JPH0648891U - 水処理装置 - Google Patents

水処理装置

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JPH0648891U
JPH0648891U JP9057892U JP9057892U JPH0648891U JP H0648891 U JPH0648891 U JP H0648891U JP 9057892 U JP9057892 U JP 9057892U JP 9057892 U JP9057892 U JP 9057892U JP H0648891 U JPH0648891 U JP H0648891U
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water
cartridge
calcium
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valve
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JP9057892U
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Inventor
哲夫 中谷
敬三 水口
Original Assignee
九州日立マクセル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水処理装置外部への水の流出を防止するとと
もに、水路構成部品に高い内圧が加わるのを防止する水
処理装置に関する。 【構成】 カートリッジの着脱と連動する弁機構を有
し、この弁機構はカートリッジ装着時に水の導入部と水
の導出部の間をカートリッジ内を経由して連通せしめ、
カートリッジ離脱時には水の導入部と水の導出部を直接
連通せしめる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気分解整水器やミネラル分付加装置,浄水器等の水処理装置に具 備した弁機構の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭やオフィス等において、上記した様々な水処理装置が普及しており 、それら水処理装置の殆どが、着脱自在なカートリッジを本体に収容して、水処 理を行っている。
【0003】 そして、そのカートリッジが、電気分解整水器やミネラル分付加装置等に収容 されたものならば、ミネラル薬剤が流出して無くなるため、そのカートリッジを 着脱してミネラル薬剤を補給する。また浄水器等に収容されたものならば、活性 炭,イオン交換樹脂等に吸着寿命があるため、そのカートリッジは着脱して新し いカートリッジと交換する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、水処理装置のカートリッジを着脱するに際して、カートリッジを取 り出したまま、誤って流水すると、カートリッジ収容部と該収容部の外部とは連 通した状態であるので、外部に水が流出して予期しない部位に流出水が零れたり 、電気分解整水器のように電気を使用したものにおいては、故障や異常の原因と なり易く不都合であった。
【0005】 そこで、この種の不都合を解消するものとして、図8に示す構造のものが知ら れている。このものは、ミネラル薬剤を充填したカートリッジ100と、該カー トリッジ100を収容するカートリッジ収容部101と、該カートリッジ収容部 101に原水を導入する原水導入口102と、ミネラル付加処理した処理水を導 出する処理水導出管103と、カートリッジ100を着脱するための開口部10 7からなる。
【0006】 また、原水導入管102とカートリッジ収容部101間の水路には、弁体10 4及び弁座105から成る弁機構106が設けられている。 この構造によって、カートリッジ100のミネラル薬剤が無くなり、薬剤補給 のために、カートリッジ100をカートリッジ収容部101から着脱する際、カ ートリッジ100の装着時は、該カートリッジ100に押圧されて、原水導入管 102とカートリッジ収容部101を連通状態としていた弁体104が、非装着 時は、弁座105に水密を保って当接し、原水導入管102とカートリッジ収容 部101を非連通状態とするため、原水はカートリッジ収容部101には流れ込 まず、カートリッジ収容部101の開口部107から外部に流出することはなか った。
