JPH0648889B2 - 床スラブの電線菅装置 - Google Patents

床スラブの電線菅装置

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JPH0648889B2
JPH0648889B2 JP63162289A JP16228988A JPH0648889B2 JP H0648889 B2 JPH0648889 B2 JP H0648889B2 JP 63162289 A JP63162289 A JP 63162289A JP 16228988 A JP16228988 A JP 16228988A JP H0648889 B2 JPH0648889 B2 JP H0648889B2
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conduit
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博美 木下
紀人 白岩
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、耐火構造の床スラブを上下に貫通して電気
配線を行う床スラブの電線管装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、第2図に示すように、コンクリート製の床スラブ
1と天井材2とでなる二重天井内に電線3を配線し、床
スラブ1を貫通した電線管装置5を通して床スラブ1の
上面にアウトレット4に電線3を接続している。アウト
レット4は、階上の事務器等の電気機器に電気を供給す
るものであり、コンセントブロック4aを有している。
このように床スラブ1に貫通部を設けて電線3を通す場
合、耐火構造と認められるためには、建築基準法や消防
法で所定の基準を満たすことが必要となる。
この基準として、次のものがある。
貫通部において所定の加熱曲線にそって天井側から加
熱し、裏面温度(床スラブ1の上面またはアウトレット
4の外殻)が所定温度を越えないこと。
加熱中に床面側に火炎や煙の流出がないこと。
加熱後に、アウトレット4および貫通部の周辺に破損
やクラックが発生しないこと。
この基準を充足させるため、電線管装置5は上電線管6
を下電線管7とに分割し、両者の間に耐火材8を介在さ
せている。また、上電線管6と電線3との間に耐火材9
を埋め込んでいる。6dは耐火材受け突部である。耐火
材8,9は中央部に電線3を通す孔を有するものであ
る。10はベース、16はニップルである。11はスタッ
トベースであり、床スラブ1を打設するときに下電線管
7の支持を行う。
第6図に示すように、下電線管7は上端に連結突部7a
を有し、この連結突部7aを耐火材8の切欠8aに貫通
させて上電線管6のフランジ6aの係合孔6bに係合さ
せる。これにより、上電線管6と下電線管7とが互いに
連結固定される。上電線管6および下電線管7は、各々
ベース10およびスタッドベース11を装着するねじ部
6c,7bが形成してある。
施工は次のように行う。すなわち、第3図に示すよう
に、打設用の型枠パネル12にスタットベース11を釘
13で固定し、前記のように上電線管6と下電線管7と
を連結したものをスタットベース11に装着する。上電
線管6および下電線管7には各々上キャップ14および
下キャップ15を嵌込んでおく。この状態で床スラブ1
のコンクリートを打設する。コンクリートが硬化する
と、型枠パネル12を剥がし(第4図)、釘13を根本
で切断する。
電線3は電線管装置5に下方から挿入し、床面側に引き
出す(第5図)。つぎに、耐火材9を電線3に通した
後、上電線管6に押し込み、ベース10を上電線管6に
装着する。この後、アウトレット4をベース10に装着
し、固定ねじ4bで固定する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上電線管6や、下電線管7、スタットベース11等は、機
械的強度が要求されるため、鋼管,鋼板,アルミ合金等
の材料が用いられる。しかし、これらの材料は、熱伝導
性が良く、床スラブ1の裏面(床面)温度が高くなりや
すい。そのため、加熱側(天井側)に体積の大きい鋼板
等の部品であるスタットベース11が介在すると、加熱
中の蓄熱作用が大きく、裏面側への熱伝導により裏面温
度が高くなり、規格値を満足できなくなるという問題点
がある。
また、スタットベース11が設けられるため、それだけ
部品点数が増えてコストが高くなるという問題点があ
る。
この発明の目的は、耐火性能の向上と部品点数の削減が
