JPH0649242B2 - 超音波振動切削装置 - Google Patents

超音波振動切削装置

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JPH0649242B2
JPH0649242B2 JP2404787A JP2404787A JPH0649242B2 JP H0649242 B2 JPH0649242 B2 JP H0649242B2 JP 2404787 A JP2404787 A JP 2404787A JP 2404787 A JP2404787 A JP 2404787A JP H0649242 B2 JPH0649242 B2 JP H0649242B2
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vibration
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q5/00Driving or feeding mechanisms; Control arrangements therefor
    • B23Q5/02Driving main working members
    • B23Q5/027Driving main working members reciprocating members

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たわみ振動を用いた超音波加工装置、特に旋
盤、形削り盤、平削り盤などの超音波振動切削装置に関
する。
従来の技術 超音波振動を利用した振動切削装置は、従来からよく知
られている。例えば、旋盤におけるバイトシヤンクをた
わみ振動させてその先端に取付けたバイトを切削加工物
の接線方向に超音波振動させて加工すると、切削抵抗が
著しく減少して加工制度が向上するなどの大きな効果が
あることが知られている。
第12図はその一例を示す従来の切削装置である。ま
ず、刃物台1に押え板2と締付けボルト3と締付け治具
4により曲げ(たわみ)振動するバイトシヤンク(バイ
トホルダー)5が支持されている。ここに締付け治具4
はバイトシヤンク5のノード部分に位置するように設定
されている。そして、バイトシヤンク5の一方の先端に
は被加工物6に臨む工具としてのバイト7が固着されて
いる。又、バイトシヤンク5の他端側にはこのバイトシ
ヤンク5の振動姿態(一点鎖線で図示)のループ部分に
位置させて縦形振動子8と振幅拡大ホーン9とが接合さ
れている。
このように構成された超音波振動切削装置において、縦
形振動子8を超音波発振装置(図示せず)により駆動す
ると、図示する一点鎖線の如くバイトシヤンク5が振動
してバイト7の先端は切削方向に超音波振動し、前述し
たような振動切削効果を発揮する。ここで、より具体的
には、被加工物6の切削速度をvとし、振動するバイト
7の振動周波数をf、振幅をaとすると、v<2πfa
なる条件下でその効果が発揮される。
これによれば、超音波振動の発生源である縦形振動子8
をバイト7から離れた位置に取付けられるので、汎用の
旋盤に容易に取付けたことができるという利点がある。
発明が解決しようとする問題点 ところが、このような切削装置構造によると、縦形振動
子8や拡大ホーン9が加工作業の邪魔となる。又、バイ
トシヤンク5の刃物台1への取付けが難しいという欠点
もある。即ち、締付け治具4が正しくノード位置に位置
しないとエネルギーロスを生ずる。又、バイト7の刃先
が正しい振動方向から外れて上述した切削効果が減殺さ
れるだけでなく、かえつて有害な結果をもたらすものと
なる。しかも、バイトシヤンク5の交換には煩雑な手間
と細心の注意を必要とするものでもある。
又、第13図に示すように、バイトの被加工物6との接
点には被加工物接線方向の主分力Pcの他に、バイト7
に向かう径方向背分力Ptが発生する。この結果、これ
らの合力Pがバイト7に作用して有害な異常振動を発生
し、十分な振動切削効果が得られないことがあるもので
ある。
問題点を解決するための手段 まず、厚み方向に分極され均等に2分割された1枚又は
複数枚の電歪素子本体の両面に金属材を締着具により一
体的に締着したたわみ振動子を設ける。このようなたわ
み振動子の一方の出力端部にバイトを取付ける。
作用 たわみ振動子を共振周波数にて励振駆動させると、バイ
トは振動子軸と直角に振動する。よつて、バイトの刃先