【0007】 ところが、この弁機構106は、カートリッジ収容部101内へ原水が流出す るのを、流路を完全に閉鎖することで行っているため、弁機構106内や該弁機 構106より上流側の水路構成部品に、高い内圧が加わり破損や水漏れの虞れが あった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、水の導入部と水の導出部が形成されたカートリッジ収容部 と、該カートリッジ収容部に装着されるカートリッジと、上記カートリッジの装 着により上記水の導入部と水の導出部をカートリッジ内部を経由して連通せしめ 、又上記カートリッジの離脱により上記水の導入部と水の導出部を直接連通せし める弁機構を有す水処理装置を提供するものである。
【0009】
【実施例】
次に図面を参照しながら本考案の弁機構を用いた水処理装置のうち、電気分解 整水器についての実施例を説明する。 図1は、電気分解整水器Aの斜視図を示したものであり、また同時に電気分解 整水器Aへ原水を導入する分岐栓Bも図示している。
【0010】 図1において、分岐栓Bは、水栓1に分岐栓Bを取り付け固定するための分岐 栓固定部2が設けられ、その下方には、原水ストレート,原水シャワー水の排出 部3が設けられている。また分岐栓Bは、電気分解整水器Aに原水を通水したり 、そのまま原水を水栓1の直下に排出部3を通して排出したりを操作する操作レ バー4を設けている。分岐栓Bの他側面は、連結管5a,5b,5cから構成さ れる診断部Fの一端を結合しており、該診断部Fの他端は水栓1から導入された 原水を、電気分解整水器Aへ導く原水導入ホース6を結合している。
【0011】 電気分解整水器Aは、そのケーシング7の内部に浄化処理部Cと、ミネラル分 付加処理部Dと、電解処理部E、トランスGを図2に示すように配設している。 その表面には、図1に示すように操作パネル8を設けている。トランスGは、電 解処理部Eに直流電圧を印加するためのものであり、重量があるため下方に配置 されている。
【0012】 次に図2において、電気分解整水器Aの水路の説明をする。 電気分解整水器Aのケーシング7の底面には、原水導入ホース6に一端を接続 したL字状の導入コネクタ9が、ケーシング7に対して回動自在に設けられてい る。また、導入コネクタ9の他端には、原水ホース10の一端を接続し、原水ホ ース10の他端は、浄化処理部Cの下方に設けられたホース(図示せず)に接続 されている。以上説明した水路によって、供給源である水栓1から浄化処理部C まで原水が供給される。
【0013】 浄化処理部Cは、活性炭,中空糸膜等の浄化剤(図示せず)を収納した浄水カ ートリッジ11及び浄水カートリッジ11を着脱自在に収容する浄水カートリッ ジ収容部12から構成される。この浄水カートリッジ収容部12は、同収容部1 2の長軸に対して、垂直方向に延出した第1フランジ13が形成されており、第 1フランジ13とケーシング7を結合することによって、浄化処理部Cを固定配 置している。浄化処理部Cでは、原水中に含まれる有機塩素化合物やカルキ臭, カビ臭,鉄サビ等を除去し、原水を浄化処理する。
【0014】 また浄化処理部Cの下方には、浄化処理部Cで浄化処理した浄水を導出する浄 化処理水導出管14aが設けられている。同導出管14aの中途には、圧力スイ ッチ15が設けられており、圧力スイッチ15は給水されるとその給水圧によっ て作動し、電解処理部Eに正負電圧を印加するための信号を送出する。
【0015】 浄化処理水導出管14aは、回動自在なコネクタ部14bを介して浄化処理水 導出ホース16と接続している。該導出ホース16の他方端は、ミネラル分付加 処理部Dに設けられた浄化処理水導入部17に接続されている。以上説明した水 路によって、浄化処理部Cからミネラル分付加処理部Dまで浄化処理水が供給さ れる。
【0016】 ミネラル分付加処理部Dは、カルシウム等のミネラル薬剤を収納するカルシウ ムカートリッジ18と、同カートリッジ18を着脱自在に収容するカルシウムカ ートリッジ収容部19と、同カートリッジ収容部19に、バヨネット式でカルシ ウムカートリッジ18を押し付けて固定する固定キャップ22から構成されてい る。カルシウムカートリッジ収容部19は、同カートリッジ収容部19の長軸に 対して垂直方向に延出した第2フランジ20が形成されており、前記第1フラン ジ13から突設したボス21と螺合結合することで、ミネラル分付加処理部Dを 吊り下げ状態で固定している。またミネラル分付加処理部Dには、浄化処理水導 入管17と並行に、カルシウム付加処理水導出部23(図3参照)を設けている 。
