JPS63232901A - 超音波振動切削装置 - Google Patents

超音波振動切削装置

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JPS63232901A
JPS63232901A JP6732687A JP6732687A JPS63232901A JP S63232901 A JPS63232901 A JP S63232901A JP 6732687 A JP6732687 A JP 6732687A JP 6732687 A JP6732687 A JP 6732687A JP S63232901 A JPS63232901 A JP S63232901A
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JP
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vibrator
vibration
cutting
detection signal
deflection
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JP6732687A
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Shoji Mishiro
三代 祥二
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Taga Electric Co Ltd
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Taga Electric Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q5/00Driving or feeding mechanisms; Control arrangements therefor
    • B23Q5/02Driving main working members
    • B23Q5/027Driving main working members reciprocating members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Turning (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、超音波振動によりバイトを切削方向に振動さ
せて被加工物を切削するという、例えば旋盤、形削り盤
、平削り盤などの超音波振動切削装置に関する。
従来の技術 従来より、旋盤、平削り盤又は形削り盤などの切削装置
においては、超音波振動するバイトにより被加工物の切
削加工を行なうと、切削抵抗が著しく減少してびびりな
どの異常振動がなくなり、被加工物の真円度や表面粗さ
などの加工精度が良好になるとともに、工具の寿命が延
び、更には、難削材の加工が容易になる等の利点を有す
ることが知られている。
第11図はその一例を示す従来の超音波振動切削装置で
ある。まず、刃物台1に押え板2と締付はボルト3と締
付は治具4とにより曲げ(たわみ)振動するバイトシャ
ンク(バイトホルダー)5が支持されている。ここに、
締付は治具4はバイトシャンク5のノード部分に位置す
るように設定されている。そして、バイトシャンク5の
一方の先端には被加工物6に臨む工具としてのバイト7
が固着されている。又、バイトシャンク5の他端側には
このバイトシャンク5の一点鎖線で図示する振動姿態の
ループ部分に位置させて縦形振動子8と振幅拡大ホーン
9とが接合されている。
このように構成された超音波振動切削装置において、縦
形振動子8を超音波発振装置(図示せず)により駆動す
ると、図示する一点鎖線の如くバイトシャンク5が振動
してバイト7の先端は切削方向に超音波振動し、前述し
たような振動切削効果を発揮する。ここで、より具体的
には、被加工物6の切削速度をVとし、振動するバイト
7の振動周波数をf、振幅をaとすると、v (2πf
aなる条件下でその効果が発揮される。
これによれば、超音波振動の発生源である縦形振動子8
をバイト7から離れた位置に取付けられるので、汎用の
旋盤に容易に取付けることができるという利点がある。
ところが、第12図に示すように、バイト7の被加工物
6との接点には、被加工物接線方向の主分力Pcの他に
、バイト7に向かう径方向背分力ptが発生する。この
結果、これらの合力Pがバイト7に作用して有害な異常
振動を発生し、単純な接線方向の振動では良好なる振動