が当接する被加工物はこのような超音波振動により切削
される。
実施例 本発明の第一の実施例を第1図ないし第8図に基づいて
説明する。まず、第1図ないし第3図に示すようにたわ
み振動子10が設けられ、例えば上向きコ字状に形成さ
れたホルダー11内に収納支持されている。
ここで、このようなたわみ振動子10の基本的構造及び
振動動作について第4図ないし第6図を参照して説明す
る。このようなたわみ振動子10は例えば本出願人によ
り既に特願昭60−252526合により提案されてい
るものと同等のものである。まず、第5図に示すように
厚み方向に分極された円環状の電歪素子本体12が設け
られ、この電歪素子本体12の一面には絶縁部13を中
心として電極14,15が2分割されて形成され、他面
には共通電極16が全面電極として形成され、これらに
より電歪素子17が構成されている。このような構成の
電歪素子17を例えば2個用意し、それらの絶縁部13
を一致させてU字形に形成した第6図のような2枚の電
極板18,19を間にして前記電極14,15を対向さ
せ、かつ、中心部に絶縁筒20を挿通する。そして、一
方の電歪素子17の共通電極16面側には出力端部21
を補足形成するとともに振動振幅拡大用の断面変形部と
なるエクスポネンシヤル段部22を形成した金属材23
が接合されている。又、他方の電歪素子17の共通電極
16面側には共通電極板24が接合され、この共通電極
板24には金属材25が接合されている。そして、これ
らの部材は締着具としてのボルト26により一体的に固
定されている。即ち、前記金属材25には前記ボルト2
6を挿通する孔27が形成され、前記金属材23にはボ
ルト26が螺合するねじ部28が形成されている。この
ようにして、本実施例で用いる複合振動子構造のたわみ
振動子10が構成されている。
ここで、このようなたわみ振動子10の電極14,15
や共通電極16には、電極板18,19や共通電極板2
4を介して、例えば後述するような駆動制御回路に接続
されて、励振駆動される。
即ち、電極板18,19と共通電極板24とに互いに位
相を独立して制御できる駆動電源を接続し、その駆動周
波数を軸方向共振周波数に調整する。その位相差を零に
した時は、同相並列駆動となり、出力端部21は軸方向
共振振動となつて縦形振動子と同様な振動姿態で振動す
る。しかるに、一方の電極板18に対し他方の電極板1
9に印加する駆動電圧の位相を反転、即ち逆相の電圧を
印加すると、出力端部21は軸に直角で、かつ、電歪素
子17の分割方向(即ち、第4図図示状態では上下方
向)にたわみ共振振動を行なうことになる。
これが、本実施例で用いるたわみ振動子10の動作原理
である。もつとも、電歪素子17としては円環状で一体
のものを用い、残留分極の分極方向は厚み方向とした
が、例えば各々の電極14,15部分には厚み方向で互
いに逆向きの分極方向としたものでもよい。この場合で
あれば、2枚の電極板18,19には同相の電圧を印加
することにより、出力端部21にたわみ振動が発生す
る。又、電歪素子17は分離した半円環状素子構造のも
のを用いてもよく、かつ、分極方向を同一方向又は逆方
向として配置させてもよい。
しかして、第1図ないし第3図ではこのような構造のた
わみ振動子10を略図的に示すものである。このような
たわみ振動子10は、例えば第2図(b)に振動変位分布
の特性Aを示すように、その軸方向に1波長でたわみ共
振するように構成されている。そして、たわみ振動子1
0には左右両側の4箇所のノード位置N1,N2
1′,N2′に位置させて円錐状凹み29が形成されて
いる。この内、ノード位置N1′,N2′の円錐状凹み2
9に対してはホルダー11に固定された2個のとがり先
ピン30が係止し、ノード位置N1,N2の円錐状凹み2
9に対してはホルダー11に進退自在に取付けられた2
本のとがり先ボルト31の先端が係止しており、これら
のとがり先ボルト31を締付けることにより、たわみ振
動子10はホルダー11によつて左右両側より固定支持
されている。つまり、たわみ振動子10は4箇所のノー
ド位置にて点当り状態で支持されている。
そして、たわみ振動子10は出力端部21より第1のノ
ード位置N1,N1′付近までエクスポネンシヤル段部2
2を含めて細径形状に構成されており、出力端部21で
のたわみ振動変位が拡大されるように設定されている。
しかして、このようなたわみ振動子10の出力端部21
に被加工物32の切削加工を行なう工具であるバイト3
