JPH064943A - ボイスコイルモータの駆動方式 - Google Patents

ボイスコイルモータの駆動方式

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JPH064943A
JPH064943A JP4164780A JP16478092A JPH064943A JP H064943 A JPH064943 A JP H064943A JP 4164780 A JP4164780 A JP 4164780A JP 16478092 A JP16478092 A JP 16478092A JP H064943 A JPH064943 A JP H064943A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイスコイルモータを使用してリール台の高
さ制御を行なった場合でも、テープの上下変動に対して
リール台を線形に制御し、これによってテープの上下変
動を十分に低減させてテープ走行を安定させる。 【構成】 発光ダイオード15とフォトトランジスタ1
6とによって構成される検出部でカセット3から繰り出
されるテープ4の高さを検出し、この検出結果に基づい
てリール装置5a内に設けられているボイスコイルモー
タ1を駆動して前記テープ4の高さを元に戻す際、交流
信号発生器55によって交流バイアス信号を生成し、加
算器56によって前記交流バイアス信号をボイスコイル
モータ1の駆動電流に重畳させて前記ボイスコイルモー
タ1を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTR装置等に設けら
れ、カセットから繰り出されるテープの高さを高い精度
で制御するテープ駆動装置などで使用されるボイスコイ
ルモータの駆動方式に関する。
【0002】[発明の概要]本発明はボイスコイルモー
タを用いて高精度な位置決めを行なう場合に使用される
ボイスコイルモータの駆動方式に関するものであり、特
にカセット型ビデオテープレコーダのテープ供給および
巻き取りを行なうときにおいて、カセット出入口におけ
るテープの上下変動に応じてリール機構部に設けられた
ボイスコイルモータを駆動し、これによってリールを変
位させてテープの上下変動を相殺させる際、前記ボイス
コイルモータに対して、テープ走行に影響を与えない程
度の適当なレベルおよび周波数を持つ交流バイアス電流
を加えて前記ボイスコイルモータの比線形動作の改善を
図り、これによってテープの小さな変動に対しても忠実
に変動を軽減し、テープの走行を安定させる。
【0003】
【従来の技術】VTR装置等に設けられ、カセットから
繰り出されるテープの高さを高い精度で制御するテープ
駆動装置として、従来、特開平3−209658号公報
に開示されているようにテープガイドポスト内にボイス
コイルモータを設けて、テープの高さを制御する装置が
知られている。
【0004】また、このような装置以外にも、例えばリ
ール装置内にボイスコイルモータを設けてテープの高さ
を制御するテープ駆動装置も知られている。
【0005】図5はこのようなテープ駆動装置で用いら
れるテープ走行系の一例を示す構成図である。
【0006】この図に示すテープ駆動装置のテープ走行
系では、カセット151内のテープ152に信号を記録
したり、再生したりするとき、各ポスト153〜161
によって前記カセット151内からテープ152を引き
出してこれを全幅ヘッド162およびインピーダンスロ
ーラ163、回転ヘッド164、オーディオヘッド16
9に当接させるとともに、ピンチローラ165によって
前記テープ152をキャプスタン軸166に押し付け、
さらに各リール装置167、168と、キャプスタン軸
166とを回転駆動させてテープ152を走行させなが
ら、全幅ヘッド162によってテープ152内に記録さ
れている信号を消去したり、回転ヘッド164やオーデ
ィオヘッド169によって前記テープ152に信号を記
録したり、再生したりする。
【0007】そしてこのとき、このテープ152を介し
て対向配置されている発光ダイオード170と、フォト
トランジスタ171とによって前記カセット151から
繰り出されるテープ152の高さを検出し、この検出結
果をテープ高さ制御回路172(図6参照)によって処
理してリール装置167に設けられたボイスコイルモー
タ173を駆動してリール台174の高さを制御し、こ
れによって前記カセット151から繰り出されるテープ