切削効果が得られないことが多い。
そこで、例えば特公昭50−20289号公報に示され
るように、切削抵抗の合力Pの方向とバイト7の振動方
向とが一致するようにバイトシャンク5を傾斜させて振
動切削するようにしたちのがある。即ち、第11図に対
応させて第13図に示すように、刃物台10と工具台1
1との間に傾斜台12を設け、接線方向成分Pcと合力
Pとのなす角度θだけバイトシャンク5を傾斜させるよ
うにしたものである。ここに、このような傾斜角度θは
第11図において、バイト7の振動と直角方向に印加さ
れる背分力と、切削方向分力とを測定することにり求め
る。
このようにバイト7の振動方向を切削抵抗の合力P方向
に一致させて設ければ、バイト7の軸線方向に背分力P
tが作用せず、良好なる振動切削効果が得られることと
なる。
発明が解決しようとする問題点 ところが、径方向の背分力ptは切削条件、例えば切込
み深さや切削速度の変更や、被加工物の材質の違い変化
などによって変化するものである。
この結果、切削条件を変更する度に、角度の異なる傾斜
台12に交換したり、又は角度可変の傾斜台12を用い
て角度調整をし直さなければならない。従って、多様な
工作物への対応を考えると、角度の設定作業が極めて煩
雑なものとなる。
又、背分力ptの検出手段としては、通常は、切削方向
に直角にバイト7に加わる応)Jを検出すればよいので
、切込み送り機構部に応力センサを設けているものが多
い。しかるに、第13図に示したような従来方式のよう
に、バイトシャンク5を傾斜させて切削加工中にバイト
7にかかる応力をモニタしようとすると、切込み機構が
受ける応力はバイト7の振動と直角方向の応力とは異な
ってしまう。即ち、第113国力式の場合、バイト7に
かかる応力を検出するためには、切込み送り機構部に設
けるのではなく、バイトシャンク5の軸線方向の応力を
測定しなければならない。ところが、このようなバイト
シャンク5及びその保持機構は超音波振動系を構成して
おり、このような部位中に応力センサを設けるのは困難
である。
問題点を解決するための手段 厚み方向に分極され均等に2分割された1枚又は複数枚
の電歪素子本体の両面に金属材を締着具により一体的に
締着したたわみ振動子を設けるとともに、このたわみ振
動子の一方の出力端部にバイトを設けてなる超音波振動
切削装置としての構成下に、たわみ振動子中の2分割さ
れた電歪素子に対して同相で印加される軸方向振動応力
を電気的に検出する差動検出手段を設け、更には、この
差動検出手段による検出信号が零となるようにたわみ振
動子の軸線の傾きを設定する。
ここに1本明細書においては、「背分力検出信号」をバ
イト先端の振動と直角方向にバイトにかかる応力、即ち
たわみ振動子の軸方向振動応力の検出信号を意味するも
のと定義する。
作用 2分割された電歪素子に同時に同方向の応力が印加され
た時に圧電現象により信号電圧を発生させるように構成
したものであり、被加工物の切削時にたわみ振動子が軸
方向に背分力を受ければ軸方向振動応力を受けることに
なり、差動検出手段によりたわみ振動子にかかる背分力
の有無が判別される。そこで、この検出信号が零となる
ようにたわみ振動子の傾きを調整させるものである実施
例 本発明の第一の実施例を第1図な、いし第7図に基づい
て説明する。まず、本実施例で用いるたわみ振動子20
の基本的構造及び振動動作について第2図ないし第4図
を参照して説明する。このようなたわみ振動子20は例
えば本出願人により既に特願昭60−252526号に
より提案されているものと同等のものである。まず、第
3図に示すように厚み方向に分極された円環状の電歪素
子本体22が設けられ、この電歪素子本体22の一面に
は絶縁部23を中心として電極24.25が2分割され
て形成され、他面には共通電極26が全面電極として形
成され、これらにより電歪素子27が構成されている。
このような構成の電歪素子27を例えば2個用意し、そ
れらの絶縁部23を一致させてU字形に形成した第4図
のような2枚の電極板28.29を間にして前記電極2
4゜25を対向させ、かつ、中心部に絶縁筒3oを挿通
する。そして、一方の電歪素子27の共通電極26面側
には出力端部31を細く形成するとともに振動振幅拡大
用のエクスポネンシャル段部32を形成した金属材33
が接合されている。又、他方の電歪素子27の共通電極
26面側には共通電極板34が接合され、この共通電極
板34には金属材35が接合されている。そして、これ
らの部材は締着具としてのボルト36により一体的に固
定されている。即ち、前記金属材35には前記ボルト3
6を挿通する孔37が形成され、前記金属材33にはボ
ルト36が螺合するねじ部38が形成されている。この
