JPH06487U - パチンコ機用球受皿における灰皿の係止構造 - Google Patents

パチンコ機用球受皿における灰皿の係止構造

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JPH06487U JP4668992U JP4668992U JPH06487U JP H06487 U JPH06487 U JP H06487U JP 4668992 U JP4668992 U JP 4668992U JP 4668992 U JP4668992 U JP 4668992U JP H06487 U JPH06487 U JP H06487U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パチンコ球を溜める皿部8と灰皿収納部9と
を並設し、該灰皿収納部9に灰皿10を正面方向に転回
可能に枢着してなるパチンコ機用球受皿において、前記
灰皿収納部9の後面壁13内側に突起状の係合部22を
設けると共に、灰皿10の後側部18には前記係合部2
2に接触係合して灰皿10の無用な転回を阻止する突起
状の被係合部21を設けたことを特徴とする。 【効果】 パチンコ機を傾けても灰皿が垂れ下がるよう
なことがなく、パチンコ機の輸送或いは設置作業が容易
となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パチンコ機用球受皿における灰皿の係止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、周知のようにパチンコ機の前面枠下部に装着する球受皿には灰皿が設け られており、この灰皿は吸殻の回収が容易なように正面方向に転回可能に支承さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の球受皿の灰皿は、パチンコ機を傾けたりすると簡単に転回し て垂れ下がるため、例えばパチンコ機を輸送したり持ち運ぶときにぶらぶらした り障害物に当たって破損するという事態が多く発生していた。このため、最近で は灰皿と球受皿とを粘着テープで止着して該灰皿が無用に転回しないようにして いるようであるが、その作業が面倒である上、パチンコ機の設置後にその粘着テ ープを取外すのに非常に手間が掛かるという問題点があった。 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、パチンコ機を傾けても、灰皿が垂れ下がらず輸送或い は持ち運びに便利なパチンコ機用球受皿における灰皿の係止構造を提供しようと するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、パチンコ球を溜める皿部と灰皿収納部 とを並設し、該灰皿収納部に灰皿を正面方向に転回可能に枢着してなるパチンコ 機用球受皿において、前記灰皿収納部の後面壁内側に突起状の係合部を設けると 共に、灰皿の後側部には前記係合部に接触係合して灰皿の無用な転回を阻止する 突起状の被係合部を設けたものである。
【0005】 また、灰皿収納部の後面壁内側又は灰皿の後側部に突起を突設すると共に、灰 皿収納部に灰皿が収納された状態のときに前記突起が嵌入する位置に係合凹部を 灰皿収納部の後面壁内側又は灰皿の後側部に設けるようにしてもよい。
【0006】
【作用】
上記のように構成されたパチンコ機用球受皿における灰皿の係止構造は、灰皿 の被係合部が灰皿収納部の係合部に係合して灰皿を灰皿収納部に収められた状態 に維持するから、パチンコ機を輸送したり持ち運ぶときに灰皿が無用に転回して 垂れ下がることがなくなる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。図1は本考案に係る球受 皿が装着されるパチンコ機の正面図である。図において、1はパチンコ機の前面 枠、2は前面枠1の後面に位置する遊技盤、3は遊技盤2の上方部分を覆うガラ ス枠、4は遊技盤2の下方部分を覆う前面板であって、その前面に打球を1個ず つ遊技盤2の発射位置に供給する打球供給皿5が取付けられている。また、前面 枠1の下部に装飾板6が取付けられており、その装飾板6の前面に球受皿7が装 着されている。
【0008】 前記球受皿7は、図2及び図3に示すようにパチンコ球を溜める皿部8と灰皿 収納部9とが横に並べて形成されており、その灰皿収納部9に灰皿10が装着さ れている。
【0009】 この灰皿収納部9は、左右の支持部11及び12と後面壁13とにより前面側 が開口した平面コ字形の凹部として形成されており、その左右の支持部11及び 12の両側前部寄り位置に円形の軸受孔14,14を形成している。そして、そ の軸受孔14,14に灰皿10の両側部外面15,15に突設した筒状短軸16 ,16を嵌めることにより灰皿収納部9に灰皿10を正面方向に転回可能に枢着 している。
【0010】 前記灰皿収納部9の後面壁13は、図3及び図4に示すように灰皿10の筒状 短軸16,16を中心とした円弧状に弯曲形成されており、その下端に前方に突 出して灰皿収納部9に収納した灰皿10の底面を受ける支持部17を一体に形成 している。一方、灰皿10の後側部18は、中央より下部を灰皿収納部9の後面 壁13に沿う円弧曲面部19として形成されている。また、灰皿収納部9の後面 壁13と灰皿10の後側部18とは、その両者間に僅かな隙間20が形成される ようにその形状が選ばれる。
【0011】 しかして、本考案では、前記灰皿10の後側部18の円弧曲面部19に突起状 の被係合部21を設けている。また、灰皿収納部9の後面壁13には、灰皿10 の被係合部21が係合される突起状の係合部22を設けている。