152の高さを一定に保つ。
【0008】この場合、このようなテープ駆動装置で使
用されるテープ高さ制御回路172は図6に示す如く電
源175によって駆動されている前記発光ダイオード1
70からの光をテープ152を介在させて受光するフォ
トトランジスタ171の出力信号(検出信号)を増幅す
る前置増幅器176と、この前置増幅器176から出力
される検出信号を反転増幅する反転増幅器177と、こ
の反転増幅器177から出力される信号中の低周波成分
を抽出する低域通過フィルタ178と、この低域通過フ
ィルタ178から出力される信号を増幅して駆動電流を
生成する駆動増幅器179とを備えており、前記フォト
トランジスタ171から出力される検出信号を増幅した
後、その低周波成分を抽出するとともに、この低周波成
分を増幅して駆動電流を生成し、これを前記リール装置
167のボイスコイルモータ173に供給して、前記カ
セット151から繰り出されるテープ152の高さを一
定に保つ。
【0009】これによって、前記カセット151から繰
り出されるテープ152の高さが高くなったときには、
テープ高さ制御回路172によってこれを下げる方向の
駆動電流が生成され、これがリール装置167内に設け
られたボイスコイルモータ173に供給されて前記リー
ル装置167のリール台174の位置が下げられ、前記
テープ152の高さが元に戻される。
【0010】また、前記カセット151から繰り出され
るテープ152の高さが低くなったときには、テープ高
さ制御回路172によってこれを上げる方向の駆動電流
が生成され、これがリール装置167内に設けられたボ
イスコイルモータ173に供給されて前記リール装置1
67のリール台174の位置が上げられ、前記テープ1
52の高さが元に戻される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のテープ駆動装置においては、発光ダイオード170
と、フォトトランジスタ171とによって構成される検
出部によってテープ152の変動に応じた検出信号を生
成し、この検出信号に基づいてリール装置167内に設
けられたボイスコイルモータ173を駆動して前記テー
プ152の高さ変動を軽減する方向にリール台174を
移動させてテープ高さを一定に保つようにしている。
【0012】そして、この場合、このようなテープ駆動
装置で使用されるボイスコイルモータ173において
は、駆動電流と、その発生力との間に次式に示す関係が
あることが知られている。
【0013】F=k・B・I …(1) 但し、F:ボイスコイルモータ173に発生する力 k:ボイスコイルモータ173の材質などによる定数 B:ボイスコイルモータ173のコイルと鎖交する磁束 I:ボイスコイルモータ173の駆動電流 そして、磁束Bはボイスコイルモータ173に用いられ
る強磁性体の材料に固有な磁化曲線によって決まる値で
あり、一般的には、磁界の強さHに対して、ヒステリシ
ス特性を持つ。
【0014】さらに、磁界の強さHはコイルに流れる駆
動電流の値との間に次式に示す関係がある。
【0015】H=n・I …(2) 但し、n:コイルの巻数 したがって、ボイスコイルモータ173に発生する力F
は駆動電流の値に対してヒステリシス特性を持った特性
になる。
【0016】そして、これらの(1)式および(2)式
から明らかなように、このヒステリシス特性によってボ
イスコイルモータ173を構成するコイルの磁化が決ま
り、磁化の強さによってリール台174の変位量が決定
するので、テープ152の変動が小さい場合、その動作
が非線形動作を示すことになる。
【0017】さらに、あるレベルによって決定されたコ
イルの磁化の強さは、残留磁気を持ち、その動作は駆動
電流の値に対して履歴特性を持つので、図7(a)に示
す如くボイスコイルモータ173に三角波状の駆動電流
を流しても、図7(b)に示す如くボイスコイルモータ
173に発生する力Fは三角波状にはならない。
【0018】このため、ボイスコイルモータ173を用
いた場合には、テープ152の変動に対してリール台1
74を線形に応答させることができないのみならず、コ
イルが持つ履歴特性によってテープ152の高さ変動を
十分に軽減させることができないという問題があった。
【0019】本発明は上記の事情に鑑み、ボイスコイル
モータを使用してリール台の高さ制御を行なった場合で
も、テープの上下変動に対してリール台を線形に制御す
ることができ、これによってテープの上下変動を十分に