ようにして、本実施例で用いる複合振動子構造のたわみ
振動子20が構成されている。
ここで、このようなたわみ振動子20の電極24.25
や共通電極26は、電極板28.29や共通電極板34
を介して、例えば後述するような駆動制御回路に接続さ
れて、励振駆動される。
簡単に説明すれば、共通電極板34を共通として、電極
板28.29と共通電極Fi、34とに互いに位相量を
制御できる駆動電源を接続し、その駆動周波数を軸方向
共振周波数に調整する。その位相差を零にした時には、
同相並列駆動となり、出力端部31は軸方向共振振動と
なって縦形振動子と同様な振動姿態で振動する。しかる
に、一方の電極板28に対し他方の電極板29に印加す
る駆動電圧の位相を反転、即ち逆相の電圧を印加すると
、出力端部31は軸に直角で、かつ、電歪素子27の分
割方向(即ち、第2図図示状態では上下方向)にたわみ
共振振動を行なうことになる。
ここで、電歪素子27は円環形で一体のものを用い、そ
の分極は厚み方向に与えているが、2分割された各々の
電極24.25部分には厚み方向で互いに逆向きに分極
を与えるようにしてもよい。
この場合、2個の電極板28.29には同一の電圧を印
加することにより、たわみ振動が発生する。
又、電歪素子27は分離させた半円環状素子として構成
し、前述の如く、それらの厚み方向の分極を同−又は反
転させるようにしてもよい。
これが、本実施例で用いるたわみ振動子2oの動作原理
である。そして、このようなたわみ振動子20は第5図
ないし第7図に示すように上向きに略コ字状に形成した
ホルダー21により支持されている。なお、これらの図
では、前述のような構造のたわみ振動子20を略図的に
示す。このようなたわみ振動子20は、例えば第6図(
b)に振動変位分布の特性Aを示すように、その軸方向
に1波長でたわみ共振するように構成されている。
そして、たわみ振動子2oには左右両側の4箇所のノー
ド位置N IT  N21  Nl’+  N2′に位
置させて円錐状凹み39が形成されている。この内、ノ
ード位置Nl’IN2′の円錐状凹み39に対してはホ
ルダー21に固定された2個のとがり先ピン40が係止
し、ノード位置N、、N、の円錐状凹み39に対しては
ホルダー21に進退自在に取付けられた2本のとがり先
ボルト41の先端が係止しており、これらのとがり先ボ
ルト41を締付けることにより、たわみ振動子20はホ
ルダー21によって左右両側より固定支持されている。
つまり、たわみ振動子2oは4箇所のノード位置にて点
当り状態で支持されている。
そして、たわみ振動子2oは出力端部31より第1のノ
ード位置N l I N 1′ 付近までエクスポネン
シャル段部32を含めて細径形状にステップホーンとし
て構成されており、出力端部31でのたわみ振動変位が
拡大されるように設定されている。
そして、このようなたわみ振動子20の出力端部31に
は被加工物42の切削加工を行なう工具であるバイト4
3が直接取付けられている。
このように、出力端部31にバイト43を取付けたたわ
み振動子20をホルダー21に支持させた状態で用い、
このたわみ振動子20をたわみ振動させると、出力端部
31のバイト43は第6図(a)に示す状態で上下方向
に大きく共振振動を行なう。よって、矢印方向に回転し
ている被加工物42にバイト43の先端を押し当てれば
、被加工物42の振動切削加工が行なわれることになる
ところで、「背分力検出信号」をバイト43先端の振動
と直角方向にバイト43にかかる応力の検出信号を意味
するものと定義した場合、振動子の軸線を傾斜させない
限り、背分力検出手段としては、抵抗線歪計(ストレン
ゲージ)或いは圧電センサなどを切込み送り機構(図示
せず)中に設け、たわみ振動子20の軸線方向応力を検
知する方式を用いることも可能である。
しかるに、振動子の軸線を第13図の従来例で示したよ
うに傾斜させて背分力の補正を行なおうとすると、検出
された信号はもはや背分力検出信号ではなくなる。しか
して、本実施例では、背分力検出信号の検出に、専用の
センサを別個に設けたりする必要なく、たわみ振動子2
0の駆動用の電歪素子27自身をセンサとして電気的な
差動検出手段により検出するというものである。この差
動検出手段を含む結線図を第1図に示す。ここでは、た
わみ振動子20における2分割された電歪素子27a、
27bが何れも厚み方向に対して矢印で示すように互い
に逆方向に残留分極が与えられているものとする。まず
、各々の電極板28゜29は検出トランス44の1次巻
線45の両端に接続されている。この1次巻線45の中
点タップ46は増幅器47の出力側に接続されている。