【0017】 ミネラル分付加処理部Dでは、浄化処理部Cから供給された浄水に、ミネラル 分としてカルシウムを付加している。 また、カルシウム付加処理水導出部23には、カルシウム付加処理水導出ホー ス24を接続しており、同導出ホース24の他端は、電解処理部Eに設けられた 回動自在のカルシウム付加処理水導入管25(点線)に接続されている。以上説 明した水路によって、ミネラル分付加処理部Dから電解処理部Eまでカルシウム を付加した浄化処理水が供給される。
【0018】 電解処理部Eは、正・負電極(図示せず)や隔膜(図示せず)を内蔵した電解 槽によって、電気分解処理し生成されたアルカリイオン水や酸性水を導出するた めの、電解処理水導出管27a,27bをその上方に回動自在に設けている。各 導出管27a,27bは、一方がアルカリイオン水ならば他方は酸性水を導出し 、一方が酸性水ならば他方はアルカリイオン水を導出する。この電解処理部Eの 場合、通常の電解時は、電解処理水導出管27aからはアルカリイオン水を導出 し、電解処理水導出管27bからは酸性水を導出する。また逆電解時は、その逆 で電解処理水導出管27aから酸性水を導出し、電解処理水導出管27bからア ルカリイオン水を導出する。
【0019】 ミネラル分付加処理部Dによって付加されたカルシウムは、電気分解時、イオ ン化され隔膜を透過して負電極側に流れる。すなわちアルカリイオン水にカルシ ウムイオンが含まれることになる。 電解処理水導出管27aは、電解処理水取出管28と電解処理水取出ホース2 9aを介して接続されている。電解処理水取出管28は、ケーシング7に対して 回動自在に設けられた電解処理水取出筒30と結合しており、同取出筒30は、 自由に折り曲げ可能な電解処理水取出ノズル31と結合している。
【0020】 一方、電解処理水導出管27bは、回動自在の取出コネクタ32の一方端と電 解処理水導出ホース29bを介して接続されている。取出コネクタ32の他方端 は、電解処理水取出ホース33を接続している。以上説明した水路によって、電 解処理水を電解処理部Eから電気分解整水器A本体の外部まで取り出すことが出 来る。電解処理水取出ノズル31から取り出されたアルカリイオン水は、健康飲 料水として活用され、電解処理水取出ホース33から取り出された酸性水は、美 容水,風呂用水として活用される。
【0021】 ところで、一般に電気分解整水器は、カルシウム等のミネラル分を付加するた め電解槽の上流側水路に、ミネラル分付加処理部を備えている。ところが、ミネ ラル分付加処理部は、水が流出したり、内圧が高くなったり、前述の従来例で示 したような不都合が生じている。
【0022】 ここで、本考案弁機構を備えたものについて、図3を参照にしながら説明する 。 図3に示すものは、本実施例に用いているカルシウム分付加処理部Dの断面図 であり、矢印a,bは水の流れる方向を示している。 カルシウムカートリッジ収容部19の下方には、浄化処理水導入管17及びカ ルシウム付加処理水導出管23を並列に設けている。カートリッジ収容部19は 、ミネラル薬剤であるカルシウムを収納した有底筒状のカルシウムカートリッジ 18を着脱自在に収容する。
【0023】 図3は、カルシウムカートリッジ18を収容した状態を示したものであり、カ ルシウムカートリッジ18は、固定キャップ22によって固定されている。この とき、カルシウムカートリッジ収容部19の開口部36は外部と、水密を保ち塞 がれている。カルシウムカートリッジ18の下方は、膨らみ成形して、弁空間3 7を有する弁機構Hを設けている。弁機構H内には、吐水止パッキン38がパッ キン押上ばね39に支持されている。吐水止パッキン38は、ゴム材や軟質の樹 脂から成る。吐水止パッキン38は、カルシウムカートリッジ18を取り出した 際は、押上ばね39により押し上げられ弁座40に当接し、同カートリッジ18 を収容した際は、同カートリッジ18の底面部で吐水止パッキン38をパッキン 押上ばね39の弾性力に抗して押し下げ、弁座40から離間する。これと同時に 、弁空間37は開口部36までの空間と連通状態となり、また固定キャップ22 を装着固定することで、外部とは非連通状態となる。これはカルシウム溶出可能 状態である。
