JPH0648959B2 - 水難溶性凝固物の製造方法 - Google Patents

水難溶性凝固物の製造方法

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JPH0648959B2
JPH0648959B2 JP57219309A JP21930982A JPH0648959B2 JP H0648959 B2 JPH0648959 B2 JP H0648959B2 JP 57219309 A JP57219309 A JP 57219309A JP 21930982 A JP21930982 A JP 21930982A JP H0648959 B2 JPH0648959 B2 JP H0648959B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水難溶性凝固物の製造方法に関し、より詳細に
は、冷、温の度合に応じ可逆的に液状と凝固状との間を
状態移動する可逆性コンニヤクの水溶物の単独又は他の
物質との混合した混合物を、膜、板、粒、塊、糸、紐、
棒、柱の形状に成形したものを冷温処理することによつ
て該冷温処理物が常温又は高温時に於いてもそれぞれの
形状を外力によつて容易に変形しにくい水難溶性又は水
非膨潤性の安定した凝固物になることを特徴とする、水
難溶性凝固物の製造方法に関する件である。
本発明は、本発明者の知見する以下の方法によつて製造
された、可逆性コンニヤクを冷温処理することによつて
水難溶性になることを遇然発見したものである。
以下、可逆性コンニヤクの一般性と製造方法を述べる。
可逆性コンニヤクは、短的には常温に於いて、固形分比
率によつて液性からベース迄の態様を有して、加熱と同
時に固くなつて70℃以上になると、強い凝固物となる。
即ち、常識で考えられる、コンニヤクとは全く性質を異
にするものである。
コンニヤクいも又は、コンニヤク粉等の適合含水したも
のに、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、リンゴ
酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、コハ
ク酸ナトリウム等の単独又は混合したもの、或いは、炭
酸カルシウム又は炭酸マグネシウムとの併用による上記
薬剤を添加、混和したものを70℃以上に加熱処理するか
又は、コンニヤクいも又はコンニヤク粉等の適当含水し
たものに、ポリリン酸ナトリウム、ポリリン酸カリウ
ム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、メタ
リン酸ナトリウム、メタリン酸カリウム、リン酸(1〜
3)ナトリウム、リン酸(1〜8)カリウム、リン酸
(1〜2)アンモニウム、等の単独又は混合したもの、
或いは、炭酸カルシウム又は炭酸マグネシウムとの併用
による上記薬剤を添加、混和したものを70℃以上に加熱
処理するか又は、コンニヤクいも又は、コンニヤク粉等
の適当含水したものに苛性ソーダー、苛性カリ、炭酸ソ
ーダー、炭酸カリ、水酸化カルシウム、炭酸カルシウ
ム、亜硫酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素ナ
トリムム、炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム等
の単独又は混合した上記薬剤を添加、混和したものをpH
10.0以内にPH調節したPH域に於いて70℃以上に加熱
処理等して、冷温の度合に応じて可逆的に液状より、凝
固状との間を状態移動する可逆性コンニヤクを生成せし
める。(注)本発明では水溶性可逆性コンニヤクと説明
しているのは、水難溶性に対比した表現で厳密には軟ゲ
ル性である。
以上の方法によつて調整せられた水性可逆性コンニヤク
を上記した如く膜状、繊維状、板状等にして冷温処理す
ると、それぞれの形状の水難溶性物を収得する。又この
可逆性コンニヤクは組成上安全な可食性である。次に、
より詳細に上記内容を説明する。
◎可逆性コンニヤクと食品との混合による場合 可逆性コンニヤクと食品とを混合する場合の食品の項目
及び具体例を以下例示する。(但し、多種煩瑣にわたる
ので代表的なもの。)生産物類、畜肉類、卵類、豆類、
穀、実類、野菜類、果実類其の他の類。等で具体的には
次の通りである。
水産物 いわし、さば、あじ、いか、スケトウ、小魚類貝類、魚
卵類、甲穀類等。
海藻類 上記の加工物類 以上の小肉又はすり身等。