この増幅器47の入力側には発振器48が接続され、そ
の一端が接地されている。一方、検出トランス44の2
次巻線49の両端には検出抵抗Rsが接続され、その一
端が接地されている。更に、この検出抵抗Rsには増幅
器50を介して同期検波器51が接続されている。この
同期検波器51はタイミングパルスにより同期検波動作
して検出抵抗Rsの両端の検出電圧Esに対応した直流
成分の出力、即ち背分力検出信号Dsを出力端子52か
ら出力するものである。
これらの差動構成の検出トランス44や検出抵抗Rs等
により、電歪素子27a、27bをセンサとする差動検
出手段53が構成されている。
このような構成において、駆動周波数をたわみ振動子2
0のたわみ共振周波数に調節した発振器48からの信号
は増幅器47により増幅されて検出トランス44の1次
巻線45の中点タップ46に印加される。このようにし
て、たわみ振動子20を励振させると、検出トランス4
4の1次巻線45を通して、各々同相の駆動電圧が電極
板28゜29に印加される。つまり、逆方向に分極され
た電歪素子27a、27bで考えると、駆動出力が逆用
で印加されることになる。この結果、分割された一方の
電歪素子27a又は27bが伸びた時には他方の電歪素
子27b又は27aは縮むことになり、たわみ振動子2
0は共振振動を発生する。
これにより、出力端部31に設けられたバイト43は、
ノード部分のステップにより軸と直角方向(上下方向)
に大きく振動して、回転する被加工物42に押し当てる
ことにより切削加工が行なわれる。
このような動作に際し、検出抵抗Rsには両方の電歪素
子27 a、  27 bに同時に同方向の応力が印加
された時にその圧電現象により信号電圧を発生する。従
って、単なるたわみ振動に対しては両方の電歪素子27
a、27bは伸縮方向が逆であるので、その振動方向成
分の負荷に対しては、検出抵抗Rsの両端に検出信号(
背分力検出信号)Esは検出されない。しかるに、実際
の切削加工時に、背分力が印加されるとたわみ振動子2
oは軸方向振動応力を受けるので、検出抵抗Rsの両端
に検出信号Esが発生する。従って、たわみ振動子20
にかかる背分力の有無が検出信号Esが零であるか否か
により判別される。更に、本実施例では、このような検
出抵抗Rsに生じた検出信号Esを増幅器50により増
幅した後、同期検波器51に入力させることにより、発
振器48の発振周波数に合致したタイミングパルスにて
同期検波動作を行なう。これにより、たわみ振動子20
の軸方向振動応力の正逆、即ち被加工物42よリムイト
43刃先に向かう背分力か、又はバイト43刃先から被
加工物42へ向かう背分力であるかが、この同期検波器
51からの出力Dsにより弁別できる。
よって、検出抵抗Rsの両端に生ずる検出信号Esに基
づく出力Dsの値をモニターしながら、その出力Ds(
Esでも同じ)が零となるように、被加工物42に対す
るたわみ振動子20の軸線の角度設定を行なうようにす
ればよい。
ところで、電歪素子27が分割線を境にして厚み方向に
対して残留分極の方向を同方向とさせた電歪素子27a
、27bを持つたわみ振動子20を用いる場合には、第
8図に示すような結線図構成とすればよい。即ち、たわ
み振動子20の電極板28.29に対して出カドランス
54の2次巻線55の両端を各々接続し、この2次巻線
55の中点タップ56に検出抵抗Rsを接続して他端を
接地する。出カドランス54の1次巻線57には増幅器
58及び発振器59を接続して他端を接地する。又、前
記検出抵抗Rsには増幅器60及び同期検波器61を接
続する。同期検波器61にはタイミングパルスを人力さ
せ、出力端子62からは検出抵抗Rsの両端の検出電圧
Esに対応した出力Dsを出力させるものである。この
場合も、差動構成の出カドランス54や検出抵抗Rs等
により、電歪素子27a、27bをセンサとする差動検
出手段63が構成されている。
即ち、発振器59の発振信号を増幅器58で増幅してな
る励振出力は、両方の電歪素子27a。
27bに逆相で印加される。これにより、一方の電歪素
子27a又は27bが伸びた時には他方の電歪素子27
b又は27aは縮むことになり、たわみ共振振動を励起
し、バイト43の刃先が軸線に直角な方向に振動する。
しかして、切削動作時にこれらの両方の電歪素子27a
、27bに均等な軸方向振動応力が印加されると、各々
同相の電圧を発生するので、検出抵抗Rsの両端には背
分力検出信号としての検出電圧Esが発生する。この検
出電圧(背分力検出信号)Esは増幅器60、同期検波
器61により軸方向振動応力として直流成分状態でDs
とじて検出出力される。
つづいて、本発明の第二の実施例を第9図により説明す