低減させてテープ走行を安定させることができるボイス
コイルモータの駆動方式を提供することを目的としてい
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明によるボイスコイルモータの駆動方式は、ボ
イスコイルモータに駆動電流を供給してこれを駆動する
ボイスコイルモータの駆動方式において、交流信号発生
部によって交流バイアス信号を生成し、混合部によって
前記交流バイアス信号を前記ボイスコイルモータの駆動
電流に重畳させて前記ボイスコイルモータを駆動するこ
とを特徴としている。
【0021】
【作用】上記の構成において、交流信号発生部によって
交流バイアス信号を生成し、混合部によって前記交流バ
イアス信号を前記ボイスコイルモータの駆動電流に重畳
させて前記ボイスコイルモータを駆動することにより、
ボイスコイルモータを使用してリール台の高さ制御を行
なった場合でも、テープの上下変動に対してリール台を
線形に制御し、これによってテープの上下変動を十分に
低減させてテープ走行を安定させる。
【0022】
【実施例】図1は本発明によるボイスコイルモータの駆
動方式の一実施例を適用したテープ駆動装置で使用され
るテープ走行系の一例を示す構成図である。
【0023】この図に示すテープ走行系はボイスコイル
モータ1(図2参照)が内蔵され、このボイスコイルモ
ータ1によってリール台2の高さを制御しながらカセッ
ト3内のテープ4を繰り出したり、巻取ったりする一方
のリール装置5aと、カセット3内のテープ4を繰り出
したり、巻取ったりする他方のリール装置5bと、前記
リール装置5a、5bによって前記カセット3内から繰
り出されるテープ4の走行経路を規制する複数のポスト
6〜14と、前記カセット3から繰り出されるテープ4
の高さを検出する発光ダイオード15およびフォトトラ
ンジスタ16と、テープ4を全幅で消去するとき使用さ
れる全幅消去ヘッド17と、テープ4の走行を安定させ
るインピーダンスローラ18と、回転しながらテープ4
に信号を記録したり、テープ4から信号を再生したりす
る回転ヘッド19と、テープ4にオーディオ情報を記録
したり、再生したりするときに使用されるオーディオヘ
ッド20と、モータ(図示は省略する)によって得られ
た駆動力で回転してテープ4を走行させるキャプスタン
軸21と、テープ4を前記キャプスタン軸21に押し付
けるピンチローラ22とを備えている。
【0024】そして、カセット3内のテープ4に信号を
記録再生するとき、各ポスト6〜14によってカセット
3内からテープ4を引き出してこれを全幅消去ヘッド1
7およびインピーダンスローラ18、回転ヘッド19、
オーディオヘッド20に当接させるとともに、ピンチロ
ーラ22によって前記テープ4をキャプスタン軸21に
押し付け、さらに各リール装置5a、5bと、キャプス
タン軸21とを回転駆動させてテープ4を走行させなが
ら、全幅消去ヘッド17によってテープ4内に記録され
ている信号を消去したり、回転ヘッド19やオーディオ
ヘッド20によって前記テープ4に信号を記録したり、
再生したりする。
【0025】また、図2は上述したリール装置5aの詳
細な構成例を示す一部裁断断面図である。
【0026】この図に示す如く、このリール装置5aは
ボイスコイルモータ1と、DCブラシレスモータ25
と、リール台部26とを備えており、ボイスコイルモー
タ1によってリール台部26を構成するリール台2の上
下位置を調整しながら、DCブラシレスモータ25によ
って前記リール台2を回転駆動してカセット3内のリー
ル27を回転させる。
【0027】ボイスコイルモータ1は上板28および側
板29を有し、前記上板28の中央下面に下側に伸びる
中棒30が形成された筒状のケース31と、前記中棒3
0の周囲に取り付けられる磁石32と、前記中棒30の
中心に形成された縦穴に貫入される軸方向ベアリング3
3と、この軸方向ベアリング33によって軸方向(図2
では上下方向)にスライド自在に支持されるスラスト軸
34と、前記ケース31の一端に支持され、前記スラス
ト軸34を上方に付勢するバネ35と、前記スラスト軸
34の下側に互いに所定間隔離れて設けられる2つの回
転方向ベアリング36、37と、この回転方向ベアリン
グ36、37に取り付けられる縦断面E字状のスライダ
38と、このスライダ38の外側先端部分に設けられ、
前記磁石32と対になってボイスコイルモータ1の駆動
部を構成するコイル39とを備えており、支持板40に
固定され、駆動電流が供給されたとき、コイル39と磁
