構成部品をケーシング内に一括して設けているの
で、この自動車用冷温蔵庫全体が肥大化することにな
り、マイクロバス、大型バス等の大型車には搭載可能で
あるが、乗用車等では搭載不可能か若しくは搭載できて
も狭少な車内スペースをより狭少にする虞れがある。
本考案は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、車室内スペースを狭少にせず、車室内への吹き出し
空気温度にも影響を与えない自動車用冷温蔵庫を提供す
ることを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本考案は、自動車用空気
調和装置に組込まれたエバポレータ中を循環する冷媒が
流通する副エバポレータと、この副エバポレータ又は加
熱ヒータに送風する副送風ファンとを有する冷温風発生
ユニットを有し、この冷温風発生ユニットによって発生
された冷風又は温風をダクトを通って、冷却又は保温を
要する物品が収納された収納ボックスに導くようにした
自動車用冷温蔵庫において、前記冷温発生ユニットを座
席の下部に設置し、この冷温発生ユニットと自動車のド
アの内側面に埋設して設けた収納ボックスとを連通する
ダクトの伸縮自在なジャバラ状部に、前記ドアが解放さ
れると前記収納ボックスから離れる着脱部を、当該収納
ボックスに対して着脱自在に設け、前記ドアの解放を検
知して前記副送風ファンの回転を停止する作動手段を設
けたことを特徴とするものである。
(作用) このようにすれば、自動車のドアの一部を利用して収納
ボックスを設け、座席の下部に冷温風発生ユニットを設
置したので、車内スペースを狭少にすることもなく物品
を冷却又は保温することができ、また自動車用空気調和
装置とは別体に冷温風発生ユニットを設け、この冷温風
発生ユニットよりダクトを通って冷温風を収納ボックス
に導入するので、自動車用空気調和装置の冷房能力に与
える影響を極力少なくして物品の冷却または保温等を行
なうことができる。
そして、自動車のドアが解放されると、ジャバラ状部の
着脱部が収納ボックスから離れる。またドアが解放され
たことを作動手段が検知すると、副送風ファン(13)の
回転が停止する。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す概略断面図であり、こ
の第1図に示す自動車用冷温蔵庫10は、自動車用空気調
和装置11とは別体に設けられた副エバポレータ12と、副
送風ファン13と、物品の保温を行なうための加熱ヒータ
14(第2,3図参照)とをケーシング15内に設けた冷温風
発生ユニット16を有し、この冷温風発生ユニット16と物
品を収納する収納ボックスBとを上下2段の構造とされ
たダクトD(送風ダクト28と戻りダクト29の総称)を介
して連結したものである。
前記自動車用空気調和装置11は、車室内外の空気を取込
む送風ファン17を有するインテークユニット18と、この
インテークユニット18に連設され、内部にエバポレータ
19を有するたクーラユニット20と、このクーラユニット
20からの空気の一部をヒータコア21で加熱して冷風とミ
ックスし所定温度にして車室内に吹き出すヒータユニッ
ト22とを有している。
そして前記冷温風発生ユニット16内の副エバポレータ12
は前記エバポレータ19と、このエバポレータ19を流下し
た冷媒ば流入するように導管23により開閉弁24を介して
連通されている。
前記冷温風発生ユニット16は座席25の下部空間を利用し
て設置してあり、この冷温風発生ユニット16のケーシン
グ15に開設された吹出し口26には前記ダクトDの内の送
風ダクト28が、吹込口27には戻りダクト29がそれぞれ連
設され、この冷温風発生ユニット16内に前記副送風ファ
ン13によって取込まれた収納ボックスBからの空気を前
記副エバポレータ12により冷却するか又は加熱ヒータ14
によって加熱して送風するようにしている。
この送風ダクト28又は戻りダクト29は車内で邪魔になら
ないように、自動車のコンソールボックスC及び前記自
動車用空気調和装置11の下部を通ってドアヒンジ30の近
傍まで伸延され、その先端部分には伸縮自在のジャバラ
状部28a,29aが設けられ、このジャバラ状部28a,29aを介
して冷却又は保温を要する物品Wを収納する前記収納ボ
ックスBと連通している。
またこのジャバラ状部28a,29aの先端の開口部(着脱
