JPH064900Y2 - 籾摺機のロール制御装置 - Google Patents

籾摺機のロール制御装置

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JPH064900Y2
JPH064900Y2 JP11054588U JP11054588U JPH064900Y2 JP H064900 Y2 JPH064900 Y2 JP H064900Y2 JP 11054588 U JP11054588 U JP 11054588U JP 11054588 U JP11054588 U JP 11054588U JP H064900 Y2 JPH064900 Y2 JP H064900Y2
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roll
gap
rolls
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moving
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久和 青戸
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、籾摺機のロール制御装置に係り、詳しくは固
定側ロール及び移動側ロールを、所定の間隙を開けて対
向して配置し、かつこれら固定側、移動側ロールを無接
触の状態で周速度を違えて反対方向に回転し、前記間隙
に穀粒を通過して籾摺りしてなる籾摺機に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、籾摺機は、ゴム又はウレタン等からなる籾摺ロ
ールを有しており、かつ該籾摺ロールは回転のみ自在に
配置された固定側籾摺ロールと、回転及び移動自在にし
て配置された移動側籾摺ロールとによって構成されてお
り、これら固定側と移動側のロールの間には、籾米より
も狭い間隔で間隙が形成されており、該間隙に籾米を通
過することで脱している。しかし、これによると、使
用しているうちに籾摺ロールが摩耗して前記間隙が変化
した際には、いちいち熟練者の手によって微妙な調節を
しなければならず、該作業が大変面倒なものになってい
る。
そこで、特公昭56−70846号公報に示すように、
固定側、移動側の両ロールにそれぞれこれらロールと共
に摩耗するように通電材を設け、これらロールが互いに
接触した際には前記通電材を介して報知装置が報知する
ように構成した接触報知装置が案出されている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、該接触報知装置によると、停止しているロール
間の間隙は容易に調節できるものの、回転駆動時におけ
る間隙の状態は何等検知することができないため、摩耗
によって絶えず変化する両ロール間の間隙の調整は、籾
摺り作業をいちいち中断してから行わなければならず、
作業性が悪くなっている。
そこで、本考案は、加圧検知手段により、固定側、移動
側両ロール間の間隙を穀粒が通過する際の圧力変化をア
ナログ的に検出し、該検出した値に基づき前記間隙の調
節をし得るように構成し、もって上述課題を解消したロ
ール制御装置を提供することを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第1図を参照して示すと、固定側ロール(3)及び移
動側ロール(5)を、所定の間隙(s)を開けて対向し
て配置し、かつこれら固定側、移動側ロール(3),
(5)を無接触の状態で周速度を違えて反対方向に回転
し、前記間隙(s)に穀粒を通過して籾摺りしてなる籾
摺機(1)において、前記固定側、移動側ロール
(3)、(5)のうち少なくとも一方が、導電部材(1
1)を2つの電極部材(12),(13)にて挟持した
加圧検知手段(8)を同心状に有し、かつ該加圧検知手
段(8)により前記両ロール間を通る穀粒による圧力を
検知し、該検知信号に基づく間隙制御手段(14)によ
り、前記移動側ロール(5)を適宜移動して前記間隙
(s)を適時調節し得るように構成したことを特徴とす
るものである。
(ホ)作用 上述構成に基づき、固定側ロール(3)と移動側ロール
(5)の間の間隙(s)に穀粒が供給されると、該穀粒
は間隙(s)を通過する際に、前記両ロール(3),
(5)間の周速度の違い等に基づき脱される。そし
て、該脱時、両ロール間の圧力変化が、少なくとも一
方のロール(5)に同心状に設けた導電部材(11)に
伝達されることにより、該導電部材(11)の抵抗値が
変化し、従って電極部材(12),(13)が通電して
前記ロール間の圧力変化をアナログ的な電圧変化として
間隙制御手段(14)に入力する。これにより、該間隙
制御手段(14)が該アナログ信号に基づき、間隙
(s)を適正な値にするべく信号を出力し移動側ロール