【0024】 弁座40は、パッキン38と水密を保って当接するものならば、突出していて も凹んでいてもよい。 図3に示すカルシウムカートリッジ収容状態(カルシウム溶出可能状態)で、 まず、浄化処理水導入部17から導入された浄化処理水(矢印a)は、弁空間3 7に流れ込む。そして、その一部はカルシウムカートリッジ18の下方に形成し た溶出用開口35aから、カルシウムカートリッジ18内に流れ込み、流れ込ん だ浄化処理水はカルシウムが付加され溶出用開口35bから流れ出る。溶出用開 口35a,35bには、固形カルシウムの大きさに合わせて、メッシュを設ける ことが出来る。カルシウムが付加された浄化処理水は、カルシウムカートリッジ 18を通過しない浄化処理水と混わり、カルシウム付加処理水導出部23から導 出(矢印b)される。
【0025】 また、カルシウムカートリッジ18にカルシウムを補給する場合は、カルシウ ムカートリッジ収容部19からカルシウムカートリッジ18を取り出し、補給口 34から粉状又は粒状のカルシウムを投入し、そして再びカルシウム収容部19 に収容すればよい。
【0026】 (弁機構Hの作用) 本願弁機構Hを用いたミネラル分付加処理部Dならば、カルシウムカートリッ ジ離脱中に誤って、水栓1から水を供給しても、吐水止パッキン38が、弁座4 0に水密を保って当接しているため、開口部36から水が外部に流出することは なく、予期しない部位に水が零れることはない。また弁空間37に導入された流 水は、そこに滞留することなく、全てカルシウム付加処理水導出部23から導出 される。すなわち導入部17と導出部23は直接連通された状態となる。このた め従来のように、水路構成部位に高い内圧が加わることはない。56は水密を保 つためのパッキンである。
【0027】 また、ミネラル分を多く含んだ地域では、電気分解整水器にカルシウム付加処 理部を必要としなくても、十分それと同じ効力があるといわれている。 本実施例のカルシウム付加処理部Dにおいて、カルシウムカートリッジ18を 取り出しさえすれば、カルシウム付加処理部Dは、流路抵抗の少ないただの通水 路となることから、ミネラル分を多く含んだ地域では、カートリッジ18を取り 出して使用すれば良く、本実施例電気分解整水器Aはその地域に適した使い分け が出来る利便性の高いものである。
【0028】 図4は、上記したカルシウム付加処理部Dの変形例を示した断面図であり、矢 印c,dは、水の流れる方向を示している。 46はカートリッジ収容部であり、カートリッジ収容部46は、着脱自在にカ ルシウムを充填したカルシウムカートリッジ44を収容する。同カートリッジ4 4には、固形カルシウムを補給するための補給口52及び、浄化処理水を取り入 れるための溶出用開口45a,カルシウムカートリッジ44内でカルシウムを付 加した浄化処理水を取り出すための溶出用開口45bを形成している。カートリ ッジ収容部46の下方には、浄化処理水(矢印c)を導入する導入部87と、こ れと対向する側に直列に、カルシウムを付加した処理水を導出するカルシウム付 加処理水導出部41を設けている。
【0029】 (弁機構Gの作用) また、導入部87とカルシウム付加処理水導出部41の中途には、弁空間50 を有する弁機構Gが設けられ、弁機構G内には、吐水止パッキン47が押上ばね 48に押し上げ付勢された状態で支持されている。この状態では、吐水止パッキ ン47は、弁座49と水密を保って当接している。これはカルシウムを補給する ため、カートリッジ44を取り出した際の状態であり、このとき誤って浄水を導 入部87から導入しても、弁空間50と開口部51は連通していないため、開口 部51から流出することはない。
【0030】 42は、カルシウムカートリッジ44を固定するための固定キャップであり、 固定キャップ42に形成した押さえリブ43によって、カルシウムカートリッジ 44の上端を押さえて固定する。88は水密を保つためのパッキンである。
【0031】 図5は図1の斜視図で示した診断部Fの縦断面図である。 連結管5aには、原水の流れる方向に対して垂直に機能筒52aが設けられて いる。機能筒52aの内部には、水路内圧が上昇すると安全弁体押付ばね58の 弾性力に抗して開く安全弁体53から成る安全弁機構が設けられている。安全弁 体押付ばね58は締込調節片54によって支持され、締込調節片54は、機能筒 52aに形成したネジ切部55に螺合結合されている。また、締付調節片54は 、締付度合を調節することで、安全弁体押付ばね58のバネレートを可変するこ とが出来る。
【0032】 また、連結管5aと連結管5bの連結部は、膨らみ形成されており、その内部 には、逆流防止弁体57,逆流防止弁体押付ばね59から成る原水の逆流を防止 する逆流防止弁機構及び、原水を一定流量に保つ定流量弁60を配設している。 連結管5bは、L字状の連結管5cと結合されており、連結管5cには機能筒 52bが設けられている。機能筒52bには、バイアスばね66と形状記憶ばね 67に挾持された中空状のスプール61を備えており、スプール61の上端には 、熱水流入防止パッキン62、スプール61の下端にはドレインパッキン63が 嵌着されている。また機能筒52bには、熱水流入防止パッキン62が当接する 上弁座68及び、ドレインパッキン63が当接する下弁座64が設けられている 。