部)50,51は前記収納ボックスBと直接連結し、このジ
ャバラ状部28a,29aにより各ダクトDの伸縮変位量を吸
収するようにすると共にこのジャバラ状部28a,29aの先
端の開口部50,51にマグネット31を設け、自動車のドア3
2を解放した場合に容易に外れ、ドア32をシャットした
場合に前記収納ボックスBの空気入口33又は空気出口34
と送風ダクト28又は戻りダクト29が容易にかつ確実に連
通するようにしている。この場合、例えばジャバラ状部
28a,29aの先端の開口部50,51の連結が外されると、その
後さらにドア32が開かれても、ダクトDおよびダクトD
が接続される収納ボックスB部分には、相互を引張りあ
うような力は作用しない。したがって、ドア32の解放に
より容易にジャバラ状部28a,29aの先端の開口部50,51が
収納ボックスBから外れるようにすると、ドア32を解放
した際、ダクトDと収納ボックスBに引張り力が作用す
ることを防止でき、耐久性を向上させることができる。
特に、本実施例では、前記収納ボックスBを自動車のド
ア32の内側面に埋設して設けてあり、狭少な車室内スペ
ースがより狭少にならないようにしているが、この収納
ボックスBは第3図に示すように仕切板Baにより上下2
段構造に仕切られ、前記空気入口33から流入した冷温風
が、上部空間35を通って下部空間36に至り、この下部空
間36から空気出口34より戻りダクト29を通って前記冷温
風発生ユニット16に流入するようになっている。
なお、前記収納ボックスBの副送風ファン13には前記ド
ア32の開閉と連動するスイッチ37を設けてあり、前記ド
ア32を開いた場合にはこの副送風ファン13の回転を停止
するようになっている。
なお、第4図中符号「38」はドアガラス、「39」はドア
ガラス昇降機構、「40」は副送風ファン13のモータMを
オンオフするメインスイッチ、「41」は前記収納ボック
スBを開閉する開閉ドアである。
次に作用を説明する。
ドア32を閉鎖するとスイッチ37がオンするとともにマグ
ネット31を有する送風ダクト28及びダクト29と収納ボッ
クスBの空気入口33及び空気出口34が連通し、メインス
イッチ40をオンすると副送風ファン13は回転を開始す
る。
この場合、自動車用空気調和装置11が作動し冷房運転を
行なっている場合には、この自動車用空気調和装置11の
エバポレータ19を流下した冷媒が収納ボックスBの副エ
バポレータ12内に流入し、戻りダクト29からの空気を冷
却して低温になった冷風を送風ダクト28を通って収納ボ
ックスBに導くことになる。
この冷風によって収納ボックスB内の物品Wは冷却され
ることになり、この収納ボックスBの開閉ドア41を開け
ば前記冷却された物品Wを取出すことができる。
またこの冷却中に自動車のドア32を開放した場合には、
スイッチ37がオフし、副送風ファン13が回転を停止する
ので、冷風が無用に流出することはない。また、ドア32
を解放すると、ジャバラ状部28a,29aの先端の開口部50,
51が収納ボックスBから外れるので、ダクトDおよび収
納ボックスBに引張り力が作用することを防止できるこ
ととなり、各部材の耐久性が向上する。
第5図は本考案の他の実施例を示す平面概略図、第6図
は同実施例における自動車のドアを解放した状態であ
り、この実施例は戻りダクト29を収納ボックスの側面に
開設した空気出口34に連通したものである。なお、この
場合は前記マグネット31をダクト29の先端の開口部50,5
1に設けておくことが望ましい。
このように構成すれば、空気の循環が比較的円滑にな
り、また自動車用空気調和装置を設置した所の下部空間
も狭少にならずにすむという効果もある。また、この実
施例では第7図に示すように空気入口33から流入した空
気が仕切板Baにより仕切られた上下両空間35,36に分岐
して流れ、空気出口34より流出するようにすることが望
ましい。
本考案は、上述した実施例のように、左の座席にのみ収
納ボックスBを設けたもののみに限定されるものではな
く、これを左右両方に設けてもよく、前後席に設けても
よい。
(考案の効果) 以上のように、本考案によれば、自動車用空気調和装置
とは別体の冷温風発生ユニットを座席の下部に設置し、
この冷温風発生ユニットと収納ボックスとをダクトによ
り連通したため、車室内スペースを狭少にせず、車室内
への吹き出し空気温度にも影響を与えない自動車用冷温