(5)を移動する。
なお、カッコ内に付す符号は、何等構成を限定するもの
ではない。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本考案による実施例について説明
する。
籾摺機1は、第1図に示すように、ケース2の内方に、
固定側ロール3及び移動側ロール5を所定間隙sを開け
て配置しており、更にこれら固定側ロール3と移動側ロ
ール5の上方には、仕切り弁7を有するホッパ9が設置
されている。
一方、前記移動側ロール5には、導電ゴム11及び該導
電ゴム11を両側から挟持した状態の電極部材12,1
3が同心状に設けられており、これら導電ゴム11と電
極部材12,13にて加圧検知センサ8が構成されてお
り、これによりロール5全体を導電ゴムで構成するのに
比して安価にされている。また、これら導電ゴム11と
電極部材12,13にて検出される信号はマイクロコン
ピュータ15(以後マイコンという)に入力され、更に
該信号入力に基づき、間隙制御手段14がロール移動用
ステッピングモータ16を駆動し、これにより移動側ロ
ール5の位置を適宜移動し、前記間隙sが適正な値に保
持されるように逐次調整し得るように構成されている。
なお、図中10は移動側ロール5の軸心である。
次いで、第2図に示すタイムチャート及び第3図に示す
フローチヤートに沿って、本実施例の作動について説明
する。
第2図中横軸は時間経過を示し、かつ縦軸におけるイは
固定側ロール3と移動側ロール5の間の圧力変化を示
し、ロはロール移動用ステッピングモータ16の駆動の
方向を示している。そして、センサ電圧が入力されると
(S1)、初期セット指示(S2)により初期セットフ
ラグが1にセットされる(S3)。そして、逆転フラグ
が判断され(S4)、その結果、該逆転フラグが0の場
合には、固定側ロール3と移動側ロール5が離間してい
る状態(a)から、間隙値が狭くなる方向にロール移動用
ステッピングモータ16を回転し始める(b)(S5)。
すると、移動側ロール5が固定側ロール3側へ移動して
間隙sが次第に狭まり、これら両ロール3,5が軽く接
触し始めた時点(c)から加圧検知センサ8の検知による
電圧が上昇する。そして、該加圧検知センサ8からの入
力電圧Vと、両ロール3,5が完全に接触したとされ
るロール接触検知設定電圧Vとが比較され(S6)、
この結果、 ロール接触検知設定電圧V≦入力電圧Vの場合には
固定側ロール3と移動側ロール5とが完全に接触された
(d)として逆転フラグが1にされ(S7)、間隙値が設
定寸法(例えば0.8mm)になるまでロール移動用ステッ
ピングモータ16が前回と反対方向に回転され(e)(S
8)、そして間隙値が設定寸法になった時点で(f)ステ
ッピングモータ16は停止される。そして、初期セット
フラグが0にされ(S9)、逆転フラグが0にセットさ
れ(S10)、更に自動制御が指示されると(S1
1)、間隙制御手段14にて入力電圧V、ロール間隙
制御上の不感帯の高側V、及び低側Vが絶えず比較
される(S12)。この結果、 入力電圧V>高側V と判断された場合には(g)、間隙sが狭いとして間隙制
御手段14から出力される信号に基づき、ロール移動用
ステッピングモータ16が間隙値を大きくする方向に回
転される(h)(S16)。また、 入力電圧V<低側V と判断された場合には(i)、間隙sが広いとして間隙制
御手段14から出力される信号に基づき、ロール移動用
ステッピングモータ16が間隙値を小さくする方向に回
転される(j)(S14)。更に、 高側V≦入力電圧V≦低側V と判断された場合には、間隙値が適正な状態になってい
るとしてロール移動用ステッピングモータ16が停止さ
れる(S15)。
また、2個の固定側,移動側ロールをそれぞれ導電ゴム
から構成し、これら両ロールが接触した際にその値をア
ナログ的に検出し得るように構成した実施例について、
第4図ないし第7図に沿って説明する。
固定側ロール20及び移動側ロール21は、第5図に示
すように、その全体が導電ゴムから構成されており、か
つ該固定側ロール20の軸心は電極Aになって電圧側に
接続されており、更に移動側ロール21の軸心は電極B
となって接地されている。従って、前記電極Aと電極B
の間では、第4図に示すように、オン・オフするスイッ
チ23と可変抵抗25からなるロール接触部等価回路2
6が構成されており、電極Bからの電圧はマイコン27
にアナログ信号入力される。また、ロール移動用ステッ
ピングモータ29に向けて制御信号が出力されると、該
ステッピングモータ29が駆動して前記固定側ロール2
0と移動側ロール21との間隙を増減する。
従って、第6図のタイムチャートによると、図中ハはロ
ール接触による抵抗値の変化を示し、ニはそれによる入
力電圧の変化を示しており、固定側ロール20と移動側
ロール21が接触せずかつこれらの間隙に穀粒が供給さ
れていない状態では、a部のごとく導電ゴムの抵抗値は