【0033】 常温水でスプール61は、図4に示す状態に位置しており、ドレインパッキン 63は、下弁座64に密接している。このとき上弁座68は開口しているため、 原水は原水導入ホース6に流れ込む。また、機能筒52b内に熱水が流入すると 、形状記憶合金又は形状記憶樹脂から成る形状記憶ばね67がバイアスばね66 の弾性力に抗して伸長し、スプール61を上方に押し上げる。このとき熱水流入 パッキン62は上弁座68と密接し、熱水が原水導入ホース6に流れ込むのを防 止する。これと同時にドレインパッキン63は、下弁座64から離間し、機能筒 52b内の熱水は熱水排出口65から、外部へ排出される。
【0034】 次に、本考案の弁機構を用いた水処理装置のうち、浄水器についての実施例を 図6を参照にしながら説明する。 図6において、70は供給源から弁空間82aを有する弁機構Iに原水を導入 するための原水導入部である。 弁機構Iはその内部に十字スプール86a及び棒状スプール97から成るスプ ール73aと、スプール73aに装着した吐水止パッキン72a,開閉パッキン 83と、押上ばね71aを内蔵し、また弁機構Iの上方には上弁座74a,下方 には下弁座75を設けている。
【0035】 78は活性炭,中空糸膜等の浄化剤(図示せず)を収納した浄水カートリッジ であり、浄水カートリッジ78は、原水を浄水カートリッジ78内に流入するた めの原水流入管76及び浄水カートリッジ78内で浄化処理された浄水を流出す るための浄水流出管77を有している。 80は浄水カートリッジ78を着脱自在に収容する収容部であり、その上方に は開口部79を有している。
【0036】 弁機構Iに隣接し、弁空間82bを有する弁機構Jは、その内部に十字状のス プール73bと、スプール73bに装着した吐水止パッキン72bと、押上ばね 71bを内蔵し、また弁機構Jの上方には上弁座74bを設けている。 図6は、浄化剤に吸着寿命がきたことで、浄水カートリッジ78を収容部80 から取り出した状態を示しており、このとき弁機構Iの吐水止パッキン72aは 、押上ばね71aに押し上げられて上弁座74aと密接する。これと同時に開閉 パッキン83は、下弁座75と離間する。
【0037】 また、弁機構Jも同じく吐水止パッキン72bが押上ばね71bに押し上げら れ、上弁座74bと密接している。 弁機構Jの弁空間82bは、常時、原水・浄水導出部81と連通しており、ま た弁機構Iの弁空間82aは、浄水カートリッジ78を取り出した際、原水・浄 水導出管81と連通状態となる。
【0038】 また、収容部80に浄水カートリッジ78を装着すると、原水流入管76,浄 水流出管77は、スプール73a,スプール73bと当接し、スプール73a, スプール73bを押し下げる。これと同時に、吐水止パッキン72a,72bは 、上弁座74a,74bと離間し、弁空間82aは原水流入管76と連通し、弁 空間82bは浄水流出管77と連通する。また、開閉パッキン83は、下弁座7 5と密接し、弁空間82aと原水・浄水導出部81は、非連通状態となり、した がって導入部70と導出部81は浄水カートリッジ78を介して連通することに なる。これが浄化処理を行うための状態である。
【0039】 (弁機構Iの作用) この浄水器は以上のような構成により、浄化処理を行うため浄水カートリッジ 78を装着した際は、弁空間82aから浄水カートリッジ78へ通水され、その 後、原水・浄水導出部81へ流入する。また浄水カートリッジ78の交換のため 、同カートリッジ78を取り出した際、誤って原水を弁空間82aに通水しても 、上弁座74a,74bは閉塞されているため、原水は開口部79までの空間( 収容部80内空間)に原水が流入することはなく、また下弁座75が開口し、弁 空間82aと原水・浄水導出部81が連通するため、弁空間82a内の原水は、 1ちに原水・浄水導出部81へと流入し、弁機構I及びそれよりも上流側の水路 構成部品に高い内圧が加わることはなく、破損や水漏れの虞れはなくなる。
【0040】 図7は、図6に示したスプール73a,吐水止パッキン72a,開閉パッキン 83の分解斜視図である。これらを組み立てるには、まずスプール73aの略中 央部に設けられた装着部85aまで下方から吐水止パッキン72aを嵌挿し、そ して装着部85aに装着する。次に棒状スプール97の下端に設けられた装着部 85bに開閉パッキン83を装着する。