畜肉類 牛、豚、羊類 鳥類 其の他 上記の加工物類、 以上の小肉又は挽肉等。
卵類 ケイ卵類 豆類 大豆、小豆類 其の他 上記の加工物類 穀、実、等及びその粉類 小麦類、そば類、米類、殿粉類、木の実類 上記の加工物類。
野菜類 にんじん、ごぼう、とまと、ぴーまん、パセリ、セロ
リ、山芋等 上記の加工物類。
果物類 りんご、かき、あんず、いちご、さくらんぼ、みかん等 上記の加工物類。
其の他の類 茶、コーヒー類、漢方薬類、香辛料、アルコール飲料、
みそ、醤油を含む調味料類、乳類。
◎可逆性コンニヤクと食品以外の物との混合による場合 可逆性コンニヤクと食品以外の物とを混合する場合の項
目及び具体例を以下例示する(但し多種煩瑣にわたるの
で代表的なもの。) 粉粒類、其の他の類 粉粒類 活性炭、活性白土、顔料、ゼオライト、イオン交換樹脂
(粉又は粒)、種子類。
其の他の類 染料、透析膜。
以上の様に諸種の物質と可逆性コンニヤクは混合するこ
とが出来る。その混合比率は、その目的、必要結着性に
応じて異なる。それはもともと結着性があつて、水難溶
性化を多少附与したい場合とか、全く結着性の無い物を
充分に結着させたい場合とかによつてその使用量が異な
る。又食品では、低カロリー化を目的とする場合、可逆
性コンニヤクの使用量は、全食品重量の95%以上の重量
を占めるくらいの量を混ぜあわすこともある。よつてそ
の使用比率は千差万別である。本発明の実施上の参考例
として次に数例を掲示する。又一般的には、可逆性コン
ニヤクの多い場合は固さを増す。
○食品関係 ハンバーグの場合 畜肉10:可逆性コンニヤク1〜100 〜 卵焼全卵10:可逆性コンニヤク5〜30〜 羊かん あずきあん10:可逆性コンニヤク0.5〜200〜 いかのスライス いか10:可逆性コンニヤク1〜200〜 活性炭板 活性炭10:可逆性コンニヤク1〜200〜 以上が一応の参考例である。
よつて本発明の実施にあたつては、可逆性コンニヤクと
食品又は食品以外との物の混合比率は、目的に応じ決め
ることが好ましい。
上記混合物の冷温処理条件は、凍結未満条件で長時間放
置するか又は凍結せしめて短時間で、目的を達するかの
2通の冷温処理方法がある。短的には水溶性(ゲル性等
も含む)可逆性コンニヤクが、冷温処理によつて変性し
水難性又は水による非膨潤性になることによつて該混合
物も、水難溶性又は水非膨潤性の安定した凝固物になる
ことから、経済性から言つて該混合物の冷温処理条件
は、凍結がより好ましい条件である。
本発明の方法によつて凍結、解凍によつて、水難溶性等
になつた可逆性コンニヤクの混在する混合物は、乾燥す
ることによつて再び元の含水状態に戻らなくなる。
即ち、水難溶性になつたゼリー状のシートが乾燥してフ
イルムになつた場合、それを水、熱水に入れても、もと
のゼリー状に戻ることはない。
よつて、茶、コーヒー等の場合、エキスの抽出を主体と
し、又、保存性を重要視する場合、該解凍物を乾燥する
ことによつて容易にその目的を達することが出来る。又
一般にコンニヤクを冷凍して、凍りコンニヤクとして市
販されているが、これ等はあく迄常識的コンニヤクの冷
凍処理であつて、本発明の常温に於いて液性又はペース
ト状コンニヤクの冷凍とは全くその内容を異にするもの
である。又本発明に使用する可逆性コンニヤクはコンニ
ヤク芋の質及び添加薬剤の量、反応温度等によつてその
ゲル性は異なるので目的に応じた可逆性コンニヤクの調
整が好ましい。
即ち本発明の特徴とするところは、次の様にまとめるこ
とが出来る。
水性可逆性コンニヤクは、味、臭いとも僅少であるた
め、中性的に種々のものに添加出来る。
水性可逆性コンニヤクは、冷温処理によつて変性し常
温又は100℃前后又は100℃以上の短時間加熱に於いて分
解、溶融することなく、又熱水に難溶の水難溶性又は水
による非膨潤性の安定に凝固物を形成する。
上記第2項から、可逆性コンニヤクを食品に利用する
ことによつて、生鮮、加工物を問はず、強固に結着した
生鮮のまゝ等の凝固物を、希望の成形物として収得する
ことが出来る。
可逆性コンニヤクの如き安全で応用範囲が広く味、臭
いとも僅少で、熱、水、熱水に安定な食品接着剤は、殆
んど実用化されていないので本発明の可逆性コンニヤク
は、新しい食品接着剤と言える。
上記第2項から食品以外と結着剤としても広く使用出
来る。
次に発明の詳細を実施例をもつて説明する。
(注)(1) 使用可逆性コンニヤクの固形分は、1%〜1
0%を標とする。但し、特にことわりの無い場合は4%