図れる床スラブの電線管装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、耐火材を介して連通した上電線管および下
電線管を床スラブに埋め込む床スラブの電線管装置にお
いて、下端に外鍔部を有するニップルを前記下電線管の
下端に嵌合し、前記床スラブの打設用の型枠パネルへ固
定するフランジを前記下電線管の下端に設け、前記外鍔
部を収める凹部を前記フランジに設けたことを特徴とす
るものである。
〔作用〕
この発明の構成によると、下電線管にフランジを設けた
ので、下電線管を床スラブの型枠パネルに固定するスタ
ットベースが不要となる。フランジは設けられるが、下
電線管に一体に設けたものであるため、別体のスタット
ベースに比べて小さくてすむ。そのため、高温に畜熱す
る部品が小さくなり、また、スタットベースの分だけ部
品点数が削減される。また、ニップルの外鍔部を収める
凹部をフランジに設けているので、ニップルがあるため
に型枠パネルとフランジの間に隙間が生じることはな
く、型枠パネルをフランジに確実に取付けることができ
る。なお、ニップルは電線を傷付けないために取付けら
れる。
〔実施例〕
この発明の一実施例を第1図に基づいて説明する。な
お、第2〜6図の例と同様部分は、同一符号を付してそ
の説明を省略する。
この床スラブの電線管装置は、下電線管7の下端にフラ
ンジ7aを設けたものであり、スタットベースは用いな
い。このフランジ7aにはニップル16の外鍔部を収め
る凹部が設けられている。
床スラブ1を打設するときは、下電線管7のフランジ7
aを打設用の型枠パネル12に釘13で固定し、前記と
同様に床スラブ1のコンクリートの打設を行う。
この構成によると、下電線管7にフランジ7aを設けた
ので、下電線管7を床スラブ1の型枠パネル12に固定
するスタットベースが不要となり、畜熱する部品が小さ
くなる。そのため、天井側の火災により床スラブ1の床
面温度が上昇することが緩和され、耐火性能が向上す
る。また、スタットベースが不要な分だけ部品点数が削
減され、組立工数も低減する。また、ニップル16の外
鍔部を収める凹部をフランジ7aに設けているので、ニ
ップル16があるために型枠パネル12とフランジ7a
の間に隙間が生じることはなく、型枠パネル12をフラ
ンジ7aに確実に取付けることができる。なお、ニップ
ル16は電線を傷付けないために取付けられる。
〔発明の効果〕
この発明の床スラブの電線管装置は、下電線管にフラン
ジを設けたので、下電線管を床スラブの型枠パネルに固
定するスタットベースが不要となり、蓄熱する部品が小
さくなる。そのため、天井側の火災により床スラブの床
面温度が上昇することが緩和され、耐火性能が向上す
る。また、スタットベースが不要な分だけ部品点数が削
減され、組立工数も低減するという効果かある。また、
ニップルの外鍔部を収める凹部をフランジに設けている
ので、ニップルがあるために型枠パネルとフランジの間
に隙間が生じることはなく、型枠パネルをフランジに確
実に取付けることができる。なお、ニップルは電線を傷
付けないために取付けられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の断面図、第2図は従来例
の断面図、第3図ないし第5図はその施工工程の説明
図、第6図は同じくその分解斜視図である。 1……床スラブ、3……電線、4……アウトレット、6
……上電線管、7……下電線管、7a……フランジ、8
……耐火材、12……型枠パネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに上下に配置されて耐火材を介して連
    通した上電線管および下電線管を有し、床スラブに上下
    端を開口して埋め込む床スラブの電線管装置において、
    下端に外鍔部を有するニップルを前記下電線管の下端に
    嵌合し、前記床スラブの打設用の型枠パネルへ固定する
    フランジを前記下電線管の下端に設け、前記外鍔部を収
    める凹部を前記フランジに設けたことを特徴とする床ス
    ラブの電線管装置。
JP63162289A 1988-06-27 1988-06-27 床スラブの電線菅装置 Expired - Fee Related JPH0648889B2 (ja)

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JPH0213217A JPH0213217A (ja) 1990-01-17
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