【0041】 図6に示す浄水器を、上述した電気分解整水器Aに内蔵した浄化処理部Cに採 用してもよく、この場合、原水導入部70は原水導出ホース10と接続し、原水 ・浄水導出部81は浄化処理水導出ホース16と接続する。 例えば、浄水器を必要としない井戸水の家庭では、電気分解整水器Aを購入し ても、浄化処理部Cは必要とせず、こういう家庭では、浄水カートリッジ78を 取り外しさえすればよい。つまり、図5に示す浄水器を採用した浄化処理部は、 カルシウム処理部Dへ原水をそのまま導出する水路抵抗の少ない、ただの通水路 として活用できる。
【0042】
【考案の効果】
以上説明してきたように、水の導入部17,87,70と水の導出部23,4 1,81が形成されたカートリッジ収容部19,46,80と、該カートリッジ 収容部19,46,80に装着されるカートリッジ18,44,78と、上記カ ートリッジ18,44,87の装着により上記水の導入部17,87,70と水 の導出部23,41,81をカートリッジ内部を経由して連通せしめ、又上記カ ートリッジ18,44,87の離脱により上記水の導入部17,87,70と水 の導出部23,41,81を直接連通せしめる弁機構Hを有す水処理装置は、水 処理装置外部への水の流出を吐水止パッキンと弁座によって防止するとともに、 水路構成部品に加わる高い内圧は、導入部と導出部が連通することで降圧する。 このため、水処理装置外部への水の流出はもちろん水路構成部品の破損や同部品 からの水漏れの虞れはなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電気分解整水器A及び分岐栓Bの
斜視図である。
【図2】本考案に係る電気分解整水器Aの正面断面図で
ある。
【図3】本考案弁機構を具備したミネラル分付加処理部
Dの断面図である。
【図4】本考案弁機構を具備したその他のミネラル分付
加処理部の断面図である。
【図5】診断部Fの縦断面図である。
【図6】本考案弁機構を具備した浄水器の断面図であ
る。
【図7】スプール73aの分解斜視図である。
【図8】従来の弁機構を具備したミネラル分付加処理部
の断面図である。
【符号の説明】
18,44,78 カートリッジ 19,46,80 カートリッジ収容部 17,87,70 水の導入部 23,41,81 水の導出部 H 弁機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水の導入部17,87,70と水の導出
    部23,41,81が形成されたカートリッジ収容部1
    9,46,80と、該カートリッジ収容部19,46,
    80に装着されるカートリッジ18,44,78と、上
    記カートリッジ18,44,87の装着により上記水の
    導入部17,87,70と水の導出部23,41,81
    をカートリッジ内部を経由して連通せしめ、又上記カー
    トリッジ18,44,87の離脱により上記水の導入部
    17,87,70と水の導出部23,41,81を直接
    連通せしめる弁機構Hを有す水処理装置。
JP9057892U 1992-12-09 1992-12-09 水処理装置 Pending JPH0648891U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9057892U JPH0648891U (ja) 1992-12-09 1992-12-09 水処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012093535A1 (ja) * 2011-01-07 2012-07-12 パナソニック株式会社 水処理装置
JP2017523916A (ja) * 2014-08-15 2017-08-24 アルフレッド ケルヒャー ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー 蒸気装置用の水処理カートリッジ及び蒸気装置

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WO2012093535A1 (ja) * 2011-01-07 2012-07-12 パナソニック株式会社 水処理装置
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