可逆性コンニヤクを使用したものである。
(2) 水難溶性又は水非膨潤性については、実施例各々
に冷水等に浸漬して、崩壊したり、軟化する程度を試べ
附記する。
(3) 実施例中、成形(1)又は(2)とあるのは、「シー
ト」にしてそれを裁断する場合、前者を(1)とし、後者
を(2)とする。
(4) 実施例1〜19迄を文章説明とし、20〜60迄は、操
作が1〜19によつて理解出来るので表に纒め掲示する。
実施例1 いわし生すり身1000gと、可逆性コンニヤク1000gと食
塩10gグルタミン酸ソーダー10gを混合、これを擂潰機
で充分混和する。該混和物を厚さ1mmのシートにして、
−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約60分后該混合物の冷
凍物を取出し解凍する。解凍后、10cm平方の正四角に裁
断して、いわし生すり身のシートを収得する。上記シー
トを次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
3%塩水(3℃±2℃)にシート浸漬 48時間后変化なし。
95℃以上熱水にシート浸漬 2時間后変化なし。(稍々縮まる) 220℃オーヴンにシート放置 20分后表面こげる形状変化なし。
3%、塩、糖含有熱水95℃以上にシート浸漬 2時間后変化なし。(稍々縮まる) 実施例2 あさり生むきみ1000gと可逆性コンニヤク500gとを混
合、これの混合機で充分混合する。該混合物を厚さ5mm
の板状にして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約180分
后該混合物の冷凍胴を取出し解凍する。解凍后縦5cm、
横10cmに裁断して、長方形のあさり生むきの板を収得す
る。
上記の該板を次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
3%塩水(3℃±2℃)に板浸漬 48時間后変化なし。(稍々縮まる) 95℃以上熱水に板浸漬 2時間后変化なし。(稍々縮まる) 220℃オーヴンに板放置 20分后表面ごげる形状変化なし。
酢酸酸性の熱水95℃以上に板を浸漬 2時間変化なし(稍々縮まる) 実施例8 豚挽肉1000gと可逆性コンニヤク800gとを混合、これ
を擂潰機で充分混合する。該混合物を厚さ1mmのシート
にして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約60分后該混合
物の冷凍物を取出し解凍する。解凍后縦3cm横10cmに裁
断して、長方形の豚生肉のシートを収得する。
上記該シートを次の様な条件によつて凝固安定性をみ
る。
3%塩水(3℃±2℃)にシート浸漬 48時間后変化なし。(稍々縮まる) 95℃以上熱水にシート浸漬 2時間后変化なし。(稍々縮まる) 220℃オーヴンにシート放置 20分后表面ごける 形状変化なし 醤油、砂糖混合液95℃前后にシート浸漬 2時間変化なし(稍々縮まる) 実施例4 ケイ卵全卵1000gと可逆性コンニヤク200gとを混合、
これを擂潰機で充分混合する。該混合物を直径10cmの円
柱状にして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約24時間后
該混合物の冷凍物を取出し解凍する。解凍后厚さ5mmに
裁断して、生卵の円板を収得する。
上記該円板を次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
3%塩水(3℃±2℃)に円板浸漬 48時間后変化なし。(稍々縮まる) 95℃以上熱水に円板浸漬 2時間后変化なし。(稍々縮まる) 220℃オーヴンに円板放置 20分后表面ごける 形状変化なし 醤油、砂糖混合液95℃前后に円板浸漬 2時間変化なし(稍々縮まる) 実施例5 市販豆乳500ccと可逆性コンニヤク1000gとを混合し、
これを混合機で充分混合する。該混合物を厚さ2mmのシ
ートにして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約120分后
該混合物の冷凍物を取出し解凍する。解凍后そば状に裁
断して、そば状豆乳を収得する。
上記該そばを次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
冷水(3℃±2℃)にそば状物浸漬 48時間后変化なし。(稍々縮まる) 95℃以上熱水にそば状物を浸漬 2時間后変化なし(稍々縮まる) 220℃オーヴンにそば状物放置 20分后表面ごげる。形状変化なし。
