JPH0648896B2 - 移動体への給電装置 - Google Patents
移動体への給電装置Info
- Publication number
- JPH0648896B2 JPH0648896B2 JP1244115A JP24411589A JPH0648896B2 JP H0648896 B2 JPH0648896 B2 JP H0648896B2 JP 1244115 A JP1244115 A JP 1244115A JP 24411589 A JP24411589 A JP 24411589A JP H0648896 B2 JPH0648896 B2 JP H0648896B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moving body
- waveguide
- magnetron
- antenna
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
- Non-Mechanical Conveyors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクリーンルーム内で走行する台車等に非接触に
て給電するようになした移動体への給電装置に関するも
のである。
て給電するようになした移動体への給電装置に関するも
のである。
クリーンルーム内の台車等移動体へ給電する方法として
はキャブタイヤケーブルで固定側と移動体側を連結する
カーテンケーブル、ケーブルベア、ケーブルキャリヤ等
が一般的に採用されている 〔発明が解決しようとする課題〕 移動体と固定側とをキャブタイヤケーブルにて連結する
場合、常にケーブルを移動させるためのガイド等が必要
となり、かつ給電機構が大型化される。またキャブタイ
ヤケーブルに代えてトロリー線、バスダクト等を使用す
る給電方法もあるが、これは接触式のため、トロリー線
をパンダ等で摺動する際発塵し、高清浄度のクリーンル
ームでの使用には適さない。
はキャブタイヤケーブルで固定側と移動体側を連結する
カーテンケーブル、ケーブルベア、ケーブルキャリヤ等
が一般的に採用されている 〔発明が解決しようとする課題〕 移動体と固定側とをキャブタイヤケーブルにて連結する
場合、常にケーブルを移動させるためのガイド等が必要
となり、かつ給電機構が大型化される。またキャブタイ
ヤケーブルに代えてトロリー線、バスダクト等を使用す
る給電方法もあるが、これは接触式のため、トロリー線
をパンダ等で摺動する際発塵し、高清浄度のクリーンル
ームでの使用には適さない。
さらに、小型の移動体においては、外部より給電する代
わりに移動体にバッテリーを搭載して自給電する方法も
実用化されているが、バッテリーの放電時間に限度があ
り、長時間稼働には適さず、またバッテリーの入替・充
電等が必要となり、稼働率が低下する原因となってい
る。
わりに移動体にバッテリーを搭載して自給電する方法も
実用化されているが、バッテリーの放電時間に限度があ
り、長時間稼働には適さず、またバッテリーの入替・充
電等が必要となり、稼働率が低下する原因となってい
る。
本発明は、移動体への給電を非接触で効率よく行うこと
が可能な移動体への給電装置を提供することを目的とす
る。
が可能な移動体への給電装置を提供することを目的とす
る。
本発明は上記目的を達成するためになしたもので、軌道
上を走行する移動体への給電装置において、固定側にマ
グネトロンを設け、該マグネトロンにて発生したマイク
ロ波のうちのTE10波を伝送する導波管を前記軌道に沿
って設け、前記導波管の長手方向に移動体に固定したア
ンテナの先端が挿入される溝を設けるとともに、前記溝
の両側にマイクロ波の漏洩を防止する位相変換器を設
け、前記アンテナを介して受信したマイクロ波を検波、
整流して移動体に電力を供給することを要旨とする。
上を走行する移動体への給電装置において、固定側にマ
グネトロンを設け、該マグネトロンにて発生したマイク
ロ波のうちのTE10波を伝送する導波管を前記軌道に沿
って設け、前記導波管の長手方向に移動体に固定したア
ンテナの先端が挿入される溝を設けるとともに、前記溝
の両側にマイクロ波の漏洩を防止する位相変換器を設
け、前記アンテナを介して受信したマイクロ波を検波、
整流して移動体に電力を供給することを要旨とする。
マグネトロンにて発生したマイクロ波のうちのTE10波
を伝送する導波管内に先端が挿入されたアンテナを介し
てマイクロ波を受信する。受信したマイクロ波を検波、
整流して、電力として取り出し、移動体の電源として使
用する。このようにして、導波管の長手方向に設けた溝
から導波管内に移動体に固定したアンテナの先端を挿入
した状態で移動体を移動させることによって、移動体へ