る。本実施例は、第一の実施例を更に改良したものであ
る。即ち、第1図に示した実施例においては、検出トラ
ンス44の1次巻線45の中点タップ46に対する差動
特性と、電歪素子27a、27bの差動特性とが一致し
ていないと、たわみ振動子20に軸方向振動が印力Uさ
れていない時でも検出信号Esが発生し、背分力検出信
号Dsが出力されると判定されるという検出誤差を生じ
得る。しかして、本実施例ではこのような検出誤差をな
くすようにしたものである。
まず、発振器64に接続した増幅器65の出力は、出カ
ドランス66によるインピーダンスマツチングと、直列
接続したインダクタ67により共やく整合がとられ、こ
のようなマツチング状態で各々検出トランス88.69
の1次巻線を介して電極板28.29に接続されている
。そして、一方の検出トランス68の2次側に発生する
検出電圧Es、は、一方の電歪素子27aに流れる電流
に比例したものであり、増幅器70に入力されている。
他方の検出トランス69の2次側に発生する検出電圧E
s、は、他方の電歪素子27bに流れる電流に比例した
ものであり、電圧制御増幅器71に入力されている。そ
して、これらの増幅器70と電圧制御増幅器71からの
出力が差動増幅器72の2人力とされている。この差動
増幅器72からの出力はサンプルホールド回路構成の同
期検波器73に人力されている。この同期検波器73は
前記発振器64の駆動周波数に同期したタイミングパル
スによりタイミングがとられて連続的に瞬時オンするス
イッチ74と、前記差動増幅器72の瞬時出力電圧を前
記スイッチ74のオンタイミングでホールドするコンデ
ンサ75と、増幅器76とにより構成され、背分力検出
信号Ds出力用の出力端子77が引出されている。つま
り、本実施例では各々の電歪素子27a、27b毎の検
出トランス68,69、増幅器70.電圧制御増幅器7
1、差動増幅器72等により差動検出手段78が構成さ
れている。
このような構成において、各々の電歪素子27a、27
bに流れる電流が等しければ、増幅器70と電圧制御増
幅器71の増幅度が等しい時に検出電圧である背分力検
出信号Dsは零となる。しかし、電歪素子27aと27
bとの差動回路を含めたバランスが崩れている時には、
軸方向振動応力が印加されていない状態であっても、背
分力検出信号Dsが発生し、誤差の原因となってしまう
そこで、本実施例では、たわみ振動子20が無負荷でた
わみ振動している時に、背分力検出信号DSが零となる
ように電圧制御増幅器71の増幅度を調整すると、振動
子を含めたバランスが修正される。このようにバランス
修正させた状態で、振動切削動作時にたわみ振動子20
に軸方向振動応力が印加されると、これが背分力検出信
号Dsとして有効に検出される。つまり、電歪素子27
a。
27b自身を含めた差動特性の不一致による検出誤差が
解消される。
ところで、以上の説明においては、バイト43の先端は
たわみ振動子20の軸線と直角に振動するものとして説
明したが、先端の振動は必ずしも直角であるとは限らず
、例えばバイトの交換や刃先の研ぎ方、形状などによっ
ては僅かにずれることは多々あり、これは超音波振動の
微妙な欠点でもある。しかるに、本実施例方式によれば
、第10図に示すように、バイト43の刃先の振動方向
が軸線と直角な方向からずれたとしても、その振動方向
が切削抵抗の合力方向と一致するように制御し得ること
は上述してきた説明からも明らかである。即ち、バイト
43の刃先の振動方向が軸に直角な方向からずれている
時で匂、それが被加工物2からの背分力を含めた合力の
方向と一致しないと、上述の場合と同様に軸方向振動応
力がたわみ振動子20に印加されるため、背分力検出信
号Dsにより振動方向の異常が発見される。即ち、バイ
ト43の振動方向の軸線と直角方向からのずれを含めて
被加工物42の反作用の方向と一致させ、良好な振動切
削条件に設定することができる。
ところで、背分力検出信号Dsは、バイト43の刃先の
振動と直角方向に刃先に向かう振動応力が加わった時と
、逆に、刃先から被加工物42側に向かう時とでは、そ
の極性が逆となる。従って、切削加工中は背分力検出信
号Dsが零となるよにたわみ振動子20の軸線の被加工
物42に対する ″傾斜角度をサーボモータなどによる
フィードバック制御機構により自動追尾制御させればよ
い。
なお、上述した説明では、旋盤への適用例で説明したが
、この他、例えば平削り盤や形削り盤などの加工機械に
も同様に適用できる。
又、たわみ振動子構造としても、例示した円形断面状の
ものに限らず、例えば方形断面形状を持つたわみ振動子
であってもよい。
発明の効果 本発明は、上述したようにたわみ振動子中の駆動用の電