醤油、含有の熱水95℃以上にそば状物を浸漬 2時間変化なし。(稍々縮まる) 実施例6 砂糖入こしあん1000gと5%の可逆性コンニヤク1000g
とを混合、これを擂潰機で充分混合する。該混合物を直
径3cmの球塊にして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約
24時間后該混合物の冷凍物を取出し解凍する。解凍して
直径3mmの、あんこ玉を収得する。
上記あんこ玉を次の様な条件によつて凝固安定性をみ
る。
冷水(3℃±2℃)にあんこ玉浸漬 48時間后変化なし。(稍々縮まる) 20℃以上熱化にあんこ玉浸漬 2時間后変化なし。(稍々縮まる) 実施例7 薄力小麦粉1000gと3%可逆性コンニヤク1000gとを混
合、これを混捏機で充分混合する。該混合物を厚さ1mm
のシートにして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約120
分后該混合物の冷凍物を取出し解凍する。解凍后10cm平
方の正四角に裁断して、麺皮を収得する。
上記該麺皮を次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
冷水(3℃±2℃)に麺皮浸漬 48時間后変化なし。(稍々縮まる) 95℃以上熱水に麺皮浸漬 30分間后変化なし。(稍々縮まる) 220℃オーヴンに麺皮放置 20分后表面こげる 形状変化なし 醤油含有の熱水95℃以上に麺皮板浸漬 30分間変化なし。(稍々縮まる) 実施例8 水絞りした、にんじんの磨砕物1000gと6%可逆性コン
ニヤク500gとを混合、これを擂潰機で充分混合する。
該混合物を紐状(径3mm)にして−20℃の冷凍室に入れ
冷凍する。約120分后該混合物の冷凍物を取出し解凍す
る。解凍して、にんじんのうどん状物を収得する。
上記うどん状物を次の様な条件によつて凝固安定性をみ
る。
冷水(3℃±2℃)にうどん状物浸漬 48時間后変化なし。(稍々縮まる) 70℃以上熱水にうどん状物浸漬 1時間后変化なし。(稍々縮まる) 220℃オーヴンにうどん状物放置 20分后表面こげる。形状変化なし。
3%塩含有の熱水95℃以上にうどん状物浸漬 1時間変化なし。(稍々縮まる) 実施例9 トマトジュース300gと可逆性コンニヤク1000gとを混
合、これを混合機で充分混合する。該混合物を直径3mm
の紐状にして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約180分
后該混合物の冷凍物を取出し解凍する。解凍后長さ3mm
に裁断して、粒状のトマトジュースを収得する。
上記該粒状を次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
冷水(3℃±2℃)に粒状浸漬 (色素稍ぬける)48時間后変化なし。
95℃以上熱水に粒状浸漬 30分間后変化なし。(稍々縮まる) 220℃オーヴンに粒状放置 20分后表面こげる 形状変化なし。
実施例10 リンゴジュース300ccと可逆性コンニヤク1000gとを混
合、これを混合機で充分混合する。該混合物を厚さ1mm
のシートにして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約60分
后該混合物の冷凍物を取出し解凍する。解凍后幅0.5mm
を基準として裁断して、糸状リンゴジュースを収得す
る。
上記該糸状を次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
冷水(3℃±2℃)に糸状浸漬 48時間后変化なし(稍々縮まる) 80℃熱水に糸状浸漬 2時間后変化なし(稍々縮まる) 220℃オーヴンに粒状放置 20分后表面こげる 形状変化なし。
実施例11 イチゴ磨砕物500gと可苛性コンニヤク1000gとを混
合、これを混合機で充分混合する。該混合物を直径1cm
の球魂にして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約4時間
后該混合物の冷凍物を取出し解凍する。解凍してイチゴ
の球塊を収得する。
上記該球塊を次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
冷水(3℃±2℃)に球塊浸漬 48時間后変化なし(稍々縮まる) 95℃以上熱水に球塊浸漬 30分間変化なし(稍々縮まる) 220℃オーヴンに球塊放置 20分后表面こげる 形状変化なし。