の給電を非接触で効率よく行うことができる。
を伝送する導波管内に先端が挿入されたアンテナを介し
てマイクロ波を受信する。受信したマイクロ波を検波、
整流して、電力として取り出し、移動体の電源として使
用する。このようにして、導波管の長手方向に設けた溝
から導波管内に移動体に固定したアンテナの先端を挿入
した状態で移動体を移動させることによって、移動体へ
の給電を非接触で効率よく行うことができる。
また、導波管には機構的に溝を設ける必要があるが、T
E10波(進行方向に磁界成分を持ち、電解成分を持たな
いマイクロ波)を採用することにより、導波管の中央部
の溝から漏洩するマイクロ波を極小にするとともに、溝
の面側に設けた位相変換器により、漏洩したマイクロ波
の一部に1/4波長の位相変換を生じさせて互いの干渉に
より外部へのマイクロ波の漏洩を防止する。
E10波(進行方向に磁界成分を持ち、電解成分を持たな
いマイクロ波)を採用することにより、導波管の中央部
の溝から漏洩するマイクロ波を極小にするとともに、溝
の面側に設けた位相変換器により、漏洩したマイクロ波
の一部に1/4波長の位相変換を生じさせて互いの干渉に
より外部へのマイクロ波の漏洩を防止する。
以下本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
図において1はクリーンルーム等に配設され、かつ走行
台車等の移動体で、この移動体1は予め定められた走行
路2に沿って走行せしめる。この移動体1はリニアモー
タ等を用いて非接触で走行させることが望ましいが、他
の方法で走行させることも可能である。
台車等の移動体で、この移動体1は予め定められた走行
路2に沿って走行せしめる。この移動体1はリニアモー
タ等を用いて非接触で走行させることが望ましいが、他
の方法で走行させることも可能である。
3はこの走行路2と平行に配設した導波管で、この導波
管3の端部にマグネトロン4を配設する。導波管3はそ
の長手方向に亘ってアンテナ挿入溝31を形成し、移動
体1に突設したアンテナ5が導波管3内を移動体ととも
に非接触で移動可能になす。
管3の端部にマグネトロン4を配設する。導波管3はそ
の長手方向に亘ってアンテナ挿入溝31を形成し、移動
体1に突設したアンテナ5が導波管3内を移動体ととも
に非接触で移動可能になす。
導波管3は導体であればその材質は限定されることな
く、鋼板に塗装を施したもの、トタン、ブリキ等を用い
ることができる。
く、鋼板に塗装を施したもの、トタン、ブリキ等を用い
ることができる。
アンテナ挿入溝31の幅はアンテナ5の厚さよりも大と
し、アンテナ挿入溝31の内側面とアンテナとが接触し
ないようになす。
し、アンテナ挿入溝31の内側面とアンテナとが接触し
ないようになす。
また、マグネトロン4より導波管3内に発射、伝送され
るTE10波が外部に漏洩しないように、波長の1/4の位
相変換器6をアンテナ挿入溝31の両側に設け、これに
より漏洩したマイクロ波の一部に1/4波長の位相変換を
生じさせて互いの干渉により外部へのマイクロ波の漏洩
を防止する。
るTE10波が外部に漏洩しないように、波長の1/4の位
相変換器6をアンテナ挿入溝31の両側に設け、これに
より漏洩したマイクロ波の一部に1/4波長の位相変換を
生じさせて互いの干渉により外部へのマイクロ波の漏洩
を防止する。
導波管3内に挿入されるアンテナ5の挿入量は波長の1
/4よりも小さくする。
/4よりも小さくする。
マグネトロン4は、第4図に示すように、導波管3の一
端部側面に突設し、TE10波が導波管3内に伝達される
ようになす。このマグネトロン4の出力調整は、第5図
に示すように、チューナ7のねじ杆71のねじ込み量を
調節することにより行うか、又は第6図に示す電気回路
のコンデンサCを小さくすることによりその出力を下げ
るようにし、抵抗Rにて電流を検出してマグネトロン4
の出力を検知することにより行う。
端部側面に突設し、TE10波が導波管3内に伝達される
ようになす。このマグネトロン4の出力調整は、第5図
に示すように、チューナ7のねじ杆71のねじ込み量を
調節することにより行うか、又は第6図に示す電気回路
のコンデンサCを小さくすることによりその出力を下げ
るようにし、抵抗Rにて電流を検出してマグネトロン4
の出力を検知することにより行う。
反射波の防止方法としては、第7図に示すように、チュ
ーナ7と導波管3の間にアイソレータ8を入れることに
よりマイクロ波のエネルギーを熱に変えて吸収せしめ
る。また、導波管3の端部(マグネトロン4の反対側)
には抵抗装置を設けてマイクロ波のエネルギーを熱に変
えて水冷又は空冷せしめる。
ーナ7と導波管3の間にアイソレータ8を入れることに
よりマイクロ波のエネルギーを熱に変えて吸収せしめ