蔵庫を得ることができる。
また、ドアが解放されるとジャバラ状部の先端の開口部
が収納ボックスから外れるようにしたので、ドアが解放
された際、ジャバラ状部と収納ボックスに、相互に引張
りあう力が生ずることを防止でき、耐久性を防止するこ
とができる。さらに、ドアが解放されると副送風ファン
の回転を停止させる作動手段を設けたので、収納ボック
スから離れたジャバラ状部の先端から無用の冷温風が流
出することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略平面図、第2図は
第1図の要部を示す水平断面説明図、第3図は同実施例
の収納ボックス部分を示す縦断面説明図、第4図はこの
収納ボックスとドアの関係を示す断面図、第5図は本考
案の他の実施例を示す概略平面図、第6図は同実施例の
ドア解放状態の概略平面図、第7図は同実施例の収納ボ
ックス部分の断面図、第8図は従来の自動車用冷蔵庫の
概略図である。 11……自動車用空気調和装置、 12……副エバポレータ、13……副送風ファン、 14……加熱ヒータ、 16……冷温風発生ユニット、25……座席、 28……送風ダクト、29……戻りダクト、 32……ドア、B……収納ボックス、 D……ダクト、W……物品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用空気調和装置(11)に組込まれた
    エバポレータ(19)中を循環する冷媒が流通する副エバ
    ポレータ(12)と、この副エバポレータ(12)又は加熱
    ヒータ(14)に送風する副送風ファン(13)とを有する
    冷温風発生ユニット(16)を有し、この冷温風発生ユニ
    ット(16)によって発生された冷風又は温風をダクト
    (D)を通って、冷却又は保温を要する物品(W)が収
    納された収納ボックス(B)に導くようにした自動車用
    冷温蔵庫において、前記冷温風発生ユニット(16)を座
    席(25)の下部に設置し、この冷温風発生ユニット(1
    6)と自動車のドア(32)の内側面に埋設して設けた収
    納ボックス(B)とを連通する送風ダクト(28)の伸縮
    自在なジャバラ状部(28a)と戻りダクト(29)の伸縮
    自在なジャバラ状部(29a)とに、前記ドア(32)が解
    放されると前記収納ボックス(B)から離れる着脱部
    (50,51)を、当該収納ボックス(B)に対して着脱自
    在に設け、当該ドア(32)の解放を検知して前記副送風
    ファン(13)の回転を停止する作動手段(37)を設けた
    ことを特徴とする自動車用冷温蔵庫。
JP1987027338U 1987-02-27 1987-02-27 自動車用冷温蔵庫 Expired - Lifetime JPH0649451Y2 (ja)

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JP1987027338U JPH0649451Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27 自動車用冷温蔵庫

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Publications (2)

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JPS63137006U JPS63137006U (ja) 1988-09-08
JPH0649451Y2 true JPH0649451Y2 (ja) 1994-12-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5185434U (ja) * 1974-12-27 1976-07-08
JPS5349146Y2 (ja) * 1975-08-30 1978-11-25
JPS6197045U (ja) * 1984-11-30 1986-06-21

Also Published As

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JPS63137006U (ja) 1988-09-08

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