【0012】 前記被係合部21と係合部22は、図5に示すように灰皿10を灰皿収納部9 に収納した状態において互いに相対向する垂直状の係合面21aおよび22aを 有する断面三角形状に形成されており、かつそれぞれの係合面21aおよび22 aの隅角部211aおよび221aは、灰皿10が転回する際にそれぞれの係合 面21aおよび22aに接触係合するようにその突出度合が選ばれる。
【0013】 上記のように構成された本考案の灰皿の係止構造は、灰皿10が灰皿収納部9 に収納された状態において正面方向に転回しようとすると図5鎖線のようにこれ の被係合部21の係合面21aの隅角部211aが灰皿収納部9の係合部22の 係合面22aに接触係合してその状態を維持する。したがって、パチンコ機を輸 送したり持ち運ぶ場合に灰皿10が無用に転回して垂れ下がるようなことがなく 、パチンコ機の輸送或いは設置作業が容易となる。
【0014】 一方、吸殻を回収する場合には、灰皿10を正面方向に強く転回させれば、被 係合部21の係合面21aの隅角部211aが係合部22の係合面22aを滑り ながらその係合状態から外れて図4鎖線のように下向きに転回させることができ るもので、これによって吸殻を無理なく回収することができる。そして、吸殻を 回収した後に灰皿10を上向きに転回させると、被係合部21の係合面21aが 係合部22の係合面22aの隅角部221aに接触係合し、この状態でさらに灰 皿10を強く転回させると被係合部21の係合面21aと係合面22aの隅角部 221aとの接触係合が外れて灰皿10を灰皿収納部9に確実に収めることがで きる。
【0015】 なお、前記被係合部21および係合部22の隅角部211a,221aは、そ れぞれの係合面21aおよび22aに接触係合した際に灰皿10の転回を容易と するようにアール状に面取りされている。また、同じ目的で被係合部21の両側 に位置する灰皿収納部9の後面壁13に縦長のスリット23,23が設けられて いる。
【0016】 図6及び図7は本考案の他の実施例を示すもので、灰皿収納部9の後面壁13 に半球状の突起24を設け、灰皿10の後側部18には、該灰皿10を灰皿収納 部9に収めた状態のときに前記突起24が嵌入する位置に係合凹部25を設けた ものである。
【0017】 この実施例の場合、灰皿10を灰皿収納部9に収めた状態のときに灰皿収納部 9の突起24が灰皿10の係合凹部25に係合してその状態を確実に維持し、該 灰皿10が無用に転回して垂れ下がるのを阻止する。なお、前記実施例では灰皿 収納部9に突起24を設け、灰皿10に係合凹部25を設けているが、例えば灰 皿収納部9に係合凹部25を設け、灰皿10に突起24を設けるようにしてもよ い。また、これら突起24と係合凹部25とを灰皿収納部9の支持部11,12 の内側および灰皿10の側面部に設けるようにしてもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のパチンコ機用球受皿における灰皿の係止構造は 、球受皿の灰皿収納部に灰皿を収めた状態において、該灰皿に設けた被係合部を 灰皿収納部に設けた係合部に係合させることによりその状態を維持するようにし ているので、パチンコ機を傾けても灰皿が垂れ下がるようなことがなく、パチン コ機の輸送或いは設置作業が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されるパチンコ機の正面図であ
る。
【図2】本実施例に係る球受皿の斜視図である。
【図3】同じく球受皿と灰皿とを分離した状態の斜視図
である。
【図4】灰皿を灰皿収納部に収めた状態の断面図であ
る。
【図5】図4の要部拡大断面図である。
【図6】本考案の他の実施例の断面図である。
【図7】図7の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
7 球受皿 8 皿部 9 灰皿収納部 10 灰皿 13 後面壁 18 後側部 21 被係合部 22 係合部 24 突起 25 係合凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ球を溜める皿部と灰皿収納部と
    を並設し、該灰皿収納部に灰皿を正面方向に転回可能に
    枢着してなるパチンコ機用球受皿において、 前記灰皿収納部の後面壁内側に突起状の係合部を設ける
    と共に、灰皿の後側部には前記係合部に接触係合して灰
    皿の無用な転回を阻止する突起状の被係合部を設けたこ
    とを特徴とするパチンコ機用球受皿における灰皿の係止
    構造。
  2. 【請求項2】 前記請求項1のパチンコ機用球受皿にお
    いて、 灰皿収納部の後面壁内側又は灰皿の後側部に突起を突設
    すると共に、灰皿収納部に灰皿が収納された状態のとき
    に前記突起が嵌入する位置に係合凹部を灰皿収納部の後
    面壁内側又は灰皿の後側部に設けたことを特徴とするパ
    チンコ機用球受皿における灰皿の係止構造。
JP1992046689U 1992-06-11 1992-06-11 パチンコ機用球受皿における灰皿の係止構造 Expired - Fee Related JP2578733Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001112930A (ja) * 1999-10-15 2001-04-24 Takeya Co Ltd 電子部品の取付構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5084193U (ja) * 1973-11-21 1975-07-18
JPH0454985A (ja) * 1990-06-25 1992-02-21 Sammy Ind Co Ltd 遊技機用灰皿の取付構造

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