る。また、導波管3の端部(マグネトロン4の反対側)
には抵抗装置を設けてマイクロ波のエネルギーを熱に変
えて水冷又は空冷せしめる。
上述の如く構成した移動体への給電装置は、マグネトロ
ン4にて発生したマイクロ波のうちTE10波を伝送する
導波管3内に先端が挿入されたアンテナ5を介してマイ
クロ波を受信する。受信したマイクロ波を移動体側に設
けた電気回路にて検波、整流して、電力として取り出
し、移動体の電源として使用する。
ン4にて発生したマイクロ波のうちTE10波を伝送する
導波管3内に先端が挿入されたアンテナ5を介してマイ
クロ波を受信する。受信したマイクロ波を移動体側に設
けた電気回路にて検波、整流して、電力として取り出
し、移動体の電源として使用する。
本発明によれば、移動体への給電を非接触で効率よく、
かつ外部環境に影響を与えることなく安全に行うことが
できる。このため、発塵がなく、クリーンルーム内での
給電に適し、かつバッテリー交換等のメンテナンスが不
要となり移動体の稼働率を向上することができる。
かつ外部環境に影響を与えることなく安全に行うことが
できる。このため、発塵がなく、クリーンルーム内での
給電に適し、かつバッテリー交換等のメンテナンスが不
要となり移動体の稼働率を向上することができる。
第1図は本発明の給電装置を示す外観説明図、第2図は
導波管のマイクロ波の漏洩を防止する方法を示した導波
管の斜視図、第3図はその断面図、第4図はマグネトロ
ンの取付説明図、第5図及び第6図はマグネトロンの出
力調整の説明図、第7図はアイソレータを用いた反射波
の防止方法を示す説明図、第8図はマグネトロンから導
波管端部までの外観斜視図である。 1は移動体、2は走行路、3は導波管、4はマグネトロ
ン、5はアンテナ、6は位相変換器
導波管のマイクロ波の漏洩を防止する方法を示した導波
管の斜視図、第3図はその断面図、第4図はマグネトロ
ンの取付説明図、第5図及び第6図はマグネトロンの出
力調整の説明図、第7図はアイソレータを用いた反射波
の防止方法を示す説明図、第8図はマグネトロンから導
波管端部までの外観斜視図である。 1は移動体、2は走行路、3は導波管、4はマグネトロ
ン、5はアンテナ、6は位相変換器
Claims (1)
- 【請求項1】軌道上を走行する移動体への給電装置にお
いて、固定側にマグネトロンを設け、該マグネトロンに
て発生したマイクロ波のうちのTE10波を伝送する導波
管を前記軌道に沿って設け、前記導波管の長手方向に移
動体に固定したアンテナの先端が挿入される溝を設ける
とともに、前記溝の両側にマイクロ波の漏洩を防止する
位相変換器を設け、前記アンテナを介して受信したマイ
クロ波を検波、整流して移動体に電力を供給することを
特徴とする移動体への給電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1244115A JPH0648896B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 移動体への給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1244115A JPH0648896B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 移動体への給電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03107341A JPH03107341A (ja) | 1991-05-07 |
JPH0648896B2 true JPH0648896B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=17113985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1244115A Expired - Lifetime JPH0648896B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 移動体への給電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648896B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2526537B2 (ja) * | 1991-08-30 | 1996-08-21 | 日本電装株式会社 | 配管内エネルギ―供給システム |
DE4446779C2 (de) * | 1994-12-24 | 1996-12-19 | Daimler Benz Ag | Anordnung zur berührungslosen induktiven Übertragung elektrischer Leistung |