3を直接取付けている点が本実施例の大きな特徴であ
る。
このように、出力端部21にバイト33を取付けたわみ
振動子10をホルダー11に支持させた状態で用い、こ
のたわみ振動子10をたわみ振動させると、出力端部2
のバイト33は第2図(a)に示す状態で上下方向に大き
く共振振動を行なう。よつて、矢印方向に回転している
被加工物32にバイト33の先端を押し当てれば、被加
工物32の振動切削加工が行なわれることになる。
よつて、本実施例のようにたわみ振動子10の出力端部
21に直接バイト33を設けた切削装置によれば、極め
て簡単な構造であるとともに、従来の超音波振動切削装
置におけるような縦形振動子が不要となる。更には、振
動振幅拡大比も大きくとれ、従来の振動系に比べてその
全長がかなり短くてもよく、装置の小型・コンパクト化
も図れる。
又、たわみ振動子10におけるたわみ振動のノード位置
1,N2,N1′,N2′にて点当り状態で固定保持して
いるので、振動体(即ち、たわみ振動子10)の保持や
交換が簡単かつ確実となる。又、点当り保持により振動
損失も少なく効率のよい駆動となる。ここで、このよう
なたわみ振動子10を点当り状態で保持する理由につい
て第2図(c)を参照して説明する。まず、第2図(c)はた
わみ振動子10の側面より見た瞬時的な振動変位分布を
各々の矢印Bの大きさと方向とで示すものであり、同図
(b)に示した軸線上でのたわみ振動変位分布の特性Aに
対応させてある。Lはループ位置を示す。第2図(c)中
の各々の矢印Bからも理解し得るように、ノード位置N
1,N2であつても、たわみ振動子10の軸線上から離れ
た位置では軸方向に変位しており、ノード位置1,N2
あつて、かつ、中心軸上の点のみが常に静止してい
ることになる。即ち、点を中心として隣り合うノー
ド位置1,N2毎に向きを変えて回動方向に変位する。こ
のようなことから、たわみ振動子10の理論的な静止点
である点にて、点当り状態で保持させるものであ
る。
ところで、たわみ振動子10における電歪素子17が難
れも厚み方向に対して同方向に分極されて配置されてい
る場合には、たわみ振動子10の駆動系は第7図に示す
ように構成すればよい。第7図では、絶縁部13により
2分割された電歪素子17a,17b各々に矢印で残留
分極の方向を示してある。まず、各々の電極板18,1
9は出力トランス34の2次巻線35の両端に接続され
ている。この2次巻線35のセンタータツプ36は検出
抵抗Rsを介して接地されている。一方、出力トランス
34の1次巻線37の両端には駆動電源38が接続さ
れ、その一端が設置されている。又、共通電極板24は
接地されている。
このような構成において、駆動周波数をたわみ振動子1
0の共振周波数に合せた駆動電源38より励振させる
と、出力トランス34の2次巻線35により、各々逆相
の駆動電圧が電源板18,19に印加される。よつて、
分割された一方の電歪素子17aが伸びた時には他方の
電歪素子17bは縮むことになり、たわみ振動子10は
共振振動を発生する。これにより、出力端部21に設け
られたバイト33は、ノード部分のステツプにより軸と
直角方向(上下方向)に大きく振動して、回転する被加
工物32に押し当てることにより切削加工が行なわれ
る。
ところで、バイト33の振動方向は被加工物32の接点
方向であるが、従来例でも示したように軸方向の背分力
がバイトに印加されると振動切削効果が削減してしま
う。従つて、バイト33にはこのような背分力がかから
ないような状態に、たわみ振動子10の軸線の角度を設
定するのがよい。このためには、例えばこのような背分
力を検出し、振動子軸線の角度設定に細してこの背分力
が零(Null)となるようにすればよい。角度設定は、
例えばホルダー11の工作機械に対する取付け角度調整
によりなし得る。
ここに、背分力の検出について第7図により説明する。
第7図においては、検出抵抗Rsには両方の電歪素子1
7a,17bに同時に同一方向の応力が印加された時に
圧電現象により信号電圧Esを発生する。従つて、たわ
み振動に対しては、両圧電素子17a,17bは伸縮方
向が逆であるので、その振動方向成分の負荷に対しては
信号電圧Esが検出されない。一方、切削加工時に背分
力が引火されると、軸方向に力を受けて信号電圧Esが
発生するので、背分力の有無が判別される。よつて、検
出抵抗Rsの両端の信号電圧Esの値をモニターしなが
ら被加工物32に対するたわみ振動子10の軸線の角度