砂糖40%の熱水80℃前后に球塊浸漬 2時間(収縮して強固な凝固物になる) 実施例12 イチゴジヤム300gと可逆性コンニヤク600gとを混合、
これを混合機で充分混合する。該混合物を紐状(径3m
m)にして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約24時間后
該混合物の冷凍物を取出し解凍する。解凍后長さ3mmに
裁断して、粒状イチゴジヤムを収得する。
上記該粒状を次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
冷水(3℃±2℃)に粒状浸漬 48時間后変化なし。(稍々縮まる) 80℃に熱水に粒状浸漬 2時間后変化なし。(稍々縮まる) 220℃オーヴンに粒状放置 20分后表面こげる 形状変化なし。
実施例13 ほうじ茶100gと可逆性コンニヤク300gとを混合、これ
を混合機で充分混合する。該混合物を厚さ2mmのシート
にして−20の冷凍室に入れ冷凍する。約240分后該混合
物の冷凍物を取出し解凍する。解凍后縦3cm、横5cmに
裁断して、長方形のほうじ茶とし、これを乾燥して、ほ
うじ茶のシートを収得する。
上記を次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
冷水(3℃±2℃)にシート浸漬 48時間后変化なし。
95℃以上熱水にシート浸漬 2時間后変化なし。
実施例14 ヨーグルト1000gと可逆性コンニヤク1000gとを混合、
これを混合機で充分混合する。該混合物を糸状にして−
20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約30分后該混合物の冷凍
物を取出し解凍する。解凍して糸状ヨーグルトを収得す
る。
上記該糸状を次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
冷水(3℃±2℃)に糸状浸漬 48時間后変化なし (稍々縮まる) 95℃以上熱水に糸状浸漬 2時間后変化なし(稍々縮まる) 実施例15 マヨネーズ500gと可逆性コンニヤク1000gとを混合、
これを混合機で充分混合する。該混合物を厚さ1mmのシ
ートにして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約60分后該
混合物の冷凍物を取出し解凍する。解凍后10cm平方の正
四角に裁断して、シート状マヨネーズを収得する。
上記該シートを次の様な条件によつて凝固安定性をみ
る。
冷水(3℃±2℃)にシート浸漬 48時間后変化なし (稍々縮まる) 220℃オーヴンにシート放置 20分后表面こげる 形状に変化なし。
実施例16 赤トウガラシ裁断物100gと可逆性コンニヤク300gとを
混合、これを混合機で充分混合する。該混合物を厚さ2
mmの板状にして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約240
分后該混合物の冷凍物を取出し解凍する。解凍后縦3c
m、横5cmに裁断して、シート状トウガラシにし、それ
を乾燥してフイルム状トウガラシを収得する。
上記該シート状を次の様な条件によつて凝固安定性をみ
る。
冷水(3℃±2℃)にフイルム状浸漬 48時間后変化なし 95℃以上熱水にフイルム状浸漬 2時間后変化なし。
実施例17 活性炭200gと可逆性コンニヤク1000gとを混合、これ
を擂潰機で充分混合する。該混合物を厚さ0.5mm以下の
膜にして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約60分后該混
合物の冷凍物を取出し解凍する。解凍后幅0.5mm以下に
裁断して、綿状の活性炭を収得する。
上記綿状の次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
冷水(3℃±2℃)に綿状浸漬 48時間后変化なし。
95℃以上熱水に綿状浸漬 2時間后変化なし。
実施例18 3%可逆性コンニヤクを厚さ5mmの板状にして−20℃の
冷凍室に入れ冷凍する。約4時間后、該可逆性コンニヤ
クの冷凍物を取出し解凍する。
解凍后かいわれ大根の種子を埋没して、かいわれ大根栽
培地とする。
上記栽培地を次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