石32との相互作用によってスライダ38を上方または
下方に移動させてこのスライダ38に取り付けられてい
る回転方向ベアリング36、37とスラスト軸34とを
上方または下方に移動させる。
【0028】また、DCブラシレスモータ25は前記支
持板40上に前記スラスト軸34を中心として同心状に
配置される複数のコイル41と、前記スラスト軸34の
上端部分に取り付けられる回転方向ベアリング42と、
この回転方向ベアリング42によって前記スラスト軸3
4に対し回転自在に支持される回転板43と、この回転
板43の下側に形成された複数の凹部内に各々、配置さ
れ、前記各コイル41と対になってDCブラシレスモー
タ25の駆動部を構成する複数の磁石44とを備えてお
り、前記スラスト軸34によって回転板43の上下位置
が規制される。そして、駆動電流が供給されたとき、コ
イル41と磁石44との相互作用によって前記回転板4
3を回転駆動する。
【0029】また、リール台部26は弾性板により構成
され、その中央下面が前記回転板43の中心部分に固定
される底板45および弾性板により構成され、前記底板
45と対向するように配置される上板46、この上板4
6と前記底板45とを所定距離だけ離間させて接続する
複数の支柱47を有するジョイント48と、このジョイ
ント48の前記上板46上に固定されるリール台2とを
備えており、ジョイント48によって前記DCブラシレ
スモータ25の回転板43に対し前記リール台2を揺動
に支持しながら、前記回転板43の回転に伴ってリール
台2を回転させてカセット3のリール27を回転させ
る。
【0030】また、図3は本発明によるボイスコイルモ
ータの駆動方式の一実施例を適用したテープ駆動装置で
使用されるテープ高さ制御回路の一例を示すブロック図
である。
【0031】この図に示すテープ高さ制御回路50は電
源51によって駆動されている前記発光ダイオード15
からの光をテープ4を介在させて受光するフォトトラン
ジスタ16の出力信号(検出信号)を増幅する前置増幅
器52と、この前置増幅器52から出力される検出信号
を反転増幅する反転増幅器53と、この反転増幅器53
から出力される信号中の低周波成分を抽出する低域通過
フィルタ54と、予め設定されている周波数(例えば、
前記低域通過フィルタ54から出力される信号の周波数
に対して3倍ないし5倍の周波数)および適切な振幅の
交流バイアス信号を発生する交流信号発生器55と、こ
の交流信号発生器55から出力される交流信号と前記低
域通過フィルタ54から出力される信号とを加算する加
算器56と、この加算器56から出力される信号を増幅
して駆動電流を生成する駆動増幅器57とを備えてお
り、前記フォトトランジスタ16から出力される検出信
号を増幅した後、その低周波成分を抽出するとともに、
この低周波成分に予め設定されている周波数および振幅
の交流バイアス信号を加算した後、増幅して駆動電流を
生成し、これを前記リール装置5aのボイスコイルモー
タ1に供給して、前記カセット3から繰り出されるテー
プ4の高さを一定に保つ。
【0032】これによって、前記カセット3から繰り出
されるテープ4の高さが高くなったときには、テープ高
さ制御回路50によってこれを下げる方向の駆動電流が
生成され、これがリール装置5a内に設けられたボイス
コイルモータ1に供給されて前記リール装置5aのリー
ル台2の位置が下げられ、前記テープ4の高さが元に戻
される。
【0033】そして、このとき、交流信号発生器55に
よってテープ4の走行に影響を与えない程度の周波数お
よび振幅を持つ交流バイアス信号を生成して、これを低
域通過フィルタ54から出力される低周波成分に重畳さ
せて駆動電流を生成しているので、通常の消磁ヘッドと
同様な動作原理により、この駆動電流中に含まれる交流
バイアス成分によってボイスコイルモータ1を構成する
コイル39のヒステリシス特性および履歴特性による影
響を小さくして発光ダイオード15およびフォトトラン
ジスタ16によって構成される検出部で検出されたテー
プ4の上下変位量と、ボイスコイルモータ1によるテー
プ4の上下移動量とを線形に対応させることができる。
【0034】これによって、図4に示す如く交流バイア
ス信号を加えないときのテープ4の上下変位量に比べ
て、交流バイアス信号を加えたときにおけるテープ4の
上下変位量を小さくすることができる。
【0035】このように、この実施例においては、交流
信号発生器55によってテープ4の走行に影響を与えな