歪素子に同相で印加される軸方向振動応力を差動検出手
段により検出するようにしたので、電歪素子自身をセン
サとして利用して、バイト先端の振動の傾きを含めた振
動方向と切削抵抗の合力方向とのずれを軸方向振動応力
によって背分力検出信号として検出することができ、よ
って、この背分力検出信号に基づきこの信号値が零とな
るように被加工物と振動子軸線との間の相対傾斜角度の
設定を行なえばよく、最適なる振動切削効果を発揮させ
ることができ、更には、切削加工中に切削条件が変化し
ても、その変化に応じてリアルタイムで傾斜角度補正を
行なわせることもでき、常に切削仕上面が良好となる最
良の振動切削効果を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の第一の実施例を示すもの
で、第1図はたわみ振動子構造を含めて示す結線回路図
、第2図はたわみ振動子の基本的構造を示す断面図、第
3図は電歪素子の斜視図、第4図は電極板の斜視図、第
5図は支持状態を示す概略斜視図、第6図は振動姿態を
含めて示す縦断側面図、第7図は平面図、第8図は変形
例を示す駆動系及び検出系の結線回路図、第9図は本発
明の第二の実施例を示す結線回路図、第10図は異なる
振動方向状態時を示す概略側面図、第11図は従来例を
示す側面図、第12図は力方向を示す側面図、第13図
はその背分力補正の従来方式を示す側面図である。 20・・・たわみ振動子、27a、27b・・・電歪素
子、31・・・出力端部、33・・・金属材、35・・
・金属材、36・・・ボルト(締着具)、42・・・被
加工物、43・・・バイト、53・・・差動検出手段、
63・・・差動検出手段、78・・・差動検出手段、D
s・・・背分力検出信号 出 願 人   多賀電気株式会社 こもZ図 −37図 ″ l○プ JE、 、/Zコ返矧リ すCビ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、厚み方向に分極され均等に2分割された1枚又は複
    数枚の電歪素子本体の両面に金属材を締着具により一体
    的に締着したたわみ振動子を設け、このたわみ振動子の
    一方の出力端部にバイトを設け、2分割された前記電歪
    素子に対して同相で印加される軸方向振動応力を検出す
    る差動検出手段を設けたことを特徴とする超音波振動切
    削装置。 2、厚み方向に分極され均等に2分割された1枚又は複
    数枚の電歪素子本体の両面に金属材を締着具により一体
    的に締着したたわみ振動子を設け、このたわみ振動子の
    一方の出力端部にバイトを設け、2分割された前記電歪
    素子に対して同相で印加される軸方向振動応力を検出す
    る差動検出手段を設け、この差動検出手段による検出信
    号が零となるように前記わたみ振動子の軸線の傾きを設
    定したことを特徴とする超音波振動切削装置。
JP6732687A 1987-03-03 1987-03-20 超音波振動切削装置 Pending JPS63232901A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100608269B1 (ko) * 2004-05-11 2006-08-08 고등기술연구원연구조합 상ㆍ하 병렬배치된 압전액츄에이터를 구비한 진동절삭공구대
JP2008068364A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Ricoh Co Ltd 振動切削加工装置及び振動切削加工方法
CN103769620A (zh) * 2014-02-19 2014-05-07 赵显华 一种能够进行车削和超声波加工的电动刀架
KR20160043770A (ko) 2014-10-14 2016-04-22 영남대학교 산학협력단 진동 절삭 장치 및 방법
JP2017196606A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 多賀電気株式会社 超音波振動装置

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CN103769620B (zh) * 2014-02-19 2016-01-06 赵显华 一种能够进行车削和超声波加工的电动刀架
KR20160043770A (ko) 2014-10-14 2016-04-22 영남대학교 산학협력단 진동 절삭 장치 및 방법
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