水道水(〜150℃〜)に栽培地浸漬 (発芽するも48時間后変化なし) 実施例19 メチレンブルー5gと可逆性コンニヤク1000gとを混
合、これを混合機で充分混合する。該混合物を厚さ10mm
の板状にして−20℃の冷凍室に入れ冷凍する。約24時間
后該混合物の冷凍物を取出し解凍する。解凍后、縦5c
m、横10cmに裁断して長方形のスタンプ地を収得する。
上記を次の様な条件によつて凝固安定性をみる。
冷水(3℃±2℃)にスタンプ地浸漬 色素抜ける。48時間后変化なし。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(イ)の構成よりなる可逆性コンニャ
    クの水溶物を塊状物に成形すると共に、これを一旦冷凍
    した後、更に解凍する工程よりなる水難溶性凝固物の製
    造方法。 (イ)コンニャクいも又はコンニャク粉の適当含水した
    ものに、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、リン
    ゴ酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、コ
    ハク酸ナトリウムの単独又は混合したもの、或いは炭酸
    カルシウム又は炭酸マグネシウムとの併用による上記薬
    剤を添加、混和したものを70℃以上に加熱処理する
    か、又はコンニャクいも又はコンニャク粉の適当含水し
    たものに、ポリリン酸ナトリウム、ポリリン酸カリウ
    ム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、メタ
    リン酸ナトリウム、メタリン酸カリウム、リン酸(1〜
    3)ナトリウム、リン酸(1〜8)カリウム、リン酸
    (1〜2)アンモニウムの単独又は混合したもの、或い
    は炭酸カルシウム又は炭酸マグネシウムとの併用による
    上記薬剤を添加、混和したものを70℃以上に加熱処理
    するか、又はコンニャクいも又はコンニャク粉の適当含
    水したものに苛性ソーダー、苛性カリ、炭酸ソーダー、
    炭酸カリ、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、亜硫酸
    ナトリウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、
    炭酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウムの単独又は混
    合した上記薬剤を添加、混和したものを PH 10.0以内に
    PH 調整した PH 域において70℃以上に加熱処理した
    可逆性コンニャクの水溶物。
  2. 【請求項2】可逆性コンニャクの水溶物を塊状物に成形
    するにあたり、他の食品類を混合した特許請求の範囲第
    1項記載の水難溶性凝固物の製造方法。
  3. 【請求項3】塊状物は膜状である特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の水難溶性凝固物の製造方法。
  4. 【請求項4】塊状物は板状である特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の水難溶性凝固物の製造方法。
  5. 【請求項5】塊状物は粒状である特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の水難溶性凝固物の製造方法。
  6. 【請求項6】塊状物は糸状である特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の水難溶性凝固物の製造方法。
  7. 【請求項7】塊状物は紐状である特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の水難溶性凝固物の製造方法。
  8. 【請求項8】塊状物は棒状である特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の水難溶性凝固物の製造方法。
  9. 【請求項9】塊状物は柱状である特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の水難溶性凝固物の製造方法。
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