∞に近く、従ってa′部のようにマイコン27への入力
電圧は略々0Vに保たれている。そして、ステッピング
モータ29の駆動により固定側ロール20に対して移動
側ロール21が接近・移動され、該移動側ロール21が
固定側ロール20に接触し始めると、b′部のように抵
抗値が次第に0Ωに近づき、これによりb部のように電
圧は次第に高くされる。そして、両ロール20,21が
完全に接触すると、c部のように導電ゴムの抵抗値は略
々0Ωとなり、これにより入力電圧c′のように、完全
接触しているとみなす設定値である設定電圧Vを越え
る。また、c部の抵抗値のうねり及びc′部の電圧値の
うねりはロールの回転によるものであり、該うねりを検
知することによりロールの回転数を検出することもでき
る。
また、その作動を第7図のフローチヤートに沿って説明
すると、間隙値のセット指示がなされると、ロール間の
電圧Vがマイコン27に入力され(S16)、そして
フラグが1になっているか0になっているかが判断され
(S17)、この結果、該フラグが0である場合には、
間隙値が狭くなる方向にステッピングモータ29を回転
し(S18)、前記設定電圧Vとロール間の電圧V
とが比較される(S19)。そして、該ロール間の電圧
が設定電圧Vより小さい間はフラグは0とされ
(S20)、ステッピングモータ29はそのまま回転を
続ける。また、ロール間の電圧Vが設定電圧Vより
大きいか等しくなった場合には、フラグが1にセットさ
れ(S21)、間隙値が設定距離(例えば0.8)になる
までステッピングモータ29が回転される(S22)。
従って、固定側ロール20と移動側ロールとの接触を、
特別なセンサ等を必要とすることなく検知することがで
きると共に、該接触の加圧度合をロール回転時でも非回
転時でもアナログ的に検出することができ、更に接触回
転しているロールの回転数を前記抵抗値変化によるうね
りから検出することもできる。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、固定側、移動側
ロール(3),(5)のうち少なくとも一方に設けた加
圧検知手段(8)により両ロール(3),(5)の間を
通る穀粒による圧力を検知し、該検知信号に基づく間隙
制御手段(14)にて移動側ロール(5)を移動して間
隙(s)を調節し得るように構成したので、ロール
(3),(5)の回転時、非回転時に関わらず該ロール
(3),(5)間の接触圧をアナログ的に検出すること
ができると共に、籾摺り作業中のロール加圧もアナログ
的に検出することができ、従って該ロール加圧検知に基
づき、摩耗によって絶えず変化する両ロール間の間隙
(s)の調整を、籾摺り作業をいちいち中断することな
く行うことができ、作業性を著しく向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシステム構成を示す図、第2図は
ロール回転時の電圧変化等を示すタイムチャート、第3
図は本実施例の作動を示すフローチヤート、第4図は他
の実施例を示すシステム構成図、第5図は導電ゴムのみ
で構成した固定側、移動側ロールを接触している状態を
示す図、第6図はロール回転時の抵抗値及び電圧の変化
を示すタイムチャートである。そして、第7図はその作
動を示すフローチヤートである。 1…籾摺機、3…固定側ロール、5…移動側ロール、8
…加圧検知手段(加圧検知センサ)、11…導電部材
(導電ゴム)、12,13…電極部材、14…間隙制御
手段、16…移動手段(ステッピングモータ)、s…間
隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側ロール及び移動側ロールを、所定の
    間隙を開けて対向して配置し、かつこれら固定側、移動
    側ロールを無接触の状態で周速度を違えて反対方向に回
    転し、前記間隙に穀粒を通過して籾摺りしてなる籾摺機
    において、 前記固定側、移動側ロールのうち少なくとも一方が、導
    電部材を2つの電極部材にて挟持した加圧検知手段を同
    心状に有し、かつ該加圧検知手段により前記両ロール間
    を通る穀粒による圧力を検知し、該検知信号に基づく間
    隙制御手段により、前記移動側ロールを適宜移動して前
    記間隙を適時調節し得るように構成したことを特徴とす
    る籾摺機のロール制御装置。
JP11054588U 1988-08-22 1988-08-22 籾摺機のロール制御装置 Expired - Lifetime JPH064900Y2 (ja)

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JPH0232940U JPH0232940U (ja) 1990-03-01
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