い程度の周波数および振幅を持つ交流バイアス信号を生
成して、これを低域通過フィルタ54から出力される低
周波成分に重畳させて駆動電流を生成しているので、ボ
イスコイルモータ1を使用してリール台2の高さ制御を
行なった場合でも、テープ4の上下変動に対してリール
台2を線形に制御することができ、これによってテープ
4の上下変動を十分に低減させてテープ走行を安定させ
ることができる。
【0036】また、上述した実施例においては、テープ
駆動装置のリール装置5a内に設けられているボイスコ
イルモータ1を例にとって本発明によるボイスコイルモ
ータの駆動方式を説明しているが、このようなリール装
置5a内のボイスコイルモータ1のみならず、ボイスコ
イルモータを使用する他の高精度位置決め機構に対して
本発明によるボイスコイルモータの駆動方式を適用する
ようにしても良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ボ
イスコイルモータを使用してリール台の高さ制御を行な
った場合でも、テープの上下変動に対してリール台を線
形に制御することができ、これによってテープの上下変
動を十分に低減させてテープ走行を安定させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるボイスコイルモータの駆動方式の
一実施例を適用したテープ駆動装置で使用されるテープ
走行系の一例を示す構成図である。
【図2】図1に示すリール装置の詳細な構成例を示すを
示す一部裁断断面図である。
【図3】本発明によるボイスコイルモータの駆動方式の
一実施例を適用したテープ駆動装置で使用されるテープ
高さ制御回路の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明によるボイスコイルモータの駆動方式に
よってテープの変動を測定したときの波形図である。
【図5】従来から知られているテープ駆動装置で使用さ
れるテープ走行系の一例を示す構成図である。
【図6】従来から知られているテープ駆動装置で使用さ
れるテープ高さ制御回路の一例を示すブロック図であ
る。
【図7】図6に示すテープ高さ制御回路によるボイスコ
イルモータの制御特性例を示す波形図である。
【符号の説明】
4 テープ 2 リール台 5a リール装置 15 発光ダイオード 16 フォトトランジスタ 50 テープ高さ制御回路 51 電源 52 前置増幅器 53 反転増幅器 54 低域通過フィルタ 55 交流信号発生器 56 加算器 57 駆動増幅器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイスコイルモータに駆動電流を供給し
    てこれを駆動するボイスコイルモータの駆動方式におい
    て、 交流信号発生部によって交流バイアス信号を生成し、混
    合部によって前記交流バイアス信号を前記ボイスコイル
    モータの駆動電流に重畳させて前記ボイスコイルモータ
    を駆動する、 ことを特徴とするボイスコイルモータの駆動方式。
  2. 【請求項2】 前記交流信号発生部は前記ボイスコイル
    モータの動作に影響を与えない程度の周波数およびレベ
    ルの交流バイアス信号を生成する請求項1記載のボイス
    コイルモータの駆動方式。
  3. 【請求項3】 前記ボイスコイルモータはカセットのテ
    ープを繰り出すリール装置内に設けられ、混合部によっ
    て前記カセットから繰り出されるテープの高さを検出す
    る検出部の出力に基づいて生成される駆動電流と、前記
    交流信号発生部からの交流バイアス信号を重畳して前記
    ボイスコイルモータを制御し、テープの高さを一定にす
    る請求項1または2記載のボイスコイルモータの駆動方
    式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112994574A (zh) * 2019-12-13 2021-06-18 点晶科技股份有限公司 音圈马达驱动装置以及控制信号提供方法

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CN112994574A (zh) * 2019-12-13 2021-06-18 点晶科技股份有限公司 音圈马达驱动装置以及控制信号提供方法

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