設定を行なうようにすればよい。なお、背分力の検出機
能が不要であれば、検出抵抗Rsを省略し、出力トラン
ス34の2次巻線35のセンタータツプ36を直接接地
すればよい。
このようなことは、バイト33の振動方向が軸と直角方
向からずれている場合であつても適用できる。即ち、第
8図に示すようにバイト33の刃先の振動方向が軸と直
角な方向からずれている時に、それが被加工物32から
の背分力Ptを含めた合力Pの方向と一致しないと、軸
方向成分がたわみ振動子10に印加されるために、検出
抵抗Rs両端の信号電圧Esによつて振動方向の異常が
発見されることになる。即ち、バイト33の振動方向の
軸線と直角方向からのずれを含めて、被加工物32の反
作用の方向と一致させ、良好なる振動切削条件に設定す
ることができる。
なお、第9図に示すように電歪素子17の分割線を境に
して厚み方向に対して残留分極の方向を逆向きとさせた
電歪素子17a,17bを持つたわみ振動子10を用い
る場合には、この第9図に示すような駆動系とすればよ
い。即ち、各々の電極板18,19をたわみ共振周波数
の同相電圧で励振させるものであり、第7図との対比で
は駆動電源と検出抵抗との接続位置を取替えたものとし
て考えればよい。まず、検出トランス39の1次巻線4
0の両端が電極板18,19に接続され、1次巻線40
のセンタータツプ41には駆動電源42が接続されて接
地されている。一方、2次巻線43の両端には検出抵抗
Rsが接続され、その一端が接地されている。
これによれば、駆動電源42からの励振出力が両方の電
歪素子17a,17bに同相で印加されるので、一方の
電歪素子17a又は17bが伸びた時には他方の電歪素
子17b又は17aは縮むことになり、たわみ共振振動
することになる。ここに、電歪素子17a,17bに均
等な軸方向振動が感知されると、各々逆相の電圧を発生
するので、検出抵抗Rsの両端に信号電圧Esが検出さ
れる。この場合も、検出機能が不要であれば、電極板1
8,19は並列接続して駆動電源42に直接接続すれば
よい。
又、第10図に示すようにたわみ振動子10の4点支持
位置となる円錐状凹み29の位置内に電歪素子17が位
置しないように、この電歪素子17の配置位置を変えて
もよい。これによれば、電歪素子17が4点当り支持点
外に位置するので、振動子組立て時の締着によるノード
位置、即ち円錐状凹み29位置の相対的な位置ずれを防
止することができる。
つづいて、本発明の第二の実施励を第11図により説明
する。本実施例は、たわみ振動子10の出力端部側にバ
イト33を直接取付けず、バイト33付きのバイトホル
ダー44を介して締着リング45により取付けるように
したものである。まず、金属材23の出力端部21には
位置合せ用のスリツト46が形成されているとともに周
面上には雄ねじ47が形成されている。一方、バイトホ
ルダー44の端部には前記スリツト46に嵌合してバイ
ト33の方向、即ち、角度合せを行なうための板状突起
48が形成され、かつ、端部周面上には雄ねじ49が形
成されている。そして、締着リング45の内周部にはこ
れらの雄ねじ47,49に螺合して振動子10・バイト
ホルダー44間を着脱自在に締着結合させる右及び左ね
じ50が形成されている。もつとも、締着リング45に
代えて、例えば袋ナツトなどによりたわみ振動子10の
先端にバイトホルダー44を締着取付けさせるようにし
てもよい。
このように、バイト33を備えたバイトホルダー44を
締着リング45等を用いて着脱自在に取付ければ、予め
各種バイトの取付けられたバイトホルダーを用意してお
き、加工に応じて必要なバイトを有するバイトホルダー
を交換取付けすればよく、バイト+振動子単位で交換す
るような必要がなくなり、バイトの選択や交換作業が容
易となる。
ところで、本実施例においては、振動変位分布が第11
図(b)に示す特性Aのように、例えばたわみ振動子10
の後端からバイト33先端までに1.5波長分の定在波
が生ずるように設定され、バイトホルダー44による連
結位置がノード位置Nに位置する点も大きな特徴点で
ある。つまり、たわみ振動子10とバイトホルダー44
との連結点は強度的に弱いものであるが、このような連
結点もノード位置Nに位置することにより強度的な問
題を生じないものとなる。又、バイトホルダー44先端
のバイト33はループ位置に位置するので、大きな振動
振幅が得られる。
なお、本実施例では旋盤への応用を想定して説明した