EP1124650B8 (en) | 1998-10-20 | 2004-08-18 | FKI Logistex A/S | Inductive energy transfer system |
AU1329001A (en) * | 1999-10-18 | 2001-04-30 | William W. French | Self rotating display spherical device |
DE102014001622A1 (de) * | 2014-01-29 | 2015-07-30 | Hans Häßler | Verfahren zum Nachladen von Bordbatterien für elektrischen oder Hybridantrieb durch AULE |
JP2016025685A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-02-08 | 株式会社松浦電弘社 | 電力供給システム、給電装置、受電装置、及び電力供給方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62161435U (ja) * | 1986-04-03 | 1987-10-14 | ||
JPS6370621A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-30 | Hitachi Ltd | 移動体との情報交換装置 |
-
1989
- 1989-09-20 JP JP1244115A patent/JPH0648896B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03107341A (ja) | 1991-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5855261A (en) | Non-contact electric power supplying system for vehicle | |
KR0134898B1 (ko) | 이송시스템 | |
US6005304A (en) | Arrangement for contactless inductive transmission of electrical power | |
AU722961B2 (en) | Rail-guided transport system with transport vehicles | |
CN1076292C (zh) | 带有能量和信息传输装置的有轨运输装置 | |
US6412604B1 (en) | Device for transferring energy to a vehicle of a transportation system | |
RU2309066C2 (ru) | Рельсовая транспортная система | |
JP6586460B2 (ja) | 電力供給システム | |
JPH0648896B2 (ja) | 移動体への給電装置 | |
JP5287810B2 (ja) | 走行車システム | |
DE3168769D1 (en) | Air-cooled stator for an electric machine | |
JP2003045732A (ja) | 非接触給電装置 | |
JP2002078103A (ja) | 非接触給電用ピックアップ、搬送車及び搬送システム | |
JP3432530B2 (ja) | 移動体の無接触給電設備 | |
JP2010047210A (ja) | 非接触給電装置および搬送装置 | |
JPH05336605A (ja) | 移動体の無接触給電設備 | |
JP2013162625A (ja) | 送電装置、電力伝送装置、及び、電力伝送方法 | |
CN210792819U (zh) | 一种减少漏磁干涉的装置 | |
JPS6135102A (ja) | 自走式搬送装置 | |
JP2002338170A (ja) | エレベータの乗かご給電装置 | |
JP2002002335A (ja) | 非接触給電装置 | |
JP2002274226A (ja) | レールユニット | |
CN110193652A (zh) | 一种导管焊接工装设备 | |
CN220596066U (zh) | 一种轨道装置及运输系统 | |
US5941353A (en) | Non-contact type electric power supplying system for vehicle |