が、例えば平削り盤や形削り盤などの他の切削加工機械
にも適用できるものである。
又、たわみ振動10の形状としても、断面円形状に限ら
ず、例えば断面方形状のものであつてもよい。
発明の効果 本発明は、上述したようにたわみ振動子の出力端にバイ
トを取付けたので、従来におけるような大きな容積の縦
形振動子を不要にして被加工物の超音波振動切削を行な
うことができ、切削作業が容易となり、構造的にも小型
・コンパクトのものとなり、この際、バイトを取付ける
金属材に振動振幅拡大用の断面変形部を形成すれば、バ
イト部分に大きな切削用振動を得て効率よい切削がで
き、更には、バイトを直接取付けずにバイトホルダーを
介して締着リング等により取付けたので、所望のバイト
を有するバイトホルダーの着脱交換のみで加工作業に適
したバイトを装着して切削作業を行なわせることがで
き、バイト選択・交換等の便ならしめることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明の第一の実施例を示すもの
で、第1図は概略斜視図、第2図は振動姿態等を含めて
示す縦断側面図、第3図は平面図、第4図はたわみ振動
子の基本的構造を示す断面図、第5図は電歪素子の斜視
図、第6図は電極板の斜視図、第7図は駆動系回路図、
第8図は側面図、第9図は変形例を示す駆動系回路図、
第10図は変形例を示す概略側面図、第11図は本発明
の第二の実施例を示す一部切欠いた側面図、第12図は
従来例を示す側面図、第13図は力方向等を示す側面図
である。 10……たわみ振動子、17……電歪素子、21……出
力端部、22……エクスポネンシヤル段部(断面変形
部)、23……金属材、25……金属材、33……バイ
ト、44……バイトホルダー、45……締着リング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚み方向に分極され均等に2分割された1
    枚又は複数枚の電歪素子本体の両面に金属材を締着具に
    より一体的に締着したたわみ振動子を設け、このたわみ
    振動子の一方の出力端部にバイトを設けたことを特徴と
    する超音波振動切削装置。
  2. 【請求項2】バイトを出力端部に設ける金属材に、振動
    振幅拡大用の断面変形部を形成したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の超音波振動切削装置。
  3. 【請求項3】厚み方向に分極され均等に2分割された1
    枚又は複数枚の電歪素子本体の両面に金属材を締着具に
    より一体的に締着したたわみ振動子を設け、このたわみ
    振動子の一方の出力端部に右及び左雌ねじを持つ締着リ
    ング又は袋ナツトにより角度を合せたバイトホルダーを
    介してバイトを設けたことを特徴とする超音波振動切削
    装置。
JP2404787A 1987-02-04 1987-02-04 超音波振動切削装置 Expired - Lifetime JPH0649242B2 (ja)

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JP2404787A JPH0649242B2 (ja) 1987-02-04 1987-02-04 超音波振動切削装置
DE8888300903T DE3862474D1 (de) 1987-02-04 1988-02-03 Ultraschallschneidvorrichtung.
EP88300903A EP0277823B1 (en) 1987-02-04 1988-02-03 Ultrasonic vibration cutting device
US07/152,103 US4911044A (en) 1987-02-04 1988-02-04 Ultrasonic vibration cutting device
KR1019880001023A KR910009624B1 (ko) 1987-02-04 1988-02-04 초음파 진동절삭장치

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JPH0694082B2 (ja) * 1989-04-17 1994-11-24 多賀電気株式会社 超音波振動加工装置

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